中原区版【1月31日(金)号】

川崎市公立学校 体育館の空調整備へ 市議会、全会一致で可決

 猛暑による熱中症対策や防災拠点となる避難所の安全を確保しようと、川崎市議会は先月、公立学校の体育館などへの空調設備の整備促進を求める決議案を全会一致で可決した。国も整備に向けた財政支援の拡充を表明。市内の学校体育館への設置率は約5%にとどまっており、状況改善に期待がかかる。

 地球温暖化などの影響で夏の猛暑が深刻さを増す中、市は2021年度までに、全ての公立学校の体育館に「冷風扇」を配置するなどの熱中症対策を講じた。しかし、より快適な環境を求める市民の声は根強い。そこで市議会は、子どもたちや避難者の安全確保を目的に、第4回定例会で学校体育館への空調設備の整備促進を求める決議案を全会一致で可決した。

設置率は約5%

 教育現場では近年、空調設備の整備が急速に進み、昨年9月時点の市内公立小中学校の設置率は、普通教室が100%、特別教室が約98%となっている。一方で、学校行事や部活動などで使用する体育館等については、全国平均が約19%のところ、約5%にとどまる。

 現時点で空調設備が設置されている体育館は、中学校3校と特別支援学校3校、工事中1校の7校。換気上の問題や、障がいのある児童生徒の体温調節への配慮から整備された。市教委の担当者は「普通教室の整備を最優先課題として取り組んできたため」と全国平均を下回る理由を話す。

費用面に課題

 地域の学校は、防災拠点としての役割も担う。それでも空調設備の整備が進まないのは、費用面が課題の一因となっているからだ。体育館は床面積が広いため熱効率が悪く、断熱対策にも多額の費用が掛かるという。

 国も令和6年度補正予算で新たな臨時特例交付金を創設し、体育館への空調設備の整備を後押しする。補助制度については市議会でも議論され、市は「算定割合が2分の1、対象期間は令和15年度までと示された」と答弁。次年度予算案に向けた重要課題の一つとして検討するとしている。

市長らを乗せて出発するバス

川崎市・自動運転バス 実証実験がスタート 27年度の実装を目指す

 川崎市は1月27日、路線バスによる自動運転の実証実験を開始した。ルートは、羽田連絡線「大師橋駅(川崎区)〜天空橋駅(東京都大田区)」、川崎病院線「川崎駅〜市立川崎病院」までの2ルートで、都県をまたいでの実証実験は全国で初。運転手不足による路線バスの減便解消に向け、2027年度中にドライバーが不在の中でも自動で運転する「レベル4」の実装を目指す。

 今回の実証実験は、特定地域でシステムが周辺環境を認識し、ドライバー不在で走行する「レベル4」の実装に向けて行われるもの。事業主体は川崎市、運行主体は川崎鶴見臨港バス(株)が担い、8社が協力企業として参画している。

 期間は、羽田連絡線(走行距離約4・4Km)は1月27日〜30日、2月4日(火)〜7日(金)、川崎病院線(約1・3Km)は2月1日(土)、2日(日)。羽田連絡線は、運転手が乗車し、車両走行中にハンドル操作や加減速操作をシステムで行うレベル2(一部区間は手動)で行い、車両側で信号情報を取得しながら走行する信号連携を検証する。川崎病院線は、運転手がすべての操作を行い、センサー類を起動しながら走行データを蓄積。自動運転バス車両を多くの人に見てもらうことで認知度をあげることを目的としている。また、交通量が多く、大型車の走行、路上駐車が多い都市部で実証実験を行うことで、自動運転の走行に与える影響の検証も行う。市の担当者は「自動運転レベル4の実装に関するノウハウを全国に展開する『川崎モデル』の構築に向けた一歩にしたい」と力説する。

 実証実験期間中、一般の試乗も可。事前予約制で先着順。市ウェブサイトで受け付けている。

バス減便対策に

 実証実験の背景には、バスの運転手不足による路線バスの減便が挙げられる。市によると、市内の人口が年々増加しているのに対し、バス便数は運転手不足の影響から、18年の1万2400便(1日)をピークに、23年は1万100便(1日)と、一日当たり2300便減少している。10年後には、現状よりも3割程度運転手が減少する見込みだという。

 そうした交通課題の解決策として、150万人が暮らす政令市で、川崎市は国や警察、事業者らと連携して取り組んでいく。また市では、今後、得られた知見やノウハウを生かし、他のバス路線への導入、臨海部における自動運転をいかしたまちづくりにつなげていく意向だ。

走行「ストレスない」

 1月27日に、川崎生命科学・環境研究センター(川崎区)で行われた出発式で、福田紀彦市長は「運転手不足によるバスの減便から地域の足をしっかり守っていくためには、最新の技術を駆使して補っていく世界観をいち早く作っていかなければならない」と話した。

 その後、福田市長をはじめ、関係者らは天空橋駅まで試乗。福田市長は「スピードは35Kmくらいでストレスなく乗れた。車線またぎや、カーブもスムーズで技術の高さに驚いた。センシティブにブレーキがかかることもあったが、こういうことを検証の中で微調整していく。27年度までにレベル4を実現させたい」と乗車の感想を話し、展望を語った。

プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「神奈川フューチャードリームス」新監督 武藤 孝司さん 川崎市在住 51歳

チーム、地域のため全力で

 ○…2025年シーズンからチームの指揮官を務める。24年シーズンはヘッドコーチとして、チームを鼓舞。リーグ優勝に貢献した。「無我夢中でやった一年だった」と振り返る。コーチ就任1年目でもあり、感慨もひとしおだ。その功績もあった今回の抜てき。「川村丈夫前監督のもとで学んだことを糧に連覇を目指す。投手を中心とした守りの野球でしっかり固めていきたい」と抱負を語る。

 ○…主力選手の退団もあったが、先月行われた新入団選手のお披露目では「来季に向けて、いい補強ができた。戦力は整った」と手応えを感じている。2月の合同練習を前に、昨季からいる選手も含め「レギュラーは白紙。実力でポジションを勝ち取ってほしい」と伝えた。早くも緊張感のあるチームづくりが始まっている。

 ○…川崎市出身。横浜商業高校2年の夏に甲子園に出場し、大学を経て1995年、ドラフト3位で近鉄バファローズ(現オリックス・バファローズ)に入団。ショートとして活躍し、オールスターゲームにも出場した。肩の故障で2003年に現役を引退。その後、NPB(日本野球機構)や米メジャーリーグチームのスカウト、独立リーグと社会人チームのコーチを務めた。40歳の頃一度は会社員を務めたが野球への情熱が忘れられず再び野球の世界に。「地元神奈川で野球に携われることはうれしい」と笑顔を見せた。

 ○…監督としてチームづくりに努める一方、野球人として同リーグからNPBへ一人でも多くの選手を送り出すことが使命と胸に刻む。加えて地元で子どもたちの野球教室を開くなど普及・発展にも尽力。チーム名の通り、選手や子どもたちに未来の夢づくりを掲げるニューリーダーだ。

楽しい「ものづくり」体験 2月16日、匠(たくみ)たち・各種団体イベント

 ものづくりの魅力に触れるイベント「てくのまつり」(川崎市生活文化会館主催)が、2月16日(日)に「てくのかわさき」(溝の口駅徒歩5分)で開催される。

 市内最高峰の匠こと「かわさきマイスター」に加え、着付けやキルト、整体など多彩な団体が集結し、ものづくりや体験、作品展示・販売等を行う。イス作り体験や友禅染め、食品サンプル作り、こどもスタンプラリーの他、着付けの実演等ステージ発表もあり、盛りだくさんの内容。「溝ノ口カレー」等の飲食販売もあり、楽しめる1日となっている。

 関係者は「匠たちの技を見て触れて体験して、ものづくりの面白さを味わってもらえれば」と来場を呼び掛けている。午前10時から午後3時30分まで(体験等は有料のもの有)。(問)同館【電話】044・812・1090

日頃の練習の成果を発揮する署員

中原警察署 白熱の試合を披露 若手署員ら武道始式で

 中原警察署(佐藤智宏署長)は1月21日、署内の道場で「武道始式」を行った。署員が、区民の安全を守る武道の技術を披露し、士気高揚と日頃の訓練の成果を披露するための催し。

 「武道は強い精神力と強靭(きょうじん)な身体、礼節を身につけることができる。日ごろの鍛錬の成果を十分に発揮し、区民の皆さまの期待に応えられるよう心技体の気迫に満ちた試合を見せてほしい」との佐藤署長の訓示を受け、区内の交番などに勤務する30人の若手からベテランまでの署員が柔道と剣道に分かれて熱戦を繰り広げた。行政や関係者らが見守る中、勝ち抜き戦となる高点試合を実施。ユニークな選手紹介に笑いが起こる中、試合は一転して真剣勝負になり、一本が決まると大きな歓声が上がった。その後、逮捕術の模範試合、空手の演武も行われた。
パフォーマンスの様子=提供

インユニティ 観客巻き込み合唱 約700人が来場

 音楽とダンスの祭典「In Unity2025」が1月19日、エポックなかはらで行われた。主催は同実行委員会と中原区役所。

 区内で活躍する団体が、音楽やダンスを通じて交流することを目的に毎年、行われている。当日は約700人が会場を訪れ、約4時間半にわたる11団体のパフォーマンスを楽しんだ。

 昨年6月から準備を始め、議論を重ねる中で、出演者や参加者が自分の出番や見たい演目が終わると、途中で帰ってしまうことが課題として挙げられた。そこで今回は初の取り組みとして、フィナーレで出演者と観客が一体となり、オリジナルで編曲された『世界に一つだけの花』を歌った。区の担当者は「良い反響を多く頂いた。来年もより良いものをつくっていきたい」と力を込める。

「ことラー」(右)が企画したアートの鑑賞ツアー

アートを介し人をつなぐ 川崎市 「ことラー」2期生募集

 川崎市は、市内の文化資源を使ってコミュニティーを活性化する「アートコミュニケータ」(略称ことラー)の2期生30人を募集中だ。

 高齢化社会を背景に、政府は20年に閣議決定した「骨太の方針」などの中で、現代人の孤独やストレスに対処するため薬ではなく人とのつながりを「処方」する「社会的処方」の重要性を打ち出している。これを受けて市は東京芸術大学と提携し、アートを介してコミュニティを育むプロジェクト「こと!こと?かわさき」を昨年度からスタートさせた。

 具体的には、すべての人が文化を楽しめる「アートコミュニティー」へと市全体が進化することを目指し、市内の美術館や博物館、パブリックアートや史跡などを舞台に、人と人がつながる機会を創出していくという。結果的にプロジェクトの成果が、生田緑地に移転される「川崎市市民ミュージアム」の新たな事業に継承されることも期待される。

 市はプロジェクトを推進する人材として、計100人の「ことラー」を育成する予定。昨年4月から40人が1期生として活動中で、基礎講座や実践講座を通して「アートコミュニケータ」としてのスキルを学んだ後、秋からはチームを組みアートの鑑賞ツアーなどを実行している。

 麻生区の飛び地・岡上にまつわる学びのツアーを町田市の西澤正彦さん(79)らと共に企画した宮前区の西村和子さん(63)は、改めて地域とつながりたいと思い、「ことラー」に挑戦したという。「初めて学ぶことがたくさん。新しい世界が開けました」

 「ことラー」の応募条件は川崎市内で活動する意欲のある18歳以上(4月1日時点)の人で、主な活動拠点となる新百合トウェンティワンホール(麻生区)に参加可能なこと。登録は最長3年間まで更新可能。交通費や謝礼は支給されないが、講座やワークショップに無料で参加できる。

 所定の応募用紙に記入のうえ、応募動機を作文にまとめ、市の市民文化振興室に郵送する(2月4日(火)必着)。

 詳細は市のホームページ【URL】https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000171070.html

一日税務署長を務めた竪月さん

中学生が模擬決裁体験 川崎北税務署で一日署長

 川崎北税務署(荒井寿宏署長)は先月、今年度の中学生「税についての作文」で税務署長賞を受賞した中学生を一日税務署長に任命し、模擬決裁などを体験した。

 今回、一日税務署長に就任したのは、竪月真奈美さん(高津中3年)ら。竪月さんは「能登半島地震で感じた税」で税務署長賞を受賞。この日は、委嘱状を荒井署長から受け取り、模擬決裁を体験したほか、署長訓示として職員の前で作文を朗読した。竪月さんは「災害復興など、本当に困っている人に公平に集められた税金が役に立っている」と職員の前で話した。

 また、同署は納税表彰式も開催。国税申告や納税等の高揚に貢献のあった人や税務行政の推進に功績のあった人を表彰している。東京国税局長表彰として、遠藤章さん(川崎北青色申告会会長)も紹介された。

 納税表彰者は次の通り(順不同・敬称略)。〇税務署長表彰▽保坂敏江(川崎北青色申告会ブロック役員)▽小林正樹(公益社団法人川崎北法人会理事)▽横山芳春(同)▽小湊宏之(同)▽田中洋平(同)▽岸治男(同)▽山本敏雄(川崎小売酒販組合理事)〇署長感謝状▽大岡一成(川崎北青色申告会ブロック役員)▽渡邊裕子(同)▽安藤均(公益社団法人川崎北法人会理事)▽吉濱勝行(同)▽菊地和宏(川崎北間税会理事)■租税教育推進校等▽市立西丸子小学校

気合を入れ、掛け声とともに多摩川の水を全身に浴びるメンバー

多摩川クラブ 水神祭で「どっこいせー」 安全祈願、10人が禊ぎ

 1月の恒例行事「多摩川水神祭」が25日、丸子橋近くの河川敷で行われた。主催は同川で子どもたちに環境学習などを行う多摩川クラブ中原(内藤隆代表)。

 13回目の開催となる今年は近隣町会や商店街など地域団体から約30人が参列。日枝神社の山本雅道宮司が祝詞をあげ=写真下=、多摩川で生き物観察「がさがさ」などを行う近隣小学校の児童の安全を祈願した。その後、気温6度の寒空の下、ふんどし姿の男性8人と行衣をまとった女性2人が「どっこいせー」の掛け声とともに川に入り、禊ぎを行った。

 初参加した区内在住で20代の村上いづみさんは「水が冷たかったけど、一周回って気持ちよくなった」と笑顔で話した。川から上がったメンバーは、一列に並んだ参加者らとハイタッチを交わし福を授けて歩いた。内藤代表は「水が深くて心配だったが、無事終えられてほっとした。穏やかな良い年になってほしい」と思いを込めた。

メッシュ素材のポーチとトート

川崎市と大田区でコラボ 銭湯でスタンプラリー Tシャツなど景品多数

 川崎市内と東京都大田区内の銭湯などを巡るデジタルスタンプラリーイベント「ラブ湯オンリー銭湯が好きだ!」が開催中だ。2月16日(日)まで。

 銭湯は全国的に減少傾向が続いており、川崎市内でも、昭和40年代の170軒をピークに減り続け、現在は29軒が営業している。そのため川崎浴場組合連合会では銭湯の魅力を伝えるため、多摩川をはさんで隣り合う大田区の浴場組合連合会と連携し、様々なイベントを開催してきた。

 京急と合同のスタンプラリーは今回で7回目。市内の銭湯や大田区内の31の銭湯と、ふたつの自治体をつなぐ京急線の3駅(大森町駅、雑色駅、大師橋駅)で二次元コードを読み取りスタンプを集めると、景品がもらえる。

 スタンプ1つでも、先着1500人までステッカーをもらえるが、スタンプ4つでは手拭いをもらえ(先着750人)、6つで抽選のうえ、お風呂やサウナで使えるメッシュ素材のオリジナルポーチかトートバッグがもらえる。7つ集めると、抽選で100人がロゴ入りTシャツをもらえ、やはり抽選で50組100人が貸し切り列車イベント「銭湯トレイン」などに参加できる。詳細は二次元コードから。

区役所職員の話を聞く3人

平間中生が記者体験 記事作成、区役所を取材

 市立平間中学校2年生の藍原汰壽さん、平良斗愛さん、飯田凱斗さんの3人が1月23日、職場体験のためタウンニュース社を訪れた。

 どのように紙面がつくられるのか、どうやって情報を集めているのかなどに興味を持ち、訪問した3人。社内でタウンニュースの業務や紙面づくりなどの説明を受けた後、資料をもとにした記事の作成を体験した。その後、中原区役所を訪れ、記者と一緒にイベントの取材も行った。

 体験を終えて、飯田さんは「新聞の作り方を知ることができて、つくる側は大変だと感じた」と話し、藍原さんは「記事のまとめ方など教わったことを今後の勉強に生かしたい」と抱負を語った。平良さんは「働くことの思いがなければ、働いている意味がないということを知ることができて勉強になった」と振り返った。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)

区内の節分祭 豆まき情報 2月2日 各神社で

 2月2日(日)、区内の主な神社で節分祭が行われる。

■住吉神社(木月1の20の1)=午後2時から式典、2時45分から豆まき

■八幡大神(上平間299)=午後3時から式典、4時から豆まき

■丸子山王日枝神社(上丸子山王町1の1555)=午後5時頃から神社境内で節分祭(豆まき参加者には4時から整理券配布)。6回に分けて実施し、各回入れ替え制

フラダンスを披露する出演者(上)と折り紙レイをかけた遠藤さん

ハワイフェス 冬に常夏の盛り上がり 折り紙レイの体験も実施

 市民にハワイを知ってもらいたいと中原区を拠点に活動しているボランティア団体・かわさきハワイアンプロジェクト(遠藤久乃代表)が1月25、26日、川崎市国際交流センター(木月祗園町)で「かわさきハワイアンフェスティバル〜ふゆ」を開催した。

 市内を中心に2日間で30団体以上が集結し、ステージでフラダンスやウクレレ演奏などを披露。外気温が10度を下回る中、会場内に常夏の空間を演出した。日本の千羽鶴とハワイのレイを融合させたオリジナルの「折り紙レイ」作りのワークショップに多くの人が参加。会場の外にはキッチンカーが並んだ。市内在住の女性は「小学生の孫の踊りを楽しみに来た。3歳から続けているので、このような大舞台で披露できてよかった」と笑顔で話した。

 遠藤代表は「活動を初めてもう7年になる。地元の方にダンスを満喫していただき、ハワイの文化を感じてもらえてよかった」と成功を喜んだ。

直径122cmのキンボール

中原スポーツまつり 楽しさテーマに 2月24日 とどろきAで

 パラスポーツなどのユニークな競技を体験できる「第4回中原スポーツまつり」が2月24日(月・祝日)、とどろきアリーナで開催される。同実行委員会と区が主催し、午前10時から午後3時まで。

 「子どもから高齢者まで年齢や障害の有無を問わず、誰でもスポーツに親しむきっかけづくり」がテーマ。ドローンを飛ばしゴールに入れて点数を競う「ドローンサッカー」や、直径122cmの巨大なボールで試合を行う「キンボールスポーツ」、2本のロープで縄跳びをする「ダブルダッチ」など、屋内外にさまざまなスポーツが体験できる27のブースを出展する。キッチンカーやスタンプラリーなども予定。友人同士や家族、一人でも参加できる。

 事前申込不要で参加無料(一部を除く)。詳細は区のウェブサイトへ。

かわさき市民活動センター 学生のアイデア募集 フリースペース活用へ

 かわさき市民活動センターは2月2日(日)、同センター(新丸子東)のフリースペースを若い世代に活用してもらうため、アイデア出しの会を開催する。午前10時から11時30分。参加無料。

 同センターのフリースペースのことを知ってもらい、活用してもらうことが狙い。使いたい、使いやすい施設にするためのアイデアを募集している。

 対象は、中学生から大学生までの学生。予約不要。ウェブサイトでも意見を募集している。

 問い合わせは、同センター【電話】044・430・5566。

デイジー図書ボラ体験会 申し込み受付中

 視覚障害者の読書のために開発された「デイジー図書」のボランティア団体「デイジー川崎」が「お試し体験会」の参加者を募集している。

 パソコンを使って録音図書の編集作業に取り組む。開催日時と会場は、2月18日(火)と25日(火)午後2時〜4時、川崎市視聴覚障害者情報文化センター(ふれあいプラザかわさき3階/川崎区堤根)。定員5人。申し込みは、川崎市視覚障害者情報文化センター(【電話】044・222・1611【FAX】044・222・8105【メール】kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp)へ。締め切りは2月16日(日)。

新年会 賀詞交歓会 vol.2

■川崎地域連合

 主催者あいさつで渡部堅三川崎地域連合議長は、これから始まる春闘で、昨今の物価高を上回る賃上げの必要性を説き、「昨年以上の最低賃金の引上げ、人事院勧告の引上げを目指していきたい」と語った。また共同開催である川崎労働者福祉協議会とは「運命共同体」であると述べ、「課題は山積しているが、安心して働ける社会の実現に向けて全力で取り組んでいく」と抱負を語った。同会は連合神奈川の安部輝実副事務局長、福田紀彦市長などの各来賓あいさつと歓談ののち、ビンゴ大会を挟んで閉会した。(1月14日、市産業振興会館)

■神奈川県宅地建物取引業協会川崎中支部

 中原区と幸区を中心に約300の不動産会社が加盟する同団体の関係者ら約100人が出席。冒頭のあいさつで中村公則支部長は今後5年間、宅地建物取引士資格試験に関する業務を引き続き受託し、協会が資格を目指す人の窓口になると報告。続けて「これからも不動産業界の発展のため、協会として努力していきたい」と抱負を語った。今年も不動産の無料相談会やイベントの開催などを引き続き実施し、不動産に関係する法律が改正された際には会員への周知にも力を入れていく考えを示した。(1月21日、川崎日航ホテル)

■モトスミ・ブレーメン通り商店街振興組合

 同商店街が法人化し今年で50周年を迎えたことを受け、伊藤博理事長は平和公園で開催したパレードや秋祭りの変遷、独ブレーメンとの交流を通じ発展してきた商店街の半世紀について言及。また、今後の展望として若手への継承を掲げ、「青年部が26人も活動している商店街はない。商店街でのさまざまな企画や、湯河原から元住吉までの100キロを歩く新たなイベントもよくやってくれている」と評価。昨年プレイベントを成功させ、今年3月の実施分も申込定員に達した「神奈川100Kmウォーク湯渡し100」に期待を寄せた。チェーン店も参加する同商店街のポイントカード「ブレカ」については、付加価値を高める新たなビジョンも示した。(1月21日、ホテル精養軒)

■川崎市看護協会

 看護師や関係者らの前であいさつに立った堀田彰恵会長は、全国で唯一、市レベルで法人格を持ち、活動を行っていることや、来年設立30周年を迎えることに言及。「どうやって看護のつながりを実現し、実りを得ていくのか。皆さんと力を合わせて進めていきたい」と力強く語った。また「看護の力で地域を元気に」の合言葉のもと、昨年の川崎市制100周年に合わせて行ったイベント等について報告。「地域に看護師が出ていき、そこで得られる学びが看護の現場にいきていく。その循環が生まれようとしている」と話し、事業への参加を呼び掛けた。そのほかにも看護の未来を変える国家プロジェクトへの参画、看護職の人材確保への取り組みなどを紹介した。(1月24日、ホテル精養軒)

■ライオンズクラブ

 区内を拠点に活動する川崎北ライオンズクラブ(有田茂会長)、川崎中原ライオンズクラブ(鳥海信明会長)、川崎巽ライオンズクラブ(今井宏志会長)、川崎リバティライオンズクラブ(古宮雅之会長)の4団体が合同で開催し、関係者ら45人が出席。4クラブを取りまとめるゾーンチェアパーソンの樋口一夫氏(川崎北LC)は、脳梗塞から復帰してこの場に立ったことを話し、「クラブが仲良く協力し合って、献血や青少年の支援などを継続して取り組んでいく」と話した。来賓として、第2副地区ガバナー立候補予定者の井田渉氏(川崎富士見LC)も出席。「会員のみなさんと共に、楽しく奉仕活動に取り組み、クラブを一緒に盛り上げていきたい」と決意表明した。4クラブの会長も檀上に立ち、「クラブ会員が減少する中、各団体が協力しながら活動し、会員募集にも力を入れたい」と力を込めた。(1月27日、ホテル精養軒)

小杉から田園調布へ 2月9日 歩こう会

 楽しく歩きながら健康増進と体力向上を目指す「中原歩こう会」が2月9日(日)に開催される。参加無料、申込み不要。

 当日は、午前8時に中原区役所に集合。等々力緑地での休憩を挟みながら、田園調布せせらぎ公園までの約5Kmの道程を歩く。ゴール地点に到着後、現地解散。雨天時は16日(日)に延期する。

 (問)事務局(中原区地域振興課)【電話】044・744・3323

#かわさき推しメシ 最高賞に幸区の「ほっぺ」 多摩区の「御殿様 宴」「花冠」も

 市民の投票で、見て楽しい・食べて美味しい魅力ある一品をグランプリに決定する「#かわさき推しメシ」。昨年12月26日、グランツリー武蔵小杉で最終審査となる専門家3人による実食審査が行われ、結果発表が行われた。

 グランプリには一般部門でブラッスリーほっぺ(幸区)の「よくばりベーコンナポリタン」、デカ映え部門で海鮮重・御殿様(おとのさま)・宴(うたげ)(多摩区)の「オモウマグロ重」、スイーツ部門で花冠(はなかんむり)ル・カフェ・エ・サロン・ガストロノミー(多摩区)の「カスタードプリン」が選ばれた。

 3回目となる今回は、新設のデカ映え・スイーツ各部門も合わせて3部門で市内132店舗がエントリー。秋の一次審査では、店舗で推しメシを注文した市民らの投票総数6741件から、各部門の上位2店舗が最終審査に進んでいた。

 実食審査中には「美味しくて本当に幸せ」「川崎ではなく日本一を決めているようだ」とのコメントもあがった。特別ゲストとして実食した福田紀彦市長からも美味しさに感嘆の声が聞かれたという。

 準グランプリは、一般部門で酒縁(しゅえん)さらしな(多摩区)の「カレーせいろ」、デカ映え部門で餃子太陸(ぎょうざたいりく)(川崎区)「タワー硬焼きそば」、スイーツ部門でテト・テオ(高津区)「うみたてたまごプリン」だった。

第53回定時制高校作品展 書に思い込め金賞 高津高校の小谷有香さん

 川崎市内の定時制高校に通う生徒たちの学習成果を披露する作品展が、JR川崎駅前の地下街アゼリアで1月6日から17日まで開かれた。

 作品展には、授業や部活動で制作した書や絵画など5つの部門で「優秀作品」に選ばれた約140点が展示された。

 このうち書道部門で「最優秀賞」に選ばれた高津高校定時制1年生の小谷有香さん(多摩区在住)は、紙の真ん中に堂々とした行書で「道」と書き、両脇に「学ぶことは 生きること 今日だけ 仲間と共に」と、今の自分の思いをしたためた。

 小谷さんは、バブル期の1980年代半ばに中学生時代を送り、「有り余るエネルギーを遊ぶことだけに使ってしまった」と振り返る。遊ぶことに夢中でほとんど学校に行かなかったため、進路指導の教員から「高校に進学なんて、できるわけない」と一蹴された。その言葉で進学を諦め、10代で結婚・出産。しかし結婚生活は長く続かず、離婚後は仕事と子育てに追われる人生だった。

 だが人生の中で、若かりし日に学びから逃げたことを何度も後悔した。「知識の積み重ねがないまま大人として生きることは大変だった」と小谷さん。高卒認定試験に挑むも自力では無理と気付き、定時制を卒業した知人が立派に生きる姿に背中を押された。

 昨春、進学。自分の過去をふまえ、「一日、一日を丁寧に生きよう」と心に決めた。「学ぶことで世の中のしくみが分かり、生きることが楽しくなった」と語る。

 「分からないことだらけでキツい時期が続いたけれど、この場所(学校)は自分が求めるものすべてに、しっかりと応えてくれる。これからは自分にできることをして、人に喜ばれる存在になりたい」

 なお、定時制の「作品展」は、市内の定時制に約5千人が通っていた1940年代前半に始まり、今回で53回目となる。現在は川崎、川崎総合科学、橘、高津の市立4校と県立川崎、県立向の岡工業の6校に計714人(昨年5月1日時点)が通っている。

子育ての情報交換 2月13日 中原市民館

 子どもを遊ばせながら情報交換ができる子育ておしゃべり広場「なないろ」が2月13日(木)、中原市民館で開催される。午前10時から11時30分。

 子育てに関してわからないことや気になることを話したり、子育て経験者に相談することもできる。参加費無料で、対象は乳幼児とその保護者(定員10組程度)。予約不要で出入りも自由。

 (問)中原市民館【電話】044・433・7773

参加無料 知っておきたい、令和の相続 2月20日、新横浜でセミナー

 近年大きな変革があった相続税・贈与税制-。相続税に特化したランドマーク税理士法人では、その内容と令和7年の税制改正についての特別セミナーを、2月20日(木)に開催。午後2時から3時まで。セミナーテーマは『令和7年度税制改正と不動産の相続問題』。

 「相続税についての理解を深め、早めの対策を進めていきましょう」と講師の清田幸佑さん。終了後、希望者には個別相談も(要予約)。

 参加無料。会場は同社新横浜セミナールーム(新横浜駅1分)。申込・問合せは【電話】03・6269・9996まで。

ユニフォームを着る家長昭博選手

GO!GO!!フロンターレ

2025ユニフォーム発売中!

 川崎フロンターレは2025シーズンの新ユニフォームを公式ウェブショップ「AZZURRO NERO」(アズーロ・ネロ〈検索〉)で発売中。

 今年は川崎の秘密基地「BASE」がモチーフ。チームカラーであるブルーとブラックを中心に、クラブにゆかりのある市内の場所を番号で表した座標コードを取り入れ、落ち着いたストライプ柄に仕上げた。クラブの伝統と本拠地である川崎とのつながりを感じられる、クラシックなデザインだ。

 素材には吸水性・速乾性に優れたスクエアドライニットを使用。汗をかいても衣服の中を快適に保つことができる。エンブレムには川崎市の花「つつじ」、チームマスコットの「イルカ」、チームカラーのブルーとブラックをあしらい、世界に向けて開かれた活力と、魅力ある臨海都市・川崎を表現。

 フィールドプレーヤー1st・2nd、ゴールキーパー1st・2nd、すべて17600円。選手名・背番号の追加には別途4400円が必要(任意の名前の場合、背番号は12のみ)。

画像はいずれも川崎フロンターレ