川崎区・幸区版【1月10日(金)号】
かわさきFMの大西社長(上)、FM大師の清水代表と局長

ラジオ放送100年 市内2局「地元を元気に」 かわさきFM、FM大師

 2025年はラジオ放送が始まってから100年を迎える。武蔵小杉駅前に開局し29年目の「かわさきFM(79.1MHz)」と、川崎大師近くで昨年9月に放送を開始した「FM大師(94.9MHz)」。川崎市内にあるこの2つのコミュニティ放送局は、それぞれの思いで地域に元気を届け、災害時に市民の命を守るためにも情報配信を続ける。

「7区を一つに」 

 市と民間企業の共同出資による第3セクターとして1996年に開局したかわさきFM(大西絵満代表)。周波数の語呂合わせ「(川崎市の)7区を一つに」をコンセプトに、市民参加型メディアにこだわる。スポーツ、音楽、文化芸術、生活情報など川崎の魅力を伝える多彩な番組構成が特徴で、中でもリスナーから人気を集めるのがスポーツの実況中継だ。サッカーJ1川崎フロンターレのホーム戦生中継は15年以上続け、ネットでの聴取率は通常時の10倍以上にも上るという。バスケB1川崎ブレイブサンダース戦も中継を開始。各スポーツ番組のほか、貴重な音源を紹介する「ミュージックセレクション」や、川崎と沖縄のつながりを伝える長寿番組も好評だ。自社制作番組の放送枠は平日7時間設け、年間約1500人の市民らが登場する機会にもなっている。

 ラジオの大きな役割の一つが防災情報の伝達。同局では大地震や特別警報などの災害発生時に、即座に自動放送するシステム「ラジアラート」を2022年に導入。時間帯問わず迅速かつ正しい情報を地域住民に届けつつ、社員の放送体制を整える。大西社長は「導入しているFM局は全国でも少ない。日々の防災番組を含め、市民の命を守ることが責務」と強調する。今年は市と連携し、「防災ラジオ」の提供も検討中だ。

 今後のテーマに掲げるのは、ラジオを若い世代にも普及させること。昨年は市内のイベントに出展し、子どもにDJやアナウンサーが体験できる場を提供。高校生バンドやアニメを支援する活動にも取り組んできた。SNSとのマルチメディア展開の充実も視野に入れる大西社長は「地域の担い手支援もラジオ局の役割。リッスンラジオ(アプリ)だけでなく、スマホやネットでも聴きやすい環境も整備し、地域に寄り添うメディアであり続けたい」と力を込める。

「収益よりもまず認知」

 昨年9月30日に開局し、FM局初の周波数90ヘルツ台として注目を集めるFM大師(清水暁代表)。「地元を元気に」をテーマに、川崎区在住在勤のスタッフ9人が、パーソナリティー、リポーター、ディレクターなど全ての業務を兼任し番組づくりに勤しむ。「収益よりもまずは認知してもらうこと」と、歩いて得た超ローカル情報やリスナーから寄せられた話題で番組を構成。昨秋は都市緑化かわさきフェアで富士見公園にサテライトスタジオを開設し、絶好のPR機会ともなった。「行列ができるお好み焼き屋を紹介したら、リスナーが買ってくれて嬉しかった」と局長の清水成美さん。そんな温もりある地元密着の放送を重ね、徐々に手応えも。会員クラブの加盟店は70を超え、メンバー登録した市民らは早くも500人に達するほどに。スマホでも聴ける「FM++(エフエムプラプラ)」のダウンロードも増えているという。

 今年は認知度向上が大きなテーマ。川崎駅北口でYOUテレビが運営するサテライトスタジオでの配信や、川崎区内全ての公園でのリポート、町内会の紹介などを検討中という。また、防災情報の配信強化も掲げ、消防署などの公共機関や県内のFMネットワークとの連携、緊急告知ラジオの普及を進め、災害時の命を助ける活動にも注力する方針。清水社長は「CM料金も破格にし収益面も考えていかなければならないが、まずは認知してもらうこと。ドローカルな情報を届けていきたい」と力を込める。

 立場や状況は異なる2つのラジオ局だが、地域に元気を届けるという共通の思いで臨む2025年。平時も災害時も、市民に寄り添うメディアとしての役割を果たす。

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」新監督 武藤 孝司さん 川崎市在住 51歳

チーム、地域のため全力で

 ○…2025年シーズンからチームの指揮官を務める。24年シーズンはヘッドコーチとして、チームを鼓舞。リーグ優勝に貢献した。「無我夢中でやった一年だった」と振り返る。コーチ就任1年目でもあり、感慨もひとしおだ。その功績もあった今回の抜擢。「川村丈夫前監督のもとで学んだことを糧に連覇を目指す。投手を中心とした守りの野球でしっかり固めていきたい」と抱負を語る。

 ○…主力選手の退団もあったが、昨年12月に行われた新入団選手のお披露目では「来季に向けて、いい補強ができた。戦力は整った」と手応えを感じている。2月の合同練習を前に、昨季からいる選手も含め「レギュラーは白紙。実力でポジションを勝ち取ってほしい」と伝えた。早くも緊張感のあるチームづくりが始まっている。

 ○…川崎市出身。横浜商業高校2年の夏に甲子園に出場し、大学を経て1995年、ドラフト3位で近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に入団。ショートとして活躍し、オールスターゲームにも出場した。肩の故障で2003年に現役を引退。その後、NPB(日本野球機構)や米メジャーリーグチームのスカウト、独立リーグと社会人チームのコーチを務めた。40歳の頃一度は会社勤めをしたが野球への情熱が忘れられず再び野球の世界に。「地元神奈川で野球に携われることはうれしい」と笑顔を見せた。

 ○…監督としてチームづくりに努める一方、野球人として同リーグからNPBへ一人でも多くの選手を送り出すことが使命と胸に刻む。加えて地元で子どもたちの野球教室を開くなど普及・発展にも尽力。チーム名の通り、選手や子どもたちに未来の夢づくりを掲げるニューリーダーだ。

「人と競り合う方が力が出る」と話す日下部さん

塚越中日下部さん 全国の舞台で戦う走りを 「皇后盃」出場へ

 塚越中学校(幸区塚越)3年の日下部(くさかべ)仁美さんが1月12日(日)に京都で開催される「皇后盃 第43回全国女子駅伝」への意気込みを語った。

 中学生から実業団選手まで、各世代のトップランナーが都道府県別に分かれて競う同大会。日下部さんは神奈川県代表としてメンバー入りし、全国のハイレベルな選手たちとの勝負となる。

 1年生の頃は幅跳びや短距離をやっていたという日下部さん。2年生の夏頃から長距離に転向し、才能が開花。10月の大会では1500mで4分42秒をマークし、2位でフィニッシュ。11月の東日本女子駅伝では8区を走った。

 「ただ、皇后盃に出場する選手たちは、実力だけじゃなく気持ちも強い。ハイペースな展開についていけるかどうかが勝負の分かれ目」とレースを冷静に分析する。「一緒のチームで走る高校や大学の先輩の足を引っ張らないようにしたい」と謙遜しながらも、「襷をみんなでリレーして走る駅伝は楽しい。誰かのために走るからこそ、力が出る」と魅力を語った。

 神奈川県代表として全国の舞台に出場することに対しては、「勢いのある走りで自分が活躍する姿を示して、後輩たちの見本になりたい。個人の目標は区間3位以内で、県としては優勝したい」と意気込んだ。3月に中学校を卒業した後は、東海大相模高校で競技を続ける予定だ。

市役所前でのロケの様子=提供

「川崎ロケ作品」人気1位は お気に入りに投票 賞品も

 映像のまち・かわさき推進フォーラムは川崎市内で撮影された映像作品の中から投票によってベスト作品を決める「かわさきロケアワード」を実施する。応募は2月28日(金)まで。

 例年、「かわさきシネマアワード」と題し、市内の映画館で観た中で、一番印象に残っている作品を募集している同フォーラム。今回は、昨年の市制100周年を記念し、昭和から市内で多くの映像作品の撮影が行われていることの周知などを目的に、企画を行っている。

 参加者の中から335人に、イオンシネマ新百合ヶ丘、川崎市アートセンターなど市内の映画館で使える劇場鑑賞券や、川崎フロンターレ所属選手のサイン色紙などの賞品が抽選で当たる。

 応募は同フォーラムウェブサイト内の専用ページ、各区役所などで配布している応募はがきから。問い合わせは同フォーラム【電話】044・223・6550。

申し込みはこちらから

子どもチャレンジクラブ DNAの仕組み学ぶ 幸市民館で

 DNAについて学べるイベント「DNAってなんだろう?」が幸市民館(幸区戸手本町)で開催される。1月25日(土)午後1時から3時半。市民団体であるさいわいチャレンジクラブと、市教育委員会が主催。

 「子どもチャレンジクラブ」と題した一連のイベントの第三弾。今回は認定NPO法人おもしろ科学たんけん工房の神谷邦子氏を講師に迎え、親から子どもへDNAが遺伝する仕組みや生命の不思議を学習する。

 参加費600円(材料費、資材費、安全対策費含む)。持ち物はハサミ、タオル、ニッパー(あれば)、飲み物、筆記用具。申し込みは21日(火)まで二次元コードから。抽選15組(30人)。

 兄弟や姉妹での参加を希望する場合は、人数分の申し込みが必要。詳細・問い合わせは幸市民館【電話】044・541・3910まで。

記念写真に納まる関係者

川崎大師RC 放課後を充実に  わくわく、こ文に玩具寄贈

 川崎大師ロータリークラブ(RC)はこのほど、大師地区にある6つのわくわくプラザと3つのこども文化センターに玩具や遊具など66点を寄贈した。竹中裕彦会長らが12月23日に東門前小わくわくプラザを訪れ、子どもたちに手渡した。

 竹中会長は贈呈式で「学校が終わってから放課後、安全・安心に過ごせるよう準備しました。みんなで仲良く使ってね」とあいさつ。子どもたちは返礼として、ダンスや歌を披露した。

 施設を運営するかわさき市民活動センターによると、寄贈先はこのほか、藤崎小、川中島小、大師小、四谷小、殿町小のわくわくプラザと藤崎、大師、殿町こども文化センター。阿部浩二常務理事は「子どもを巡る社会環境は厳しい中、RCの方々は子どもたちが安心して地域で育っていけるよう、常に温かい眼差しで奉仕活動をして下さっている」と感謝した。

浦鐘家清五楼

アマ落語家渾身の芸 1月25日 川崎区本町で

 熟練のアマチュア落語家・太尾亭狸久、浦鐘家清五楼、金河岸亭とも助でつくる「足袋姿三人男の会」が1月25日(土)、東海道かわさき宿交流館4階集会室(川崎区本町)で「かわさき宿ふれあい寄席」を開催する。

 3人は「かながわ楽笑会」と「大江戸楽笑会」のエース。狸久は、中学時代から落語に取り組み、60年以上のキャリアを誇り、今回トリを務める。清五楼は寄席芸人の子として育ち、体に落語が染みつく。とも助は、数々の落語コンクールで受賞歴のある強者だ。「素人落語ではありますが、冬の寒さを吹き飛ばすお笑いをお届けします」と意気込む。

 演目は落語のほか、マジック。午後2時開演(1時30分開場)。木戸銭は無料。先着80人。問い合わせは、池田さん(浦鐘家清五楼)【電話】080・5883・3280。

チャンゴを練習する受講生

チャンゴ、カヤグム講座 市ふれあい館で

 韓国・朝鮮の伝統楽器「チャンゴ」と「カヤグム」を学ぶ民族文化講座が市ふれあい館文化交流室(川崎区桜本)で始まる。同館と市教育委員会主催。

 チャンゴ講座は全3回で1月19日、26日、2月16日のいずれも日曜日に開催。このうち、初級編は午後1時から3時、最終日は午前10時から正午。サンモ(白く細長い紐のついた帽子)回しとソゴ(小太鼓)を学ぶ「サンモ・ソゴ編」は午後3時30分から5時30分、最終日は午後4時から6時。講師の李理恵子さんとともに学ぶ。

 カヤグムは2月9日(日)、15日(土)、16日(日)、22日(土)の4回。時間はいずれも午後1時から2時30分まで。韓国舞踊家の姜芳江(カンパンガン)さんが講師を務める。

 両講座とも受講料は無料で定員は各先着10人。

ハングル書こう

 同館人気の「ハングル入門講座」は1月20日から始まる。3月31日までの祝日を除いた毎週月曜日で全10回。時間は午後7時から8時30分。読み書きの基礎を中心に「ゆっくりと丁寧に」学習。講師は李相粉(イサンブン)さん。受講料は無料。対象は15歳以上。定員は先着20人。

 いずれも申し込み、問い合わせは、同館【電話】044・276・4800。

金賞を受賞した加藤さんの作品(写真上)、感謝状を手にする加藤さんと浦野実行委員長

川崎区 交通安全 意識高め 絵のコンクール表彰式

 令和6年度川崎区新入学児童「交通安全絵のコンクール」の表彰式が12月15日、川崎消防署で開かれた。

 同コンクールは区内の新入学児童を対象に、交通安全に関する絵を描くことで交通安全の意識を高めてもらおうと行われている。今回は昨年4月から9月にかけて募集され、1448作品の応募があった。表彰式は入賞した25作品の児童を対象に実施。金賞は加藤和夏菜さん(新町小1年)が受賞し、浦野一吉実行委員長から表彰状を手渡された。加藤さんは「金賞がとれてうれしかった」と話した。進行は県立川崎高校放送部により行われ、同校吹奏楽部のコンサートも会場を盛り上げた。

 入選作品72点は1月17日(金)から30日(木)までアゼリア地下街広報コーナーに展示される(佳作作品は入れ替え)。

記念写真に納まる参加者

臨港消防団 機能別団員対象に研修会 キングスカイフロントで

 川崎区殿町・キングスカイフロントエリアの機能別団員を対象にした研修会が12月17日、実中研で開催された。臨港消防団が主催した。

 機能別消防団員は、大規模災害や広報活動時に限り、多言語通訳など各団員が得意とする分野で活動する。臨港消防団の機能別団員は12人(12月時点)。このうち、7人がキングスカイフロントにある企業や研究所の職員で同エリアの情報収集、広報活動、避難誘導などの任務に就く。

 研修会には6人の機能別団員と臨港消防署殿町消防隊が参加。災害時の活動内容の確認や地域防災について学んだ。

 機能別団員で東急REIホテル管理支配人の佐藤直樹さんは「顔合わせができて良かった。今後、有事の際は、機能別団員間で連携して活動していきたい」と抱負を語った。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
賞状を手にする子どもたち

「二重鍵を」ポスターで啓発 臨港警察署で表彰式

 「自転車盗難防止絵画コンクール」の表彰式が12月19日、川崎臨港警察署(川崎区池上新町)で開催され、石崎弘志郎署長と浦野一吉臨港防犯協会会長から受賞者に賞状が贈られた。

 県内で自転車盗難が増加する中、ポスターで二重ロックで防止を呼び掛けようと、同署と川崎臨港防犯協会が昨年夏、殿町こども文化センター、田島こども文化センター、東門前小わくわくプラザ、渡田小わくわくプラザに協力を依頼。80点の作品が集まり、昨年秋にイトーヨーカドー川崎店で掲出された。

 表彰式では石崎署長が「ポスターのおかげで管内の自転車盗難は減少している」と感謝を述べた。浦野会長は「個性的な作品ばかり。思い通りの絵を描くことができのではと感心している」と語った。

 賞状を受け取った権藤ゆうあさん(渡田小学校6年生・12歳)は「父親が自転車を盗まれたことがあり、それを思い出しながら描いた。優秀作品に選ばれうれしかった。友だちにも二重ロックをするよう声掛けをしていく」と語った。

フォローを呼びかける署員

幸警察署 公式Ⅹを開設 地域の情報発信へ

 幸警察署(幸区南幸町)がこのほどⅩ(旧ツイッター)の公式アカウントを開設した。

 区民の安全を守る同署の代表である、女の子のマスコットキャラクター「御幸ちゃん」がアイコン。名前は幸区の由来となった御幸村にちなみ、「ハッピー」との言葉遊びから赤い法被を着て、「HAPPY」と書かれた鉢巻きを付けている。

 福田博之署長は「不審者や犯罪に関する情報、警察署からのお知らせなど、様々な情報をタイムリーに発信していきたい」と活用方法を語り、フォローを呼びかけた。

生徒に思いを伝える坂本さん(右)と川崎さん

平間中学校 「命を大切に、夢抱け」 元プロボクサーが情熱込め

 平間中学校で12月18日、薬物の危険性や夢・情熱をテーマとした講演会(同校区地域教育会議・PTA共催)が行われた。講師として訪れたのは、ボクシング元東洋太平洋ライト級王者の坂本博之さんと、「入れ墨ボクサー」として名を馳せた川崎タツキさん。

 背中に入れ墨し、10代で暴力団構成員になり、薬物依存症に陥った壮絶な過去を、映像とともに明らかにした川崎さん。中学の修学旅行2日前には暴行事件で逮捕され、「行先は京都ではなく群馬の少年院だった」などと自嘲気味に自己紹介。そんな話の中で感情を込めたのは亡き父への思いだった。2度目の逮捕時、父による通報を疑ったという川崎さん。「当時は怒りしかなかったが、『父親になったら分かる』とだけ口にした父の思いが、妻子を持つ身になって理解できた。当時死んでいたかもしれない自分を救ってくれた」と追想し、言葉を詰まらせた。生徒に先祖を敬う大切さとともに、違法薬物への見解も示し、「仮に薬物が合法になっても絶対にやらない。幸せになった人なんて見たことない」と強く訴えた。

「半歩でもすり足でも」

 坂本さんは、両親が離婚し、預け先で虐待を受け、幼少期を児童相談所で過ごした。しかしその施設のテレビで観たボクシングが人生の転機に。「絶対にあのリングに立つ」。夢に向かい走り込みを続ける姿に心打たれる人が増え、「ボロボロの靴に同情し、新品をプレゼントしてくれた。その応援に応えようと更に頑張れた」と、懸命に生きる大切さを説いた。夢の見つけ方については「みんなと同じ時間を共有すること」とし、「仲間や先生との日常生活や会話の中にヒントが詰まっている。やってみたいことがあれば、半歩でもすり足でもいいから行動して」と呼び掛けた。

 講演を終え、生徒からは「命の大切さや夢を追う大切さを学んだ」と感謝の言葉が贈られた。

企業向け人権セミナー オンライン開催

 企業向け人権セミナーがオンラインで開催される。川崎市主催。

 大企業だけでなく、中堅・中小企業も人権尊重の理念に基づいた経営を行ってもらおうと、具体的な事例を交えて講演する。講演内容は以下のとおり。

 ▽ビジネスと人権セミナー「守りと攻めの人権経営」/配信期間1月16日(木)〜30日(木)/【1】新たな経営アジェンダ「ビジネスと人権」【2】ポイントから押さえるビジネスと人権▽企業向けLGBTセミナー「性の多様性を活かす経営」/配信期間1月31日(金)〜2月14日(金)/【1】企業におけるLGBTに関する取組のポイント【2】中小企業におけるLGBT-ALLYの取組

 参加無料。申し込みは各回配信開始日の2日前の午後5時15分までに二次元コードから。事前申込者に視聴用URLが送付される。

 詳細、問い合わせは川崎市市民文化局【電話】044・200・0098へ。

9党県代表が年頭所感 経済政策などで抱負

 2025年の年頭にあたり、神奈川県内に組織基盤を持つ国政9政党の県代表・責任者がタウンニュースにコメントを寄せた。

 昨年の衆議院選挙でも争点の一つとなった政治とカネをめぐる問題に対する対応や物価高対策をはじめとする経済政策、安全保障・外交政策、能登半島地震被災地への支援策、福祉・教育政策、与野党伯仲下の国会運営のあり方、今年夏の参議院選挙に向けての決意など、各党それぞれの重点政策や新しい年を迎えての抱負や意気込みが語られている。

 9政党の県代表・責任者のコメントは以下の通り。

(敬称略)

自民党神奈川県支部連合会 会長 小泉 進次郎

 衆院選での自民党への厳しい結果は、「国会で丁寧な議論をすべき」という皆さまの声です。

 国政では少数与党となりましたが、かながわ自民党の強みは、国・県・市町村の連携による政策実現力です。皆さまの声を聞いて、政策にする力はどの党にも負けません。

 本年も政治の信頼回復、そして経済の回復に全力を尽くします。

立憲民主党神奈川県連 代表 青柳 陽一郎

 立憲民主党は昨年の衆院選で県内14議席を獲得、自公過半数割れという歴史的結果となりました。能登半島地震対応はじめ国民に寄り添わない自民党政治と裏金による不信の表れ。与野党伯仲の熟議による新しい国会で期待に応えて参ります。本年は参院選や横浜市長選の決戦の年、県連代表として多くの皆様に私達の政策を届ける、その先頭に立つ覚悟です。

神奈川維新の会 代表 松沢 成文

 あけましておめでとうございます。

 日本維新の会は、減税とタブーなき規制改革、首相公選制の統治機構改革によって経済推進と行政改革を実現します。「次世代につなぐ社会を創造する」ために、古い永田町政治から脱却をし、新しい政策決定のもと、教育の無償化をはじめ、次世代のための社会保障改革を神奈川から推し進めます。

公明党神奈川県本部 代表 三浦 信祐

 新年おめでとうございます。

 公明党は政治改革の先頭に立ち、結果を出す政治に邁進してまいります。激動する世界情勢の中、日本の平和と安定を徹底的に追求するとともに、県民の皆様の生活と経済の向上へ、物価高騰対策を強力に推進し、神奈川が持つ力を引き出す政策を通して、景気経済の向上が実感できるように全力を尽くします。

国民民主党神奈川県連 代表 小粥 康弘

 国民民主党は、「手取りを増やす」という約束を果たすため、今年も全力で取り組みます。所得税の減税や社会保険料の軽減、生活費の引き下げなど、皆さまの日々の暮らしに寄り添った政策を実現し、まじめに働けば、安心して暮らせる社会を築きます。「対立よりも解決」の姿勢で、皆さまと共に新しい政治を動かす一年にしていきたいと思います。

日本共産党神奈川県委員会 委員長 藤原 正明

 新年おめでとうございます。日本共産党と「しんぶん赤旗」の徹底調査、そして国民のみなさんの声で、「政治とカネ」問題にメスが入りました。問題の本丸である企業・団体献金の禁止へ、国会で法案を提出して成立をめざします。今年は夏の参院選など政治を変えるチャンスの年。くらしと平和を守り「国民が主人公」の政治めざし全力をつくします。

れいわ新選組元神奈川県第2区 総支部長 三好 諒

 能登半島地震発災から1年が経過しました。しかし、今なお復旧が殆ど進まず苦しむ人が多数存在しています。能登をはじめとする地方の未来を守るためには、今の古い政治からの脱却が必要です。国民に寄り添い、地方を見捨てない政治の実現のためにも、れいわ新選組を中心とする政権交代を目指していきましょう。この国を変えるのは、あなたの一歩です。

参政党神奈川県支部連合会 会長 島津 勝仁

 昨年は県下の党員の下支えがあり、比例代表の衆議院議員として鈴木あつしを国会に送り込む事ができました。世界では、自国の国益を大事に、自国民を大切に考える政治の支持が、拡大しています。揚げ足取りのような政治話題が多い中、私共は国民の命を護り、経済的豊かさを実現し、国柄を護る政策実現に向け、国民主体の政治創りを促して参ります。

社民党神奈川県連合 代表 福島 みずほ

 政治はあなたを応援するためにあります。軍事費年間10兆円を目指すのではなく、その半額でしかない教育予算をもっと増やし、介護や年金、福祉を応援する、そんな政治をしっかりやっていきます。すべての子どもが自分のなりたいものに挑戦し、やりたいことができる社会、安心して働くことができ、安心して歳をとることができる社会を作ります。

青空の下でスナッグゴルフを楽しむ様子

GO!GO!!フロンターレ

スナッグゴルフグラウンド開放

 川崎フロンターレは「Anker フロンタウン生田」(多摩区生田)でスナッグゴルフのグラウンド開放を実施する。2月7、14、21、28日の4日間。午前8時15分から9時45分まで。参加費は初回550円、2回目以降880円(支払いは現金・交通系IC等各種キャッシュレス決済対応)。

 スナッグゴルフはアメリカのプロゴルファーが開発した競技で、ゴルフのホールの代わりに表面をマジックテープのような素材で覆われたスナッグフラッグにボールをくっつけるスポーツ。「やさしく」「正確に」「どこでも」「だれでも」ゴルフの基本を学び、楽しむことができる。ボールはゴルフボールと同じ重さのため、ゴルフに近いしっかりした打感を感じながらショットが打てる。ゴルフ未経験者や技術を習得したい人におすすめだ。

 クラブ・ボールの貸し出しあり(数量限定)。スナッグゴルフ専用のクラブ・ボールの持ち込みも可能(通常のゴルフ用は使用不可)。雨天決行。ただし台風や雷雨等により参加者の安全を確保できないと判断した際は、中止の場合あり。問い合わせは「Anker フロンタウン生田」【電話】044・328・5771まで。

画像は川崎フロンターレ