足柄版【10月5日(土)号】
自身の和紙人形と亡夫の油絵を持つ露木さん

山北町露木さん 米寿で「夢」の二人展 自作人形と亡夫の絵画で

 山北町の人形作家・露木盛枝さん(88)による作品展「感謝の二人展〜亡き夫と私の和紙人形」が10月17日(木)まで町立生涯学習センターで開かれている。米寿を一つの節目に、その喜びとこれまで歩んで来られた感謝の思いを込め企画した、夫が遺した油絵との久々の合同展示。「夢でした」と感慨深げだ。

 「生涯できる趣味を」と考え、65歳頃に始めた和紙人形。人形は割り箸や粘土を胴体の軸にして、それに和紙を着せるように重ねて作る。

 山北町のまつりや伝統芸能などが自身の代表的なモチーフ。これを場面で表現し、独特の世界を作るのが露木流。1体1体に配役があり、1つのテーマに登場する人形は20〜30体に及ぶ。制作は主役クラスで数日かかりだが、「無心になれる時間で、とても幸せなの」と話す。これまで制作した人形は合計4500点を超えるという。

 今回の展示は、およそ150点。歳を重ねる中で、よく思い出すようになったのは「囲炉裏を囲んで昔話を聞かせてくれたおばあちゃんや、母が縁側で聞かせてくれた昔話」だといい、それらを表現した作品を選んだ。

 一緒に会場を彩るのは、亡き夫・康雄さんが描いた油絵15点だ。かつて創作活動の励みにもなっていた夫婦の二人展。自身の節目にもう一度やることにした。普段は自宅の2階に飾ってある夫の作品を大事そうに抱えながら「米寿の二人展は私の夢だったんですよ」と遠くを見つめる。

作品通し再会も

 「露生まれ 木々にひかりを頂ただいて 盛りしげり行く 枝だ々に感謝」 ――。米寿を迎えた日に遊びで作ったという短歌には、自身を支えてくれた周囲への感謝がにじむ。長年、保育園などに務めた露木さん。町内には、すっかり大人になった教え子たちがいっぱいだ。「作品展などで顔を合わすと、今後は私が気にかけてもらったりしてね。今回も出会えるかしら」とにこやか。

老いを忘れて

 園の先生らしく、思いを歌や絵に表現して分かりやすく届けるのが得意だ。部屋にも絵手紙や書がたくさん飾られている。取材の最後、うさぎとかめの童謡に乗せて口ずさんだのは「老いを忘れて これからは 苦しみ喜び楽しんで 趣味の炎が絶えぬよう 楽しい楽しい人生を」――。

 人形を通して人とのつながりが維持できる面もあるといい、それが作品づくりの原動力ともなってきた。作り続ける意欲に衰えは見えない。

8月22日に松田中学校で行われた導入説明会

コミュニティスクール 松田町が来年度導入 足柄上地区は全校実施

 松田町教育委員会は、2025年度にコミュニティスクール(学校運営協議会制度)を導入する。南足柄市、中井町、大井町、山北町、開成町では、すでに導入されており、松田町で足柄上地域全体に導入されることになる。

 地域と学校が一緒になって子どもたちの教育を担っていく「コミュニティスクール」。文部科学省が2005年度に創設した制度だ。同スクールは委員として任命された住民、校長、教育委員会が連携して運営。校長を中心とした学校が主体となり行ってきた学校運営に対し、住民の意見が反映されることによって地域に即した特色ある学校づくりを進めていくことが期待されている。23年5月1日現在で、全国公立小中学校の52・3%にあたる1万8135校(前年比2914校増)が導入している。

 25年度に導入を予定する松田町教育委員会は「導入は遅れたが、地域の協力を得て、連携を深めながら制度への理解・推進を図っていきたい」と話す。町は導入にあたっては22年度に「コミュニティスクール導入推進委員会」を設置。「松田町は放課後子ども教室など地域と学校が協力し合い教育を行なっている地域」とし、これまで、専門家を招いた研修会や会合を重ね、児童数や特色の違う松田小学校、寄小学校にどのよう形での導入の形が良いのかを話し合ってきた。「導入による変化は大きくないかもしれないが、制度化すればさらに緊密な連携が増え、住民、教諭双方の意識も変わってくる」と期待する。

 同教育委員会は8月22日、主に教諭を対象にした導入説明会を松田中学校で実施した。説明会ではコミュニティスクールマイスターの講演や町が目指すべき制度像などを説明した。参加者からは「地域と学校の連携は大切だと改めて感じた」「当事者意識を持ち、やりがいのもてる制度にしていきたい」などの感想が聞かれた。

 11月17日(日)には、住民向けの説明会を生涯学習センターで開催する。

1市5町の現状は

 足柄上地区の他の自治体は、開成町が開成小学校と文命中学校が2010年度、開成南小学校が12年度に導入した。山北町が19年度、大井町が21年度、南足柄市と中井町が22年度に導入している。

 足柄上地区で先駆けて同制度を導入した開成町は「地域と学校が一緒にこどもを育てていくのはとても大切なことです。各々学校によって課題は違いますが、導入の効果はあったと思います」と話した。

南足柄市姉妹都市交流協会の会長としてティルブルグ市との交流に尽力する 佐々木 幸時(こうじ)さん 南足柄市飯沢在住 70歳

時代に合わせた交流を

 ○…南足柄市とオランダティルブルグ市に富士フイルムの工場があった縁で、1989年に姉妹都市提携を締結、同年に民間同士の交流を目的に協会は設立された。コロナ禍を経て、今年6月には8年ぶりとなる派遣交流団9人が現地を訪れ、難民センター視察、女性合唱団との交流など英語を使用して、積極的に活動した。「早くから多文化共生を推進してきた取組を視察してきました。南足柄にも良い部分は取り入れていきたい」と力強く話す。

 ○…会長には昨年5月に就任した。ティルブルグ市の子どもが描いた絵を文化祭や展示会などで飾った様子をフェイスブックにあげて先方に喜ばれるなど、交流の仕方も変化してきている。「Zoomなど、国境を越えて気軽に交流ができるようになりました。時代に合わせた交流を模索していきたいですね」

 ○…松田町寄出身。都内の建築会社に就職した。34歳の時、結婚を機に妻の家業である南足柄の材木会社に転職。仕事、ボランティア双方で地元と深く関わり合ってきた。趣味は四段の腕前を持つ将棋と、羽根の付いたボールを手で打ち合うニュースポーツ「インディアカ」。南足柄市インディアカ協会の会長も務める。「高齢者も楽しくできる競技です。多くの人にその楽しさを知ってもらいたい」

 ○…ティルブルグ市側の交流協会が6月の派遣をもって、財政的な理由で解散した。今後は市との交流となる。1600年、オランダ船「リーフデ号」が豊後に漂着したことから始まった日蘭の交流。来年は425周年になり、「何か記念になること」との打診がきている。「先方は交流に非常に前向き。具体的なことはまだですが、企画を練っていきます」と力強く話した。

南足柄市で動物フェス

 動物愛護と適正飼育への理解を深めることなどを目的とした「動物フェスティバル神奈川 2024㏌西湘」が10月20日(日)、南足柄市役所と文化会館で開かれる(悪天候中止)。午前11時から午後4時。

 犬の飼育に関する公開講座、獣医師体験、盲導犬の啓発・実演、災害対策の普及、団体等の展示ほか。詳細は市HP(https://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kurashi/gomi/pet/animalfes2024.html)。

利用対象者らに向けた説明するボランティア

住民間で移送開始 高齢者の足として期待

 開成町中家村地区で、住民間で見守り・支えあう活動をするボランティア組織「おたがいさまネット中家村」(小川周作会長/会員62人)。同ネットは9月30日、おでかけ支援に関する移送サービスの出発式を、中家村公民館で行った。

 中家村地域の高齢化率は24・8%。来年には、団塊世代が後期高齢者を迎え、30%を超える高齢化率になると予想されている。そうした中、免許返納や公共交通機関の減少による移動に関する相談が、同団体にも多く寄せられていたという。

 こうした中、同団体は従来の生活支援サービスに加えて、病院などへの移送サービスの実施を模索し、2022年に検討会を設立した。事故時の対応などの課題があったが、同様の移送サービスを先行実施する寒川町への視察や学習会、運転研修などを経て、今回サービスの導入を決定した。

 利用対象者は、中家村地区の在住で老人クラブ「福寿会」の会員。利用目的は買い物、病院、墓参り、駅やイベントなどに限定されている。

 小川会長は「運用に向けて大きく前進したのが、『道路交通法における許可又は登録を要しない運送に関するガイドライン』の規制緩和でした。関係部門・機関との調整も順調に行ったことに、感謝しています」と話した。

観光写真コン作品を募集

 南足柄市は市の魅力を内外へ発信するため、観光地や行事などを題材とした観光写真コンクールを開催するにあたり、作品を募集している。

 作品は、2024年1月1日から12月31日までの間に市内で撮影したもの。募集は写真とインスタグラムの2部門。

▼インスタグラム部門/インスタグラムで「南足柄市観光協会公式アカウント」をフォローし、写真を投稿。キャプション内に指定された3つのハッシュタグをつける。

▼写真部門/カラー四切またはA4。組写真、デジカメ、ホームプリント可。1人3点まで(組写真は1組1点、1組5枚まで)。いずれも応募の締め切りは2025年1月10日(金)。詳細は市HP(https://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kankou/photo/p08238.html)

県交通安全協会 南足柄小に反射材

 公益財団法人神奈川県交通安全協会の青山利史事務局長ら3人が9月27日、南足柄小学校(守屋亜津砂校長)を訪れ、全児童と職員に対し、四つ葉のクローバー型の反射材計600点を寄贈した=写真。

 今年6月に開かれた「第52回交通安全こども自転車神奈川県大会」での同校選手の活躍を称えたもので、贈呈式には、大会出場選手らも出席した。また、この日は足柄交通安全協会(倉橋光男会長)も同席し、児童たちに記念品が贈られた。

 自分の存在を周囲に知らせることは交通事故防止に有効だとし、守屋校長は「交通安全のために、全校で有効に使わせていただきたいと思います」と話した。

本堂が満員になるほど盛況だった法話

青山老師法話に300人 大雄山最乗寺

 南足柄市の大雄山最乗寺の本堂で9月28日、恒例イベント「第4回法話と歌声とともに」が行われた。

 当日は本堂が満員になる約300人が来場する中、大本山總持寺西堂、愛知専門尼僧堂堂長で、全国を講演で廻る青山俊董老師が法話「人生を円相に考える」を説いた。南足柄市から参加した50代の男性は「老師の優しい語り口調が印象的でした。見方によって、前向きに捉えられる考え方は勉強になりました」と感想を話していた。

 第2部では、世界で活躍するテノール歌手の中島康晴さんと小田直弥さん(ピアノ)のオペラコンサートが行なわれ、本堂に響き渡る美声に来場者は聞き入っていた。

出動した交通関係団体役員ら

交安協らキャンペーン

 秋の全国交通安全運動期間(9月21日から30日)に合わせ、松田警察署管内の交通関連団体が9月24日、開成町の新延沢交差点付近で啓発キャンペーンを実施した。

 この日は、松田警察署のほか、足柄交通安全協会、交通指導員、地域交通安全活動推進委員、足柄地方安全運転管理者会の役員ら合わせておよそ30人が出席。行き交う車やバイク、歩行者らにハンドポップやのぼり旗で交通安全を呼び掛けた。

 足柄交通安全協会の倉橋光男会長は「高齢者が関係する事故も多いエリア。一人ひとりが交通ルールを守るとともに、マナーの向上も意識して、事故を無くしていきたい」と話した。

ブルーカーボン体験ツアー参加者募集クルーザーに乗船して藻場見学

 神奈川県は、親子で参加できる「ブルーカーボン体験ツアー」の開催にあたり、参加者を募集している。

 相模湾では、地球温暖化の影響等により、様々な生物の漁場であるとともに地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する藻場が著しく減少・消失する「磯焼け」が進行、以前あった藻場の約9割が消失している。

 ツアーは、こうした海の現状や、三浦半島地域における藻場再生・ブルーカーボンの取り組みを参加者に知ってもらい、地球温暖化対策として何ができるのかを考え、実践するきっかけとすることなどが目的。

 ツアーの内容は三浦半島地域のブルーカーボンの取り組みや海洋環境についてのレクチャー、クルーザーに乗船し水中ドローンを使った藻場の見学・サザエの稚貝放流、海遊浮遊ごみ回収機「SEABIN」見学・説明など。

 日時は【1】令和6年11月10日(日)午前7時45分から午後1時【2】令和6年11月17日(日)午前8時40分から正午【3】令和6年11月17日(日)午後0時40分から4時。荒天中止、雨天決行。クルーザーの運航状況により欠航時代替プランに変更。会場は葉山マリーナ(葉山町堀内50の2)。

 募集は各回30組60人。子ども(小学4年生以上推奨)1人と保護者1人の2人1組で申し込む。原則として、神奈川県在住(子どもが県内に在学している場合を含む)に限る。参加費無料。希望者は10月21日(月)までに専用フォームから申し込む。応募多数時は抽選。

 詳細はイベントホームページ(https://newcal.jp/miura/feature/bluecarbon2024)。

神奈川の歴史と食をめぐるスタンプラリー

 神奈川県は、周遊観光を促進する取り組みとして、歴史と食、それぞれをテーマにした2つのスタンプラリーを10月から始める。

 県内にある様々な時代の遺跡や史跡を巡るとともに、チェックポイントにおいてAR技術により当時の様子を再現した3Dモデル(ARコンテンツ)を出現させるのは「かながわ歴旅ARラリー」。第1章「原始・古代の時空旅」(令和6年10月4日(金)から令和6年11月10日(日))、第2章「武士の世へ!いざ鎌倉から戦国探訪」(令和6年11月11日(月)から令和6年12月22日(日))、第3章「江戸・幕末・明治を疾走」(令和6年12月23日(月)から令和7年2月11日(火))からなる。 

 チェックポイント(スタンプの取得場所)は124カ所(第1章39カ所、第2章44カ所、第3章41カ所)。チェックポイントのうち、30カ所でその場所にゆかりのある人物や出来事、建物などのARコンテンツが出現。一緒に写真や動画を撮影することができる(第1章8カ所、第2章14カ所、第3章8カ所)。

 スタンプ取得数に応じて抽選で、ペア宿泊券や歴史にちなんだ製品・体験、イメージキャラクター「はに丸」のオリジナルコルクコースターなど、各章ごとに賞品が当たる。参加方法な詳細は県ホームページ(https://www.kanagawa-kankou.or.jp/features/arrally)。

 県内のご当地グルメを撮影し、現地で専用サイトに投稿することでスタンプを集めるのが「グルめぐり、かながわ。デジタルフォトスタンプラリー」。期間は令和6年10月7日(月)から令和6年12月26日(木)。

 スタンプが取得できるグルメは三崎のまぐろ、足柄牛、湘南しらす丼、相模川の鮎、小田原おでんなど88種類。スタンプ取得数に応じて抽選で、ペア宿泊券やディナークルーズ、ご当地グルメなどの賞品が当たる。

 参加方法など詳細は県ホームページ(https://www.kanagawa-kankou.or.jp/features/261)。

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神奈川県がさかなクンの講演イベントプラごみの海や魚への影響考える

 神奈川県はプラスチックごみの海や魚への影響をテーマとした講演イベント「さかなクンのギョギョッとびっくり!プラごみゼロ教室2024」(主催/神奈川県環境農政局環境部資源循環推進課)を12月23日(月)、関内ホール(横浜市中区住吉町4の42の1)で開く。午後6時から7時まで。

 県は2018年9月に「かながわプラごみゼロ宣言」を発表し、リサイクルされずに廃棄されるプラごみゼロを目指している。当日は「かながわSDGsスマイル大使」のさかなクン(国立大学法人東京海洋大学名誉博士/客員教授)が講師を務め、クイズを交えながらプラスチックごみの影響などについて語る。

 対象は県内在住・在勤・在学者で定員1千人(応募多数時抽選)。希望者は11月22日(金)までに【1】LINE公式アカウント「かながわプラごみゼロ情報」【2】e-kanagawa電子申請システム【3】往復はがき (11月22日必着)のいずれかで申し込む(一度に4人まで、重複申込不可)。当選者にはメール又ははがきで12月上旬に通知予定。

 詳細は県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/p3k/sdgs/sakanakun_2024.html)。

イオンモールの座間と大和で女性の運動促進キャンペーン

 神奈川県は10月1日からイオンモール座間(座間市広野台2の10の4)、イオンモール大和(大和市下鶴間1の2の1)の2モールと連携して、モール内のウォーキングコースを活用し、女性の運動促進キャンペーンを始めた。

 県の成人の週1回以上のスポーツ実施率は、各年代とも女性が男性を下回っており、特に20代から40代の働く世代の女性が低い状況。そこで日頃運動の機会が少ない働く世代の女性が、忙しい日常生活の中で気軽に運動し、運動習慣のきっかけとなるように企画されたもの。

 キャンペーン内容は、令和7年1月31日までの期間中に「イオンモールアプリ」内のウォーキング機能を使って、イオンモール座間・イオンモール大和の館内で1日1千歩以上歩き、達成回数に応じて、デジタル買物券やWAON POINTを獲得できるというもの。 

 参加条件は、県内在住の女性で次の条件をすべて満たすこと。【1】「イオンモールアプリ」をダウンロードし、ウォーキング機能の登録とWAON  POINT会員認証をしている【2】「6、12、18、24、30、36回達成時」と、「36回達成時から1カ月後」にイオンモールアプリでアンケートに回答できる。

 デジタル買物券は6、12、18、24、30、36回達成時ごとに500円。WAON POINTは12回達成時に40ポイント、24回、36回達成時ごとに200ポイント、36回達成時から1カ月後のアンケート回答後に200ポイント付与される(デジタル買物券は約1カ月後、WAON POINTは約2カ月後)。詳細は県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/tz5/prs/r0729848.html)。

神奈川県西エリアでBEVなどのシェアレンタルサービス開始

 神奈川県は10月10日(木)から西湘・足柄エリア(小田原市・南足柄市・中井町・大井町・松田町・山北町・開成町・箱根町・真鶴町・湯河原町)で電気自動車と電動キックボードのシェア・レンタルサービス「西湘・足柄レンたび」を開始すると発表した。今後、周遊促進、移動利便性向上と環境にやさしい交通手段の普及を目指す。

 「西湘・足柄レンたび」は、小田原を中心に運営されている電気自動車のシェア・レンタルサービス「eemo」と三浦半島などで運営されている電動キックボードのシェア・レンタルサービス「SEA-Board」を組み合わせたもの。電気自動車4台、電動キックボード25台が新たに配備される。利用者は7種類のBEV(バッテリーのみで駆動する電気自動車)と、電動キックボードから自由に移動手段を選択し、西湘・足柄エリアを巡ることができる。県は「西湘・足柄エリアの美しい自然環境を守りながら、細い路地や人気スポットへの行き来をスムーズに行うこともできます」と紹介する。

 運営事業者はBEVが株式会社REXEV、電動キックボードが株式会社サンオータス。ステーション(レンタル拠点)は小田原駅付近や小田原漁港付近、真鶴駅付近、新松田駅付近、大雄山駅付近など。レンタル方法や料金など詳細は「西湘・足柄レンたび」公式ホームページ(https://rentabi.info/)。

指導のコツ3箇条とは

 「ジュニアアスリートのパフォーマンスを向上させるための3箇条」が10月20日(日)、松田町生涯学習センター展示ホールで開催される。時間は午前10時から正午まで。参加無料。

 Vリーグやモーグル日本代表など多くの大学生、高校生のストレングス&トレーニングコーチを務めるの大森大さん(SOSアスリートラボ代表)が講師を務める。 

 先着申込制で定員は20人。対象は小中学生の指導者や保護者など。申込、問合わせは、松田町教育課生涯学習係【電話】0465・83・7021。