さがみはら緑区版【11月14日(木)号】
トークショーで話す黒岩知事(左)と河村さん

橋本駅南口 工事現場をエンタメ拠点に 知事「行きたくなる駅に」

 リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設置される橋本駅南口の工事現場内で11月9、10日に「さがみはらリニアフェスタ」が開催され、イベント内で黒岩祐治知事が、「この場所をエンターテインメントの拠点にしていきたい」と文化拠点としての活用に意欲を示した。

 同イベントは神奈川県とJR東海の共催。多くの人に中央新幹線事業や工事への理解をより深めてもらおうと、実際の工事現場を開放し行われた。会場は地下と地上にステージがそれぞれ設けられ吹奏楽などの演奏が行われたほか、行政や相模原橋本ロータリークラブによる展示ブースなども設けられた。

 初日の9日は地下工事現場の特設ステージで開会セレモニー、黒岩知事とかながわ観光親善大使でアーティストの河村隆一さんのトークセッションなどが行われた。

 集まった300人の観客が大きな拍手で二人を迎えると、黒岩知事が「ビッグアーティストに歌ってほしいと思い、河村さんに連絡をしたら即OKしてくれた」と経緯を説明。河村さんは笑顔で応え、実際にこの場所に来た感想を「下りて来るまでに時間が掛かった。本当に全然違う世界に来た感じ。とても声が響く空間で貴重な体験になる」などと話した。スペシャルライブではヒット曲の「Glass」などを熱唱し、地下空間に歌声を響かせた。

「今日は第一歩」

 開業は2034年以降と言われているリニア中央新幹線。現在も着々と工事は進むが、当初の2027年の開業が延期となったことで黒岩知事は、「10年もこの巨大な空間をそのままにしておくのはもったいない。そこでエンターテインメントの拠点にできないかと考えた」と振り返り、今回のイベント開催については、「JR東海の大変な協力があり、今日はその第一歩を踏み出すことができた」と感謝した。

 さらに、「工事は進んでいくので、その時々に合わせて仮設のステージを作り、そこを拠点にしていきたい。そしてリニア新幹線は通っていないけれども、行きたくなる駅にしたい」と展望を明かした。

 JR東海の水野孝則代表取締役副社長は「まずは工事が第一。しっかりとした工事を成し遂げるのが我々の使命」と強調した上で、「安全、環境、地域への連携を大事にし、県や市との文化的交流に少しでも寄与することがあれば協力できることはしていきたい」と述べた。

 また、市民への開放について黒岩知事は「安全安心を守りながら、できるだけ市民を巻き込んでいけたら。相模原市、JR東海と一緒に工夫していきたい」と話した。

相模原市の医療について意見を出し合う参加者

医療懇話会 「適正受診の啓発を」 関係団体が市に要望

 病院経営が厳しい中、上手な医療へのかかり方を--。市内の医療関係者らと市長が対話する「相模原市医療懇話会」が10月31日、市役所で開かれた。集まった医療関係者らは、医師の働き方を背景とした病院経営の厳しい現実を訴える一方で、行政による市民への適正受診の啓発と病院経営への支援などを求めた。

 医療関係者として出席したのは、一般社団法人相模原市医師会の細田稔会長や公益社団法人相模原市病院協会の土屋敦会長、学校法人北里研究所北里大学病院の山岡邦宏病院長のほか、両会の役員・職員ら。相模原市からは本村賢太郎市長のほか、副市長や関連部署の担当者らが出席した。

 物価高騰や診療報酬の改定、補助金の減額・廃止、医師の働き方改革による人件費の増大を背景に病院経営の悪化は全国的な問題となっている。

 「これまでの医療は医師の長時間労働によって支えられてきた。医師の健康が確保されてこそ、医療の質と安全が確保される」

 そう話したのは『医師の働き方改革と上手な医療へのかかり方〜人口70万人都市唯一の大学病院としての課題と提案』をテーマに発表した北里大学病院の山岡病院長。相模原市には市民病院がないため、同大学病院が中核病院としての機能を果たしている。

 山岡病院長は、相模原市と人口規模が近い政令市の岡山市と熊本市のデータを挙げ、この2市に比べて相模原市は病院数も病床数も少ない実情を訴えた。

 「診療を行っている医師は同時に教育と研究を行い、教育と研究が大きなウエイトを占めている。医者の働き方改革で長時間働いてはいけないといわれている中でまた裂き状態で働いている」と現状を打ち明けた。

「医師が足りない」現状に理解を

 「市民の皆様に医療にどうかかるべきなのかを行政から伝えていただき、理解を深めてもらうことに取り組んでほしい。我々は三次救急を見直していくという段階に入っている。医師が足りない現状を理解してほしい」と求めた上で、相模原市に対して同大学病院内にサテライト施設を設置することや市民への啓発の推進、補助金の新設を要望した。

 医師会の細田会長は「医療を取り巻く環境は非常に厳しい。市の関係団体と調整を図る場を持ちたいと要望し、2回開催して大変有意義な意見交換ができた。厳しい状況ではあるが、地域の医療団体が手を携えて地域の医療を守っていきたい」と話した。

 土屋会長は「医療機関は非常に厳しい状況。市民に協力をいただくことが重要。市から呼びかけてほしい」と求めた。

 こうした多くの要望に対して、本村賢太郎市長は「解決策を生み出していかなくてはならない。貴重な意見を聞くことができた。しっかりと議論をして皆さんのご意見に沿えるよういい形で取り組みたい」などと答えた。

「図書館と市民をつなぐ会・相模原」の代表を務める 山本 宏義さん 南区在住 81歳

図書館に魅せられた半生

 ○…「図書館は本を借りたり、勉強するだけの場所ではないんです。ここには無限の可能性があるんです。もっと多くの人に来てもらって身近な存在になれば」。市立図書館で11月30日まで開催中の市民がおすすめする一冊をPOP(店頭に表示するポスターやステッカー)を使って紹介する企画展。主催する「図書館と市民をつなぐ会・相模原」の代表を務める。幅広い世代のメンバー20人と共に図書館の魅力を伝える活動に汗を流す。

 ○…27歳の頃から司書として長年、相模原市内の図書館業務に携わってきた。57歳の時、生まれ故郷・鳥取に隣接する広島県内の図書館が人材を求めている情報に触れ転籍。広島で4年間の単身赴任生活を送った。「必要な情報を手に入れることができる場所である点においては、図書館はどこも同じ。相談者からの『良かった』『ありがとう』がやりがいだった」

 ○…地方に出掛けて時間があると、その土地の公立図書館を訪れる。図書館に半生を捧げてきた性なのだろうか。「職業病かな」。豪快に笑ってみせた。書籍に多く触れてきた人生。大切な一冊は--との投げ掛けに、「ないですよ」。即答だった。膨大な情報の中から必要な情報を繋ぎ合わせ相談者のニーズに応えるには「『浅く広く』自分の所属する図書館以外が所蔵する情報も網羅しておく必要があるんです」。デジタル化が進む以前の時代を生きた「職人」の姿を垣間見る。

 ○…「紙媒体は保存できるのが最大の強み。情報の信頼度という点でもデジタルの情報よりも高い。そういった点でも図書館の存在意義は増している」。それまでの柔和な印象とは異なる表情に、信念のような強い思いを感じさせる。半生を捧げてきた図書館に対する思いは計り知れない。

「文化を知るきっかけに」 相模野幼でハロウィーン

 二本松の認定こども園相模野幼稚園で10月31日、ハロウィーンイベントが行われた。小さい子どもたちが楽しめるようにと、8年ほど前から実施されている催し。同園はこの日、さまざまな衣装に着飾った子どもたちの笑顔にあふれた。角田徳久園長は「日本文化だけでなく、いろいろな国の文化を知るきっかけになれば」と話した。

さまざまな企画を紹介するイベントのポスター

みどり北をつなぐ会 「しょく」から考えるまちづくり 第2回 あじさいサミット開催

 誰もが安心して暮らせるまちづくりをコンセプトにしたプロジェクト「相模原あじさいサミット」が11月24日(日)、シティ・プラザはしもと(橋本6の2の1イオン橋本店6階)内のソレイユさがみ、橋本公民館で開催される。午前9時30分から午後5時30分まで。入場無料。

 医療や介護、福祉従事者らで構成される「みどり北をつなぐ会」が昨年初開催したイベントの第2弾。前回は「医療・介護・福祉」がテーマだったが、今回は「しょく」(食・職・色・触・飾)をテーマに、まちづくりを考える。

 地域医療を担う医師5人が集いディスカッションする「つながる医療 相模原市の在宅医療実態を知る」や、車椅子で世界一周した三代達也さんの講演「車椅子でも輝く人生を!〜1歩踏み出す勇気を!〜」のほか、薬剤師体験、ドローン組立教室、災害を生き抜くためのパッククッキング体験など、「きて・みて・ふれる」さまざまな企画が行われる。大谷翔平選手の寄贈グローブを実際に手にはめられるコーナーやシニアファッションショーも実施。企画担当者は「世代を問わず、少しでも多くの人に足を運んでもらい、安心して暮らせるまちづくりを考えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは同事務局(村口さん)【携帯電話】090・3337・4135、または【メール】midorikitatsunagu@gmail.comへ。詳細は下記二次元コードで確認を。

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相模原市は2024年11月20日、市制施行70周年を迎える。1954(昭和29)年に相模原町から相模原市が誕生し、2010(平成22)年には政令指定都市に移行。... (続きを読む)

世界チャンプがマジック 11月23日 杜のホール

 ワールド・マジック・チャンピオンの峯村健二さんが登場するマジックショーが11月23日(土)、杜のホールはしもと(ミウィ橋本7階)で開催される。午後1時から3時30分まで。観覧無料。先着500人。

 市奇術連盟のメンバーもマジックを披露し、プロピアニストの神崎えりさんがマジックに合わせて演奏する。午後0時10分からはロビーでマジック体験も予定。先着100人に風船のプレゼントもある。問い合わせは吉松さん【携帯電話】090・8039・8903。

来店を呼び掛ける井上さん

新メニューで再開 プラントンタン(青山)

 津久井在来大豆のおから、相模原北公園のアジサイの酵母を使ったパンを販売するプラントンタン(青山410)が営業を再開した。

 おからの調達が困難になったことで、6月から一時的に休業していた同店。調達のめどが立ったことで10月から営業を再開した。同店の看板メニューの「津久井パン」はそのままに、営業再開に合わせて新メニューを追加。「津久井在来大豆のきなこ豆パン」、「もち小麦食パン」、焼き菓子の「カヌレ」「パンデピス」も販売している。

 さらに、津久井パンに合うように青野原のカフェの店主にブレンドを依頼したというコーヒーも販売開始した。

 同店の井上絵美さんは「食べやすくもっちり、味わい深いパンに仕上がっています。ぜひ多くの方に食べていただければ」と話す。現在の営業は月〜金曜日の午前10時〜午後5時。土日祝日は休み。

 詳細、問い合わせは同店【携帯電話】080・7215・8781。

作品を手に笑顔の、てゃさん(左)と月風シアラさん=橋本図書館提供

橋本図書館 YA大賞2名を表彰 月風シアラさん、てゃさん

 中学生および高校生またはその年代を対象とした作品コンクール「YA大賞2024」の大賞が決定し、このほど表彰式が行われた。「短編小説部門」には月風シアラさん(高3・町田市在住)の作品『どくはくの名人に花束を』が、今回新設されたイメージアート部門にはてゃさん(高1・緑区在住)の作品『夕星(ゆうづつ)』 (イメージした本『汝、星のごとく』凪良ゆう著)がそれぞれ大賞に選ばれた。

 同賞は橋本図書館独自の作品コンクールで、20年前から実施されている。原幸治館長は「それぞれ作品のレベルは高いと感じました。ぜひ、皆さんに見てほしい」と述べた。

 作品は同館のYouthful Ageコーナーやホームページなどで見ることができる。

イベントを企画した4人のママ。空いた時間で準備を進めている(左から)木村倫史さん、井上良美さん、鯨岡真由美さん、奥澤友紀さん

若葉台で「こどもフリマ」  ママ4人が企画 子ども店長が実際に販売

 小学生が店長を務めるこどもフリマが11月24日(日)、若葉台自治会館(若葉台4の1の5)で開催される。午前9時30分から11時40分まで。当日は小3〜6年の16人が出店予定で雑貨、古着、おもちゃ、文具、ハンドメイド品など、家庭から持ち寄ったものに値段を付け、500円以内で販売する。縁日コーナーなども設ける。入場は子どもはもちろん大人も可能。イベントを企画するしろやま友の会では「子どもたちが一生懸命に店長を務めるので、ぜひ多くの方に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

「大切さ感じて」

 こどもフリマを企画するのは4人の子育てママからなる「しろやま友の会」。「子ども、ママが喜ぶイベントをやりたい」と企画を練る中で、メンバーの奥澤友紀さんが地元の長野県で開催されていたこどもフリマのことを思い出しメンバーに相談。「ぜひやってみよう」とスタートを切った。

 準備を進めていき、11月2日には店長ミーティングを開催。子ども店長にフリマの進め方や収支報告書の書き方などを説明し、店頭に設置する看板づくりを行った。

 メンバーは「子どもたちの高いモチベーションを感じた。普段は親のお金で生活しているけど、お金の大切さ、稼ぐことの大変さを感じてほしい。そして、自分には必要のないものも他人には必要だったりする。リユースの意識が高まれば」と話す。さらに、「若葉台は高齢者が多いので、お互いが知り合うことも大切。フリマを通じて地域活性化につながれば良い」と期待する。

 同会では現在、会場の装飾づくりやイベントの周知に奔走する。「お釣りのお返しなど、子どもたちがもたつくこともあると思いますが、広い心で見守っていただければ。当日はぜひマイバックを持ってご来場ください」と同会。当日は城山わかば幼稚園の駐車場が利用可能。

 詳細、問い合わせはアトリエほびば【電話】080・3489・1515。

冬の夜空を観察 11月29日 相模湖林間公園

 相模湖林間公園(若柳1432の2)で11月29日(金)、「星空観察会」が行われる。時間は午後5時から7時まで。雨天原則中止(同日午後4時までに判断)。

 園内のゲートボール場にシートを広げ、夜空を見ながら、星空早見表の見方、北極星や星座の探し方などを学ぶ。

 参加費1人500円(保険料込み・当日集金)。定員20人。誰でも参加可(小学生以下は保護者の同伴必須)。途中からの参加も可。防寒着は各自持参。手持ち用ライト、双眼鏡の持参を推奨。

 希望者は同園管理事務所の窓口へ直接か電話、FAXで申し込む(申込順)。

 申し込み、問い合わせは同園【電話】/【FAX】042・685・1330。

日連で芸術の秋 サニーサイドウォーク

 藤野の日連地区で活躍する作家たちが集まり、店や自宅でクラフト作品の展示や販売、ワークショップなどを行う「ふじのサニーサイドウォーク2024」が11月24日(日)まで開催されている。

 1994年から年1回、この時期に実施。今回は10カ所(クラフトガーデン/家族と一年商店/アトリエ杼/tsumugi菓子/茶の湯里々庵/工房艸/カフェレストランShu/あとりえ1/f/手習い教室「まほら」/クレセントワークス)が参加し、にぎわいを見せている。詳細はフェイスブックまたはホームページで。

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作の口小50周年 学校がお祭り会場に 11月16日 「さくさく50祭」

 「いつもの学校の校庭がお祭り会場に」――。作の口小学校で11月16日(土)、創立50周年を祝う記念事業「さくさく50祭」が開催される。在校生や保護者のほか、卒業生、近隣住民も参加できる。

 児童たちが考えた50周年のテーマは「スマイルバトンをつなごう未来もずっとえがおさくのくち」。一般開放は午後1時から。カレーやクレープなどのキッチンカー、ワークショップなど全43店舗が出店し、親子で楽しむことができる。

 同小では保護者を中心に「さくさく50祭実行委員会」を立ち上げて活動しており、ボランティアには卒業生も参加している。コロナ禍の影響などで自治会や子ども会が縮小し、地元のイベントが少なくなっていることから、思い出に残るイベントを開催しようと今回の催しが企画された。

寄付・協賛募集中

 実行委員会は現在、記念事業への寄付金・協賛金を募集している。校旗の新調、校旗の額装の購入、記念植樹やイベント開催に活用される。

 イベントの詳細や実行委員会への問い合わせは二次元コードから。

最優秀はエフエムさがみ D&Iアワード

 多様性を受け入れ、一人ひとりが能力を発揮して活躍できるようにする取り組み「D&I」を推進する市内の企業・団体を表彰する「D&Iアワード」が10月24日、市立産業会館で開催された=写真。最優秀賞は株式会社エフエムさがみが受賞した。主催は相模原青年会議所。

「当たり前のこと」

 エフエムさがみは、「FM HOT 839」で知られるコミュニティラジオ局。1996年の開局当初から多様な人材を受け入れ、障害者やLGBTQの人が制作スタッフや出演者として活躍しているほか、SDGs達成のために国連が設立した「SDGメディア・コンパクト」にも参加している。多様なバックグラウンドの人を受け入れ、働きやすい環境作りに積極的に取り組んでいることが評価された。

 同社の平岩夏木代表取締役は「ボランティアの方の協力がなければここまで続けてこられなかった。それがいろいろな方を受け入れることにつながったのだと思う。D&Iとは心で感じるもの。これからも当たり前のこととして取り組んでいきたい」と話した。

 そのほかの受賞団体は以下の通り▽市長賞/有限会社ハヤシ美掃▽理事長賞/着物de文化フォト未来事業▽推進企業特別賞/イカロス株式会社▽賛助企業特別賞/株式会社オーエイ

音楽情報 湯原昌幸ライブ 東海大学前 TN(タウンニュース)ホール

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さん=写真=が、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分、秦野市南矢名1の5の13)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う(午後3時開演・2時30分開場)。予定曲は「雨のバラード」「冬桜」「たそがれロマン」「GSメドレー」ほか。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ貴重なライブとなる。タウンニュースホールは希代のボーカリスト・湯原昌幸の歌声を間近で堪能できる全150席のサロン感あふれる会場。

 チケットは全席指定5000円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)で。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問合せは同ホール【電話】0463・77・0025へ(水曜休館・午前10時〜午後5時まで)。

会場のカウントダウンに合わせてレバースイッチでイルミネーションを点灯する児童と関係者

アリオがライトアップ 橋本小児童と点灯式

 アリオ橋本(大山町)で今シーズンのイルミネーションの点灯式が橋本駅側のイベント広場で11月9日に行われた。

 点灯式には近隣にある橋本小学校の児童が参加。児童が司会を務め、式を進行した。会場のカウントダウンに合わせて児童らがスイッチを入れると、店頭が一気にライトアップ。さらに、4年生が制作した橋本について歌ったオリジナルソング「ぼくらのまちOh!」を約40人で熱唱。作曲に携わった歌手の「タニケン」こと谷本賢一郎さんも参加した。

 点灯式を終えた児童は「この歌が橋本に馴染んでいってほしい」「たくさん橋本のことを知ってほしい」と感想を話すと、「夢は紅白歌合戦で歌うこと」と元気よく宣言した。

「未来へ向けて」

 今年のイルミネーションのテーマは「Happy Factory Train」。野尻敏行支配人は「開店して14年のアリオ橋本。未来へ向けて進んでいきたいという思いを込めた」とテーマについて話す。店頭には電車のオブジェが展示され、ボタンとペダルで音と光を楽しめる仕掛けになっており、フォトスポットとしても楽しめるという。全体で約2万個の電球が使われている。

 なお、ライトアップの時間は午後4時30分から10時15分。来年の2月16日(日)まで点灯される。

例年、多くの来場者で賑わう(写真は過去の様子)

美味しい津久井を楽しもう 11月16日 JAまつり

 JA神奈川つくい本店(中野550)の構内および農畜産物直売所あぐりんずつくい、同駐車場で11月16日(土)、創立65周年「JAまつり」が開催される。午前9時30分から午後2時30分まで。

 直売所店内の野菜や加工品が10%オフになるほか(一部商品除く)、津久井産の農産物をふんだんに使用した豚汁や焼きそばなどの飲食ブース、食品・日用品や手芸品の販売コーナーなど出店が多数。また、特設ステージではシロアリ探知犬による得意技の披露、青壮年部『農イズ』のバンド演奏、ダンス、バルーンリリース、豪華景品が当たる大抽選会など、さまざまな楽しい催しも行われる。会場には消防車の展示やサツマイモ掘り体験、ポニーとの記念撮影スポットもあり。

 最新情報は「あぐりんずつくい」公式インスタグラムで随時更新。詳細・問い合わせは【電話】042・784・1321。

昨年の様子(事務局提供)

アートにふれる S.O.S.(スーパーオープンスタジオ) 14スタジオを公開

 相模原や町田、八王子にあるアーティストの制作現場を一斉に公開する「スーパーオープンスタジオ(S.O.S.)2024」が、11月9日から開催されている。

 相模原市周辺は美術系大学が複数あり、卒業生たちのスタジオやアトリエも多い。「国内有数のアートの生産地」とも呼ばれており、スタジオやアーティスト同士で構築したネットワークを生かした、さまざまなプロジェクトも展開している。会期中には、14スタジオ、71人のアーティストの制作風景や作品にふれることができる。アーティストとスタジオを巡るバスツアーや、スタンプラリーなどのイベントもあり。

 入場無料。公開は土日のみ、期間は11月17日(日)まで。時間は午後1時から6時。詳細・最新情報は公式ホームページ【URL】https://www.superopenstudio.net/2024/で確認できる。問い合わせは同事務局(アートラボはしもと)【電話】042・703・4654。

名物の縁起熊手を購入した来場者

橋本酉の市 商売繁盛、健康を願って 熊手を求める人で賑わう

 橋本の大鷲(おおとり)神社で11月5日、橋本酉の市が開催され、商売繁盛を願い名物の縁起熊手を求める経営者や店主らで賑わった。

 地域の商業者の繁栄と住民の安全安心、招福開運を願い、晩秋の風物詩となっている酉の市。一の酉にあたるこの日は、午後から神事が行われ、その後にオーケストラの演奏、歌謡ショーなどで盛り上がりを見せた。会場では飲食を楽しむ人や、福引で運試しをする来場者の姿も多く見られた。

 「名物の熊手を購入しに訪れた」という西橋本でモーターの修理、販売などを手掛ける大川原電機の大川原勝さんは「商売繁盛と健康を願って50年近く毎年ここで熊手を購入している。ご利益がありますように」と笑顔を見せた。

 酉の市を主催する橋本大鷲神社奉賛会の笹野稔会長は「10月末から天候不順で心配しましたが、好天にも恵まれて、皆さんのご協力のもと無事に開催することができました。今年はこれから二の酉、三の酉と続きます。ご来場、ご参拝をよろしくお願いいたします」と話す。

今年は三の酉も

 酉の市は11月の酉の日に開催される伝統行事。橋本でも毎年開催される恒例の行事となっている。暦により2回と3回の年があり、今年は3回の年にあたる。二の酉は17日(日)、三の酉は29日(金)に開催される。時間は二の酉が午前10時から午後8時30分、三の酉が午前11時から午後8時30分まで。

 イベントの詳細、問い合わせは杉佐屋【電話】042・772・3141、和風酒でじま【電話】042・772・2362。