藤沢版【11月15日(金)号】
現在のやすらぎ荘(市提供)

稲荷やすらぎ荘 市の説明会に不安の声 ”閉鎖・廃止”勘繰る利用者も

 藤沢市は先月24日、稲荷にある老人福祉センター「やすらぎ荘」の利用者を対象に、「やすらぎ荘の『これから』について」の説明会を開いた。同館の利用者・新規登録者数の減少や維持・修繕コストを説明。今後の具体的な計画は発表されないままで、一部の利用者からは「閉鎖するのでは」と不安の声も上がっている。

 やすらぎ荘は1969年に開設され、今年度は9月末まで延べ約1万8000人が利用。陶芸や卓球、麻雀などのサークル約50団体が活動の拠点としている。

 シニア世代を中心とした市民の憩いの場として親しまれている一方で、誕生から半世紀以上が経過し、建物は老朽化が進行。また館内にエレベーターがないことなど、機能面と設備面での課題もあった。こうした状況を踏まえ、市では2021年9月に「第3次藤沢市公共施設再整備プラン」でやすらぎ荘再整備の検討概要を示すなど、対策案を講じてきた。

 今回行われた説明会で市は、年間利用者数がコロナ禍前より3万人以上減少していることや利用者の固定化、年間7千万円を超えるランニングコスト、過去5年で約900万円の修繕費が発生したことなどを説明した。今後については「現施設の延命化が難しい状況。皆さまからのご意見などを反映し、議論を深めていきたい」と結んだ。

 一連の説明を受けた利用者の一人、藤原吉弘さん(85)は「後ろ向きな姿勢で、どこか他人事の印象。閉鎖・廃止などの意向を持っているようにも思えた」と懸念する。藤原さんは同館でカラオケサークルと英語サークルに所属し、月2回ほど活動している。「やすらぎ荘は我々シニア世代が人との交わりを通じ、さまざまなことにチャレンジする場」と強調。バス本数の減少など不便な面もあり、「市は具体的な代替施設案を示してほしい」と、鈴木恒夫市長に移転先の候補などをまとめた書面を提出した。

 市は今後策定予定の「第4次藤沢市公共施設再整備プラン」で同館についての方針を示す見込みで、「市民や利用者の皆さまに向け、説明を重ねていく」としている。

プロからの指名を喜ぶ藤田琉生投手

東海大相模藤田投手 夢のマウンドへ 羽鳥中出身 日ハム2位指名

 羽鳥中学校出身で東海大学付属相模高校野球部の藤田琉生投手が、先月24日に都内で行われたプロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けた。「一軍で活躍し、チームの勝利に貢献できる選手になりたい」と意気込みを語った。

 198センチの長身から投げ下ろす、威力ある直球が持ち味。最速150キロ。カーブやスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を操る左腕だ。今年夏の甲子園大会では、チームをベスト8に導いた。

 侍ジャパンU18のメンバーに選出され、9月に台湾で開催されたアジア選手権にも出場。試合で活躍するだけでなく、宿敵の韓国戦を前に打撃投手を務めるなど、チームの準優勝に貢献した。

 プロになることが夢。夏の大会が終わった後も藤田投手の姿は、同級生らとともに放課後の練習グラウンドにあった。ドラフト指名を受けて「ほっとした」と打ち明けながらも、「スタート地点に立てたところ」とトレーニングに励む。

地元も期待

 兄の影響を受け、小学1年から地元の羽鳥ファイターズで野球に打ち込んだ。「背が高く、ピッチャーやキャッチャー、ショートもこなす。突出して野球が上手だったが、それを自慢することはなく、何事にも一生懸命な子だった」。当時のチーム監督で、現在は代表を務める中村頼彦さんはそう話す。指名後にあいさつに来てくれたといい、努力を続けてきた教え子を称えた。

 中学時代は湘南ボーイズで活躍した藤田投手。東海大相模に入学直後は、練習レベルの高さに戸惑ったという。「本気で日本一を目指している選手ばかり。判断も動作もスピード感が求められた」と振り返る。

 実力の差や思うようにいかない状況を素直に受け入れることができず、態度に出てしまうこともあったが、エースナンバーを背負った今年春、「自分を変える」と決意。「チームメイトを信じて試合の流れを自ら作り出せる強さ。メンタル面で成長できたと思う」

 日本ハムはダルビッシュ有投手や大谷翔平選手など、メジャーリーグで活躍するスター選手を輩出してきた球団。両選手のように恵まれた体格の藤田投手も将来のエース候補として、大きな期待が寄せられている。

 同校野球部の原俊介監督は「伸びしろのある選手。プロに行っても自分自身の大きな目標を持ち続けてほしい」とエールを送る。

フィリピン・ボラカイ島で開催されたビーチテニス国際大会で優勝した 堂本 拓央さん 宮前在住 31歳

好きなことに心身捧ぐ

 ○…イタリアで発祥し、日本では鵠沼海岸を中心に普及が始まったビーチテニス。バウンドしない砂の上を裸足で駆けながら、激しい打ち合いで観客を魅了する。「普通のテニスに比べて、コツを掴んだら誰でもできるのも魅力の一つ」。自身も全日本選手権ベスト8や世界選手権出場を果たした。

 ○…千葉県に生まれ育ち、小学校では剣道、中学校では野球とさまざまな種目を経験した。硬式テニスは高校から始め、大学入学後も続けた。大学3年の時、錦織圭選手の試合を都内で観戦した際に、会場近くでビーチテニスが行われていた。興味を持ち、自身も挑戦。金融機関に就職後も続けたが「週末に趣味としてやる程度」で試合にもあまり出なかった。

 ○…転機となったのは2019年、東南アジアを旅行中に誘われて参加した初の国際大会「タイオープン」。対戦した世界ランク2位の相手に完敗し、力の差を痛感。闘争心に火が付いた。練習に打ち込むべく茅ヶ崎市にある選手育成のためのシェアハウスに入居。日本選手権で5回の優勝を果たした相澤幸太郎さんの指導のもとで腕を磨いた。「無限に球が返ってくるスパルタ指導。精神力も身に着いた」と振り返る。その後はIT企業に転職し、経営のノウハウを学び独立。仕事とともに国内外の試合で活躍する多忙な日々を送るが、「好きなことしかやっていないので、疲れない」と話す。

 ○…「さらに認知度を上げていきたい」と、現在はイベント運営や普及に向け都内でスクールを運営するなど、より多くの人に競技の楽しさを知ってもらう活動にも注力している。最近の好物は蜂蜜。「健康に気づかい、ビーチテニスに心身ともに捧げたい」と微笑んだ。

テープカットの様子

SBIグループ 共同店舗がオープン 資産活用で一体運営

 (株)SBI新生銀行とSBIマネープラザ(株)の共同店舗「SBI新生ウェルネスマネジメント」が11月5日、南藤沢に開設した。

 同店舗では、資産運用コンサルティングなどを担い、専門性の高いアドバイスやSBIグループの総合金融サービスを提供。国内外の株式や債券、投資信託などの幅広い有価証券に加え、不動産小口化商品などの先進的な商品なども取り扱うという。

 オープン式典であいさつに立ったSBI新生銀行の大竹博貴常務執行役員は「経験あるスタッフが揃い、一体運営で幅広い商品を提供できるようになった。多くのお客様の資産運用のお役に立てたら」と話した。

2つの優勝トロフィーを手にした堂本さん(左から2番目)

ビーチテニス・堂本さん 国際大会を制覇 フィリピンで開催

 フィリピン・ボラカイ島で10月30日から今月2日まで、ビーチテニスの国際大会「BT10 BORACAY ISLAND」1・2が開催され、宮前在住の堂本拓央さん(31)=人物風土記で紹介=と川島進さんペアが2大会ともに優勝した。

 同大会には地元フィリピンの選手やドイツ、スイスの選手などが出場した。世界選手権に出場した経験を持つ堂本さんは、アウェーの中でも全試合相手を寄せ付けないプレーを見せ、王座を手にした。「実力的には挑戦される側だった。負けない試合を心がけた」と話し、「ビーチテニスの普及に向け、今後も世界で戦える選手として頑張っていきたい」と決意を示した。

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1日1組限定の貸切家族葬ホールを運営 最適なプランを提案する「ティアーズメモリー」/横浜市・藤沢市
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横浜市や藤沢市で事業を展開するティアーズメモリーは、2024年で開業7年目になる葬儀会社。主に家族葬を取り扱っており、1日1組限定の貸切家族葬ホールとして2... (続きを読む)
ビジネスマンや観光客に愛された第一イン湘南

第一イン湘南 30年の歴史に幕 来年からアパに

 ホテル「第一イン湘南」(辻堂1の4の14)は、12月22日(日)のチェックアウトをもって営業を終了することをこのほど発表した。

 同ホテルは全国に約40店舗を展開する阪急阪神第一ホテルグループ傘下で、1994年に開業。駅徒歩3分の立地を生かし、ビジネスからレジャーまで幅広い層を30年にわたって受け入れてきた。閉業の理由については「諸般の事情により」としている。

 撤退後の施設については、株式会社ティーケーピーが、アパホテル株式会社とフランチャイズ契約を締結し、来年1月20日(月)に「アパホテル〈湘南辻堂駅前〉」を開業することを発表している。

 開業にあたり、建物の改修工事を行い、計111室の客室のほか、美容室やレストランが併設される予定。

目を奪われる圧巻のライトアップ。点灯式には女優の矢吹奈子さんが登場した

冬を彩る「湘南ブルー」 テラモでイルミ点灯式

 辻堂神台のショッピングモール「テラスモール湘南」で12日、イルミネーションの点灯式が開催された。ライトアップは来年2月14日(金)まで、午後6時から11時まで行われる。

 開業から続く冬の恒例イベント。今年は、湘南の海と空をイメージした約30万球の電飾が冬夜を彩る。

 ゲートスクエアには高さ約20mの大型ツリーが登場。15分に1度、光と音楽を融合させたショーが行われる。また、建物の手すり部分を照らす「湘南ブルー」は、日本で初めてLEDに使用される色だという。

 同施設担当者は「夏のイメージが強い湘南ですが、冬の風物詩として多くの方に見ていただければ」と期待を込めた。

講演会で登壇する雨宮さん(提供)

歯科医師・雨宮さん 国際シンポで招へい講演 「怖くない治療」世界に広める

 南藤沢で歯科医院を営む雨宮啓さん(50)が先月26日、上海で行われた学会「DenTech China 2024」に招かれ、同会内で行われた国際シンポジウムで韓国、イスラエル、香港の歯科医師らとともに日本代表として講演を行った。招へいは、上海市口腔医学会会長が大学院時代の同級生という縁があり決まった。

 「歯科麻酔領域におけるマルチディシプリナリーアプローチ」と題したシンポジウムに登壇し、麻酔によって歯科治療の痛みや恐怖など負担軽減に役立つ「静脈内鎮静法」の活用について説明。雨宮さんは「聴衆からも高い関心が寄せられ、リラックスできる歯科治療の必要性を実感した」とし、「今後も日本の良い医療をアジアに広げていきたい」と展望を語った。

ハマボウの苗木や賞状を手にする湘南海浜植物育成会会員ら=9日、辻堂公民館まつり会場で

湘南海浜植物育成会 ハマボウ育て、2度目の栄誉 緑と花のまちづくりコンクール

 「第43回 藤沢市緑と花いっぱい推進の集い」が9日、Fプレイスで行われ、湘南海浜植物育成会が「緑と花のまちづくり賞」に輝いた。2019年に続き、2度目。「緑の木を1本でも多く植えよう」という鈴木恒夫市長に対し、松田省悟顧問は「市も応援しているので、我々もそれに応えたい」と語った。

 緑化の普及啓発を図るため、市では「緑と花のまちづくり」コンクールを実施している。市内で美観に優れた樹木や花壇などを設置・管理する団体などを募集。今年度は7件の応募があり、同会は最優秀賞だった。

 1995年に発足した「辻堂みちくさ倶楽部」が前身の同会。かつて群生した「ハマボウ」の再生を目指している。ハマボウは「日本原産のハイビスカス」とも言われ、海水や強風などに強く、海岸地域に適応した植物。枝葉が生い茂ると、津波などの被害を軽減するとされ、防災意識の向上や啓発の目的で植栽されている。

 会員らは、大磯町や千葉県などから手に入れた種を県立辻堂海浜公園内にある苗場で育て、津波想定域内の通学路や公共施設道路脇の植樹帯に移植。各種浜草の種や苗木などを辻堂公民館まつりで販売している。

 現在会には12人が在籍。ランドスケープ(景観)デザイン会社に勤める佐藤束紗さん(26)も会員で「竹柵の位置一つとっても環境は変わる。県に場所の移動を要望するなど、小さな会でも大きな影響力がある」とニコリ。山内幹郎会長は「植えれば植えるほど剪定や管理の問題も出てくるが、近隣住民の皆さんからも喜ばれている。今後も”地域の木”として育てていきたい」と決意を新たにした。

祝辞を述べられる高円宮妃久子さま

県日赤紺綬有功会 60周年の節目祝う

 日本赤十字社の活動を支援する神奈川県日赤紺綬有功会(最上重夫会長)は6日、横浜市のホテルニューグランドで60周年の記念式典を開催した。当日は会員のほか、日本赤十字社名誉副総裁の高円宮妃久子さまや、同社の清家篤社長、神奈川県支部長の黒岩祐治県知事ら130人が出席。赤十字活動に貢献した32の個人や団体の表彰が行われた。

 式典であいさつに立たれた久子さまは「県の赤十字の活動は、同会をはじめとする関係者のたゆみない支援で大きな発展を遂げ、着実な歩みを見せている」などと感謝を述べられるとともに、「赤十字運動に参加する人の輪が広がっていくことを切に願います」と期待感を示された。

 最上会長は「世界的に見ても赤十字の使命、必要性は大きくなっている。支援する我々も活動を活性化させていかなければならない」と決意を語った。

 同会は1964年に設立。現在の会員数は約380人。赤十字活動を資金面などで支えている。

講師の話に真剣に耳を傾ける生徒

「働くとは」考えて 湘洋中で職業講話

 生徒に社会人の生の声を聞いてもらおうと湘洋中学校で5日、職業講話が行われ、同校の2年生約280人が参加した。

 この日講師として招かれたのは、医療やメディア、製造、士業などの分野で働く10企業の社員たち。中高生にキャリア教育を行うNPO法人アスリード協力のもと、講師たちはそれぞれの事業内容や働くことの意義などについて熱く語った。

 2学年副担任の松岡教諭は「生徒たちに人生の先輩たちの生きざまを感じてもらい、働くことのイメージを持ってもらえたら」と感想を話した。

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イベントのポスター

「藤沢ワイン祭り」今年も 23日、サンパール広場で

 「藤沢ワイン祭り2024」が23日(土)、藤沢駅北口サンパール広場で開催される。9回目となる今年は「みんなで楽しむワイン祭り〜生産量日本一を再確認〜」をテーマに、地場産ワインや地元店舗のおつまみの飲食、地元ミュージシャンによる演奏などを楽しむことができる。藤沢商工会議所青年部と同実行委員会が主催する。

 ワインを通して地域活性化を図ろうと、2015年から開催しているイベント。当日は、市内に製造拠点を置くワインメーカーのメルシャン株式会社によるワインの試飲会(有料)のほか、地元レストランによるワインに合うおつまみの屋台や青年部による世界各国のワインの試飲販売など、飲食ブースが21店舗出店する。

 ステージでは、毎回好評の「NSKスウィングハードオーケストラ」に加え、ダンスパフォーマンスなども披露される。また、メルシャンによるクイズ大会では参加賞も用意されている。

 ワインボトルキャンドルやボトルを模した大きなオブジェなど、写真映えするフォトスポットも登場する予定。

 時間は午前11時から午後7時まで。荒天中止。詳細、問い合わせは藤沢商工会議所【電話】0466・27・8888。

返礼品の一つ「パン遊房 亀吉」の冷凍パン「極(きわみ)」(同店提供)

ふるさと納税 藤沢で人気の返礼品は? 量・質で選ばれる傾向か

 ふるさと納税に関心が高まりやすい年末。各市町村の返礼品は、土地柄や個性が出るものだ。藤沢市でも2017年から受け付けを開始しているが、どのような品が好まれているのか。担当する財政課に人気を尋ねた。

*  *  *

 まず初めに挙げられるのが、非常用簡易トイレや防災グッズのセットだという。10年以上の長期保存が可能で、キャンプの際や介護用品としても使える品。一見、藤沢市と関係が薄いようにも思えるが、「能登半島地震以降、急速に需要が高まっている」と話す。

 次は、羽鳥にある食品会社「サノフーズ」が手掛ける「湘南生餃子」200個。国産豚「ルイビ豚」を使用しており、「さっぱりとした味わいで老若男女に親しみやすく、1万円で200個の餃子がもらえるというコスパの良さも支持を集めている」と説明する。

 また、鵠沼海岸のパン屋「パン遊房 亀吉」の作る冷凍パン「極(きわみ)」もニーズを増やしている。北海道産小麦や国産卵、米糠から搾った米油で作った生地を石窯で焼いた手作りパン。冷凍保存が可能なので備蓄用にもなる。同店は就労支援事業所でもあり、地域の祭りでも購入可能。同店の小林友紀子さんは「丹精込めて作っているパン。ふるさと納税を通じ、たくさんの人に食べてもらえてうれしい」と喜びを語る。

 同課の担当者は「藤沢市はぶどうの『藤稔』やしらすを使った料理も人気だが数に限りがある」とし、「返礼品を通じて藤沢の魅力を知っていただければ」と話した。

打戻で収穫祭 24日 宇都母知神社

 「第32回 うつもちの里 収穫祭」が24日(日)、打戻にある宇都母知(うつもち)神社で開かれる。時間は午前10時から正午まで(模擬店は完売次第終了)。

 当日は、地元で採れた新鮮な野菜や花などを農家が直接販売する。また収穫祭実行委員会のメンバーがついた餅のほか、地元米や味噌、茶、豚汁、焼きそば、焼き鳥、メンチ、コロッケ、パンなどの模擬店も並ぶ。同社の御厨(みくりや)浩和宮司によると、つきたての餅は特に人気で、昨年は境内を埋め尽くす約2千人でにぎわったという。「毎年楽しみにされている方もいる。地域活性化にもつながれば」と多くの来場を心待ちにしている。

 今年6月の「御田植祭(おたうえさい)」で植えられ、神田から採れた米を奉納する「新嘗祭(にいなめさい)」も正午に開催。

 問い合わせは総代長の金子貞廣さん【携帯電話】090・2307・1978。

健康経営の理解深める 26日 参加募集

 「FUJISAWA 健康経営フォーラム2024」が26日(火)、藤沢商工会館ミナパーク6階多目的ホールで開かれる。午後1時20分(受付開始は1時)から3時30分。

 市内事業者の人材不足を解消する取り組みの一環として、従業員の健康増進と企業の生産性、業績向上を図ることを目的に、藤沢市と藤沢商工会議所、アクサ生命保険(株)の共催で初開催される。

 第一部は同社の瀬戸美紀氏による健康経営セミナー、第二部ではパネルデスカッション、企業間交流などを予定。

 参加対象は健康経営に関心のある市内に事業所を有する企業の経営者や人事総務担当者などで、先着50人。参加無料。

 詳細や申し込みは、上記の二次元バーコードから。

防犯市民のつどい

 藤沢市と市防犯連合協議会が主催する「第41回 防犯市民のつどい」が17日(日)、市民会館小ホールで開かれる。午後1時30分から4時まで。

 防犯功労者表彰などを行う式典のほか、藤沢女性地域安全推進会による演劇や鵠沼中学校ギター合奏部の演奏、チアリーディングも披露される。

漆喰塗に挑戦する児童

江の島「海山堂」 児童が修繕お手伝い

 江の島サムエルコッキング苑の「海山堂」で9日、市内の小学生10人が漆喰を使って「なまこ壁」の修繕に挑戦した。

 海山堂は、2003年に姉妹都市である長野県松本市の交流施設「松本館」としてオープン。22年に海山堂としてリニューアルしたが、外壁のなまこ壁は修繕が行われていなかった。そこで、日本の伝統技術体験も兼ねて、市内で左官を手掛ける(株)木本工業所と市が協力して児童に参加を呼びかけた。

 なまこ壁は、建物の壁面に平瓦を貼り、継ぎ目に漆喰をかまぼこ型に盛り上げて塗る工法。形が海の生き物の「なまこ」に似ていることにちなんで名づけられた。

 この日は、鈴木恒夫市長も参加して古来より伝わる漆喰の技術を体験。職人の説明を受けて参加者たちは真剣な表情で作業に取り組んでいた。参加した小学4年生の女子児童は「貴重な体験ができて楽しかった」と笑顔をみせた。

 同社の木本己樹彦代表取締役社長は、「子どもたちがまた江の島に来た時に、なまこ壁を見て『ここを自分が塗った』と言えるような、良い思い出にしてもらえたら」とほほ笑む。

パーティーの様子

藤沢湘南LC ダンスでつなぐ善意の輪

 藤沢湘南ライオンズクラブ(丸岡尚子会長)が8日、鎌倉プリンスホテルで恒例のチャリティーダンスパーティーを開催した。

 同クラブが20年以上続けている事業で、この日は約200人が参加。社交ダンスや食事などで親交を深めた。

 このイベントのチケット代の一部は、藤沢市の「みどり基金」に寄付され、市内の自然保護などに役立てられる。丸岡会長は「毎年楽しみにしていただける方も多く、ありがたい。ご家庭で1本でもいいので木を育てていただけたら、地球の環境保全につながります」と話す。

『あさ』(山内龍雄芸術館提供)

「好きをたずねる」 山内龍雄芸術館で企画展

 羽鳥の山内龍雄芸術館で、4年ぶりとなる企画展「小形香代子 好きをたずねる」が開催される。今月30日(土)まで。

 今回は、モノタイプ(一点もの)とリトグラフの版画作品の新作を展示。『好きをたずねる…002』や『a fence 02』、『あさ』などを展示する。

 小形香代子さんは、都内などで活躍し、モノタイプやリトグラフといった版画技法を用いて表現するアーティスト。同館は「日常の中にある『好き』と思える瞬間を表現する作家」としており、館長の須藤一實さんは「作家と版と紙とのやり取りの中で生み出された作品は、観ていると元気が出る」とその魅力を語る。

 開館時間は正午から午後5時30分まで。火・水曜は休館となる。観覧無料。(問)同館【電話】0466・33・2380または【携帯電話】090・1205・1726【メール】info@yamauchitatsuo.netまで。

大賞を受賞した下平さん(右)と増田理事長

湘南ビジネスコンテスト 大賞はきゃりこん.com 医療介護の人材不足解消へ

 藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町から創業や中小企業の新規事業のプランを募り、優れた内容を表彰する湘南ビジネスコンテストの最終プレゼンが7日、藤沢商工会館で行われた。大賞には(株)きゃりこん.com(茅ヶ崎市・下平光明代表取締役)の医療介護現場の人材不足解消を目指す「toHANAS(とはなす)」が受賞した。

 主催は(公財)湘南産業振興財団(増田隆之理事長)。25回目を数える今年のコンテストには、34件の応募があり、その内6組がファイナリストとして登壇した。

 「toHANAS」は医療介護従事者のコンディションの診断や、ケアを目的としたオンライン面談などをワンストップで提供するサービス。深刻な人材不足が懸念される同業界で「働き続けられる」ことの実現を掲げて挑戦、「審査員一致」で大賞を獲得した。

 表彰式であいさつに立った下平さんは「地域密着のコンテストで共感がいただけて嬉しい。賞をいただいた責任としてもっとスケールアップしたい」と語った。

 審査委員長を務めた慶應義塾大学総合政策学部の飯盛(いさがい)義徳教授は「社会課題解決のテーマ、オンリーワンの内容など完成度が高かった」などと評価。また、今コンテストでは湘南地域や海のボートを活用した事業もあり「湘南らしさが出ていて良かった」と振り返った。そのほかの各賞は以下の通り。ビジネス準大賞▽ダンウェイ(株)(川崎市)/スタートアップ賞・来場&視聴者賞▽(株)PocketPort/審査員特別賞▽合同会社BLOOP/かながわ信用金庫賞▽Locomo湘南/湘南信用金庫賞▽ママダカラ(株) 

文化財の保存と活用 アイデア募集

 「藤沢宿」「江の島」「大庭城」の保存と活用アイデアを募るワークショップが12月14日(土)、藤沢市役所本庁舎8階会議室で開かれる。午後1時から5時。参加無料。

 近年、文化財を管理する負担増や担い手不足などが問題となる中、市が今後の方向性を考えるため「未来に伝える」をテーマに企画した。先着60人。申し込み・問い合わせは郷土歴史課【電話】0466・27・0101。

ふじさわ九条の会 市民会館で秋の学習会

 ふじさわ九条の会は16日(土)、上智大学名誉教授の石川旺さんを講師に招いた学習会「冷戦後の改憲論の展開とメディアの関わり」を藤沢市民会館第二展示ホールで開く。

 時間は午後1時30分から3時30分まで。参加費は前売り500円、当日700円。

 問い合わせは見城さん【電話】0466・36・8916、もしくは島田さん【携帯電話】090・9239・0864。

油彩や水彩61点の力作 たぶろう湘南展

 たぶろう美術協会湘南支部による「第21回たぶろう湘南展」が、藤沢市民ギャラリー第1展示室(ODAKYU湘南GATE6階)で11月19日(火)から24日(日)まで開催される。同協会の会員をはじめ、湘南支部エリアから30人が出展。油彩や水彩、日本画、その他平面絵画など61点が並ぶ。

 時間は午前10時から午後7時(最終日は5時まで)。入場無料。「たぶろう」とは、フランス語の「Tableau(タブロー)」に由来する「絵画」を意味するという。

 詳細は同協会ホームページ【URL】https://www.art-taburou.com。問い合わせは、湘南支部長の坂野さん【携帯電話】090・8177・6830。

平和への祈り「被爆ピアノ」 湘南台であす演奏会

 原爆が投下された広島で焼失を免れた「被爆ピアノ」を通じ、平和について考えるコンサートがあす16日(土)、湘南台駅地下アートスクエアで開かれる。市民団体「湘南SHOW点」の主催で、時間は午前11時30分から午後4時。観覧無料。

 被爆ピアノの所有者で調律師の矢川光則さんによるトークショーや、同団体で代表を務める清水友美さんの演奏のほか、音楽朗読劇の披露、絵画展示などが行われる。

 17日(日)午前10時30分から午後1時、BRANCH茅ヶ崎2でも開催。

 催しの問い合わせは清水代表【携帯電話】090・8516・5649。

デフ五輪応援隊にふじキュン♡ 1年前イベントに登場

 国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催する「東京2025デフリンピック」が来年11月に開かれる。100周年を迎える大会で、日本では初。PRや機運醸成、アスリートの応援に取り組む同大会応援隊に、藤沢市公式マスコットキャラクター・ふじキュン♡=写真=が加入した。

 デフアスリートによるトークショーのほか、デフスポーツ体験などができる同大会「1年前イベントinかながわ」が今月30日(土)午前10時から午後4時、象の鼻パーク(横浜市中区)で行われ、ふじキュン♡も登場する。

 また、藤沢市役所本庁舎・江の島シーキャンドルで15日(金)、秩父宮記念体育館で18日(月)から24日(日)まで、日没後にライトアップイベントも催される。

八部球場 改修に1千200万円 目標寄付額の4倍以上

 「八部球場」(鵠沼海岸)の改修工事に伴い、藤沢市が8月から10月にかけて実施したクラウドファンディング(寄付)で、目標額300万円の4倍以上となる1227万3千円が集まった。

 1970年に完成した同球場。市内で唯一観客席を備える球場として夏に甲子園の神奈川大会の会場になるなど、長年野球ファンに親しまれてきた。85年の全面改築をはじめ、これまで数度にわたり部分的な改修を行ってきたが、施設の老朽化は進む一方だった。

 昨年度、特に損傷が目立っていた3塁側の防護マットやフェンスなどの改修費として個人や企業を対象に寄付を募ったところ、1448万円に上る支援があった。

 それに続き、今年度は1塁側の改修費を呼び掛けた。個人の多くは、ふるさと納税制度(さとふるクラウドファンディング)を活用した。

 来年2月に外野防護マット(1塁側)の改修が完了し、3月には記念銘板などへの名入れ作業後に、式典を開催予定。

優良工事の14社を表彰

 藤沢市は先月31日、Fプレイスで優良建設工事表彰を行った。2023年度に完成した市発注工事のうち、他の模範となる優れた施工をした建設業者14社が表彰を受けた。弁天橋改修や藤沢駅辻堂駅線道路改良、吉野町公園整備など14件の工事が対象となった。

 受賞者は次のとおり。▽(株)幸和▽(株)西尾建設▽(有)サン山崎巧業▽伊澤建設(株)▽森山建設(株)▽(株)田中建設工業▽日高建設(株)▽清光建設(株)▽(株)堀本工務店▽(有)善▽西建設工業(株)▽(株)水村工務店▽(株)嵯峨造園土木▽(株)佐野造園土木(順不同)

ネットを張った体育館で子どもたちにトスを指導する大林さん

大林素子さん 「夢に向かって進んで」 天神小でバレー交流

 元バレーボール全日本代表で、現在はスポーツキャスターやタレントなどマルチに活動する大林素子さんが8日、天神小学校を訪れ、5〜6年生約170人の前で講演した。近隣小中の職員や住民らでつくる「学園都市むつあい協力者会議」による事業。子どもたちとプロスポーツ選手との交流の場をつくろうと、大林さんと知人だった委員の呼び掛けで実現した。

 子どもの頃から背が高く、周囲から「デカ林」「ジャイアント素子」などといじめを受けてきた大林さん。そんな時に、心の支えとなったのがアニメ『アタックNo.1』だった。「コンプレックスを武器に変えたい」との思いで、中学からバレーボール部に入部。過酷な練習に耐え、五輪3大会に出場した。

 「画家」「美容師」など照れ臭そうに夢を発表した児童たちに、大林さんは「あきらめずに挑戦することが大事。努力を先延ばしにせず、夢をつかもう」とエールを送った。その後、6年生にバレーを指導。皆楽し気にボールを追いかけた。

“ブンッ”とキレのある素振りを見せる徳永さん

高谷小6年徳永さん 「声」武器にベイJr.入り 応募930人の難関突破

 大鋸運動公園や大道小学校などで活動する少年野球チーム「ビッグロード」所属の徳永海良さん(高谷小6年)がこのほど、「横浜DeNAベイスターズ」のジュニアチームメンバーに選ばれた。県内外から約930人が参加したセレクションを通過。12月26日(木)に開幕する「NPB12球団トーナメント」への出場を前に、「自分の力を120%出したい」と意気込む。

 プロ野球12球団の小学生チームが出場する同大会に向けて結成されるベイスターズジュニア。基礎体力や打撃、守備、走塁といった技術面、紅白戦など今夏3度の選考会があり、徳永さんは16選手の中に選ばれた。

 その決め手となったのは「声」だった。自身だけでなく、仲間を思いやり、チーム全体の士気を上げることに努める視野の広さが評価された。

 徳永さんは、2人の兄の影響で小学1年から競技を開始。現在はビッグロードでキャプテンを務め、今年のチーム打率は7割を超える。黒石亮悟監督は「甘い打球を見逃さず、守備も堅実的で、チームの核となる存在。いつも練習する皆で精いっぱい応援したい」と背中を押す。

 しかし、ベイスターズジュニアのレベルは高く、速球に対応できない日々が続いた。「難しく考えない。狙い球は迷わず振る」と気持ちを切り替え、近頃ようやく長打も出るように。徐々に自信を取り戻しつつあるという。母の玲子さんは「壁にぶち当たりながら成長することが応援する人たちへの恩返し」と優し気なまなざしを送る。

 憧れの選手は牧秀悟選手と桑原将志選手で、ベイファンでもある徳永さん。ベイスターズジュニアは昨年優勝し、今年2連覇が期待されている。「プロチームは26年ぶりに日本一に輝いた。それに僕たちも続きたい。そのために楽しくプレーしたい」と明るく語った。

ルール説明をする白根さん

野球の楽しさ知って 元ベイ選手が子ども指導

 八部球場で9日、横浜DeNAベイスターズが主催する子ども向け野球体験イベント「B―PARK」が開かれ、多くの親子などが汗を流した。

 「野球をしたことがない、見たことがない」小学生までを対象に、ベイスターズが県内各地で取り組む企画。運営には県野球連盟中体連支部の軟式野球部に所属する中学生も協力し、参加者だけでなく、運営側の人材育成や次世代への競技継承などを目的に行われた。

 参加した子どもは前方の的に向かって打ったり、ノックを受けたり、ベースまでタイムを測定したりするなど野球にちなんだゲームに挑戦。元ベイ選手の白根尚貴さんが指導する試合もあり、会場には楽し気な声が響いた。最後はボールなどもプレゼントされた。

 ベイのユニフォームを着て訪れた辻堂小3年の奥澤虹太さんは「優勝したベイ選手のように、最後まであきらめない心を見習いたい」と話した。

ステージで来場者にあいさつする秦野さん

藤沢から世界変える 商議所女性会が記念上映会

 藤沢商工会議所女性会(相原良美会長)が今年活動35周年を迎えたことを記念して9日、藤沢市民会館で海洋環境問題ドキュメンタリー映画が上映された。

 『マイクロプラスチックストーリー』と題した作品は、ニューヨークの小学生がプラスチック汚染問題解決のために活動した2年間を追うドキュメンタリー。環境問題を含むSDGs活動に取り組む同会が一人でも多くの市民に関心を持ってほしいと企画された。

 会場には小学生を含む約250人が来場。茅ヶ崎から来た小学生は「海岸のプラごみを今日も拾ってきた」と元気よく発表する一幕もあった。

 同作の上映会を考案した同会の秦野文枝さんは「子どもたちと考える機会が持てた。藤沢のまちから世界を変えていけたら」と展望を語った。

植木の台車を利用して搬送訓練をする参加者

御所見地区で防災訓練 植木の台車活用も

 大地震の発生を想定した御所見地区の総合防災訓練が9日、御所見市民センター駐車場などで行われた。とっさの揺れから身を守る、各家庭でのシェイクアウト訓練から始まり、安否確認や避難誘導の訓練などを実施。地域住民ら約300人が参加し、消防団員から消火器の扱い方を学んだり、起震車で震度6強の揺れを体験したりした。

 造園業者が多い地域の特性を生かし、植木の運搬に使う台車を応急的に活用する搬送方法も紹介。傷病者に見立てた人を台車に乗せて運ぶ体験も行った。

 今回の総合防災訓練では、地元の小学校も通じて参加を呼びかけた。同地区防災組織連絡協議会の椎野幸一会長は「子どもたちや親子も多く参加してくれた。いざというときに備え、地域ぐるみで防災意識の向上を図っていきたい」と話した。

30回大会のポスターを持つ最上勧進元

大相撲藤沢場所 30回記念「盛り上げたい」 前売りチケット販売中

 来年4月に行われる「大相撲藤沢場所」(最上重夫勧進元/(株)湘南営繕協会代表取締役)のチケット販売が今月11日から始まった。開催は来年4月12日(土)、場所は秋葉台文化体育館(藤沢市遠藤2000の1)。

 藤沢場所は、戦後最長の巡業で、来年で30回目となる。記念大会となる今年、念願の子どもたちが力士に挑戦できる「わんぱく相撲」や人気力士の握手会も復活。勧進元の最上重夫さんは「30回にふさわしい巡業にする。ぜひみなさんで国技に触れてほしい」と呼び掛けている。

 そのほか、藤沢場所では巡業名物のトーナメント戦や、テレビでは観られない初っ切り、髪結、横綱綱締の実演、太鼓打分けなどの魅力が盛りだくさん。国技を生で見られる貴重な機会として、相撲ファンならずとも大きく人気を呼び、毎回、満員を記録している。

 毎年、同時開催される献血キャンペーンは今回も実施予定。今年、日本赤十字社の常任理事も務めている最上勧進元は「人を救うことができるのは人だけ。一人でも多くの方に協力いただけたら」と呼び掛けている。

 チケット詳細は大相撲藤沢場所実行委員会のホームページから(大相撲藤沢場所で検索)。

 問い合わせは、同実行委員会【電話】︎0466・81・7886。

全国出場を決めた鵠沼高校女子バスケ部(写真提供)

ウインターカップ 鵠沼高校3連覇で全国へ 「全員がリーダー」結実

 バスケットボールの「第77回全国高校選手権大会(ウインターカップ)」神奈川県予選となる県高校秋季大会の決勝が2日、横浜武道館で行われ、鵠沼高校女子バスケ部が横浜立野高校を下し、3年連続4度目の栄光を掴んだ。

 決勝では、鵠沼が前半で47点を奪って試合のペースを握る。細木美和子監督の「全員がリーダー」の合言葉が結実し、コートに立つ5人の選手がそれぞれチャンスに機敏に反応し、積極的にゴールを狙う。「必要な時に、必要な選手がしっかりと結果を出してくれた」と細木監督は振り返る。

 チームの強みであるディフェンスの固さも冴えわたり、72対48で勝利。「これまで応援していただいた皆さんに、県内で試合をする姿を見せられる最後の大会を、いい形で優勝できた」と笑みをみせる。

初のベスト8目指す

 全国から強豪が集うウインターカップは12月23日から、東京体育館をメイン会場に行われる。

 盤石かと思いきや、「全国に向けて、試合前のアップの雰囲気から見直していかないといけない。選手の個性をもっと伸ばせるようにしたい」と、主将の惠悠衣さん(3年)は表情を引き締める。昨年はベスト16で涙を飲んだ。目指すは初のベスト8。更なる上を目指し、練習にも熱がこもる。

16・17日見学会 介護ヘルパー・デイサービス併設の安心な住まい

 サービス付高齢者向け住宅「ウィズリビングへいあん亀井野」(亀井野3286)が11月16日(土)と17日(日)の2日間、試食付き見学会を開催する。事前予約制、各日午前10時〜午後3時。

 ホテル・レストラン部門口コミランキング神奈川エリア第1位のシェフが料理を監修。モデルルームを用意し、安心と安全に配慮した充実の設備やサービスを公開する。「ご来場の際は感染対策にご協力を」と担当者。小田急線「善行駅」往復の送迎バスあり。

 申し込み・詳細は【電話】0466・90・0180(担当/大津・山口)

クライミング始めよう 秋葉台で初心者大会

 スポーツクライミングの初心者向け大会「ボルダー・ウスイホームカップ」が12月22日(日)、藤沢市秋葉台文化体育館で開催される。主催は藤沢市山岳・スポーツクライミング協会。

 対象は県内在住の小学生で、カテゴリーは3・4年生(B3)と5・6年生(B2)。定員は各カテゴリー25人(先着順)。参加費は3千円(保険料込み・当日受付で支払)。当日の受け付け開始は午前8時30分から。参加希望者は11月20日(水)以降に、藤沢スポーツクライミング協会のホームぺージ(名前で検索)から申し込む。

市長動向 鈴木恒夫藤沢市長

11月1日▽両副市長▽中山副市長▽神奈川県港湾審議会▽藤沢市文書館開館50周年記念展▽内外情勢調査会湘南支部懇談会▽藤沢市人権啓発講演会▽湘南台駅における犯罪のない安全・安心まちづくり対策会議防犯街頭キャンペーン

11月5日▽UR都市機構東日本都市再生本部西野健介本部長ら▽ゆめクラブ藤沢2024趣味展▽市民ギャラリー▽市民病院▽eスポーツチームMeteor表敬訪問▽藤沢障害福祉法人協議会から要望書の受領▽下水道の日作品コンクール表彰式

11月6日▽12月補正予算理事者調整▽藤沢市下水道運営審議会▽JAさがみ藤沢地区グラウンド・ゴルフ大会▽中山副市長▽地域振興事業に関する藤沢警察署との意見交換会

11月7日▽12月補正予算理事者調整▽藤沢市公明党から予算・施策に対する要望書の受領▽国際シンポジウムME‐BYOサミット神奈川2024(箱根町)