多摩区・麻生区版【11月15日(金)号】
わんわんパトロールに参加している多摩区民と愛犬5頭(前列)(後列左から)佐川消防署長、濃沼会長、佐藤区長、菅警察署長=出発式/11月8日

多摩区 わんわんパトロール始動 愛犬と共に地域見守り

 「多摩区安全・安心まちづくり推進協議会」(濃沼健夫会長)は10月から、愛犬と散歩をしながら地域の見守りを行う「わんわんパトロール」を開始した。11月8日に行われた出発式で濃沼会長は「ご協力を得て安全・安心なまちになることを願う」と思いを述べた。

 「わんわんパトロール」は、犬の散歩時に飼い主が自主的な防犯・見守り活動を行うことで、犯罪が起こりづらい明るい地域作りを目指すという取り組みだ。貸与されるリード標などのグッズを携帯してパトロールを各自が実施する。具体的には、登下校時の子どもの積極的な見守りや、不審者や犯罪、事故などを見かけた場合の110番通報、火事や救急車が必要な場合の119番通報、困っている人を見かけた場合の多摩区役所危機管理担当への連絡などに協力していく。子どもや高齢者の安全など、可能な範囲で地域の様子を気にかけながら愛犬と散歩してもらう。

 同様の取り組みは全国で広がっており、市内では麻生区や川崎区、中原区で行われている。今回多摩区でも実施できないかという要望が昨年12月に区へ寄せられた。主体となる同協議会が警察署や消防署と話し合いを重ね、今年6月に正式に実施することを決定。9月から区のサイトなどで広報を開始した。11月7日時点で53人から申し込みを受けているという。

 8日には、取り組みの周知を図り、多摩区役所で出発式を開催。濃沼会長と佐藤直樹多摩区長、多摩警察署の菅健司署長、多摩消防署の佐川勉署長と共に、飼い主5人と愛犬5頭が参加した。7頭の犬を飼っている村山節子さん(75)=登戸新町在住=は「毎日、長時間散歩をしているので、ただ散歩をするだけでなく、何か地域の役に立てれば」との思いから申し込み、「リード標を付けていると興味を持ち話しかけてくれる人も。小まめに地域を見ていきたい」と笑顔を見せた。

質問に応じるパネラー

川崎市 市議と若者が意見交換 「政治参加意識」醸成狙い

 若者視点のテーマを軸に、学生と有識者、市内選出の議員が語り合うイベントが11月3日、幸区で行われた。当日は川崎市議会の青木功雄議長をはじめ、五会派の代表がパネリストとして登壇。「開かれた議会運営」などについて学生パネリストらと意見を交わした。

 ラゾーナ川崎プラザルーファー広場で行われたこのイベントは川崎市市制100周年記念事業の一環。「新しい100年をつくる、十代のための”政治”キックオフミーティング」と銘打たれ、若者を代表して4人の学生らと、川崎市議会の青木議長、五会派代表議員が参加。政治学者の岡田憲治氏をゲストに迎え「政治」をメインとしたトークを展開した。

陳情トレンド、解説も

 この企画は、選挙権が18歳に引き下げられ、政治の新たなプレイヤーとなった「十代」の若者たちにとって距離があるとされる「政治」について興味、関心を持ってもらうことなどが主な狙い。席上「普段は、どこに行けば会えるの?」といった問いかけに応じた議員パネリストは「議会の控室にいることが多く、タイミングが合えばアポイントなしでもお話しできますよ」と気さくに回答。また、近年は市民からの陳情についても「手紙などではなく、議員の持つ公式LINEなどのSNSを通じて寄せられることも多い」といった、議員活動の最新トレンドについて紹介する場面もあり、若者パネリストに向けて「開かれた議会」への積極的な参加をアピールしていた。

 青木議長は「各会派から新たなデジタルでの意見集約を取り入れているという意見を聞き、大変良いことだと感じた。こうした、今までの意見集約の仕方とは違う方法を取り入れながら、若者が政治参加しやすい取り組みを今後もより一層、推し進めていければ」などと話していた。

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した 村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩) 多摩区登戸在住 73歳

民謡と真摯に向き合う

 ○…川崎市の代表として出場した「ねんりんピック」の民謡交流大会で頂点に輝いた。初出場ながら「いつもより気楽に、のびのびと歌えた」と満足気な表情を浮かべる。成績はもちろんのこと、現地の雰囲気や遠征費などの情報を得たことも今大会の収穫の一つ。「次回代表になる人が行きやすいようにデータを整えられれば」と川崎市民謡協会の理事長としての顔も見せる。

 ○…全盲の奏者・高橋竹山の姿に魅せられ三味線を始めたのが22歳の時。初代工藤菊詩に師事し、50年以上にもわたり工藤流津軽三味線の研鑽を積む。伴奏者として民謡のコンクールに通う中、「どうせなら歌ってみれば」とかけられた言葉を契機に、マイクを持つことに。数多の大会で実績を残しながら、民謡の普及に励んできた。

 ○…大手電機メーカーで18歳から60歳まで勤務。試作品の性能を評価する部署で、品質維持、向上に長年貢献し続けた。主に扱っていたのは音響や映像にまつわる商品。訓練を重ね音の良し悪しを判断する力を物にした。「音の聞きどころを学んだことは、楽器の音をしっかりと聞くことにもつながっている」と柔らかな笑顔を見せる。

 ○…民謡の継承のため、少年少女の育成に注力。11月末にはカリタス学園の小学生たちに実際に三味線を弾いてもらう授業を予定している。後進育成を目指し、自宅で民謡、三味線、尺八の教室を開く。手元にない楽譜は自ら譜面に起こし、自らもマスターしてから指導するなど、生徒の要望に寄り添う。「教えることは自分のレベルアップにもなる」と向上心は衰えることを知らない。今の夢は芸事が好きな96歳の母が元気なうちに地元・岩手県の舞台に立つこと。今後も日本の伝統文化に向き合っていく。

連なる芋を見て笑顔の児童

大きな芋に驚きと笑顔 虹ヶ丘小1年生が体験

 市立虹ヶ丘小学校(麻生区/井上恵子校長)の1年生17人が10月21日、早野聖地公園の畑で芋堀りを体験した。

 「早野聖地公園里山ボランティア」(小林昌幸会長)の協力のもと、毎年行っている。今年は初めて苗植えから実施。当日、子どもたちは「お芋はできていますか」「大きくなったかな」と口にしながら畑を訪れた。同団体会員の指導のもと、手で土を掘り起こし芋を見つけると「3個もとれた」「意外と簡単」とうれしそうな声をあげた。

 小林会長は「他の学年とも一緒に活動するなど、芋掘りを機に新しい取り組みも行いたい」と意欲を見せた。

幅広い音楽思う存分 12月7日 多摩区菅稲田堤

 多摩区のらいふ・くつろぎ稲田堤(菅稲田堤1の11の5)で12月7日(土)、第14回「菅の町 年忘れコンサート」が開催される。午後2時開演(1時30分開場)、4時10分終演予定。入場無料。

 地域のミュージシャンを中心に、爽やかな軽音楽を披露する。ギターやウクレレ、ハーモニカなど、多彩な音楽が楽しめる。実行委員長を務める井口茂さんは「幅広い音楽を思う存分聴いてもらい多くの人に楽しんでもらいたい」と思いを語った。(問)井口さん【電話】090・3549・1635

秋の褒章・叙勲 多摩区・麻生区から15人

 2024年秋の褒章と叙勲、危険業務従事者叙勲が11月3日付で内閣府から発令された。

 多摩内からは叙勲3人、麻生区からは叙勲10人と危険業務従事者叙勲2人の12人が選ばれた。

 両区内では、褒章の受章はなかった。

 受章者は以下(叙勲名称、氏名、発令時年齢、経歴、功績功労概要)。継承略。

▽瑞宝中綬章

鈴木薰(70)元総務省東海総合通信局長(総務省行政事務功労)麻生区

平井孝知(85)元聖徳大学教授(教育研究功労)麻生区

藤平正道(80)東京工業大学名誉教授(教育研究功労)麻生区

▽瑞宝小綬章

大用恭市(70)元東北財務局理財部長(金融行政事務功労)多摩区

奥川惠司(70)元長野地方検察庁検事(検察官功労)麻生区

勝野武彦(79)日本大学名誉教授(教育研究功労)麻生区

檀原均(70)元日本学術会議事務局管理課長(内閣府行政事務功労)麻生区

松崎忠男(70)元通商産業省工業技術院総務部生体機能応用技術企画官(文部科学行政事務功労)麻生区

護雅行(73)元中国地方整備局建政部長(国土交通行政事務功労)麻生区

山田喜一郎(87)元川崎市水道局長(地方自治功労)麻生区

山中英夫(77)元警視庁第二方面本部長(警察功労)多摩区

▽旭日双光章

露木明美(70)元川崎市議会議員(地方自治功労)多摩区

▽瑞宝双光章

森繁祥成(70)元内閣府事務官(内閣府行政事務功労)麻生区

危険業務従事者叙勲

▽瑞宝双光章

原川英俊(65)元東京消防庁消防正監(消防功労)麻生区

▽瑞宝単光章

橋本隆雄(74)元警視庁警部(警察功労)麻生区

 なお、市内からは、褒章4人、叙勲30人、危険業務従事者叙勲5人の合計39人が選ばれている。

チラシを手に来場を呼びかける藤間さん

邦楽芸能友の会 40周年 記念の公演 11月24日 麻生市民館で

 麻生区を中心に、日本舞踊や邦楽など地域の伝統芸能の振興を目的に活動している『邦楽芸能友の会』が11月24日(日)、創立40周年を記念した公演「邦楽祭」を麻生市民館大ホールで開催する。主催には川崎市文化協会も名を連ね、市と市教育委員会が共催する。

 同会は1984年、会長で日本舞踊藤間流名取の藤間勘七孝さん(86)=本名・加藤孝子さん、麻生区上麻生在住=が、伝統芸能の振興を目指し「麻生邦楽友の会」として発足。日本舞踊だけでなく、能狂言や歌舞伎、また筝や三味線、太鼓といった和楽器も加わり、流派を超えた仲間たちと共に交流を図りながら公演などを行い会を盛り上げてきた。結成の10年後に、現名称に変更した。

 今回の邦楽祭では会員による日本舞踊や筝曲のほか、記念公演として同会顧問の善竹十郎さんと次男の善竹大二郎さんが大蔵流狂言「清水」を、藤間さんが麻生区岡上に伝わる蚕影山伝説を元にした創作舞踊「絹の道〜金色姫ものがたり〜」を披露する。絹の道は、かつて岡上の東光院にあり、現在は川崎市立日本民家園にある蚕影山祠堂に魅せられた藤間さんが創作した作品。5回目の邦楽祭で発表して以来、節目で上演してきた。藤間さんは「体力的に今回が最後か。地元の作品として引き継いでもらいたいので関心があれば資料なども継承したい」と作品に込めた思いを語る。

 午後2時開演(1時30分開場)。入場無料。藤間さんは「こういう日本文化があるということを知りにのぞきに来てもらえたら」と話している。

 問い合わせは同会事務局【電話】044・954・3066。

お年寄りのつどい 生田地区社協 節目の40回 140人が演技

 生田地区社会福祉協議会(社協)と生田地区老人クラブ連合会による第40回「生田地区お年寄りのつどい」が11月5日、多摩市民館大ホールで開かれた。地域の老人クラブのメンバーら約140人がステージで日ごろの練習の成果を発表した。

 生田地区の交流を図る恒例行事。開会式であいさつに立った生田地区社協の西尾信会長は、つどいが40回目を迎えたことに対し関係者に謝辞を述べた。続けて、多摩区内の老人クラブの活発な活動を称え、「生田地区社協も負けないで頑張らなくては」と話した。

 ステージでは飯室松寿会第2による合唱=写真=を皮切りに詩吟やフラダンス、踊りなど16演目が披露され、客席からはそれぞれの演技に惜しみない拍手が送られた。

贈呈式の記念撮影

川崎市文化賞などに6者 多摩区・麻生区は2人

 川崎市の文化芸術や地域貢献への功績をたたえる「市文化賞」など各賞の贈呈式が11月8日、川崎市役所で開かれた。2024年度の文化賞は、JR武蔵溝ノ口駅を中心にブレイクダンス(ブレイキン)の文化を築き上げた石川勝之さん(43)=中原区=と、映画館やライブホール運営などで川崎の文化振興に尽力した「チッタグループ」(川崎区)に贈られた。

 市は、政令市となった1972年から、文化芸術や社会福祉、スポーツなどの各分野で顕著な活躍や功績のある個人や団体に、功績をたたえる各賞を贈呈してきた。

 第53回市文化賞を受賞した石川さんは、武蔵溝ノ口駅構内を拠点にブレイキンの技を磨き、仲間とダンスコミュニティーを作り上げた。その上で国内外のさまざまな大会で優勝し、「溝ノ口」をブレイキンの聖地として世に知らしめた存在だ。

 同じく文化賞に選ばれた「チッタグループ」は1937年の創業以後、川崎の文化振興を支えてきた。川崎駅前を「映画街」として発展させ、国内初のシネコン「チネチッタ」やヒップホップの聖地となったライブホール「クラブチッタ」などの文化商業施設を次々と開業。「カワサキハロウィン」などの集客イベントも主催してきた。

 市民生活や地域社会の発展に尽力した個人と団体に贈る「社会功労賞」には視覚障害者支援団体「水車の会」を64年に立ち上げ、出版物の音訳ボランティア活動を続けた齊藤準(しとし)さん(80)と市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンターのセンター長・片岡一則さん(73)が選ばれた。

 文化芸術分野で今後の活躍が期待される若手アーティストに贈る「アゼリア輝賞」には2人が選ばれた。クラシックギター奏者の斎藤優貴さん(27)=多摩区=は、世界的なギターコンクールで最高賞を受賞するなど国際コンクールで55回の受賞歴をもつ。サクソフォーン奏者の渡邉瑠菜さん(21)=麻生区=は、昭和音楽大学音楽学部の現役大学生ながら、プロのジャズミュージシャンとしてステージ活動を続けている。

 式には5人が出席。福田紀彦市長は「市制100周年に相応しい方々に受賞いただいた。それぞれの道を貫き通し活躍されてきたと思う。皆さまの受賞をお祝いするとともに今後ますますのご活躍を期待する」と祝辞を述べた。

表彰状を持つ樋山さん

多摩区樋山千壽子さん 総務大臣表彰を受賞 行政相談委員の功績称え

 長年にわたり行政相談委員として尽力してきた功績が高く評価され、樋山千壽子さん(77)=多摩区菅稲田堤在住=がこのほど、総務大臣表彰を受賞した。

 今回表彰を受けたのは全国で100人。県内で4人、市内では樋山さんが唯一だった。

 さまざまな行政分野に関する苦情や意見、要望を受け付ける行政相談委員。相談者に助言を行ったり、苦情の対象となった関係行政機関に対して改善を働きかけるなどの役割を無償で担う。県内で168人、市内では21人が配置されている。

 樋山さんは2007年から委員を務めてきた。「多くの知識を学びつつ、地域に貢献したい」という思いは今も変わらない。老若男女問わず、細かいことでも相手の話にじっくりと耳を傾けている。「表彰は感激した。地道な活動を評価してもらえたことがうれしい。今後もお役に立てるように、積極的に学びを深めていきたい」と思いを話した。

多摩区 長沢で活況 地域恒例の秋祭り

 長沢諏訪社で11月3日、「ながさわフェスタin諏訪社」が開かれた。2021年に始まり一昨年まで「オータムフェスタ」として行われていた地域ぐるみのイベント。雨で一日順延されたこの日は、約800人が会場を訪れた。

 手作り作品や飲食などの出店でにぎわい、ステージでは初山幼稚園コーラス部の子育てママ3人組=写真=らが会場を盛り上げた。近隣にある生田高校の放送部が司会進行を務め、百合丘高校生徒会が抽選会の準備などに協力。ほかにも地域の団体や学校などが多数参加した。主催した長沢まちづくり協議会の末吉一夫会長は「参加者全員が主催者の気持ちで、地域を巻き込んだイベントとしてさらに盛り上げていきたい」と語った。

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多摩区 妙楽寺 サックスの音本堂に響く

 「あじさい寺」として知られる多摩区長尾の妙楽寺で11月5日、「霜月会コンサート」と題して、4人のサックス奏者によるコンサートが開かれた。

 天台宗の開祖・天台大師の命日の法要「霜月会」と、天台宗川崎第三部寺院檀信徒連合会(井田光政会長)の総会にあわせて初めて行われた。洗足学園音楽大学卒業生4人で結成された「ルーチェサクソフォンカルテット」が本堂で天台宗歌をはじめクラシックや童謡、歌謡曲などを演奏=写真。美しい調べに檀信徒約70人が聴き入った。

現地でもらった名前入りののぼり旗の前で賞状と金メダルを手にする村松さん

多摩区在住 村松弘衛さん 民謡で最優秀賞 初出場の「ねんりんピック」

 高齢者が主役のスポーツ・文化の祭典「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」が10月19日から22日に鳥取県で行われ、多摩区登戸在住の村松弘衛さん(73)=人物風土記で紹介=が民謡交流大会で最優秀賞に輝いた。

 高齢者を中心とする国民の健康保持・増進、社会参加、生きがいの高揚などを目的に行われ、主な参加者は60歳以上。1988年から毎年開催されており、今回で36回目を迎える。主催は厚生労働省、一般財団法人長寿社会開発センター、開催都道府県。今年は川崎市内から19種目115人の選手が派遣された。

 川崎市民謡協会の理事長を務める村松さんは、市の代表として今回初めて同祭に出場。地元・岩手県の民謡で、歌い慣れているという『南部牛方節』を披露し、参加者56人の頂点に立った。「自分がこのような賞をいただいてよいのかなという気持ち」と謙遜の言葉を口にする。

 緊張はなかったが喉の調子が万全ではなく、不安も残る中で本番を迎えたという村松さん。「不完全な状態だったので自己評価は90点。もう少し高いキーで歌えればなおよかった」と振り返る。

新たな交流も

 他種目の川崎市代表選手と現地まで向かい共に観光をしたり、他県の派遣選手と親しくなったりと、大会を通じて新たな交流も生まれたという。村松さんは「鹿児島の代表の方は、三味線を弾きながら歌う独特のスタイルで、ご飯を食べながら民謡の話で盛り上がった。連絡先を交換し写真を送り合う約束もしたので、全国大会などでまた会えれば」と笑顔を見せた。

楽しく防災学ぶフェスタ 新百合ヶ丘 12月7日

 災害への備えを知ってもらおうと、川崎市は12月7日(土)、麻生区総合防災訓練と「備えるフェスタin新百合ヶ丘」を同時開催する。入場無料。午前10時から午後3時。荒天中止。

 第1会場の新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキ(麻生区上麻生1の21の1)では、近隣店舗の防災グッズ展示や啓発グッズの配布などを実施する。第2会場のミズノフットサルプラザ新百合ヶ丘(麻生区万福寺2の2の1)では、VR(仮想現実)による地震体験(小学生以上対象)や防災グッズ作成、ロープワークなど。特殊車両の展示など、親子で楽しく防災を学ぶことができる。また、自衛隊特製豚汁の炊き出し訓練も。作られた豚汁約500食は試食できる(無くなり次第終了)。

 新百合ヶ丘駅周辺で実施する「帰宅困難者対策訓練」の帰宅困難者役を11月29日(金)まで募集している。参加者には、防災に役立つグッズを進呈する。午前9時から1時間程度。先着300人で事前申込制。申し込み、詳細は麻生区役所サイト(【URL】https://www.city.kawasaki.jp/asao/page/0000153785.html)。(問)区危機管理担当【電話】044・965・5172

音楽情報 湯原昌幸ライブ 東海大学前

 今年デビュー60周年&喜寿を迎えた歌手・湯原昌幸さん=写真=が、東海大学前タウンニュースホール(小田急線東海大学前駅南口徒歩2分)で12月7日(土)「湯原昌幸ハッピーLIVE」を行う。午後3時開演。『雨のバラード』『冬桜』『たそがれロマン』『GSメドレー』ほかを予定。昭和〜令和の名曲を歌い紡ぐ。チケットは全席指定5千円。購入はチケットぴあ(Pコード281―249)。会場窓口でも直接購入可能(予約制)。問い合わせは同ホール【電話】0463・77・0025(午前10時〜午後5時・水曜(休))。

ボウリング大会 12月7日 コパボウル

 川崎市ボウリング協会麻生支部主催の冬季ボウリング大会が12月7日(土)、午後3時からコパボウル永山(小田急永山駅徒歩1分)で開かれる。

 対象は麻生区在住か在勤の人。初心者歓迎。1レーンを使うヨーロピアン方式でマイボールの部とハウスボールの部を実施。参加費3500円。貸靴は別途350円。申込み・問い合わせは同支部ファクス044・966・3639か、ショートメールで【携帯電話】090・6008・1561。締切11月28日(木)必着。

『あさお誕生ものがたり』の一コマ

記録映画イオンシネマで 11月23日 各回先着200人

 麻生区の歴史を振り返る記録映画『あさお誕生ものがたり〜語り継ぎたい60年のあゆみ〜』が11月23日(土)、イオンシネマ新百合ヶ丘で上映される。午前11時、午後3時15分から上映。

 麻生区と日本映画大学が協働で制作した同作品。10月に初披露された。今回は、イオンスタイル新百合ヶ丘、イオンシネマ新百合ヶ丘、同大、麻生区役所が共催する。市の歩みをまとめたニュース映画の総集編作品『かわさき-あの日 あの時-』を同時上映。

 定員は各回200人で先着順。同館特設受付で上映30分前から入場券を配布する。問い合わせは麻生区役所企画課【電話】044・965・5112。

交流を深める地域住民ら

まち全体が盛り上がり はるひ野町内会が企画

 麻生区のはるひ野町内会は11月9日、フリーマーケットやゲームなどが楽しめる「はるひ野縁日」を開催した。

 はるひ野駅近くの丸山こもれび公園など、3つの会場で行われ、多くの人でにぎわいを見せた。

 また、同会の20周年を記念して、川崎市のウオーキングアプリ「かわさきTEKTEK」とコラボしたまち歩きなども。「防災ジャンボリー」と銘打ち、応急給水体験などができる防災意識向上を目指したコーナーも多数あった。同会の杉本秀治会長は「縁日だけでなく、まち歩きと防災イベントも一緒に実施したのは初めて。多くの人が集まり、楽しみながら交流を深めることで、顔の見える関係が作られた」と笑顔を見せた。

恒例の多摩川まつり 11月16日 せせらぎ館で

 多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館前で11月16日(土)、「2024秋の多摩川まつり」が開催される。午前10時から午後2時。小雨決行。

 ステージでは正午から午後1時までフラダンスなどが披露される。ほかにもスーパーボールすくいなど、さまざまな企画が目白押し。飲食も楽しめるほか、朝どれ野菜の販売もある。問い合わせは同館【電話】044・900・8386。

世界の文化にふれる 12月7日小学生対象

 麻生区役所生涯学習支援課が主催する多文化共生推進事業「世界とあそぼう!」が12月7日(土)、麻生市民館で開催される。午前10時から正午。対象は小学生40人程度。

 中国の遊びや、バングラデシュの料理を学べる展示のほか、海外スタッフとの交流もできる。

 申込みは同館HP。問い合わせは同課【電話】044・951・1300。

以前開催の様子

音楽で垣根超え 11月17日 21ホール

 世代、障害の有無などあらゆる垣根を超えて音楽を楽しむ第165回「あさお芸術のまちコンサート ユニヴァーサル〜For You〜」が11月17日(日)、新百合21ホールで開催される。午後0時30分開場。入場無料。

 障害者社会参加学習活動「麻生市民館麻生青年教室」のメンバーや地元のNPO法人、百合ヶ丘めぐみ幼稚園に通う子どもたちなどによるホールコンサートを実施。県立麻生支援学校高等部アートコースの生徒らによる「あさおパラアート展」や、ロビー、ホワイエでのミニコンサートも。

 それぞれの開演時間など、詳細問い合わせは麻生区地域振興課【電話】044・965・5116。

子どもに切り絵作品を渡す大薗さん(左)

地域がつながる芸術祭 柿生こ文に親子ら50人

 麻生区の柿生こども文化センターで11月4日、「芸術祭」が開かれた。

 同センターの利用団体を中心とした運営協議会が、地域の多世代交流や子どもへの文化伝承を目的に毎秋開催している行事。協議会の竹田幸治会長(75)は「子どもを通じて保護者や祖父母が訪れ、地域のつながりができれば」と思いを語る。

 当日は近隣に住む親子連れなど約50人が訪れ、切り絵アートやバルーンアート体験、オリジナルの多肉植物作り、大きなキャンバスへのペインティングなど、さまざまな芸術に親しんだ。

 企画を担当する講師も地域にゆかりのある人たち。下麻生在住で立体切り絵アーティストの大薗一樹さん(30)は「子どもがたくさん来て一生懸命取り組んでくれて何より」と話した。こうもりの切り絵に挑戦した北畠若奈さん(8)は「自分で作って楽しかった」、バルーンアートで白鳥を作ってもらった上原由莉子さん(8)は「うれしかった」と感想を述べた。同センターの大友三郎館長(47)は「地域の方々が主導してくれてありがたい」と話した。

手引きを手にする紀校長(左)と長瀬さん

「禅寺丸柿知ってほしい」 片平小へ手引き寄贈

 柿生禅寺丸柿保存会(宇津木裕会長)は11月5日、日本最古の甘柿とされている麻生区の木「禅寺丸柿」の特徴や歴史などを記した手引きを、今年創立40周年を迎える市立片平小学校(麻生区)に寄贈した。

 手引きは同保存会の協力のもと、麻生区と麻生観光協会が昨年、一部情報を更新して再刊行。「柿生地区に住む子どもたちに禅寺丸柿のことを知ってほしい」と、記念式典に向けて、約900部を寄贈した。手引きの表紙には、40周年記念のシンボルマークが新たにプリントされた。当日同校を訪れた同会の長瀬敏之さんは「禅寺丸柿は宅地化の影響で減っている。若い世代に知ってほしい」と思いを語った。紀裕子校長は、「成り立ちや歴史を知り、まちの勉強に役立てていければ」と期待を寄せる。

 寄贈された手引きは同校全児童622人と、記念式典に出席する来賓客に配布される予定。

認知症を正しく理解 王禅寺こ文で講座

 王禅寺こども文化センター(麻生区王禅寺東5の32の15)で11月29日(金)、認知症講座が行われる。午前10時30分から正午。定員は20人ほど。

 認知層キャラバンメイトを講師に招き、対応のポイントや家族の気持ちについて考える。

 申し込みは11月21日(木)までに同センター【電話】044・989・1601。問い合わせも同。

昭和音楽大学 子どもの発達 相談を 0歳から小2保護者対象

 0歳から小学2年の子どもをもつ保護者対象の「音楽とこころの発達相談室 ムジカ・バンビーノ」が11月23日(土)、同校南校舎3階音楽療法室で開催される。同大地域連携推進室が主宰、後援は麻生区。参加無料。

 午後2時から、音楽療法士の資格をもつ同学実習研究員の林初音さんが、「コミュニケーション行動の発達」をテーマにレクチャーを実施。3時からは同学教員が個別相談も行う。

 レクチャーの定員は15人。個別相談は希望数により調整。事前申込み制。申込みは3日前までに同大HP内のフォームから。(問)【メール】bambino@tosei-showa-music.ac.jp