戻る

海老名・座間・綾瀬 人物風土記

公開日:2025.03.14

海老名市内6校の中学3年生に卒業記念品を贈呈した(株)MOTTERUの代表取締役を務める
櫻田 良太さん
海老名市今里在住 47歳

伝えたい「誰かのために」

 ○…卒業を控えた海老名の市立中学3年生全員に、自社製品のスマートフォンスタンドを寄贈した。「未来を担う子どもたちの記念品に」という思いと共に始めた取り組みは、働いて得た利益で社会貢献することが、従業員15人のやりがいにもつながると信じている。「スマートフォンを手で持って視聴するよりも目に優しいのでは」。スタンドを使いながら、勉強机に向かう生徒の姿が目に浮かぶ。

 ○…北海道千歳市出身。20年勤務したスマートフォンのアクセサリーメーカーから独立し、2020年にモバイルバッテリーや充電器などを扱う自社ブラントを立ち上げた。流行の移り変わりが激しい業界で、経営者として大切にしているのは女性目線。女性従業員の商品に対するカラーリングやデザインの意見に耳を傾け、消費者ニーズにもアンテナを高く張る。「新商品の発表は自信があってもドキドキする」と本音が漏れる。

 ○…趣味は腰痛改善を目的に4年前から始めた筋トレ。「日を追うごとに痩せていくから楽しくなった」と夢中になる一方で、出張が多いこともあり「地方で出会った美味しそうな食べ物の誘惑に負ける。つい食べ過ぎてしまって」と頭を掻く。自宅では3人の子どもを持つ父親で、「安心して仕事に打ち込めるのは妻がしっかり留守を守ってくれるから」と感謝を込める。

 ○…仕事の都合で欠席したスマートフォンスタンドの贈呈式では感謝の気持ちを伝える合唱があったという。「身の引き締まる思い」と様子を想像している。無理のない範囲で社会貢献が循環する未来を望んでおり、「生徒たちが大人になって、誰かの何かのために役に立つという意識を持ってくれたら」と期待を寄せた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

海老名・座間・綾瀬 人物風土記の新着記事

海老名・座間・綾瀬 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS