鶴見区版【10月31日(木)号】
実行委と協力して壁画を制作する児童たち

下野谷小児童 スプレーで壁画制作に挑戦 小野町のアートフェスに協力

 市立下野谷小学校で10月18日、4年生の児童たちがアーティストの協力で壁画を完成させた。地域をアートで盛り上げるプロジェクトに参加したもので、カラフルなスプレーで壁画を仕上げた児童からは「初めての体験でとても楽しかった」などの声が聞かれた。

 児童が参加したのは、小野町周辺でアートによるまちづくりに取り組む「we TREES TSURUMIプロジェクト」による壁画アートフェス「鶴見パブリックアートプロジェクト」。同実行委ではこれまで同町周辺をピンクのメッセージで染めるイベントなどを実施してきたが、今年から更に取組みを広げ、「壁画を描こう!新しい街の顔」をテーマに同町周辺だけでなく、下野谷小や本町通の横浜市国際学生会館など16カ所で壁画アートを制作した。

 同校に描かれた壁画の題名は「イエローサブマリン・フィッシュの森と航海」。制作にあたっては区内在住のアーティスト、原倫太郎さんと原游さんが協力。スプレーを吹きかけるステンシルアートの手法で色とりどりの魚や動物を描き上げると、児童たちから喜びの声が上がった。

壁画ツアーも実施

 同実行委は26日、同プロジェクトのお披露目として16カ所の壁画を巡るツアーを実施。アーティストたちも参加して、それぞれの作品の意図やこだわりなどを説明し、参加者の興味を引いた。

 また、同日には近隣の公園でマルシェやワークショップも開かれ、アートや買い物、飲食などを楽しむ地域住民たちでにぎわった。同実行委の服部宏昭委員長は「様々な所にアートがあることで、まちが全体的に明るい印象になる。次回からは鶴見全体を巻き込んで行うことができれば」と思いを語った。

支援者からの祝福に応える中西氏

衆院選神奈川3区 自民・中西氏が議席守る 立憲・中村氏、比例も届かず

 第50回衆議院議員総選挙が10月27日に投開票され、神奈川3区(鶴見区・神奈川区)は自由民主党の中西健治氏(60)が2度目の当選を決めた。前職に新人4人が挑む形となった3区。全国で自民党への逆風が吹く中でも中西氏が議席を守った。また、次点となった立憲民主党の中村武人氏(49)は比例での復活当選はできなかった。

「厳しい選挙戦だった」

 中西氏の事務所に当選確実の一報が入ったのは深夜0時を過ぎた直後だった。全国で自民党の苦戦が報道される中、中西氏の当選確実が伝えられると、事務所に集まった50人以上の支援者らは拍手と歓声に沸いた。

 支援者らと喜びを分かち、花束贈呈やダルマの目入れをして当選を祝った中西氏。挨拶では「本当に厳しい選挙戦だったが、陣営一体となって緊張感高く挑むことができた。期間中も様々な声をいただいた。これからまた国、県、市が一緒になって進めていきたい」と意気込みを語った。

 全国では自民・公明が過半数に届かず、立憲や国民が躍進した今回の衆院選。3区は前職に対して立憲、維新、参政、共産の新人4人が挑んだ。

 神奈川区選出の県議会議員の職を辞して国政に挑んだ中村氏。自転車で地域を回り物価高対策や裏金問題への批判を訴えたが、地盤のない鶴見区での支持が広まらず、比例復活もならなかった。中村氏は「構図を覆す時間がなかった。今後については支援者と相談して考えたい」と語った。

 日本維新の会の佐藤香氏(50)は「選挙までの期間が短かったが、若い世代からの期待も感じた。今後も活動を継続したい」と語り、参政党の内田恵美子氏(48)は「党勢拡大のため次の参院選を念頭に活動を続けていきたい」とした。また、日本共産党の横山征吾氏(53)は「期間中は手ごたえも感じたが、厳しい結果に終わり残念」と敗戦の弁を述べた。

投票率52・55%

 3区の投票率は52・55%(鶴見区51・77%、神奈川区53・47%)で、前回2021年の衆院選から0・09ポイント下落した。横浜市全体の投票率は55・49%。

矢向日枝神社の御輿護持会「鳳友会」の会長を務める 長澤 昌之さん 矢向在住 75歳

「限界まで担ぐ」神輿への熱

 ○…今年で発足50周年を迎えた矢向日枝神社の御輿護持会「鳳友会」の会長を20年以上務める。今年も神社の例大祭で万灯神輿と宮神輿の2つを担いだ。「神輿と共にまちを隅々まで巡り、地域住民に幸せを運ぶお手伝いをしているようなもの」と笑顔で語る。

 ○…茨城県出身。7人兄妹の4人目として生まれた。「男が6人で喧嘩ばかりだったよ」と大きく笑う。矢向に移り住んだのは22歳の頃。「中学卒業後から働いていたけれど、矢向で大工として会社を経営していた兄を頼って出てきた」。大工として汗を流す中、27歳で鳳友会と出会う。「兄や周囲の勧めもあり、入会した。先輩方の担ぎはそれは見事で、今でもどこにも負けないと思う」と誇らしげに語る。やがて同会の会長職を引き継ぎ、設立30周年の際には記念として万灯神輿の制作を主導。「大工だからね。何年も担げるように気合を入れて作ったよ」と笑顔で語る。

 ○…兄から会社を引継ぐ話が出た際に、それには建築施工管理技士の資格が必要と知り猛勉強。日中は仕事に打ち込み、妻や息子が寝静まった夜中に机に向かう日々。「大工仕事は体で覚えてきたが、勉強で頭を使うのは大変だったね」と笑う。そして勉強の甲斐あって資格を取得し、社長業を引き継いだ。

 ○…3年ほど前に膝の関節を痛めた。「毎年神輿を担いでいるからか、膝の軟骨がすり減って限界が来て歩けないほどの痛みだった」。しかし、神輿を担ぎ続けたい一心で人工関節を入れる手術を決断。「限界まで担ぎ続けますよ。先輩たちに見惚れて今もここにいるのだから。自分たちの担ぎっぷりを見て、熱を感じて欲しい」。神輿を守り、次の担い手を育てるため、これからも熱い想いで担ぎ続ける。

参道はこのにぎわい(写真は過去)

總持寺で「夢ひろば」 11月3日 小池緋扇さんの人形展も

 大本山總持寺を会場に11月3日、「つるみ夢ひろばin總持寺」が開催される。時間は午前10時から午後3時まで。

 このイベントは、同寺と区民などからなる実行委員会が企画。当日は参道両側を「門前バザール」と題し、鶴見みやげやブラジル、トルコなどの多国籍料理、地域活動団体の紹介ブースなど約50の模擬店が並ぶ。

 太祖堂前のステージでは、小中学生のダンスや吹奏楽、和太鼓など幅広いパフォーマンスが。また、僧侶による仏教音楽「声明」も披露される。その他にもキッズコーナーでは、昔遊びや工作、二ツ池の生き物展示なども行われる。

 そして、三松閣の「文化ゾーン」では、横浜文化賞を受賞した小池緋扇さんの人形特別展や、区茶華道協会による「華展・茶席立礼」、郷土史展や鶴見七福神コーナーなどが展示される。

 雨天決行・荒天中止。入場無料。駐車場なし。問合せは鶴見区文化協会【電話】045・582・0881または總持寺【電話】045・581・6295。

超初心者向けスマホ教室 潮田地区センター

 潮田地区センターで11月28日と30日に、「超初心者向けスマホ教室」が開かれる。

 スマートフォンを持ってはいるけれど使いこなせない、便利な使い方を知りたいという声を受け企画されたもの。

 午後1時30分から4時。成人対象。先着10人。参加費1000円。要事前予約。スマートフォンの持参を。申込み・問合せは同館【電話】045・511・0765。

登録、参加を呼びかける梶さん

ジーバー劇団梶さん 「一芸を地域で披露しませんか?」 趣味の輪・シュミネットを結成

 「あなたの一芸、地域で活かしませんか?」――鶴見中央で寿司店「とも栄鮨」を営む梶朋広さんがこのほど、趣味で一芸を持つ人を募り、地域イベントなどで披露する機会を提供するコミュニティ「シュミネット」を設立した。

 防犯寸劇などを区内各地で披露する「お笑いジーバー劇団」を主宰する梶さん。今回は劇団員だけでなく、一芸を持つ人の輪をさらに広げようと発案。「つながりを広げ、互いの趣味を発信しあえる関係性を築き、地域活性化にも寄与できれば」と梶さん。

 シュミネットでは、音楽や詩吟、舞踊やダンスなど各自が持つ一芸を登録し、梶さんがその内容に応じて高齢者施設やイベントなどでの出演を依頼する。また、登録者から他の登録者に向けてイベントなどへの参加を呼びかけることも梶さんが手配してくれる。

 登録について年齢は問わない。稽古や会費も無い。「一芸と自信がなくても、初心者でも大歓迎です。一生懸命な姿は必ず相手に伝わり、自身の経験にもなります。趣味やサークル、部活などで身につけた一芸を披露したい方、披露する場がない方など、ぜひ気軽にご登録ください」。(問)梶さん【携帯電話】090・8314・0318

「区民文化祭」各地で 文化・芸術に親しむ機会に

 第45回鶴見区民文化祭が12月1日まで、区内各所で開かれている。

 文化や芸術に親しむ機会として、区民が演技や芸術作品を披露する同イベント。今年もサルビアホールや鶴見中央コミュニティハウス、区役所などでコンサートや展覧会、作品展などが行われる。

 各会場での内容や日程は表を参照。問合せは鶴見区文化協会【電話】045・582・0881(火・木・金の午前10時から午後4時)。

花木園でオータムフェア 収穫物販売や茶道体験など

 馬場花木園で11月17日、「オータムフェア」が開かれる。

 透かしホオズキやハスの葉・花托などの収穫物の販売や、新鮮野菜などを販売するマルシェのほか、書道や茶道の無料体験も。囲炉裏で焼いた餅の販売や子ども向けのゲームコーナーも。

 午前10時から午後2時まで。無料体験や餅の販売は定員ありで事前申込み制。小雨決行・荒天中止。申込み・問合せは同園【電話】045・585・6552。

まちを練り歩く万灯神輿

万灯神輿が夜照らす 日枝神社の例大祭で

 矢向の日枝神社(萩原諄夫宮司)で10月26、27日の2日間、例大祭が開かれた。

 350年以上続く同神社の例大祭。初日は氏子各町会の子ども神輿が境内に集まり、萩原宮司からお祓いを受けた後、各町会に戻って元気にまちを巡った。

 そして、夕刻には同神社の御輿(みこし)護持会「鳳友会」による万灯神輿が登場。この神輿は、同会結成30周年の際に同会の長澤昌之会長=「人物風土記」で紹介=が「矢向全域に幸せを運ぶことができれば」と主導して制作したもの。区内だけでなく川崎市幸区などからも担ぎ手が集まり、矢向駅を出発。矢向商店街などを巡りながら、神社を目指して威勢の良い掛け声がまちに響いた。

 そして翌27日には式典が行われ、萩原宮司が無病息災や家内安全などを祈願。その後、宮神輿が矢向地区の各町会を練り歩くと、住民たちがカメラを向けたり、一緒に声を上げるなど、地域全体が盛り上がった。長澤会長は「色々な所から担ぎ手が集まって、盛大に行うことができた。地元でも担ぎ手が増えてくれたら一番良いね」と笑顔で語った。

盛り上がるレースの様子=提供

ボートレースが白熱 鶴見川漕艇場で大会

 NPO法人横浜市ローイング協会(弓場常正会長)が主催する「横浜市民スポーツ大会 ボート大会」がこのほど、鶴見川漕艇場で開かれた。

 70回目の開催となった今回は10代から80代までの約450人、69チームが参加。種目や年齢別でタイムを競った。参加者からは「気持ちよく漕ぐことができて最高でした」などの感想が聞かれた。

 弓場会長は「日頃から鍛えた技と力を発揮してベストを尽くした、良いレースを見る事ができた。この大会から将来のオリンピック、国体などで活躍する人材を輩出できれば」と語った。

横浜混声合唱団が公演 11月16日、県立音楽堂で

 横浜混声合唱団「点コンサート2024」が11月16日、神奈川県立音楽堂(木のホール)=西区紅葉ケ丘=で開催される。開演は午後1時30分(開場1時)。

 同合唱団の音楽監督を長年務めた吉田孝古麿さん(90)の指揮活動70周年記念と卒業コンサートとなる。

 第1部の「バロックの風と遊ぼう!」では、バロック音楽とバロック風にアレンジした曲で構成。

 第2部は吉田さんの名前から「マロックの風と唱おう!」と題し、吉田さんの作曲・編曲した曲を歌いあげる。

 チケットは全席自由で2000円。(問)同団事務局【電話】045・752・5915(こんのさん)。

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仲通りでマルシェ 11月9日 異国文化を体験

 仲通り商店街周辺で11月9日、「仲通りマルシェ」が開かれる。

 多文化共生の同エリアらしく、沖縄のほか南米など様々な国の飲食ブースが並び、ズンバ体験やフィリピン伝統音楽のライブなど盛り沢山。

 また、消防車乗車体験や仲通りの歴史を学べるスマホウォークラリー、インドネシアなどの自転車タクシーの乗車体験、鶴見の銭湯文化の紹介なども行われる。

 午前10時から午後4時。荒天中止。会場は栄町汐入公園通り道路上。

 イベント詳細は左記2次元コードの特設サイトで確認を。

鶴大図書館の蒐書を巡る 11月30日まで貴重書展

 鶴見大学図書館で11月30日まで、貴重書展「古典籍の文献学 鶴見大学図書館の蒐書(しゅうしょ)を巡る 物語と歌書」が開かれている。入場無料。

 同大が所蔵する貴重な資料の中から、「新古今和歌集」断簡(鎌倉中期)写・伝源実朝筆、「風雅和歌集」「伊勢物語」などを展示。

 11月14日午後6時からと、28日5時から担当教員によるギャラリートークも開催(申込み不要・参加無料)。各回1時間程度を予定。

 会場は同館1階エントランスホール。開館は平日午前8時50分から午後9時(土曜は6時)まで。日祝休館(21日、23日も休館)。(問)【電話】045・580・8274

自転車「ながら運転」に罰則 11月から改正道交法施行

 自転車事故の防止を目的とする改正道路交通法が11月1日から施行され、酒気帯び運転やスマホを利用しながらの「ながら運転」などの罰則が強化される。市内では4区が自転車交通事故多発地域に指定されており、各署で啓発活動に力を入れている。

 改正道路交通法では、今まで「是正指導」で済んでいた自転車走行時の危険行為を罰則付きで禁止する。運転中に通話したり画面を見たりするスマホの「ながら運転」の違反者には「6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金」が科され、事故などを起こした場合は1年以下の懲役か30万円以下の罰金。酒気帯び運転も違反者は「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられ、酒を提供した飲食店や同乗者も懲役や罰金の対象となる。

事故多発地域に4区

 横浜市道路局の交通事故統計によると、昨年市内で発生した交通事故は7703件。そのうち自転車が関係する事故は1760件で、全体の22・8%を占める。自転車事故の死傷者(1664人)のうち、「ながら運転」など何らかの違反があったのは1045人。違反率は約63%だった。

 県警によると、今年1月〜9月の自転車事故は昨年同時期比で減少傾向だが、対歩行者との事故は増加。市内では鶴見区、金沢区、瀬谷区、戸塚区の4区が県交通安全対策協議会による「自転車交通事故多発地域」に指定されており、特に交差点や人が集まる駅前での事故が多いという。

 また、近年の自転車事故には多額の賠償金が発生する場合も多く、神奈川県では19年10月から自転車損害賠償責任保険等の加入を義務化。市交通安全協会では昨年から努力義務化された「ヘルメットの着用」とあわせて、交通安全教室やSNSなどを通じて普及に努めている。市内各署では改正道交法施行前の10月末から飲酒機会が増える年末にかけて、自転車事故防止の指導取締や啓発活動を強化する。県警では「自転車も車と同様の責任があることを自覚して交通ルールを遵守してほしい」と話している。

横浜市 先行区で分別ルール変更 プラ製品も資源回収に

 横浜市では、10月からプラスチックごみの出し方が一部地域で変更された。これまでプラスチックごみは、リサイクルされる「プラスチック製容器包装」と、可燃ごみとして焼却処分される「プラスチック製品」に分類されてきた。

 回収方法の変更により、市はこれまでのプラスチック製容器包装に加えてプラスチック製品も「プラスチック資源」として回収する。回収するプラスチック製品は、プラスチックのみでできた一番長い辺が50cm未満のもの(50cm以上は粗大ごみ)。市が進めるごみ処理の新たな計画「ヨコハマプラ5(ご)・3(み)計画」では、燃やすごみの中に含まれるプラスチックごみを2万トン削減することを目標としており、市民1人あたり5・3kgとなる。10月から先行して分別ルールが変更になったのは旭、泉、磯子、金沢、港南、栄、瀬谷、戸塚、中の9区。それ以外の区は2025年4月に実施される。

 市の担当者は「まな板など厚みがあり硬いものや金属やシリコンなどプラスチック以外の素材を含むものは燃やすごみとなります。ご協力をお願いします」と話す。

学校法人岩崎学園 学生の「ハマった」こと募集 11月22日まで、優勝賞金200万

 学校法人岩崎学園(神奈川区)では、「学生時代にハマりすぎて、思わずやりこんでしまったこと―ガクハマ」を応援するコンテスト「ハマる学生COLLECTION─ハルコレ─」を開催し、11月22日まで、「ガクハマ」のエピソードを募集している。

 就職活動などで使用される「ガクチカ(学生時代に頑張ったこと・力を入れたこと」というワード。これに関連し同学校法人では、さらに広義な意味を持つ言葉「ガクハマ」を提唱し、自分らしく活躍する若者を応援しようと企画された。

 対象はエントリー時点で日本国内の高校、大学、大学院、短大、高等専門学校、専門学校の学生。提出するのは【1】ガクハマタイトル(ハマっている対象)【2】プロセス【3】結果──の要素を含むテキストメッセージやショート動画で複数投稿も可。優勝者には賞金200万円が贈呈されるほか、各賞が用意される。結果発表は一次審査は11月下旬、最終審査は2025年2月下旬を予定。参加資格の詳細確認やエントリーは左の二次元コードから。問合せは、【メール】harucolle@iwasaki.ac.jpへ。

アトピーを学ぶ講演会 「皮膚の日」記念イベント

 「皮膚の日」を記念したイベントが11月3日(日)、横浜情報文化センター情文ホール(日本大通り駅直結)で行われる。午後2時から3時30分(開場1時)。無料。

 11(いい)月12(ひふ)日の皮膚の日を前に、神奈川県皮膚科医会や日本臨床皮膚科医会神奈川県支部他が共催する催し。当日は「正しく知りたい!アトピー性皮膚炎」と題した講演やQ&Aコーナー、肌トラブル相談コーナー、スキンケア製品展示・紹介・配布コーナーなど。定員239人。申込は二次元コードから。

衆院選 横浜市内の投票率1位は青葉区 全体では前回下回る

 与党が過半数割れとなった今回の衆議院選挙の投票率は全国で53.85%と戦後3番目の低さだった。

 横浜市内の投票率は全体で55.49%で3年前の前回選を0.58ポイント下回った。区別では青葉区が60.35%で前回に続いて最も高かった。2番目に高かったのは、前回まで選挙区が2つに分かれていた都筑区。今回は区全体が川崎市宮前区とともに1つの選挙区(19区)となった。前回2番目の栄区は減少幅が最も大きく、3番目だった。最も低かったのは南区で51.44%だった。

丁寧に清掃する区会の会員ら

横建協鶴見区会 東西自由通路を清掃 区会会員が鶴見駅で汗流す

 (一社)横浜建設業協会鶴見区会(隅田賢一会長)が10月23日、鶴見土木事務所と協力してJR鶴見駅の東西自由通路と駅北東部の階段の清掃活動を行った。

 これは、同区会が国交省の「道路ふれあい月間」の一環として実施しているもの。自由通路は汚れだけでなく、通気性の問題で綿埃が溜まりやすいこともあって両者で毎年清掃を行っている。

 当日は約30人が参加し、通路の通行に支障が出ないよう半分ずつに分けて清掃。デッキブラシで床を磨き、窓や手すりの汚れも丁寧に落とした。

 活動を終えた隅田会長は「通行する方々が気持ちよく利用できるように、今後も鶴見区会として活動を継続して行っていきたい」と語った。

レシートキャンペーンで当たる「横浜・畜産加工品セット」のイメージ

「食べて・参加」して横浜の「農」プレゼントをもらおう 地産地消月間の11月に2つのキャンペーン

 横浜市では、多くの野菜が旬を迎える11月を地産地消月間と定め、横浜の農業の魅力を発信しようと、2つのプレゼントキャンペーンを行う。

レシートで横浜のおいしいものプレゼント

 1つ目は、市が市内産農畜産物を取り入れて地産地消を推進する飲食店を認定している「よこはま地産地消サポート店」でのレシートキャンペーン。11月1日(金)から30日(土)までの期間中にサポート店を利用すると、利用金額に応じて抽選に参加できる。2,000円以上の利用で5人に「横浜・畜産加工品セット」、500円以上の利用で30人に「横浜・ティータイムセット」が当たる。応募は11月1日から12月8日(日)まで。応募方法、対象店舗などの詳細は市のキャンペーンサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/nochi/manabu/receipt.html)で確認を。

公式インスタのフォロー&「いいね!」でもプレゼント

 2つ目は「横浜農場Instagramキャンペーン」。横浜農場Instagramは、市が市内の農業の魅力を発信するために運営している。横浜農場公式Instagramをフォローし、指定の投稿に「いいね!」をした人を対象に、抽選で計40人に横浜産の農産物セットがプレゼントされる。11月1日から30日まで。詳しくは市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/nochi/manabu/yokohama_farm.html)で。

貴重な手打10割そばを振舞う

西会津の新そばを味わう 鶴見中央ケアプラで11月23日

 福島県西会津町産のそば粉100%の新そばを味わえる「西会津町 新そばまつり」が11月23日、鶴見中央地域ケアプラザで開かれる。

 鶴見区の友好交流都市である西会津町。東日本大震災で風評被害にあった西会津の農産物を鶴見銀座商店街で販売したことなどをきっかけに始まり、今年で10回目。毎年人気のイベントで、当日は職人が来て、貴重な手打10割そばを振舞う。

 1杯500円。午後5時、5時50分、6時40分からの3部制で各回定員60人(要事前予約)。また、同日に生麦魚河岸通りで行われる「旧東海道まつり」でも西会津町の農林産物の販売あり。

 予約・問合せは(株)木曽屋の中西さん【携帯電話】090・7010・3588。

バドミントンS/Jリーグ横浜大会に市民50組100人を招待 12月8日、横浜武道館

 横浜市は、横浜武道館=中区翁町=で12月8日(日)に開催される「バドミントンS/Jリーグ2024横浜大会」に抽選で市民50組100人を招待する。日本代表選手も出場予定の白熱した試合を観戦できるチャンスだ。

 対戦カードは午前10時から、NTT東日本対山陰合同銀行(女子)、午後2時から(女子の試合終了20分後に開始のため、目安時間)、NTT東日本対日立情報通信エンジニアリング(男子)。

 招待対象は、横浜市内在住の人。応募は横浜市特設サイト(https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/6d259ee0-eea8-4e51-b78a-ab1f7cbe5dbf/start)から。

申し込みは11月22日まで

 申し込みは11月22日(金)午後5時まで受付中。申込多数の場合は抽選となる。当選者には11月29日(金)午後5時までにメールで連絡がある。

 席種は2階スタンド席で、未就学児は膝上観戦なら申込不要。

 問い合わせは、市にぎわいスポーツ文化局スポーツ振興課【電話】045-671-4566。

「土木事業者・吉田寅松」53 鶴見の歴史よもやま話 鶴見出身・東洋のレセップス!? 文 鶴見歴史の会 齋藤美枝 ※文中敬称略

続・コンクリート製の見返し坂碑

 コンクリート製の碑は長年の風雪にさらされて劣化したため、平成元年、当時大本山總持寺白字会会長を務めていた松沢福司さんが黒御影石で再建し、旧碑の残片は新碑のうしろに保存した。

 新しい見返し坂碑の正面真ん中に「見返し坂」、右に「西 大池ヨリ獅子ヶ谷師岡ニ至ル」 左に「東 東海道鶴見駅を経テ海岸ニ至ル」と刻まれている。

 黒川荘三と吉川兼次郎は、史跡や伝説を後世に伝えるため、当時としては珍しいコンクリートを用いて諏訪坂や手枕坂、見返し坂など、坂ごとの碑や秋田城介館跡などの碑をつくり、それぞれの碑に、地域の由来や名所旧跡と鶴園の短歌と兼本の俳句を刻んだ。

 現在、二人が建てたコンクリート製の碑で完全な形でのこっているのは、嘉永七年にペリー艦隊の乗り組み宣教師が通ったことを伝える總持寺境内の「手枕坂」碑だけである。

 鶴見の東福寺境内に仮寓し、鶴見の文化醸成にも尽力した日本画家で俳人、第一回横浜文化賞を受賞した飯田九一は、吉川兼次郎を「明治初期におけるコンクリート細工家の草分け」と評した。