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公開日:2024.10.10

樽町在住大森夫妻
自宅を子どもの居場所に
レモンの家(仮称)開く

  • 名称の由来となったレモンの木の前に立つ大森夫妻

    名称の由来となったレモンの木の前に立つ大森夫妻

  • 駄菓子屋を利用する子どもたち

    駄菓子屋を利用する子どもたち

 樽町在住の大森文彦さん(37)と三乃里さん(38)は、自宅1階に「レモンの家(仮称)」を9月からオープンした。子どもたちの新しい居場所として、毎週火曜日に駄菓子屋を開いている。座るスペースも設けており、宿題や遊びなどで子どもや地域の人たちの交流を生んでいる。

 「街に開いた場所を作りたい」という共通の思いを持つ大森夫妻。日常的に立ち寄れる場所を目指し、昨年11月に購入した、レモンの木が特徴的な自宅をリノベーションして開放することに。コミュニティスペースの面積は21・5平方メートル。リビングだった部屋の床を撤去し30cmほど下げ、土間にしている。屋内と屋外の縁側がつながっている中間領域もポイント。「少しでも入りやすくなれば」と作られた。

 現在は、毎週火曜日午後2時から午後5時まで、「まちのちいさなだがしやさん」を開き、駄菓子を販売している。

地元でまちづくり

 三乃里さんの実家は法華寺で、師岡町で生まれ育った。出産を機に、仕事で取り組んできた「まちづくり」を自分が過ごしたエリアでも実践したいとの思いを強めたという。また、中学3の時に現代アートを見て「こんな表現ができるのか」という衝撃を受けたこともあり、「今後は作品展示などもやりたい」と展望を語る。

 文彦さんは福岡県出身。鉄道会社で働いた後、現在は大学教員で都市計画を専門としている。シェアハウスの開発、運営に携わった時に、コミュニティのイベント企画に興味を持つようになった。「プライベートな公民館のような場」を目指す。

 8月31日と9月14日には内覧会を実施。両日合わせて約100人が来場した。「60歳を超えた方が取組みに共感してくれた。(このような場所を)求めてくださっていることが嬉しい」と三乃里さん。

 10月1日に鶴見区から駄菓子屋に訪れた女性は、「100円を握りしめて駄菓子屋に行っていたことが懐かしい」と目を細めた。小2と小5の3人組は、「家の近くにあって遊びに来た。珍しいお菓子を買えた」と嬉しそうに話した。

まち普請に応募

 地域の人や子どもが立ち寄りやすい場所にしようと、大倉山で活動する人たちと「熊野の森、子どもの居場所プロジェクト」を立ち上げ、市の助成制度「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募した。1次選考を2位通過し、来年1月に2次選考が行われる。採択されたら外構を整備して入りやすい環境を整える予定。

 駄菓子屋や作品展だけでなく、リユースグッズや廃棄予定の菓子の販売、ワークショップの開催、レンタルスペースなど、地域と環境がつながる構想を練っている。

 三乃里さんは「子どもの将来の選択肢が広がる場を作りたい」、文彦さんは「第3の居場所として地域に愛される場になれば」と期待を込めた。

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