戸塚区・泉区版【11月28日(木)号】
自社製品のパンフレットなどを持つ相澤代表(上)/現在販売中の飛脚めし

戸塚町・食品企画会社 「甘くないシリアルバーを」 玄米と味噌から着想、開発

 戸塚町に本社を構えるジャパンエナジーフード(株)(相澤和宏代表)が11月1日、玄米と味噌を使ったシリアルバー「飛脚めし」を開発・発売した。和食に着想を得た味と、持ち運びやすさで、同社は「大人から子どもまで安心して食べられる」としている。

 同商品を開発・発売したジャパンエナジーフード(株)の相澤代表(39)は「何里も走る飛脚や米俵をたくさん担ぐ女性。かつての日本人の身体をつくっていたのは、玄米と味噌だった」と語る。

 かつて、和食の中心だった玄米と味噌を、現代人でも食べやすい味にアレンジ。持ち運びにも便利なシリアルバーとして生まれ変わったのが「飛脚めし」だ。

構想7年で理想を形に

 きっかけは相沢代表自身の経験。趣味でバドミントンをしており、「練習の時に食べていたシリアルバーは甘いものが多く、飽きてしまって」。2018年からバドミントン仲間と甘くないシリアルバーの試作を開始すると翌年に同社を起業。本格的な食品開発・加工業に乗り出した。

 しかし、商品開発では固さや歯につきやすい食感、加工コストと価格の調整など、さまざまな壁に直面した。また、相澤代表の「添加物に不安を感じている人や外国の人も食べられるような、ユニバーサルな食品をつくりたい」という思いから、試行錯誤を繰り返してようやく完成にこぎつけたという。

 相澤代表は「やっとつくりたかったものができた。さまざまな人に玄米と味噌で栄養補給してほしい」と話す。

 原料は植物性のもののみを使用し、自然な甘みと香ばしさが特徴。1本約20g。現在はウェブサイトでの通販(10本1980円税別・送料別)で購入できるほか、一部スポーツ用品店にも並んでいるという。

一番出汁について説明する近藤さん(右)

いずみ野小 地元食材で「スーパー給食」 育てた米もスイーツに

 いずみ野小学校で11月21日、プロの料理人が泉区の農畜産物を使ってメニューを考案する「スーパー給食」が実施された。2012年から続いている取り組みで、同小の統合後としては初。あわせて出前授業も行われ、子どもたちは食についての学びを深めた。

 いずみ野小は学区内や近隣に農家が多く、生活科や総合的な学習の時間を使って、野菜作りに取り組んでいる。スーパー給食は子どもたちが育てた野菜や、近隣で生産された農畜産物を食材としてプロの料理人が給食を監修したものだ。

 いずみ野小は今年4月に阿久和小(瀬谷区)と統合し、新たな「いずみ野小」として開校したが、新校にもこの伝統は引き継がれている。

 今年は5年生が米作りで約200kgを収穫。この米を米粉にし、「いずみ野産米粉と浜なしのマフィン」として給食に登場。また1、2年生が育てたサツマイモも「やまゆりポークといずみ野野菜の芋煮風煮物」として提供された。

味わいの楽しさを

 スーパー給食にあわせ、この日は料理人らによる出前授業も実施。3年生から6年生が食について学んだ。

 5年生のテーマは「出汁とお吸い物」を。日本料理「濱懐石つねとら」(保土ケ谷区)の近藤恒夫さんが講師を務め、昆布とかつお節で出汁をとり、子どもたちは出汁やそれを使ったお吸い物を実際に試食した。

 近藤さんは「日本料理は季節感や器も大事。味わいの楽しさを子どもたちに知ってもらう機会になれば」と語った。

関係者が「鍬入れ」を行った(上)。道路の多くはトンネルとなる。

桜木東戸塚線 着工式で関係者が「鍬入れ」 2032年 トンネル工事完了予定

 2032年にトンネル工事完了を予定する、都市計画道路・桜木東戸塚線街路整備工事の着工式が11月22日、戸塚区平戸5丁目の現場で行われた。山中竹春横浜市長、鈴木太郎横浜市会議長、相澤辰信平戸地区連合町内会会長、地元選出の市会・県会・国会議員などが多数出席した。

 当日は市長らが祝辞を述べたほか、道路局長が工事の概略を説明。最後に関係者で「鍬入れ」をした。あいさつに立った相澤会長は「平戸は時代の変遷とともに交通の要衝となって行き、渋滞の激しい地域となった。いよいよ道路整備がされることになり、喜びに堪えない」と語った。

混雑緩和が目的

 交通混雑の緩和などを目的に、環状2号線と国道1号をつなぐこの街路整備工事(地図参照)。長さ約670m、幅は24mから28m。4車線(片側2車線)となり、両側とも歩道が設置される。第1トンネルが約275m、第2トンネルが約165m。トンネルが中心となる道路だ。国道1号の山谷交差点前の第2トンネル側から今年度中に工事に入り、続いて第1トンネルに着手していく。

 地元からは、果樹園の下にトンネルが建設されることから、農作物に影響が出ない工事を行うこと。第1、第2トンネルの間の道路は通学などに活用されている生活道路と交差するため、子どもが安全に歩行できる対策を要望している。

新宿の京王プラザホテルで日本画の個展を開催する 鶴巻 謙郎さん 小雀町在住 51歳

目に映る世界に彩りを

 ○…日本画家として25年以上活動を続ける。印象派の画面全体を包む光の表現と鮮やかな色彩が持ち味。12月1日から10日まで新宿の京王プラザホテルで個展を開催する。目玉は全幅約8メートルに及ぶ『PORTA横濱三塔』。横浜駅前の人々が行き交う風景が描かれる。岩絵の具を使うなど日本画のメソッドを取り入れつつも、「あえて下絵を描かない」手法で伝統に縛られない独自の世界観を追い求める。

 ○…新潟県出身。祖父は人形作家、両親は彫刻家という芸術一家で育つ。幼少期から絵を描くことが好きで、小学校の卒業時には恩師にむけて当時好きだった『ドラゴンボール』のキャラクターを描いた色紙を贈った。昨年のグループ展にその恩師が来場し「君が持っていた方がいい」と当時の色紙を手渡された時には感慨深かったという。「ずっと取っておいてくれてうれしかった」と目を細める。

 ○…墨の濃淡で世界を表現する雪舟の技法に憧れ、日本画を志した。多摩美術大学進学後は「個性」と「自分の持ち味」の追求に没頭。暗い色使いで、自分の中に秘められた葛藤を表現してきた。大学卒業後はゲームクリエイターを養成する専門学校でデッサンの講師を務める傍ら、絵を描き続けた。今のような色鮮やかな風景画に辿りついたのは結婚し、家庭をもったあとだという。当時を振り返り「生活する環境が変わったことで見える世界が広がりましたね」。

 ○…現在は戸塚駅近くの有隣堂カルチャーセンターをはじめ、市内各所で絵画教室を開いている。これからの目標は様々な国を巡り「世界を描く」こと。特にプラハの歴史ある町並みを描いてみたいという。これからもスケッチブックを手に街を彩っていく。

当日展示予定の作品『JACK』

小雀町在住日本画家 鶴巻さんが都内で個展 12月1日から10日間

 小雀町在住の日本画家・鶴巻謙郎さん=中面人物風土記で紹介=の個展が12月1日(日)から10(火)まで、新宿・京王プラザホテルのロビーギャラリーで開催される。

 「鶴巻謙郎日本画展〜印象派―Yokohama et Tokyo」と銘打たれた同展。東京や横浜の様々な風景が鮮やかな色彩と光によって表現される。

 目玉は全幅約8メートルの『PORTA横濱三塔』。横浜駅前の人々が行き交う風景が生き生きと描かれる。

 また同展では鶴巻さん自身初の試みとして、絵が描かれたアクリル板を組み合わせて立体感を出した作品や、絵巻物の作品が披露される。「作品を通じてその場所に入り込んだ感覚を味わって頂ければ」と鶴巻さん。

 午前10時から午後5時まで(最終日は3時まで)。入場無料(展示作品の販売あり)。問合せは同会場【電話】03・5322・8061へ。

前田町 秋晴れの下、祭り盛況 祝いの舞踊と獅子舞も

 戸塚区の川上小学校校庭で11月9日、「前田町まつり」が開催された。

 焼きそばやポップコーンなどの屋台のほか、移動動物園など多数の企画が用意され、会場は来場者の笑顔であふれた。

 また、医薬品販売・訪問看護などを行う同町の(株)ヘルスアンドヘルスが今年40周年を迎えたことを記念して、下倉田囃子連がゲストとして出演。

 周年の祝いに舞踊と獅子舞の演舞=写真=などが披露されると、物珍しさに真剣に観覧する子どもの姿などが見られた。

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2023年に創立100年を迎えた横浜市旭区の横浜富士見丘学園中学校・高等学校。一世紀の歴史を持つ同校が掲げるのが「国際教養人の育成」だ。「グローバルな社会で... (続きを読む)

泉公会堂で定期演奏会 12月1日

 泉公会堂(和泉中央北5の1の1)ホールで12月1日(日)、泉管弦楽団の第56回定期演奏会が開催される。

 1994年結成の同楽団。ベートーベン「レオノーレ序曲第3番」、シューベルト「交響曲第3番ニ長調」などの演奏を予定している。午後2時開演(30分前開場)。全席自由で小学生以上1000円。

 申し込みは【携帯電話】春日さん090・3471・0713または【メール】izumikangengakudan@yahoo.co.jp。11月30日(土)まで。

東戸塚小校庭 寒空にも咲く花火 子どもたちの歓声響く

 吉田矢部地区連合会が主催する花火の打ち上げが11月9日、東戸塚小学校の校庭で行われた。

 毎年、同校の祭りにあわせて実施される秋の風物詩。アピタ戸塚店の特設観覧場所に集まった同校の6年生がカウントダウンを始め、ゼロになった瞬間に花火が打ちあがると「おぉー!」と歓声が上がった。約30分間、さまざまな色の花火が寒空に輝いた=写真。

 また、日立製作所・横浜事業所にも特設会場が設けられ、およそ1200人の来場者が打ち上げ花火を楽しんだ。

 今年はおよそ300発を打ち上げ。実行委員長の坂間庄二さんは「天候に恵まれ、多くの人の協力で今年も実施できた。子どもたちの良い思い出になれば」と話した。

柏尾連合 防災訓練に児童も参加

 柏尾連合町内会がこのほど、柏尾小学校の全校児童と戸塚消防署吉田消防出張所との合同で防災訓練を行った=写真。児童たちが参加しての訓練は初の試み。

 同校を会場に、当日はレスキュー救助活動を全員で見学後、学年に分かれて消防車の説明を受けたり、段ボールベッドの組み立てを行ったりした。実際に組み立てた児童からは「ベッドの下に非常食を入れたらよさそう」と声が聞かれた。

 鈴木陽一校長は「この一日を通して、地域の方と協力していくことの大切さを再認識してもらえたら」と話した。

商品券を持ち笑顔の購入者

泉区商店街プレミアム付商品券 700セットが完売 「家族で使いたい」

 泉区の5つの商店街で利用できる「プレミアム付商品券」が11月2日、販売された。

 販売場所となった立場駅構内には、朝早くから並ぶ多くの人で長蛇の列ができた。用意されていた700セットは完売。

 同商品券は昨年初めて実施したが、わずか10分ほどで完売した。

 今年は700セットに数を増やし、購入制限も1人2冊までとした。また整理券を配布して確実に希望者に行き渡るように徹底。

 購入者からは「家族みんなで使いたい」「ラーメン屋さんで使う予定」などの声が聞かれ、笑顔が見られた。

協定書を交わした小檜山学長(右)と永川理事長

フェリス女学院大 旭の私立中高と連携協定 相互に学びの深化ねらう

 フェリス女学院大学(小檜山ルイ学長/泉区緑園)と横浜富士見丘学園中学・高等学校(永川尚文理事長・校長/旭区)が先ごろ、学習・音楽など文化活動や、両校の施設利用を通じて相互交流を促進する協定を締結した。異年齢の生徒と学生の触れ合いにより、新たな”学び”を深めることが狙い。

 昨年創立100周年を迎えた同学園は、昨年度から一層高いレベルでの教育を提供しようと、学習内容の見直しに着手。地域の大学と学習面や文化面での連携を模索していた。そんな中で同大は、英語をはじめさまざまな語学教育に取り組むほか、音楽やボランティア活動などにも力を入れていることもあり、協定が実現した。

交流内容を検討

 締結後は、富士見の中高校生がキャンパスに赴き、講義や講座へ聴講者として参加。一方フェリスの学生は、中・高の授業の講師を務めるほか、楽器の演奏を披露することなどが検討されているという。

 同大での調印式には、小檜山学長と永川理事長が協定書の署名し、交換した。小檜山学長は「手厚い教育が特徴の当大学で、皆さんによい学びを提供したい」と話した。永川理事長は「中高大が協力することで、新たな学びの機会創出を相互に構築したい」と語った。

 横浜富士見丘学園は2023年11月には、横浜薬科大学(戸塚区)と協定を結んでいる。

アドバイスを受ける参加者

泉青安連 白バイ隊に二輪操作学ぶ 戸塚自校で講習会

 戸塚自動車学校(泉区新橋町)で11月16日、泉青少年交通安全連絡協議会(泉青安連)と泉警察署による「二輪車講習会」が開かれ、15人のライダーが参加した。

 30年以上続く泉区独自の取り組みで、参加者は白バイ隊員から急制動やスラロームなど基本技術を改めて学んだ。泉青安連の森正雄会長は「事故を起こさないよう、運転技術見直しの機会にしてもらえたら」と話した。

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特別市について説明する山中市長(左から2人目)

「特別市」の必要性、山中市長が市民に力説 原日出子さん招いてシンポジウム

 横浜市が実現を目指す「特別市」のシンポジウムが11月23日、港南区民文化センター「ひまわりの郷」で行われ、約250人の市民が参加した。

 特別市は、市が県の区域外となり、原則として県の仕事を担い、権限や財源を市に一本化する制度。横浜市は実現することで、二重行政解消による無駄の削減やきめ細かい行政サービスが提供できると主張している。実現には法制化が必要で、他の政令市とともに実現を目指している。

二重行政解消で市民にメリット

 シンポジウムは市民に制度を知ってもらおうと市が企画した。前半は自治制度に詳しい一橋大学教授の辻琢也さんが講演。現在は県が幼稚園、市が保育所を管轄している状況を挙げ、「特別市になれば、業務を市が全て行うようになり、窓口が一本化されてより便利になる」などとメリットを説明した。

 後半は俳優の原日出子さんと山中竹春市長、辻さんが座談会を行った。山中市長は、交通安全対策に関する「スクールゾーン」の標識やガードレールなどは市、「一時停止」の標識や横断歩道、信号機などの規制に関係するものは県(警察)の所管になっている二重行政の例を示し、「市民からすれば、一本化してほしいというのが当然」と述べた。

 原さんは「今まで特別市について知らなかったが、市民の未来を考える上で、特別市になる選択肢があるのは良いこと」と語った。山中市長は特別市になることのデメリットについて「基本的には生じないと考えている」とし、「横浜市が成長し、周辺自治体も成長を享受してもらうことが可能になる」と必要性を力説した。

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員の給与引き上げへ 人事委勧告受け、条例改正案提出

 横浜市職員の給与と期末手当・勤勉手当(ボーナス)を引き上げる内容を盛り込んだ条例の一部改正案が11月29日開会の市会第4回定例会に提出される。

 10月に市人事委員会から、民間給与との格差を埋めるための給与引き上げが勧告されていた。

 案では、初任給に関し、大卒で2万3800円、短大卒で2万2600円、高卒で2万1400円をそれぞれ引き上げる。ボーナスは現行の年間4・5カ月から4・6カ月に引き上げる。

高さ10mのツリーの前で横浜の思い出を語る神田愛花さん

赤レンガ倉庫に高さ10mの巨大ツリー 横浜市出身・神田愛花さんが点灯

 横浜赤レンガ倉庫に高さ約10mの巨大なクリスマスツリーが登場し、11月22日には横浜市出身のフリーアナウンサー・神田愛花さんが参加して点灯式が行われた。

 ツリーはモミの木を約2万球のLEDで装飾している。セレモニーに白のドレス姿で登場した神田さんは、ボタンを押してツリーを点灯させた。光り輝く様子を見て「幹から枝の先まで光り輝いていて、とってもきれい」と感激した様子だった。

 神田さんは横浜のお気に入りの場所として、横浜DeNAベイスターズが横浜スタジアムのそばで運営しているショップ「+B(プラス・ビー)」を挙げ、「レンガ造りで、アメリカの雰囲気も感じられる」と語った。

 ツリーの点灯は12月25日(水)までの午後4時から11時。12月7日(土)からはデビュー35周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」とのコラボレーション企画として、メンバーの中村正人さんが監修した特別なイルミネーションが30分に1回実施される。

 問い合わせは横浜赤レンガ倉庫【電話】045・227・2002。

桜木町駅前で演説を行った(左から)吉村氏、空本氏、金村氏、松沢氏

維新代表選 4人が桜木町駅前で演説 党再生など訴える

 日本維新の会の代表選挙に立候補している4人が11月23日、JR桜木町駅前で街頭演説を行い、10月の衆院選で議席を減らした党の再生へ向けた取り組みなどを語った。

 代表選は衆院選の結果を受けて代表を退くことを表明した馬場伸幸氏の後任を決めるもの。届出順に吉村洋文大阪府知事、金村龍那衆議院議員(比例南関東)、空本誠喜衆議院議員(広島4区)、松沢成文参議院議員(神奈川選挙区)の4人が立候補。告示の17日以降、全国で街頭演説会を行っている。

 桜木町駅前で吉村氏は「次世代のための党であるべき」、金村氏は「党員の声を聴く体制作りが重要」、空本氏は「地方の声を国へ伝えていく」、松沢氏は「皇居の関西移転など、東京一極集中の打破を進める」とそれぞれ訴えた。

神奈川県関係の2人出馬

 今回の代表選には、神奈川県に関係する松沢氏と先の衆院選で神奈川10区(川崎市川崎区、幸区)から立候補していた金村氏の2人が出馬。両候補の推薦人には県内の地方議員が名を連ねており、ある議員は「2人から推薦人の依頼を受け、対応に困った」と語り、代表選後の党県組織の行方を心配していた。

 投票は党所属の国会議員、地方議員などと一般党員によって行われ、12月1日の臨時党大会で新代表が決定する。

イベントに参加した関係者(IFAD提供)

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

 パシフィコ横浜内の横浜国際協力センターにある国際農業開発基金(IFAD)がこのほど、IFADの活動に賛同した若者が主体となり立ち上げたボランティア組織「IYCJ」の設立を記念するイベントを同センター6階で行った。

 IFADは、ローマに本部を置く国連の専門機関かつ国際金融機関。世界各地に40カ所の事務所を構え、開発途上国に暮らす人々の栄養改善などに取り組んでいる。2021年11月にIFAD日本連絡事務所が同センター内に開所。市民に食糧問題について考えてもらうイベントを企画するなど、身近な社会問題への関心を高める活動を多面的に進めている。

 同センターで行われたイベントには、同事務所の加藤真理子代表やIYCJの関係者らが参加。IYCJは食料安全保障と持続可能な農業に関する啓蒙活動を紹介し、展示ブースで取り組みの成果などを発表した。IYCJのリーダーを務める永田理華さんは「IYCJの設立は、日本のユースが飢餓や貧困などの地球規模の課題に対して強い関心と決意を持っていることを示している。これらの課題は加速する気候危機により、さらに悪化している」と述べた。

11月29日 落語で学ぶエンディングノート 戸塚公会堂で開催

 戸塚公会堂で11月29日(金)、講演会「『自分らしく生ききる』落語で楽しく学ぶ!エンディングノート」が開かれる。午後2時から3時30分まで。参加無料。

 年齢を重ねるにつれて健康や介護など人生の最期と向き合う機会が増える中、戸塚区では自分らしく生きることができるよう、戸塚区版エンディングノートを配布中。

 今回の講演会では行政書士で社会人落語家「天神亭きよ美」としても活躍する生島清身さんが講師となり、落語を交えながら講演する。参加者にはエンディングノートを配布。

 事前申込制で、横浜市電子申請・届出システムから、またはメール(✉to-korei-app@city.yokohama.lg.jp)などでも受付中(メールの場合は氏名、年齢、連絡先を明記)。申し込み期限は前日11月28日まで。

 問い合わせは戸塚区福祉保健センター高齢者支援担当【電話】045・866・8439へ。

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る 投票受付中、抽選でプレゼントも

 横浜市は市内で起きた出来事などから市民に今年の大きなニュースを選んでもらう「2024年横浜10大ニュース」の投票受付を11月21日に開始した。

 「10大ニュース」は毎年行っており、出来事や市政ニュースの中から市民投票で決めるもの。今回は横浜BUNTAIの開館や横浜DeNAベイスターズ日本一、映画「帰ってきた あぶない刑事」公開など、29のニュースから5項目以内を選ぶか、項目にないものを記入して投票する。

 投票資格は市内在住者で、1人1回限り。市のサイト(https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/kocho/10_news/202410news.htm) から12月12日(木)まで投票できるほか、市役所市民情報センターや区役所広報相談係、行政サービスコーナー、地区センター、図書館などで配布するチラシに付いている専用はがきでの投票も可能。

 投票者の中から抽選で合計600人に横浜ゆかりの企業・施設から提供されるプレゼントが当たる。問い合わせは市民局広聴相談課【電話】045-671-2335。