港北区版【10月10日(木)号】
名称の由来となったレモンの木の前に立つ大森夫妻

樽町在住大森夫妻 自宅を子どもの居場所に レモンの家(仮称)開く

 樽町在住の大森文彦さん(37)と三乃里さん(38)は、自宅1階に「レモンの家(仮称)」を9月からオープンした。子どもたちの新しい居場所として、毎週火曜日に駄菓子屋を開いている。座るスペースも設けており、宿題や遊びなどで子どもや地域の人たちの交流を生んでいる。

 「街に開いた場所を作りたい」という共通の思いを持つ大森夫妻。日常的に立ち寄れる場所を目指し、昨年11月に購入した、レモンの木が特徴的な自宅をリノベーションして開放することに。コミュニティスペースの面積は21・5平方メートル。リビングだった部屋の床を撤去し30cmほど下げ、土間にしている。屋内と屋外の縁側がつながっている中間領域もポイント。「少しでも入りやすくなれば」と作られた。

 現在は、毎週火曜日午後2時から午後5時まで、「まちのちいさなだがしやさん」を開き、駄菓子を販売している。

地元でまちづくり

 三乃里さんの実家は法華寺で、師岡町で生まれ育った。出産を機に、仕事で取り組んできた「まちづくり」を自分が過ごしたエリアでも実践したいとの思いを強めたという。また、中学3の時に現代アートを見て「こんな表現ができるのか」という衝撃を受けたこともあり、「今後は作品展示などもやりたい」と展望を語る。

 文彦さんは福岡県出身。鉄道会社で働いた後、現在は大学教員で都市計画を専門としている。シェアハウスの開発、運営に携わった時に、コミュニティのイベント企画に興味を持つようになった。「プライベートな公民館のような場」を目指す。

 8月31日と9月14日には内覧会を実施。両日合わせて約100人が来場した。「60歳を超えた方が取組みに共感してくれた。(このような場所を)求めてくださっていることが嬉しい」と三乃里さん。

 10月1日に鶴見区から駄菓子屋に訪れた女性は、「100円を握りしめて駄菓子屋に行っていたことが懐かしい」と目を細めた。小2と小5の3人組は、「家の近くにあって遊びに来た。珍しいお菓子を買えた」と嬉しそうに話した。

まち普請に応募

 地域の人や子どもが立ち寄りやすい場所にしようと、大倉山で活動する人たちと「熊野の森、子どもの居場所プロジェクト」を立ち上げ、市の助成制度「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募した。1次選考を2位通過し、来年1月に2次選考が行われる。採択されたら外構を整備して入りやすい環境を整える予定。

 駄菓子屋や作品展だけでなく、リユースグッズや廃棄予定の菓子の販売、ワークショップの開催、レンタルスペースなど、地域と環境がつながる構想を練っている。

 三乃里さんは「子どもの将来の選択肢が広がる場を作りたい」、文彦さんは「第3の居場所として地域に愛される場になれば」と期待を込めた。
市のタオルを掲げる(左から)杉山さんと猪俣さん

菊名寿楽荘SVの3人 「eスポーツ」で金 目指す ねんりんピック市代表

 老人福祉センター横浜市菊名寿楽荘で、利用者の活動を補佐するシニアボランティア(SV)の3人が、eスポーツの横浜市代表として、10月19日から22日まで鳥取県で開かれる「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」に出場する。先ごろ横浜市役所で行われた、前哨戦ともいえるシニア向けeスポーツ全国大会では、出場した2人が優勝、準優勝という成果をだした。ねんりんピック金メダル獲得へ向け、調子は上向きだ。

 ねんりんピックは、主に60歳以上のシニア世代がスポーツや文化を通じて交流を深める全国的イベント。健康保持や増進、社会参加、生きがいの高揚を目的に、1988年から毎年開催され、36回目を迎える。今回初めてeスポーツが正式種目となり、3人一組で、「太鼓の達人」という和太鼓リズムゲームで、得点を競い合う。

 市代表として出場するのはキャプテンの猪俣みひろさん(73)、杉山たえ子さん(69)、佐原眞理恵さん(68)の3人だ。3人は菊名寿楽荘のシニアボランティア団体「S・V・Cはなみずき」のメンバーで、2023年6月から、利用者のカラオケ交流のサポートとして活動を開始。同館が2024年3月に、認知症予防などの目的でeスポーツを導入すると、利用者に教えるために、まずは自分たちが練習を開始した。「実はまだ半年なのよ。最初は全然叩けなかった。でも楽しみながらやっていたら、自然とうまくなっていった」と猪俣さん。

 大会では、課題曲7曲の中からランダムで選曲される3曲をプレーする。「ちょっとのずれが得点に影響する。フルコンボをとれるよう、集中しつつ、楽しみながら臨みたい」と猪俣さん。「普段の練習の成果を発揮できれば。3人で力を合わせて頑張る」と力を込める。杉山さんは「利用者さんや家族が応援してくれて、気持ちが高ぶってきた。テンポの速い曲が苦手なので、『ウイリアムテル』や『フニクリ・フニクラ』が選ばれたら、佐原さんに任せるわ」と笑顔で話す。その「フニクリ・フニクラ」が得意だという佐原さんは、9月22日に横浜市役所で行われた神奈川県主催の全国大会で優勝した(2位は猪俣さん)。佐原さんは「ねんりんピック直前の良い練習になった」と話し、「蚤の心臓だが、練習時のようにリラックスして力を出したい」と意気込む。

 10月4日には菊名寿楽荘で、インターネットで荒川区の施設と中継するeスポーツ交流会が行われ、利用者はボウリングゲームの勝負を楽しんだ。猪俣さんと杉山さんは利用者のサポートで参加。最高得点297点をたたき出した土谷智子さん(86)は、「結果はまぐれ。でも猪俣さんのアドバイスのおかげね」と話し、「ねんりんピックでは良い結果を出してきてほしい」とエールを送った。

フルート奏者と看護師の二刀流“笛吹きナース”として活躍する 丸山 麻依子さん 港北区在住 40歳

音楽と看護 両方揃って私

 ○…市内のデイサービスで機能訓練士として勤務しながら、フルート奏者として音楽療法や利用者への演奏会も開催する。「気軽に演奏会に足を運べない人たちのもとに音楽を届け、音楽の力で元気になってもらいたい」との思いが”笛吹きナース”の原動力だ。

 ○…リコーダーが得意で中学でオーケストラ部に入部しフルートを始めた。医師の父の影響で医療への憧れもあったが、「看護師は年を重ねてからもなれる。まずは音楽に挑戦してみては」と両親に背中を押され、音大へ進学。2008年には久石譲さんの武道館コンサートにも出演。「テレビ放送やDVDにもなり、活動を多くの人に知ってもらえて嬉しかった」と振り返る。現在は港北区の自宅でフルート教室も運営。「上達して輝く姿がやりがい」と微笑む。父の死を機に看護師を目指す。看護学生時代や病院勤務中には、ロビーコンサートを行った。小2の娘を育てる母でもあり、夏には六角橋地域ケアプラザで、リトミックの要素も取り入れた子育て世代向けの演奏会も開催した。

 ○…港南区で生まれ育ったはまっ子。「海より山派」といい、自宅の庭には緑が広がる。趣味もキャンプで、時間があれば自然を求めて出かける。夏は家族で長野に行くのが恒例行事だ。日々の活動を支える存在が愛娘。本番の前後には、「明日頑張って」「今日のコンサートよかったよ」など、手書きのメッセージを部屋の壁に貼ってくれるという。「一番身近な応援団ですね」と微笑む。

 ○…音楽と看護、共通するのは「人の役に立ちたい」との思い。「どちらが欠けても私じゃない。自分らしさを大切に、多くの人に笑顔を届けたい」とさらなる活躍を誓う。

自衛消防隊区内2団体 操法技術、1位めざし鍛錬 17日に市訓練会出場

 自衛消防隊や消防団の消防技術向上と士気の高揚を図ることを目的に、「横浜市消防操法技術訓練会」が10月17日(木)、横浜市消防訓練センター=戸塚区=で行われる。同訓練会には各区の代表企業・団体が参加し、小型ポンプ操法の部、屋内消火栓操法I(女性)の部、屋内消火栓操法II(男女混成)の部、計3部門それぞれで、消火の速さと正確さを競う。

 区内からは、9月に行われた区の訓練会でそれぞれ部門1位となった新横浜プリンスホテル自衛消防隊(屋内消火栓操法I)と、JR東海新横浜駅防災センター自衛消防隊(屋内消火栓操法II)が区の代表として自衛消防隊の部に出場する。

 新横浜プリンスホテルは昨年に続く出場。昨年は3位の成績だった。指揮者を務める岡優菜さんは、「メンバーは4月入社の同期。仲良しだからこそ、ダメ出しも遠慮なく言える。チームワークの良さが強み」と意気込む。JR東海新横浜駅防災センターの指揮者・押川亮太さんは、「市の大会はレベルが高いけど、3位以内を目指したい」と力を込める。それぞれ港北消防署員の協力のもと、練習風景を撮影した動画を見返しながら、技術の精度を高めている。

大野拓夫氏

衆院選7区 現職・新人、4人の構図か 大野氏、立候補を準備

 10月15日公示、27日投開票で行われる見通しとなった次期衆院選。神奈川第7区(港北区)では、新たに無所属で新人の大野拓夫氏(56)が立候補に向け準備を進めていることがわかった。

 大野氏は2001年から国会議員の政策担当秘書等を務め、民主党政権(当時)の脱原発ロードマップ策定に参画した。現在は政策シンクタンク職員。大野氏は「脱原発・脱炭素社会の実現や安全で持続可能な食、農林漁業の確立を目指すほか、子育て・福祉・教育・医療分野の雇用増大等も進める。また、教育無償化や生涯学習環境の充実、医・食・住が誰にも保障されるベーシック生活保障、週35時間労働、平和構築・災害支援・地球環境への貢献を積極的に行う友愛外交、政治資金の透明化、子どもの権利の尊重等に取り組みたい」と訴える。

 大野氏のほか、同選挙への立候補を準備しているのは、ともに現職の自由民主党・鈴木馨祐氏(47)と立憲民主党・中谷一馬氏(41)、新人の日本維新の会・宗像富次郎氏(63)の3人。本紙調べ(10月4日起稿)。

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「地域貢献」に多世代が活躍求人
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10月、11月 福祉クラブ生協
いつまでも住み慣れた地域で住み続けられるよう、35年間、地域の「たすけあい」を拡げてきた福祉クラブ生協は10月、11月に「お仕事説明会」を開催する。「あなた... (続きを読む)
堂々とした演技でオープニングを飾る子どもたち

新横浜パフォーマンス まちの発展、祭りで祝い 節目の年に多くの来場者

 今年30回目を数えた新横浜の大型イベント、新横浜パフォーマンス2024が10月5日、6日に行われた。初日は雨天にもかかわらず、駅前西広場、東広場の各会場では、多くの来場者がステージや大道芸のパフォーマンスを楽しんでいた。また模擬店や企業・団体ブースなどには長い行列も。

 イベント30周年と新横浜駅開業60周年が重なった今年は、「誕生日」をテーマに置き、子どもの来場者にはケーキがプレゼントされた。

 オープニングセレモニーには山中竹春横浜市長ら多くの来賓が駆け付け、開催を祝った。主催者の新横浜町内会・金子清隆会長から、JR新横浜駅駅長らに花束が贈呈されると、各務浩成駅長は「新横浜は60年間で一番発展した町。地域の皆さんのまちづくりがしっかりしている」と話し、「誇りに思う」と感謝を述べた。

190回目の歌う会 港北公会堂で10月22日 予約不要

 港北童謡の会(計屋珠江代表)は10月22日(火)、港北公会堂ホールで190回目の歌う会を行う。

 歌の指導は馬場睦子さん。開演前のお楽しみライブも予定している。

 開演は午後2時(30分前開場)。参加費は990円。予約なしで誰でも参加可、当日は直接会場へ。問い合わせは計屋代表【携帯電話】070・5556・1491へ。

温かな眼差しの雨宮さん

日吉在住雨宮さん 対がん協会賞を受賞 婦人科がんの研究・啓発で

 日吉在住で、雨宮クリニック(中区)院長の雨宮清さん(79)が、2024年度「日本対がん協会賞」を受賞した。長年にわたり婦人科がんの研究・治療に従事し、検診・予防の啓発にも尽力してきたことが評価された。

 同賞は、対がん活動に顕著な功績のあった個人および団体を顕彰し、がん征圧運動の一層の高揚を図ることを目的としている。今年度は全国から4人、1団体が受賞した。雨宮さんは「僕でいいのかな、と思った。こんなに嬉しいことはないですね」と喜ぶ。

 雨宮さんは1969年に慶應義塾大学医学部を卒業。子宮内膜がん細胞株の培養技術を活用した薬剤や抗がん剤の影響の研究に従事した。76年から横浜市のけいゆう病院に勤務し約30年、手術、抗がん剤治療、免疫療法などのアプローチでがん治療に尽力してきた。全国の先駆けとなった絨毛(じゅうもう)

性疾患(妊娠中に胎盤をつくる絨毛細胞から発生するがんなどの病気)の登録事業では、新たな臨床分類を行い、関連学会へ提唱して採用され、全国の医療機関での治療に貢献した。

 05年に「がんは長く付き合っていく病気。担当していた患者を途中で見放したくなかった」と自身の患者が多かった中区で開院。開院後は、経済的な理由でクリニックに来られない人や外国籍の住民からの相談も受けてきた。さまざまな国の人が集まる中区で、外国語が話せる看護師に通訳してもらいながら、多くの患者と向き合っている。

検診で早期発見を

 婦人科がんの検診、予防の啓発にも力を注ぐ。「婦人科受診に抵抗がある人も多い。きっかけをつくれたら」。講演会を行うなどし、自身の身体と向き合うこと、早期にがんを発見する重要さを訴えてきた。雨宮さんは「閉経後の女性は婦人科にかからなくなる。変化に気づいた時にはがんが進行している場合も多い」という。「できれば1年に1回は検診を。積極的に発信して、意識を持って受診する人を増やしたい」と話す。

笑顔で優勝トロフィーを持つ東郷さん

小学生女子100m 自己新で全国優勝 6年 東郷帆夏さん

 新横浜公園を拠点に活動する「ランベント」に所属する東郷帆夏(ほのか)さん(都筑区在住・折本小6年)は、9月22日に開催された「日清食品カップ第40回全国小学生陸上競技交流大会」の6年女子100mで優勝した。記録は12秒78で自己最速。

 同大会は昨年に続き2回目の出場。前回は予選3位で決勝に進めなかった。小学生の大会に参加できるのは今年で最後のため、「絶対全国の決勝に行きたい」と挑んだ今大会。「努力が報われて嬉しい」と振り返った。

体づくりでタイム向上

 元々走ることが好きな東郷さん。小4の時、同スクールの体験会に参加し、タイムが縮まったことが嬉しく、通い始めることに。陸上専門ではなく、体づくりを行う同スクールに所属後、初めての大会で14秒67を記録。市の記録測定では13秒69、県大会では13秒36、そして、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキームさん主宰の「DAWN GAMES」の東日本予選では13秒41でそれぞれ優勝した。現在は週4日、1時間半から2時間ほど練習し、実力を伸ばしている。

 東郷さんは、中盤から後半の加速を得意とする一方、スタートに課題を感じ、スタートの重心移動を意識して練習に励む。目指すは、「日本人女子初の10秒台」と「世界で活躍できる選手」。

 同スクールの瀧田護コーチは、「今年の春先から、体幹のブレがなくなりタイムが伸びてきた。関節の動きがスムーズな点が東郷さんの走りの特徴」と語る。

 今月13日には、東日本代表として「DAWN GAMES」決勝大会に出場する。

横浜市 65歳のがん検診無料化 退職での受診離れ防止へ

 横浜市はこのほど、65歳の市民のがん検診を無料化した。同年代を境に受診率が下がっていることが背景。市は退職などで会社での受診機会がなくなることが原因の一つと分析し、無料化を機に「がん検診を習慣づけてもらいたい」と話す。

 がんは年齢を重ねるごとに罹患リスクが高まるとされ、日本でも高齢化に伴いがん全般の罹患者数が増えている。早期発見・治療が基本対策となるが、そのために重要となるのが検診だ。

 横浜市ではこれまで70歳以上を対象にがん検診の無料化を実施していた。しかし2022年国民生活基礎調査では、横浜市民の胃がん検診の受診率(男性)は50〜64歳は58%を超えるが、65〜69歳で52・3%と約6ポイント減と大きく受診率が落ち込む。70歳以上は半数以下となっており、リスクが高まる高年齢層ほど受診率が下がる傾向となっている。

約4万人が対象

 横浜市では、勤務先の会社などで検診を受けていた層が、定年退職を機に会社での受診の機会がなくなることも影響していると分析。そこで、前期高齢者に入るタイミングで定年の場合が多い65歳(4月1日時点。該当年度に66歳になる人)を対象に無料化を実施する。対象は、胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん・前立腺がん(大腸がんは19年から40歳以上が無料)の検診。対象となる約4万人には、9月26日から順次、指定医療機関で使える「無料クーポン券」が発送されている。有効期限は25年3月31日。

 厚生労働省では、受診率60%以上を目標とするが、横浜市の受診率(胃がん)は50・2%(22年)。市の担当者は、「がんのリスクが高まる年代でもあり、勤務先を退職する年代でもある65歳を無料化し受診を促進することで、定期的にがん検診を受ける習慣をもっていただきたい」と話し、「まずは6割を目標に、数字を上げていきたい」と話す。無料化は次年度以降も実施予定。

色とりどりの彼岸花(10月2日撮影)

西方寺 彼岸花、遅れて満開 秋の訪れ告げる

 真言宗西方寺(新羽町)では、秋になると毎年彼岸花が咲く。今年は、暑い日が続いた影響で開花時期が遅れ、10月上旬に満開を迎えた。開花期間は1週間程度。

 平日にも関わらず、見頃を迎えた同寺には多くの来訪者が。色とりどりの彼岸花を撮影しようとカメラを構える人の姿も見られた。

 東京都江戸川区から来た男性は、フェイスブックで友人に教えてもらい初めて訪れ、「とても素敵」と目を細めた。区内在住の60代女性は、「3〜4年ぶりに撮りに来た。やっぱり見応えがあってきれい」と口にした。

 伊藤仁海住職は、「遅れたけれど、やっと見頃になったので、秋を感じていただければ」と話した。

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にぎわう会場の様子(実行委員会提供)

世界の食と文化が集う「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」 10月12、13日に山下公園

 世界各国の自慢の料理や歌、踊りなどが楽しめる「ワールドフェスタ・ヨコハマ2024」が10月12日(土)、13日(日)に山下公園で開催される。横浜商工会議所など5団体で組織される実行委員会の主催。

 トルコのケバブや韓国のプルコギ、タイのパッタイ(焼きそば)などの料理が販売されるほか、キッチンカーも登場し、「ハングリータイガー」(12日のみ)の店舗では味わえないオリジナルメニューの提供もある。

元「超新星」のソンモさんのトーク・ライブも

 歌や踊りが披露されるステージでは、12日午前11時から、韓国のアイドルグループ「超新星」の元メンバー・ソンモさんのトークとライブがある。13日午後4時からは関東学院マーチングバンドが登場予定。

 入場無料、小雨決行。12日は午前10時から午後8時、13日は午前10時から午後6時まで。12日午前11時から午後4時までは、公園前の通りが歩行者天国になり、飲食物販売やスポーツ体験会などが行われる。12日午後7時から10分間、「横浜スパークリングトワイライト」の打ち上げ花火もあり。

 問い合わせは実行委員会事務局(横浜商工会議所)【電話】045・671・7423。

出走を控える村田さん

スーパー耐久 港北区出身レーサー村田悠磨さん(桐蔭横浜大学1年)が今季初ポイントに貢献 次戦は10月26日、27日、岡山国際サーキットで

 港北区出身の村田悠磨さん(桐蔭横浜大学1年)が9月28、29日に鈴鹿サーキットで行われENEOSスーパー耐久シリーズ2024第5戦「SUZUKA S耐」に出場した。

 村田さんは高校1年生で、全日本カート選手権で優勝。一昨年、昨年はフォーミュラカーシリーズで研鑽を積んできた。今年はスーパー耐久シリーズにAutoLaboのドライバーとして参戦。新たなレースの世界に挑戦している。

 当日はST5クラスで出走。4人で走るレースで3番目を任された村田さんは、序盤からベストに近いタイムを安定して揃え、ライバル車もうまくパスして行く順調な走りを見せた。中盤からはタイヤが厳しくなってきたが、粘りのドライビング。最後はしっかりとタイヤを使い切ってチームメイトにバトンをつないだ。最終的にチームは10位でチェッカーフラッグを受けて、嬉しい今シーズン初ポイント獲得となった。

 次戦は10月26日、27日に岡山国際サーキットでのレースに出場予定。「ST4クラスでの出場に変わる。ターボパワーで上位争いができるのを期待している」と村田さんは意気込む。

 

港北警察署管内 オートバイ・自動車盗が計6件、部品ねらいも3件発生 2024年9月23日〜9月29日の犯罪発生件数

 港北警察署は10月1日、同署管内における2024年9月23日から9月29日までの犯罪発生件数を発表した。

 それによると、4件のオートバイ盗や2件の自動車盗、3件の部品ねらい等が発生した。

 オートバイ盗は、高田西で9月26日午後5時40分〜9月27日午前9時20分、箕輪町で9月26日午前0時〜午前11時、また、日吉本町で9月28日午前4時17分〜4時20分に発生。いずれも自宅敷地内に駐車中のオートバイが窃取された。

 また、新吉田東では9月28日午後4時〜午後6時、路上に駐車していたオートバイが盗まれた。

 自動車盗は2件。高田西で9月23日午後5時35分〜9月27日午前7時30分に、新横浜では9月24日午前4時〜午後3時45分に、いずれも月極駐車場に駐車中の車両が被害に遭った。

 部品ねらいは3件。下田町で9月24日午前10時30分〜午後5時50分と、9月24日午後2時30分〜午後5時、いずれも自宅敷地内に駐輪中の自転車の鍵およびバッテーリーが窃取された。

 また、菊名では9月24日午前8時〜午後9時45分に自宅敷地内に駐車中の車両からナンバープレートが盗まれた。

 自転車盗は5件発生した。そのうち4件は無施錠で被害に遭った。発生地区は大豆戸町2件、綱島西、師岡町、菊名だった。

9月23日〜29日の手足口病の患者報告数

手足口病の流行ぶり返す 警報発令中 横浜市衛生研究所がこまめな手洗いを呼び掛け

 横浜市衛生研究所は10月3日、感染症臨時情報を発表し、ウイルス性感染症の手足口病の第39週(9月23日〜29日)の定点当たりの患者報告数が市全体で11・47となり、警報発令基準値の5・00を上回っていると発表した。2023年の同じ週の1・76に比べ約6・5倍になる。同研究所の感染症担当者は「8月下旬以降、再び増加している」と注意を呼び掛けている。

昨年同時期の6・5倍 警報基準の2倍超

 横浜市内では、定点あたりの患者報告数が第26週(6月24日〜6月30日)に 7・22 と警報発令基準値を超えて以降増加し続け、第28週(7月8日〜14日)は15・27とピークを記録。その後、減少傾向にあったが、8月下旬から再び増加傾向になり、最新の患者報告数11・47は警報基準値の2倍以上となっている。

 同担当者は「検体数が少ないため、断定はできない」としたうえで、「手足口病の原因となるウイルスは複数あり、1回目の流行時と現在では検出されるウイルスの種類が異なる患者が多い」と分析。「違うウイルスによって同一人物が2回、手足口病にかかる可能性がある」と指摘している。

異例の2回目流行

 手足口病は代表的な夏風邪の一つで、通常は秋に入ると減少するが、今年は2回目の流行となっている状況に対し、同担当者は「非常に珍しい。私の知る限りでは今までにない」と話す。

 市内の報告患者の年齢構成は、1歳が17・1%と最も多く、0〜5歳が全体の71・2%。子どもに多いが大人も感染する。

 通常3〜5日の潜伏期を経て、手や足や口腔内などに2〜3mm程度の水疱性発疹が出現。熱は多くが38℃以下。約1週間で自然に治るが、ごくまれに髄膜炎・脳炎などの重い合併症が起こる場合もある。

 手足口病のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、「せっけん、流水でこまめに手洗いをして、感染を予防してほしい」と担当者は呼び掛けている。

9月23日〜29日の手足口病の患者報告数

手足口病の流行ぶり返す 警報発令中 横浜市衛生研究所がこまめな手洗いを呼び掛け

 横浜市衛生研究所は10月3日、感染症臨時情報を発表し、ウイルス性感染症の手足口病の第39週(9月23日〜29日)の定点当たりの患者報告数が市全体で11・47となり、警報発令基準値の5・00を上回っていると発表した。2023年の同じ週の1・76に比べ約6・5倍になる。同研究所の感染症担当者は「8月下旬以降、再び増加している」と注意を呼び掛けている。

昨年同時期の6・5倍 警報基準の2倍超

 横浜市内では、定点あたりの患者報告数が第26週(6月24日〜6月30日)に 7・22 と警報発令基準値を超えて以降増加し続け、第28週(7月8日〜14日)は15・27とピークを記録。その後、減少傾向にあったが、8月下旬から再び増加傾向になり、最新の患者報告数11・47は警報基準値の2倍以上となっている。

 同担当者は「検体数が少ないため、断定はできない」としたうえで、「手足口病の原因となるウイルスは複数あり、1回目の流行時と現在では検出されるウイルスの種類が異なる患者が多い」と分析。「違うウイルスによって同一人物が2回、手足口病にかかる可能性がある」と指摘している。

異例の2回目流行

 手足口病は代表的な夏風邪の一つで、通常は秋に入ると減少するが、今年は2回目の流行となっている状況に対し、同担当者は「非常に珍しい。私の知る限りでは今までにない」と話す。

 市内の報告患者の年齢構成は、1歳が17・1%と最も多く、0〜5歳が全体の71・2%。子どもに多いが大人も感染する。

 通常3〜5日の潜伏期を経て、手や足や口腔内などに2〜3mm程度の水疱性発疹が出現。熱は多くが38℃以下。約1週間で自然に治るが、ごくまれに髄膜炎・脳炎などの重い合併症が起こる場合もある。

 手足口病のウイルスにはアルコール消毒が効きにくいため、「せっけん、流水でこまめに手洗いをして、感染を予防してほしい」と担当者は呼び掛けている。

港北公会堂 ベビー&キッズマッサージ 今回は手のツボ 

 港北公会堂の和室で「ずっと続く親子の関係の土台を育むベビー&キッズマッサージ」が10月28日(月)に開催される。午前10時から11時、11時30分から午後0時30分の2回。

 今回のテーマは「手のツボ」、子育てを楽しく幸せにする子育てツールとして活用できる。 0歳〜6歳(未就学児)の親子が対象で各回先着7組、参加費1500円。持ち物はバスタオル1枚、水分補給できるもの。

 申込みは10月18日(金)午前10時から、同公会堂【電話】045・540・2400か来館で。

ブラインドサッカーを体験する子どもたち(横浜F・マリノス提供)

横浜F・マリノス 楽しみながらSDGs学ぶ 例年以上の賑わいに

 横浜F・マリノスは9月28日、日産スタジアムでのFC東京戦で「F・マリノスSDGs FES2024」を開催した。気軽に参加して楽しみながらSDGsの理解を深めることを目的としている。2022年から始まり今回で3回目。

 ゴミ拾い活動や再利用・再資源化するための衣料品回収、鴨居中(緑区)和みルームとF・マリノスの取組み紹介、杉田小(磯子区)個別級児童によるエコたわし作り体験会など、16の企画が用意された。

 今回は特に来場者数が多く、ブラインドサッカー体験ブースには約300人が参加した。知的障害者サッカーチーム「横浜F・マリノスフトゥーロ」の選手らがサポートして行われたボッチャやモルックの体験会では、親子対決や3世代対決が繰り広げられる場面も。

 初企画の一つ、ブックドライブは、読み終わった本を回収し、障害者就労施設に寄付する取組み。79組、474冊が寄付され、施設で販売できる状態にし、オンラインで売られる。

 (一社)F・マリノススポーツクラブ地域連携本部ホームタウン課の服部哲也さんは、「SDGsに対する意識が高い人が増えているように感じる。体験会を増やせば、より楽しんで学べるのでは」と振り返った。

新横浜で稲刈り体験 地元町内会の子らが参加

 米作りや自然観察を通し、自然を学ぶ場を提供している鶴見川舟運復活プロジェクト(大谷佐一会長)は9月29日、新横浜公園内の水田で、6月に植えたマンゲツモチ(もち米)の稲刈りを実施した。

 当日は、プロジェクトメンバーのほか、新横浜町内会、新羽町内会の子どもたちと保護者らが参加。子どもたちはメンバーに教わりながら慣れない鎌を使い、稲を根元から刈り取った。刈り取られた稲は今後、藁にして、新羽の地域行事である「注連引き百万遍」で作られる大蛇の材料に使用される予定だ。

 稲刈り中には、トノサマバッタやオンブバッタ、エンマコオロギ、大カマキリなど多くの昆虫が採集され、種類別に虫かごで展示。また散策時に見つけたオニグルミの実やひっつき虫などの植物、ヤマトシジミ、イチモンジセセリチョウなどの蝶についての解説があるなど、子どもらの自然観察の機会にもなった。

 参加者からは「なかなか刈れず、はじめは難しかった。コツがわかってからは楽しかった」「近くの新横浜公園に、たくさんの生き物や植物があることを改めて知る機会になった」という声が聞かれた。6月の田植えから参加した参加者は、「(稲の)変化も見られて良い経験になった」と感想を話していた。

記入補助具(市選管提供)

投票所に記入補助具導入 衆院選から配備 横浜市、障害者の環境向上へ

 横浜市は選挙投票時に視覚障害者が記入しやすくするための補助具を新たに導入し、衆院選から各投票所に配備する。市の調査で障害者や要介護認定を受けている人の投票率が低い傾向にあることが分かり、投票環境の向上を目指す。

触って欄を確認

 市が導入した投票用紙記入補助具は、プラスチック素材のケース。投票用紙を入れると、くり抜かれた位置に記入欄が収まるようになっており、視覚障害があっても、ケースを触りながら記入欄を確認できるようになっている。補助具は他の自治体でも導入例があり、障害者団体からの要望もあったという。

 市は昨年の市議選を対象に障害者と要介護認定を受けている約28万人の投票状況を調査。結果によると、全有権者の投票率が42・83%だったのに対し、身体障害者は36・51%で、要介護認定を受けている人は24・27%だった。障害の等級・程度、要介護度が重くなるにつれて投票率が低下する傾向も分かった。

 この結果を受け、市は補助具に加え、投票の際に支援が必要な人が「文字を読んでほしい」などの支援内容を説明しやすくするための「投票支援カード」を導入。市のサイトからダウンロードできるようにしている。

 市選挙管理委員会は投票所のバリアフリー化や期日前投票所を商業施設などへ移設することにも取り組んでおり、「当事者や関係者の意見も聞き、改善、見直していきたい」としている。

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安心できる最期のために 10月16日、市民公開講座 

 家族や自身の事前意思決定の重要性を伝える市民公開講座「在宅医療・介護とは何か〜自分も家族も安心できる最期のために〜」が10月16日(水)、港北公会堂(大豆戸町26の1)で開催される。主催は港北区高齢者支援ネットワーク世話人会。時間は午後2時から4時まで。開場30分前。 

 事前意思決定の重要性について、医師や専門職らが寸劇で実演するほか、消防隊から在宅看取り時の救急車要請のポイント等の話もある。参加費無料。

 申込は、同公会堂にて出席の場合は港北区在宅医療相談室【電話】045・438・3420へ、ファクスでの申込方法は同相談室に問い合せを。オンライン視聴希望者は左記二次元コードから受付。10月11日(金)まで。いずれも定員200人。

 「多くの市民の方に観ていただき、事前意思決定と日頃から話し合っていただくことの重要性をお伝えできたら」と主催者。 

 

横浜市 7〜8月の猛暑日が過去最多を記録 地域によって気温差も

 横浜市環境科学研究所が今年7〜8月に市内36地点で観測した気温の状況を発表し、1日の最高気温が35℃以上の猛暑日が最も多いところで33日間あり、全観測地点で過去最多の猛暑日日数だったことが分かった。

 同研究所は、市内36小学校の百葉箱内に温度計を設置し、1時間ごとの気温を観測している。

 結果によると、7〜8月に最も猛暑日が多かったのは鶴見区生麦(生麦小)と都筑区長坂(茅ケ崎台小)の33日間で、最少は戸塚区柏尾町(柏尾小)の5日間だった。21地点で9日間以上連続して猛暑日を記録。都筑区長坂は最長の14日間連続で猛暑日となり、昨年の7日間連続の倍だった。

平均気温も過去最高値

 平均気温は、市内北東部で高温となる傾向が見られ、最高は鶴見区生麦と磯子区西町(根岸小)の29・8℃、最低は緑区新治町(新治小)の28・4℃だった。全地点の平均気温は29・2℃となり、観測開始以来の最高値を更新した。

 熱帯夜の日数も32地点で過去最多となり、最多は鶴見区生麦などで57日、最少は緑区新治町の29日だった。

19日に出演する「サキソフォックス」

横浜市役所で子ども向けハロウィーンイベント 10月19、20日 歌やダンス、体験ブースなど

 横浜市は10月19日(土)、20日(日)に市役所=中区本町=で子ども向けイベント「わくわく!こどもデー in 横浜北仲フェス〜市役所でHappy Halloween〜」を行う。同イベントは市役所の若手職員が局を横断して発案したもの。

 市役所1階アトリウムには高さ5mの「かぼちゃバルーン」が登場し、ふわふわのバルーンの中でジャンプして遊ぶことができる。

 アトリウムのステージでは19日に市立みなと総合高校の生徒によるダンスやチアダンス、ズーラシアンブラスの仲間たち「サキソフォックス」による演奏会などを開催。20日は市立港中学校の演奏会や遊び歌を楽しめる「ガーガーズ」、プロバスケットボールチーム「横浜エクセレンス」の専属チアリーダーズ「Elegance」のスペシャルステージが開催される。

 庁舎内では、しおり作りやモルック、輪投げ、電車とホームの隙間を体験できる企画などがあるほか、ハロウィーンらしい仮装で来場した子どもは、無料でガチャガチャに挑戦できる。

 横浜の街並みを一望できる31階のレセプションルームが開放され、映画「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!」との連携企画として、映画に登場するプリキュアのスタンディ(パネル型看板)が登場。プリキュアのうちわのプレゼントもある。

 入場無料。両日とも午前10時から午後4時(ブース受け付けは午後3時45分まで)。同時に市役所がある北仲通地区の施設でもマルシェなどのイベントが行われる。問い合わせは横浜市総務局管理課【電話】045-671-2082(平日午前8時45分から午後5時15分)。