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多摩区・麻生区版 公開:2024年11月15日 エリアトップへ

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した 村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩) 多摩区登戸在住 73歳

公開:2024年11月15日

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村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

民謡と真摯に向き合う

 ○…川崎市の代表として出場した「ねんりんピック」の民謡交流大会で頂点に輝いた。初出場ながら「いつもより気楽に、のびのびと歌えた」と満足気な表情を浮かべる。成績はもちろんのこと、現地の雰囲気や遠征費などの情報を得たことも今大会の収穫の一つ。「次回代表になる人が行きやすいようにデータを整えられれば」と川崎市民謡協会の理事長としての顔も見せる。

 ○…全盲の奏者・高橋竹山の姿に魅せられ三味線を始めたのが22歳の時。初代工藤菊詩に師事し、50年以上にもわたり工藤流津軽三味線の研鑽を積む。伴奏者として民謡のコンクールに通う中、「どうせなら歌ってみれば」とかけられた言葉を契機に、マイクを持つことに。数多の大会で実績を残しながら、民謡の普及に励んできた。

 ○…大手電機メーカーで18歳から60歳まで勤務。試作品の性能を評価する部署で、品質維持、向上に長年貢献し続けた。主に扱っていたのは音響や映像にまつわる商品。訓練を重ね音の良し悪しを判断する力を物にした。「音の聞きどころを学んだことは、楽器の音をしっかりと聞くことにもつながっている」と柔らかな笑顔を見せる。

 ○…民謡の継承のため、少年少女の育成に注力。11月末にはカリタス学園の小学生たちに実際に三味線を弾いてもらう授業を予定している。後進育成を目指し、自宅で民謡、三味線、尺八の教室を開く。手元にない楽譜は自ら譜面に起こし、自らもマスターしてから指導するなど、生徒の要望に寄り添う。「教えることは自分のレベルアップにもなる」と向上心は衰えることを知らない。今の夢は芸事が好きな96歳の母が元気なうちに地元・岩手県の舞台に立つこと。今後も日本の伝統文化に向き合っていく。

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