海老名・座間・綾瀬版【3月14日(金)号】
賞状を持つ山田さん(右)と記念品を渡す中原区長

寺尾天台自治会第四区 綾瀬高生がキャラ作成 地域の新たなシンボルに

 綾瀬市の寺尾天台自治会第四区(中原幸一区長)が、地域の新キャラクターとしてアホウドリの「ヨウスケ」を発表した。デザインを担当したのは県立綾瀬高校2年の山田真凛さんで、3月6日に表彰式が行われた。

 同区では住民の高齢化と転入世帯の加入率低下が進んでおり、7年ほど前は545世帯だった加入世帯が、382世帯に減った。また外国籍住民が増加し多文化共生も課題となっている。もっと幅広い世代に自治会活動を知ってもらい、文化の多様性を伝えるため、新キャラクターを作ることとなった。

 デザインは同区の近くで県から「インクルーシブ教育実践推進校」に指定される綾瀬高校に依頼。同校は障害の有無や国籍の違いなどに関わらず同じ環境で学べる学校づくりを推進している。

共生の願い込めて

 校内選考と区内組長会議で選ばれたのは、2年生の山田真凛さんの作品。小学生の頃からイラストを描くことが趣味で、昨年度は同校のキャラクター「あやせみ」のデザインも担った。

 山田さんは、同区に以前からあったペンギンのキャラクター「ヨンペン君」を元に考え、同じ鳥類で生息地が近いアホウドリから発想した。海を泳ぐペンギンと空を飛ぶアホウドリは生態が異なることから「違うところがあっても、個性を生かして一緒に仲良く過ごしてほしい」という思いも込めた。

 山田さんは「選ばれてうれしい。地域の方に親しみを持ってもらえるキャラクターになってほしい」と喜びを語った。

 中原区長は「キャラの持つメッセージも素晴らしい。ヨウスケを通じ、若い方や外国籍の方にも自治会に興味を持ってもらえれば」と話した。

 「ヨウスケ」は今後、同区のホームぺージや広報物に掲載するなどして活用するという。

センサーやカメラがついたバス

自動運転バスを実証実験 海老名駅〜市役所間で

 相鉄バス(株)など3社と海老名市が海老名駅東口〜市役所間で3月10日から自動運転EVバスの実証実験を行っている。運転士不足の解消やバス路線維持を目指した取り組みで、3月21日(金)までの平日、市民も乗車できる。

 車両は先進モビリティ(株)(本社・つくば市)が開発、複数のカメラやセンサーが路上の車や歩行者を捉え、衛星の情報などを元に最高時速30Kmでを走る。完全な無人ではなく、運転士がすぐハンドル操作できる。

 市役所1階には遠隔監視室も設け、走行中のカメラ画像などを運転士がチェックする。通信システムなどの構築はNTTコミュニケーションズ(株)が手掛けた。

 相鉄バスでは自動運転バスの実証実験を2019年から横浜市で7回実施しているが、今回は相鉄ホールディングス(株)と包括連携協定を結ぶ海老名市が実験の場を提供した。同社の大久保忠昌社長は「複数のバスを少人数で管理する体制をどう構築するか。今後は同業他社との取り組みも研究したい」と話す。海老名市側はコミバスの自動運転化も視野に入れており「運転士不足で新規路線は難しい。労働力不足が見込まれる中、必要な取り組み」(市都市計画課)と期待を寄せる。

 実験は21日までの平日午前9時から午後3時に10便ほどが運行。予約は市ホームページ掲載の予約サイトで。乗車は無料。(問)市都市計画課【電話】046・235・9391

海老名市内6校の中学3年生に卒業記念品を贈呈した(株)MOTTERUの代表取締役を務める 櫻田 良太さん 海老名市今里在住 47歳

伝えたい「誰かのために」

 ○…卒業を控えた海老名の市立中学3年生全員に、自社製品のスマートフォンスタンドを寄贈した。「未来を担う子どもたちの記念品に」という思いと共に始めた取り組みは、働いて得た利益で社会貢献することが、従業員15人のやりがいにもつながると信じている。「スマートフォンを手で持って視聴するよりも目に優しいのでは」。スタンドを使いながら、勉強机に向かう生徒の姿が目に浮かぶ。

 ○…北海道千歳市出身。20年勤務したスマートフォンのアクセサリーメーカーから独立し、2020年にモバイルバッテリーや充電器などを扱う自社ブラントを立ち上げた。流行の移り変わりが激しい業界で、経営者として大切にしているのは女性目線。女性従業員の商品に対するカラーリングやデザインの意見に耳を傾け、消費者ニーズにもアンテナを高く張る。「新商品の発表は自信があってもドキドキする」と本音が漏れる。

 ○…趣味は腰痛改善を目的に4年前から始めた筋トレ。「日を追うごとに痩せていくから楽しくなった」と夢中になる一方で、出張が多いこともあり「地方で出会った美味しそうな食べ物の誘惑に負ける。つい食べ過ぎてしまって」と頭を掻く。自宅では3人の子どもを持つ父親で、「安心して仕事に打ち込めるのは妻がしっかり留守を守ってくれるから」と感謝を込める。

 ○…仕事の都合で欠席したスマートフォンスタンドの贈呈式では感謝の気持ちを伝える合唱があったという。「身の引き締まる思い」と様子を想像している。無理のない範囲で社会貢献が循環する未来を望んでおり、「生徒たちが大人になって、誰かの何かのために役に立つという意識を持ってくれたら」と期待を寄せた。

ダイヤモンド富士を見よう 高座クリーンセンターで

 沈む太陽が富士山の山頂に重なる自然現象「ダイヤモンド富士」に合わせて、海老名市本郷の高座クリーンセンター環境プラザが10階展望室の開放時間を午後6時30分までに延長する。

 開放延長は、3月15日(土)と16日(日)の2日間。同施設ではダイヤモンド富士が見られるのは3月16日午後5時から6時30分と予測しており、15日は予備日として設けた。

 同施設の永野貴義施設長は「見られるかどうかは当日の天気次第ではありますが、興味のある方はぜひお越しください」と話している。入場無料、予約不要。

 (問)高座クリーンセンター環境プラザ【電話】046・238・3172

大船渡支援で募金活動 海老名JCが協力呼びかけ

 公益社団法人海老名青年会議所(鈴木輝彦理事長、以下海老名JC)は、山林火災で被害を受けた岩手県大船渡市を支援する募金活動を海老名駅東口付近で実施する。

 日程は3月18日(火)と3月20日(祝)で、時間は各日共通午後1時と5時の2回実施。各回おおよそ1時間30分としている。

 募金で集まった浄財は、大船渡青年会議所が開設した支援金口座に送られる。

 (問)海老名JC広報局【携帯電話】080・5646・7399 

ミモザの花がシンボル 国際女性デーを発信

 3月8日は男女平等と女性の権利について意識を高める「国際女性デー」。地元のソロプチミストのメンバーが各地で啓発活動を行った。 

 国際ソロプチミスト座間は、3月1日に座間神社神社会館すいめいの中庭で周知とバザーを開催。収益は支援団体に寄付する予定。「以前に比べると女性デーの認知度が深まっている。手ごたえを感じた」(渡部由紀子会長)

 国際ソロプチミスト海老名は3月7日に市役所エントランスで横断幕を持ち、来庁者に「明日は国際女性デーです」と呼びかけながらチラシを配った。「さらに女性が活躍して、認められる海老名市になってほしい」(難波光子会長)

 国際ソロプチミストあやせは3月8日、エイビイ綾瀬店で買い物客にペットボトルのお茶や啓発チラシ付きのティッシュ等を配布。「チラシをもらいに来る人もいた。幅広い世代に啓発できて、嬉しくありがたい」(川邊渓子会長)

カバーを寄贈した鏑木会長(中央)と溝渕副会長(右)

交通安全わかりやすく ランドセルカバーを寄贈

 交通事故から児童を守ろうと座間ロータリークラブ(鏑木重治会長)は3月5日、小学校の入学式に合わせて新1年生のためにランドセルカバー1060枚を座間市へ寄贈した。

 同クラブでは交通安全をわかりやすく子どもたちに伝えようと、1996年から毎年寄贈を行なっている。

 カバーには、手をあげて横断歩道を渡る同市マスコットキャラクター「ざまりん」のイラストがプリントされている。

 市役所で行われた贈呈式を終えた鏑木会長は、「地域の子どもたちが交通事故に遭うことなく登校し、楽しい小学校生活を過ごしてもらえたら嬉しい」と話した。

記念品を受け取った生徒代表

「感謝」忘れないで 卒業生全員に記念品贈呈

 勉強や部活で充実した3年間を過ごした生徒たちの卒業を祝おうと、海老名市のスマートフォンアクセサリーメーカー株式会社MOTTERU(櫻田良太代表取締役=人物風土記で紹介)が3月6日に、市内6中学校3年生1142人にスマートフォンスタンドを贈呈した。

 柏ケ谷中学校で生徒への手渡しセレモニーが開かれ、同校3年生204人が記念品としてスマートフォンスタンドを受け取った。

 同社による記念品の贈呈は、昨年に続いて2回目。社会貢献の一環として取り組んでおり、このほかにも3年前から県内の児童養護施設に物品などの支援を継続して行なっている。

 贈呈式に出席した同社の吉川大地さんは「両親や先生方に感謝の気持ちを忘れないでください」と祝いの言葉を述べ、生徒らは息の合った合唱を披露して応えた。

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相模三川公園せせらぎまつり ステージ出演者募集

 県立相模三川公園パークセンターでは、春と秋に開催する「せせらぎまつり」のステージ出演者を募集している。

 春は5月17 日(土)、秋は10月18日(土)でいずれも雨天中止。時間は午前10時から午後3時で出演時間は午前11時から午後2時の間で、1団体につき、 入れ替え時間を含み約25分程度。県内在住か在勤で、春秋のいずれか1回。出演料や交通費なしで応募多数の場合は抽選。初参加の人が優先。

申し込みは3月31日(月)必着。専用の用紙が必要で、希望者はパークセンターまで。(問)046・235・1790

息の合った演奏を披露する=県警提供

3月23日 県警音楽隊が演奏 綾瀬・上土棚地区社協まつり

 綾瀬市の上土棚地区社協まつりが3月23日(日)、綾南小学校(上土棚中1の12の19)で開催される。時間は午前11時から午後2時まで。

 オープニングは県警音楽隊が登場し、白バイ、ミニパトなども来場。焼きそばやパン、フランクフルトや手作り菓子などの模擬店のほか、モルックや血管年齢測定のコーナーを開設する。

 おわん持参の人に豚汁も無料配布し、容器も50円で販売する。雨天時は体育館で開催。

 (問)永井さん【携帯電話】090・8104・1406

体験いっぱい健康まつり 3月23日(日) 三川公園で

 県立相模三川公園(海老名市上郷)で、3月23日に健康まつりが開かれる。午前11時から午後3時(雨天中止)。

 会場は同公園パークセンター東側広場で、正しい歩行方法を学ぶウォーキングやレクリエーションを楽しめるブースを出展。県が運動の習慣化として推奨する「3033運動」や介護予防活動の紹介もある。県の観光情報ブースやキッチンカーも並ぶ。

 (問)同公園パークセンター【電話】046・236・5008

 

 

 

 

 

 

 

 

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白熱した試合に

キャンプ座間 バスケ通じ日米交流 中学生が親善試合

 在日米陸軍キャンプ座間のユースセンターで、3月8日に日米の中学生によるバスケットボールの交流試合が行われた。 

 この試合は在日米陸軍基地管理本部が主催。学区が同キャンプに隣接する座間市立西中学校と相模原市立相武台中学校のバスケットボール部が招かれ、キャンプ内の中学生バスケクラブ「ザマキングス」と対戦した。

 試合では互いが体格や技術、機動力などの強みを発揮し、シュートが入る度に会場には歓声が響いた。

 ザマキングスのマイケル・キング監督は「地元の子ども達と交流できてとても良い試合だった。日本のチームは組織として非常にまとまっていると思う」と話した。

 西中学校キャプテンの當房奏空(そうあ)さん(2年)は「相手選手は身長も高く、強いチームと対戦したからこそ収穫も多かった。とても良い経験になった」と振り返った。

 

力作写真がずらり えびな小さな芸術鑑賞会