青葉区版【1月16日(木)号】
金メダルを提げる申主将(左)と藤原監督

桐蔭学園が花園連覇 凱旋し、優勝を報告

 桐蔭学園高校ラグビー部は1月7日に東大阪市花園ラグビー場で行われた第104回全国高校ラグビー大会の決勝で、東海大大阪仰星高校を40対17で下し、「花園」連覇を成し遂げた。

 試合は前半から桐蔭学園が主導権を握る展開に。トライ2本、コンバージョンゴールを1本決め、前半を12対0で折り返す。続く後半、東海大仰星の反撃に遭い12対7と僅差になる場面も。しかし、その後は4連続のトライを奪い、コンバージョンゴールも全て成功させ、試合を決定づけた。同部の優勝は2大会連続、5回目。

 8日には藤原秀之監督をはじめ、部員やチーム関係者が同校に凱旋。優勝報告会が行われ、溝上慎一理事長など学校関係者や保護者、報道陣などが多数出席した。

 冒頭、藤原監督は「ケガや疲弊があるタフなコンディションの中、選手たちが頑張ってくれた」とあいさつ。

 金メダルを持ち帰った申(しん)驥(き)世(せ)主将は「自分達の代で優勝することが目標だった。優勝が決まったときは、本当に嬉しかった」と喜びを口にした。また、山中竹春横浜市長も「地元・横浜に大きな感動と喜びを届けてくれた」と祝福のコメントを寄せた。

 報告会では帰ってきた選手たちを労うために食事が用意されており、乾杯した後、バイキング料理を嬉しそうに皿に盛る部員たちの姿もあった。

「次の代も思う存分」

 報告会で取材に答えた藤原監督。3連覇について問うと、「周りはそう言うかもしれないが、今年は今年。来年は来年でチーム作りを考えていく」と展望を語った。また、今回の優勝について「選手たちが軸をぶらさずにやってきた結果」と振り返った。

 申主将は後輩たちに向けたコメントを求められると「3連覇のプレッシャーはあると思う。でも、自分たちらしいプレーを思う存分やってほしい」とエールを送っていた。

取材に答える中島区長

生まれた「つながり」未来へ 中島区長インタビュー

 昨年11月に区制30周年の節目を迎えた青葉区。新年の始まりにあたり、本紙は中島隆雄区長にインタビューを行った。中島区長は記念事業を振り返った他、防犯対策や高齢化などに対して取り組みを語った。(聞き手/本紙・佐藤信彦)

     ◇

 ――昨年は区制30周年記念事業がありました。

 「『未来へつなごう 青葉の魅力』をキャッチフレーズに、さまざまな記念事業で30周年をお祝いできて大変良い1年となりました。すべて印象深いのですが、特に区が誇る公園・花・緑の名所を巡るウォーキングツアーや区内企業等の協力により、施設の見学や業務体験ができる魅力体験イベント、中高校生によるまちのPR動画コンペティションなどは区の魅力や地域のつながりを強く感じることができました」

 ――区制30周年で得られたレガシーをどのように生かしていきますか。

 「記念事業ではあらゆる世代に”ふるさと”や”地域の絆”を感じてもらえたのではないかと思います。その思いを未来へつなぎ、ずっと住みつづけ、また、活躍できる青葉区であり続けられるように、この機に育まれた『つながり』を生かせるよう取り組みます」

防犯に注力

 ――昨年10月には鉄町で強盗殺人事件がありました。防犯対応は。

 「昨年は区内で痛ましい事件が発生しました。市としては今回の事件を受けて、LED防犯灯の新規設置数を拡充しました。一方、区では地域の防犯パトロールに必要な物品の支援や『青葉区犯罪発生情報メール』による情報配信など地域防犯への取り組みを行っています。区民の皆様には、在宅時であっても戸締りを徹底する、来訪時はインターホンやドアスコープで確認して怪しい者にはドアを開けない、窓への防犯フィルムの貼付やセンサーの設置など、できる限りの対策をお願いします。また、区内で被害の多い振り込め詐欺対策と合わせ、警察等の関係機関と引き続き連携して取り組んでいきます」

高齢化率、市平均より上に

 ――急速に進む高齢化が区の課題です。

 「昨年7月に発表された横浜市将来人口推計によれば、区人口はすでに減少しているだけではなく、2028年には65歳以上の高齢者が占める割合が27・1%となり、全市平均の26・8%を上回るとされています。今までは若い人が住んでいるイメージだったと思いますが、高齢者も多い街になる。大きな課題ですが、高齢化自体は止められません。従って高齢者も活躍できる地域コミュニティーづくりに力を入れています。例えばサラリーマンのリタイア後、地域に戻ってきた時にコミュニティーに入るきっかけがないと難しいと考え、eスポーツとして『太鼓の達人』を体験し、楽しく集まれる場づくりを行っています」

 ――市内で開催される国際園芸博覧会について、区の取り組みは。

 「2027年に旧上瀬谷通信施設で国際園芸博覧会『GREEN×EXPO 2027』が開催されます。花・緑・環境をテーマとしたビッグイベントを区民の皆様と共に盛り上げていきたいと考えています。3月には開催2年前を記念し、たまプラーザ テラスと青葉台東急スクエアでイベント『あおば GREEN GARDEN』を開催します。 花や緑、環境に関するワークショップや展示、三上真史さんのガーデニングショー、桐蔭横浜大学発の次世代太陽電池『ペロブスカイト太陽電池』の発電デモンストレーションなど盛り沢山です。区の魅力である花や緑に親しんでもらいながら、GREEN×EXPO 2027を知ってもらえればと思います。2年後となりますが、会場までは南町田グランベリーパーク駅からシャトルバスでアクセスできるなど、区内からも行きやすいので、ぜひ足を運んでいただきたいですね」

 ――区民に向けて。

 「今年も区民の皆様の信頼に応えられるよう、職員一同、チーム力を高め、スピード感を大切にして区政に取り組んでまいります。引き続きご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします」

カルチャーサークルなど、長年シニアの生きがいづくりに尽力している 都築 潔さん 荏田町在住 83歳

得意技を活かして

 ○…「学びを欲しているシニアは多い。貴重な知識を提供し、人生の充実につなげている」とシニアの学びの場「健生カルチャーサークル」について語る。「歌を楽しむ会」や、歌と踊りとマジックショーで老人ホームに元気を届ける「スマイルグループ」など、各団体の活動を通じてシニアの生きがいづくりに尽力。「『人生第二幕』、一日一日が大切です」

 ○…横須賀市の出身。明治製菓に勤め、製造ラインの管理や商品開発、最後の10年間は海外勤務と多忙な日々を送った。退職後の自由な時間を充実させたいと考えたのが地域活動の始まり。2010年には「健康生きがいづくりアドバイザー」の資格を取得。「小学校の学芸会の主役とか、大学の学生委員会とか、昔から役を買って出るのが好き」と、数々の団体や企画を立ち上げてきた。

 ○…活動の根底にあるのは「得意技」を活かすこと。「私の場合は企画力、英語力、音楽だね」。中学時代、自分で小型電気洗濯機を発明。明治製菓では「きのこの山」「たけのこの里」の開発にも携わった。大学時代に塾を開くほど得意だった英語は、海外勤務を経た今では日本語より話しやすい。そして20代で合唱を始め、海外でも合唱団を創設した音楽好きだ。「自分が持っているもので、人の役に立てるのがやりがい」

 ○…青葉区に移り住んで20年以上、充実したシニアライフを送ってきた。「自然と街が共存した良い街ですよ」とほほ笑む。今後について、今ある活動の発展はもちろん、「青葉公会堂で地域のパフォーマーのコンサート企画とか」とアイデアは尽きない。「100歳まで生きるつもりですからね。あと15年はある。人との出会いを大事に、『得意技』で社会貢献していきたいですね」

スマホで活動の魅力発信 1月30日、青葉区役所

 青葉区を中心に活動する団体・個人に向けた講座「スマホを使って活動の魅力を発信しよう!」が1月30日(木)、青葉区役所4階407会議室で行われる。午後1時30分から4時まで。参加無料。

 講座は2部構成。第1部「魅せる写真・動画の撮り方」、第2部「SNS発信のコツ(インスタグラム等)」。地域や非営利団体を中心にDX導入・ICT活用支援を行う山口良介さんが講師を務める。

 定員24人、応募者多数の場合抽選。申込は下記の申込フォームから。21日(火)締切。問い合わせは青葉区区民活動支援センター【電話】045・978・3327。

 

地域課題に自ら挑む 青葉みらいづくり大学校

 住民自ら地域の課題に対して解決策となるマイプランを考え、発表する青葉みらいづくり大学校2024発表会(卒業式)が昨年12月、青葉区役所で行われた=写真。

 地域活動に関わっている9人が参加し、10月からグループワークや他の事例を学ぶなどしながらマイプラン作成を進めてきた。当日披露された7プランは区が伴走支援する他、卒業生によるアドバイスなどを得ながら具体化に向け進めていく。

 当日発表されたマイプランと概要は以下の通り。敬称略。▽「復活‼おみこしわっしょいプロジェクト‼」(鴨志田町内会/井上友美)神輿の復活を通じて顔見知りが増え、災害時にも助け合いができる地域に▽「災害時のお役立ちマップ(AEDマップの作成)」(恩田連合自治会/中村紀政)AEDの認知度を上げ、防災への備えを進める▽「横浜18区内犬の登録数ナンバーワンっ!『あおばペット防災〜愛犬編』」(桜台ビレジ自治会/吉田周三江)人とペットが共存できる地域防災を作る▽「奈良五丁目みんなでいっしょに作るきれいな町〇〇ロードプロジェクト」(奈良五丁目自治会/辰巳太郎)ベンチ設置、清掃、花植えなど目に見える形で景観維持を「みんなでいっしょに作る」▽「子ども会を作ろう」(小田急学園奈良自治会/石橋千鶴子)子ども会を立ち上げ、親子の思い出作りができる場を▽「地域を結ぶ〜すすき野チームオレンジネットワークづくり〜」(すすき野連合自治会/丸山扶左子/町野豊)高齢者の困り事に寄り添い、誰もが安心して暮らせる「温かいぬくもりを感じる地域」に▽「子ども手仕事カフェ」(美しが丘連合自治会/蒲田聖子)1人で過ごす子どもが勉強以外、「暮らす」ことに視点を置いた子どもの居場所づくり

神港鳶職組合によるはしご乗り

新春恒例の出初式 個人・団体に表彰も

 新春恒例の青葉区消防出初式が1月5日に行われ、区内で防火・防災に尽力した個人・団体に対する表彰などが行われた。主催は同実行委員会(野路秀雄委員長)。

 青葉公会堂で行われた第1部では式典と表彰式の他、神港鳶職組合による纏振込みやはしご乗りが披露された。また、第2部は総合庁舎第2駐車場に会場を移し、消防団車両行進や大地震を想定した消防隊による総合演技が行われた。被表彰者は以下の通り。敬称略。

 【神奈川県知事表彰】〈永年勤続20年消防団員〉▽油井通一▽吉村俊雄▽飯島吉則▽伊藤教夫▽伊藤正和▽高橋充▽長嶋孝宏▽澁谷修▽吉野瑞男▽安部勇人▽内野慶久▽高橋純一郎▽加藤太▽廣田順一▽小野寺高▽小林知行▽中山浩一▽井汲達也【横浜市長表彰】〈優良消防団員〉▽原徳保▽伊藤教夫▽高橋正行▽林知子▽鈴木勝▽伊奈美枝子〈永年勤続20年消防団員〉▽油井通一▽吉村俊雄▽飯島吉則▽伊藤教夫▽伊藤正和▽高橋充▽長嶋孝宏▽澁谷修▽吉野瑞男▽安部勇人▽内野慶久▽高橋純一郎▽加藤太▽廣田順一▽小野寺高▽小林知行▽中山浩一▽井汲達也〈永年勤続30年消防団員〉▽工藤幸広▽寺島昌司▽大久保道夫▽大矢勉▽杉山照男▽佐藤彰▽鈴木俊一▽岡部賢一▽夏目忠彦▽関根勝美【消防局長表彰】〈一般消防功労者〉▽奈良北団地連合自治会▽株式会社スタジオ・シティ▽医療法人社団明芳会横浜新都市脳神経外科病院〈優良消防団員〉▽工藤幸広▽古山重雄▽臼井徳生▽志田研哉▽嶋浩文▽小金井統〈永年勤続10年消防団員〉▽谷野功明▽石渡一郎▽熊谷厚志▽大久保康男▽伊東正祐▽小山浩史▽行田朝仁▽福井一記▽鈴木隆▽高橋利枝【消防署長表彰】〈一般消防功労者〉▽有限会社青葉ロードサービス▽石原茂▽市ヶ尾連合自治会▽新荏田連合自治会▽すすき野連合自治会▽全日本プロレス▽株式会社八洋▽学校法人吉浜学園藤が丘幼稚園【消防団長表彰】〈一般消防功労者〉▽工藤幸子▽株式会社ジャスト▽日本体育大学横浜・健志台キャンパス〈消防団員の家族に対する表彰〉▽林千紘▽甲斐育子▽三堀ひかり▽本間由紀▽阿部眞知子▽森田稔〈優良消防団員〉▽遠藤成矩▽福元勝彦▽津川武嗣▽志田浩幸▽本間久仁彦▽行田朝仁▽高橋利枝〈永年勤続10年消防団員〉▽谷野功明▽石渡一郎▽熊谷厚志▽大久保康男▽伊東正祐▽小山浩史▽行田朝仁▽福井一記▽鈴木隆▽高橋利枝

好きなキャラクターだという「イーオ」を中心に

3Rポスターコンで大賞 恩田小2年 占部優希(ゆき)さん

 横浜市が市内の小・中学校を対象に募集した「ヨコハマ3Rポスターコンクール」の1663点の応募作品の中から、入賞作品55点がこのほど発表された。その中でも最上位である「ヨコハマ3R大賞(小学校低学年の部)」を恩田小学校=桂台=の占部優希さん(2年)が受賞した。

 同コンクールは、ごみの分別や3R、街の美化活動を起こすきっかけ作りなどを目的に実施されている。今回は「分別と3Rでごみ減量!きれいなまちに。」が募集テーマ。2024年度は20年ぶりにプラスチックごみの分別が変わるなど環境への意識が高まる年であり、食品ロスなどを出さない工夫やポイ捨て禁止等をテーマとした作品が見受けられたという。

 占部さんの作品はカラフルなデザインと中心に大きく描かれたキャラクター「イーオ」が特徴的だ。昨年の夏休みの自由課題の一環で応募に至ったとのこと。今回で2回目の応募だと言い、「前回(準大賞)より良い賞が取れて嬉しい」と喜びを口にする占部さん。

 家の花壇にごみをポイ捨てされることがあり、それを防ぐために「ごみ捨てないで」と呼び掛ける立て看板を作るなどして、普段から環境美化を心掛けているという。「伝えたいことがあれば、来年もやってみたい」と次回コンクールへの展望を話した。

 入賞作品は横浜市役所1階展示スペースで、1月17日(金)から24日(金)の午前9時から午後5時まで展示される(初日のみ正午から、最終日は3時まで)。また、19日(日)には表彰式も実施される。

真剣な表情で練習する子どもたち

フィリア・ジュニア合唱団 1年間の集大成披露 3月にコンサート開催

 青葉区の小中学生・高校生による「フィリア・ジュニア合唱団」は3月22日(土)、1年間の集大成となる「フィリア・ジュニア合唱団コンサート」を開催する。フィリアホール(青葉台東急スクエアSouth―1本館5階)で、午後2時開演(30分前開場)。チケット1000円。

 同合唱団は2014年、区民企画委員の発案により結成された。現在は小2から高3までの約30人が、毎月2回の練習を通して歌声を磨いている。代表の落合新一さんは、「楽しいだけではなく、しっかり音楽の基礎を築く指導をしている。学校ではできない経験を通して、子どもたちの個性を引き出す場でありたい」と語る。

 子どもたちは現在、まさに猛練習中だ。取材の日も真剣な表情で歌い、指導を受けていた。当日歌うのは『大切なもの』『荒城の月』など10数曲。ハーモニーや音の「ふくらみ」を大事にしているという。子どもたちは「いろいろな子の歌声が一つにまとまるのが魅力。たくさんの人に聞いてほしい」と自信に満ちた表情を見せていた。

 チケット申込は、ホールチケットセンター【電話】045・982・9999へ。なお、収益の一部は青葉区を通じ、義援金として寄付する。(問)【携帯電話】080・5502・2480(三上さん)

新年を皆でお祝い 賀詞交換会 賑やかに

 青葉区賀詞交換会が1月5日、青葉スポーツセンターで行われた。自治会町内会や行政、各種団体、企業や市会議員、県議会議員、国会議員らが一堂に会し、2025年の始まりを祝った。

 主催者としてあいさつに立った実行委員会の久保田実会長は昨年迎えた区制30周年の記念事業キャッチフレーズ「未来へつなごう 青葉の魅力」にふれ、「30周年という節目の年は終了しましたが、引き続き、皆様と青葉の魅力を未来につないでいけるよう、ご支援、ご協力をお願いします」と語った。続いて壇上に立った中島隆雄区長は冒頭、昨年12月30日に逝去した青葉台連合自治会の斉藤秀樹会長にお悔やみを述べた他、「次の40年、50年に向けて暮らしやすいまち、愛着あるまちを区民の皆様と一緒に作り上げたい」と思いを語った。

 会場では鏡開き=上写真=や、日本体育大学新体操部による演技披露もあり、終始にぎやかな雰囲気だった。
早河さんの話に耳を傾ける受講者

カルチャー講座 第二の人生を豊かに シニアの「学び舎」開講中

 健生カルチャーサークル(都築潔代表=人物風土記で紹介)は8月を除く毎年偶数月に、かながわ県民センター(神奈川区鶴屋町2の24の2)でカルチャー講座を開催している。

 「新たに知識やスキルを得て、社会の役に立つことで人生が充実する」と、世話役の一人である公家進さんは話す。健康づくりや年金の話題から文化芸能に至るまで、多彩な分野で互いに学び合うシニアの「学び舎」だ。

 昨年12月には、ルーマニアやウクライナをはじめ、海外を中心に活動するソプラノのオペラ歌手、早河明子さんが登壇。オペラの基礎や自身の経験を語った他、早河さんが蝶々夫人を演じたオペラ『蝶々夫人』の上映も行われ、およそ40人の受講者が興味深く耳を傾けていた。

会員を募集中

 カルチャー講座は会員制移行に伴い、会員を募集中。入会希望者は、実際の講座(2月12日(水)、4月30日(水)、6月4日(水)のいずれか)に参加し、入会申込書を提出する。入会金2000円、参加費毎回500円。

 「定年前の方も大歓迎。いろいろな方に興味を持ってほしい」と公家さん。詳細は下記の二次元コードから。(問)【携帯電話】080・3403・8763(都築さん)

嶮山小児童 マジックで地域を笑顔に 1月21日、参加無料

 嶮山小学校4年1組の児童が「地域を笑顔に」をテーマに、1月21日(火)の午後1時30分から3時までマジックショーを開催する。会場はすすき野地域ケアプラザ2階多目的ホール。誰でも参加可能で無料。

 同クラス担任の梅本樹徳教諭が児童にマジックを披露したところ、興味を持った児童がいたことから、練習を重ね今回の開催に至ったという同マジックショー。児童たちは「地域の人を笑顔にするために、ぜひ見に来てほしい」と話している。

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村上大臣(中央左)に要望書を手渡す川口氏(同右)。左から田中氏、古川直季総務大臣政務官、2人おいて鈴木議長、竹野内氏(横浜市提供)

「特別市」法制化へ横浜市会が国に要望書

 横浜市が実現を目指す「特別市」に関し、横浜市会の鈴木太郎議長ら市議4人が1月14日、法制化を求める要望書を国に提出した。

 特別市は原則として市が市域の地方事務の全てを担い、権限や財源を市に一本化する制度。実現には法制化が必要で、市は他の政令市と連携し、実現を目指している。

 同日、鈴木議長と市会大都市行財政制度特別委員会委員長の川口広氏、副委員長の竹野内猛氏、田中優希氏が村上誠一郎総務大臣に鈴木議長名の要望書を手渡した。

 市は特別市の実現で、市民サービスの向上や経済活性化が進むとしており、要望書には「日本全体の成長力を高め、経済を活性化していくために、地方創生を推進するとともに、大都市が持つ力を最大限発揮できる特別市の早期法制化の実現に取り組むべき」と記した。

 市会はこれまでも特別市の早期実現を求める意見書を議決するなどし、国への要望を続けている。 

WEB申込はこちら

三曲協会 「春」を奏でる演奏会 和楽器体験会も

 青葉区三曲協会(吉井雅楽浜会長)による箏・三絃・尺八のコンサート「和楽器の玉手箱」が2月9日(日)、山内地区センターで行われる。午後2時から3時まで(開場30分前)。同地区センターの自主事業。

 「春」をテーマに『春の海』『赤壁の賦』『グラデーション』などを演奏する。参加費500円で、先着50人。コンサート終了後、小学生以上の参加者を対象に、実際に和楽器に触れられる体験会も実施(先着15人)。いずれもWEB、または同地区センター窓口・電話で事前に申込を。吉井会長は「聞いて触って、和楽器に親しんでいただく機会になれば」と話している。【電話】045・901・8010

協定書を手にする市こども青少年局の福嶋誠也局長(左)と境社長

ひとり親支援で横浜市が離婚後子育てアプリ運営会社と協定

 横浜市はひとり親家庭の支援のため、離婚後の子育てアプリ「raeru(ラエル)」を運営するGUGEN Software株式会社=西区=と2024年12月に連携協定を結んだ。

養育費支払い・面会交流の連絡調整

 協定は同社が市に提案を行ったことで実現した。アプリは、離婚後の父母が養育費や子どもとの交流のための連絡を調整するもの。メールやSNSを使わずにやり取りができる。基本的なサービスが使えるプランは無料で利用できる。

 協定により、横浜市内在住と登録した場合、使える機能が増えるプレミアムプラン(月額500円)を初月から3カ月間、無料で試せる。市はアプリを通してひとり親支援に関する情報を発信していく。

 同社の境領太社長は「離婚後の父母が相手に直接関わりたくないという声が多い。官民連携できめ細やかなひとり親支援を行い、困っている人を助けたい」と述べた。

はしごの上で技を見せるとび職人

横浜消防出初式 職人妙技や一斉放水 赤レンガ倉庫に9万人

 新年恒例の「横浜消防出初式」が1月12日、横浜赤レンガ倉庫などで行われ、約9万人(主催者発表)が集まった。市消防局とラジオ日本による運営事業体の主催。

 横浜市鳶工業連合会、横浜古式消防保存会によるはしご乗りとまといの振り込みでは、とび職人がはしごの上でバランスを取りながら妙技を見せた。車両展示コーナーには、消防局のはしご車のほか、ごみ収集を行うパッカー車やレッカー車などが並び、子どもに人気だった。一斉放水もあり、横浜の災害対応力を来場者に示した。

 また、市消防局が撮影に協力している消防司令センターを舞台としたフジテレビのドラマ「119エマージェンシーコール」(1月13日放送開始、月曜日午後9時から)に出演する主演の清野菜名さんや佐藤浩市さんらがサプライズで登場し、見どころなどを語った。

「インフルエンザ」の12月23日から29日の区別の定点当たり患者報告数

横浜市内でインフルエンザ流行警報が発令中 患者報告数、前々週の3倍以上に

 横浜市衛生研究所は1月8日、インフルエンザの流行情報を発表し、流行警報が2週継続しているとして注意を呼び掛けている。市内153カ所の医療機関から報告された患者数の平均値(定点あたりの患者報告数)は、12月23日から29日の1週間で60.35人となり、2週間前の3倍以上を記録している。

 市全体の定点あたりの患者報告数は8月下旬以降、緩やかな増加傾向が続き、10月下旬に流行開始期に突入。12月中旬に流行注意報が発令された。12月16日から22日に定点あたりの患者報告数が43.33人となり、流行警報の発令基準となる30.00人を上回っていた。

15歳未満が55.5%でA型が99.6%

 年齢別では、15歳未満の報告が全体の55.5%。学級閉鎖などは小学校を中心に81施設、患者数は1,415人に上る。市内迅速診断キットの結果は、A型が99.6%、B型が0.4%で、A型が多い。同研究所では突然の高熱が出やすいA型と、嘔吐下痢など胃腸症状が出やすいB型の流行パターンとして、「通常は1月中旬までA型が多く、1月下旬からB型が増えていく傾向」としながら、「コロナとB型に同時罹患している患者の報告もある」と話し、A型でもコロナとの同時罹患もありうるため、医療機関できちんと診断を受けるよう、注意を促している。

インフルエンザ入院患者の半数以上が高齢者

 市内に4カ所ある基幹定点医療機関におけるインフルエンザ入院患者は、12月23日から29日に106人で、累計は231人となった。そのうち、70歳代が46人、80歳以上が78人で、70歳代以上が全体の53.68%と半数以上。次いで10歳未満が36人となっていて、「免疫力の低い低年齢児、もともと基礎疾患がある人の多い高齢者が重症化しやすい」と同研究所は分析している。

 同研究所は、咳エチケットや正しい手洗い、不要不急の外出を控えること、人混みでのマスク着用や換気などの予防策を改めて呼び掛けている。

パマトコ「妊産婦・こどもの健康相談」画面(市提供)

横浜市子育て応援アプリ「パマトコ」に新コンテンツが登場 妊娠・子育ての相談を簡単に

 横浜市は1月9日、公式子育て応援アプリ「パマトコ」に妊産婦や保護者が24時間、医師や助産師に相談できる新たなコンテンツを追加した。

 パマトコは、子育てに関する手続きや情報を集約したアプリで、2024年7月にWEB版、10月にアプリ版をリリース。12月末には登録者数が6万人を突破した。

24時間、医師や助産師に相談可能

 追加されたコンテンツは、「妊産婦・こどもの健康相談」。市内在住の妊婦と未就学児の保護者が無料で利用できる。

 「いつでも相談」と「みんなの相談検索」の2つの機能があり、「いつでも相談」では、オンラインフォームから妊娠や子育てに関する不安を相談でき、医師や助産師から原則24時間以内に回答が届く。「みんなの相談検索」では、「離乳食を食べてくれない」といった相談に対し、医師や助産師が過去に対応した1万件以上の回答を検索できる。

子育て情報を発信するオンラインマガジンも

 横浜で子育てをする魅力を発信するオンラインマガジン「横浜子育て応援マガジン」も同日、パマトコに追加された。座談会やインタビューなどの特集記事、横浜市の事業や魅力を紹介するミニコラムなどが掲載されている。

 市は、今後もパマトコに新たなオンライン手続きを追加するなど、機能を拡充していく予定だ。

 パマトコ全般および子育て応援マガジンについての問い合わせは、こども青少年局企画調整課【電話】045-671-4281。妊産婦・こどもの健康相談についての問い合わせは、こども青少年局地域子育て支援課【電話】045-671-2455。

公演のポスター

「7本指のピアニスト」 西川悟平さんのコンサート 1月18日、西区の教育会館

 「奇跡の7本指のピアニスト」と呼ばれる西川悟平さんによるトーク&ピアノコンサートが1月18日(土)午前10時から横浜市教育会館=西区紅葉ケ丘=で開催される。主催は横浜市教職員組合、主管は障がい児教育連絡協議会。

 西川さんはニューヨークを拠点に活動し、カーネギーホールなどで聴衆を魅了してきたピアニスト。2001年に難病である「ジストニア」に冒され、両手の演奏機能を完全に失うも、懸命なリハビリを続け、動かせるようになった右手の5本と左手の2本の指での演奏を確立。公演で世界を飛び回り、21年の東京パラリンピックの開会式でも演奏した。

 入場無料。希望者はサイト(https://teket.jp/12358/43145)から申し込む。問い合わせは同組合【電話】045・231・6231。

鏡開きを行う石川会長(中央)や山中市長(左から2人目)ら

横浜市商店街総連合会 設立60周年で記念式典

 横浜市内の約1万店が加盟する一般社団法人横浜市商店街総連合会の設立60周年記念式典と新年賀詞交換会が1月9日、西区のホテルで行われ、約100人が参加した。

 同会は1964年6月に設立。これまでに加盟店で使える共通商品券の発行や消費者との交流を図るための「ハートフルコンサート」などを実施。最近では、名物商品の人気投票企画「ガチ!シリーズ」や「商店街プロレス」を行うなどしている。昨年10月には、「PayPay」を使ったプレミアム商品券を販売し、人気を集めた。

 式典で石川清貴会長(神奈川区商店街連合会会長)は「住みやすい地域社会づくりへ向けて大型店と連携するなどし、課題を解決していきたい」と意欲を示した。今後、商店街を巡るデジタルスタンプラリーを行うことを予定しており、「工夫してイベントを実施したい」と抱負を述べた。

 式典には山中竹春市長も出席し、60周年を迎えたことに対する感謝状を石川会長に手渡した。

あいさつする林会長

連合神奈川 「賃上げが当たり前の社会を」 新春のつどいで林会長

 県内最大の労働組織「連合神奈川」の「新春のつどい」が1月8日、ワークピア横浜=中区=で行われた。

 連合が支援する立憲民主党や国民民主党の国会議員や地方議員のほか、黒岩祐治知事や山中竹春市長など、県内自治体の首長らも参加した。

 林克己会長はあいさつの中で、昨年の春闘で33年ぶりに賃上げが5%を超えたことに触れた上で、「デフレ脱却へ1回目の歯車が回ったに過ぎない。経済の好循環のために歯車を回さなければならない」と述べた。さらに「賃上げが当たり前の社会を」と決意を語った。

 夏の参院選については「政権交代の足がかりとなる結果を出すことが重要」と述べた。連合神奈川は昨年11月に神奈川選挙区で国民民主党から立候補予定の籠島彰宏氏の推薦を決めている。