秦野版【9月27日(金)号】

次期衆院選神奈川17区 現新3人の構図か 区割り変更後 初の実施

 自民党の総裁選後に想定される次期衆議院議員選挙。日程は早ければ10月27日(日)投開票(15日(火)公示)や、11月投開票といった見方が広がっている(9月24日起稿)。

 神奈川17区は小選挙区の区割りが変更されており、新たに二宮町が加わった3市9町(秦野市・小田原市・南足柄市・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町)で1議席を争う。

 立候補に向けた動きを見せているのは、自民党現職で4期目の牧島かれん氏(47)、神奈川県議を2期務めている立憲民主党の新人佐々木奈保美氏(54)、会社経営者で参政党の新人平野めぐみ氏(49)の3氏。

 牧島氏はデジタル大臣などの実績も背景に、前回衆院選で13万票余りを獲得。引き続き地方と国の連携を図りながら「地方創生×DXの推進」「農林水産業の更なる振興」など、国の施策と地方課題への対策に加え、自然災害に強いまちづくりや観光、教育、国会改革なども訴える。

 佐々木氏は地元である小田原市を始め、二宮町や足柄地域などでも街頭演説やタウンミーティングなどを重ねている。自民党について裏金や旧統一教会問題を指摘、「野党の追及と政権の交代がまっとうな民主主義には不可欠。待ったなしの大胆な改革や変化が求められている」と訴える。

 参政党・神奈川第17区国政改革委員を務める平野氏は、「一人でも多くの人に、選挙へ行く大事さを知って欲しい。そういったことが生活の身近なことにも直結している」と思いを語る。また「子どもたちへの教育の一環」として捉え、政治に無関心でいる状況を変えたい考えだ。

【行かない窓口イメージ】

秦野市 マイナカードで楽に申請 10月から導入

 秦野市は10月からマイナンバーカードを活用し、各種証明書をオンラインで申請し自宅で受け取りできる「行かない窓口」と、市の戸籍住民課窓口での手続き時に専用端末で申請用紙に基本情報が印刷できる「書かない窓口」をスタートする。

 市民の利便性向上の取り組みとして、全国的にマイナンバーカードを活用した申請が広まっている。秦野市でもこの一環として「行かない窓口」と「書かない窓口」が導入されることになった。

行かない窓口

 10月1日(火)から始まる「行かない窓口」は、マイナンバーカードを活用して本人確認を行い、オンライン上で申請するもの。住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍・除籍・改製原戸籍の謄抄本、所得証明書、課税証明書、各種納税証明書などが申請できる。

 手数料や郵送料のオンライン決済で使えるのはクレジットカード払い、PayPay払い、d払い、auPAYの4つ。スマートフォンの場合は、マイナポータルアプリを事前にインストールし、市ホームページから電子申請システムにログインして手順に沿って操作し本人確認を行うとオンライン申請をすることができる。

 また、パソコンの場合は「公的個人認証サービス」で「JPKI利用者ソフト」をインストールし、市ホームページから電子申請システムにログインしてICカードリーダーを使って本人確認を行うと申請することができるという。

 市担当課によると、この「行かない窓口」を活用することで、いつでもどこでも簡単に申請ができ、各種証明書を自宅などで受け取ることができるようになるため「市民の利便性向上が図れる」という。

書かない窓口

 一方、「書かない窓口」は10月28日(月)から開始予定だ。

 マイナンバーカードを戸籍住民課受付窓口(本庁舎1階)に設置される専用端末にかざすと、カードのICチップに記録されている氏名、住所、生年月日、性別の基本的な4情報が読み取られ、申請用紙に印刷されるという仕組み。申請者の記入の手間を省略できるため、窓口滞在時間が短縮できるほか、複数の手続きを行う人や、高齢者、日本語に不慣れな外国人などにメリットがあるという。

 「書かない窓口」で申請できるのは、住民票の写しや印鑑登録証明書などの各種証明書の交付、転入・転居・転出届などの住所異動の届出、電子証明書の発行・更新などマイナンバーカード関係の手続きとなる。

市が交付支援

 秦野市のマイナンバーカードの申請率は、8月31日現在で89・61%(交付率79・73%)。市は申請サポートとして、戸籍住民課窓口でマイナンバーカードの交付申請書の発行、無料の顔写真撮影などを行っている。

 また、9月から10月にかけて市役所に来庁できない市民の支援として、市内全公民館で2回ずつ出張申請を実施。西・東・南・大根公民館ではすでに終わっており、今後は上公民館(10月4日)、鶴巻公民館(10月7日)、北公民館(9月27日・10月2日)、渋沢公民館(9月30日・10月21日)、本町公民館(10月9・10日)、南が丘公民館(10月15・23日)、堀川公民館(10月16・25日)で行われる。いずれも午後1時半から4時。

 ここではマイナンバーカードの申請のほか、保険証の紐づけ支援なども行っている。

第77回秦野たばこ祭のポスターをデザインした 武元 宏樹(こうき)さん 南が丘在住 21歳

祭りへの愛、デザインに

 ○…第70回から市と東海大学が連携し、学生がデザインしている秦野たばこ祭のポスター。子どもの頃から何度も行っている祭りへの思いは強く、「このポスターを作りたい」とメインのゼミとは別に担当教授のゼミに所属した。「地元で祭りを知っていたのが強みとして出たのかも。ネットニュースでポスターのことを知った同級生から連絡を受けた」と嬉しそうに語る。

 ○…ポスター制作にあたり、一目でたばこ祭りとわかる写真を集めた。背景は夜の水無川沿いの露店写真。たばこ祭のイメージを出しつつ、バックを黒にすることで花火や踊り子を際立たせた。こだわったのは写真のバランス。自分の中で「たばこ祭といえばこれ」というものを大きく配置し全体を整えた。写真の切り抜きはアプリを使ったが、意外にも苦労したのは踊り子。「これ、自動切り抜きが使えなくて。粗が出ないよう丁寧に作業したので2時間かかりました」と笑う。

 ○…千葉県生まれ。親の仕事の都合で伊勢原に越し、4歳から秦野で育つ。みなみがおか幼稚園・南が丘小中学校出身。中学の頃は趣味でイラストを描く程度だったが、進学先の秦野曽屋高校の部活見学で恩師である美術部の顧問に出会う。「明るくていろいろ教えてくれて、それが自分に合っていた」。油絵を学び、部活を通して市内で作品を展示する機会にも恵まれた。

 ○…現在は芸術学科の3年生。今回のポスター採用は自信につながったようで、これを武器にデザイン系の会社への就職を考える一方、「全然関係ない会社で趣味として絵を描くのもいいかも」と将来に思いを馳せる。「ポスターが、一人でも多くの人がたばこ祭に来るきっかけになってくれれば」と思いを語った。

優雅な踊りを披露する

海老名で越中おわら節 四季の会が発表会

 海老名市を拠点に風の盆で知られる「越中おわら節」の練習に取り組む海老名おわら四季の会が、10月29日(火)に海老名市文化会館(海老名駅西口から徒歩5分)で発表会を開く。午後1時開演(正午開場)、3時30分終演。入場無料。

 越中おわら節は富山市八尾地域の郷土芸能。公演は相模の情景を歌詞に織り込んだ唄と演舞を合わせた創作おわらを披露する。(問)【電話】046・232・8182若山さん。

特設ページのトップ画面

一般投票10月6日まで 第3回ハダスタグラム

 秦野市が開催している「第3回hadastagram(ハダスタグラム)写真・動画コンテスト」の一般投票が10月6日(日)まで行われている。

 写真・動画共有SNS「インスタグラム」を活用し、秦野の魅力を発見・再認識してもらい、市内外に発信する機会とすることを目的に実施されている同コンテスト。写真・動画の2部門があり、最優秀賞には写真部門5万円、動画部門10万円が贈呈される。

 6月1日から8月31日まで作品募集を行ったところ、写真部門371作品、動画部門77作品の応募があった。応募作品の中から一次審査を通過した写真21作品、動画11作品について一般投票が行われている。投票は1人1回。同コンテスト特設ページの専用フォームから投票が行える(動画作品はサムネイル表示、インスタグラムのアカウントがない場合は視聴できない場合もある)。

 結果発表は11月中旬を予定。コンテスト特設ページなどで入賞者を発表するとともに、広報はだの12月1日号に結果が掲載される。

 問い合わせは秦野市広報広聴課【電話】0463・82・5117へ。特設ページ【URL】https://rarea.events/features/hadastagram-contest

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「地域住民の健康向上を」
10月1日から新体制
「地域住民の健康向上を」
西洋・東洋医学を取り入れ診療
地域住民の健康を支える医療体制の充実に力を入れている「医療法人あじさい会 なかいファミリークリニック」。地域のニーズにより一層応えられる医療の提供を目指し、10... (続きを読む)

万葉の湯 はだの館 10月イベント情報

 秋のポイント大還元祭10月19日(土)開始。事前キャンペーンは18日(金)まで。◎月曜日「レディースデー」女性限定入館料1850円◎火曜日「シニアデー」60歳以上限定入館料1850円※年齢確認有◎水曜日「サウナイベント開催」◎木曜日「ポイント入館優待デー」※1250Pで入館、24日(木)と31日(木)を除く◎金曜日「メンズデー」男性限定入館料1850円◎土曜日「ちびっこデー」小学生/幼児入館料400円引

 ▽6日(日)・18日(金)・28日(月)/10時〜21時:男女石風呂「備長炭風呂」▽13日(日)・27日(日)/17時30分〜:男性ロウリュサウナ「熱風祭ロウリュ隊」▽16日(水)/14時〜先着15人:みずき小夜子カラオケ教室▽20日(日)/15時〜先着12人/ヨガ体験教室※男女ともに参加可▽26日(土)/10時〜21時:男女石風呂「フラワーバス」▽26日(土):「風呂の日」ポイント3倍デー▽29日(火)/14時〜:歌謡ショー♪小川たけるさん・美咲朱里さん※各催し人数制限、変更の可能性あり。問万葉の湯はだの館【電話】0463・85・4126

参加募集中 堀川公民館で寄席体験

 観覧募集中。10月6日(日)、堀川公民館多目的ホールで「秦野おやこ三世代寄席」が行われる。午前11時開演(10時30分開場)、正午終演予定。入場料は、大人100円、高校生以下50円。予約制(先着100人)。

 出演は古今亭今いち(ここんてい・いまいち)さん、鏡味小時(かがみ・ことき)さん。

 当日の内容は、【1】寄席入門(寄席で使う道具や豆知識など公演をより楽しむための講座)、【2】鏡味小時さんによる太神楽曲芸、【3】古今亭今いちさんによる落語、【4】寄席体験(高座に上がって寄席を体験。人数限定)を予定。日本の伝統文化を親子三世代で楽しめる内容となっている。

 もちろん大人だけの参加も可。小中学生は保護者同伴のこと。観覧希望者は主催の秦野市文化会館事務室【電話】0463・81・1211へ。入場料は当日払い。

 ※この公演は、改修工事休館中のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)が公民館へ出張して実施するもの。

山頂に沈む宝石 ダイヤモンド富士

 富士山の山頂に太陽が沈むとき、ダイヤモンドのように輝くことから呼ばれる「ダイヤモンド富士」。秦野市内では3月と9月に見られることから、神秘的な富士山の姿を写真に収めようと、市内外から写真愛好家が訪れている。

 9月20日は朝から空気が澄み、富士山がくっきりと見える絶好の観賞日和。この日は、弘法山公園の第1駐車場付近でダイヤモンド富士が見られるため、夕方になると10人ほどの人が集まり、カメラを向けた。

 午後5時19分頃、ゆっくり富士山に近づいた太陽は、光を放ちながら山頂に沈み始めた。山頂で輝くダイヤモンドのような夕日が稜線を染め、黒くくっきりと浮かび上がった富士山の姿に、集まった人々は夢中でシャッターを切っていた=写真。

 今後は、菜の花台(10月1日(火)午後5時4分)、三ノ塔(11日(金)午後4時54分)、塔ノ岳(18日(金)午後4時45分)で、それぞれダイヤモンド富士が見られるチャンスがある。

 問い合わせは秦野市観光協会【電話】0463・82・8833へ。

自然の中を自由に走らせることができるコースを製作

ラジコン使い秦野活性 コース試作で可能性探る

 秦野にアウトドアの遊び場をつくり、まちの活性化につなげようと活動する市民団体「鶴嘴(つるはし)-Tsuruhashi-」(廣西壮飛(まさと)代表)が9月21日、猿渡キャンプ場(仮)予定地にRC(ラジオコントロール)カーのコースを試作した。

 これまでにも里山の清掃や自転車イベントなどを開催している同団体。猿渡キャンプ場(仮)は地権者から許可を得て整備を進めており、草取りや階段づくりなどを行ってきた。

 今回は、かつてのラジコン世代である40〜50代を秦野に呼び込もうとかねてより考案していた、オフロードのコースづくりを実施。鶴嘴のメンバー3人と、母体であるNPO法人丹沢を愛する会の山本哲史理事長が参加し、鍬を入れてコースを手づくりした。

 その後、試走用に持ち込んだラジコン体験を行ったメンバー。経験のない人も「これは面白い。欲しくなるかも」と楽しんだほか、コースづくりを手伝ったメンバーの子どもも興味津々の様子で見学していた。

 キャンプ場とラジコンコースの整備は、アウトドアの遊び場をつくることで秦野に人を呼び込むだけでなく、里山に人を入れることで自然環境の維持や獣害・ヒル被害の抑制につなげることも狙いの一つ。かつてラジコンを楽しんでいた、または子どもの頃は高くて手が出せなかった世代に気軽に遊べるフィールドを提供することで、この取り組みにつなげていく。

12月にイベント予定

 同団体では今後、12月14日・15日に大型アウトドアイベントの市内開催を企画している。自転車によるヒルクライムを中心にトレッキングツアーや焚火、アウトドアコーヒー体験などを実施するほか、アウトドアメーカー、釣り具、ラジコン、フードトラックなど30〜40ブース出店予定。

 「自転車、ラジコン、キャンプとどれもアウトドアで遊ぶには相性がいい。こういったものを複合的に提案し、秦野の魅力を発信できるようになれば」と、廣西代表は展望を語った。

参加無料 相模人形芝居 林座 東公民館でワークショップ

 相模人形芝居「林座」が10月19日(土)、東公民館(秦野市東田原1538の3)でワークショップを行う。現在観覧予約受付中。入場無料、先着100人。

 相模人形芝居は相模国(神奈川県)に伝承される人形芝居で、国・県の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統芸能のひとつ。三人遣いの人形浄瑠璃が民間に伝承された。ひとつの人形を3人で心を合わせ、生きているように操る。県内には5座ある。林座は、厚木に残る2座のうちのひとつ。日本の心ともいえる相模人形芝居を地域の支援のもと継承し、日々伝統の技を磨いている。県内での公演はもとより、近隣の学校からのワークショップの依頼も多い実力のある団体。秦野での公演は初。

 当日披露される演目は『三番叟』(さんばそう)、『傾城阿波の鳴門 順礼歌の段』(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)。演目鑑賞の後は、人形の遣い方を体験することができる(人数限定)。

 観覧希望者は主催のクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)事務室【電話】0463・81・1211へ予約を。※この公演は改修工事中の同館が他施設への出張スタイルで実施しているもの。

10月5日サタフェス再開 会場は「噴水広場」11時から

 10月5日(土)、地域交流イベント「サタデーフェスティバル」(通称サタフェス)が再開する。会場はカルチャーパーク内の「噴水広場」(バラ園、テニスコートのそば)。午前11時から午後1時。観覧無料。

 出演は以下の通り(変更の場合あり)。秦野観光和太鼓=写真下=、プレイバック'70、南京玉すだれ保存会、秦野マジッククラブ、ベリーダンス・アルナスマ、中学生マジシャン大志さんほか。雨天中止。問合せは、事務局【電話】0463・81・1211へ。

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みずき小夜子さん

秦野ゆかりの歌手みずき小夜子さん 恒例のカラオケ発表会 10月6日、TNホール

 秦野市ゆかりの歌手・みずき小夜子さんが10月6日(日)、タウンニュースホール(東海大学前駅南口徒歩3分)で「第25回チャリティーカラオケ発表会」を開催する。午前10時開演(開場30分前)。入場無料。

 みずきさんは秦野市内外で幅広く活躍する歌手。今年3月には新譜「ひとりのララバイ」をリリースしている。

 10月6日のカラオケ発表会には、スペシャルゲストの入山アキ子さんをはじめ、杉村春樹さん、清水ひとしさん、逸見敏博さんらが出演。参加者とともに会場を盛り上げる。問い合わせはみずきさん【携帯電話】080・6703・3453へ。

慰霊碑前で追悼の言葉を述べる宇佐美会長

交通死亡事故の撲滅誓う 交安協が慰霊祭

 秦野市交通安全協会主催の「第56回交通犠牲者慰霊祭」が9月20日、新町交差点の慰霊碑前で行われた。当日は宇佐美一生会長をはじめ同協会の理事や高橋昌和秦野市長、古山秀和秦野警察署長が参列。黙とうを捧げたほか、花束奉納、六道譜斎地蔵尊の赤頭巾・前垂れ奉納、折鶴奉納、献花などが行われた。

 慰霊碑には交通事故により犠牲となった320柱が合祀されている。秦野市では今年7月、オートバイと乗用車の衝突による交通死亡事故が発生しており、宇佐美会長は「痛ましく悲惨な交通事故の撲滅に向け、関係各所と協力し、交通死亡事故ゼロを目標に地域密着の運動を進めていく」と決意を表明。9月21日から30日(月)まで行われる「秋の全国交通安全運動」で、特に高齢者と子どもの交通安全に対して最優先で取り組むことを誓った。

秦野市本町商店会連合会 プレミアム商品券を発行 使用期間12月31日まで

 秦野市本町地区の商店会が集まる「秦野市本町商店会連合会」が10月1日(火)〜12月31日(火)まで、プレミアム率30%の「秦野市本町商店会連合会 共通プレミアム商品券事業」を実施する=写真。

 昨年、上宿商栄会と秦野駅前通り商店街が神奈川県の補助金を活用して市内の商店街で初めて実施したプレミアム商品券事業。今回は、入船商興会・大道商和会・桜町商店会・片町第一商店街・花みずき通り商店会の5商店会が加わり、本町地区の7つの商店会が合同で事業を行う。対象店舗は、上記商店会のうちプレミアム商品券事業に参加している店舗。「プレミアム商品券」ポスターの掲示が目印で、約130店舗で使用できるという。

販売は2日間を予定

 商品券の販売価格は一冊5000円。6500円分の商品券(500円×13枚綴り)として使用できる。販売日は、10月1日(火)・2日(水)の午前10時から午後2時。上宿観音堂(横浜銀行秦野支店駐車場となり)で行う。購入は1人10冊までで、支払いは現金のみ。初日の1日で完売の場合は2日の販売は行われない。

  問合せは大道商和会【携帯電話】090・8560・8820へ。

100号の油彩画など展示 10月2日から丹沢美術館

 丹沢美術館(秦野市寿町6の19みどりやビル2階)10月2日(水)からで6日(日)まで「松本正二郎絵画展」を開催する。午前11時から午後6時。入場無料。

 会場では六曲一隻屏風「矢坪沢の防風林と白菜畑」=写真=ほか、100号大の油彩画・日本画が展示される。最終日、6日の午後5時には、作家である松本正二郎さん本人によるギャラリートークも実施。

 絵画展に関する問い合わせは丹沢美術館【電話】0463・83・9550へ。

女性の健康セミナー 参加者募集

 「女性の健康セミナー 知識のアップデート」が10月13日(日)、秦野市保健福祉センターで開催される。

 当日は産婦人科医・女性ヘルスケア専門医の高橋千果(かずみ)氏が登壇。女性ホルモンの影響による症状とその対処法などについて講演が行われる。対象は秦野市、中井町、大井町、松田町在住・在勤者。定員50人(申込順)。申し込みは市健康づくり課【電話】0463・82・9603へ。

チーム対抗で着火までのタイムを競う「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」(昨年)

秦野たばこ祭 伝統を継承し、秋を彩る 9月28日・29日、秦野駅北側

 秦野市最大の観光イベント「秦野たばこ祭」が9月28日(土)・29日(日)、本町小学校など秦野駅北側を会場に開催される。今年も2日間に渡り、秦野の秋を盛り上げる。

今年で77回目

 本町小学校で行われる開会式(28日13時から)をスタートに、各種催しが実施される同イベント。通り沿いに模擬店が立ち並ぶほか、オープニングパレード、ステージイベント、ジャンボ火起こし綱引きコンテスト、たばこ音頭パレード、はだのよさこい踊り、らんたん巡行など、2日間に渡り様々な催しが行われる。

 また、イベントの最後は打ち上げ花火(29日19時半から)でフィナーレを迎える。

 問い合わせは、秦野たばこ祭実行委員会【電話】0463・82・9648、【URL】https://www.kankou-hadano.org/tabakomatsuriへ。

耕作の歴史 紡ぐ

 江戸時代、富士山の噴火により秦野の田畑は50〜60cmの灰に覆われて壊滅状態に至った。そんな荒れた土地でも育てられる葉タバコの栽培が広がり、技術の高さから全国有数の産地として浸透。1898年には煙草専売所が設置され、産業発展に大きく寄与した。

 「たばこ祭」は、戦争の影響や戦後の不況で苦労していたタバコ耕作者の慰労会として1948年に始まった。秦野でのタバコ栽培は1984年に幕を閉じたが、秦野の発展を担ってきた耕作の歴史は受け継がれ、名称を変えることなく、現在も市の一大イベントとして行われている。

最古の催し

 「たばこ音頭」の始まりは1950年の第3回たばこ祭。かつては「煙草音頭大会」として昼と夜の2回パレードを行っていた。使用されている「秦野煙草音頭」は、同年に中山晋平さんが作曲、小島喜一さんが作詞したもの。タバコの育成から収穫、製品を味わうところまでが表現されている。1997年に開催された第50回の際に「たばこ音頭パレード」となり、2009年の第62回に「たばこ音頭千人パレード」となった。姿は変化しているものの、現在行われている行事の中で最も古いものとなる。

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E4の「感謝の風鈴」

学生もまつりで活躍

 秦野たばこ祭には学生も多く参加し、まつりを盛り上げている。

 まつりの顔とも言えるポスターを手掛けたのは東海大学の学生。今年は同大教養学部芸術学科の武元宏樹さん(21)=人物風土記で紹介=がデザインした。

 また、同大GIP(グローバルイノベーションプロジェクト)のメンバーが9月28日(土)の午前10時から午後5時まで、市役所本庁舎東海大学ブースで小中学生を対象にクイズ&体験型学習「目指せ!ごみ分別マスター」を実施。イラストで描かれたごみを正しく分類すると、認定証や景品がプレゼントされる。

 秦野市在住・在学の高校生などによる学生団体E4は「インハイ〜ありがとうで広がる私たちの輪〜」企画で集めた感謝の言葉を吊るした風鈴を、たばこ祭の2日間、本町小学校校庭に展示する。

 そのほか、今年度のJCI JAPANグローバルユース国連大使に秦野市で唯一選ばれている伊東里菜さん(北矢名在住・自修館中等教育学校3年)は、28日に秦野青年会議所ブース(本町小校庭)に参加。国連大使の活動や生物多様性についてのチラシを配布し、啓発を行うという。

林道を歩く

秦野市山岳協会といく秋の林道ウォーク 10月6日(日)開催、参加者募集中

 「秦野市山岳協会といく秋の林道ウォーク」が、10月6日(日)に開催される。当日は蓑毛(伊勢原市)から大山寺までを歩く。

 林業や森林を育み管理するために作られた道「林道」。普段、一般車両が入れない林道をゆっくりと歩く。

 当日は午前10時に蓑毛バス停に集合。浅間山林道、イヨリ峠、阿夫利林道、大山寺、大山ケーブルバス停までの、アップダウンのある約14Kmの行程を歩き、午後3時解散を予定している。

 参加費1千円(傷害保険料、ガイド料、資料代)。定員30人。前日正午、神奈川県西部の気象庁天気予報で降雨40%以上の場合は中止。ハイキングに適した服装で、昼食や飲み物は持参を。

 途中、トイレはないので野外移動トイレをスタッフが用意するほか、もしものためのサポートカーもあるという。

 申し込みは秦野市観光協会事務局【電話】0463・82・8833へ。受け付けは平日午前9時から午後5時まで。

秋空に咲く十月桜 寺山「石庄庵」

 秋に咲く桜として知られる「十月桜」。手打そば石庄庵(秦野市寺山)の店先で今年も、秋の開花が始まった=写真・9月20日撮影。

 この桜は毎年2度、花を咲かせる珍しい品種。同店店主の石井貞男さんは「今年は例年より2週間ほど早く咲き始めました。十月桜は秋から冬にかけて長く咲くので、楽しんでいただければ」と話した。