神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
さがみはら緑区版 公開:2024年11月14日 エリアトップへ

橋本駅南口 工事現場をエンタメ拠点に 知事「行きたくなる駅に」

社会

公開:2024年11月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
トークショーで話す黒岩知事(左)と河村さん
トークショーで話す黒岩知事(左)と河村さん

 リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)が設置される橋本駅南口の工事現場内で11月9、10日に「さがみはらリニアフェスタ」が開催され、イベント内で黒岩祐治知事が、「この場所をエンターテインメントの拠点にしていきたい」と文化拠点としての活用に意欲を示した。

 同イベントは神奈川県とJR東海の共催。多くの人に中央新幹線事業や工事への理解をより深めてもらおうと、実際の工事現場を開放し行われた。会場は地下と地上にステージがそれぞれ設けられ吹奏楽などの演奏が行われたほか、行政や相模原橋本ロータリークラブによる展示ブースなども設けられた。

 初日の9日は地下工事現場の特設ステージで開会セレモニー、黒岩知事とかながわ観光親善大使でアーティストの河村隆一さんのトークセッションなどが行われた。

 集まった300人の観客が大きな拍手で二人を迎えると、黒岩知事が「ビッグアーティストに歌ってほしいと思い、河村さんに連絡をしたら即OKしてくれた」と経緯を説明。河村さんは笑顔で応え、実際にこの場所に来た感想を「下りて来るまでに時間が掛かった。本当に全然違う世界に来た感じ。とても声が響く空間で貴重な体験になる」などと話した。スペシャルライブではヒット曲の「Glass」などを熱唱し、地下空間に歌声を響かせた。

「今日は第一歩」

 開業は2034年以降と言われているリニア中央新幹線。現在も着々と工事は進むが、当初の2027年の開業が延期となったことで黒岩知事は、「10年もこの巨大な空間をそのままにしておくのはもったいない。そこでエンターテインメントの拠点にできないかと考えた」と振り返り、今回のイベント開催については、「JR東海の大変な協力があり、今日はその第一歩を踏み出すことができた」と感謝した。

 さらに、「工事は進んでいくので、その時々に合わせて仮設のステージを作り、そこを拠点にしていきたい。そしてリニア新幹線は通っていないけれども、行きたくなる駅にしたい」と展望を明かした。

 JR東海の水野孝則代表取締役副社長は「まずは工事が第一。しっかりとした工事を成し遂げるのが我々の使命」と強調した上で、「安全、環境、地域への連携を大事にし、県や市との文化的交流に少しでも寄与することがあれば協力できることはしていきたい」と述べた。

 また、市民への開放について黒岩知事は「安全安心を守りながら、できるだけ市民を巻き込んでいけたら。相模原市、JR東海と一緒に工夫していきたい」と話した。

地下に設置されたステージ
地下に設置されたステージ

ロボット企業交流拠点ロボリンク

神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ

https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html

<PR>

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

永田屋と包括連携協定

相模原市

永田屋と包括連携協定

高齢者支援など9分野で

3月20日

建設へ専門部署設置

新斎場計画

建設へ専門部署設置

火葬場不足解消へ

3月20日

全日学生美術展で最高賞

アトリエMEGU

全日学生美術展で最高賞

初受賞から3年連続

3月13日

3度目の優良公民館に

大沢公民館

3度目の優良公民館に

親子向け事業が評価

3月13日

「先生を増やして」

元教諭らの市民団体

「先生を増やして」

現状訴え 署名活動へ

3月6日

3月で窓口業務終了へ

相模原北安協

3月で窓口業務終了へ

啓発活動などで会は存続

3月6日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら緑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年3月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook