多摩区・麻生区版【1月24日(金)号】
100周年祭をPRする麻生区の担当者

麻生区一体で「祝100周年」 2月1、2日 一大イベント

 麻生区と、麻生区内で活動する団体が一体となり、「あさおの川崎100周年祭」を2月1日(土)、2日(日)に開催する。麻生区にとっての川崎市市制100周年のフィナーレに位置づけられた事業で、区の担当者は「次の100年の最初の一歩となるイベント。多くの人に足を運んでもらいたい」と話す。

 「一緒に100周年を盛り上げませんか」。そんな思いに賛同した多くの団体が企画を担う。区の担当者は「区内のさまざまな団体や人がつながり合いコラボして、みんなで作り上げる2日間。区の良さを再認識して、好きになってもらたら」と意気込みを見せる。

 イベントは麻生区役所と麻生市民館、新百合トウェンティワンビルの3会場で行われる。

 新百合トウェンティワンビルでは1日(午前11時〜午後8時)に「21×21祭」を開催。同ビルホールで「芸術・文化のまち麻生」に相応しいジャズライブのほか、ドローンの操縦体験などのアトラクションも行われる。サステナブルをテーマにした「しんゆりサステナブルマルシェ」も4時まで実施。区内の小中学生が中心の「カワサキSDGs推進隊」が準備を進めている。23のブースが出展するほか、トークショーなどを通じ、さまざまな課題を身近に感じてもらい、自分たちができることを考えていく。

 麻生市民館ホールでは1日(午後1時開演)、麻生音楽祭40周年記念企画として、「1000人でオーケストラと歌おう!」を開催。事前に練習を重ねた200人と当日参加者800人で、区のイメージソング「かがやいて麻生」などを一緒に歌い、100周年を祝う。麻生フィルハーモニー管弦楽団や金程中吹奏楽部などが出演する。

 市民館の2階大会議室や3階では、区の芸術・文化を、見て・聴いて・作って体験できるイベント「カフェ・グランデあさお」(1日午前11時〜午後3時30分)が行われる。劇団民藝の俳優による民話の朗読と、(公財)日本オペラ振興会による初のコラボコンサートをステージで披露。終盤には会場の参加者と一緒になってパフォーマンスを作り上げる「100人100色アートの芽」を実施する。「プロの方々のコラボはもちろんだが、参加者も含めてみんなで1つのステージ・作品を形にする。川崎市の多様性を体現する企画になれば」と区の担当者は思いを話す。立体切り絵アートを楽しむワークショップなどもあり、老若男女問わず、区の芸術・文化の魅力を楽しめる。

 区役所前広場では両日午前10時から午後5時、麻生区ソーシャルデザインセンターが企画する第3回まちのひろば祭りも。区の課題を語り合う意見交換会や未来を考える市民講座などがある。

 詳細は麻生区サイト。問い合わせは区役所企画課【電話】044・965・5112。

創刊号(左)と200号を手にする小林さん

郷土史料館機関紙 『柿生文化』が200号 地域の歴史 伝え続け17年

 市立柿生中学校(麻生区)の敷地内にある柿生郷土史料館の機関紙『柿生文化』が、1月1日の発行号で第200号に達した。同館支援委員会委員として長年発行に携わっている小林基男さん(82)に、200号を迎えた思いや、創刊当初の様子、今後の展望などを聞いた。

開館の原動力

 柿生郷土史料館は、麻生区柿生、岡上地区に残る貴重な文化財を守り、地元で展示、公開しようという趣旨のもと、2010年の柿生中改築に合わせて開設された。その開館に先立ち、08年7月18日に創刊したのが『柿生文化』だ。同じく開館前から続けていた講座「カルチャーセミナー」と合わせて、機関紙を発行することで同館設立への機運を高めていったという。小林さんは「機関紙の発行は、史料館の開館という大きな目標に向け、原動力になっていた」と意義を語る。

 「創刊当初は柿生中におんぶにだっこだった」と小林さん。当時は予算もなく、同校の輪転機を借りて印刷。紙も学校の備品を使用していたという。小林さんは「記事も、初代支援委員長の連載以外は、当時の校長先生をはじめとした中学校の先生方に寄稿していただく形だった」とかつての様子を振り返る。

途切れず発行

 レイアウトなどの試行錯誤を重ねながら、地域の歴史を知る人からの寄稿や、同館に展示されている史料の紹介などを掲載してきた。現在は、同館の運営に携わる約20人の支援委員のうち、小林さんを含む5人の専門委員が中心となり、編集、執筆を行っている。

 12年3月の第46号からは、毎月1日に発行日が定着。同館の情報・研究誌として、近隣町会への配布や、麻生区役所、麻生市民館といった公共施設での配架などを通じて地域住民に郷土史を伝え続けている。小林さんは「なんとか途切れずに発行を続けられている」と胸をなでおろす。

課題は会員減少

 小林さんは「代替わりなどのタイミングで歴史的な史料を手放す家が増えてきている。価値のあるものかどうか確認できる、相談の場でありたい」と施設の在り方について思いを語る。

 一方で同館の運営を資金面で支える「友の会」会員の減少による、財政的な不安も残るのが現状だ。「これからも活動ができるよう、支えてくれる人が増えていけば」と期待を込める。

 『柿生文化』は同館で手に入る。偶数月の毎週土曜、奇数月の毎週日曜の午前10時から午後3時に開館している。また、過去の発行号は同館ウェブサイト(【URL】https://kakio-kyoudo.jpn.org/)で閲覧可能。問い合わせは小林さん【携帯電話】080・5513・5154、または同館【携帯電話】070・1503・6401。

エディブルフラワーを生産するKiranah Farm(キラナ・ファーム)園主の 森 彰人さん 高津区在住 32歳

食用花で食卓に笑顔広げる

 ○...川崎市内の個人農家としては初めて、食用の花「エディブルフラワー」を生産・出荷している。温度や湿度などが制御されているクリーンルームの中で、カラフルなビオラや個性的な苦みのあるアリッサムなどを栽培。昨年11月から本格的な収穫が始まり、首都圏の飲食店などに出荷している。

 ○...高津区久末で代々続く農家の20代目。自宅前に広がっていた水田で泥んこになって遊ぶ傍ら、歴史ある農業従事者としての両親や祖父母の姿を見て育った。そのため農家を継ぐ選択は「ごく自然なものだった」という。「小学校の卒業文集にも『将来は農業をやる』って書いてましたから。始める年齢も漠然と、30歳ぐらいって決めてましたし」

 ○...大学を卒業すると、まずJAセレサ川崎に就職。市内全域の農家を回りながら、都市農業の厳しい現実を目の当たりにした。高齢化と後継者不足、そして猛暑や集中豪雨などの異常気象。特に気候変動の影響は年々深刻さを増していることから、「いま『異常』と呼ぶ状態が、いつか普通になる日がくる。それならば最先端の技術も取り入れ、持続可能な都市農業の形を考えていこう」と決意。20代最後の年にJAを退社し、農業従事者の道に進んだ。

 ○...自然に左右されない形を考えた結果、室内で通年栽培できるエディブルフラワーにたどり着いた。選択肢は複数あったが、鮮やかな花に彩られた食卓を想像し、「これだ」と直感した。「食べる人が笑顔になり、会話が弾む様子が目に浮かんで、自分までうれしくなった。幼いころから周りの人を喜ばせることが大好きだったから、自分にぴったりだなと」。手掛ける花々で笑顔が広がる日を夢見て、挑戦を続けていく。

定点あたりの患者数の推移(人)

インフルエンザ猛威 「流行発生警報」を発令 相次ぐ小学校の学級閉鎖

 インフルエンザが川崎市内でも猛威を振るっている。2024年の12月16日から22日の集計期間に「流行発生警報基準値」を超えたため、市は12月24日にインフルエンザ流行発生警報を発令した。警報基準値を超えたのは24年2月以来。

 市はインフルエンザなどの感染症発生動向調査として、市内61施設を「定点医療機関」に指定し、1週間ごとにインフルエンザと診断された患者数の報告を受けている。この調査で昨年の第51週に1施設あたり59・92人となり、流行発生警報基準値である1施設あたり30人を超えたため、警報が発令された。

 患者数でみると、第51週に市内全域で3655人がインフルエンザと診断され、最も多かったのは宮前区の840人、川崎区の753人、高津区の673人と続く。地区ごとの定点患者数では、川崎区の94・13人が最多で、宮前区84人、多摩区69・13人と続いた。

 また1月にインフルエンザの影響で学級閉鎖された市立学校は、川崎区を除く6区の小学校6校。中原区の今井小では1年生の25人がり患したため、1月14日から3日間、学年閉鎖となった。

 市ではマスクの着用や手洗いなどの対策を呼びかけている。

ゴスペルで会場を沸かせる出演者

音楽で多様性を表現 たま音楽祭 今年も活況

 「たま音楽祭」が1月18日、多摩区役所内で行われ、約1350人(主催者発表)がさまざまな音楽を堪能した。

 当日は合唱やダンス、吹奏楽などバラエティに富んだ団体が登場。山岸朔太郎同祭実行委員長(24)は「幅広い方に出演していただき、テーマである多様性を表現できた」と語った。

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「川国で遊ぼう」
川崎国際生田緑地ゴルフ場
「川国で遊ぼう」
2月2日 市民開放日
川崎国際生田緑地ゴルフ場で2月2日(日)、冬の市民開放日「川国で遊ぼう」が開催される。午前9時から午後4時まで。入場・イベント料無料。ゴルフ場の一部を開放し、多... (続きを読む)
「ことラー」(右)が企画したアートの鑑賞ツアー

川崎市 「ことラー」2期生募集 アートを介して人をつなぐ

 川崎市は、市内の文化資源を使ってコミュニティーを活性化する「アートコミュニケータ」(略称ことラー)の2期生30人を募集中だ。

 高齢化社会を背景に、政府は20年に閣議決定した「骨太の方針」などの中で、現代人の孤独やストレスに対処するため薬ではなく人とのつながりを「処方」する「社会的処方」の重要性を打ち出している。これを受けて市は東京芸術大学と提携し、アートを介してコミュニティを育むプロジェクト「こと!こと?かわさき」を昨年度からスタートさせた。

 具体的には、全ての人が文化を楽しめる「アートコミュニティー」へと市全体が進化することを目指し、市内の美術館や博物館、パブリックアートや史跡などを舞台に、人と人がつながる機会を創出していくという。結果的にプロジェクトの成果が、生田緑地に移転される「川崎市市民ミュージアム」の新たな事業に継承されることも期待される。

 市はプロジェクトを推進する人材として、計100人の「ことラー」を育成する予定。昨年4月から40人が1期生として活動中で、基礎講座や実践講座を通して「アートコミュニケータ」としてのスキルを学んだ後、秋からはチームを組みアートの鑑賞ツアーなどを実行している。

 麻生区の飛び地・岡上にまつわる学びのツアーを町田市の西澤正彦さん(79)らと共に企画した宮前区の西村和子さん(63)は、改めて地域とつながりたいと思い、「ことラー」に挑戦したという。「初めて学ぶことがたくさん。新しい世界が開けました」

 「ことラー」の応募条件は川崎市内で活動する意欲のある18歳以上(4月1日時点)の人で、主な活動拠点となる新百合トウェンティワンホール(麻生区)に参加可能なこと。登録は最長3年間まで更新可能。交通費や謝礼は支給されないが、講座やワークショップに無料で参加できる。

 所定の応募用紙に記入の上、応募動機を作文にまとめ、市の市民文化振興室に郵送する(2月4日(火)必着)。

 詳細は市のホームページ【URL】https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000171070.html。

麻生区 乾物学ぶ講座 備蓄や調理法を解説

 講座「乾物を味方に もしもの時もいつものご飯〜乾物はフェーズフリー〜」が2月18日(火)、午後2時(受付1時45分)から4時まで、麻生市民館料理室で実施される。

 乾物防災食講師の河原みき氏が、乾物の調理方法や備蓄のポイントなどを解説する。対象は麻生区内在住・在勤の人。申込み先着25人。調理実習費500円程度。

 詳細・申込みは麻生区地域支援課【電話】044・965・5160。

家庭系可燃ごみ 有料化導入は21% 県内自治体アンケート

 家庭系可燃ごみの有料収集(※1)を行う神奈川県内の自治体は2024年11月14日現在、6市1町あり、県内33自治体に占める割合は21%であることが、タウンニュース社のアンケート調査で分かった。国は有料化を推進しており、22年時点で全国の実施率は62%(※2)。

 アンケート調査は、11月1日から11月14日までの期間で実施。家庭系可燃ごみの有料収集の実施状況や開始時期などを問い、全ての自治体から回答を得た。

 全33自治体のうち、有料回収しているのは11月14日現在で7自治体で、全体の21%だった。

「排出量減少した」

 県内で最も早く有料化に踏み切ったのは、二宮町で1997年。2006年以降は有料化を始める自治体が増え、近年では、茅ヶ崎市が22年に有料収集を開始した。7自治体はいずれも指定のごみ袋を使い、有料化で得られた収入を指定ごみ袋の製造や処理施設の運営費などに活用している。

 また、今回のアンケート調査では有料化導入後のごみ排出量は、全自治体が「減少した」と回答した。

「予定ない」48%

 有料化していない26自治体のうち、10自治体が「有料化を検討中」と回答。検討理由について「ごみの減量化・資源化を進めるための効果的な施策の1つ」(相模原市)、「ごみ減量が想定通りに進まない場合の対応策の1つ」(松田町)などが上がった。

 一方、「導入予定はない」と回答したのは16自治体で、全体のほぼ半数の48%だった。「ごみの排出量が計画どおり、減少しているため」(厚木市)、「ごみ減量対策の最終手段と捉えているため」(綾瀬市)などを主な理由としている。

川崎市も予定なし

 川崎市も「導入予定はない」と回答。その理由について、「市民の協力により、1人1日あたりごみ排出量が政令指定都市最少となるなど、減量化・資源化に向け順調に推移していることから、粗大ごみを除く家庭系ごみについては、現状、導入予定はない」とする。ただ、「国や他都市の動向・実施状況等の調査研究を進めているところ」ともしている。

 ごみ問題に詳しい東洋大学の山谷修作名誉教授(経済学)は神奈川県内の状況を「総排出量が減っている模範的な例」とした。その上で有料収集については「近年開始した自治体も多いが、導入前の審議や調整に壁を感じている場合もあるのでは」と分析している。

(※1)ごみの有料収集とは、自治体へ処理手数料を支払っていることを指す。単に自治体がごみ袋を指定している場合とは異なる。

(※2)全国の家庭系可燃ごみの有料収集率は「一部有料」としている自治体を除く。

※アンケート調査の詳細は次のURL、または二次元コードから確認できます。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1gd4m5mdaf-S6BLZP49HHxgtiRkhd_ZCi74mhenRhBK8/edit?gid=516651857#gid=516651857

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中野島ゆかりの噺家3人 地元で初の落語会 2月1日 ミニたま寄席

 多摩区中野島にゆかりのある3人の落語家が競演する第1回ミニたま寄席が2月1日(土)、中野島会館(多摩区中野島6の29の7)で行われる。

 出演するのは、一玄亭米多朗さん(中野島中学校元PTA会長)と初音家左橋さん(中野島中学校卒業生)、春風亭梅朝さん(中野島在住)の3人の真打。発案した一玄亭米多朗さんは「中野島に真打が3人もいる。落語を通じて、中野島はもちろん多摩区、川崎市を盛り上げていきたい。多くの人に笑ってもらえたら」と語る。今後、さらに川崎市出身や在住の落語家も巻き込み、寄席を継続していく予定だ。

 また、公演の収益と協賛金の一部を中野島中学校区の小学校(東菅・中野島・下布田)で実施する落語教室の事業費として活用する。「子どもたちに落語に親しんでもらう機会をつくっていきたい」と意気込んでいる。

 午後2時開演(1時30分開場)。入場料は前売り2千円、当日2500円。未就学児の入場不可。チケット購入や問い合わせは、(一社)らくご米多朗(【電話】044・944・3346/【メール】yoneta0609@gmail.com)。

賞状を持つ飯山さん

菅中3年・飯山真帆さん 鎌倉の木像描き最優秀賞 文化財保護ポスター表彰

 神奈川県教育委員会が主催する第53回「文化財保護ポスター」の「世界遺産登録をめざす鎌倉」部門(鎌倉市共催)で、市立菅中学校(多摩区)3年の飯山真帆さんの作品が最優秀賞に輝いた。

 子どもたちに文化財を守る心を育んでもらうため、県内の中学生を対象に毎年実施している事業。最優秀賞の作品は、ポスターに印刷し、文化財保護の普及啓発のため、県内の寺社や博物館、中学校などに広く配布掲示されている。

 美術部に所属する飯山さん。同部では、毎年自分の興味のあるコンクールに作品を出品している。家族で寺や神社を訪れるなど、歴史的な文化財に関心が高かった飯山さんは、1年生の時からこのコンクールに応募してきた。初の最優秀賞に「驚きが一番。でも、うれしかった。目を引くポスターだと思うので、多くの人に見てもらいたい」と笑顔を見せた。

 描いたのは、鎌倉市円応寺(えんのうじ)の「初江王坐像(しょこうおうざぞう)」。題材を選ぼうと、美術の資料集を見ていたとき「目力の強さに惹きつけられ、これを描きたいと思った」。昨年の夏休み期間約1カ月で制作。目力を表現するため、像全体ではなく、上唇からひたいまでを切り取り、目を中心とした構図にした。顔に寄ったことで、左右にできた余白に「鎌倉を世界遺産へ」というメッセージを目立つように入れた。水分量の少ない絵の具を使い、かすれた表現で、仏像の重厚感を伝えようと工夫したという。

 飯山さんの作品のほか、今回川崎市内から応募のあった14点は26日(日)まで岡本太郎美術館ギャラリースペースで見られる。1月31日(金)午後1時から2月13日(木)までは川崎アゼリア市役所通側広報コーナーでも展示される。(問)市文化財課【電話】044・200・3305
登壇する田村会長

地域のため 活動にまい進 川崎西法人会 新年を祝う

 公益社団法人川崎西法人会(田村精一会長)は1月15日、新年賀詞交歓のつどいをホテルモリノ新百合丘で開いた。会員や来賓、合わせて約110人が出席した。

 主催者としてあいさつに登壇した田村会長は、発生から1年が経過した能登半島地震の被災地の早期復興を祈念。続けて、「この1年間、公益法人として地域社会のためにいろいろな施策を掲げて、活動してまいりたい」と宣言した。川崎西税務署の千葉隆史署長ら来賓の祝辞などを経て、乾杯。会員らは互いに新年を祝い合った。2024年に入会した正会員・賛助会員32人のうち、10人が登壇して、紹介を受ける場面もあった。

 同会は1993年に社団法人(当時)川崎北法人会から独立。現在、多摩区と麻生区の約1100社が加盟している。

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やまゆりで活動発表会

 認定NPO法人あさお市民活動サポートセンターと麻生区役所が主催する「市民活動団体発表会」が2月9日(日)、麻生市民交流館やまゆり(麻生区上麻生)で開かれる。午後1時から4時。入場無料、見学自由。

 同館で活動する市民団体、グループの活動を周知する会。当日は各グループ約25分の持ち時間でコーラスや英会話、朗読劇、おもちゃ修理、太極拳、演劇を発表する。まちのひろばプロジェクトのパネル展示も。問い合わせは同館【電話】044・951・6321。

柔道の試合を行う多摩署員

強い姿、地域に見せる 多摩警察署で武道始式

 多摩警察署(菅健司署長)で1月16日、武道始式が行われ、同署署員が剣道や柔道など、日頃の鍛錬の成果を披露した。

 警察官の士気高揚と日頃の鍛錬の成果を発表する場として毎年行われている武道始式。菅署長は「精一杯、思い切って強い姿を見せてほしい」と訓示。警察関係団体や来賓約75人が見守る中、県警特別訓練員を相手にする五人掛けなど白熱した試合が繰り広げられた。刃物を振り回す犯人を取り押さえる実践逮捕術も。また、空手家でタレントの角田信朗さんが特別ゲストとして登場し、空手の形を披露した。

#かわさき推しメシ 多摩区は「御殿様」「花冠」 最高賞は幸区の「ほっぺ」

 市民の投票で、見て楽しい・食べて美味しい魅力ある一品をグランプリに決定する「#かわさき推しメシ」。昨年末に中原区で最終審査となる専門家3人による実食が行われ、多摩区からデカ映え部門で海鮮重 御殿様(おとのさま) 宴(うたげ)のオモウマグロ重が、スイーツ部門で花冠(はなかんむり)ル・カフェ・エ・サロン・ガストロノミーのカスタードプリンがグランプリに選ばれた。なお、一般部門のグランプリはブラッスリーほっぺ(幸区)のよくばりベーコンナポリタンだった。

 3回目となる今回は、新設のデカ映え・スイーツ各部門も合わせて3部門に市内132店舗がエントリー。秋の一次審査では、店舗で推しメシを注文した市民らの投票総数6741件から、各部門の上位2店舗が最終審査に進んでいた。

 実食審査中には「美味しくて本当に幸せ」「川崎ではなく日本一を決めているようだ」とのコメントも。特別ゲストとして実食した福田紀彦市長からも美味しさに感嘆の声が聞かれたという。

 準グランプリは、一般部門が酒縁(しゅえん)さらしな(多摩区)のカレーせいろ、デカ映え部門が餃子太陸(ぎょうざたいりく)(川崎区)のタワー硬焼きそば、スイーツ部門がテト・テオ(高津区)のうみたてたまごプリンだった。

劇団民藝 『八月の鯨』を公演 2月8日から 新宿で

 麻生区黒川に稽古場を構える「劇団民藝」による公演が2月8日(土)から17日(月)まで、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(新宿駅新南口徒歩5分ほか)で行われる。12年ぶりに『八月の鯨』を上演。麻生区が後援する。

 全席指定・税込みで一般7000円、夜公演チケットは5000円。開演時間は、昼公演が午後1時30分、夜公演が6時30分。

 詳細は同劇団のウェブサイト。問い合わせは同劇団【電話】044・987・7711。

5組10人を招待

 本紙読者5組10人を、2月9日(日)の昼公演に招待。希望者は、住所、氏名、年齢、電話番号、紙面の感想を明記し、はがきで〒211―0042 中原区下新城3の14の7タウンニュース社「劇団民藝」係へ。メールの場合は【メール】kawasaki@townnews.jp。1月30日(木)必着。当選発表は発送をもって。

展示物を紹介する古内副館長

川崎市アートセンター 園児の作品で彩りを 施設周知に期待寄せ

 川崎市アートセンター(麻生区)の3階コラボレーションスペースに、「太陽の子保育園ひよこ」の園児たちによる工作物が飾られている。

 地域住民や若年層への施設周知、来館を目的に、同館から協力を呼びかけ、昨年12月から開始。1カ月に1回、展示内容を変更しながら、施設を彩っている。古内久副館長は「誰でも無料で飲食もできるスペース。これを機に、気軽な休憩場所として足を運んでほしい」と期待を寄せた。

川崎JC 新体制が発足

 一般社団法人川崎青年会議所(JC)の2025年度の新体制が1月1日に発足した。任期は1年。執行部は次のとおり(敬称略)。

▽理事長/木村正((株)永信商事)▽直前理事長/村田光大郎((株)ムラタヤ)▽副理事長/中村雅和((有)海苔の鈴舟)▽副理事長/板坂光((株)小向精機)▽副理事長/増田和夫((株)増田解体)▽副理事長/中野絢斗(経済産業省)▽議長/鈴木清実賢((株)リクロス)▽専務理事/楠田真司(川崎ひかり法律事務所)▽副専務理事/佐藤恭寿((株)F.B)▽監事/神園佳昌(フォーワード合同行政書士事務所)▽外部監事/稲葉翔(武蔵小杉駅前法律事務所)

GO!GO!!フロンターレ

女性限定フットサルクリニック

 川崎フロンターレは1月26日(日)午後6時15分〜7時45分まで、フロンタウンさぎぬま(宮前区土橋)で「女だけのフットサルクリニック」を開催する。

 フロンターレのスクールコーチ・普及コーチの指導で練習をした後、試合を行う。16歳以上の女性が対象。パスや試合のスピードが速すぎることなく、男性との接触もないので、安心してプレーできる。体格差やスキル差が少ない女性同士だからこそ、上達も早いはずだ。「女性だけで楽しみたい、こっそり上手くなりたいという方はぜひ」と同クラブ。

 先着20人。参加費は1250円(保険料込み)。初心者参加可。友人紹介キャンペーンを実施しており、紹介者と紹介された人には翌月から同イベントで使える250円割引クーポンがプレゼントされる。雨天決行。雷雨等悪天候の場合は中止の可能性あり。

 申し込みはフロンタウンさぎぬま【電話】044・854・0210または同所カウンターへ。