20歳を祝う式典「二十祭まちだ」の実行委員長を務めた 山崎 鉄平さん 三輪町在住 20歳
「気まずい」を楽しむに
○…「あまり行く気にならなかったので、主催する側なら楽しめると思って」。町田市内の中学校に在籍していた3年間はほとんど不登校。ずっと自宅で過ごした。通信制の高校を卒業し大学生となった今、同級生に会うのは気まずいと思う一方で、「外へ出た」自分を見てもらいたいという思いがあった。「みんなに喜んでほしいと企画を考えた。式典を無事終えられて何よりです」
○…不登校になったのは「気持ちが切れた」から。勉強に集中した小学校時代。中学校という新たな環境で一から勉学に励む気持ちになれなかった。最初は何とか通えたものの、次第に自宅へ引きこもるように。以降は気まずさから学校に戻ることができなかった。高校に入学しオンライン授業を受けていくなか、さまざまなことに好奇心がわき外へと出るように。大学ではギターのサークルに名を連ねる。
○…現在はまっているのが、魔法使いの少年の学校生活や強大な敵との戦いなどを描いた「ハリー・ポッター」。有名な物語だけに一読しておこうと小説を手にすると、個性的な登場人物たちが生き生きと活躍する姿に夢中になった。「小説を全巻読み終えたら映画を観賞してみようと思っているんです」。興味をもつことが増える毎日を楽しんでいる。
○…実行委員長としての仕事は3月まで。町田に関するクイズを出し、ふるさとの魅力を再認識してもらうなどした式典のことを来年度のメンバーへと引き継いでいく予定だ。「実行委員になって良かった。みんなで1つのものをつくる楽しさを知ることができた」。リーダーとして実行委員会を率いてきた経験は視野を広げてくれることに。将来についてはまだ未定。「もう少し考えたいと思います」
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