町田版【1月16日(木)号】

都立高志望率 過去最低に 町田市内倍率は1.0切り

 都立高校への志望予定調査の結果が先ごろ発表され、2025年度の志望率は前年度から5ポイント減となる66・97%になることが分かった。東京都によると、調査を開始した1976年度以来、過去最低の志望率といい、町田市内都立高校・普通科の5校募集人員に対する志望予定者数は倍率1・0を切った。

 調査は昨年12月12日時点のもので、都内の区市町村立中学校及び義務教育学校610校の卒業予定者7万7856人が対象となった。全日制高校の進学志望率は前年度から0・37ポイント減の88・02%で、そのうちの都立全日制への志望率は66・97%だった。

 ここ数年、都立高校への志望率は71%台で推移していたものの、町田市内の教育関係者の一人は「所得制限なく、都内私立高校の授業料支援が受けられるようになった影響と考えられる。大きな声では言えないが、現在は保護者の年収が子どもの進路を左右するのは確か」と話す。

通信制増加など影響

 今回の調査結果は町田市内の都立高校にとって厳しい結果になった。全5校の普通科は合計1207人の募集に対して、志望予定者数は1189人と倍率1・0を切った。おおよそ1・0を超えている近隣市などと比べても、都立高離れがより進んでいることを示した。市内の都立高校関係者は「町田駅近くに住む子どもたちは小田急線で町田以外の都立高へ向かう傾向になっている。市内に増えた通信制高校への進学を希望する生徒が増加している影響もあるようだ」と今回の調査結果を分析する。

 そして、「今後もこの傾向は進んでいくとみている。市内都立高には新たな魅力づくりが必要になってくるのではないか」と話している。

町田市が開いた自主防災組織に向けた講習会(町田市提供)

市内自主防災 浸透し30年 阪神淡路教訓に増加

 6千400人を超える死者・行方不明者を出した阪神・淡路大震災からあす17日で30年。家族や近隣住民の救出によって被害が最小限に抑えられた事例として振り返られることが多い阪神・淡路。町田市の自主防災組織の形成にも影響を与えている。

 阪神・淡路大震災は1995年1月17日の午前5時46分に発生。6千400人を超える死者・行方不明者を出した。死因の多くが家屋の倒壊や家具などの転倒による圧迫死だった一方で、倒壊した建物の被害から生き延びることのできた人のほとんどが家族や近隣住民の手によって救出されたという。

 そのため、この震災は自助・共助について考えるきっかけとなり、各地で自主防災組織が結成されていくことにつながった。町田市内でも95年時に224だった町内会や自治会などで構成される自主防災組織数は現在、302まで増えた。

情報発信も

 市内の自主防災組織は避難訓練を実施し防災に関する情報を発信するなど、地域の防災意識向上に貢献している。

 900を超える世帯を見守る図師町内会自主防災会は年2回、防災訓練を実施。そこでは災害時に役立つ簡易トイレの設置方法を伝えるなどしているといい、担当する吉田功依さんは「いざという時、つながりをもてることを町内会に入会するメリットにしていきたいと考えている。若い世帯を呼び込むPRポイントになる」と笑顔をみせる。

 講習会を開くなどして、市内の自主防災組織を後押ししている町田市の担当者は「近年はさまざまな年代の方が防災イベントに参加してくれるようになっている。機動性をもたせるため、大きな団体を少人数に分けて運営する形にする組織が増えている」と話している。

24日までフェア

 町田市役所では現在、防災知識の普及と向上を目的とした防災フェアが開かれている。1階イベントスタジオで実施されているもので、阪神・淡路大震災の様子が分かる写真展示のほか、発災から3日間に焦点を当てた家庭での備蓄についてや、避難施設での生活に関してなどの展示が行われている。フェアは24日(金)まで。時間は各日、午前8時30分から午後5時。(最終日は午後3時)。

20歳を祝う式典「二十祭まちだ」の実行委員長を務めた 山崎 鉄平さん 三輪町在住 20歳

「気まずい」を楽しむに

 ○…「あまり行く気にならなかったので、主催する側なら楽しめると思って」。町田市内の中学校に在籍していた3年間はほとんど不登校。ずっと自宅で過ごした。通信制の高校を卒業し大学生となった今、同級生に会うのは気まずいと思う一方で、「外へ出た」自分を見てもらいたいという思いがあった。「みんなに喜んでほしいと企画を考えた。式典を無事終えられて何よりです」

 ○…不登校になったのは「気持ちが切れた」から。勉強に集中した小学校時代。中学校という新たな環境で一から勉学に励む気持ちになれなかった。最初は何とか通えたものの、次第に自宅へ引きこもるように。以降は気まずさから学校に戻ることができなかった。高校に入学しオンライン授業を受けていくなか、さまざまなことに好奇心がわき外へと出るように。大学ではギターのサークルに名を連ねる。

 ○…現在はまっているのが、魔法使いの少年の学校生活や強大な敵との戦いなどを描いた「ハリー・ポッター」。有名な物語だけに一読しておこうと小説を手にすると、個性的な登場人物たちが生き生きと活躍する姿に夢中になった。「小説を全巻読み終えたら映画を観賞してみようと思っているんです」。興味をもつことが増える毎日を楽しんでいる。

 ○…実行委員長としての仕事は3月まで。町田に関するクイズを出し、ふるさとの魅力を再認識してもらうなどした式典のことを来年度のメンバーへと引き継いでいく予定だ。「実行委員になって良かった。みんなで1つのものをつくる楽しさを知ることができた」。リーダーとして実行委員会を率いてきた経験は視野を広げてくれることに。将来についてはまだ未定。「もう少し考えたいと思います」

獅子舞による厄払い

獅子舞で新春の厄払い シルバー会員らが囃子披露

 町田市役所で7日、囃子と獅子舞が披露された。市庁舎で開かれた町田市シルバー人材センターのイベントの一環として行われたもので、囃子の音に合わせ踊る人や獅子舞の姿に、来庁者からは拍手が送られた。獅子舞は邪気を食べるとされており、終演後には一人ひとりの頭を獅子が噛んで厄払いをする様子も見られた。

 囃子を披露したのは町田市シルバー人材センターの会員で構成される「シルバー連まちだ」のメンバー。年週に一度、2〜3時間の練習を行い、町田市内で行われる町内会の祭りや幼稚園・老人ホームのイベントに登場。皆を喜ばせている。

 20年近く同連での活動を続けているという連長・平野佾雄さんは「足が上がらないなかではあるが、なんとかやっている。囃子の演奏・演舞は体にとっても良い刺激になっているように感じる」と笑顔を見せた。

 同連では現在、メンバーの募集中。近年は高齢化により退く人が多く、人員不足が続いているという。

 参加するにはシルバー人材センター会員になる必要がある。入会については同センター【電話】042・723・2147へ。

FM HOT839 子育て応援する新番組 毎週土曜 「パパラボ」

 町田市でも聴くことができるFM放送局・FMHOT839(エフエムさがみ/83・9MHz)で先月、子どもたちと子育てに関わる人たちに向けた新番組「たけちゃんとたかちゃんの『パパラボ』」が始まった。

 「子どもたちを気楽にしたい」をテーマに、子どもたちを盛り上げる活動をする人や子育てをがんばる人を紹介・応援する番組で、毎週土曜日午後4時から30分間の放送になる。

子どもたちも

 パーソナリティーの1人は「パパやママはもちろん、困っていることがある子どもたちにも聞いてもらいたい」と話し、番組では子育てに関する悩みや思い出などのメッセージのほか、人間関係や家庭環境に悩む子どもたちの声も募集しているという。

プラネタリウムのサウンドイメージ=(株)ベネッセホールディングス提供

多摩市にプラネタリウム ベネッセが2月にリニューアル

 株式会社ベネッセコーポレーション(小林仁代表取締役社長)は2月1日、東京本部である多摩オフィス(落合)21階にあるプラネタリウム「ベネッセスタードーム」をリニューアルオープンさせる。創業70周年を記念した事業で、最新機器を導入して生まれ変わる。

 ベネッセスタードームは1994年、当時の代表取締役社長であった福武總一郎氏(現・ベネッセホールディングス名誉顧問)の「社員に、日常の制約を超えて宇宙的視野の体験をすることによって、新しい視点を獲得するきっかけにしてほしい」という思いから、同年竣工した東京本部の最上階に建設。多摩地域の住民や学校、教育団体など多くの人が利用してきたという。

 今年、同社が創業70周年を迎えるにあたり、福武氏の発案でリニューアルが決定。「宇宙を通じて生きている奇跡を実感できる場」にするとし、宇宙空間への没入体験から同社の企業理念「よく生きる」を考えるきっかけになる場所をめざすという。

美しさにこだわり

 新しくなるベネッセスタードームは、夜空に輝く星の美しさにこだわった光学式プラネタリウム投映機を導入し、光源に超高輝度LEDを採用。明るい星から暗い星まで一つひとつの星の明るさを忠実に再現した美しい星空を実現する。また、星座解説に必要な機能も搭載されており、一年を通して本格的な解説を学ぶことができる。

 圧倒的にリアルな宇宙を日本国内で最高峰の明るさで投映するため、デジタル式プラネタリウム投映機を導入。宇宙に関するビッグデータをリアルな映像で再現し、広大な宇宙空間を忠実に表すことができるという。

 投映部には高輝度4Kプロジェクターを採用し、日本国内プラネタリウムに最高峰の明るい映像を投映する。光学式プラネタリウムとデジタル式プラネタリウムのそれぞれの特長を生かした多彩な映像を体験できる。

 さらに、音響設備にもこだわり、映画館のような臨場感あふれる迫力あるサウンドとホール音響のような客席全体へ均一なサウンドを実現する。

特別番組を制作

 このリニューアルを記念した特別番組「COSMIC CRUISE 大宇宙と私たち」も制作された。

 ナレーションに声優の津田健次郎さん、制作に人気ユーチューバーの午後正午さんが加わった約30分の物語でオープン初日から上映される。

 同社は「宇宙、その中の地球や太陽の誕生について最新科学で解き明かします。宇宙への航海(クルーズ)を通じて、広大な宇宙の中に生きていることへの奇跡を感じていただくことができる番組」としている。詳細はリニューアル特設サイト(https://blog.benesse.ne.jp/stardome/special)で確認できる。

ヘビが姿を変えた滝? 高尾山・水行の場「蛇瀧(じゃたき)」

 巳年の今年、注目を集めるのが高尾山のふもとを流れるヘビの名がついた滝。高尾山薬王院の水行修行の場になっている「蛇瀧」=写真=だ。その昔、中興の祖・俊源大徳に助けられたヘビが滝に姿を変えて、修行の場を提供したことが名前の由来になっているという。

年1200人

 薬王院の担当者によると、蛇瀧へ水行に訪れる修行者の数は年間約1200人。20代から60代までの幅広い層が夏場を中心に足を運ぶという。

イベントの告知

中町に「良いもの」集まる 25日に催し 野菜など販売

 とれたて野菜が並び、防災について学ぶことができる催しが1月25日(土)、中町の東京ガスライフバル町田まちだ店で開かれる。「地域の良いもの」が集まるイベント「MARUフェア」として今後開催されていくものといい、第一回目となる今回は「防災にそなえる」をテーマに実施されるという。

起震車体験なども

 当日はとれたて野菜のほか、花屋厳選のドライフラーなどが並び、クレープやコーヒーを販売するキッチンカーが登場。起震車や消火器体験が可能でガスや電気などが使えない際の調理法を学ぶこともできるという。「家族で楽しめる催し。井戸水のくみ上げ体験などもできる。気軽にお立ち寄りいただければ」と同店は話している。時間は午前10時から、午後2時まで。入場無料で駐車場あり。問い合わせは同店【電話】042・722・5347まで。

市や企業ら 18日に美化イベント 町田駅周辺で

 町田市は18日(土)、地元企業や商店会、町内会などと共に町田駅周辺の美化イベント「みちピカ町田大作戦!」を実施する。駅周辺道路のガムはがしや清掃、柱ふきなどを行うもので、ポイ捨て禁止や路上喫煙のマナー向上も呼びかける。

午前9時30分から

 市内イベントのサポート役として活躍する市民ボランティア「まちだサポーターズ」も参加し、時間は午前9時30分から、10時45分。集合場所は小田急町田駅ビル東口広場(旧カリヨン広場)で荒天の場合は中止。詳細は市のHPなどで。

トレーニング動画 市のHPに ゼルビア太田さん出演

 子どもと一緒に楽しめるトレーニング動画が先ごろ、市のHPに公開された。子育て世代などの運動不足解消を目的に町田市が企画したもので、J1リーグ・FC町田ゼルビアの太田宏介アンバサダーが出演している。

今季のユニフォームを着用し登壇した選手ら(右から望月ヘンリー海輝選手・藤尾翔太選手・谷晃生選手・新井栄聡選手)

ゼルビア 新体制発表 「貪欲な姿勢で臨む」

 昨季サッカーJ1初挑戦にして3位の好成績を収めたFC町田ゼルビアが8日、町田市民ホール(森野)で新体制発表会を開いた。「キックオフミーティング」と題し行われたもので、会場を埋め尽くしたサポーターの大歓声に包まれるなか、今季のクラブスローガンとユニフォームの発表、新加入選手の紹介などが行われた。

 今季のクラブスローガンは「BE HUNGRY FOR VICTORY」とし、チームを運営する株式会社ゼルビアの上田武蔵・代表取締役COOは「一戦一戦の勝利に対して一層貪欲な姿勢を高め、チームのみならずクラブ全体としてハングリー精神をもって臨んでいきたいとの思いを込めた」と話した。

 新加入となった10人の選手には横浜F・マリノスから元日本代表西村拓真(FW)、昨季J1優勝のヴィッセル神戸から菊池流帆(DF)、FC東京から中村帆高(DF)、北海道コンサドーレ札幌から岡村大八(DF)らが名を連ねた。また、昨季躍動しプロ1年目にして日本代表にも選ばれた望月ヘンリー海輝(DF)は背番号が「33」から「6」に変更となった。

「タイトル獲得を」

 就任3季目となる黒田剛監督は今季について、「昨季以上の結果を出したい。最低でも5位以上を遥かに超えていきたいと考えている。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)では決勝トーナメント、決勝進出を狙い、カップ戦も含めて何かタイトル獲得を目指していく」と意気込み、「選手・サポーターの皆さんと大きな夢を見たい。希望を持って戦いたい」と話すと、会場のサポーターからは大きな拍手が上がった。

 ゼルビアのホーム開幕戦は2月16日(日)。昨シーズン2位のサンフレッチェ広島と対戦する。

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つるし雛(芹ヶ谷つるし飾り愛好会提供)

高ヶ坂でつるし雛展 2月18日から

3月3日まで

 「芹ヶ谷ひだまり荘」(高ヶ坂1─9─1)で2月18日(火)、つるし雛飾りの展示が始まる。地域住民らで構成される芹ヶ谷つるし飾り愛好会が「つり雛まつり」として開くもので、今回で19回目。毎年人気を集めているという。期間は3月3日(月)までで各日午前10時から午後4時。芹ヶ谷ひだまり荘への問い合わせは【電話】042・724・1901まで。

キャシー中島氏招き、講演会 商工会議所女性会 2月に

 町田市内の経営者らで構成される町田商工会議所女性会が2月8日(土)、原町田のレンブラントホテル東京町田で創立30周年を記念した講演会を開く。タレントのキャシー中島氏を講師に招くもので、女性の働き方などについて触れる内容になるという。

懇親会も

 時間は午後3時から、5時。当日は懇親会も開かれる(会費5千円/5時から7時)。問い合わせは同会事務局の神田・井上【電話】042・724・6614まで。

力強く所信表明演説を行った立花理事長

「人々の幸せを実現する社会に」 町田JCが賀詞交歓会

 町田青年会議所(町田JC・立花翼理事長)が主催する2025年度賀詞交歓会が1月9日、レンブラントホテル東京町田で行われた。市長や商工会議所会頭ら多くの来賓を前に、58代目となる立花理事長が所信表明した。

 立花理事長は、「安定志向と取りざたされる現代だからこそ、地域のリーダーを目指す青年会議所が率先し、新たなアイデアや発想を用いた運動を行っていく必要がある」としたうえで、「地域諸団体らとともに連携を図り、様々な社会課題の解決に向けて挑戦することで多くの人々の幸せを実現するまちづくりをしていく」と熱く会場に呼び掛けた。

 青年会議所は、青年の情熱を結集し社会貢献することを目的に組織された全国的な団体。20歳から40歳までのメンバーが入会している。

 今年度役員は以下の通り(敬称略)▽理事長/立花翼▽直前理事長/小山正樹▽副理事長/山田亮介▽副理事長/菅原大輔▽副理事長/山口真史▽監事/井上智照▽監事/大滝淳平▽監事/神永 矩誠▽専務理事/関内健太郎

登壇した澤井会頭(右から3人目)ら

商工会議所が賀詞交歓会 原町田のホテルに370人

 町田商工会議所の賀詞交歓会が7日、原町田のホテルで開かれた。町田市内の企業経営者らのほか、石阪丈一市長や町田選出の国会議員、都議ら来賓が参加。新年のあいさつが交わされた。

 参加したおよそ370人を前に登壇した同商工会議所の澤井宏行会頭は昨年の振り返りとして、地震に見舞われた能登半島へ支援を進めたことやJ1リーグで躍進したFC町田ゼルビアなどに言及。今年は市内中小企業の支援をより踏み込んで進めていきたいとした。

お店大賞発表も

 また、この日は町田市民のお気に入り店を決定する「町田私の好きなお店大賞」第20回記念のグランプリや各賞の発表も行われ、受賞者らが登壇。会を盛り上げた。

18日から落語展 原町田の文学館で

 町田市民文学館ことばらんど(原町田)で18日(土)から、落語の魅力や楽しみ方を知ることができる「落語展」が開催される。

 名作落語が紹介されるほか、3月23日(日)までの期間中には落語に関する講演やワークショップなども開かれる。毎週月曜日休館(2月24日は開館)で各日午前10時から、午後5時。観覧無料。問い合わせは同館【電話】042・739・3420まで。

ピアノリサイタルを開く塩谷さん

亡き父への思い胸に 2月 鶴川でピアニスト公演

 町田市内で活動するピアニスト・塩谷遥さんのリサイタルが2月16日(日)、和光大学ポプリホール鶴川(能ヶ谷)で開催される。

 「Fantasia 音の花束〜幻想の世界〜」と題して行われる公演。クラシック音楽の巨匠が音楽を通して描いた夢や祈りを、ピアノ演奏で届ける。

 小野路のピアノカフェ・ショパンで現在、レギュラーピアニストとして活躍する塩谷さん。活動の中には、亡き父への思いがあったという。

 「研究家で音楽とは無縁の父でしたが、演奏活動への理解をもって応援してくれました」と塩谷さん。しかし、ドイツ留学をしていた最中、病に倒れ帰らぬ人となった。

 「父は私の日本での演奏活動を楽しみにしてくれていました。今、実現できていることを喜んでくれていると思います」。プログラムにも組まれているシューマン=リストの「献呈」はそんな父への思いも込める。「感謝の気持ちを伝えられれば」と微笑んだ。

 午後2時30分開演(開場2時)。チケット2千円(全席自由)。予約はピアノカフェ・ショパン岡さん【携帯電話】070・2185・1889へ。

クッキングの様子(同園提供)

クッキング&英語イベント 2月5日 相模大野近くで

 親子で楽しめるクッキング&英語イベントが2月5日(水)、相模大野駅(相模原市)ボーノ・サウスモール3階「ユニコムプラザ さがみはら」実習スペースで開かれる。本町田の町田こばと幼稚園が主催するもので、「おさかなせんせい」こと北川浩太郎氏が講師を務め、塩鱈とポテトのシチリア風トマト煮込みなどを親子でつくる。

 一方で、同園の英語講師による歌や読み聞かせが行われ、楽しく英語に触れることができるという。対象は0から3歳児の親子15組で午後2時から4時。参加費950円と材料費2千円程度が必要。申し込みは同園HPの「お問い合わせ」もしくは参加申込フォームから。問い合わせは同園【電話】042・723・1494まで。