青葉区版【11月21日(木)号】
左から安藤さん、永尾さん、河口さん。右は七志の調理本部長の木崎良哉さん

まちなかbiz 地域のプロの輪、拡大 洋酒ジェラート、クラファン中

 「地域の課題をビジネスで解決する」がコンセプトの起業支援施設「まちなかbizあおば」の会員が、「Maeda Foods Guild(前田食品組合)」を立ち上げた。活動の皮切りとして、アルコール入りジェラート「酒祭(さかさい)」プロジェクトを始動。クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。

 NPO法人協同労働協会OICHI(坂佐井雅一理事長)が運営する同施設。緑区、都筑区の姉妹店も含め、セミナーやイベントを通して地域の起業家や経営者をつなぐビジネスコミュニティーだ。開設から10年周年を迎え、「まちビズ会員内で発足するプロジェクトが大きくなってきた」とOICHI営業企画秘書の斉藤由夏さんは話す。

プロ3人が集結

 まちビズ会員の安藤省吾さんは、緑区でイヤホンブランド等を手がける企業を運営。自身が開催したCFセミナーで、同じく会員で都筑区を拠点に活動する食品コンサルタントの永尾健史さんと知り合った。「日本ではあまり見ない洋酒入りジェラートを作りたい」という安藤さんに、永尾さんが都筑区のアイス職人、前田弘さんを紹介。各分野のプロが知識を共有し、互いのアイデアを実現しようと今年6月、3人で同組合を結成した。

 「酒祭」はシャインマスカット&白ワインと巨峰&カシスの2種類。果実と酒の風味が両方生きる素材や配合を研究し、その道30年以上の前田さんが一つ一つ丁寧に作り上げている。とんこつラーメン専門店「七志」総料理長で、フレンチの経験を持つ河口敏郎さんにも協力を依頼した。CFは11月末まで。詳細は左下二次元コードから。また現在、試作品を七志たまプラーザ店と中山店で提供中(なくなり次第終了)。

 着々と地域のプロの輪を広げている「まちビズ」。安藤さんは、「年末には、年越しそばと神奈川県の食材を使ったかき揚げも企画している。今後もユニークな商品を届けていきたい」と話していた。
電柱共架型の防犯灯=保土ケ谷区

横浜市 電柱への防犯灯設置拡充 青葉区内の強殺事件受け

 山中竹春横浜市長は11月7日の定例記者会見で、青葉区鉄町の住宅街で10月に発生した強盗殺人事件を受け、既存の電柱につける「共架型」防犯灯の設置拡充を発表した。市は当初予算を増額し、新たに約260灯の防犯灯を今年度中に市内全域へ整備する。

 市は住宅地における夜間の地域住民の歩行の安全確保と犯罪防止を図るため、LED防犯灯新設事業を実施している。自治会町内会から寄せられた申請を予算の範囲内で選定し、進めてきた。

 今年度、電柱に灯具をつける電柱共架型については144灯の新設を予定し、約500万円の設置費用を用意していた。しかし、10月中旬に鉄町の住宅で男性が殺害され金品を奪われた事件を受け、市は5月末までに申請のあった330件のうち、設置条件を満たす約260件について当初予算を超えて対応する。市民局地域支援部地域防犯支援課担当者によると、約900万円の費用を見込むという。

 市は約18万灯の防犯灯を管理しており、昨年度の事業費は約6億5千万円を計上。そのうち、電気代が約3億5千万円と50%以上を占める。物価高や電気代の高騰もあり、比較的費用を抑えられる共架型の防犯灯でも過去5年に要件を満たした約2240件のうち、約1560灯と設置は7割にとどまる。すべてに対応できない市予算の台所事情があった。

 しかし、山中市長は会見で防犯カメラの設置拡大にも触れた上で「LED防犯灯の整備など、ハード面の支援を積極的に行う」との方針を自ら示した。

「安全のために必要」

 事件が発生した鉄町内会では、通学路などスクールゾーンを中心に防犯灯の新設を進めており、今年度も10灯を申請していた。

 事件を受け、住民からも防犯灯設置を求める声があり、金子茂文町内会長は「夜間の安全のために防犯灯は必要。(拡充については)今年度だけでなく、次年度以降も増設できるように予算を確保してほしい」と訴えている。

 市民局担当者は「今年度に関してはスピード感を持って要件を満たしたすべてに対応をしていく」と整備方針を語る。

絵本作家で地区センターのプレイルームのリニューアルをプロデュースした 市原 淳さん 中区在住 54歳

憧れの横浜で「楽しい」を形に

 ○…プレイルームの壁紙や家具に明るいタッチで船やカモメ、魚などを描いた。さまざまな親子が利用する施設のリニューアルにあたり、横浜をイメージした上で「明るく、楽しい場所になるよう、不快感を与えないこと」を心がけた。施設のリニューアルは初の体験だったが、「とても楽しかったのでまたやりたい」と意気込む。

 ○…陶芸が盛んな愛知県常滑市の出身。7歳の時に叔母が陶芸家と結婚。工房へ遊びに行き、ラフな服装や時間の使い方が自由な仕事ぶりを目の当たりにし、「遊んでいるみたいで、楽しそうな仕事だな」と陶芸家や画家に興味を持った。

 ○…大阪芸術大学でイラストレーションを学び、その後にデザイン会社に就職したが、作業的な仕事に満足できず、1年で退社。フリーランスのイラストレーターとして仕事を得ようと、自身の作品をまとめたファイルを持って出版社を20社以上訪問。徐々に認められ、2009年にテレビアニメ化された絵本『ポペッツタウン』、17年には「赤ちゃんが泣きやむ絵本」として話題になった『もいもい』を世に出し、絵本作家としても世界中から評価されるようになった。

 ○…04年から中区に住む。東京でも物件を探したが、山手で港を眺めながら描き続けたイラストレーター・柳原良平さんへの憧れが転居の決め手となった。「横浜は景色がいいので、散歩するのが気持ちがいい」と話し、1日おきのジョギングや絵本作家仲間とのフットサルで汗を流す。アメリカのバンド「スパークス」にほれ込み、自主的に送った企画書が本人たちに気に入られ、公式ツアーグッズを制作・販売した。「音楽関係の仕事もやりたい」と意欲を見せ、横浜から活動の幅を広げていく。

能登豪雨 横浜市の募金で326万円集まる

 石川県能登半島地方を襲った9月の豪雨に関し、被災地支援のために横浜市が行った募金の総額が326万4,611円だったことが11月19日に発表された。

 募金は9月25日から10月31日まで、市役所と各区役所の計19施設で実施していた。集まった募金は石川県を通じて被災地の生活支援に役立てられる。

「103万円の壁」見直しなら横浜市は1,200億円税収減 市税1割超、山中市長「基礎的サービスに影響」

 所得税の負担が生じる「年収103万円の壁」に関し、横浜市の山中竹春市長は11月20日の会見で、所得税の課税最低額が178万円に引き上げられた場合、年間で1,200億円の税収減になるとの試算を明らかにした。

 1,200億円は年間市税収入の13%に相当するとしており、山中市長は「子育てや福祉などの基礎的なサービスに影響する」と述べ、国に対して代替財源の確保など、一体的な見直しを求めた。

 見直しをめぐっては、総務省が約4兆円の減収になるとの試算を示しており、自治体の首長から懸念の声が相次いでいる。

 山中市長ら政令市の市長が出席した18日の「指定都市市長会」の会議では「税収への影響が甚大であり、行政サービスの提供に支障をきたす可能性がある」との意見をまとめている。

こどもでぱーとの完成予想図=提供写真

(株)伸芽会 来春「こどもでぱーと」開業 たまプラーザ駅徒歩2分に

 小学校受験や幼稚園受験向けの幼児教室を手掛ける(株)伸芽会(本社/豊島区)はこのほど、ヒューリック(株)の所有する建物に子ども向けにワンストップサービスを提供する複合教育施設「こどもでぱーと たまプラーザ」(新石川3の2の1)を2025年4月にオープンすると発表した。

 こどもでぱーとには、託児所に加え、幼児教室や学童、学習塾、運動スクールをはじめとした習い事教室などを集積。0歳から小学生までの子育て・教育機能を1カ所で担う。同社によると、こどもでぱーとのような形態の複合教育施設は全国でも初めてで、同社の親会社である(株)リソー教育やコナミスポーツ(株)も運営に関わるという。

 同社学童局の利倉常高副局長によると、伸芽会が強い小学校・幼稚園受験の分野だけではなく、「子どもたちが最も成長する場」として多くの子どもが楽しく知的好奇心を育む場所を目指すと説明する。

 一方、たまプラーザを開業場所として選んだ理由として、共働き世帯が多いことと、子どもの教育に力を入れている家庭が多いことを挙げる。また、たまプラーザ駅近くに開業することで、習い事を掛け持ちする親子の送迎などの負担を減らし、通いやすさも重視しているという。

 主な利用客層の想定は父母と乳幼児から小学生までで、塾や習い事教室をはじめ、平日は200人ほど、休日は400人ほどの利用を見込む計画だという。

 利倉副局長は「小学校・幼稚園受験のパイオニアである伸芽会が、子どもたちの成長を最大限バックアップします。説明会も随時開催予定です」と話している。

オープン記念イベント

 11月24日(日)には、たまプラーザテラス内プラーザホール(美しが丘1の1の2)でオープン記念イベントが開催される。クリスマス工作やサイエンスマジックショーなどを実施。対象は小学2年生までの子どもとその保護者。午前11時から午後4時まで。詳細・申込は下記二次元コードから。

横建協青葉区会が30周年 青葉台フォーラムで式典

 青葉区内11社の建設会社から成る(一社)横浜建設業協会青葉区会の創立30周年を祝う式典が11月15日、青葉台フォーラムで開催された。

 同区会は、区民の安全や快適な住まいづくり、公共施設の整備などの他、区民を災害から守る防災活動など地域に貢献する役割を担ってきた。

 また、日頃から安全パトロールの実施や区民まつり、こどもの国でのイベントへの参加など地域に根差した活動にも積極的に取り組んでいる。当日は、中島隆雄区長をはじめ、区会に所属する会社の代表、青葉区選出の議員ら約30人が出席した。

 冒頭、挨拶に立った土志田嗣朗会長は「30周年を迎えられたことを関係者へ感謝したい。今後も50年、100年と会を続けるために活動していきたい」と述べた。中島区長は祝辞を述べた後、「青葉区をより良い街にするため、これからも共に歩んでいきましょう」と話した。

 式典後、参加者は料理を囲みながら束の間の歓談を楽しんでいた。

左から井上選手、片原社長、山中市長、四方田監督、小川選手

横浜FC J1昇格、市長に報告 「来年が本当の勝負」

 サッカーの明治安田J2リーグを2位で終えた横浜FCの関係者が11月13日、横浜市役所を訪問し、山中竹春市長にJ1昇格を報告した。今季、横浜FCは20試合連続無敗というクラブ記録を更新するなどシーズンを通して好調を維持。J1復帰を1年で成し遂げた。

 市役所を訪れたのは、(株)横浜フリエスポーツクラブの片原大示郎代表取締役社長、四方田修平監督、井上潮音選手、小川慶治朗選手の4人。

 冒頭、四方田監督は「選手たちが苦しい中、頑張ってくれた」と話し、「J1に定着するためには、来年が本当の勝負」と来シーズンへの意気込みを語った。片原社長は「勝点1の重みをすごく感じるシーズンだった」と振り返り、「我々を通じて横浜にいて良かった、嬉しいなど人生の豊かさをお届けできれば」と話した。山中市長は「来年は横浜F・マリノスとのダービーで横浜を盛り上げていただきたい」と述べた。

 最後には、サイン入りユニフォームが山中市長へ贈られた。

横浜上麻生線で交通規制 24日 区民マラソン開催

 第11回青葉区民マラソン大会の開催に伴い、11月24日(日)午前8時30分から11時頃までコース及び周辺道路の区域内で一部、車両(バイク含む)の通行止めが行われる。

 マラソンコースは青葉区役所第1駐車場をスタートし、南端の天神橋を通過後、北上。環状4号入口交差点を折り返してスタート地点へと戻る10Km。主な交通規制区域は▷【1】横浜上麻生線(市ケ尾交差点〜環状4号入口交差点)、▷【2】谷本小前交差点〜あおば支援学校前交差点、▷【1】と【2】に交差する道路すべて。

 主催者は迂回路の利用を呼び掛けている。コース詳細は下記の二次元コード参照。
申し込みはこちらから

食のフェスタ 12月1日、参加無料

 福祉クラブ生協主催の「食のフェスタ」が12月1日(日)、みどり福祉ホーム(緑区十日市場町808の3/十日市場駅徒歩3分)で行われる。午前10時30分から午後1時30分。参加無料。

 試食や生協加入ができるコーナーに分かれて行われる同フェスタ。生産者コーナーでは、平田牧場の豚肉の試食やミサワ食品、東京カリントの試食ができる。他にも、惣菜コーナーや組合員コーナー、クイズ・スタンプラリーも。

 事前申込制。申し込みは上の二次元コードか【電話】044・977・0705へ。
水道メーター取替作業員の腕章(見本)=横浜市水道局提供

不審な訪問が増加 水道局が注意喚起

 横浜市内全域で、水道局職員や水道局関係者を装い、自宅などへ訪問する不審者や不審な電話、メールが送られてきたとの情報が増加している。横浜市水道局では「水道に関することで訪問があった場合は、身分証の提示を求めてほしい」と注意を呼び掛けている。

 市水道局によると、今年4月1日から10月21日までに、水道局お客さまサービスセンターに寄せられた水道局関係者を装った不審者の情報は369件に及ぶ。2023年度は1年間で542件だったことから、今年度は増加傾向にある。

 実際に寄せられた情報で最も多かったのは、配管の調査をかたった事例で211件。「水道局から依頼されて、古い水道管の漏水調査に来た」などと話し、家の中に入ろうとする事例が多数報告されている。同様に水道局や委託業者を名乗り、水質検査を行う事例も。結果、水道管洗浄や浄水器の購入などを勧められる案件も発生している。

 水道局をかたる者に「今月は水道料金を現金で集金することになった」と言われ、集金された報告もある。さらに「水道料金が未納のため、給水を停止する」等のメールが届き、個人情報やクレジットカード情報等の入力に進ませる事例も確認されている。

身分証の確認を

 市水道局によると、事前の依頼が無い限り、職員が自宅を訪問することはない。アポイントなしで訪問するのは、道路上の漏水調査において住宅への水道の引き込み管から漏水の可能性がある場合のみだという。また、原則として訪問による料金徴収、メールによる案内も実施していない。委託業者が訪問するのも水道メーターの検針時と取替時、水道料金未納の督促時に限られる。

 水道局員は職員証を携帯、委託事業者や請負工事業者が検針や取替で訪問する場合には、委託証明書や身分証明書を携帯している。そのため市水道局では「水道に関することで不審者による訪問があった場合には、必ず身分証の提示を求めて確認してほしい。また少しでもおかしいと思ったら、お客さまサービスセンターに問い合わせを」と話している。

 同センター【電話】045・847・6262

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政令市の市長が参加した会議(横浜市提供)

指定都市市長会「103万円の壁」見直しに懸念 税収減で行政サービスへの影響危惧

 所得税の負担が生じる「年収103万円の壁」の見直しに関し、横浜市など全国20政令市で構成される「指定都市市長会」は11月18日、東京都内で開いた会議で「税収への影響が甚大であり、行政サービスの提供に支障をきたす可能性がある」との意見をまとめた。会議には横浜市から山中竹春市長が出席した。

 総務省は所得税の課税最低額が178万円に引き上げられ、個人住民税の基礎控除を引き上げた場合、約4兆円の減収になるとの試算を示している。

 今回の意見では「手取りの増加、労働市場への労働力の供給などの効果が期待される」とした一方、「全国の人口の約2割を占める指定都市では約8,000億円の減収が見込まれるため、強い危機感を持っている」と懸念を示した。その上で「代替となる財源を確保し、住民に必要な基礎的行政サービスを提供するための基盤である地方税財源に影響を及ぼすことのないよう強く求める」とした。

あざみ野フェローマルシェ 29日、30日開催

 あざみ野フェローマルシェが11月29日(金)、30日(土)にアートフォーラムあざみ野1階エントランスロビーで行われる。午前10時30分から午後2時30分頃まで。入場無料。

 地域の様々な担い手と市民をつなぐことを目指し、年間を通して開催されている、横浜市民ギャラリーあざみ野主催のイベント。主に横浜市北部エリアに拠点を置く障害者福祉団体が出店。布や木で作られたオリジナル雑貨や手作り菓子・パンといったこだわりの食品などが販売される。30日には、古河電工パワーシステムズ株式会社(あざみ野南)が青葉区制30周年を祝うワークショップを実施。ポスター展示や子ども向け授業も行う。

 詳細は左下の二次元コードから。問い合わせは【電話】045・910・5656へ。

おもちゃのひろば アップリケを楽しむ 誰でも参加可のワークショップ

 子どもの遊び場を運営している「あおばおもちゃのひろば」は11月30日(土)、「カナコズ バッグを作ろう!」をふれあい青葉(市ケ尾町1169の22)で開催する。午前10時30分から正午。

 子ども(概ね3歳以上)から大人まで障害の有無に関わらず参加できるワークショップ。講師のカナコさんの下、手織りコースターを好きな形に切ってジュートバッグに貼る「アップリケ」を行う。定員先着30人で材料費500円、参加費1組100円(またはひろば参加カード)。申込はメールの件名に「カナコズ バッグを作ろう」と記載、【1】参加者全員の氏名と子どもの年齢【2】製作希望者の名前【3】電話【4】(必要なら)配慮の内容を明記、【メール】yokohama.aobatoy@gmail.comへ。

申込はこちらから

愛犬家向け マナーとしつけ方講座 30日に区役所で

 青葉区役所4階会議室で11月30日(土)、犬の飼い主やこれから犬を飼おうと思っている人を対象にした「マナーとしつけ方講座」が行われる。午前11時から正午まで(受付開始30分前)。無料。

 愛犬との暮らしを楽しく過ごすための講習会。安全に散歩をする方法や愛犬がケージの中でリラックスする方法などを学ぶ。また、日頃はもちろん災害時にも役立つトレーニングを紹介する。申込は電話または二次元コードから。11月27日(水)まで。犬を連れての参加は不可。生活衛生課【電話】045・978・2465

 

会場参加用申込はこちらから

重症心身障害児者を知る 区役所で普及啓発講演会

 青葉区役所は重症心身障害児者普及啓発講演会を12月1日(日)、青葉区役所4階会議室で開催する。時間は午前10時から正午まで。参加費無料。

 当日は「多様なすべての子どもたちがともに学び、お互いを認める社会を実現するために私たちが知っておきたいこと〜インクルーシブ教育を中心に〜」と題して、桜花学園大学保育学部保育学科の小柳津和博准教授が講演する。

 また、横浜市北部地域にある特別支援学校・養護学校に通う肢体不自由の子どもたちの親の会「未来の樹・あおば」の西村朋美代表と会員の渡邊聡美さんを交えて小柳津准教授と座談会も行う予定だ。

 会場での参加(定員100人)とオンラインでの参加(Zoom/定員100人)を選択可能。参加希望者は11月25日(月)までにどちらかの二次元コードから申込を。問い合わせは高齢・障害支援課へ。【電話】045・978・2453

金沢地区センターのプレイルーム

地区センターのプレイルームがリニューアル 市内27館、イラストレーター・市原淳さんプロデュース

 横浜市はこのほど、市内27館の地区センターのプレイルームを親子が利用しやすいようにリニューアルした。全体のデザインは横浜市在勤のイラストレーター、市原淳さんがプロデュースし、絵本コーナーを充実させたほか、壁面をカラフルにするなどした。

子どもの意見を反映

 プレイルームは市内に81館ある地区センターのうち、79館に設けられている。これまで利用者から「古くて暗いイメージがある」「絵本やおもちゃが古い」などの声が出ていた。

 リニューアルは、乳幼児の利用者数や交通の利便性などを考慮して27館を選定。事前に希望が丘、神奈川、金沢、寺尾、生麦、西の各地区センターで子どもたちに投票してもらい、3パターンの中から人気の高いデザインを選んだ。

絵本コーナーに120冊を配架

 壁面や家具には市原さんが描いた船やカモメ、魚など、横浜をイメージしたイラストが配置され、カラフルな空間にした。絵本コーナーには、中央図書館の司書が推薦した120冊の乳幼児向けの新しい絵本セットを27館共通で配架。プロデュースを担当した市原さんは「明るく、楽しい場所になるよう、そして不快感を与えないように心掛けた」と話す。金沢地区センターで実際の仕上がりを見て、イラストの大きさやレイアウト、発色の良さにとても満足したという。

 市の担当者は「このリニューアルで、より快適な親子の居場所として活用してほしい」と話す。利用者の反響を見ながら、他の地区センターのリニューアルも検討する。市は今後、子育て相談会や絵本の読み聞かせ会などのイベント開催も拡大していく方針だ。

ファンとともに祝う

ベイスターズ 11月30日に日本一パレード ハンマーヘッドから1.5Km

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが日本一になったことをチームがファンとともに祝う「横浜DeNAベイスターズ日本一 優勝パレード2024」が11月30日(土)に行われることが15日、球団から発表された。

 パレードは球団や横浜市などで構成される実行委員会が主催する。

 コースは横浜ハンマーヘッドを出発し、赤レンガ倉庫前を通って横浜スタジアムにつながる日本大通りまでの約1.5Km。午前10時から11時30分の予定。

クラファンでパレード参加権利も

 出発地点の一部を特別観覧エリアとしてチケット販売する。最前列エリアは5千円、特別観覧と車椅子観覧エリアは各3千円。実行委員会は警備や交通誘導などにかかる費用を募るクラウドファンディング(CF)を実施。第一目標を1千万円に設定し、16日午後3時に開始する。4千円から50万円まで、9つのプランを用意。10万円の返礼品は「パレードで行進できる権利」(ファンクラブ会員対象、100人)、最高額の50万円(1人)では、パレードの先頭で使った横断幕に参加選手や三浦大輔監督のサインが入ったものが渡される。最終目標は5千万円。CFはCAMPFIRE(https://camp-fire.jp/projects/808506/view)のサイトから。

 実行委員長の山中竹春市長は「皆様の心に残る素晴らしいパレードとなるよう、横浜のまちを挙げて全力で取り組む」とコメントしている。

周辺施設はライトアップ

 パレードに合わせ、コース周辺の45施設が29、30日の午後5時から9時まで、ブルーのライトアップを実施する予定。

第10回 あおばを食べる収穫祭 11月23日、藤が丘駅前公園

 地元農家や飲食店など多数の店舗が出店するイベント「あおばを食べる収穫祭」が11月23日(土)、藤が丘駅前公園で開催される。午前10時から午後3時。主催は認定NPO法人森ノオト。小雨決行、雨天中止。

 当日は、パンや肉まん、カレー、ジェラート、焼き菓子などの販売の他、ワークショップや個性派DJによる音楽ステージなどを楽しめる。また、「エコ&サステナブル」をテーマに開催されており、使われる食器は繰り返し使える「リユース食器」。食べ終わった後は回収ブースで返却を。マイ食器、マイバッグの利用も歓迎だ。

「THE LIVE」のイメージ((C)YDB)

ベイスターズが関内駅前に日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ 2026年春開業、試合やライブ放映も

 横浜DeNAベイスターズは11月13日、JR関内駅前に2026年春に開業する大規模複合施設「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」内にベイスターズの試合などの様子を放映する日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE(ザ ライブ)」を開設すると発表した。

大型LEDビジョンで試合放映

 「THE LIVE」は約2,800平方メートルの空間に、幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと高性能音響設備を備える。ベイスターズのホームゲームとビジターゲームをはじめ、バスケットボールやサッカー、音楽ライブなど多様なコンテンツを放映する。施設内には8つの飲食店とバーカウンター「CENTRAL BAR」を設置し、飲食を楽しみながらライブビューイングができる新しいエンターテインメント体験となる。

没入型施設も

 ベースゲートには、ディー・エヌ・エーが没入型エデュテインメント施設「Wonderia(ワンダリア)」を開設する。約4,200平方メートルの空間にプロジェクションマッピングなどを駆使し、想像上の島を再現。スマートフォンを使って空間を撮影すると、環境や生物に関する情報が得られるなど、同社がゲーム事業で培ったノウハウも活用する。

 ベースゲートは、旧横浜市庁舎の跡地を活用する事業で、三井不動産を代表企業とし、ディー・エヌ・エーや京浜急行電鉄など8社が進めるプロジェクト。飲食店が集まるゾーンや星野リゾートによるホテルも設けられる予定。