中区・西区・南区版【3月6日(木)号】

ピンクでいじめストップ 各学校で取り組み

 ピンク色のものを身に着けていじめ反対の意思を示す「ピンクシャツデー」(2月26日)に合わせ、横浜市内の小中学校などで様々な取り組みが行われた。中区の本牧中学校と南区の平楽中学校を取材した。

 ピンクシャツデーは2007年、カナダの男子学生がピンクのポロシャツを着ていじめられたのを見た上級生2人が、同じピンク色の服を着ることで「いじめストップ」を呼びかけたことが始まり。毎年2月の最終水曜日に行われ、日本を含め世界中に広がった。

学校から地域へ

 本牧中では当時の教員の発案で、2021年度から生徒会を中心に取り組んできた。一昨年から月1回の私服登校日にあわせて実施したり、紹介動画を作成して全校上映するなど事前啓発にも力を入れ、年々参加者が増えているという。

 取組は本牧地区の大鳥小、間門小、本牧南小、本牧小、大鳥中にも広がり、今年は啓発チラシを自治会町内会に配布して、地域の参加を呼び掛けた。中区役所では職員有志が参加した。

 同校生徒会長の岸惟空都(ゆあと)さん(2年)は、「普段いじめをなくそうと呼びかけても難しいが、ピンクシャツデーをきっかけに考えてもらえたら」と話している。

生徒会が初の取組

 平楽中学校がピンクシャツデーに取り組むのは今回が初。生徒会本部役員を中心に自発的に発案し、夏ごろから何をするか考えてきた。

 当日は、生徒会の呼びかけに応えた生徒たちが靴下やハンカチ、ヘアゴム、文房具など、校則の範囲内でピンクの物を身に着けて登校した。

 全校生徒が集まる朝の集会では、この日のために作ったピンクシャツデーの絵本を披露し、「いじめについて考える時間を作ってください」と訴えた。また、生徒一人一人が参加することで絵が完成するモザイクアートにも挑戦した。生徒会長の根島仁来(にこ)さん(2年)は、「初めての取り組みで緊張したけど、みんなが話を聞いてくれてよかった」と振り返った。
近藤さんとオルガン「ルーシー」

横浜みなとみらいホール 1ドル公演が250回目 ホール・音楽に親しみを

 横浜みなとみらいホールの名物企画「オルガン・1ドルコンサート」が3月19日(水)の公演で250回目を迎える。今回は記念公演として午後7時からの夜公演も行われる。

 この企画は、「子どもから高齢者、障害のある人まで幅広くコンサートホールと音楽に親しんでほしい」と、1998年のホール開館とともに始まった。平日昼間の数十分、気軽に足を運べる100円の料金で、ホールの名物企画になった。

 今回は、第2代ホールオルガニスト・近藤岳さんが出演する。近藤さんにとっても同コンサートは特別なもの。初代ホールオルガニストの三浦はつみさんにいつも言われていた「楽しくて面白いこと」を心がけてきた。

 初出演は大学院を出たばかりの03年、自身が作編曲した演目を中心に披露。ホール10周年の際は、架空のFMラジオ番組に見立て演出、演奏した。その後も、自身で台本や構成を書き、朗読を取り入れた公演に挑戦したり、年間テーマに即して王道のオルガン曲を並べたコンセプチュアルな公演を手がけた。こうした演奏経験から、同ホールの他公演の出演も増えたという。

 22年には同ホールのオルガニストに就任。「風通しの良い横浜やホールの風土を生かし、伝統を守りながらも新しさを取り入れ、循環させたい」と話す近藤さん。23年には、トークを交えた1時間のプログラムでオルガンをより深く楽しめる「1アワーコンサート」を開始した。

 同ホールのオルガン「ルーシー」の魅力を、「オーケストラと共演しても怯まない大迫力の演奏も繊細な音も出せる。弾く人やプログラムによりカラーが出る、可能性がある楽器」と語る。

記念の夜公演も

 通常の午後12時20分から50分までの昼公演に加えて、午後7時から7時30分までの夜公演を行う。大ホールが会場。全席自由で、事前予約不要。入場料は100円か1us$。(問)同ホールチケットセンター【電話】045・682・2000

3月29日に南センターで教室を開催する紙飛行機の日本チャンピオン 丹波 純さん 南区若宮町出身 57歳

”1秒でも長く”を探求

 ○…「モノづくり日本に必要な人材を育てたい」と、全国の学校やイベントで紙飛行機を作って飛ばす教室を開催する。飛ぶ理論まで実験ショーで教えるのは、科学のルールや規則性に気づいてほしいから。「遊びから工作に、工作から科学に、科学からモノづくりに興味を持ってほしい」。教室の前には近所の公園で翼の角度を微調整。「かっこいいところを見せたい」と、子ども相手にも手を抜かない。

 ○…南区若宮町出身。小学生低学年の時、数軒隣に住んでいた「紙飛行機のおじさん」と出会った。後に世界チャンピオンとなる吉田辰男さんだ。「自分でも作ってみたい」と弟子入りし、作り方や飛ばし方を教わった。中学・高校では一度離れたが、浪人時代に再燃。東北大学進学後も紙飛行機熱は冷めず、院生だった25歳で日本チャンピオンに。「当時は毎日外で飛ばしていて、真っ黒だった」と苦笑い。

 ○…吉田さんと紙飛行機を飛ばしに通った根岸森林公園が原風景。「たまに行って、この斜面で師匠と飛ばしたな、と懐かしむ」と話す。赤レンガ倉庫を眺めるのもお気に入り。同じ色が一つもなく、遠くから見ると奥行きがあるところに惹かれるという。「横浜は海も近く、散歩コースに事欠かない。いつかは戻ってきたいですね」

 ○…大学では機械工学を専攻し、飛行機の製造に必要な技術などを学んだ。現在は筑波にある研究機関に勤務する傍ら、テレビ出演や自身のサイトで紙飛行機が飛ぶ仕組みなどを発信。2日ほどかけて作る組立式紙飛行機は1分近く空を飛ぶ。「青い空の下を飛んでいると自分も飛んでいる気になる」と目を輝かせる。「1秒でも2秒でも長く飛ばしたい」――幼少期に抱いた探究心は下降することを知らない。

賞品の一部(市提供)

横浜市庁舎で環境問題学べるデジタルスタンプラリー 3月24日まで

 横浜市は市民の環境問題への関心などを高めようと、「YOKOHAMA GO GREEN デジタルスタンプラリー」を市庁舎で開催している。3月24日(月)まで。

 このスタンプラリーは、市の脱炭素応援キャラクター「バクバク」などと共に市庁舎を探検しながら、市の脱炭素施策や環境問題への取り組みを学ぶというストーリー。プラスチックごみの分別や地産地消のほか、次世代型太陽電池などの知識が得られる。AR(拡張現実)技術が駆使されており、スマートフォンから参加できる。アプリのダウンロードなどは不要。

 市庁舎1階から3階にある6カ所のスポットに設置されたパネルにスマホをタッチすると、スタンプラリーが開始。全てのスタンプを集めると、コンプリート画面からバクバクのオリジナルスマホ壁紙がもらえる。

 さらに、横浜市民はコンプリート後にアンケートに答えると、プレゼント賞品が当たる。賞品は、イーオ・ミーオエコバッグ&リフレクターセットの「イーオ・ミーオ賞」、文房具セットの「横浜農場賞」、横浜みどりアップ葉っぴー巾着&ミニタオルセットの「横浜みどりアップ葉っぴー賞」の3種類。各賞15人、計45人。

感謝状を贈られた南吉田小の児童

南吉田小学校児童が火災予防を呼びかけ 横浜橋通商店街で6日まで

 全国一斉の「春の火災予防運動」(3月1日〜7日)にあわせ、南区の南吉田小学校の3年生が4日、横浜橋通商店街で火災予防を呼びかけた。児童は道行く人や商店街店舗の人らに、「火事に気をつけてください」と声をかけながら、チラシや啓発物などを配布した。活動後は、南防火防災協会から、3年生各クラスの代表に感謝状が贈られた。同協会の島田秀世会長は「未来を担う子どもの頑張りには我々大人も勇気づけられる。子どもたちに負けないよう、地域の防火防災の啓発活動を継続していく」と話した。

 同小の3年生はこの1年間、総合の時間で消防などについて学んできた。6日まで横浜橋通商店街の空き店舗には児童が作成した、多言語で火災予防を呼びかける動画やポスター、絵本などを展示。また啓発物の配布も行われる。

 

「別世界」の2人が語らう夜のレストランには、山下公園内の「THE WHARF HOUSE」が使われた

横浜がメインのロケ地に 映画『知らないカノジョ』が公開中

 恋に落ちて8年、人気小説家となったリクと歌手の夢を諦めたミナミ。ケンカした翌朝、二人が出会わなかった世界が始まった―。

 2月28日から全国公開中の映画『知らないカノジョ』(配給:ギャガ)。主演の中島健人さんやヒロイン役のmilet(ミレイ)さんをはじめ、公開後も連日テレビなどで目にする機会が増えているが、実は同映画のメインのロケ地は「横浜」だ。

 横浜を舞台に選んだことに対して三木孝浩監督は、「この作品ではアンティークな感じや、80〜90年代のハリウッドラブストーリーの空気感を出したいと思ったので、ロケーションから醸し出る雰囲気が重要でした」と話してる。

公式HPにはロケ地マップも

 中区をはじめとする横浜市内の様々な場所が、物語に登場している。2人の思い出のシーンで日本大通りや横浜中華街、象の鼻パークなどの観光地のほか、結婚式をあげたアニヴェルセルみなとみらい横浜、港北区の横浜市大倉山記念館なども。また、野毛の宮川橋が印象的なシーンに使われたり、ミナミの好物である「エッグタルト」が中華街でお馴染みの「あの店」だったりと、地元民として楽しめるポイントが多数。映画の公式ホームページにはロケ地マップが公開されているので、鑑賞後に聖地巡礼するのもおすすめだ。

初日舞台あいさつにキャスト勢揃い

 公開初日の2月28日には、都内でキャストによる舞台挨拶が行われ、中島健人さん(30)、miletさん、桐谷健太さん(45)、眞島秀和さん(48)、風吹ジュンさん(72)が登壇。初日を祝って、中島さんから共演者それぞれをイメージしたオリジナル花束が贈られた。

 miletさんは「たくさんの愛のかたちがあって良いと思わせてくれるし、今から未来は変えられると強く思える作品。たくさんこの映画を愛してもらえると嬉しいです」とあいさつ。中島さんは「忘れかけた大切な何かに気づかせてくれるそんな映画になっていると思います。たくさんの方に届くことを願ってます」と話した。

3月7〜9日は入場特典も

 各劇場では同映画の入場特典として、公開から2週目となる3月7日(金)から9日(日)の3日間限定で、物語の大事なカギを握る、主人公が書いた劇中小説『蒼龍戦記』のデジタル小説が読める二次元コード付きオリジナルカードが配布される(なくなり次第終了)。

 同作は、『ノベライズ 知らないカノジョ』を書いた、映画・テレビドラマライターの久保田和馬さん=鶴見区出身=が、映画本編ではパーツでしか語られることがなかった小説を壮大な物語『蒼龍戦記アナザーステージ』として完成させたもの。その第一章は公式ホームページで公開中だが、全七章からなる完全版が先行して読める貴重な機会になっている。

受賞した田代依糸さんと想さん(左)

読書感想文で市長賞 井土ケ谷小、田代想さん

 南区の井土ケ谷小学校2年生の田代想さんが書いた読書感想文が「第70回青少年読書感想文全国コンクール」横浜地区小学校低学年の部で最優秀となる横浜市長賞を受賞した。今年度は市内小学校から3万2999点の応募があった。2月21日には、第36回読書感想画中央コンクールとあわせた表彰式が、南公会堂で開かれた。

 田代さんが読んだのは「ひみつのきもちぎんこう」。主人公の少年が、「いじわる」や「よわむし」な行動をして「きもちぎんこう」に黒コインが貯まってしまったことから、自分の行いを改めて考えるあらすじだ。田代さんは、この物語を通して父親や空手の先生によく言われる「心」について考えたという。感想文では、「よわい心」「心をきたえる」とはどのようなことかに気付いたことを素直な言葉で表現し、評価された。受賞については、「すっごく嬉しかった」とにっこり。本を読むより空手の方が好きだというが、「自分の心を考えて実行して、強くなっていきたい」と真っすぐに話した。想さんの姉・依糸さん(4年)は「青いあいつがやってきた!?」を読み、昨年に続き優秀賞を受賞した。

来場を呼びかける実行委員長の栗林さん

「ひとはこ古本市」 3月16日、石川町で

 出店者がそれぞれセレクトした本や雑誌、レコードなどを持ち寄り販売する「ひとはこ古本・古レコード市」が3月16日(日)、石川町1丁目町内会館(JR石川町駅南口徒歩2分)で初めて開催される。午前10時から午後4時まで。

 実行委員長を務めるのは、石川町で福祉事業所を運営する傍ら、インターネットでサブカル関連書や文芸書、マンガなどを販売している栗林じんさん。今や全国各地で行われている「一箱古本市」に目をつけ、「自分の持っている商材で地域貢献ができれば」と企画した。一箱という限られた空間にどんな本を詰めるのかは、店主の個性次第。本を介して様々な交流が生まれることで、新たなコミュニティの醸成を狙う。

 約20店が出店予定。県外からの出店もあり、様々な人に知ってもらえる機会と位置付ける。「かつては書店やレコード店など文化発信の拠点が点在していた石川町を活性化させたい」との思いで、今後も定期的に開催していく意向だ。

サイトで魅力発見 南区が新たに開設

 南区役所は桜の季節を前に、地元の魅力を発信・紹介するサイト「南区魅力発見ポータルサイト」を開設した。

 3月中旬から4月上旬の期間限定で大岡川の桜の開花情報を随時発信するほか、南区民がすすめる飲食店やスポットの情報なども盛りだくさん。コンテンツは順次追加していく予定だ。

 区担当者は「都会的な定番の横浜とは一味違った、人情味のあるどこか懐かしい雰囲気のある南区の魅力を皆様にお届けできれば」と話す。ポータルサイトに加え、公式インスタグラム「あったかみなみ」も合わせて開設した。

ユニフォームもお披露目

サッカーYSCC 新シーズンへキックオフ 3月9日三ツ沢で開幕戦

 中区本牧を拠点に活動するサッカークラブのYSCC横浜は2月24日、シーズン開幕に向けた新体制発表会を金沢区の三井アウトレットパーク横浜ベイサイドで開いた。

 YSCCは昨年末の入れ替え戦に敗れJリーグから退会。今季からはアマチュアリーグのJFLで戦う。3月9日(日)午後1時からニッパツ三ツ沢球技場で行われる開幕戦は、JFLで長年上位の成績を残す強豪HondaFCが相手だ。

 発表会では22人の新加入選手がお披露目された。同じく今季から指揮を執る長嶺寛明監督は、「結果も内容も追い求めていく。皆さんもチームの一員です」とファン・サポーターに呼びかけた。

会を締めくくった菊嶋支部長

横浜商工会議所 南部支部など50周年 菊嶋支部長、思い語る

 横浜市内の法人や個人などから組織された経済団体、横浜商工会議所(上野孝会頭)の鶴見・西部・南部支部の設立50周年を記念した「講演会・式典並びに祝賀会」が2月20日、横浜ベイホテル東急=西区みなとみらい=で行われた。

 南部支部(南区、港南区、磯子区)は1974年11月13日に設立された。現在の会員数(昨年末時点)は南区524件、港南区438件、磯子区338件の計1300件。建築工事や鉄骨加工を行う(株)キクシマ(本社/港南区港南台)の菊嶋秀生代表取締役が支部長を務める。

 講演に続き行われた記念式典には3支部に関係する区長、副区長に加え、神奈川県産業労働局局長や横浜市経済局総務部長らの来賓と、各支部の会員が数多く参加した。上野会頭は2年後に控えたGREEN×EXPO 2027を見据え「これを絶好の機会と捉え、各支部が地域と一体となり関係団体と協力し推進してほしい」と市内経済活性化に期待を寄せた。3部の祝賀会を締めくくった菊嶋支部長は、「部会・支部が活発な活動を行い、縦糸と横糸のごとく活動が展開され、横浜という大きな布を縫い上げるようなことができれば経済団体としての価値も上がる。今後も経済の発展に向け活動する」と語った。

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賞状を渡す伊藤支社長(右)と村上さん

イラストコンで共生社会を 日本生命が表彰式

 日本生命保険相互会社 横浜北支社=西区北幸=は、共生社会の推進を目指し、障害者施設の利用者が描いた原画をデザイン化した紙クリアファイルイラストコンテストを実施した。

 同コンテストは、横浜市内の障害者が描いた文字や絵を学生やデザイナーがデジタル・デザイン化して販売している「ヨコハマフォントプロジェクト」を応援する特別企画として行われた。同支社は、障害者の賃金向上や、形になることでモチベーションアップにつながるという趣旨に賛同し、協力を申し出た。

 障害者が「横浜」にちなんで描いたイラストは岩崎学園情報科学専門学校の学生がデザイン化。3案まで絞り、昨年11月から今年1月まで、同支社の職員が客への訪問時などに投票を呼びかけた。

 約4000の投票の中から1916票を獲得し、デザインに選ばれたのは、地域活動支援センターむすび=神奈川区神之木台=を利用する村上さん。村上さんのデザインは紙クリアファイルになり、回答した人全員にプレゼントされる。2月20日に行われた表彰式で村上さんは、「多くの人の手に届く。嬉しいような恥ずかしいような気持ち。これを機にむすびのことも知ってもらえたら」と話した。

 神奈川県や横浜市と包括連携協定を結び、SDGsの推進を図る同社。伊藤淳支社長は「職員や地域の方に社会課題を知ってもらう機会を作れたら。今後もこうした支援に継続的に取り組んでいきたい」と話した。

紙ヒコーキ教室 3月29日、南センターで

 紙飛行機の日本チャンピオン・丹波純さん=人物風土記で紹介=の「紙ヒコーキ教室」が3月29日(土)、南区南太田の南センター体育室で開催される。午前10時30分から正午まで。

 飛行機が飛ぶ科学の原理をやさしく解説しながら、よく飛ぶ紙飛行機の作り方を教えてくれる。

 小学生対象。2年生以下は保護者同伴(保護者も紙飛行機を作るため、3年生以上も親子での参加を推奨)。持ち物は筆記用具、上履き、靴袋、持ち帰り用の手提げ袋。

 参加無料で定員は20人(先着順)。申込は11日(火)の9時30分から来館で。電話申込は同日の午後2時から。

 問い合わせ・申込は同センター【電話】045・741・8812へ。

会場となる横浜BUNTAI

8月、横浜に卓球の世界トップ選手が集結 BUNTAIで「WTTチャンピオンズ」

 卓球の世界トップ選手が集まる国際大会「WTT(ワールドテーブルテニス)チャンピオンズ」が8月7日から11日まで、横浜BUNTAI=中区=で開催されることが発表された。

 WTTチャンピオンズは男女ともに世界上位の32選手が出場する大会。今年は3月の中国・重慶を皮切りに全6大会が行われ、横浜大会は3大会目となる。WTTチャンピオンズが日本で行われるのは初めて。横浜では世界卓球選手権が2009年に横浜アリーナで行われたことがある。

 主催のWTTのスティーブ・デイントンCEOは「このイベントは卓球の素晴らしさを称えるだけではなく、卓球が最も熱狂的な地域である横浜で卓球を発展させるという我々のコミットメントの継続を象徴している」とコメントしている。

コミバス市民の会とおでかけ3のメンバー

おでかけ3 地域の「足」支える交流 港北区の団体と情報交換

 地域の移動支援バス「おでかけ3(さん)」を運営する西区の同実行委員会(笠原實実行委員長)は2月25日、同様に移動支援を実施している港北区のコミバス市民の会(共同代表/入江勝通さん、砂田正子さん、山田平保さん)と交流会を開催した。昨年12月、コミバス市民の会から2人がおでかけ3に乗車し、活動内容を共有。今回はおでかけ3実行委が、同会が運営する「菊名おでかけバス」に乗車し情報交換が行われた。

 両バスとも、山坂が多い地域での高齢者の外出支援を目的に運行している。互いに、「似たような課題を持っているのでは」という思いで交流が始まった。

 おでかけ3は、地域住民や関連施設などが連携して立ち上がった実行委員会が運営しており、7年目となる。「コミバスがコミュニティを作る。コミュニティがコミバスを作る」がモットー。乗車時に30円を支払うことで誰でも利用できる。

 菊名おでかけバスはボランティアで運営されており、今年で15年目。ボランティアも利用者も活動支援者も会員になり、自分たちで"足"を確保しようと活動している。 

 交流を終えた笠原委員長は「菊名おでかけバスの運営面がしっかりしていて、活動状況が良くわかった」と話し、入江さんは「おでかけ3は組織的にやるには良いモデル。人と人、人と街をつなぐ気持ちに共感した。それぞれの良さを取り入れられたら」と振り返った。

横浜市内40代男性がはしか感染 ベトナムから帰国後に発症、発表は2日連続

 横浜市は2月27日、市内の40代男性がはしか(麻しん)に感染したと発表した。26日には20代女性の感染が発表されており、今年、市内では2例目。両者の関連性はないという。

 男性は2月9日にベトナムから帰国し、18日に倦怠感、19日に発熱と下痢、23日に咳と発疹が出た。25日に市内の医療機関を受診し、27日に遺伝子検査ではしかと判明した。予防接種は1回受けているという。

 感染可能期間中、男性は2月18日午後0時30分から1時頃まで「すき家」厚木長谷店、23日午前1時から2時頃まで羽田空港第3旅客ターミナル2階到着ロビーを利用していた。市はこれらの施設を同時間帯に利用し、利用後10日前後経ってから発熱などはしかを疑う症状が現れた場合は、医療機関に事前連絡の上、受診するよう呼びかけている。

 市によると、現在、はしかは東南アジアやアフリカなどで流行しており、海外感染後に帰国して発症するケースが増えているという。非常に感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染し、抗体がない人はほぼ100%発症する。市は海外渡航予定者に対し、渡航前にはしかの抗体確認や予防接種を検討するよう促している。

 夜間・休日の医療機関案内は、かながわ救急相談センター(♯7119)(直通ダイヤルの場合は【電話】045-232-7119または【電話】045-523-7119)へ(24時間、年中無休)。

自身が優勝した昨年の様子が使われている大会ポスターを手にする羽南選手  ◆羽南(はなん)…2004年8月11日、栃木県下野市出身。2017年に中学生でプロレスデビュー。実の妹である吏南選手、妃南選手とともにスターダムの中心選手として活躍中。現・ゴッデス・オブ・スターダム王者(パートナーは飯田沙耶選手)。得意技はバックドロップ・ホールド。

女子プロレス「スターダム」が3月8日に横浜武道館大会 シンデレラトーナメント開幕戦、連覇狙う羽南選手が意気込み

 女子プロレス団体「スターダム」の横浜武道館大会が3月8日(土)午後4時から行われる。

 「宇宙一煌めくプロレスリング」を標榜する同団体。横浜武道館大会は、トーナメント戦「CINDERELLA TOURNAMENT 2025」の開幕戦となる。昨年の覇者である羽南(はなん)選手(20)は「今年も出場が決まれば、絶対に優勝して、史上3人目の2連覇を達成したい」と意気込む。厳しい戦いが予想されるトーナメント戦だが「前回の覇者として余裕を見せつつ、ぶっちぎりで優勝します。2連覇したら、今狙っている『白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)』に挑戦するところまで想定してるので、私から目を離さないで」と優勝宣言。妹で双子の吏南(りな)選手(18)と妃南(ひな)選手(18)の出場も予想され、「私たち『三姉妹』が横浜をめちゃくちゃ盛り上げます。皆さんの声が選手のパワーになります」と呼びかける。

チケットプレゼント

 同大会のチケットを5組10人にプレゼント。希望者はメールに〒住所、氏名、年齢、職業、スターダム選手への応援メッセージを明記し、件名を「スターダム」として編集室(yoko-d@townnews.co.jp)へ。3月2日(日)着分有効。発表はチケットの発送をもって行う。

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選手、サポーター、スポンサーが一丸で活動した

YSCC横浜の選手ら、3月9日のJFL開幕戦に向けボール片手に関内駅前登場

 中区本牧を拠点に活動するサッカーYSCC横浜の選手、スタッフらが2月27日の夕方、シーズン開幕戦の告知活動を行った。

 昨年末の入れ替え戦に敗れ、JリーグからアマチュアのJFLへ戦いの場を移すことになったYSCC。3月9日(日)午後1時からニッパツ三ツ沢球技場で行われる開幕戦は、JFLで長年上位の成績を残し「JFLの門番」と名高い強豪、HondaFCが相手だ。

 この日はJR関内駅前で吉野次郎代表をはじめ、選手10人やスタッフ、サポーターらが「ボールtoビラ」と銘打ち、サッカーボールを小脇に抱えながらユニフォーム姿で約1時間、開幕戦告知のチラシを道行く人に配布した。

 在籍最年長のDF西山峻太選手は「一人ひとりのファン、サポーターがスタジアムでは大きな力になる」と後押しを求めた。

 今季、YSCCがJリーグに復帰するためには成績要件のほか、平均観客動員が2000人を超えることが必要。クラブでは今季、ホームゴール裏を全試合、小中高生無料としている。

ソニーブースの体験コーナー

カメラの祭典「CP+2025」が開幕 パシフィコで3月2日まで、新製品体験が人気

 カメラと写真映像の展示会「CP+(シーピープラス)2025」が2月27日にパシフィコ横浜で始まり、3月2日まで行われる。主催は一般社団法人カメラ映像機器工業会。

 過去最多の125の企業・団体が出展し、会場スペースも例年より拡大した。多くのカメラメーカーがこのイベントに合わせて新製品を発表しており、ソニーの新しい単焦点レンズ「FE 16mm F1.8 G」を体験できるコーナーには長い列ができていた。そのほかのブースでは、動画撮影を意識したカメラや画像や映像が簡単に編集できるアプリやソフトが多く見られた。

 午前10時から午後6時(最終日は午後5時まで)。入場無料(要事前登録)。登録は公式サイト(https://www.cpplus.jp/)から。