港南区・栄区版【10月24日(木)号】
リーフレットを手に持つメンバー

港南歴史協議会 「こうなんみてあるき」創刊 上大岡の発展など紹介

 港南歴史協議会は9月30日、港南区の歴史や史跡を紹介するリーフレット「こうなんみてあるき」を新たに刊行した。創刊号では「上大岡の発展と京急」と題し、駅の成り立ちなどを紹介している。

 NPO法人港南歴史協議会が、世代を超えて多くの区民に港南区への愛着を深めてらうことを目的に発行した「こうなんみてあるき」。ケアプラ、コミュニティハウスなどの公共施設で手に取ることができる。

 以前から歴史に関する出版物を刊行してきた同法人だが、今回はより広い読者層を想定して、写真を大きく使い、手にとってもらいやすいリーフレットの形態で情報をまとめた。また、外国籍の区民のため、英語の翻訳文も併記。取材や校正、翻訳は協議会のメンバーがそれぞれ担当した。リーフレットには発展する上大岡駅の様子を表す写真と歴史の解説、カラフルな京急電車の写真が多数掲載されている。

 同会は資金集めのために今年の4月、市民団体やNPO法人に対して補助金を支給する「港南ひまわりプラン」に申請。その後、区役所のヒアリングを経て、8月に補助金の交付が決定したタイミングで準備を本格化させた。「発行まで約2カ月という期間のなかで、さまざまな人の協力のおかげで、完成させることができた」とメンバーの須藤清さんは語る。

 発行に際して、メンバーの金子玲子さんは「国、世代を問わず、多くの人に地域の歴史を知ってほしい。是非、気軽に手に取ってもらえればと」笑顔で話した。

創設者の梅川さん(左)と冨田さん

栄区サッカー 公田SCが50周年 11月3日に記念式典

 栄区を中心に活動する一般社団法人公田サッカークラブ(冨田兄一郎代表理事)が50周年を迎え、11月3日(日)に同区内で記念式典を開催する。これまでに1000人以上のOB・OGを輩出しており、区内のサッカー少年少女らの活動に貢献してきた。

「団地の子のため」

 公田サッカークラブを創設したのは当時公田団地に住んでいた梅川玉機さん(77)。団地内に住む知り合いの女性の息子が地域に馴染めずに梅川さんに相談があった。そこで「子どもが集まればサッカーでもするよ」という話になり、「その女性が近所の奥さんにも話をして子どもを15人位集めてきたのでチームをスタートさせた。団地の子どものためのチームだから公田SCにした」と創設のきっかけを語る。

 桂台小学校初代校長にグラウンド使用の許可を得てチームは船出した。試行錯誤でスタートし、少年サッカーの練習方法などを独自に学びながら梅川さんらが運営してきた。現在は冨田さんがバトンを引き継ぎ三代目代表となり、2018年には地域スポーツクラブとして一般社団法人化させた。梅川さんは「あっというまの50年だった。これからも地域に根差したチームであってほしい」と思いを託す。

桂台小でOB会

 同クラブでは50周年を記念し、11月3日に桂台小学校グラウンドでOBサッカー(中学生以上)を開催する。時間は午前10時から午後1時まで。申し込みは不要のため、参加希望者は直接グラウンドに集合。また、同日の午後5時から7時半には50周年記念式典が行われる。参加条件は20歳以上のOB・OG、保護者、歴代コーチ、関係者ら。式典は立食パーティー形式で、チームの歴史映像や演芸などが予定されている。参加費は1人8000円。申し込みは記載の二次元コードから。期限は10月25日(金)まで。節目を迎え、冨田代表は「多くの人に集まってもらえれば」と参加を呼び掛ける。

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの 石塚 英彦さん 保土ケ谷区出身 62歳

横浜はホッとする場所

 ○…「まいう〜」の決め台詞とにこやかな笑顔のグルメリポートが人気。県から観光親善大使に任命され「神奈川は山あり海あり、名産も多い場所。全国の人にもっと神奈川の魅力や美味しいものを伝えられたら」と意気込む。畑や漁港などロケで生産者を訪れた経験から、子どもの食育にも関心を持ち「収穫ツアーや地元産の食材を使ったイベントなどもあれば、ぜひお手伝いしたい」と目を細める。

 ○…保土ケ谷区出身。小学生の頃から食べるのが大好き。給食に揚げパンが出る日は何があっても休まなかった。中学では「授業より1カ月早くプールに入れるから」と水泳部に。その頃から共通してあったのは「笑いの中心でいたい」という思いだ。先生の物まねやダジャレなど、クラスで笑いを取る快感が、後のお笑い芸人の仕事へつながった。劇団時代を経てお笑いグループ「ホンジャマカ」でデビュー。たちまちテレビの人気者となった。

 ○…還暦を過ぎた今も、好きを極めたグルメリポートは健在。「食レポ」で意識するのは、味付けや食材選びなど、どんな苦労を経て今このひと皿が出来上がってるのかを伝えること。その根底には料理人や生産者への感謝の気持ちが常にある。「それを考えると全て『まいう〜』ですよ」

 ○…結婚までの29年間過ごした横浜は「帰ってくるとホッとする」場所。「乗組員(具)が昔と全然変わらない」と、ブレない中身を愛するシウマイ弁当は「子どもの頃に親が買ってくると兄と一緒に大喜びした」という思い出の味だ。先日はプライベートで娘と崎陽軒の工場見学にも訪れた。横浜生まれのナポリタンも大好物。「好きな食べ物は、味の濃いもの。苦手な食べ物?味の薄いもの」とにっこり。

すごろくを楽しむ参加者

関東学院の幼保連携施設 親子で食について学ぶ 無印良品が協力

 幼保連携型認定こども園の、関東学院のびのびのば園は「無印良品港南台バーズ」で10月5日、年中から小学校低学年の子どもを対象に「簡単レシピ!親子クッキング体験」を開催した。

 当日は米の成長過程を題材にしたすごろくで学びを深めた後、同店で料理教室を開講。参加した親子は、「オムライスおにぎり」と「おこげとあおさ長ねぎの味噌汁」を作った。園長の仲程剛さんは「園外の活動は日頃の保育活動にも生かせる」と手応えを語った。

【写真】【1】例大祭に参加した会員ら【2】社殿での例大祭【3】奉賛会の幟旗【4】松本宮司【5】高森会長

港南区日野中央 春日神社奉賛会が例大祭 会員企業ら親睦深める

 港南区日野中央にある春日神社(松本正昭宮司)で同神社奉賛会(高森政雄会長)の例大祭が10月13日に開催され、会員企業の代表者らが集い親睦を深めた。

  ◇  ◇  ◇

 春日神社社殿は横浜市指定の有形文化財となっており、周囲の森「社叢林」は市内でも有数の自然林として横浜市指定の天然記念物である。神楽殿の裏には2本の木、シラカシとウラジロカシが一本の幹で繋がっており『縁結びの夫婦木』として御神木を拝みにくる参拝者も少なくない。

 過去の記録によると春日神社は1099(康和元)年に創設され、900年以上の歴史がある。御祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)。由緒ある同神社を守るために氏子会はあったものの、会員が減っている状況もあり、約5年前に奉賛会を新たに結成した。現在、奉賛会には港南区を中心とした企業ら28社が集い、社殿屋根の修復工事や神社境内の木々の伐採等の費用を援助している。松本宮司は「神社の環境整備をしていただき大変助かっている。さらに、会員企業の年初めの参拝などで利用者も増えている」と話し、まさに、同会が春日神社を下支えしている。

 奉賛会例大祭は社殿内で執り行われ、会員は玉串奉奠などの儀式に参加した。例大祭後には神楽殿で直会(なおらい)を実施。会員企業代表者らが親睦を深めた。参加した(株)キクシマの菊嶋秀生代表取締役は「春日神社は放課後の遊び場だった。今は、仕事初めの参拝や建築工事の地鎮祭でもお世話になっている」とその関係を語り、上大岡駅前郵便局の宮下賢局長は「二人の息子の七五三をしてもらい、無事に成長しました」と場を和ませた。

 春日神社氏子会顧問も務める高森会長は「これからも活動と会員の幅を広げていきたい」と話した。

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県神社庁による語り部

横浜港南ライオンズ 慰霊堂で60周年事業 落語など披露

 奉仕団体の横浜港南ライオンズクラブ(田野井一雄会長)が10月13日、60周年記念事業として「親子で親しむ日本の神話 落語と戦争体験を聞く会」を神奈川県戦没者慰霊堂(最戸2丁目)で開催した。

 横浜港南ライオンズは横浜南ライオンズをスポンサーとして1965年3月に結成。県戦没者慰霊堂や大岡川の清掃、留学生の受け入れ、献血事業への協力、薬物乱用防止キャンペーン等、各種活動に尽力してきた。

 60周年の節目を迎え記念事業を実施。プログラムでは慰霊堂の歴史が紹介された後に、同クラブ会員の桂歌助さんが落語「桃太郎」を披露すると、巧みな話術に会場は笑いに包まれた。

 最後には神奈川県神社庁語り部チームが日本の神話「天の岩戸」と「ヤマタノオロチ」を披露し、周年事業は閉幕した。田野井会長は「引き続き地域貢献活動に力を注いでいく」と語った。

エリア大会で踊る榎本さん

栄区出身榎本さん 夢語り、目指す日本一 ビューティージャパン

 女性が社会との関わり方をスピーチなどで表現するコンテスト「Beauty Japan(ビューティージャパン)」の日本大会(11月6日開催)に、栄区出身のショープロデューサー兼ダイエットトレーナー榎本愛子さんが出場する。大会では「トラックの荷台をステージにして、全国でショーを行いたい」とアピールする予定だ。

徐々に見えてきた形

 ダンサーとして、テレビ出演や、有名アイドルのバックダンサーなどの経歴を持つ榎本さん。コロナ禍で仕事が激減したことを機にダイエットトレーナーとしての活動も行うようになったが、同時にショーを作ることに対する思いも強まったという。「子どもたちにリアルなショーを沢山見てほしい」と考え、「全国でショーを行う」という夢を描くようになった。そこで実現のために、同コンテストのエリア大会に出場。ダンスとスピーチを行い、日本大会への出場権を獲得した。

 だが、大会当初は具体的な形が見えていなかったという。しかし、エリア大会後、大会に協賛している運送会社のイベントでトラックの荷台がステージとして使われているのを見て、「トラックの荷台を使ったショー」を思いついた。「トラックをステージにすれば簡単に移動できる上に、ホールよりも近くでショーを見ることができる。演者と観客の熱量の交換が容易になる」と日本大会ではこのコンセプトで勝負することに決めた。「出るからには日本一を狙いたい」と話している。

「それも、できます」 記念品制作など

 幣社ではウェブ上での記者レポート(7万7千円〜)やインライン広告、バナー広告、タイアップ広告、バス車内のデジタルサイネージ、簡易ホームページの作成なども承っております。

 また、自治会・町内会や団体等の記念品(ウェットティッシュ)やグッズ(防災ボトル・ウォーターバッグなど)に加え、チラシなどの作成も可能です。

 もちろん、紙面でのPR広告(新規オープンやイベント告知)、求人広告などのお問い合わせもOKです。ビジネス・団体運営などでお困りの際は、お気軽にご連絡ください。(問)港南区・栄区編集室【電話】045・824・6800

持ち運びに便利なスリムボトル

災害時に役立つ6品が、これ1つに 自治会・町内会むけ防災ボトル 名入れ、オリジナル制作も対応

 昨年は、関東大震災から節目の100年。その後も阪神・淡路や東日本、トルコなど大震災は続き、「いざ」への備えは喫緊の課題だ。

 そこで今、注目を集めるのが防災ボトル。いつどこで遭遇するかわからない発災時に、すぐ役立つグッズ6点が、500ミリリットルスリムボトルにコンパクトにまとまっている。折り畳み傘のように鞄に入れておけば、災害への心強い備えとなる。

 「いざに備える」中身は、【1】水などを入れられるフタ付ボトル【2】閉じ込め時に、自分の位置を知らせるホイッスル【3】大地震に伴う停電で、光を灯すLEDライト【4】ペットボトルキャップ1杯分の水で、元のサイズに戻る圧縮タオル【5】体温保持を助ける大判サイズのアルミシート【6】水害の際に携帯電話を保護したり、仕分けに便利なジッパーバッグの6点。

ロゴなどのプリントも

 タウンニュース社では、ロゴや団体名を印刷したオリジナル品の制作にも対応。数量は印刷なしが60本から770円(税込)、印刷ありが300本から880円(税込)。

 相談、見積もりはタウンニュース営業推進部【電話】045・913・4141(土・日曜除く、午前9時〜午後6時)。

横浜DeNAベイスターズが日本シリーズへ 1998年以来の日本一へ、26日横浜スタジアムで開幕

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが10月21日、セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージで読売ジャイアンツを4勝3敗で破り、日本シリーズ進出を決めた。

 ファイナルステージは、ベイスターズが3連勝で王手をかけた後、ジャイアンツが連勝し、アドバンテージの1勝を含めて3勝として第6戦を迎えた。ベイスターズは2対2の9回表、牧秀悟選手のタイムリーヒットで勝ち越し、その裏を森原康平投手が3人で抑えてペナントレースの覇者のジャイアンツを下した。

 セ・リーグ3位のベイスターズの日本シリーズ進出は、同じく3位から勝ち進んだ2017年以来。26日から始まる日本シリーズの相手は、17年と同じ福岡ソフトバンクホークス。1、2、6、7戦が横浜スタジアムで行われる予定。ベイスターズは1998年以来、26年ぶりの日本一に挑む。

山中市長が祝福コメント

 ベイスターズの日本シリーズ進出を受けて横浜市の山中竹春市長が以下のコメントを発表した。

 「このたびは日本シリーズ出場、誠におめでとうございます。横浜市民の皆様とともに心よりお祝い申し上げます。『横浜進化』をスローガンに、三浦監督のもと、選手、スタッフが一丸となり、クライマックスシリーズを勝ち上がり、掴み取った日本シリーズ出場。横浜市民の悲願である26年ぶりの日本一を目指した熱い戦いを期待しています。市民の皆様とともに、全力で応援してまいります」

衆院選の期日前投票 前回比3割減 開始から5日間の状況

 横浜市選挙管理委員会が10月21日、衆議院議員選挙の16日から20日までの5日間の期日前投票の状況を発表した。

 5日間で期日前投票を済ませたのは9万3,845人。2021年10月の前回選では、期日前投票開始から5日間で13万6,314人が投票しており、前回に比べて3割以上少ない。

 区別では、瀬谷区は前回選より増えたが、残りの17区では減少。減少幅が最も大きかったのは港北区で、6割近く減っている。

 早期解散によって、市選管からの投票案内の郵送が遅れており、それが期日前投票の少なさに影響している可能性がある。投票の案内が手元になくても期日前投票は可能。

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大窪署長と感謝状を受け取る局員

栄区の郵便局員 積極的声かけで詐欺3件を防ぐ 栄署が感謝状贈呈

 栄警察署(大窪太郎署長)はこのほど、3件の特殊詐欺を防いだ本郷台駅前郵便局、横浜笠間郵便局に対して感謝状を贈呈した。

 1件目は本郷台駅前郵便局で8月29日、川崎里美さんが約100万円を引き出そうとする80代の女性に対して、目的を確認。女性が「息子からトイレの工事費用が必要だと言われた」と答え、違和感を覚えたことからその場で同郵便局の大橋秀明局長に相談し、警察に通報した。

 2件目は同じく本郷台駅前郵便局で30日、「息子に頼まれ、金を引き出したい」と話す女性が訪れた。対応した桑原紫野さんも局長に報告。女性を説得し、警察が来るまで丁寧に対応した。

 3件目は横浜笠間郵便局で30日、100万円を引き出そうとする80代の男性が来局。局員の後藤菜美恵さんが目的を聞くと、「孫が事故を起こしたから示談金が必要」と話したため、警察に通報した。

 複数回の詐欺が防がれた要因について本郷台駅前郵便局の大橋局長は郵便局でのルールを挙げた。「70歳以上の方が100万円を現金で持ち帰る場合は、必ず警察官の立ち合いの下で行います」と対策に力を入れているという。大窪署長は「同じ人が複数回、詐欺被害を受けて気づいたら被害額が数千万円になるケースもある。引き続き、ご協力をお願いしたい」と話した。

佐藤店長(左)と徳原署長

おたからや港南台中央店 綿密なヒアリングで詐欺を阻止 警察署が表彰

 おたからや港南台中央店は10月16日、女性客に声をかけ、特殊詐欺被害を防止したとして、港南警察署から感謝状の贈呈を受けた。

 対象の事案が発生したのは9月5日。同店に勤務する佐藤慎吾店長と従業員1人は、記念切手を売却しに来た女性に対し、売却理由などを丁寧に聴取。女性が「高額当選したとの連絡が来たが、金を受け取るためにはビットキャッシュ(コンビニなどで購入できる電子マネー)が必要。購入資金に充てる」と説明したことなどから、特殊詐欺の被害にあっていると確信し、購入しないよう説得を行った。

 普段から金品を売却しに来た客に対し綿密な聞き取りを行っているという同店。佐藤店長によると「そうしたことを行う買取店は少ない」というが、客の背景をも理解しようとする姿勢が詐欺防止につながった。徳原太朗署長は「客を気遣う気持ちと、詐欺への想像力の結果。感謝する」と話している。

 

 

大堀理事長(左)と大平理事長

egaoフェスティバル アーケード商店街共催で規模拡大 10月26日(日)午前11時〜 本郷台駅前広場

 栄区の福祉事業所や芸術団体などがブース展開やステージ発表などを行うイベント「egaoフェスティバル」が10月26日(土)、本郷台駅前広場及び本郷台駅前公園で行われる。時間は午前11時から午後5時。主催はさかえegaoプロジェクト。本郷台駅前アーケード商店街の共催。

 当日は40以上の団体が参加。ステージでは和太鼓演奏、落語、ダンス、モノマネ芸人によるお笑いなどが予定。さらに、今年は初めて同商店街が共催に加わったことにより、拡大した会場にキッチンカーなどが並ぶ。

 また、スタンプラリー制覇か、当日に500円以上買い物をした人で希望する人、先着300人には、いたち川のマスコットキャラクター「タッチーくん」のイラストが入ったレジャーシートがプレゼントされる企画も実施される。

 さかえegaoプロジェクトの大平由子理事長は「アートを感じてもらいたい」、本郷台駅前アーケード商店街の大堀通彦理事長は「たくさんの人に来てほしい」と話している。

港南区福祉保健課 姿勢の癖知り、運動促進 11月2日(土)にも実施

 港南区福祉保健課は10月10日、(公財)横浜市スポーツ協会と共に姿勢大測定会を区役所1階で行った。

 このイベントはタブレット端末を使い、立ち姿を撮影することで、姿勢の特徴を数値化し、改善に役立ててもらおうというもの。当日は124人が参加し、測定後には「初めての測定で面白かった」「思ったよりも猫背だった」との声が聞かれた。

 同課担当者によると、「労働や子育てなどに追われる現役世代が自身の健康について目を向けにくい状況にある」との課題意識から実施された取り組みだという。正しい姿勢を身に付けることで、より歩行や運動がしやすくなり、体を動かす機会の増加につながることが期待される。

 なお、同様のイベントは11月2日(土)にも実施される。予約不要・参加無料。会場は区役所6階。時間は午前10時から午後3時まで。(問)同課【電話】045・847・8438

 

吹き抜けの店内を彩るステンドグラス

横浜ほっこり純喫茶【2】 赤レンガの洋館「馬車道十番館」で文明開化気分に浸る 本紙記者のひと息時間

 どこか懐かしい雰囲気やメニューで、若い世代の注目も集める純喫茶。純喫茶とはアルコールの提供がなく、純粋にコーヒーや軽食を楽しむための空間だ。日々地域を回るタウンニュース記者が、取材の合間に立ち寄り、ほっとひと息ついている純喫茶を紹介する。

開港当時の西洋建築を再現した洋館

 今回訪れたのは、JR関内駅北口、市営地下鉄ブルーライン関内駅、みなとみらい線馬車道駅からほど近い「馬車道十番館」。店の入口前にはレトロな電話ボックスや馬車道のシンボル的存在であるガス灯が並び、ここだけ165年前の開港当時にタイムスリップしたかのようだ。

 でも、実は馬車道十番館の開館は1970(昭和45)年と、印象よりも新しい。地元の老舗とんかつ店「勝烈庵(かつれつあん)」の10番目の系列店として1967年に洋食の「山手十番館」がオープンし、その3年後に開業したのが馬車道十番館。開港当時の建築様式を参考に、明治の西洋館を再現した。場所はガス事業の創始者、高島嘉右衛門家の跡地で、店のロゴマークにはガス灯が使われている。

ステンドグラスの柔らかな光が降り注ぐ

 店内は1階が喫茶室で、2階に英国風酒場、3階はフランス料理店、4・5階には宴会場があり、利用目的ごとに分かれている。喫茶室は、なんといってもアーチ形のステンドグラスが目を引く。3色のガラスを通した光は柔らかく、どこかノスタルジックな気持ちに。ファンが回る吹き抜け天井の下、アンティークな調度品、横浜の風景の絵画や写真が配され、地元愛が感じられる。

 他にも大きな柱時計やグラスコレクション、日露戦争当時の欧州航路船「信濃丸」で使用されていた椅子、旧帝蚕倉庫の赤レンガなど、館内には歴史を感じさせる品々がさりげなく配されていて、博物館に来たかのような気分に浸れる。 

レンガをイメージしたプリンをアラモードで

 ここでのお目当ては「十番館プディング ロワイヤル」と「メロンクリームソーダ」。前者はレンガ型のプリンと色とりどりの季節のフルーツ、2色のアイスクリームがのった、いわゆるプリンアラモードだ。主役のプリンは適度なかたさがあるタイプで、卵の味と上品な甘味が心の疲れをほどいてくれる。添えられたバニラとチョコのアイスクリームと複数のフルーツがプリンのおいしさを際立たせる。

 純喫茶の定番、メロンソーダには本物のメロンの果肉を使用。ソーダは自然で程よい甘さのため、バニラアイスクリームとの相性もいい。味の違いが分かる大人にも味わってほしいクリームソーダだ。

■中区常盤町5-67 【電話】045-651-2621(メニュー、価格は取材時のものです)