青葉区版【12月12日(木)号】

ファンケル 桐蔭小と商品開発 小学生向けスキンケアで

 株式会社ファンケルは12月4日、都内で小学生向けスキンケア「クリアアップシリーズ」の泡洗顔料とジェルミルクを発表した。商品開発には桐蔭学園小学校も参加しており、発表当日には関わった6年生児童14人が学んだことやスキンケアについて語った=写真。

 同シリーズは特にプレ思春期の小学生後期(10歳から12歳)をターゲットにしたもの。同社は、保護者が主体的にスキンケアを行う赤ちゃんから未就学期までの期間と、ニキビ対策などで自ら意識を持ってスキンケアをする思春期以降を説明した上で、その間の小学生期を「スキンケア空白地帯」と表現。小学生の肌はきれいでケアは不要というイメージがあるものの、実際は頬の水分量は大人の約3分の1、皮脂量は約5分の1との調査結果を報告した。そういった背景から小学生のスキンケアの必要性を訴え、今回の商品開発を進めてきたという。

SDGs講座内で参加

 横浜市中区に本社を置く同社は、地域貢献の一環でSDGsについて学び、考え、行動する「神奈川SDGs講座」を県内の小中学校、高校を対象に実施しており、桐蔭小でも2023年11月から5年生向けに長期講座を開始。学年全員向け講座を2回行い、その後、応募制で集まった14人が学年をまたいで全8回のワークショップ型の講座を受けてきた。

 児童はスキンケアが健やかな肌のために必要であることを理解した上で「SDGsを踏まえた商品デザインの共創」「スキンケア促進のアイデアを開発」「SDGsとスキンケアの大切さを世の中に伝える」の3つに取り組んできた。完成した商品も児童の意見が反映され、持ちやすく押しやすいポンプ型にしたり、男女問わず使いやすい水色を採用している。

 商品発表当日、壇上に上がった14人の児童は商品の感想や肌の悩み、スキンケアの大切さなどを語った他、スキンケアの大切さを伝えるために考案したスローガン「未来のために今はじめよう!わたしたちに合ったスキンケアで自信につながる肌へ」を発表した。

 講座に参加した蘆田光希さんは「乾燥やニキビなど肌トラブルがあってスキンケアが気になっていた。講座で肌について学ぶことができた」と話し、「自分達で開発した商品が発売されてとてもうれしい」と語った。

 同商品はファンケルオンラインと「たまプラーザ東急店」など一部店舗で先行販売中。一般販売開始は12月17日。

横浜市ごみ処理 燃やすプラ3割削減 10月開始の新分別ルールで

 10月から横浜市内9区でプラスチックごみの新たな分別が始まった。開始月10月4週間の燃やすごみに含まれるプラスチックの資源量は1295tで、2022年の基準年度の約3割にあたる591tを削減(速報値)。市はさらにプラごみ削減を進め、地球温暖化の原因となる温室効果ガス削減につなげたい考えだ。

 市のごみの総量は分別やリサイクルが生活に定着し、順調に減少してきた。ごみ処理の基本計画「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」で目標に掲げていた「ごみと資源の総量10%削減」は、2023年度に2年前倒しで達成。一方で、温室効果ガスの削減は、思うように進んでいないのが現状だ。

 温室効果ガスはごみ処理の過程でも排出される。うち9割はプラスチックなどの石油由来のごみ焼却によるもの。市は、温室効果ガスの削減にはプラごみの削減が必要不可欠と考え、新たな計画「ヨコハマプラ5(ご)・3(み)計画」を今年1月、策定した。計画では燃やすごみの中に含まれるプラごみを30年度までに年間2万t削減することを目標としている。市民1人あたりに換算すると削減量は年間5・3kg。

 目標達成のため、10月からプラごみの新たな分別を9区で開始。燃やすごみとして回収していた「プラスチックのみでできているもの」も資源として活用される。

 10月4週間の燃やすごみに含まれるプラスチック資源の量は1295t(速報値)で、1886t(基準年度)から約3割の591t削減した。これは、市民1人あたりの年間削減量に換算すると4・7kgにあたる。

 市担当者は、燃やすごみに含まれたプラ資源の半数近くがラップやチャック付きポリ袋だったといい、「啓発に引き続き力を入れ周知が進めば、目標値の5・3kgも視野に入る」とする。プラごみの分別は来年4月から、全18区で実施される予定。「温室効果ガス削減といっても、具体的に何をしたらいいか思い浮かびにくいが、ごみの分別も立派な行動。身近なアクションが繋がることを知って、きっかけにしてほしい」と話した。

たまプラーザ住宅管理組合の理事長を務める 洞澤 葉子さん 美しが丘在住 50歳

人と人、情報の架け橋に

 ○…結婚を機にたまプラーザ団地に住んで約20年。今年5月、たまプラーザ住宅管理組合理事長に就任した。子育て世帯の流入を目指して横浜市建築局と共に開催した「たまプラーザ団地アウトドアフェスティバル」では、火起こし体験やキャンプ飯など大人も子どもも楽しめるイベントを作り上げた。「どんな人が、どんな風に過ごしているのか、まずは団地を知ってもらいたい」

 ○…東京都西東京市の出身。明治学院大学卒業後、IT系のベンチャー企業等を経て現在はウェブデザイナーとして個人で活動している。「受け手がどう感じ、動くかを考えて設計する『おもてなし』の仕事」だ。一方、プライベートでは3人の息子を育てるシングルマザー。二十歳の頃に着物にハマり、今も普段着として楽しんでいる。「これは下の階に住むおばあちゃんからもらったの」とほほを緩めた。

 ○…書くことやコンテンツ作りが好きで、子どもの頃に「家族新聞」を作ったことも。理事長就任前の約1年間は広報担当理事を務めた。イベント情報の発信や、住人やボランティア団体へのインタビューで築いた人脈は、アウトドアフェスにも生きている。「私自身に特化したものはないけど、情報はたくさん持っている。情報には力がある。人と人・情報をつなぐ架け橋が私の役目」

 ○…理事長の任期は1年。アウトドアフェスではイベント運営に必要なものや手順を学んだ。これを足掛かりに、あと半年で今後の活動の土台作りに取り組む。頭の中には、団地内で新たにイベント運営団体の立ち上げも思い描いている。「最初は小さいイベントから、少しずつ大きく育てていきたい」。人脈と情報を生かして、たまプラーザ団地の賑わいづくりに尽力する。

Xマスマーケット 東急スクエアで

 青葉台東急スクエアのSouth―1本館1階アトリウムで12月21日(土)、22日(日)にクリスマスマーケットが行われる。午前10時から午後6時まで。入場無料。

 青葉区にゆかりの店舗が多数出店。雑貨やスイーツ、酒類などクリスマスのおすすめ商品が多数販売。ギフトにも。

 21日には缶バッジ作りの無料ワークショップ(4時まで)、22日は食品サンプル作りのワークショップ(有料)も。

あおばおもちゃのひろば バッグをみんなで飾り付け インクルーシブワークショップ

 ボランティアグループ「あおばおもちゃのひろば」は11月30日、インクルーシブワークショップ「カナコズバッグを作ろう!」をふれあい青葉で開催した=写真。

 毎月第1・第3の金曜・土曜にふれあい青葉で子どもたちが自由におもちゃで遊べる「ひろば」を運営し、また、おもちゃの貸し出しを行っている同団体が、年に1度開催しているワークショップ。年齢や性別、障害の有無などに関わらず、誰でも参加ができる形にこだわっているのが特徴だ。

 当日は親子含め約30人が参加し、ジュートバッグにアップリケで飾り付けを行った。飾り付けの素材として提供されたのは、ひろばに通って22年になるカナコさんが手織りしたコースター。カナコさんは講師役も務め、飾り方なども説明した。参加者はさまざまな色のコースターを切り貼りしてオリジナルのバッグを制作していた。

 6歳の子どもと一緒に参加した父親は「子どもが工作が好きで、形に残るものを一緒に作れる。多世代で交流できるのもいい」と語った。同団体の池上信江代表は20年以上活動していることを踏まえ、「新しい人が参加しやすい場になればとワークショップを企画している。楽しいことを一緒にやり、自然と知り合いが増えたら」と振り返っていた。
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料理の下準備をする児童

山内小6年 近隣46カ所で職場体験 地域交流のきっかけにも

 山内小学校6年生はキャリア教育の一環で、11月に職場体験を行った。コロナ禍の影響もあり、地域学習の機会が少なかった現6年生。中学校進学やその先に向けて自身や将来を見直すと同時に、地域交流にもつなげる目的で、同校で初めて実施された。受入れには近隣の飲食店や銀行など46事業所が協力し、児童は各々振り分けられた職場を2回体験した。

 取材したのは2回目の11月29日。肉料理専門店カルネの星あざみ野では、児童2人が開店準備などを体験。児童の1人、軽部大貴さんは「フロアの準備も意外と時間がかかって大変」と話していた。横浜マイスターにも選ばれた陶磁器絵付師の大木しのぶさんのアトリエでは、4人の児童が皿の絵付けやラッピングを体験。企業とは違ったデザイナーならではの難しさを学んでいた。

 同校の久保田康介教諭は「みんな生きいきした表情で体験先から帰ってきた。普段経験できない充実した時間だったのでは。学校外での地域との交流や多くの人に支えられているという学びにもなれば」と話していた。

焚火でマシュマロを焼く子どもたち

たまプラーザ団地 家族でアウトドア体験 バイオネスト作りも

 たまプラーザ住宅管理組合は11月23日と12月7日に、横浜市建築局と「たまプラーザ団地アウトドアフェスティバル」を開催した。イベントをきっかけに子育て世帯の流入を促すのが狙い。

 取材した12月7日は、同組合集会所前の広場で、火起こし体験や焼きりんご作り、落ち葉アート作り等が行われた。子どもたちはマッチで薪に火をつけ、焚火で焼きマシュマロを楽しんだ。ボランティアスタッフで、ボーイスカウトの経験がある山下哲雄さんは「団地で火起こしができる機会は少ない。子どもたちの良い思い出になる」と話していた。

 同団地のシンボルだったコナラの大木(枯れたため上部伐採済)の根元でバイオネスト作りも実施。バイオネストとは、落ち葉や枝などを鳥の巣のような形に積み上げた堆肥置き場。自然分解を利用したサステナブルな堆肥作りで、生物多様性の向上にもつながる。

 イベントには団地のボランティア団体なども協力。同組合の洞澤葉子理事長=人物風土記で紹介=は「団地のPRだけでなく、ボランティア団体の人材発掘にもなれば」と話していた。

12月22日 クリスマスコンサート アルファード商店会で

 アルファード商店会(市ケ尾町1154の2 市ヶ尾プラーザビル1階)が主催するクリスマスコンサートが12月22日(日)、午前11時から開催される。会場は同商店会内コンコース。

 小澤和也さんの指揮の下、アルファード・オーケストラがクリスマスにぴったりな名曲を披露する。曲目は『ウイリアム・テル序曲』『主よ、人の望みの喜びよ』『クリスマスキャロルメドレー』『花のワルツ』『きよしこの夜』など。

 コンサート終了後には、バザーを実施。同商店会の上に居住するマンション住民から集めた品物を販売する。バザーで得た収益は能登半島地震災害の義援金として寄付される。

多くの来場者で賑わう会場

作り手と交流も あざみ野フェローマルシェ

 地域の様々な担い手と市民をつなぐ「あざみ野フェローマルシェ」が11月29日、30日にアートフォーラムあざみ野で行われた。

 障害の有無に関わらず、対等に認め合える豊かな関係性の構築を願い、横浜市民ギャラリーあざみ野が年に数回開催しているイベント。主に横浜市北部エリアに拠点を置く障害者福祉団体が、手作りの雑貨や菓子・パンなどを販売した。会場は多くの来場者で賑わい、商品の作り手と笑顔で話す様子が見られた。

 30日には、古河電工パワーシステムズ(株)(あざみ野南)が折り紙ワークショップや「電気のこども授業」などを実施した。同社が取り組むSDGs事業「つづく緑プロジェクト」にからめて、電気と植物の仕組みの共通点などが紹介された。

FINDLOCALFES テラスとスクエアで開催 地域と連携し14日・15日も

 (株)東急モールズデベロップメントは、運営しているたまプラーザテラスと青葉台東急スクエアで「FIND LOCAL FES」と題して合同マルシェやワークショップなど地域の魅力を発信する多数の催しを実施している。

 行政や教育機関と連携し、昨年に続いて2回目の開催。今年はたまプラーザテラスで12月6日に「ふれあい福の市」と題して障害者福祉施設などによるマルシェやミニ手話講座、7日に「あおば6大学FES」が行われ、多くの人が訪れた=写真。

14・15日は青葉台で

 14日(土)には東急スクエアで、青葉警察署が交通安全キャンペーンを実施(午前10時30分から)。俳優の小手伸也さんが一日警察署長を務め、交通安全トークショーなどを行う。その他、梅が丘天使幼稚園のコンサート(午後3時から)、青葉台近隣教会の合同コンサート(5時から)も。

 15日(日)には、日本体育大学陸上競技部が駅伝大会の壮行会を開催する(2時30分から)。東急スクエアの担当者は「ぜひ、多くの方にご来場いただければ」と呼び掛けている。

詳細はこちらから

奥アソシエ Xマスのスタンプラリー 12月22日まで実施中

 商店会組織の奥あざみ野・奥たまプラーザアソシエイション(奥アソシエ)が主催する「#サンタが住む街のクリスマススタンプラリー」が、12月22日(日)まで開催中だ。

 今年は田奈地区を加えてパワーアップ。16カ所のチェックポイントの中からスタンプを5つ集めて応募すると、加盟店が提供する豪華賞品が当たる。スタンプラリーの台紙は加盟店で配布しているほか、上記二次元コードから進める「奥アソシエ」のHPからもダウンロード可能。チェックポイントの確認もHPで。
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「リンゴ病」の11月25日から12月1日の区別の定点当たり患者報告数

横浜市内に「リンゴ病」警報発令 2018年以来の流行

 横浜市内でウイルス性感染症の伝染性紅斑(通称「リンゴ病」)が流行している。横浜市衛生研究所は12月5日、「感染症臨時情報」を出し、警報発令基準を超えたことを発表した。

 市内94カ所の定点医療機関から報告された2024年第48週(11月25日〜12月1日)の定点あたりの患者報告数は、市全体で2.45となり、警報発令基準の2.00を上回った。

 定点あたりの患者報告数は、5月中旬から増加傾向で、特に8月下旬以降は例年より多い状態が続いていた。同研究所は「2018年から19年にかけての流行以来の規模。特にここ数週間で急激に患者報告数が増えている」と話す。

4〜5歳が33.5% 妊娠初期の感染には注意を

 患者の年齢は4〜5歳が中心で、全体の33.5%を占めるが、小学校低学年の報告も増えている。赤い発疹が出ている時期には感染力がなく、発疹のみで他の症状がない場合は登園・登校が可能とされている。

 妊娠初期に感染すると、流産や胎児に異常を起こすことがあるため、同研究所は「妊娠中の人、その可能性がある人は、風邪のような症状がある子どもに近寄らない、接触しないなどを心掛けてほしい」としている。

両頬に出る紅斑から「リンゴ病」とも

 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれる。発熱(微熱)、倦怠感、頭痛、筋肉痛、咳、鼻水などの風邪のような症状が出てから7〜10日後、頬に紅斑が出て、手足に網目状(レース状)の紅斑が現れる。風邪様症状が出ている期間の感染力が強く、頬に紅斑が出る頃にはほとんど感染力はない。感染していても症状が出ない人が約25%いるため、自覚なく感染を広げてしまうリスクがあるとされる。

手洗いや人混みでのマスク着用を推奨

 感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染、感染者の飛沫などに触れた手で口や目などを触ることによる接触感染。症状がない時期に自覚なくウイルスを拡散してしまうことがあるため、同研究所は「日頃からこまめな手洗いをしたり、人が多い場所ではマスクを着用するなどの対策をしてほしい」と話す。伝染性紅斑のウイルスにはアルコール消毒が効きづらく、罹患者が触れたものを消毒する際は、次亜塩素酸ナトリウムを使うことも推奨している。同研究所は「インフルエンザの報告数も急激に増えている」とし、改めて感染対策を呼び掛けている。

左から奥田さん、荒川さん、中村さん

市ヶ尾禅当寺少年野球部 女子選手3人が勤労感謝メッセージ 本紙含め、近隣企業などに

 市ヶ尾禅当寺少年野球部の女子選手3人が、11月23日の勤労感謝の日に合わせ、本紙青葉区編集室に手作りのメッセージを寄せた。

 メッセージを作ったのは、野球部に所属している奥田紗都さん(荏田西小)、荒川真結子さん(市ケ尾小)、中村栞奈さん(同)の4年生トリオ。この3人は昨年から近隣の企業などに対して、日頃の業務などに感謝を伝えようとメッセージを届けており、今年は他にホームズ荏田店や東急ストア市が尾店、荏田西コミュニティハウスなどにも届けたという。3人は今後も活動を続けていくとしている。

黒岩知事(右)に要望書を手渡す山中市長

学費補助金の対象拡大などを県に要望 山中市長が黒岩知事に

 横浜市の山中竹春市長が12月10日に県庁を訪れ、黒岩祐治知事に2025年度の県予算に対する要望書を提出した。

 要望書の提出は予算査定が始まる時期に合わせて毎年行っているもの。

 重点要望として、国による「こども未来戦略」に基づく子育て支援策の実施に向けた県と市の連携・協力の強化や県の制度である学費補助金について、対象を県外の私立高校に通う生徒にも拡大することなどを挙げた。

 提出後、山中市長は「(黒岩知事に)真摯に受け止めていただいたという印象を持っている」と語り、要望が予算に反映されることを期待した。

 また、県が2025年3月で休館する県民ホール=中区山下町=を建て替える方針を示したことに関しては「山下公園を含め、広い視点でまちづくりを行えると良いと思う」と述べた。

横浜市職員に冬のボーナス支給 平均101万6900円 山中市長には450万円

 横浜市の職員に12月10日、冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給された。

 対象は4万2902人、平均年齢は41・7歳。支給総額は約439億3千万円。平均支給額は101万6900円。支給月数は2・35月。

 市長や市会議員などの特別職にも支給された。支給額は次の通り。▽市長450万9180円▽副市長362万3700円▽教育長265万800円▽市会議長332万4780円▽副議長299万2020円▽議員268万7460円

山中市長と発表会の登壇者

横浜市、グリーン社会実現へ新プロジェクト 「地球1個分で暮らそう STYLE100」、環境の取り組み発信

 横浜市は環境や地球にやさしい取り組みを進めていく新たなグリーン社会に向けたプロジェクト「地球1個分で暮らそう STYLE100」を12月5日に立ち上げた。

 プロジェクトは、地球にやさしい暮らしをつくる横浜の人や活動を可視化して賛同者を増やし、未来に向けた活動を創出することが目的。

 5日に市役所で発表会があり、横浜スタジアム、アルファロッカーシステム、青葉区の鴨志田第一小学校5年生、JICA(国際協力機構)の4団体が参加。食品ロス削減や生き物調査などの取り組みを報告した。発表会に出席した山中竹春市長は「皆さまとともにサステナブルな未来を作っていくプロジェクトにしたい」と述べた。

 市は専用サイトやインスタグラムを開設し、市民や企業の持続可能な取り組みや環境への挑戦を発信していく。

出演順などはチラシを参照

公会堂で芸能祭 詩吟や舞踊、ダンスなど

 詩吟や舞踊、ダンス、バレエ、民謡、郷土芸能などの団体が日ごろの練習成果を発表する芸能祭が12月14日(土)と15日(日)の2日間、青葉公会堂で行われる。入場無料。

 各日とも2部制。14日は午前11時30分から開会あいさつと第1部、午後2時20分から第2部。15日は10時30分から開会あいさつと第1部、1時50分から第2部。2日間で計41の団体やグループが登場する。

 詳細は事務局(区役所地域振興課)【電話】045・978・2295へ。

今年度、市指定文化財となった東漸寺の「木造釈迦如来坐像[中尊]」(左)と「木造迦葉立像[右脇侍]」

横浜市指定文化財展と仏像入門展 市歴史博物館で同時開催 2025年2月8日〜3月16日

 今年度、新たに指定された文化財などが展示される「令和6年度 横浜市指定・登録文化財展」と仏像について分かりやすく解説・展示される「仏像入門展」が横浜市歴史博物館=都筑区=で2025年2月8日(土)から3月16日(日)まで行われる。

 文化財展では、新たに指定された文化財や今年度、文化庁に認定された「横浜市文化財保存活用地域計画」の取り組み、文化財保護のための修理実例が紹介される。また、磯子区の東漸寺に安置されている木造釈迦如来坐像など、日頃見られない仏像が拝観できる。

 仏像入門展では、横浜市に伝わる仏像の作例を通し、どんな種類の仏が仏像になっているか、仏像の種類、特徴、材質、造り方などが解説・展示される。

 担当学芸員による展示解説(2月22日(土)、3月2日(日))や文化財に関する講演会(3月1日(土)、8日(土)。要事前申込)、ワークショップ(2月16日(日)、24日(月)、3月9日(日)。要事前申込)など、関連イベントも開催。

 開館は午前9時から午後5時まで(券売は午後4時30分まで)。月曜日休館(2月24日(月)は開館、2月25日(火)が休館)。観覧料一般500円。問い合わせは同館【電話】045-912-7777。

ドリカム35周年記念イメージビジュアル

DREAMS COME TRUEの楽曲がみなとみらい駅のBGMに 12月13日から22日、期間限定企画

 みなとみらい駅の構内で12月13日(金)から22日(日)まで、「DREAMS COME TRUE」の楽曲などが流れるコラボレーション企画が行われる。

 みなとみらい線が2024年2月に開業20周年、DREAMS COME TRUEは2024年3月にデビュー35周年を迎えたことを記念したメモリアルコラボレーションとなる。

 DREAMS COME TRUEは、1989年3月21日にデビュー。中村正人さん、吉田美和さんの2人で活動しており、「ドリカム」の愛称で親しまれている。

 今回のコラボ企画では、みなとみらい駅構内コンコース(地下3階・改札内)にドリカムからのメッセージボードを設置。駅構内で楽曲と中村正人さんから寄せられた音声メッセージを放送する。BGMに使用される楽曲は、「WINTER SONG」、「LAT.43°N」、「雪のクリスマス 」など6曲で、冬の代表的な楽曲が選ばれている。

 楽曲と音声メッセージは、期間中の午前9時から午後9時まで。初日の13日のみ午後1時開始。

第4回 保木公園フェス 12月8日、午前10時開始

 第4回保木公園フェスが12月8日(日)、保木公園広場(青葉区美しが丘西3の65の1)で開催される。午前10時から午後3時まで。入場無料。小雨決行、荒天中止。主催は保木公園愛護会。

 当日は、ペット向けおやつの販売やペットの健康相談、ドッグヨガ・マッサージ体験など多数のブースが出店する。他にも、ペットと一緒に参加できる「またくぐりゲーム」や動物病院の院長による講演なども。来場者には先着順でトートバッグをプレゼントする(会場本部で10時から)。

 (問)保木公園愛護会【携帯電話】090・1050・8507 

山中市長(中央)と実行委員会委員長の野本さん(左)、佐藤さん

横浜市の成人式 テーマは「はじまり」 公募の20歳市民実行委が考案

 2025年1月13日(祝)に横浜アリーナで開催される横浜市の成人式「二十歳の市⺠を祝うつどい」の式典テーマが「はじまり」に決定したことが12月4日、横浜市から発表された。

 「つどい」の開催へ向け、公募によって集まった10人の20歳の市民による実行委員会が5月から活動を開始。テーマの検討のほか、会場で配布する記念冊子や放映する動画の作成も進めている。

コロナ禍の困難乗り越え

 テーマが発表された4日の市長定例会見に同委員会の野本優菜さんと佐藤快飛さんが参加。委員長を務める野本さんは「高校入学後の学生生活がほぼコロナ禍になってしまったが、その中でも試行錯誤し、さまざまな困難を乗り越えてきた」とこの数年を振り返り、「20歳という節目の年に新しい『はじまり』に向かって歩みを進めていきたい」とテーマに込めた思いを語った。

 山中竹春市長は「この式典が3万5千人にとって新たな『はじまり』の機会となるように願う」と話し、昨今の少子化問題も踏まえ、「若い人たちが横浜市で新たな挑戦をしたいと思えるような、可能性を感じられるまちづくりを進めたい」とした。

 今回、式典の対象は市内在住の約3万5千人。コロナ禍以降は3回以上に分散して開催してきたが、今回は2020年以来5年ぶりに2回に分けての開催となる。

テロ想定で3者合同訓練 東急バス×警察×消防

 東急バス(株)青葉台営業所と青葉警察署、青葉消防署は11月20日、化学薬品を使ったテロの発生を想定し、同営業所の敷地内で合同訓練を行った。

 訓練では、バス車内で不審者が化学薬品を撒きちらし、多数の負傷者が出たことを想定。バス運転手が車内の状況を警察と消防に通報し、犯人確保や乗客の誘導、傷病者の救護などの手順を確認した。また、防護服に身を包んだ救助隊が除染作業の確認なども行った。

 訓練後には総評が行われ、同営業所の若林淳所長は「行政の方々に力を貸していただき、有意義な訓練になった。この経験を社員、社内で共有し、地域の安全・安心を担っていきたい」と振り返った。鎌田純警察署長は「各機関と連携しながら、今後も万全な体制で取り組んでいく」と述べた。宇多範泰消防署長は「テロ事件はいつ起こるかわからない。各機関がどのように動くか把握しておくことが重要。顔の見える関係を維持しながら連携を取りたい」と話した。

イベントのイメージビジュアル

横浜港の夜空にきらめく「ドローンサンタ」出現 12月7日、1千機以上によるショー

 1千機以上のドローンが横浜の夜を彩る「コカ・コーラ クリスマスドローンショー2024」が12月7日(土)、横浜港で開催される。国内でコカ・コーラ製品を製造・販売するコカ・コーラシステムの主催。

 国内トップクラスの規模となる1,225機のドローンが横浜港の夜空を舞う。サンタクロースやクリスマスツリーなどが夜空に浮かび上がるほか、夜空に現れるサンタクロースとコカ・コーラで乾杯できる仕掛けも用意されている。

 開催は午後7時15分からの予定(荒天時は12月9日(月)に開催)。観覧場所は横浜港新港ふ頭付近。

 コカ・コーラ公式Instagram、コカ・コーラ公式YouTubeで、ドローンショーのライブ配信も行われる。

特別カラーライトアップや花火も

 横浜市の人気イルミネーションイベント「夜にあらわれる光の横浜〈ヨルノヨ2024〉」とのコラボレーションも企画されている。街全体が光と音で躍動する5分間のスペクタクルショー「ハイライト・オブ・ヨコハマ」の特別カラーライトアップとして、街がコカ・コーラのイメージカラーである赤一色に染まる。カラーライトアップの演出は、7日と9日の午後5時15分から午後8時45分までの30分ごとで全8回。

 7日午後7時から、横浜港を彩る恒例の花火、「横浜スパークリングトワイライト2024」の打ち上げが5分間、行われる。打ち上げ場所は新港ふ頭。

 詳しくはコカ・コーラお客様相談室【電話】0120-308509。

加藤悠院長

「白内障手術、高額な多焦点レンズはいいレンズ?」 コラム【41】 悠先生のちょっと気になる目のはなし

 白内障手術ではご自身の濁った水晶体を人工の眼内レンズに取り換えます。この眼内レンズには大きく分けて「単焦点」と「多焦点」の2種類があり手術前に選びます。

 単焦点レンズはピントが1カ所になるレンズです。例として、裸眼で遠くを見えるようにすると手元には老眼鏡が必要です。レンズ代も健康保険でカバーされます。

 多焦点レンズは近年登場してきたもので、眼鏡なしでピントを近・中・遠距離の3カ所に合わせられるものが多いです。しかし、一般的には選定療養という枠組みのためレンズ代が自費となり、片眼で20〜30万円ほど単焦点レンズより高額になります。

 時折、患者さんで「多焦点レンズは高額なのでいいレンズ、よく見えるレンズ」というイメージをお持ちの方がいらっしゃいます。稀にこのイメージのギャップのために高いレンズを入れたが意外と見えないとおっしゃる方もいます。

 実は、多焦点レンズは焦点が増える代わりにコントラスト(くっきりさや色の鮮やかさ)の質が、単焦点レンズよりも多少落ちます。一番見え方の質がいいのは単焦点なのです。もちろん最近の技術の進歩により多焦点レンズのコントラスト低下もかなり抑えられています。手術前には担当医とよくご相談されることをお勧め致します。

 市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)