保土ケ谷区版【12月12日(木)号】
ステージで練習の成果を披露する峯小の児童

峯小、藤塚小で記念式典 児童主体の催し盛況

 市立峯小学校と藤塚小学校で12月7日、学校創立の節目を祝う記念式典が開かれた。両校ともに児童の努力の成果を発表する企画が行われるなど、来賓として出席したPTA関係者や地域の町内会長らを楽しませた。

 今年創立100周年を迎えた峯小は、10月に行われた運動会「BCF(ビッグクローバーズフェスティバル)」で児童たちが風船700個を一斉に空に飛ばす取り組みなどを行い、100周年の士気を高めてきた。11月には中央連合町内会(中西義宣会長)から寄贈されたヨコハマヒザクラの苗木を児童が中西会長らと共に校庭の一画に植える「植樹祭」を実施。地元住民と交流を深める機会にもなった。

紙芝居や歌で祝福

 式典には町内会長や峯小の歴代校長らが出席。3部構成で行われ、1部では学校関係者らがあいさつ。100年間の歴史を振り返った。

 2部では卒業生で絵本作家の保科琢音さんが、この日に初披露となった100周年を祝う手作りの紙芝居で会場を感動などで包み込んだ。

 3部では児童が学年ごとに合唱。ミュージカルの要素を取り入れた演出もあり、オリジナルソングなどを歌った。来年3月に卒業する6年生の魂のこもった歌声に、涙を流す人もいた。児童が2部と3部の司会進行を務めるなど、児童主体の運営が各所で見られた。

 石渡範子校長は「みんなのアイデアが結集した式典になり、子どもたちから勇気や元気をもらった。今後とも峯小学校をよろしくお願いします」と来賓にあいさつ。式典の感想を述べ、子どもたちを称えていた。

制作物など披露

 今年創立50周年を迎えた藤塚小は、エンターテイメント性を盛り込んだ企画を実施。各学年の児童が力を合わせて作ったバースデーケーキに見立てた装飾が披露され、学校のマスコットキャラクター「ふじまる」と「はなまる」のイラストも添えられていた。藤塚小にまつわるクイズも行われ、校舎から富士山が見えることを初めて知ったという来賓もいた。

 式典のフィナーレには、藤塚小の創立20周年を契機に発足した創作太鼓グループ「藤塚太鼓」が登場。息のそろった迫力ある演奏を披露し、力強い太鼓の音色が会場に響き渡った。演奏が終わると、児童や来賓から大きな拍手が送られた。

 佐々木唯吉副校長は「児童がこの日のために一生懸命準備している様子を間近で見ていたので感動が大きかった。50周年という節目を盛大に祝うことができて良かった」と笑顔で話した。

横浜市 公共工事「週休2日」を推進 民間への浸透も期待

 横浜市は公共事業にかかる建設業の週休2日化を進めている。そんな中で25年度早期からは、発注時点で週休2日を前提とした増額分をあらかじめ組み込む方式も開始する方針という。市担当者は「まずは公共工事の週休2日を進め、それが民間工事にも広まれば」とする。

時間外上限規制とあわせ

 国土交通省は建設業の働き方改革を進めており、建設業の週休2日を推進。公共工事を中心に取り組みを広めている。また労働基準法の改正で時間外労働の上限規制が2019年から適用(中小企業は20年から)されているなか、今年4月からは建設業にも適用。働き方を社会全体として見直すことで、担い手不足にも対応したい考えだ。

 横浜市でも近年、工事現場における週休2日の確保を推進する工事を実施。23年度は公共工事2395件のうち週休2日工事は41%にとどまっていたが、「今年度からは基本的にすべての工事を週休2日としている」と市の担当者は説明する。

 週休2日を確保するためには、従来の工事よりも工期が長期化するが、「近年では夏場の猛暑などもある。そうしたことも考慮し、発注者としても無理のないスケジュールを前提に進めている」とする。

 さらに来年度早期をめどに、発注方法自体も見直す方針だ。週休2日を確保することで工期が延びると、機械の賃料や現場管理費、労務費が以前より必要になる。従来はこういった増額分について市は、予算に計上しつつも発注段階では組み込まず、工事完了後に実態を確認した上で清算する流れだった。今後はこの増額分を発注時点であらかじめ組みこむという。

「法規制がないと」

 だが、市内建設会社の経営者は「公共事業は調整してくれるようになっているが、民間の意識はまだまだ」と厳しさを明かす。「民間工事まで週休2日化するには、啓発だけでは足りず、法律などある程度強烈にやらないと実現しないのでは」と指摘した。

保土ケ谷交通安全協会の事務長で、啓発活動の準備などに携わる 八木 千尋さん 川辺町在勤 68歳

住みよいまち保土ケ谷に

 ○…昨年6月、保土ケ谷交通安全協会の事務長に就任。交通事故や飲酒運転の撲滅を呼び掛けるイベントの準備に取り掛かるなど、組織を縁の下で支えている。「ほぼ毎月何かしらのキャンペーンを行うなど、保土ケ谷区民は啓発活動に熱心な方が多い。皆さんの一生懸命な気持ちに応えるのが自分の役割」と語り、責任感をにじませる。

 ○…桜台小、岩崎中、桜丘高を卒業した地元っ子。市民の安全を守るべく、命懸けで職務を全うする警察官の父親を見て育ち、将来の夢は幼少期から警察官の一択だった。大学卒業後に神奈川県警に入職。警察学校の教官も任され、「犯人逮捕だけが警察官の仕事ではない。善良な市民の困り事を解決に導けるように気遣いの心を持ってほしい」と生徒に呼び掛けた。教え子の中には県警の女性白バイ隊「ホワイトエンジェルス」に入隊し、箱根駅伝の先導を務めた警察官もいる。「自分ではなく生徒が優秀なだけ。みんなの活躍する姿が見られてうれしい」と実直に語る。

 ○…交通安全に関する行事を準備するだけでなく、自身も積極的に現場に立つ。交通関係に限らず特殊詐欺への注意喚起を行うなど、多面的にまちの平和を守ろうと奮闘する。保土ケ谷警察署に交通課長として勤務した経験があるが、「土日に行われるイベントもあるので今の方が忙しいかもしれない」と笑う。

 ○…「何事も体力勝負」ときっぱり。一日最低1万6千歩が日課で、ゴルフ場では極力カートに乗らずに徒歩で移動して健康増進に努めている。「保土ケ谷区は横浜市の中央部に位置し、交通の要となるエリアだと思う。保土ケ谷を住みよいまちにするお手伝いができれば」―。警察と住民の架け橋となり、故郷に寄り添い続ける。

表彰式典の様子

社会福祉の成果発表 式典で功労者表彰

 保土ケ谷区役所と区社会福祉協議会による第41回保土ケ谷区社会福祉大会「ほっとなまちづくりフォーラム」が12月7日に保土ケ谷公会堂で行われた。

 同大会は福祉に関する理解を深め、区の地域福祉保健計画「保土ケ谷ほっとなまちづくり」を推進することが狙い。長年のボランティア活動や善意銀行へ多くの寄付を行った個人や団体を表彰する社会福祉功績者表彰式典などが行われた。

 地区活動発表(中央地区・権太坂境木地区)のほか、有識者による介護やフレイル予防に関する講演も行われた。

 受賞者は次の通り(敬称略、順不同)

▽自立・支援活動功労者/渡邊正吾、戸澤千鶴子、岡庭千代子、蜂ヶ崎あい子、新庄茂、田中啓子、たすけあいグループひだまり▽金品寄贈功労者/船津和子、田村眞佐子、有限会社板津農園

アートホール 人気のDVD鑑賞会 24日「或る夜の出来事」上映

 花見台の県立保土ケ谷公園内にある音楽ホール「かながわアートホール」で定期的に開催されているDVD鑑賞会が12月24日(火)に実施される。午前10時開演(9時45分開場)で入場無料、入退場自由。定員は先着順で200人。

 ホールと大小5つのスタジオを備え、音楽を愛する人たちの練習や発表の場として利用されている「かながわアートホール」。DVD鑑賞会は、音楽ホールならではの音響環境で、映像作品が楽しめるとあって毎回、多くの人が訪れる人気の企画となっている。

 上映直前に行われる映画通の加藤和副館長によるオリジナル解説も好評を博している。

 今回上映されるのは「或る夜の出来事」(1934年・アメリカ)。アカデミー賞主要5部門を受賞したフランク・キャプラ監督の古典的恋愛コメディー傑作。大銀行家の一人娘と彼女の奔放な行動を記事にしてひと儲けしようとする失業中の新聞記者との長距離バスでのユーモアたっぷりの道中記を描いた作品となる。

 問い合わせは同ホール【電話】045・341・7657へ。

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浴槽がゆずで埋め尽くされる

満天の湯 ゆずの受け入れ16日から 2kgごとに入浴招待券が

 相鉄線「上星川」駅前にある温浴施設「天然温泉満天の湯」(株式会社ミュー/森山元明代表取締役)は冬至に合わせ、21日(土)と22日(日)の2日間、日替風呂と岩風呂で「第12回みんなでつくるゆず湯」を開催する。

 2005年の開業当初から行っているゆず湯だが、来店客の一人から自宅で収穫したゆずの提供を受けたことをきっかけに「地域参加型イベントとしてお客様の季節の風物詩を一緒に楽しんでもらおう」と譲り受けたゆずを湯船に浮かべる取り組みを始めた。22年の開催時には一つの浴槽に投入したゆずの数が4507個だったことが「ギネス世界記録」にも認定された。回を重ねるごとに提供量が増えていることを受け、今年は初の2日間開催となる。

「譲ってください」

 同施設は16日(月)から20日(金)の期間(17日を除く)、地域住民らからゆずの提供を受け入れる。2kgごとに入浴招待券1枚が進呈される(10kg以上の持ち込みであっても上限5枚)。

 同施設の担当者は「ご自身でフロントまで持ち込める量でお願いします。また、衛生上、熟れすぎているものや変色しているものはご遠慮ください」と話す。

笑顔の関係者(横浜FC提供)

空調設備会社ヨコレイ 小学校に交通安全横断幕 横浜FCと寄贈

 空気調和設備などを行う新井町の株式会社ヨコレイ(有井清社長)がプロサッカーチームの横浜FCと共に交通安全を呼び掛ける横断幕を制作した。各関係者は12月4日に旭区の白根小学校を訪れ、横断幕を寄贈した。

 横浜FCは地元企業の協力を得て、横断旗を小学校に寄贈する取り組みを数年前から実施。保土ケ谷区内では今年、峯小に贈呈した。

 ヨコレイは昨年、新井小に寄贈した横断幕の制作を支援。まちの定期清掃など、地域活動に多面的に取り組む同社は今年も活動をバックアップすることにした。

 白根小での活動には、横浜FCのマスコットキャラクター「フリ丸」も参加。登校する児童を見守った後、ヨコレイの社員で同校卒業生の有井航平さんらと共に横断幕を贈呈した。海老澤孝代校長は感謝の言葉を述べ、児童に交通安全への意識を高めるように呼び掛けていた。

久保さんの演奏を聴く児童

馴染みの曲に思わず合唱 上星川小で芸術鑑賞会

 市立上星川小学校(西山久美子校長)の体育館で12月7日、芸術鑑賞会が開かれた。

 人権学習も兼ねた同鑑賞会には全校児童約540人のほか、保護者や地域住民も訪れた。

 児童らの前で演奏したのは、生まれつき視力障害があり「全盲のピアニスト」として演奏会や楽曲提供などの活動をしている久保智さん(仏向町在住)。久保さんは冒頭で『子犬のワルツ』(ショパン)を演奏。その後に演奏したアニメソングメドレーでは、馴染みの曲に合わせて児童が手拍子をしながら歌を歌う場面があった。

 演奏の合間に久保さんは同小児童に対して「さっきの子犬のワルツをもう一度演奏するけどある動物が登場するから何か当ててみてください」とクイズを出題。曲の中に『猫ふんじゃった』が紛れ込むユニークな編曲を披露した。

 また、若い頃に失明したとされているオーストリアのピアニスト・パラディスの『シチリア舞曲』などが演奏された。

 演奏後、代表児童が「素敵な音色だったので音の世界に引き込まれた」「生のピアノ演奏を聴く機会がなかったので新鮮だった」などと感想を口にした。

 久保さんは児童の言葉を受け、「またどこかでお会いしましょう。私は目が見えないので、みんなから声をかけてくれるとうれしい」と話した。

キャンペーンの様子

区安協 飲酒運転防止を呼び掛け イオンでキャンペーン

 保土ケ谷交通安全協会(板橋悟会長)は「年末の交通事故防止運動」(12月11日から20日)に先駆け、6日にイオン天王町ショッピングセンター周辺で飲酒事故防止キャンペーンを行った。

 この日は、保土ケ谷警察署、区役所、保土ケ谷交通安全母の会など約20人が参加。板橋会長は「統計を見ると横浜市内の飲酒運転事故は多い。保土ケ谷区も例外ではない。酒類を飲む機会が増える12月は特に注意をしなくてはならない」と話し、「本人ではなく家族に向けてハンドルキーパー運動について呼び掛けましょう」と参加者へ呼び掛けた。

 キャンペーンでは「つけましょう反射材&光らせましょうLEDライト」などと書かれた啓発チラシを同店利用者らに配付した。啓発チラシを受け取った鈴木智美さん(仏向町在住)は「主人が飲んだ時は私が迎えに行っている。飲酒運転は絶対にしてはいけない」と話した。

 同署交通課によると、今年区内で発生した交通死亡事故は3件(11月末現在)で、そのうち2件は歩行者の信号無視だったという。同課担当者は「ドライバーはもちろん、歩行者側も十分に注意をしなくてはならない」とした。

山中市長と発表会の登壇者

グリーン社会へ新企画 市、環境の取り組み発信

 横浜市は環境や地球にやさしい取り組みを進めていく新たなグリーン社会に向けたプロジェクト「地球1個分で暮らそう STYLE100」を12月5日に立ち上げた。

 プロジェクトは、地球にやさしい暮らしをつくる横浜の人や活動を可視化して賛同者を増やし、未来に向けた活動を創出することが目的。

 5日に市役所で発表会があり、横浜スタジアム、アルファロッカーシステム、青葉区の鴨志田第一小学校5年生、JICA(国際協力機構)の4団体が参加。食品ロス削減や生き物調査などの取り組みを報告した。発表会に出席した山中竹春市長は「皆さまとともにサステナブルな未来を作っていくプロジェクトにしたい」と述べた。

 市は専用サイトやインスタグラムを開設し、市民や企業の持続可能な取り組みや環境への挑戦を発信していく。

「ブラボー!橋本」さん

親子で楽しく防災を学ぶ 満天の湯で26日

 相鉄線「上星川」駅前にある温浴施設「天然温泉満天の湯」で12月26日(木)、「冬休み親子防災ワークショップ”LEDライトを作ってみよう”」が開催される。

 能登地震から間もなく1年。家族で防災について話すきっかけになればと企画された。小学生以上(保護者同伴)対象で参加費無料。午前10時30分から11時30分までと午後1時30分から2時30分までの2回で各回定員8組(1組3人まで)。当日は、サッカーの長友佑都選手のものまねでおなじみの「ブラボー!橋本」さんが講師となり楽しく、面白く、分かりやすく防災について学ぶ。防災が身近に感じる防災講話も予定されている。

 参加希望者は二次元コードから事前申し込みを(24日(火)締め切り)。

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商品をPRする各事業所

イオン天王町 障害者の社会参加を促進 スマイルガーデン開催

 保土ケ谷区内の障害福祉事業所で製作された食品や手工芸品を事業所の利用者や職員で展示販売する「スマイルガーデンホドガヤ」の出店販売が12月4日、イオン天王町ショッピングセンター(中野公現店長)で開かれた。保土ケ谷区障害者地域自立支援協議会(石田朗大代表)の主催。

 障害がある人の社会参加促進の一環として実施されている「スマイルガーデン」での売り上げは各事業所の利用者の工賃となる。

 同店では主に毎月第3水曜日の午前11時から午後2時に行っている。今年同店で最後となった4日は7事業所(ゆめ21上星川、地域活動支援センター第2いこいの家、さかもとてらす、ほどがや希望の家、トラック、地域活動支援センタースカイキング、生活介護事業所ゆめわーく)が出店。アクセサリーやマグネットなどの手工芸品のほかにピザ、コーヒーのドリップバッグ、手作り豆腐などの商品が並んだ。

 各事業所の利用者らは同店利用者にチラシを配付するなどして商品をPRしていた。

 製品を購入した相川由美子さん(岩間町在住)は「皆さんが笑顔で販売していてなんだか元気をもらえる。応援したくなる」と話した。

 また、スマイルガーデンホドガヤは区役所1階でも週2〜3日開催されている。

ティッシュを配布する児童

当事者団体部会が活動 障害者週間に合わせ

 保土ケ谷区社会福祉協議会の当事者団体部会が12月3日、障害者週間(12月3日〜9日)に合わせてキャンペーンを行った。

 障害者週間は、「国民が障がいがある人の人権について考え、障がいに関する理解を深め、障がいがある人があらゆる分野の活動に参加できる社会を目指すことを目的」としている。

 キャンペーン当日は保土ケ谷区内にある障害者支援事業所の利用者のほかボランティア、市立帷子小学校の3年生児童、横浜清風高等学校の生徒など約130人が参加。区役所周辺、イオン天王町ショッピングセンター周辺、JR保土ケ谷駅周辺に分かれ、啓発チラシが入ったティッシュを配布した。

 帷子小の児童は活動を終え、「『頑張ってね』と言われてうれしかった」と感想を話した。また、保土ケ谷区視覚障害者福祉協会の関塚龍補会長は「障害者が家にこもらず、できるだけ外に出て地域とつながることができる環境を作っていくことが大切」と述べた。

そば粉に水をなじませる水回しの工程

初音丘幼稚園 親子でそば打ち体験 茹でたて二八そばを試食

 初音丘幼稚園(渡邉結園長)で12月7日、おやじの会主催の「親子でそば打ち体験会」が開かれ20家族が参加した。

 日本古来の風習や季節の行事を大切にする同園では、この時期恒例の企画となっている。

 体験会で講師を務めたのは、「宿場そば桑名屋」五代目店主の近藤誠さん。冒頭で近藤さんは江戸前のそば打ちを披露。そば粉に対してつなぎを2割使用する「二八そば」の工程ごとの注意点が説明され、携帯電話で動画撮影をする参加者も見られた。

 その後は各テーブルに分かれて蕎麦打ちに挑戦。親子で協力をしてそば粉をこね、めん棒で薄く伸ばし、生地をたたんで切っていった。各テーブルでは「思ったほど難しい工程ではなかったので自宅でも挑戦してみようと思う」などの声も聞かれた。茹で上がったそばはその場で試食。打ち立て、切りたて、茹でたてのそばを味わった。

採れたての大根を青空に掲げる子どもたち(提供写真)

元気村で「大収穫祭」 餅つき体験など盛況

 川島町の水田を舞台に子ども向けの伝統農業体験教室などを行っている「ほどがや☆元気村」(青木毅村長)が12月1日に地元の児童を対象とした「大収穫祭」を開催し、約40人が参加した。

 大収穫祭は、大根の収穫と餅つきを取り入れた交流イベント。子どもたちは畑で大きく育った大根を収穫し、川島杉山神社で餅つきを体験した。豚汁も用意され、3杯を平らげる子どももいた。青木村長は「12月とは思えぬほど気温が高く風もあまりなく、絶好の餅つき日和」と話した。

12月13日に公開される映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

インタビュー 『銭天堂』が実写映画化 立野高出身の原作者・廣嶋さん

 願いを叶えてくれる不思議な駄菓子。でも、食べ方や使い方を間違えると―。人気児童書『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)が実写映画化され、12月13日(金)に公開する。原作者で横浜立野高校出身の廣嶋玲子さん(43)に話を聞いた。



―映画の話がきた時は?

 「びっくりするやら嬉しいやらで、とびあがってしまいました。しかも、監督は『リング』の中田秀夫監督!これは迫力があるものができるに違いないと」

―主人公・紅子さん役は天海祐希さんですね

 「最初に天海さんと聞いた時には、あんなにきれいでスマートな人が!と驚きました。そして、実際に撮影現場で拝見した時は、さらに驚きました。そこにいたのは、まさに紅子だったんです。ビジュアルだけでなく、放つオーラが紅子そのもので、感動しました」

―実際に映画をご覧になっていかがでしたか

 「一人の観客として、自分が銭天堂に誘いこまれていく感覚がたまりませんでした。役者の皆さんが素晴らしいですし、美術造形、音楽の魅力も最高でした」

―原作者としての見所ポイントは?

 「ぜひ銭天堂の店内に目を凝らしてほしいです。原作に登場する菓子や映画オリジナルの菓子など沢山登場します。『あ、これ知ってる』とか『これはどんな力を秘めているんだろう?』と、わくわくしてもらいたいものです」

今年のメインビジュアル「城熱の日。」

プレゼント 横浜で「城」の祭典 12月21日・22日開催

 「城」をテーマにした日本最大級のイベント「お城EXPO2024」が、12月21日(土)と22日(日)、パシフィコ横浜ノース他で開催される。

 今年も国宝五城(姫路城・松本城・彦根城・犬山城・松江城)をはじめ、日本全国の城が集結。城めぐりに役立つ観光情報ゾーンや城グッズの販売など、過去最大の114団体が出展。そのほか城にまつわる模型や展示、ご当地キャラクターや武将隊のステージ、忍者体験など「お城ファン」必見の内容だ。

 入城料は高校生以上2200円、小中学生1千円。前売有。厳選プログラムは1講演につき別途1300円。イベント詳細はHPで確認を。

 招待券を5組10人に。件名に「入城券希望」、本文に〒住所、氏名、年齢、電話番号、好きな城と理由を記入の上【メール】yoko-d@townnews.co.jpへ。12月15日必着。
「リンゴ病」の11月25日から12月1日の区別の定点当たり患者報告数

横浜市内に「リンゴ病」警報発令 2018年以来の流行

 横浜市内でウイルス性感染症の伝染性紅斑(通称「リンゴ病」)が流行している。横浜市衛生研究所は12月5日、「感染症臨時情報」を出し、警報発令基準を超えたことを発表した。

 市内94カ所の定点医療機関から報告された2024年第48週(11月25日〜12月1日)の定点あたりの患者報告数は、市全体で2.45となり、警報発令基準の2.00を上回った。

 定点あたりの患者報告数は、5月中旬から増加傾向で、特に8月下旬以降は例年より多い状態が続いていた。同研究所は「2018年から19年にかけての流行以来の規模。特にここ数週間で急激に患者報告数が増えている」と話す。

4〜5歳が33.5% 妊娠初期の感染には注意を

 患者の年齢は4〜5歳が中心で、全体の33.5%を占めるが、小学校低学年の報告も増えている。赤い発疹が出ている時期には感染力がなく、発疹のみで他の症状がない場合は登園・登校が可能とされている。

 妊娠初期に感染すると、流産や胎児に異常を起こすことがあるため、同研究所は「妊娠中の人、その可能性がある人は、風邪のような症状がある子どもに近寄らない、接触しないなどを心掛けてほしい」としている。

両頬に出る紅斑から「リンゴ病」とも

 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれる。発熱(微熱)、倦怠感、頭痛、筋肉痛、咳、鼻水などの風邪のような症状が出てから7〜10日後、頬に紅斑が出て、手足に網目状(レース状)の紅斑が現れる。風邪様症状が出ている期間の感染力が強く、頬に紅斑が出る頃にはほとんど感染力はない。感染していても症状が出ない人が約25%いるため、自覚なく感染を広げてしまうリスクがあるとされる。

手洗いや人混みでのマスク着用を推奨

 感染経路は咳やくしゃみなどの飛沫感染、感染者の飛沫などに触れた手で口や目などを触ることによる接触感染。症状がない時期に自覚なくウイルスを拡散してしまうことがあるため、同研究所は「日頃からこまめな手洗いをしたり、人が多い場所ではマスクを着用するなどの対策をしてほしい」と話す。伝染性紅斑のウイルスにはアルコール消毒が効きづらく、罹患者が触れたものを消毒する際は、次亜塩素酸ナトリウムを使うことも推奨している。同研究所は「インフルエンザの報告数も急激に増えている」とし、改めて感染対策を呼び掛けている。

黒岩知事(右)に要望書を手渡す山中市長

学費補助金の対象拡大などを県に要望 山中市長が黒岩知事に

 横浜市の山中竹春市長が12月10日に県庁を訪れ、黒岩祐治知事に2025年度の県予算に対する要望書を提出した。

 要望書の提出は予算査定が始まる時期に合わせて毎年行っているもの。

 重点要望として、国による「こども未来戦略」に基づく子育て支援策の実施に向けた県と市の連携・協力の強化や県の制度である学費補助金について、対象を県外の私立高校に通う生徒にも拡大することなどを挙げた。

 提出後、山中市長は「(黒岩知事に)真摯に受け止めていただいたという印象を持っている」と語り、要望が予算に反映されることを期待した。

 また、県が2025年3月で休館する県民ホール=中区山下町=を建て替える方針を示したことに関しては「山下公園を含め、広い視点でまちづくりを行えると良いと思う」と述べた。

横浜市職員に冬のボーナス支給 平均101万6900円 山中市長には450万円

 横浜市の職員に12月10日、冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給された。

 対象は4万2902人、平均年齢は41・7歳。支給総額は約439億3千万円。平均支給額は101万6900円。支給月数は2・35月。

 市長や市会議員などの特別職にも支給された。支給額は次の通り。▽市長450万9180円▽副市長362万3700円▽教育長265万800円▽市会議長332万4780円▽副議長299万2020円▽議員268万7460円

山中市長と発表会の登壇者

横浜市、グリーン社会実現へ新プロジェクト 「地球1個分で暮らそう STYLE100」、環境の取り組み発信

 横浜市は環境や地球にやさしい取り組みを進めていく新たなグリーン社会に向けたプロジェクト「地球1個分で暮らそう STYLE100」を12月5日に立ち上げた。

 プロジェクトは、地球にやさしい暮らしをつくる横浜の人や活動を可視化して賛同者を増やし、未来に向けた活動を創出することが目的。

 5日に市役所で発表会があり、横浜スタジアム、アルファロッカーシステム、青葉区の鴨志田第一小学校5年生、JICA(国際協力機構)の4団体が参加。食品ロス削減や生き物調査などの取り組みを報告した。発表会に出席した山中竹春市長は「皆さまとともにサステナブルな未来を作っていくプロジェクトにしたい」と述べた。

 市は専用サイトやインスタグラムを開設し、市民や企業の持続可能な取り組みや環境への挑戦を発信していく。

昨年の様子(提供写真)

「いわいっこ集まれ」 15日、富士見台小で祭り

 音楽やスポーツなど、さまざまな要素を取り入れたイベント「いわいっこ冬まつり」が12月15日(日)、富士見台小学校を主会場に行われる。午前9時から午後1時まで。保土ケ谷区青少年指導員協議会岩井町原地区(島田学会長)と同小放課後キッズクラブの主催。

 子どもと大人の触れ合いを大切にしながら、青少年の健全育成を促すことがテーマ。昨年も行われ、多くの人でにぎわいを見せた。

 今年も企画が目白押し。ステージではオープニングセレモニー(9時45分〜)を皮切りに、ピアノ演奏などの発表が行われる。保土ケ谷少年補導員連絡会はインターネットの適切な利用などを呼び掛ける「ミニサイバー教室」を開く。

 体育館には10時30分から工作コーナーなどが設けられるほか、フリーマーケットやクラフトショップも開かれる。また、同イベントで使えるエコマネーがもらえる「だがしや楽校」も行われる。市民図書室では軽食などを販売する「いわいっこカフェ」が開かれ、同小近くの岩井原会館ではカレーライスが販売される。

 校庭では11時30分から「サッカー&バスケシュート&ストラックアウト」や、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を実施する。野菜や果物、わたあめ、ポップコーンの販売もあり。

 イベントの詳細などは島田会長【携帯電話】090・2172・0289へ。

 

企画の参加申込はこちらから

クリスマス気分に 15日、アワーズでイベント

 多彩な企画を盛り込んだイベント「ほどがやサンタプロジェクト2024」が12月14日(土)午前9時50分から、ほどがや市民活動センターアワーズとナイス住まいの情報館で行われる。

 オープニングセレモニー後に地域清掃(10時から)を実施し、まちの美化活動に取り組む。参加費無料。事前申込制。

 アワーズでは10時30分から、子ども服の販売・交換会やタッセル飾りの販売・作成ワークショップなどを予定。

 ナイス住まいの情報館では、プログラミングをしたLEDランプが光るペットボトルランタンを作る企画が行われる。午後0時30分からと1時30分からの2回。対象は小学4年生以上。参加費300円(ランタン1個につき)。

 申し込みは記事中の二元コードを読み取り、希望する活動、参加者全員の氏名・年齢・代表者の連絡先を明記して送信。12月12日(木)以降はアワーズの窓口で受け付ける。問い合わせはアワーズ【電話】045・334・6306へ。

今年度、市指定文化財となった東漸寺の「木造釈迦如来坐像[中尊]」(左)と「木造迦葉立像[右脇侍]」

横浜市指定文化財展と仏像入門展 市歴史博物館で同時開催 2025年2月8日〜3月16日

 今年度、新たに指定された文化財などが展示される「令和6年度 横浜市指定・登録文化財展」と仏像について分かりやすく解説・展示される「仏像入門展」が横浜市歴史博物館=都筑区=で2025年2月8日(土)から3月16日(日)まで行われる。

 文化財展では、新たに指定された文化財や今年度、文化庁に認定された「横浜市文化財保存活用地域計画」の取り組み、文化財保護のための修理実例が紹介される。また、磯子区の東漸寺に安置されている木造釈迦如来坐像など、日頃見られない仏像が拝観できる。

 仏像入門展では、横浜市に伝わる仏像の作例を通し、どんな種類の仏が仏像になっているか、仏像の種類、特徴、材質、造り方などが解説・展示される。

 担当学芸員による展示解説(2月22日(土)、3月2日(日))や文化財に関する講演会(3月1日(土)、8日(土)。要事前申込)、ワークショップ(2月16日(日)、24日(月)、3月9日(日)。要事前申込)など、関連イベントも開催。

 開館は午前9時から午後5時まで(券売は午後4時30分まで)。月曜日休館(2月24日(月)は開館、2月25日(火)が休館)。観覧料一般500円。問い合わせは同館【電話】045-912-7777。

ドリカム35周年記念イメージビジュアル

DREAMS COME TRUEの楽曲がみなとみらい駅のBGMに 12月13日から22日、期間限定企画

 みなとみらい駅の構内で12月13日(金)から22日(日)まで、「DREAMS COME TRUE」の楽曲などが流れるコラボレーション企画が行われる。

 みなとみらい線が2024年2月に開業20周年、DREAMS COME TRUEは2024年3月にデビュー35周年を迎えたことを記念したメモリアルコラボレーションとなる。

 DREAMS COME TRUEは、1989年3月21日にデビュー。中村正人さん、吉田美和さんの2人で活動しており、「ドリカム」の愛称で親しまれている。

 今回のコラボ企画では、みなとみらい駅構内コンコース(地下3階・改札内)にドリカムからのメッセージボードを設置。駅構内で楽曲と中村正人さんから寄せられた音声メッセージを放送する。BGMに使用される楽曲は、「WINTER SONG」、「LAT.43°N」、「雪のクリスマス 」など6曲で、冬の代表的な楽曲が選ばれている。

 楽曲と音声メッセージは、期間中の午前9時から午後9時まで。初日の13日のみ午後1時開始。

山中市長(中央)と実行委員会委員長の野本さん(左)、佐藤さん

横浜市の成人式 テーマは「はじまり」 公募の20歳市民実行委が考案

 2025年1月13日(祝)に横浜アリーナで開催される横浜市の成人式「二十歳の市⺠を祝うつどい」の式典テーマが「はじまり」に決定したことが12月4日、横浜市から発表された。

 「つどい」の開催へ向け、公募によって集まった10人の20歳の市民による実行委員会が5月から活動を開始。テーマの検討のほか、会場で配布する記念冊子や放映する動画の作成も進めている。

コロナ禍の困難乗り越え

 テーマが発表された4日の市長定例会見に同委員会の野本優菜さんと佐藤快飛さんが参加。委員長を務める野本さんは「高校入学後の学生生活がほぼコロナ禍になってしまったが、その中でも試行錯誤し、さまざまな困難を乗り越えてきた」とこの数年を振り返り、「20歳という節目の年に新しい『はじまり』に向かって歩みを進めていきたい」とテーマに込めた思いを語った。

 山中竹春市長は「この式典が3万5千人にとって新たな『はじまり』の機会となるように願う」と話し、昨今の少子化問題も踏まえ、「若い人たちが横浜市で新たな挑戦をしたいと思えるような、可能性を感じられるまちづくりを進めたい」とした。

 今回、式典の対象は市内在住の約3万5千人。コロナ禍以降は3回以上に分散して開催してきたが、今回は2020年以来5年ぶりに2回に分けての開催となる。

イベントのイメージビジュアル

横浜港の夜空にきらめく「ドローンサンタ」出現 12月7日、1千機以上によるショー

 1千機以上のドローンが横浜の夜を彩る「コカ・コーラ クリスマスドローンショー2024」が12月7日(土)、横浜港で開催される。国内でコカ・コーラ製品を製造・販売するコカ・コーラシステムの主催。

 国内トップクラスの規模となる1,225機のドローンが横浜港の夜空を舞う。サンタクロースやクリスマスツリーなどが夜空に浮かび上がるほか、夜空に現れるサンタクロースとコカ・コーラで乾杯できる仕掛けも用意されている。

 開催は午後7時15分からの予定(荒天時は12月9日(月)に開催)。観覧場所は横浜港新港ふ頭付近。

 コカ・コーラ公式Instagram、コカ・コーラ公式YouTubeで、ドローンショーのライブ配信も行われる。

特別カラーライトアップや花火も

 横浜市の人気イルミネーションイベント「夜にあらわれる光の横浜〈ヨルノヨ2024〉」とのコラボレーションも企画されている。街全体が光と音で躍動する5分間のスペクタクルショー「ハイライト・オブ・ヨコハマ」の特別カラーライトアップとして、街がコカ・コーラのイメージカラーである赤一色に染まる。カラーライトアップの演出は、7日と9日の午後5時15分から午後8時45分までの30分ごとで全8回。

 7日午後7時から、横浜港を彩る恒例の花火、「横浜スパークリングトワイライト2024」の打ち上げが5分間、行われる。打ち上げ場所は新港ふ頭。

 詳しくはコカ・コーラお客様相談室【電話】0120-308509。

連載コーナー 横浜とシュウマイと私 「シウマイ鹿沼に見るシン・地域活性のカタチ」

令和はシュウマイの時代!その中心は横浜!と断言するシュウマイ研究家が、横浜から「シュウマイ愛」を叫び(語り)ます。あなたの中で閉ざされた「シュウマイ愛」の扉が開くかも?

 シウマイで街おこしに取り組んでいる栃木県鹿沼市※で11月23日、「鹿沼シウマイ博覧会」が開催されました(※崎陽軒の初代社長・野並茂吉氏の出身地に由来)。恐らく崎陽軒ファン以外のハマっ子がわざわざ会場に来ることはないと思うので、その時のトークイベントで話したことに少し触れたいと思います。

 テーマは「鹿沼が牽引するシン・ご当地シウマイのカタチ」。様々なメディアに取り上げられ、今や横浜に次ぐシュウマイの露出度を誇る「シュウマイ地方創生の成功例」となった鹿沼。その要因はいくつか考えられるのですが、最も影響しているのは、飲食店やメーカーに自由にシュウマイを開発させたことだと、私は推測します。

 3年ほど前から始まり今では60店舗以上でシウマイ(鹿沼ではリスペクトしてこの表記)を出しているそうですが、王道の肉シウマイから名産のニラやそばを使ったシウマイ、串に刺さったスタイル、さらにはシウマイに似せたシュウクリーム!?まで多種多様。他のご当地グルメのように、地域で具材や調理法を統一した方がよさそうにも感じますが、逆にこのルールのなさに興味をそそられ、一度食べただけではわからないマニア心をくすぐったり、お気に入りを見つけたりする楽しさがあるのではないかと思います。

 私も何度も行っている鹿沼ですが、食べたシウマイは全店舗のうちまだ5分の1程度。今回の博覧会を機に、さらなる調査を進めていきます。