青葉区版【10月3日(木)号】
マイスターに選ばれた野口さん

鴨志田町野口さん 第29期、横浜マイスターに 区内在住者では4人目

 横浜市は9月20日、2024年度の「横浜マイスター」を発表した。今年度は青葉区鴨志田町で建具店を営む野口正男さん(56)が選定された。区内在住者からは4人目。

 横浜マイスターは、1996年度から始まった制度で、市民の生活・文化に寄与する技能職者が選ばれる。選ばれた後は学校やイベントなどで技能の魅力を伝える他、後進育成や技能継承などの活動に取り組む。今回で第29期となり、野口さんを含めてマイスターは総勢71人となった。

 野口さんは、(有)野口建具店(鴨志田町218の2)の2代目。サラリーマン生活を経て、1991年頃に入職した。同店では、家を建てる際に必要な「建具」の製作を請け負っている。

 建具は建築物の開口部に設ける、ガラス戸、板戸、障子などの可動部分のこと。家を建てる際になくてはならない部分で、欄間や書院にあしらわれる。特に、亀甲組子や花形組子など独特な文様を手掛ける時には、特別な鉋を用いる。組子で使う木材はとても薄く折れやすいため、使う鉋も多種多様。製作には、野口さんが持つような高い専門技術が必要になる。しかし、近年では製作の機械化が進み、職人も著しく減少傾向にあるという。「今の住宅で使われている建具は90%以上が既製品となっており、和室が減っていることから建具の需要も低下している。そのせいで、手仕事による建具の製作が失われつつある」と野口さん。

 そんな現状を危惧し、野口さんは技術を後世に伝えるべく奔走。実技を交えた勉強会の開催やSNSでの発信にも力を入れている。野口さんは「SNSなら技術を誰にでも伝えられる。後進や興味のある人の一助になれば」と笑顔で話す。

 また、自身の技術向上にも日夜取り組んでおり、「同世代の職人から刺激をもらえる貴重な機会」と様々な大会に出場。今年2月に行われた技能グランプリでは銀賞を獲得した。「建具がきれいに収まると工事中の景色が一変する。お客さんが喜んでくれるのも嬉しい」とやりがいを話している。

 マイスターの選定には、「試験の時はかなり緊張したけど、選ばれてよかった。大変な役目だけど頑張りたい」と意気込んだ。

全国建具フェア

 野口さんも出展する「全国建具フェア」が10月11日(金)・12日(土)、午前10時から東京都立産業貿易センター台東館6階で行われる。入場無料。

排水、排気ができるマンホールの蓋

横浜市下水道 機能発揮に協力「不可欠」 浸水対策、整備は着々

 気候変動の影響などで今夏も頻発した、いわゆる「ゲリラ豪雨」。都内では1時間に約100mmの雨量を記録し、マンホールの蓋が吹き飛ぶなどの被害が発生した。台風をはじめ、まだまだ大雨に注意が必要なこの時期。横浜市下水道河川局では、雨水貯留施設の機能を最大限発揮するため市民の協力が不可欠と話している。

 同局によると、マンホールの蓋が吹き飛ぶ原因は、突然の豪雨で下水管内の水位が急上昇し空気圧が高まるため。

 マンホールの蓋は主に鋳鉄製で、市内に約54万枚敷設されている。耐用年数は車道で約15年、歩道で約30年。横浜市では2007年頃から飛散の防止機能が付いたロック式と呼ばれる蓋を採用。さらに最近では蓋の上部から排気や排水ができるタイプのものへと交換も進めている。

 また豪雨の際に、下水管内の空気を逃がすための「空気抜き」として、地上に塩化ビニール製の管が市内約100カ所に整備されている。

落葉やブロック、排水妨げ

 横浜市内の下水道網は総延長1万1000Km。直径80cm未満の細い管が約9000〜1万Km、人が出入りできる80cm以上の管が1000〜2000Km走っている。

 浸水対策として、横浜市は25年度までの下水道事業中期経営計画で、地盤の高い地域は1時間あたり約50mm、低い地域は同約60mmの降雨に対応できる雨水幹線や雨水調整池を、横浜駅周辺では同約74mmの降雨にも耐え得る雨水幹線の整備を進めている。ただ「雨は均等に降る訳ではないため、排気が間に合わず、空気圧の影響で道路が破損し、蓋が吹き飛ぶ可能性はある」(下水道局)という。実際に19年9月の豪雨では1時間に100mmの雨量を記録。蓋の浮き上がりで、道路の損傷が54件発生している。

 一方で雨水貯留施設が整備されているにも関わらず、側溝の蓋(街渠升)を落葉や歩道へ乗り上げるためのブロックが塞いでしまい、排水を妨げているケースがあるという。市担当者は「古い設備の更新や新技術導入を進め、台風や集中豪雨に備えていくので、市民の皆様にも排水機能確保に協力を」と話した。

キックボクサーとしてプロデビューし、10月5日にデビュー2戦目に挑む 小林 啓吾さん 青葉区在住 43歳

今できることを楽しむ

 ○…キックボクサーと社会保険労務士の二足の草鞋で、「闘う社労士」として活動している。セミプロ選手としての成績を評価され、8月にプロデビューを果たした。デビュー2戦目となる「第6回TRIDENT FC」の対戦相手は、パワーもスピードもある若い選手。「飲みこまれないように」、得意のパンチを武器に勝利を狙う。

 ○…生まれも育ちも青葉区。保育園児の頃、将来の夢はボクサーだったという生粋の格闘技好きだ。「父の仕事はエアコン工事。働く姿を見て肉体的なスポーツに憧れたのかも」。10代後半はちょうど、格闘技界で日本人が輝かしい活躍を見せていた時代。試合の迫力に惹かれて趣味で極真空手を始め、次第にキックボクシングの試合に出るようになった。

 ○…体を痛め一時期活動から離れていたが、8年前から龍拳會青葉台支部に所属。趣味のつもりが周りの熱量に刺激され、「誘われて試合に出てみたら準優勝ばかりで悔しくて」。優勝するまでやめられない、と本気で上を目指すようになった。「戦略を練って、勝った時の達成感は何ものにも代えがたい。きっと選手はみんな忘れられないと思う」

 ○…週5日でジムに通う練習漬けの日々を送っている。そんな中、新たに始めたのは、口や鼻、喉など自分の体だけで音を鳴らし音楽を作るヒューマンビートボックス。「キックボクシングは、体力的に一生は続けられない。ずっと続けられる何かを身に付けたくて」。いつか「ヒューマンビート・キックボクサー」の名でリングに上がるのだと、いたずらっぽく笑う。いつまでもはできない競技。だからこそ、「今できることを精一杯、楽しむ」。次の目標はもちろん、プロ大会の優勝ベルト獲得だ。

1グループ貸切で、ゆったり過ごせるテーブルとイスを配置。最大10人まで利用できる

快適な空間で競馬を楽しもう ウインズ横浜 プライベートエリアに1日1組限定招待

 ウインズ横浜内に期間限定でオープンしている「プライベートエリア」に、1日限定1組を招待する。現在、11月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、23日(土)、24日(日)、30日(土)、全9日間の応募を受け付け中。

 最大10人が使える広々としたプライベート空間で、レース実況とオッズ用モニター完備、エリア内には馬券が買える「UMACA(ウマカ)」購入機も。飲食(アルコール可)の持ち込みも自由なので、グループみんなでワイワイ楽しめる。



さらに特典も

 参加者には、館内のフードコーナーや売店で利用できる食事券(1人各1000円分)、JRAオリジナルグッズがプレゼントされる。

 エリア内には冷蔵庫や電子レンジ、ポットも完備。競馬専門紙、スポーツ紙も数部用意されており、至れり尽くせりの内容だ。 

 利用は午前9時30分から午後4時45分頃まで可。応募条件は、4人以上(10人まで)のグループで参加者が全員20歳以上(2024年9月1日時点)。応募フォームはサイト(https://rarea.events/event/203639)へ。希望者多数の場合は抽選。10月20日(日)締切。

服を回収する児童

嶮山小児童 難民のために服集め 10月19日まで

 嶮山小学校(河合智樹校長)の個別支援学級の児童22人が、子ども服を学校や地域から回収し、難民など服を必要としている人々に届ける取り組みを行っている。

 これはユニクロなどのアパレルブランドを持つ(株)ファーストリテイリングが国連難民高等弁務官事務所と取り組む「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」の一環。プロジェクト自体は全国の小中学校と高校で2013年から行われている。

 同小の個別支援学級では、総合的な学習の時間でSDGs(持続可能な開発目標)について学んでおり、児童が実践する機会を得ようと22年から同プロジェクトに参加している。今年7月にはユニクロ社員による出張授業を受講。リサイクルの意義や服が現地に届くまでの過程などを学んだ。

 今まで集まった服の量は1年目で1500枚、2年目で1800枚となっており、今年は2000枚が目標とのこと。回収に際し、同小昇降口のほか、幼稚園や保育園、ケアプラザに児童が手作りした回収箱を設置。地域の掲示板80カ所に回収を呼び掛けるポスターを掲示している。

 同小は10月19日(土)まで子ども服の回収を続けており、一般からも受け付けている。対象は60cmから160cmの洗濯済みの服で、迷彩や武器、ドクロ、血などの柄は不可。また、靴下・下着類や小物類も受け付けない。受付場所は午前8時30分から9時まで同小昇降口。

 プログラムに参加する児童は「集めた服が難民の人たちの役に立ってくれたら嬉しい」と話している。クラス担任の高橋佑季教諭は「個別支援の子どもたちが、自分の思いや取り組みを発信する力を養う一助になれば」と実施の意義を述べた。

ガッツポーズをとる小林啓吾さん

キックボクシング 念願のプロデビュー 2戦目に向けて意気込む

 青葉区在住の小林啓吾さん(43)=人物風土記で紹介=がキックボクシングでプロデビューを果たし、8月25日のデビュー戦に勝利した。現在、デビュー2戦目に向けて練習に励んでいる。

 ムエタイと空手が融合した日本発祥のスポーツとされるキックボクシング。昔から格闘技を見るのが好きだったという小林さんは、8年前から龍拳會青葉台支部に所属しセミプロ選手として勝利を重ねてきた。普段は社会保険労務士として勤めており、「闘う社労士」の名で活動している。

 念願のプロデビューを勝利で飾り、次に挑むのは10月5日(土)に藤沢市湘南台で開催される「第6回TRIDENT FC」。若い選手を相手に「勢いに飲まれないよう、戦略で挑む」と意気込みを見せた。

K―POPダンス 笑顔で観客をハッピーに 区内小学生、全国で特別賞

 全国K―POPダンスコンテスト「DREAM GATE Season2」が9月15日に名古屋で開かれ、青葉区から出場した「Milky poppy」(emo DANCE school/石川由佳代表)が審査員特別賞を受賞した=写真。

 同コンテストはK―POPダンスのスキルや衣裳、アピール力等を競うもの。動画審査を通過すると決勝大会に出場し、ダンサーや振付師など著名審査員の前でライブパフォーマンスを披露できる。完コピ、カバーアレンジ、オリジナルコレオの3部門とソロパフォーマンスがあり、各々中学生以下と高校生以上の上位3組・人と審査員特別賞1組が表彰される。

 「Milky poppy」は小学3年生11人、2年生1人の12人で構成されたチームで、カバーアレンジ部門に出場。STAYC(ステイシー)の『POPPY』を披露し、決勝進出全81組の中から審査員特別賞に選ばれた。受賞を振り返り、「みんなでたくさん練習したから、受賞できてうれしい」と田中優衣さん(3年)。ダンス歴の長い中学生以上の出場者が多い中、笑顔やアピール力、立ち位置などにこだわり練習を重ねた。聞く人を元気にする『POPPY』の曲調に合わせ、観客をハッピーにするパフォーマンスを目指したという。

 K―POPダンスが大好きだというメンバーたち。秦(しん)ゆうりさん(3年)は「K―POPダンスはただのダンスじゃない。キレが魅力」と語る。石川代表は「Milky poppyは普段から研究熱心でダンスへの情熱が熱い子たち。彼女たちの『好き』の気持ちが審査員に伝わったのだと思う」と話していた。

 なお、同スクールからはもう1チーム、「Crap∞ infinity」も同部門で出場している。

石見(いわみ)神楽の奉納も 神鳥(しとど)前川神社で例大祭

 神鳥前川神社(豊浦崇男宮司/しらとり台61の12)で10月6日(日)、例大祭が行われる。

 当日は午前10時から子ども神輿(当日参加不可)、11時から神事、午後1時から献茶式、2時から神賑行事を予定。神賑行事では菓子・おもちゃ券の頒布も行う(100円/数量限定)。

 3時からは島根県石見地方の伝統芸能、石見神楽の奉納が行われる。神代の時代の物語を豪華な舞手の衣装や調子の良い神楽囃子が色を添えて紡いでいく。観覧自由なので、この機会に。【電話】045・983・0707

左から中島区長、関根会長、宇多範泰消防署長

奈良町連合 1年間無火災を達成 協力して安心の街に

 奈良町連合自治会(関根宏一会長)が2024年7月7日をもって1年間の連続無火災を達成した。区長表彰が9月20日に行われ、中島隆雄区長から関根会長に感謝状が手渡された。

 横浜市の連続無火災の表彰は、世帯数ごとに達成期間を設定している。6240世帯(4月時点)が加盟する同連合は5000世帯以上から1万世帯未満の区分に該当し、1年間で区長表彰、その後1年経過ごとに消防局長表彰、横浜市長表彰と続く。

 毎月、消防出張所からの注意事項を各自治会長や教育関係者、PTA等で共有するなど、地域全体で防災意識の向上に努めている同連合。関根会長は「今後も地域の皆さんと協力して、安心・安全な街を目指したい」と話していた。

神奈川県選挙管理委員会の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数より試算

本紙が試算 「1票の格差」県内で1.5倍に 次期衆院選

 衆院選が現時点で実施された場合、神奈川県内の「1票の格差」は最大1・5倍となることがわかった。タウンニュース社が県選挙管理委員会の9月2日時点の衆議院議員小選挙区別選挙人名簿登録者数と在外登録者数を基に試算した。

 解散・総選挙の時期に注目が集まるが、次の衆院選は全国的な「1票の格差」を是正する「10増10減」の新たな区割りとなり、神奈川県は2増の20区で実施される。

 「1票の格差」は、選挙区によって有権者の数が違うため、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のこと。

 県内で最も登録者数が多いのは15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町)の45万3601人。最も少ないのは7区(横浜市港北区)の29万9595人で、「1票の格差」は最大で1・51倍となる。言い換えると県内では7区の1票が最も重いといえる。青葉区を含む8区は40万人9086人で1・108倍だった。

前回より格差拡大

 前回2021年の選挙で「1票の格差」を有権者数で試算したところ、旧15区(平塚市、茅ヶ崎市、大磯町、二宮町)と旧4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)間で1・42倍だった。試算上、新区割りで県内格差は広がることになる。

【選挙人名簿登録者と有権者】「選挙人名簿登録者数」は、選挙人名簿に登録されているすべての人の数。この記事では国外に在住する「在外登録者数」も含めて試算した。「有権者数」は、選挙人名簿登録者のうち、投票当日にその選挙で実際に投票ができる人を抽出し、失権者、基準日以降の死亡者など投票できない人を除いた数。

「成長の喜び知って」 白ゆり幼稚園が稲刈り

 あざみ野白ゆり幼稚園と、おおば白ゆり幼稚園の年長園児が9月19日、大場町の「白ゆり農園」で稲刈りを行った=写真。

 毎年、同農園で米ともち米を栽培している両園。種もみから苗まで育て、田植えをするなど、一連の米作りを体験している。両園の白井三根子園長は「お米になるまでの過程を園児に知ってもらい、成長の喜びを感じてほしい」と説明した他、「お米の栽培は多くの人手や手間がかかるもの。それは子どもも同じで、保護者と私たちが大切に育てていかなければ」と語っていた。

 収穫された米は園内のカレーパーティーに使用され、もち米は年末にのし餅にして配るという。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

アトリウムコンサート 10月30日、東急スクエア

 ハロウィーンに合わせ、アトリウムコンサートが10月30日(水)、青葉台東急スクエアで開催される。会場はSouth-1 本館1Fアトリウム。入場無料。

 サクソフォンの巨匠・須川展也さんがプロデュースし、フィリアホールを拠点に活動するサクソフォン・アンサンブル「フィリア・サックス・バンド」が出演。『グリム・グリニング・ゴースト』『私のお気に入り』『見上げてごらん夜の星を』などの曲目を4人のサクソフォン奏者が演奏する。

 当日は2回公演。1回目は午後1時から1時30分。2回目は3時から3時30分。

ペットの災害対策を学ぶ「動物愛護フェスタ」 山下公園で10月20日

 ペットの災害対策や日頃のしつけを学ぶことができる「動物愛護フェスタよこはま2024」が10月20日(日)、山下公園のおまつり広場と石のステージで開催される。動物愛護フェスタよこはま実行委員会と横浜市医療局の共催。

 2011年から行われている同イベント。ペットと災害時の避難体験ができる「わんちゃんといっしょに体験コーナー(午前10時30分から午後2時)」が行われるほかブースも出展され、日本動物福祉協会横浜支部による「わんニャンお悩み相談室」、横浜市獣医師会による獣医師体験などが行われる。石のステージでは港中学校、大鳥中学校の吹奏楽部による演奏やドッグダンスが楽しめる。

 また、スタンプラリーも合わせて実施。ブースを回り、スタンプを10個集めると景品がもらえる。景品は数に限りあり。

 午前10時から午後3時。天候により中止、縮小の可能性あり。イベントの詳細や当日の開催可否の問い合わせは市コールセンター【電話】045・664・2525(当日午前8時から)。

三曲協会、秋の演奏会 10月14日、フィリアホール

 青葉区三曲協会(吉井雅楽浜会長)による「第37回秋の演奏会」が10月14日(月)、フィリアホール(青葉台東急スクエアSouth―1本館5階)で開催される。午前11時30分開演(30分前開場)、入場無料。青葉区役所後援。

 箏、三絃、尺八による伝統音楽「三曲」の継承と普及を目的として、流派を超えて活動する同団体。古典から現代まで、数々の曲を演奏する。

 演目は『コスモド・ラグーン』『三段の調』『四方の海』などのほか、今年も招待演奏として桐蔭学園箏曲部(中・高生)が出演。「魔女の宅急便」より『海の見える街』『やさしさに包まれたなら』と『吟遊歌』を披露する。「秋の1日を日本の音と共にお楽しみください」と吉井会長。

 申し込み不要。当日は直接会場へ。問い合わせ、詳細は左下の二次元コードより同会ホームページへ。

申し込みはこちらから

参加無料 巨大野球盤で交流 10月4日、申し込み締切

 青葉区制30周年記念事業「ユニバーサル野球」が10月20日(日)、青葉スポーツセンターで行われる。午後1時から3時30分(受付30分前)。対象は小学生以上。無料。

 ユニバーサル野球とは、重度の障害があっても、指先だけでフルスイングできるように開発された巨大な野球盤のこと。イベントを通して、障害のある人とない人が垣根なく交流することが目的だ。

 また、横浜DeNAベイスターズの協力の下、柔らかい球を使ったティーバッティングと的当ても同日開催。

 定員は各イベント40人で、どちらかのみ参加可能。応募多数時は抽選。申込は二次元コードから。締切は10月4日(金)。

 (問)【電話】045・978・2453

横浜ゆかりのメダリスト6人に「スポーツ栄誉賞」、贈呈式の観覧者募集 体操・岡慎之助選手、柔道・村尾三四郎選手ら

 横浜市はパリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した市ゆかりの選手6人に「横浜市スポーツ栄誉賞」を贈呈する。贈呈式を10月10日(木)午後4時15分から30分まで横浜市役所1階アトリウムで行い、一般観覧者を募集する。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手が出席予定。一般観覧は定員300人。募集は9月30日(月)午後7時から10月4日(金)正午まで。申込多数の場合は抽選。当選者には10月4日中にメールで通知される。

 詳細、申し込みは市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/sportseiyosho2024.html)から。

「食品ロス」テーマにイベント たまプラーザ テラスで6日

 食品ロスをテーマにしたイベントが10月6日(日)にたまプラーザ テラスのフェスティバルコートで行われる。午前11時から午後3時まで。雨天時はプラーザホール。

 「今日から始める食品ロスを出さない暮らし」と題して無印良品による企画展示やJA横浜による規格外野菜のマルシェなどが行われる。また、食品ロス削減アドバイザーで冷蔵庫収納家の福田かずみさんが食材の保存・活用方法などを話す講演が正午、0時45分、1時30分から。【電話】045・978・2299

©2024 わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!製作委員会

プリキュアが10月12日、山下公園通りに登場 横浜市企画、イメージカラーの花火も

 横浜市は、公開中の映画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!」に関連したキャンペーンを9月30日(月)から10月20日(日)まで行う。

 目玉企画として、10月12日(土)に開催される「山下公園通り歩行者天国」にプリキュアが登場。同日午後7時からの「横浜スパークリングトワイライト」ではプリキュアをイメージしたカラーの花火が打ち上げられる。

映画登場スポットのマップ配布

 ほかにも、映画に登場する横浜のスポットを紹介するマップを観光案内所や区役所で配布(区役所は10月4日(金)から)。横浜赤レンガ倉庫やランドマークプラザなどの5施設・エリアにある75店舗で指定メニューを注文すると、オリジナルステッカーがもらえる。ステッカーは5種類あり、エリアごとに異なるデザイン。5施設・エリアには、「隠れこむぎ&ユキ」のフォトスポットも設置される。

 ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」では、ゲートを通過するとキャラクター「キュアワンダフル」の声が流れる特別演出が行われる。

 詳細はサイト(https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/yokohama-movie-campaign/)で。

横浜市内企業「労働力不足実感」が6割 市調査、人材難浮き彫りに

 横浜市内の企業のうち、約6割が「労働力が不足している」と感じていることが市の調査で分かった。同時に労働力不足解消のために社員を募集しても応募がない状況も浮き彫りになった。

 調査は7月から8月にかけて市内企業1千社を対象に行い、678社から回答を得た。

 調査結果によると、労働力の状況について「大いに不足している」(12・1%)と「やや不足している」(45・9%)を合わせると58・0%で、2022年12月の前回調査を約3ポイント上回った。

 労働力不足の理由は、「社員を募集しても応募がない」(52・7%)が最多で、「応募はあるが、求める人材が来ない」(51・4%)が続いた。効果があった取り組みとしては、「募集時の賃金・労働条件改善」(33・8%)が最も多く、次いで「新卒・中途採用強化」(30・5%)、「定年延長や再雇用等による高年齢者人材の活用」(28・9%)と続いた。

 法律で70歳までの就業機会確保が努力義務として定められていることを受け、調査ではシニア人材の起用についても聞いた。70歳までの就業機会確保に向けた取り組みでは、「継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入」(45・9%)で最多だった。

 今後、シニア人材を起用したい職種は、「専門・技術」(37・2%)が最多で、「生産・製造工程」(24・9%)、「営業・販売」(19・9%)と続いた。

自民党総裁選 神奈川県内党員投票トップは小泉進次郎氏、河野太郎氏は4位

 事実上の次の首相を決める自民党総裁選挙が9月27日に投開票され、石破茂氏が当選した。総裁選は過去最多の9人で争われ、神奈川県内からは小泉進次郎氏(衆院11区)と河野太郎氏(衆院15区)の2人が立候補していた。

 県内の党員投票では小泉氏が得票数の約35%となる1万5082票でトップだった。3度目の総裁選挑戦となった河野氏は県内では全体の約1割の得票で4位だった。

 規定により、1回目の投票では全国の党員投票の割合に応じて368票が各候補者に配分された。小泉氏は党員票では61票、河野氏は8票だった。

 小泉氏は1回目の投票で議員票も合わせて136票にとどまり、党員票で上位だった高市早苗氏、石破氏に次ぐ3位で上位2人による決選投票に進めなかった。河野氏は30票で8位だった。

小泉氏の支持、全国に広がらず

 小泉氏は告示前の9月8日に桜木町駅前で演説会を行い、菅義偉前首相や県内選出の多くの国会議員、地方議員が集まり、支持の広さを示していた。総裁選で3位に終わったことに関し、小泉氏を支援した県会議員は「予想以上に小泉氏の支持が全国に広がらなかった」と話していた。

心臓病にならないために 医師会主催の無料講演会

 青葉区医師会主催の市民公開講座「心臓病にならないための栄養と歯の健康」が10月12日(土)、青葉公会堂2階会議室で行われる。午後3時から4時まで。入場無料。

 心臓病予防をテーマに第1部では日々の食事の栄養指導や、心臓病とも関わりがある歯周病の対策を学ぶ。第2部は医師や歯科医師らによるパネルディスカッション。

 電話か二次元コードから申込。青葉区在宅医療連携拠点【電話】045・910・3120

横浜観光の定番となっている花火

横浜港の花火「スパークリングトワイライト」10月11日も実施 追加で決定

 横浜港周辺で打ち上げ花火を実施している横浜スパークリングトワイライト実行委員会(岡田伸浩委員長)は、10月11日(金)午後8時から5分間、打ち上げを行うことを発表した。

 当初は予定になかったが、新港ふ頭客船ターミナル株式会社が打ち上げ費用全額相当の協賛を行うことで追加実施が決まった。新港ふ頭から打ち上げられる。

 同委員会は3月から新港ふ頭や大さん橋、山下ふ頭で約5分間の花火を実施している。週末を中心に打ち上げることで、来街者の滞在時間を延ばし、にぎわいの創出や経済活性化を目指す。

 今後の開催日と時間は次の通り。10月12日、26日、11月2日、9日、16日、12月7日、24日、1月1日、18日、25日、2月1日、8日、22日、3月1日、29日(午後7時から5分間、10月12日は10分間。1月1日は午前0時から3分間)。10月12日は山下公園で開催される「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」と連携。10分間のうちの前半はアニメ「わんだふるぷりきゅあ!」をイメージしたカラーの花火が中心の演出となる。

 問い合わせは同委員会運営事務局【電話】045・663・7267。