港北区版【2月13日(木)号】
一般部門最優秀賞を受賞した港北ふるさとテレビ局代表の伊藤さん

港北区役所 動画コンの受賞者発表 区の魅力収めた53点から

 港北区は、昨年7月に「港北区の魅力募集!ショートムービーコンテスト」を開催。審査を経て1月31日に結果が発表され、応募総数53作品の中から、最優秀賞2作品(一般部門・小中学生部門から1作品ずつ)が決定した。

 自治体PRの一環で、一般公募による動画コンテストが全国各地で開催される昨今。港北区は「姫路市動画コンテスト」や「港南区3R動画コンテスト」等、他自治体の実施例を参考に初開催した。全53作品の応募の中から、区内のさまざまな魅力が規定秒数内に分かりやすくまとめられた点が評価された、港北ふるさとテレビ局『横浜・港北 四季だより』、大曽根小学校 みゆずきさん『大倉山梅林公園の魅力』がそれぞれ一般部門と小中学生部門で最優秀賞を受賞した。

 担当した地域振興課地域活動係の道岡円香さんは「想像以上の応募数で、港北の魅力が詰まった動画をたくさん送って頂けました」と同コンテストを振り返った。

ふるさとの魅力伝え続ける

 一般部門の最優秀賞を受賞した港北ふるさとテレビ局の作品は、港北区内の風景・行事・建築などを季節ごとにまとめたもの。今まで撮りためた素材と新たに撮影した素材を組み合わせて制作された。代表の伊藤幸晴さんは「受賞できうれしい。今後も”ふるさと”としての港北の魅力を収め、発信し続けたい」と受賞の感想と今後について語った。

 小中学生部門の最優秀賞を受賞した大曽根小学校みゆずきさんの作品は、大倉山梅林公園の季節ごとの風景写真を厳選し、スマートフォンで操作しているような表現を用いて制作された。

 最優秀賞を含めた各受賞作品全7本は、区役所内のサイネージ、横浜市の公式YouTubeチャンネルで公開中。同課課長の安達友彦さんは「初開催にも関わらず多くの応募を頂きありがとうございました」と応募者への感謝と、「パワーアップして、今後もコンテストを続けられたら」と今後の展望についても話した。

 そのほかの受賞者・団体は以下(敬称略)。▼小学生部門賞=富郁花『港北区のいいところ』、太尾小学校6年1組『太尾・大倉山の魅力』、大曽根小学校チームいいね『ここいいね港北区』▼中学生部門賞=奥田風真『港北区の魅緑』▼一般部門優秀賞=長谷川大空『港北区の魅力紹介30秒チャレンジ!』

横浜市予算案 防災、子育て支援に重点 2年連続プラス編成

 横浜市は1月27日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は前年度比3・6%増の1兆9844億円で、2年連続の増加となった。24年に4年ぶりの人口増、さらに20代から40代の社会増減が過去20年で最大のプラスになったことをうけ、引き続き子育て支援を強化するとともに、防災・減災対策にも注力し、「人にやさしいまち」を目指すとした。

 横浜市中期計画の最終年度にあたる25年度。山中竹春市長は27日の記者会見で、「もっと『人を惹きつけるまち』へ」をキャッチフレーズに、市民要請の高かった地震対策、子育て支援、地域交通の拡充を核とした予算編成であると説明した。

 能登半島地震を契機とした新たな防災・減災対策には、今後5カ年で960億円を投じる計画。発災前からの備えとして、木造密集対策地域において感震ブレーカーと家具転倒防止器具の設置の全額補助等に2億8000万円、また1億2000万円をかけ、旧耐震建築物の除去や新耐震グレーゾーン住宅に対して新たな耐震補助を行う。避難所環境の向上には、小中学校のトイレや全ての公園トイレの洋式化に24億200万円、小中学校の体育館への空調整備に14億7400万円を計上した。

 子育て支援対策として、自治体では全国初となる短時間預かりの新設に取り組む。商業施設等などに常設し、預けやすさと安心の両立を図るため認証制度と補助制度の検討を進め、25年度のモデル実施、26年度の創設を目指す。また子育て応援アプリのパマトコの拡充には4億7000万円を計上し、利用者を妊娠・未就学期(約18万人)から学齢期(約45万人)まで大幅に拡大する。

 地域の総合的な移動サービスの実現には合計7億円を計上。公共交通圏域外への地域交通導入や、敬老パスの地域交通への適用等で誰もが暮らしやすいまちづくりを目指す。

データ駆使し財源創出

 市は、中期計画に掲げた全ての施策と事業を対象に、データに基づいて施策の質の向上と、事業の創造・転換を検討するデータドリブンプロジェクトを進める。それにより介護関連事業の会計整理等を実施するなど17件7億円の財源を創出。事業の見直しによる歳出削減や広告料収入などの歳入確保と合わせて172億円の財源を創出する。

 市税収入は前年度比7・1%増の過去最高額9459億円。好調な雇用情勢などにより、納税者数や給与所得、企業収益の増、定額減税の終了等による増収も見込む。

港北区では

 25年度の「個性ある区づくり推進費」総額176億円のうち、各区が編成した予算は約150億円。区役所が地域の身近な課題やニーズに迅速かつ、きめ細かく対応するための「自主企画事業費」は約18億円を計上。港北区では、「港北オープンガーデン」や「港北育苗プロジェクト」「水と緑の学校」など花、緑、農、水に関する取組みを契機に各世代の区民参画を促進する「港北ガーデンシティ推進事業」に477万円をあてた。

 また、区から局へ予算化・制度化を提案し、区と局が連携して解決を図る「区提案反映制度」について、港北区では5000万円を計上。分校設置校を除いて市内で最も児童数が多く、グラウンド面積が市の基準を下回っている師岡小学校で、運動スペース確保のための改修を行うほか、全区を対象に実施している児童生徒数の急増要因出現率に関する調査結果を踏まえ、推計内容を精査し、各校の教育環境の向上につなげていく。

 予算案は1月28日に開会した第1回市会定例会で審議される。

横浜春節祭公式グルメ大使、横浜中華街公式グルメ大使を務めるグルメプレゼンター はっしーさん(本名:橋本陽(あきら)) 中区在住 42歳

食で横浜を、日本を元気に

 ○…「市内各所に設置されたランタンを巡りながら、食べ歩きも楽しんでほしい」。1月から始まった横浜春節祭のグルメ大使を務め、街の魅力とおすすめの店を紹介している。一昨年には横浜中華街初のグルメ大使に就任。大手広告代理店で数々の食イベントを手がけた経験を生かし、企画のプロデュースやキャスティングも行っている。

 ○…青葉区出身。体育会系で中高大と慶応義塾で柔道に打ち込んだ。ターニングポイントは新入社員時代の挫折。友人との食事で元気を取り戻し、「美味しいごはんは人を無条件に応援してくれるパワーがある」と実感した。日々の外食を綴ったブログを始めたところ、月間200万アクセスを記録。”日本一のグルメブロガー”として、TVなどのメディアにも出演するように。2020年に独立し、現在はSNSやメディアを中心に活動の幅を広げる。

 ○…朝のウォーキングがストレス発散。定番は赤レンガから山下公園を抜けて元町までの港沿いのコース。「食がライフワーク」というだけに、目的は歩いた先の朝ごはん。元町ならこの店、関内なら…とグルメネタは尽きない。中でも好物は肉と米。唯一好んで食べないのが意外にもクロワッサン。「あの食感がなんとも…」と苦笑い。現在、毎日同じ物を食べて研究する自主企画「100日焼鳥生活」中。

 ○…「グルメプレゼンター」を名乗り、「自分の生の声で伝えていく」が信念。総務省の地域力創造アドバイザーも務める。「横浜にはまだ知られていない、世界に誇れるポテンシャルがある」ともどかしさを口に。「横浜野菜のブランディングもしたい」など、次々とアイデアが溢れ出す。「食を通じて横浜を、横浜を通じて日本を元気にしていきたい」

新加入選手とホーランド監督(後列中央)=新体制発表会(C)1992 Y.MARINOS

横浜F・マリノス 新体制初陣、日スタで開幕 「圧倒的な存在に」

 サッカー2025明治安田J1リーグが2月14日(金)に開幕し、横浜F・マリノスは2月15日(土)、ホーム・日産スタジアムでアルビレックス新潟と対戦する。昨季は同リーグ9位の成績で終えたマリノス。今季はスティーブ・ホーランド監督が指揮をとり、新たに加入した選手らと共に、新体制で臨む。

スローガン刷新

 開幕に先立ち先月、日産グローバル本社日産ホールで今季の新体制を発表した。また、チームスローガンを7季ぶりに刷新し、「Be a Stunner 圧倒的な存在であれ」と掲げた。

 横浜マリノス(株)の中山昭宏代表取締役社長によると、「Stunner」は衝撃を与える人・ものという意味。海外のフットボールではスタジアムを揺らすようなプレーが出た瞬間に使われるという。「前に強く突き進むクラブ、その時の最初の一歩を示す」という思いが込められている。中山社長は、「皆さまから届く声が力になっていた」と感謝の言葉を口にし、「一人ひとりが圧倒的な存在になっていく」と意気込んだ。

 ホーランド監督は、「(ファン・サポーターと)一緒に戦うことを楽しみにしている。私も含め選手一丸となって戦う」と話した。

親子で足ツボマッサージ ずっと続く関係育む

 港北公会堂で2月27日(木)、「ずっと続く親子関係の土台を育むベビー&キッズマッサージ」が開催される。テーマは、足ツボのマッサージ。ベビー&キッズマッサージは、一度覚えたら高校生まで活用できると言われている。

 午前10時から11時まで、11時30分から午後0時30分までの2回。対象は0歳から6歳(未就学児)までの親子。参加費は1500円で各回先着7組。バスタオル1枚と水分補給できるものを持参。申し込み(15日(土)午前10時から)と問い合せは港北公会堂【電話】045・540・2400へ。

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新年度も企画続々
ミズキーホール
新年度も企画続々
寄席・コンサート、2月中旬チケット販売開始
新綱島駅直結の横浜市港北区民文化センター・ミズキーホールでは新年度もさまざまな企画があり、2月中旬から各チケットの販売が始まる。ウィークデーコンサート4... (続きを読む)
山本さん(左)と一緒にはまみらいの植替えを行う児童ら

花への愛着持続させたい 篠原小5年 はまみらい移植

 篠原小学校の5年2組の児童が準備をしてきた、はまみらい(バラ)の移植が2月5日に行われた。先日教室で児童らにアドバイスを行った中村文太郎さん、山本一彦さんも同行し、児童らの作業を手伝った。

 以前に植えていた場所より日当たり・風通しがよく、通路沿いで観賞しやすい場所に、新たに購入した株も並べて植樹。「引っこ抜く際に根っこを傷つけないように集中した」「体育館に向かうたびに、きれいだなって思ってもらえたら。私たちが卒業した後も、下の学年の子たちが花に興味を持って、育てていってほしい」と児童ら。

 今後5年2組では、はまみらいの物語を影絵にして2年生に披露する予定だという。

1年生に缶バッジを手渡す6年生ら

小机小 地域と連携し学び深める 6年は城、4年は竹

 横浜市立小机小学校(遠藤淳子校長)では、地域と連携した授業を展開している。

小机城グッズ制作

 6年生は、小机城の調査、周知のためのグッズ制作などを行う「城熱プロジェクト」に取り組んでいる。全校出口調査を行い、城としての知名度が低いという結果を得たため、「地域にある小机城を広めたい」という思いでプロジェクトが企画された。調査や制作は、小机城のあるまちを愛する会(城まち会)や(社福)かたるべ会、横浜美術大学の田崎冬樹准教授等、地域の団体や識者の協力のもと進められ、缶バッジ、マグネット、のぼりなどを制作。缶バッジ・マグネット(9種類)は受注生産を行い、注文した下級生には1月下旬から順次手渡された。昨年12月にパシフィコ横浜で開催された「お城EXPO」でも缶バッジなどを販売、のぼりを展示した。のぼりは未完成のものを含め6種類。完成後に校内や小机駅に掲示する予定。

 齋藤莉月さん(6年)は「来年もやるのか聞いてくれる1年生や、購入してくれる地域の人がいて、やって良かったと感じた」とやりがいを口にした。中澤ひなたさん(同)は「年齢ごとに合わせたPR方法をみんなで考え、お城EXPOでは完売し、(校内では)下級生の喜ぶ顔も見れてうれしい」と笑みを浮かべた。

竹でSDGs学ぶ

 4年生は竹をテーマに総合的な学習の時間を展開。児童らは、小机城址に多くの竹が生え、街のシンボルだと捉えている。しかし、竹には、根が浅いこと等の特徴から土砂災害を引き起こす危険性を持つ側面も。児童らは、竹害に関する興味・関心から、竹灯籠づくりや竹製のおもちゃ等、使用後はどうするか、SDGsの観点も含め、竹の活用法を考案。2月5日には城まち会と竹炭作りを実施。燃やす時に出る蒸気を利用して竹酢も抽出した。今後、竹炭は消臭剤や、粉状にして墨汁にすることなどを検討している。

 同会の木村光義会長は「生きた学習で、これからの学びに結び付けてほしい」と期待を込めて話していた。

すい臓がん克服について知る 3月7日、新横浜でセミナー

 健康セミナー「すい臓がんを克服するために知っておきたいこと、最近の取り組み」が3月7日(金)、新横浜プリンスホテル3階で行われる。

 (公社)神奈川法人会が主催するセミナーの講師は、横浜労災病院・関野雄典消化器内科部長。午後3時〜4時30分、2時〜「笑顔チェック」。会費無料。申し込みは、2月28日(金)までに同法人会事務局【電話】045・633・7666(平日午前10時〜午後4時)へ。

熱いトークが繰り広げられた対談会場

マクニカ 芸人、知事と「ごみ問題」対談 テクニカルショウで

 パシフィコ横浜展示ホールで2月5日から7日まで行われた首都圏最大級の工業技術・製品総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2025」。港北区に本社を置き、リサイクル資源循環装置などを製作・販売している(株)マクニカは5日、同イベント内で特別対談「テクノロジーは、ごみを減らせるのか?」を実施。同社の原一将社長が、ごみ清掃員の肩書を持つお笑い芸人・マシンガンズの滝沢秀一さんと黒岩祐治神奈川県知事と共にごみ問題についてトークした。

 注目度の高い芸人を招き、多くの人に同社の最先端の製品に興味を持ってもらう狙い。対談では、滝沢さんのごみ処理についての指摘に、黒岩知事は「出たごみをどうするかも大事だが、水筒を持つなどライフスタイルとして考えないと問題の出口はない」などと話した。ほぼ満席となった会場では、観覧する人たちが熱心に耳を傾け、滝沢さんらの話に感心する姿が見られた。

3月5日 無料で健康相談 城郷小机地域ケアプラザ

 城郷小机地域ケアプラザ(小机町2484の4)で3月5日(水)、同ケアプラの協力医である新横浜循環器科・内科の向井済院長による無料の健康相談会が開催される。

 時間は午前10時30分からと11時からで、各回一人ずつ。事前予約制で、来所か電話での受け付け。「ご自身やご家族の健康の不安や物忘れなど、全般的なご相談をお受けします。診察や薬の処方は行わないのでご注意を」と担当者。

 申し込み・問い合わせは同地域ケアプラザ【電話】045・478・1133(午前9時から午後5時まで)。

横浜市、下水道管緊急点検で路面下空洞2カ所を発見 埋め戻し完了 八潮市の陥没事故受け

 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受け、横浜市は管理する下水道管の緊急点検を2月3日から5日に実施し、その結果を10日に発表した。

 点検は水再生センターへ流入する内径2m以上の汚水幹線と合流幹線の24本。水再生センター直近のマンホールから下水道管内部を目視で点検するとともに、管が布設されている道路表面も点検した。加えて、対象の下水道管が布設されている道路の下に空洞がないか、電磁波地中レーダー方式で調査した。

 その結果、下水道管の点検では緊急対応を要する異常は見つからなかった。空洞調査では、港北区新吉田町と神奈川区入江2丁目の2カ所で緊急対応が必要な空洞を発見。原因は点検した下水道管に起因するものではなかったが、2月10日までに埋戻し作業を終えた。

 市は定期的に行う目視点検やテレビカメラを使った下水道管内部の調査を続けていくという。

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シンポジウムのチラシ

被災地のいまを知る 3月9日 ミズキーホール

 ミズキーホールで3月9日(日)、「今を知り ともに未来を創造する 東日本大震災14年後の今 シンポジウム」が開催される。主催は市民団体ごえんのちから(須摩修一代表)。共催は横浜市港北区民文化センター。

 被災地となった東北地方3地区の様子を震災前・震災後・現在と時系列に分けて座談会形式で進行していく。講師は、箱崎亮三さん(福島県南相馬市)、八木純子さん(宮城県女川町)、伊藤俊さん(宮城県南三陸町)。須摩代表は「いつあのような災害が起こるか分からない。話を聞き、心構えをしてもらえたら」と話す。

 会場は同ホール音楽ルーム。時間は午後1時から4時(受付開始は0時30分)。定員70人(先着順)。事前申込み制。入場料1000円(中学・高校生は500円)。申込みは【URL】https://docs.google.com/forms/d/1xH3ta2-fGSgna5lXjUQ5IuHvpGoh6NaWMOW05Au618s/viewform?edit_requested=trueまたは【携帯電話】090・2521・1996(須摩代表)へ。

作品を見る来店者(イオン横浜新吉田店で=2月6日)

小中高生の投票への思いを作品に 港北区内各地で巡回展

 港北区内各地で1月から、2024年度「明るい選挙メッセージカードコンテスト」の入賞作品が展示されている。同コンテストは港北区明るい選挙推進協議会(事務局/港北区総務課統計選挙係)により、昨年度から始まった。将来の有権者である児童、生徒たちの政治や選挙に対する関心を高め、若年層の投票率向上を目的としている。

 前回はイラスト作品のみだったが、今回から作文が新たに加わり、区内の小・中学校、高校の協力のもと、全668点が集まった。作品には、投票することへの期待感や参加の重要性などが落とし込まれている。高校2年生の作品は事務局が預かり、有権者となる18歳の年度に制作者の手に戻される。同係長の伊藤智啓さんは、「18歳になっても選挙に興味を持ち続けてほしい」と話した。

 入賞作品は巡回展示されており、現在は港北区役所(2月28日まで)とイオン横浜新吉田店(16日まで)で見ることができる。同店に来店し作品を見ていた21歳の男性と18歳の女性は、「(投票することに対して)深く考えられていてすごい」と話した。

 17日からは市営地下鉄新横浜駅に並べられ、ほかの商業施設でも巡回される。さらに、3月には東急バス車内(新羽営業所の路線バス)にも展示される。場所や期間などの詳細については区のHPから確認を。

イベントを知らせるチラシ

福祉クラブ生協 「味噌」を生産者に学ぶ 2月21日、箕輪町で

 福祉クラブ生活協同組合日吉センターは2月21日(金)、箕輪町の大型マンション、プラウドシティ日吉内の共用部「Be ACTO日吉まちのリビング」(箕輪町2の7の60)で、みんなのフェスタ「生産者に学ぶ 味噌料理」を開催する。

 講師を務めるのは、「自然豊かな長野県で安心安全な味噌を作り続けて約100年」、(株)マルモ青木味噌醤油醸造場の青木孔之介さん。同組合とは提携が始まってから57年になるという。「本物の味噌とは」をテーマに、味噌の選び方、味噌を使った料理を紹介する。

 定員10人(先着順)、参加費300円。持ち帰り用のお土産付き。問い合わせ、申し込みは同センター【電話】045・561・3030へ。受付は、月曜〜金曜日、午前9時から17時まで。

 事前予約で麹甘酒のプレゼントも。

コンサートのチラシ

ハープ 「誰もが心癒される演奏を」 2月16日 大倉山でコンサート

 大倉山記念館ホールで2月16日(日)、ハープ2台が競演するコンサート、第2回「赤ちゃんに届け!ハープの音色」が開かれる。午後3時開演(2時30分開場)。宗次エンジェル基金/日本演奏連盟正会員のための公演活動支援事業。

 出演は小堀真梨さんと芳川玲奈さん。東京芸術大卒の小堀さんはハープ講師としても活躍中のハーピスト。東京工業大卒の芳川さんは兼業ハーピストとして多数のコンサートに出演している。

 曲目は『四季:冬のラルゴ』(ビバルディ)、『白鳥の踊り』(チャイコフスキー)、『カノン』(パッヘルベル)などのクラシックのほか、ディズニーやジブリのメドレーも。「赤ちゃんから大人まで誰もが心癒される演奏をお楽しみください」と主催者。

 チケットは大学生以上1500円、小中高生500円、子ども無料。問い合わせ、予約はメール【メール】rapsodia.harp@gmail.comへ。

アマビエ挟み紙と1月限定御朱印

御朱印探訪【3】 毎月変わる限定御朱印も魅力の栄区上郷町・横浜御嶽神社 記者の参拝レポート

 御朱印(ごしゅいん)とは、神社や寺を参拝した証として押印される印章印影のこと。参拝の記録として集める人も少なくない中、タウンニュース記者が横浜市内の寺社で入手できる御朱印を紹介する「御朱印探訪」。3回目は栄区上郷町にある横浜御嶽(おんたけ)神社を訪れた。

 JR港南台駅、大船駅からバスに揺られること約20分。中島バス停で下車し、すぐ横にある急坂を上がれば目的地、横浜御嶽神社だ。

横浜市内で唯一、木曽御嶽山の神々を祀る

 石段を数段上がると石造りの鳥居があり、その先右手に手水舎が備えられている。手水のすぐ先には、不動明王と稲荷社が。少し変わっているのは、手前に小さな池があり、その奥に二つの社がある点だ。

 「この神社がお祀りしている木曽御嶽山では、滝の下に不動様が祀られているので、それを模しているんです」。そう教えてくれたのは、禰宜(ねぎ)の森沙緒莉さんだ。

 横浜御嶽神社は創建1903(明治36)年と言われている。森さんによると、初代先達の森巳之助(みのすけ)氏はこの地の農家に生まれ、幼少期から信心が篤く、木曽御嶽山で修行。天台寺門教会で法名を授かったのち、生家のある横浜へ戻って自宅で護摩行を続けていたという。

 詳しく書かれた文書が残っているわけではないので、と前置きしたうえで森さんは「明治36年より前に木曽御嶽神社から御分霊されて、巳之助さんの自宅内に創建したと言われています」と話す。 

木曽の山に帰った信者は霊神に

 森さんに案内されて本殿へ。一般の参拝では内部まで入れないが、病気平癒や厄除けなどの各種祈祷は本殿内で行われる。御嶽神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、国常立尊(くにとこたちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三柱で、総称して「御嶽大神」として祀っている。

 「他の神社ではあまりないのですが」と森さんが教えてくれたのが、内殿左側に設けられた霊神碑(れいじんひ)だ。木曽御嶽神社の信仰において、御嶽山に信仰を尽くした行者や信者は亡くなると木曽の山に帰るとされていて、その後、その魂を霊神として内殿に祀るのだという。

 「この場所で信仰された方々、約40人の霊神がいま、霊神碑に祀られていると記録が残っています」と森さん。

病気平癒を願う人々が訪れる神社

 そんな横浜御嶽神社では定番の3種(御嶽神社、不動明王、稲荷神社)のほかに月替わりの御朱印を授与していて、動植物や雪だるま、花火など、季節感が伝わるデザインになっている。使用する判も御嶽神社のオリジナルだ。

 「よく参拝にいらっしゃる方の励みになれば」と、森さんが月替わり御朱印を始めたのは7〜8年前。その後、コロナ禍があり、御朱印帳に挟む「挟み紙」に疫病退散の伝承がある妖怪、アマビエを描くようになった。コロナ禍が落ち着いた今でも、「健康祈願、病気平癒を願って当社へいらっしゃる方が多いので」アマビエの挟み紙を続けている。ひな祭りや端午などの節句や祭事に合わせた限定御朱印を用意することもあるそう。

 「毎月変わる御朱印を楽しみにしてくださる方も少なくないので、以前と同じような絵柄にならないよう、気を配っています」と森さん。

 御朱印は書き置きが基本だが、公式SNS(Facebook、Instagram、X)で書き入れ対応ができる日を公開しているので、直書きをしてほしい場合はSNSをチェックしてほしい。

■栄区上郷町1314

【電話】045-891-4457

▽参拝は午前8時ごろから日没まで。御朱印授与は午前10時から午後4時

▽御朱印授与1枚500円。初詣限定の切り絵御朱印1500円(なくなり次第終了)