港南区日野中央にある春日神社(松本正昭宮司)で同神社奉賛会(高森政雄会長)の例大祭が10月13日に開催され、会員企業の代表者らが集い親睦を深めた。
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春日神社社殿は横浜市指定の有形文化財となっており、周囲の森「社叢林」は市内でも有数の自然林として横浜市指定の天然記念物である。神楽殿の裏には2本の木、シラカシとウラジロカシが一本の幹で繋がっており『縁結びの夫婦木』として御神木を拝みにくる参拝者も少なくない。
過去の記録によると春日神社は1099(康和元)年に創設され、900年以上の歴史がある。御祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)。由緒ある同神社を守るために氏子会はあったものの、会員が減っている状況もあり、約5年前に奉賛会を新たに結成した。現在、奉賛会には港南区を中心とした企業ら28社が集い、社殿屋根の修復工事や神社境内の木々の伐採等の費用を援助している。松本宮司は「神社の環境整備をしていただき大変助かっている。さらに、会員企業の年初めの参拝などで利用者も増えている」と話し、まさに、同会が春日神社を下支えしている。
奉賛会例大祭は社殿内で執り行われ、会員は玉串奉奠などの儀式に参加した。例大祭後には神楽殿で直会(なおらい)を実施。会員企業代表者らが親睦を深めた。参加した(株)キクシマの菊嶋秀生代表取締役は「春日神社は放課後の遊び場だった。今は、仕事初めの参拝や建築工事の地鎮祭でもお世話になっている」とその関係を語り、上大岡駅前郵便局の宮下賢局長は「二人の息子の七五三をしてもらい、無事に成長しました」と場を和ませた。
春日神社氏子会顧問も務める高森会長は「これからも活動と会員の幅を広げていきたい」と話した。
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