足柄版【11月16日(土)号】
商品の一例を紹介する町職員

開成町 メルカリで不用品販売 役場備品等リユース促進

 開成町は10月29日、フリマサービス「メルカリ」内にショップを開設できるサービス「メルカリShops」を活用し、役場や学校等にある不用物品を販売する開成町の「メルカリShops」を開設した。この時点で同サービスにおける神奈川県内自治体の出店は4件目、県西地域では初めて。

 役場等で使われなくなった物品は、これまで廃棄してきた。しかし、脱炭素社会実現に向けて各種施策を推進する開成町としては、次の一手に、これまでの対応を転換。ごみ削減や循環型社会の形成につながる「リユース」に役場自らが積極的に取り組む姿勢を示し、町内外の啓発につなげようとショップ開設に至ったもの。不用品処分費用の削減や財源の調達にもなるという。

認知向上も期待

 「メルカリは利用者や閲覧者が特に多いので、商品を販売できる可能性が高いのはもちろん、ショップを通して広く町を知ってもらうという効果も期待している」と町財政課の担当者。初回の販売商品は学校机・椅子、電子レジスタ、超低温フリーザーを用意。取材時でフリーザー以外はすでに売れている。

 不用品は定期的に出続けるものではないが、担当者は「廃棄でなく、必要な方へお譲りするという考えは常に持っていたい」と話している。

インフル流行開始 足柄上でも報告多く

 神奈川県は11月7日、第44週(10月28日〜11月3日)のインフルエンザの定点あたりの報告数が「1・11」となり、流行開始の基準となる「1・0」を超え、流行期が始まったと発表した。

 県はインフルエンザについて、指定した約380の医療機関から週1回患者数の報告を受けている。定点あたりの報告数が「1・0以上」で流行開始、「10以上」で注意報、「30以上」で警報となり、10未満になるまで警報が継続する。定点当たり報告数は、その週の報告数を報告医療機関数で割った値で、1定点医療機関当たりのインフルエンザの報告数を表す。

県 「感染予防徹底を」

 同期間の定点あたり報告数は高い順に厚木(1・95)、平塚(1・45)、鎌倉(1・33)、足柄上(1・25)、相模原市(1・18)だった。一方、1・0を超えていないのは、三崎(0・33)、小田原(0・40)、秦野(0・50)、藤沢(0・80)、大和(0・83)だった。

 昨シーズンを振り返ると、第36週(9月4日〜10日)で定点報告数が「5・45」で、流行入り。その後、第39週には報告数は「15・05」となり注意報が発令されたが、以降はシーズン終了まで警報基準「30」以上になることはなかった。

 県は、予防には手洗いが基本とし、流水・石鹸でのこまめな手洗いをすることを推奨。また、感染後に発症する可能性を下げる効果と重症化を防止する効果があるとして、ワクチン接種の検討も呼び掛けている。

 県衛生研究所のHPでは感染症の発生情報などを見ることができる。

瀬戸屋敷倶楽部の会長を務める 遠藤 徳造さん 開成町金井島在住 85歳

日本の良さ伝えたい

 ○…旧金井島の名主を代々つとめた瀬戸家が、家屋を構えてきた「瀬戸屋敷」。2001年に開成町に寄贈され、町の町制50周年を迎えた05年から一般開放されている。倶楽部は屋敷を中心に、正月・節分・ひなまつりといった昔から伝わる伝統的な年中行事の開催を担っている。貴重な文化遺産として町民に愛されるのはもちろん、都市と地域の人が交流する場、ふるさと学習の場を標ぼうする。

 ○…ボランティアで活動する会員は現在21人。「頼まれて断れなかったよ」と、自身は倶楽部設立当初から会長を務めている。昨年は延べ86日ほど活動。準備や運営は決して簡単ではないが「来場者に楽しんでもらうには、まず我々会員が楽しまなければなりませんから」と、忙しさの中に楽しみを見い出している。会の目的を理解し、いつも協力的なメンバーたちにも、感謝が尽きない。

 ○…金井島生まれ。高校時代は野球部で「甲子園出場を目指していた」。社会人になってからも、草野球、ゴルフ、マラソンなどスポーツ全般に親しみ、聞けば60歳を前に出場したバンクーバーマラソンは、3時間24分24秒で完走したという健脚の持ち主。現在は「老いた身体に無理はできない」と、もっぱらテレビで観戦の側に回っている。

 ○…自治会長、消防団、同地区のスポーツクラブ設立の発起人など地域活動に積極的。近年はインバウンドブームに乗り、瀬戸屋敷も海外からの観光客に人気のスポットの一つになったことで倶楽部の役割も、やりがいも一層増していると感じている。周囲から頼りにされる「かいちょう」は、「日本、そして地域には良き風習があります。倶楽部を通して、多くの人に伝えていきたいですね」とほほ笑む。

一緒に楽しみましょう

舞台公演の劇団員募集 吉本新喜劇作家が脚本

 大井町笑顔特派員のスベリィ・マーキュリーさんが座長を務める「あしがらふるさと劇団」が来年2月16日(日)に公演を行うにあたり、劇団員を募集している。脚本は吉本新喜劇の作家による書下ろし。スベリィさんは「ぜひ舞台にたちましょう」と呼び掛ける。

 応募資格は足柄上郡在住・在勤・在学の4歳以上。出演料なし。オーディションが11月26日(火)に大井町生涯学習センターで午後6時から行われる。合格者は12月下旬から6回程度、大井町内で稽古がある。

 参加希望者は、11月22日(金)までに申し込みが必要。問い合わせは、大井町企画財政課【電話】0465・85・5003。

案内チラシの写真

四季の移ろい写真展 11月17日から最乗寺

 あしがら写友会による写真展が11月17日(日)から24日(日)まで大雄山最乗寺の回廊で開かれる。午前9時半から午後3時半(初日は11時から)。

 大雄山の紅葉を写したものを中心に、今回は10人から計24点が展示される。同会では「観光名所とともに、この地域の季節の移ろいを楽しんでほしい、ぜひ来場を」と話している。

鉄道公園のD52

D5270整備運行

 山北駅徒歩2分の山北鉄道公園で11月22日(金)、蒸気機関車D5270の整備運行がある(荒天除き雨天決行)。

 時間は午前10時半、午後1時半と2時半の計3回。整備の状況で多少前後する可能性もあり。

 11月23日(土)に同公園で開かれる山北町産業まつり(午前9時〜午後3時)でも運行予定。

こどもが赤毛のアン上演

 小田原オペラは11月23日(土)、ファミリーオペラシリーズVol4、音楽劇「赤毛のアン」を南足柄市文化会館大ホールで開催する。午後2時開演、1時半開場。

 劇には一般公募で集まった子どもたち約40人が出演する。全席自由で一般4000円(税込)、中学生以下2000円(税込)。未就学児の来場も可能。チケットは南足柄市文化会館やハルネ小田原街かど案内所、イープラスなどで販売されている。

 問い合わせは、小田原オペラ【電話】090・9668・5885。

 

三世代交流パークゴルフ

 開成町パークゴルフ協会は11月30日(土)、開成水辺スポーツ公園パークゴルフ場で三世代交流パークゴルフ大会を開催する。午前8時半から受付開始。参加費無料。

 対象は開成町に在住、在勤、在学の小学3年生以上。小学生、中学生〜65歳未満、65歳以上の三世代でチームを構成する。定員は18チーム72人。申込は1人でも可能。希望者は11月20日(水)までに【FAX】などで申込必要。申込方法や問合せは開成スポーツパートナーズ【電話】0465・84・1331、【FAX】0465・83・1332。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
  毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)