都筑区版【10月17日(木)号】
大西さん(左)に説明をする牧野社長

SDGsがつないだ輪 牧野造園を院履修生が取材

 仲町台在住で科目等履修生として大学院で環境問題について学ぶ大西富美子さんが、佐江戸町の株式会社牧野造園を訪問。同社が取り組む竹炭の利用について直撃取材を行った。

きっかけは本紙

 大西さんは「子育てが終わり、自分が関心のある環境問題などについて勉強したい」と、働きながら4月から大学院の科目等履修生として学んでいる。

 SDGsに関し、身近に起きていることを考える授業を受講している大西さん。間伐した竹を焼却処分せず竹炭として再利用することで、二酸化炭素(CO2)排出の抑制につなげている、本紙(6月20日号)掲載の同社の活動を知り、話を聞きたいと取材を申し入れたという。

 大西さんは10月2日に同社を訪問。牧野幸太社長が無煙炭化器を使って取り組んでいる竹炭づくりを間近で見せてもらい、効果などについて質問した。牧野さんによると、竹炭は土壌の入れ替えの際、小石ほどに小さく砕き、土壌の容積に対し5%ほど混ぜ込んで使っているという。CO2の排出抑制に加え「水持ちが良くなり、菌糸がつきやすくなるようで、微生物も発生しやすい」と効果を実感しているという。

 取材を終え大西さんは「地球温暖化というテーマは大きいが、解決策を見つけるには身近なことから取り組むことが大事」と自分に言い聞かせるように語った。同社への取材については「生活にも役立てられそうなことが多く、とても参考になった」と感謝した。大西さんはこの日の内容も含め、レポートなどにまとめ、発表するという。

 一方、取材を受けた牧野さんは大西さんの「意欲と行動力に驚いた」と目を丸くした。環境問題については「自分たちで何かを変えるのは難しいが、方向性を示し、次世代に伝えていくことくらいはできるのでは」と語った。

横浜市 65歳のがん検診無料化 退職での受診離れ防止へ

 横浜市はこのほど、65歳の市民のがん検診を無料化した。同年代を境に受診率が下がっていることが背景。市は退職などで会社での受診機会がなくなることが原因の一つと分析し、無料化を機に「がん検診を習慣づけてもらいたい」と話す。

 がんは年齢を重ねるごとに罹患リスクが高まるとされ、日本でも高齢化に伴いがん全般の罹患者数が増えている。早期発見・治療が基本対策となるが、そのために重要となるのが検診だ。

 横浜市ではこれまで70歳以上を対象にがん検診の無料化を実施していた。しかし2022年国民生活基礎調査では、横浜市民の胃がん検診の受診率(男性)は50〜64歳は58%を超えるが、65〜69歳で52・3%と約6ポイント減と大きく受診率が落ち込む。70歳以上は半数以下となっており、リスクが高まる高年齢層ほど受診率が下がる傾向となっている。

約4万人が対象

 横浜市では、勤務先の会社などで検診を受けていた層が、定年退職を機に会社での受診の機会がなくなることも影響していると分析。そこで、前期高齢者に入るタイミングで定年の場合が多い65歳(4月1日時点。該当年度に66歳になる人)を対象に無料化を実施する。対象は、胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がん・前立腺がん(大腸がんは19年から40歳以上が無料)の検診。対象となる約4万人には、9月26日から順次、指定医療機関で使える「無料クーポン券」が発送されている。有効期限は25年3月31日。

 厚生労働省では、受診率60%以上を目標とするが、横浜市の受診率(胃がん)は50・2%(22年)。市の担当者は、「がんのリスクが高まる年代でもあり、勤務先を退職する年代でもある65歳を無料化し受診を促進することで、定期的にがん検診を受ける習慣をもっていただきたい」と話し、「まずは6割を目標に、数字を上げていきたい」と話す。無料化は次年度以降も実施予定。

大日本プロレスの看板レスラーの1人として活躍する 橋本 大地さん 川崎市在住 32歳

父の背を追い、我が道拓く

 ○…2団体を渡り歩き、大日本プロレスに入団したのは8年前。今では看板レスラーの1人としてリングに上がる。地方興行や商店街プロレスなど距離の近さで知られる大日本プロレス。「ファンとの交流を大切にしつつ、これからも盛り上げていけたら」と意気込む。

 ○…青葉区出身。父は「破壊王」の異名を持つ橋本真也さん。ただ「プロレスラーになりたいとは思っていなかった」と話す。転機は中学1年で訪れた父の死。脳裏に浮かんだのは「父のあとを継がなければ」という使命感だった。母の反対を押し切り、高校進学とともに入門。勉学と両立しながら練習生として心身を鍛える日々を過ごした。「先輩が付きっきりで指導してくれたけど1日が長く感じて大変だった」と振り返る。デビューは2011年3月6日。高校卒業の4日前だった。「張り詰めた空気に緊張した。初めてリングから見た景色は今でも忘れない」

 ○…デビューから13年。父と同じ環境に身を置き、改めて気付いたのはその偉大さ。「カリスマ性があったし、魅せ方も上手かった。一時代を築いた凄い人でした」。大日本プロレス唯一の2世レスラーとして父の背を追いつつ、「自分らしさも出していけたら」と先を見据える。得意技は父と同じく「DDT」だ。

 ○…危険と隣り合わせのプロレス。これまでに3度の骨折を経験。特に覚えているのは、天龍源一郎さんのパンチを顎に受けた衝撃。「大好きなシュウマイが食べられなくて、病院に行ったら折れてて」と笑う。昨春結婚。1歳3カ月になる息子がいる。「かわいくて仕方がない」と覗かせるのは父の顔。3世については「やりたいなら止めはしない。おすすめはしないけど」と苦笑した。

ジャズ演奏に酔いしれる 仲町台地区センターで

 仲町台地区センター主催の「仲町台地区センターまつり JAZZ DAY」が10月26日(土)、同センター2階で開催される。午後1時から7時まで。入場無料。

 シニアジャズバンド「ハッピーじゃむ」を皮切りに「つづきジャズオーケストラ」(ゲストVo.高橋明子氏)まで8組の演奏が楽しめる。

 問い合わせは、同センター【電話】045・943・9191へ。

 

真剣に坐禅に取り組む

坐禅でリラックス ヒロセ電機×駒沢大学

 都筑区に本社を構え、コネクタを製造・販売しているヒロセ電機株式会社(石井和徳代表取締役社長)で10月8日、坐禅体験が行われた。

 体験は、同社がスポンサーを務める駒沢大学陸上部協力のもと、同社の退社時間後に開催。社員25人が参加した。

 最初に同大学の元学長で寿徳寺=鶴見区=の住職を務める廣瀬良弘さんから、同大学と坐禅の成り立ちなどについて説明があった後、坐禅の体験へ。坐禅が始まると参加者たちは集中した様子で、会場は静けさに包まれた。

 同社の小林義典さんは「初めての坐禅体験だったが、とてもリラックスして取り組めた」と振り返った。

スコップを使い泥かき=提供写真

荏田東在住の内野さん 能登半島水害支援へ 浸水被害に救いの手

 荏田東在住の内野敦さん(57)は9月29日、豪雨被害を受けた石川県輪島市で水害ボランティアを行った。

 内野さんは、元日に発生した能登半島地震を受け、2月・4月・5月にも被災地へ支援に訪れている。今回も、9月21日の記録的大雨で輪島市が被害を受けたというニュースを見て、すぐにボランティアへの参加を決意した。

 28日の夜に車で出発し、およそ7時間かけて金沢へ。金沢からはボランティアバスに乗り、3時間かけて輪島市へ向かった。

 内野さんは午前中、大雨で浸水被害を受けた輪島塗の工房を訪問。工房内は、身長163cmの内野さんの腹部辺りまで浸水し、大量の泥が流れ込んでいたという。内野さんはスコップやヘラを使い、泥をかき出した。午後は洋菓子店を訪問。浸水で冷蔵庫等の機器が故障しており、内野さんは運び出しに協力。他にも仮設住宅のごみ回収や泥の運搬など、約5時間かけて支援活動を行った。

 内野さんは「地震の爪痕が残る中での二重災害。被災者も落胆した様子だった」と話した。

現地で見た課題

 「車では現地へ直接行けないこともあり、ボランティアの人員が足りていないと感じた」と課題を語った内野さん。「南海トラフ地震が起きた場合、我々も支援を受ける立場になる。助け合いの精神を持って、各々ができることをしてほしい。都筑区内の関心がある方は是非ボランティアへ」と呼びかけた。

10曲以上を大合唱

サロンひだまり 愛され続けて15年 記念祭りに利用者50人

 勝田地区に住む高齢者の交流の場として親しまれている「サロンひだまり」が開所15周年を迎え、10月9日に勝田団地第1集会所で記念祭りを開催した。

 サロンひだまりは、高齢者の孤立を防ぐため、市のモデル事業としてかちだ地区おもいやりネットワーク連絡会が開所。将棋や編み物などを通して、近隣住民との仲を深めてきた。

 当日は、約50人の利用者が参加。おもいやりネットワーク連絡会の中山敏明代表や同サロンの飯田孝枝代表らのあいさつの後、大正琴の演奏に合わせ、「夕焼け小焼け」や「川の流れのように」など10曲以上を合唱した。

 飯田代表は「コロナ禍で活動できない時期もあったが、無事に15周年を迎えられた。これからも地域の情報交換の場として、ゆっくり続けていきたい」と話した。

恐怖のバスツアー今年も 4会場でハロウィン

 区内4つの商業振興会や商店会が合同で行う「恐怖のハロウィンバスツアー」が10月19日(土)に開催される。午前10時から午後4時。荒天の場合は翌20日(日)に順延。

 停車場所は中川駅、北山田駅、仲町台駅、センター北駅近くに設置される臨時バス停。各会場で販売されている200円の乗車券を購入することで、区内を巡回する臨時バスに乗車できる(何回でも乗車可)。

 各会場でスタンプを集めて応募すると抽選で60人に都筑区商店街連合会のキャラクター「たいちゃん」グッズが当たる抽選に参加できる。

 なおツアーに合わせて各会場では独自のイベントを開催する。

センター北

 センター北会場では、港北みなも、ヒロセ電機(株)、みなきたウォーク、横浜市歴史博物館、大塚・歳勝土遺跡公園、都筑民家園を会場に「センター中央文化祭」を開催。コンサートやライブパフォーマンスなどが多数行われる。午前10時から午後4時。

中川

 中川会場では、花と香りのみちで中川まちなかマーケットを開催。飲食ブースやステージイベントの他、防災グッズがもらえるスタンプラリーを実施する(無料)。午前10時から午後4時。

仲町台

 仲町台会場では、ミモザ広場とせせらぎ公園芝生広場でハロウィンイベントを開催。午前10時から午後4時。フェイスペイントやお菓子の配布、模擬店の出店など。仮装コンテストは50組300人で、当日午後2時30分まで受け付ける。

北山田

 北山田会場では、山田富士公園でグルメ&スポーツフェスタを開催。飲食の販売やモルック、フットゴルフの体験が行われる。翌20日には仮装コンテストやアイドルライブなどもある。また北山田商業振興会で使えるプレミアム付商品券の販売も行われる。午前10時から午後5時

 

お詫びと訂正

 10月10日号の記事中のバス停車場所で「えだきん商店会近く」とあるのは「センター北駅近く」の誤りでした。お詫びして訂正します。

長寿を祈る重陽の節句 都筑民家園

 旧暦9月9日の「重陽の節句」にちなみ、都筑民家園=大棚西2=で10月19日(土)・20日(日)、「菊節句」と題したイベントが行われる。午前10時から午後4時。参加無料。

 期間中は、園内に長寿と厄払いを祈り、「後の雛」や菊づくしの調度品、ちりめん細工など重陽の節句に関する展示品が展示される。「お茶室カフェ」も同時開催。

 問合せは同園【電話】045・594・1723。

男性も自分事として参加

ピンクリボン月間 模型使い、乳がん体感

 乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える10月の「ピンクリボン月間」に合わせ、都筑区福祉保健課は10月5日、乳がんのしこりを体感するイベントをららぽーと横浜で開催した。

 乳がんは日本人女性の9人に1人がかかる身近な病気。一方で自分で見つけることができる唯一のがんでもある。

 会場では片方の乳房にしこりのある模型を使い、買い物客らが触診でしこりの感触を体感した。

 過去に自身の触診で気づき、生検を経験したことがあるという池辺町から訪れた60代の女性は「しこりがある、と思って触れるので見つけやすいが、自分で探すのは大変」と過去を振り返って話した。

 港北区在住の女性は恋人や友人らと体験。「会社の健康診断でも検査があるが、意識しないと気づけない」と改めて実感した様子。恋人の男性も「こういった機会があると気づきを得ることができる」と貴重な体験に感銘を受けていた。

 同課が大型の商業施設で乳がんのしこり体験を企画するのは、昨年の港北東急S.C.に次いで2度目。同課では、毎年区内どこかの商業施設を会場に継続できればと語った。

城址を照らす幽玄美 11月9日、竹灯籠まつり

 NPO法人日本の竹ファンクラブ=事務所・中川=は11月9日(土)、小机城址市民の森=港北区=で、第21回竹灯籠まつりを開催する。午後4時30分から7時。

 同クラブは「竹林の里親制度」に基づき、2003年から同所を整備している。当日は3500本以上の竹灯籠による圧巻の景観が楽しめる。

 本丸広場では、竹林整備で発生した竹材や竹の子を利活用した飲料や竹製品の販売も。入場は無料。ただし高校生以上には700円ほどの保全活動協力費を求めている。雨天の場合は翌10日(日)に順延。開催の可否はホームページで確認。

 会場へはJR横浜線小机駅から徒歩15分。クラブでは当日、竹灯籠に火を灯す点火ボランティアも募集中。問合せは同クラブ【電話】045・306・9993。

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(前列左から時計回りに)三輪さん、池田さん、土井さん、福嶋さん=提供写真

念願の日本一に (株)ソディック相撲部

 仲町台に本社を構える大手工作機械メーカー・株式会社ソディックの相撲部が、千葉県で開催された「第66回全日本実業団相撲選手権大会」団体1部で優勝した。同社の優勝は初。

新大関に刺激

 同社の池田俊さんと三輪隼斗さんは、9月7、8日にポーランドで行われた世界相撲選手権に日本代表として出場している。日本代表2人を擁し、土井敢太さん、福嶋喜貴さんを加えた布陣で臨み、念願の実業団日本一の座を射止めた。

 主将を務めた三輪さんは、同社の事業所所在地で複数の部員の出身地である石川県が豪雨で大きな被害を受けたことに触れ、「今回の優勝で被災地の方に、少しでも元気を届けることができれば」とコメントした。三輪さんは大相撲9月場所で優勝し、新大関となった石川県出身の大の里関の中学・高校・大学の先輩。今でも交流があり、大の里関の優勝、大関昇進についても「県民に勇気を与えてくれた」と後輩の活躍に感謝した。

 同社の次の目標は、12月に行われる天皇杯(全日本相撲選手権大会)の優勝だ。

感動のゴールシーン

雨のち秋晴れ笑顔 都筑ヶ丘幼稚園が運動会

 学校法人柏木学園都筑ヶ丘幼稚園=川和町=が10月6日、川和小学校で秋季運動会を開催した。

 雨のため一日順延して行われた運動会。夏前から練習に取り組んできた園児たちの発表に、家族や未就園児を含む多くの来場者らが声援を送った。

 盛り上がりが最高潮に達したのは、プログラム最後の年長児104人によるクラス対抗リレー。アンカーの園児がゴールで待つ担任の胸に飛び込むと園庭は大きな拍手に包まれた。

シリコンラバーヒーター

株式会社スリーハイ 台湾で自社技術PR 先端技術展に初出展

 東山田に拠点を構える株式会社スリーハイ(男澤誠代表)は10月17日(木)から19日(土)にかけて、台湾で開催される先端技術展示会「Taiwan Innotech Expo (TIE)2024」に出展する。

 TIEは、ドローン・ロボットなどの未来技術やグリーン・再生可能エネルギー、半導体産業など、幅広い分野の企業が集う国際展示会。昨年は1151のブースで展示が行われ、約4万8千人が来場した。

 スリーハイは、産業用ヒーターをオーダーメイドで製造・販売している企業。これまで酪農や生産業、サービス業など約7千社と取引を行っている。過去にはタイやベトナムでも製品の展示を行ってきた。

 台湾初出展となる今回は、半導体や食品製造業を中心に導入されている「配管用シリコンラバーヒーター」や防犯カメラのレンズなどに使用される結露防止の「透明フィルムヒーター」など、オーダーメイド製品や技術を紹介する。

 同社の深井稜子さんは「台湾には半導体を製造している企業や日系企業が多いので、連携を深めるきっかけになれば。日本のものづくり技術の高さをアピールしたい」と意気込む。

質問の多さから関心の高さが伺えた

知りたいけれど、聞きづらい… 葬儀の費用をズバリ解説 仲町台・FL(ヒューネラルリビング)横浜

 仲町台の「メモリアルアートの大野屋」が運営する「フューネラルリビング横浜」で10月8日、終活セミナーが行われた。定期的に開催されているセミナー。今回のテーマは関心の高い「葬儀の費用」について。

 セミナーでは、亡くなってから火葬までの流れと都度必要な費用について細かく解説。参加者からは費用以外にも「火葬場は何時から利用可能か」「無宗教の場合は」などの質問が次々と飛び出した。

SHJの坂本瑶子マネジャー(左)に非常食を渡すAOKI HDの荒木渉シニアアドバイザー

AOKI HD 非常食をFB(フードバンク)に寄贈 防災備蓄品を活用

 株式会社AOKIホールディングス(本社・葛が谷)は10月4日、認定NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン(以下、SHJ)に同社の防災備蓄品870食を寄贈した。

 同社では本社内に備蓄している非常食を、保管期限に合わせて入れ替える際、食品支援が必要な人へ届けてもらえれば、とSHJに寄贈している。寄贈は2023年4月に次いで2度目。

 SHJは2002年に設立した日本初のフードバンク。

改装後、初の文化祭 10月27日、勝田CH(コミュニティハウス)

 今年9月1日に改装した勝田小学校コミュニティハウス=勝田町348の2=で10月27日(日)、文化祭が開催される。午後1時から3時30分。入場無料。

 活動団体の作品展や演技発表、せせらぎ会による「お茶会」など(一服200円)。問合せは同ハウス【電話】045・592・1877。平日は午前9時から午後9時、その他の日はは5時まで。

笑顔で優勝トロフィーを持つ東郷さん

小学生女子100m 自己新で全国優勝 折本小6年 東郷帆夏さん

 折本小学校6年の東郷帆夏さんが、国立競技場で行われた「日清食品カップ第40回全国小学生陸上競技交流大会」の6年女子100mで、12秒78の自己ベストを記録し、優勝した。

 同大会には昨年に続き2回目の出場。前回は惜しくも決勝に進めなかった。小学生の大会に参加できるのは今年で最後のため、「絶対全国の決勝に行きたい」と挑んだ今大会。「努力が報われて嬉しい」と振り返った。

体づくりでタイム向上

 元々走ることが好きな東郷さん。小4の時、新横浜公園を拠点に活動する「ランベント」の体験会に参加。タイムが縮まったことが嬉しく、通い始めた。陸上専門ではなく、体づくりを行う同スクールに所属後、最初の大会で14秒67だった記録は、今年6月の市の記録測定では13秒69、7月の県大会では13秒36まで短縮。今大会でさらに大幅に記録を更新した。

 現在は週4日、1時間半から2時間ほどの練習に励む。同スクールの瀧田護コーチは「春先から体幹のブレがなくなりタイムが伸びてきた。関節の動きがスムーズな点が特長」と語る。

 中盤から後半の加速を得意とする一方、スタートに課題を感じている東郷さん。現在はスタートの重心移動を意識した練習に力を入れている。目指すは「日本人女子初の10秒台」と「世界で活躍できる選手」。

 

映画から目を離せない

地球に優しいバザー 能登地震への支援も

 子どもたちの健全な育成環境の提供を行う「もあなキッズ自然楽校」主催のチャリティーバザーが10月5日、森のようちえんめーぷるキッズともあな幼稚園で開催された。

 バザーでは環境への配慮として、オーガニック食材で作られたサンドイッチや廃材を使用した鞄やポーチなどが販売された。森のようちえんでは映画の上映会も開催。夢中で鑑賞する子どもの姿も見られた。

 バザーの売上は能登半島地震で被災した子ども達に寄付される。

 

詳細は市のウェブサイトでも確認を

10月19日・20日 横浜市役所にフォトスポット設置

 横浜市は10月19日(土)、20日(日)に市役所=中区本町=で行われる子ども向けイベント「わくわく!こどもデー in 横浜北仲フェス〜市役所でHappy Halloween〜」に合わせ、環境にやさしいフォトスポットを市役所3階のグランドロビーに設置する。

 「グリーンハロウィン・フォトブース」と題したフォトスポットは、ブライダルイベントなどで使用後にやむを得ず廃棄されてしまう花「ロスフラワー」を使ったドライフラワーで装飾。平戸中学校=戸塚区=出身で、市内でアップサイクルなどの取り組みを実践している高校生4人組「Z to A」による手作り仮装グッズも用意される。家族や友人と共に仮装し、思い出に残る写真を撮影できる。

 イベントは両日とも午前10時から午後4時(ブース受け付けは午後3時45分まで)。入場無料。フォトスポットに関する詳細は市脱炭素・GREEN×EXPO推進局脱炭素ライフスタイル推進課【電話】045・671・2661へ。

 

離婚を共に考える まちbizで11月9日

 ひとり親や離婚を共に考えるイベント「未来へのステップ」が11月9日(土)、まちなかbizつづき=中川中央1の21の3=で開催される。主催はつづきケアポケット。正午から午後5時まで。

 弁護士への無料個別相談や離婚時の心構えを解説するセミナー、親子で楽しめるお菓子作りワークショップなどが開かれる。

 参加無料。本人が参加できない場合は代理人でも可。

 

防災ガイドを手にする七理さん

中学生向けに防災ガイド 市内企業が無料で配布

 防災用品の製造販売を行っている(株)ペガサス=港北区=が中学生向けの副読本「はまっ子防災ガイド」を発行し、9月から横浜市立中学校の1年生に順次配布している。

 発行責任者を務めた七理義明さんは、防災について子どもたちにより関心を持ってもらおうと、横浜市に共創事業として教材の製作を提案。授業で使用する防災ガイドの発行に至ったという。

 内容に関しては横浜市総務局危機管理室と横浜市消防局が監修し、教科書作りのノウハウを持つ東京書籍(株)が編集協力して作り上げている。2022年の初版から今年で第3版となり、内容も充実。震災の被害想定や被災時にとるべき行動、備蓄品などに加え、応急手当や風水害への備えなど防災全般を網羅している。

 防災ガイドは教育委員会を通じて中学1年生に無料で毎年改訂版を配布しており、製作費は地元企業などの協賛で賄っている。今年4月には藤沢市でも発行し、来年4月には東京都品川区で創刊する予定だ。

 七理さんは「キャラクターを多用するなど中学生に防災について興味を持ってもらうように工夫している。大人が読んでも役に立つ内容なので、家族で読んでもらえれば」と話している。同ガイドに関する問い合わせは同社まで。【電話】045・565・9936

みなきたマルシェ 30回目にして過去最大 セン北周辺でハロウィン

 「第30回みなきたマルシェ」が10月26日(土)に開催される。主催は同マルシェ実行委員会。正午から午後6時まで。

 今回は「SUPER BIG ハロウィン」と称し、みなきたウォーク、シンボル広場、シンボルロード、ノースポート・モール、モザイクモール、あいたい、市歴史博物館前を会場に開かれる。全エリアに設置されたスタンプを集めると景品が貰える企画も(景品はなくなり次第終了)。

 問い合わせは、同マルシェ事務局【メール】minakitamarche@gmail.comへ。

 

 

攻守に活躍したキング開選手(右)

横浜BC ホーム開幕は惜敗 途中、同点に追いつく場面も

 プロバスケットボール・Bリーグの横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC)は10月12日、13日、横浜国際プールにアルバルク東京(A東京)を迎え、ホーム開幕戦を戦った。

 開幕2連勝同士で迎えた一戦。横浜BCはキャプテンの森井健太選手を肉離れで欠く苦しい試合。それでも2試合とも5000人に迫る大観衆の声援を受け、対戦成績で相性の悪いA東京相手に、途中、同点に追いつくなど接戦に持ち込んだが、惜しくも連敗となった。

 試合後、ラッシ・トゥオビヘッドコーチは、「フィジカルの強い相手に自分たちのやりたいことができなかった」と振り返った。満員の観客に迎えられたホーム開幕戦については、「素晴らしい環境を作ってもらった」と感謝した。

 森井選手の離脱でポイントガードの役割も担ったキング開選手は、「熱狂的な声援を送ってくれたのに勝てず、悔しい」と残念がった。それでも「試合内容は良かった。A東京とは残り3戦あるのでリベンジしたい」と語り、「ブースターをCSに連れていきたい」と力強く約束した。

 次節は10月18日(金)・19日(土)にアウェイで川崎ブレイブサンダース戦。

アフリカにつながるプロジェクト 参加希望の学生募集 横浜市、TICAD9へ向けて

 横浜市は来年8月に横浜で行われる「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」に向けて、大学生らがアフリカについて学ぶ機会を作り、事業のアイデアを考えてもらう企画の参加者を募集している。

 この「横浜からアフリカにつながる学生プロジェクト」は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指すとともに、学生が将来のキャリアについて考えるきっかけを提供していくのが目的。

 参加者は11月30日から約半年間、アフリカについて学ぶセミナーを受けたり、グループワークを行い、来年5月に動画でその成果を発表する。

 対象は大学生や大学院、短期大学、専門学校などに在学する学生。個人か6人以内のグループで参加する。環境、教育、ジェンダー、観光、農業・食糧など12のテーマから選択し、専門家からのアドバイスを受けながら、関心のあるテーマについて学んでいく。

 募集は11月15日(金)まで。定員は先着で60人程度。詳細は市TICAD9特設サイト(https://ticad9.city.yokohama.lg.jp/event/327)。問い合わせは市国際局【電話】️045・671・2068。

試合を応援する観客

横浜ビー・コルセアーズ 開幕戦を画面越しに応援 ホーム初戦は12日

 プロバスケットボールBリーグの新シーズンが開幕。10月5日にアウェイで仙台89ERとの開幕戦を迎えた横浜ビー・コルセアーズを応援しようと国際プールでパブリックビューイングが行われた。会場には、開幕戦を応援しようと多くの観客が訪れた。

 試合は白熱した展開を見せ、ビーコルの選手が得点すると、会場に歓声が響き渡った。試合は72対68でビーコルが勝利した。

 次節は10月12日(土)・13日(日)、国際プールメインアリーナでアルバルク東京とホーム開幕戦を迎える。

 

未来の「ハマ」に一家言 MP(マスタープラン)にパブコメ募集

 横浜市は「都市計画マスタープラン(全市プラン)」の改定に向けた素案を公表。10月1日から市民意見(パブリックコメント、以下パブコメ)の募集を開始した。

 10月14日(月)から市内5カ所で説明会を実施。都筑区では、10月17日(木)午後7時から都筑公会堂で行われる。

 マスタープランの概要版および説明動画は市ホームページで閲覧可。

 パブコメの提出方法は横浜市電子申請・届け出システムによるオンライン入力か、メール(tb-toshimas@city.yokohama.jp)、ファクス(045・664・453、素案に掲載のはがきによる郵送。素案は区役所(広報相談係)または説明会会場で配布。締切は10月31日(木)。

 問合せは都市整備局企画課【電話】045・671・3749。

贈呈式に参加した(左から)市スポーツ協会の山口宏会長、山中市長、岡選手、村尾選手、藤波選手、鈴木太郎市会議長

オリンピック・パラリンピックメダリスト6人に横浜市がスポーツ栄誉賞 体操・岡慎之助選手ら

 パリオリンピックとパラリンピックでメダルを獲得した横浜市ゆかりの選手6人が「横浜市スポーツ栄誉賞」を受賞し、10月10日に市役所で贈呈式が行われた。

 受賞者は、体操で3個の金メダルを獲得した岡慎之助選手、フェンシング男子フルーレ団体金メダルの飯村一輝選手、柔道男子90kg級銀メダルの村尾三四郎選手、レスリング女子68kg級銅メダルの尾崎野乃香選手、同53kg級金メダルの藤波朱理選手、パラ陸上男子400m銀メダルの福永凌太選手の6人。

 岡選手は都筑区の星槎国際高校横浜出身、飯村選手と尾崎選手は港北区の慶應義塾大学に在学中、村尾選手は青葉区の桐蔭学園高校出身、藤波選手は青葉区の日本体育大学に在学中、福永選手は日体大大学院在学中。

 贈呈式には、岡選手、村尾選手、藤波選手の3人が出席した。

 岡選手は「メダルを獲得できて、見ている皆さんに少しでも元気や勇気を与えられたと感じている」、村尾選手は「たくさんの方に応援していただき、力になった。これで終わるわけはいかないので、(2028年の)ロス五輪へ向けて全力でやっていきたい」、藤波選手は「初めてのオリンピックだったが、応援のおかげで皆さんの力と一緒になって戦えた感覚だった」とそれぞれ語った。

 出席した山中竹春市長は「子どもたちをはじめ、多くの人に夢と希望を与えてくれた」と選手に感謝の言葉を述べた。

女子バスケットボールWリーグの試合に市民400人招待 11月16、17日の富士通対シャンソン戦

 横浜市は11月16日(土)、17日(日)に横浜武道館で行われる女子バスケットボールトップリーグの「Wリーグ」の富士通レッドウェーブ対シャンソン化粧品シャンソンVマジックの試合に各日100組200人の市民を無料招待する。

 市民にトップレベルのバスケットボールを身近に感じてもらう機会を提供する狙いがある。

横浜出身の宮澤選手も

 Wリーグの2024―25シーズンは10月11日に開幕。富士通レッドウェーブは川崎市を拠点に活動。昨シーズンの覇者で連覇を目指す。泉区で生まれ育ち、県立金沢総合高校=金沢区=出身の宮澤夕貴選手がキャプテンを務める。

 試合は両日とも午後3時開始。招待席は1階エリア指定席でエリア内は自由席。応募は10月31日(木)まで、横浜市の特設サイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/sports/taikai-event/wleague.html)で受け付けている。申込多数の場合は抽選。

 当選者には11月7日(木)午後5時までにメールで連絡があり、当日は当選メール画面または印刷した紙の提示が必要となる。

子どもが体験できる企画も

横浜の職人技を体験できる「よこはま技能まつり」 11月3日、関内駅そばで

 さまざまな職人による実演や作品の展示販売などがある「よこはま技能まつり」が11月3日(日・祝)午前10時から午後3時30分まで、関内駅そばの横浜市技能文化会館などで行われる。主催は横浜市技能職団体連絡協議会(ハマ技連)、横浜市が共催。

 同まつりは、衣・食・住に関わる横浜の技能職の魅力を広く伝える目的で行われており、今年で43回目を迎える。

 畳職人の指導を受けながら畳表の素材を使ったストラップ作りやワイシャツのアイロンがけ体験などが行われる。国産杉を使ったコースター作りなど、事前予約優先のプログラム(一部有料)もある。

 ステージでは、鳶木遣りや着付けの実演などが披露される。ほかに、ホテル特製のビーフカレーや畳製品、組子製品などの販売も行われる。

 一部のプログラムは大通り公園で実施。会場近くにキャンパスがある関東学院大学が11月2、3日に行うイベント「関キャン fes.2024」と連携する。

 事前予約優先プログラムは10月11日(金)午後8時から専用サイト(https://hamagiren2024.peatix.com/)で受け付け。問い合わせはハマ技連【電話】045・650・5811(月、水、金曜日午後1時〜5時)。

災害に備える〜医療・介護の視点から〜 ■都筑区在宅医療相談室

 都筑区医師会地域多職種連携協議会によるコラムは、今回から新シリーズ。医療・介護の視点から災害に備えるためのアドバイスをいただきます。第1回は都筑区在宅医療相談室から。

 当相談室では、市民の皆様や病院、診療所、ケアマネ事業所、地域ケアプラザなどの専門職の方々から、在宅医療に関するご相談を受け付けています。

 すでに在宅療養をされている方々は、日頃から災害に備えて準備をされているかと思いますが、いかがでしょうか?

 災害が発生した場合、移動が困難になったり、ライフラインが断たれる恐れがあります。また、在宅療養中の方々は、介護保険サービスを利用している場合でも、専門職がすぐに訪問できない状況が想定されます。そのため、平常時から防災意識を高め、備えを進めることが非常に重要です。防災の準備は、日頃から訪問している専門職の方々と相談しながら進めていくことをお勧めします。

 たとえば、非常用医薬品や医療機器の電源確保、避難時の連絡方法など、具体的な対策について専門職と事前に話し合っておくことで、緊急時の混乱を防ぐことができます。防災の備えは、療養者やご家族、そして専門職が協力して進めていくことで、安心して生活を続けるための重要な鍵となります。