都筑区版【3月27日(木)号】
「ブライト500」の認定証を手に笑顔の男澤代表(右)と堀江さん

株式会社スリーハイ 健康経営上位500社に 仕事と生活、調和を支援

 東山田で産業用ヒーターを製造・販売する株式会社スリーハイ(男澤誠代表取締役)が「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」の認定を受けた。認定を受けたのは3年連続3回目で、今回は認定企業の中でも優良な上位法人を表彰する「ブライト500」にも認定された。

 健康経営優良法人認定制度は、優良な健康経営を実践する大企業や中小企業等を「見える化」し、従業員や求職者、関係企業などから社会的評価を受ける環境整備を目的に行われている。

 9回目となる今回は、中小規模法人部門で1万9796法人が認定を受け、うち上位500法人に「ブライト500」の冠が付加された。横浜市内の製造業でブライト500に認定されたのは同社のみだった。認定を受け、同社コーポレート部門の堀江さんは「まさか上位法人に入るとは。認定されただけにせず、今後も無理のない範囲で健康経営の歩みを進めていきたい」と話した。

「温める」をつくる

 同社は「『温める』をつくること。」を提供価値とし、顧客だけでなく従業員も健康に業務ができる環境づくりを徹底している。

 例えばフレックスタイム制度で、従業員の出社時間が分散していることから、「朝礼」を午後1時の「昼礼」に変更。また全従業員を対象に年1回「業務パフォーマンスに影響する健康問題や不調」に関する意識調査を実施。昨年の調査で首の不調や肩こり、眼の不調を感じる従業員が約半数に上ったことから、運動習慣の定着や疾患予防などを目指した取組を実施。また、業務効率化やワークライフバランスの向上を目指し、2022年に「原則全従業員19時退社」をルール化。昨年からは退社時間を「18時半退社」に早めた。さらに年1回ストレスチェックを行うなど精神面のサポートにも努めている。

 堀江さんは「ワークライフバランスを調和することで、『メリハリがついた』と話す従業員も多い。残業は減ったが、売上げが上がり、従業員への賞与が増えた」と効果を実感しているという。

4月5日から始まるD1ライツシリーズに参戦するドライバー 熊谷 圭一郎さん 東山田在住 27歳

ドリフトの技魅せる

 ○…ドリフト走行の技術を競うD1。国内最⾼峰とされている「グランプリシリーズ」を筆頭に、「ライツシリーズ」、「地方戦」というカテゴリーに分かれている。昨季参戦した地方戦では、自身が在籍していた、圧縮機や塗装機器などの製造・販売を行うアネスト岩田(株)が支援。「気が引き締まった」。応援が力になり、60台中9位でシリーズを終え、今季はライツに臨む。

 ○…初参戦は個人で出場した一昨年シーズン。結果は予選落ちだったが、同社が来年創業100周年を迎えるにあたり「挑戦」を謳っていることから、温めていた企画書を持ち込み、昨季からサポートを受けられるようになった。車両は180sx(日産)。モノづくりが得意で、カーブの大きさなどのコースの特徴や天気などに合わせて、走りやすい車両に自ら調整する。特に軽量化にこだわり、「振り出しの鋭さや侵入速度が変わる」と理由を語る。

 ○…幼い頃から車が好きで、小1の時にガソリンスタンドで180sxを見て、「将来、絶対に乗る」と決意。「止まっているだけでも格好良いのに、走ると迫力があって感銘を受けた」と、その時の衝撃を語る。以降、お年玉や昼食代などをコツコツと貯めて、大学2年で車を購入。小学生の時にドリフト走行できるラジコンで遊んでいたため、操作の仕組みは自然と覚えた。振り返ると「車ばかり」と笑みをこぼす。

 ○…「来季はアネスト岩田の節目であるため、トップカテゴリーに出たい」と目標を口にする。今季中に出場権を得るため、メンタル強化が喫緊の課題だ。本番、負の感情に流されないように、プロドライバーや他競技のプロ選手のマインドの在り方を学びながら、挑戦を続ける。

記念セレモニーに出席した関係者

区内各地でビーコルPR 大型ビジョンに命名権

 都筑区は3月13日、ウエインズトヨタ神奈川株式会社(宮原漢二代表取締役社長)と株式会社横浜ビー・コルセアーズ(横浜BC、白井英介代表取締役)の2者と、総合庁舎1階区民ホールにある大型LEDビジョンのネーミングライツ契約を締結。新たな愛称は「B―COR i (ビーコルアイ)ビジョン」となった。20日には契約締結の記念セレモニーが、大型ビジョンの前で開催された。

 大型ビジョンは、故障のため10年以上使用ができず、ポスターなどの展示場所になっていた。今回、両者からの提案を受け、リニューアル。今後は「地域貢献・社会課題・安全安心」等の住民向けの啓発に関する映像などを放映する。契約期間は2028年3月まで。契約金は年間税込み22万円で、大型ビジョンの維持管理費として活用される。

 セレモニーには佐々田賢一区長、ウエインズトヨタ神奈川の間島努専務執行役員、横浜BCの植田哲也取締役らが出席。佐々田区長は「両者の共同提案に感謝。今後も公民一体で、都筑区の魅力を発信していきたい」と語った。

セン南駅にも

 センター南駅前の雨どいの柱にも19日から、横浜BCの柱巻き広告(アドピラー)が設置されている。

入居体験後に笑顔の参加者たち

株式会社ツクイ 「ツクマリルーム」入居体験 横浜F・M(マリノス)とコラボ

 株式会社ツクイ(本社・港南区、高畠毅代表取締役社長)が3月19日、サービス付き高齢者向け住宅「ツクイ・サンフォレスト横浜センター北」=中川中央=でサッカーJ1の横浜F・マリノスとコラボした「ツクマリルーム」で日帰り入居体験を行った。

 同クラブのオフィシャルパートナーを務める同社は、以前から横浜市内の各施設で「観戦会」など、多くのコラボ企画を開催している。「ツクマリルーム」は、マリノスのチームカラーで彩った特別室で、80代の女性サポーターの部屋をイメージ。サインボールや関連グッズなどが所狭しと置かれ、参加者たちを歓喜させた。

 この日は、元サッカー日本代表で、同クラブのアンバサダーを務める波戸康広さんもゲストとして参加、車いすや杖を使った介護体験、同住宅のデイサービスの利用者を交えたレクリエーションなどが行われた。

 波戸さんは「両親が高齢になり、『自分が介護しないと可哀そう』と思っていたが、利用者の楽しそうな表情を見て、安心して預けられると思った」と振り返った。

 横須賀市から参加した佐々木睦さん(35)は「介護される側の体験で怖いと思った場面も。する側になった時は、より丁寧に介護したいと思った」と話した。

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自作の歌で感謝を伝える児童ら

南山田小4・6年児童 「チロル」の閉店惜しむ 歌声で感謝伝える

 南山田小学校(鈴木智彦校長)の4年3組と6年3組の児童が3月17日、南山田の「欧風菓子チロル(松本洋店長)」を訪問。16日に閉店した同店へ、感謝の手紙と歌を届けた。

 同店は1969年、松本さんの父・忠明さんが大和市と旭区に開業。97年10月に南山田へ移転した。奇しくも南山田小は、同店の移転と同じ年の4月1日に開校している。

 同店は、同校の課外授業に協力しており、長年、地域密着の活動を通して、地元住民に愛されてきた。

 閉店は、近年の材料費の高騰や「元気なうちに店を畳みたい」という松本さんの考えから、56年で歴史に幕を下ろすことになった。

 同校の4年3組は、昨年6月から総合学習の授業で、NHK紅白歌合戦に出場経験を持つフォークデュオ「19(現在は解散)」の元メンバー・岩瀬敬吾さんを講師に迎え、オリジナルソング「君と歩こう南山タウン」を制作した。児童たちが考えた歌詞の中に「帰り道にごほうびケーキ」と、同店をイメージした詞が出てくることから、閉店の知らせを受けた担任の加藤紫乃さんが、児童らに歌のプレゼントを提案。同店からも了承を得て、この日の対面が実現した。

 また、6年3組も総合学習の授業で、2月に同店と都筑区産のみかんを使ったケーキを販売。交流があったことから加藤さんが声をかけ、両クラスでの「お別れ会」となった。

 児童たちは、松本さんに手紙を渡した後、オリジナルソングを披露した。松本さんは6年3組の児童らに「皆が考えてくれたケーキを『バースデーケーキにしたい』と言ってくれたお客さんがいた。本当にありがとう」と感謝を述べた。また4年3組の児童らには「素敵な歌声をありがとう。歌詞にも入れてくれて、うれしかった」と顔をほころばせた。

昨年は祭り当日はまだ桜が咲き始めだった

グルメ、イベント盛り沢山 29・30日 北山田さくら祭り

 北山田駅近くの山田富士公園(北山田1の4)を会場に、3月29日(土)、30日(日)の2日間、「北山田さくら祭り2025」が開催される。両日午前10時からで、29日は午後5時、30日は午後4時まで。主催は北山田商業振興会(寺越功会長)。

 芝生広場には飲食を中心に模擬店が多数並び、大池前のステージでは、ダンスや歌のパフォーマンスが繰り広げられる。29日午後にはシンガーソングライターの山口紗矢佳さん、小野陽子さんが、30日午後にはオヤジバンドが出演する。

 29日には起震車やAEDを使った体験、消防車両の展示、子ども消防服の着用なども行われる。

 (一財)日本気象協会によると23日時点での横浜のさくらの開花は25日、満開は30日の予想。寺越会長は「桜満開の山田富士公園で、子どもたちや地域の団体の歌やダンスなどをお楽しみいただき、ゆっくりとした時間をお過ごしください」と話している。

園の南側に移植されたジンダイアケボノ

山田富士公園 さくら復活に向け、移植 4本を南側へ

 山田富士公園で3月18日、桜の木の移植が行われた。

 移植されたのは「ジンダイアケボノ」という種類の桜4本。ソメイヨシノと同じ時期に花を咲かせ、病気に強い品種とされている。

 桜の木は当初、園内中央の小さな滑り台などがある場所に植えられていたが、周囲の雑木の成長が早く、日当たりも悪いため、樹勢は芳しくなかった。

 樹勢を復活させるため、山田富士公園愛護会の栗原紘二会長と鏑木泰副会長が都筑土木事務所に働きかけ、公園南側の歩道に近い場所に移植された。

 今回移植された木の近くには、2018年に北山田小学校の3年生(当時)が植樹した「ジンダイアケボノ」も植えられており、若木の桜が並ぶことになった。

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タッチ決済が利用できる改札の端末=横浜市提供

横浜市営地下鉄 タッチ決済で乗車すると1日最大740円の新サービス

 横浜市交通局は市営地下鉄で3月12日から、クレジットカードなどのタッチ決済を利用すると1日に何回乗車しても請求額が1日最大740円となる新サービスを始めた。東日本・首都圏の鉄道では初導入となる。

 対象はブルーライン・グリーンラインの全40駅。同一のタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォンなどを使ったタッチ決済を使うと、どれだけ乗車しても1日の請求額が1日乗車券と同額の最大740円となり、超過分が割引となる。小児運賃や障害者等割引運賃は適用外。

 市営地下鉄では、利便性向上のために昨年12月からクレジットカードなどでのタッチ決済で乗車できるサービスを開始。各駅の自動改札機に設置された専用端末にカードなどをタッチすることで、改札を通過して乗車することができる。

丘の手ミュージカル登場 4月2日、センター南・駅ピアノ

 センター南駅構内の「駅ピアノ」を舞台に開催されている「駅ピアノコンサート」が4月2日(水)、開催される。午後2時から。主催はセンター南駅ピアノ運営委員会。

 22回目の今回は、2回目の出演となる横浜丘の手ミュージカルスタジオのプロデュースによる「ミュージカル・コンサートVol.2」。出演は深井えみこさん(ピアノ・ボーカル)、劇団四季出身の阿部彩乃さん、高橋亜衣さん、大村奈央さん(以上、ボーカル)の4人。

えだきん春めく 4月6日、花*花まつり

 荏田南のえだきん商店会で4月6日(日)、毎年恒例の「えだきん花*花まつり」が行われる。午前11時から午後5時。雨天決行、荒天中止。

 商店会の通りに模擬店が出店するほか、紙鉄砲づくりや的当てゲームを楽しめる。郵便局前の特設ステージでは、荏田南中学校吹奏楽部の演奏や、お笑いタレント「横浜ヨコハマ」と「おちもり」のステージなどが華を添える。

 4月に入園・入学・入社した人を対象に、オリジナルトートバッグのプレゼントも。

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郵送されたチラシと受診券(写真左)。HPV検査の際に必要となる

横浜市 子宮頸がんに新検診 早期発見へ 支援体制強化

 横浜市では1月から、子宮頸がん検診に「HPV検査単独法」を導入した。負担軽減による受診率の向上や継続的な支援の強化、高リスク者に絞った検査を徹底することで、早期発見・治療を目指している。

 子宮頸がんの原因となる「HPV(ヒトパピローマウイルス)」は、性交経験のある人の多くが生涯に一度は感染。約90%は1〜2年で自然に排除されるが一部は感染が持続し、数年かけてがんへ進行する。そのため同検査ではまずHPV感染の有無を確認し、陰性の場合は5年後に再検査。陽性の場合はすぐに細胞を調べ、精密検査か1年後に再検査を行う。

 HPV検査の導入事例は既に他自治体でもあるが、市が個々の結果に応じて長期的に繰り返し追跡検査(HPV検査)の通知を送るなど、高リスク者へのフォロー体制を整えた上で実施するのは横浜が初めてだという。この体制強化が早期発見・治療の肝になる。

 対象は市内在住の30〜60歳女性。市によると、子宮がん検診の受診率は43・6%(国民生活基礎調査に基づく推計値)で、子宮頸がんにかかりやすいこの年代の未受診理由は「受ける時間がない」が最多だという。「従来の検査が2年に1回に対し、HPV検査は陰性なら次の検査は5年後。負担感を軽減し、受診率向上につなげたい」と市担当者。HPV検査の自己負担額は2千円で、検査方法は従来と同じ「医師の内診による細胞採取」。20〜29歳と61歳以上は引き続き、細胞診検査を2年に1回、1360円で受けられる。

市民へ正しい理解を

 一方、対応する産婦人科医からは「2年に1度の検診で他の疾患が見つかることも多く、間が空くと見逃される可能性がある」と危惧する声も。「心配な症状がある時はすぐに婦人科の受診を」と強く呼びかける。

 また、対象者へ案内書が届いたことから、市へ受診券=写真=の紛失や検査内容などについての問い合わせが増えているという。市は「新たに導入したばかりの検査。正しく理解してもらうため、普及啓発にも力を入れていきたい」と話す。

横浜市役所(資料写真)

横浜市への請求書、オンラインで提出可能に 4月15日から新システム導入

 横浜市は事業者が市に請求書を送る際、オンラインで行えるシステムを4月15日に開始すると発表した。

 対象は市の一般競争入札有資格者名簿に登録された事業者。すでに入札や見積の提出はオンライン化されていたが、請求書は市に持参したり、郵送、Eメールで提出していた。

 システム導入により、市は事業者の事務作業にかかる時間や経費の削減、入金までの期間短縮などの効果が見込まれるとしている。

 詳細な操作方法などは今後、市のサイトで示される見通し。

2024年の啓発デーで活動した協会のメンバーと「スウィンギー」

「自閉スペクトラム症」を知って 横浜市自閉症協会が呼びかけ

4月2日「世界自閉症啓発デー」

 毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」。横浜市内で自閉スペクトラム症の人や保護者の支援、啓発活動などを行っているのが一般社団法人横浜市自閉症協会(事務局・中区、平下和子会長)。当事者支援へ向け、行政に施策提言を行うほか、家族や保護者らが正しい知識を持てるような勉強会を開く。同会は「自閉スペクトラム症の人は珍しくなく、正しい知識を深めてほしい」としている。

 自閉スペクトラム症は、特定の行動に強いこだわりを持ったり、対人関係が苦手など、多様な障害特性がみられる発達障害の一つ。正確な原因は解明されていないが、約20〜40人に1人の割合で存在するというデータもある。外見では判断できず、特性が理解されづらい面もある。

 同会は1979年に県全体の組織から独立する形で「横浜市自閉症児親の会」として発足。2008年に「横浜市自閉症協会」となり、18年に一般社団法人となった。現在は当事者の保護者を中心に約500人の会員がいる。家族や支援者が自閉スペクトラム症について正しい知識を深めるために専門家を招いて勉強会を開くほか、毎年、会員の声をまとめて横浜市や市教育委員会、県などに要望を提出している。同会によると、要望によって市の支援制度が拡充されたこともあるという。

「温かく見守って」

 同会の平下会長は「支援者だけではなく、一般の方にも自閉スペクトラム症を知ってほしい」と話す。例えば、街中で独り言を発しながら歩き回るのは自閉スペクトラム症の特性の一つだが、それを見かけた時に注意したり、止めようとするのは避けてほしいという。森住京子副会長は「独り言を繰り返すことで安心している状態なので、離れた場所から温かく見守ってもらえればうれしい」という。平下会長も「彼らは独自の感覚やこだわりを持ち、得意なこともあれば、苦手なこともある。誤解や偏見がなければ、その個性をもっと活かせるはず。それは私たち全員が、自分らしく生きやすい社会につながることになる」と言葉に力を込める。

正しい情報を

 同会は発足から46年が経過。会員減少や高齢化の課題に直面している。平下会長は「自閉スペクトラム症について、最近はSNSやネットを通して情報を得ている人が多いが、その中には正しくない情報もある。会員には幅広い年代の人がいて、実際に顔を合わせて共通する悩みを語り合っており、関係のある方は一度、活動を見てほしい」と呼びかける。

4月2日、桜木町駅前で啓発活動

 世界自閉症啓発デーの4月2日、同会は午後2時から桜木町駅前広場で自閉スペクトラム症を解説したパンフレットを配布する。中区のマスコットキャラクター「スウィンギー」も参加。また、同日は市役所やよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」などが自閉スペクトラム症のシンボルカラーであるブルーにライトアップされる予定。

 同会への問い合わせは【電話】045・663・0019(毎週木曜日午前10時30分〜午後1時30分)。

実行委員による会議

横浜市が「二十歳の市民を祝うつどい」実行委員を募集

 横浜市は2026年1月に横浜アリーナで行う「二十歳の市民を祝うつどい」の実行委員を募集している。

 「つどい」は20歳を迎えた市民を祝う成人式にあたるもので、実行委員は企画の立案や式典当日の司会進行などを担う。

 応募資格は2005年4月2日から2006年4月1日までに生まれ、横浜市に住民登録がある人。6月から月1、2回開かれる実行委員会の会議に積極的に出席できることなどが条件。応募は5月6日まで。募集は10人程度で、応募多数の場合は書類選考により決定する。

 今年1月に行われた「つどい」で実行委員を務めたメンバーからは「特別な思い出を作ることができた」「企画を立案し、実行する楽しさが分かった」「達成感が得られた」などの声が出ていた。

 問い合わせは市教育委員会生涯学習文化財課【電話】045・671・3282。

贈呈式に参加した建設業協会と横浜市の関係者

園芸博盛り上げへ 横浜建設業協会がマンホールふた寄贈 マスコット描く 鶴ケ峰駅、瀬谷駅付近に2基設置

 横浜市内の建設業者が加盟する一般社団法人横浜建設業協会(福嶋隆太郎会長)は2027年3月から旧上瀬谷通信施設(米軍施設跡地)で行われる「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)を盛り上げようと、マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」がデザインされたマンホールふた2基を横浜市に寄贈した。ふたは相鉄線鶴ケ峰駅北口=旭区=と瀬谷駅北口駅前広場=瀬谷区=に設置されている。

 3月24日に市役所で贈呈式があり、同協会から水村初男副会長、松本文明副会長、旭区会の頭山俊男会長、瀬谷区会の武田和親会長らが参加。水村副会長は「協会として、国際的な大イベントに向けて市や関係者と連携して全面的に協力していきたい」と話した。市脱炭素・GREEN×EXPO推進局の堀田和宏局長は「ふたが目立つところに置かれることで機運醸成につながる」と感謝した。

「大日魂」のチラシ

大日本プロレス 30周年記念大会「大日魂」 5月5日 横浜武道館で

 都筑区池辺町に拠点を置く大日本プロレス(登坂栄児代表)主催の旗揚げ30周年記念大会「大日魂」が5月5日(月)、横浜武道館(中区翁町2の9の10)で行われる。午後3時試合開始。

 30周年を記念して、同団体の「スター選手」が勢揃い。大迫力の試合を観戦することができる。

 本紙読者限定で観戦チケットを50組100人にプレゼント。【1】代表者名【2】電話番号【3】住所【4】メールアドレスを明記の上、タウンニュース都筑区編集室にはがき(〒225―0014/青葉区荏田西2の1の3)、またはメール(tsuzuki@townnews.co.jp)で申し込み。4月18日(金)必着。

中川西中吹奏楽部 年度最後の定期演奏会 「支援する会」の楽器も登場

 中川西中学校吹奏楽部の定期演奏会が3月28日(金)、青葉区民文化センター「フィリアホール」で開催される。午後3時開演。入場無料。

 今回で23回目を迎える演奏会は、今年度メンバーで行う最後のステージ。演奏曲目はオペラ座の怪人、ブルーホライズン、メルヘンなど。

 演奏会では昨年、現役部員の保護者を中心に立ちあがった「支援する会」の尽力で寄贈、購入された楽器も披露される。

 

春の交通安全運動 青木選手が一日署長に 4月7日 セン南でパレード

 都筑区に拠点を構える大日本プロレスの青木優也選手が4月7日(月)、一日警察署長に就任。都筑警察署からセンター南駅までパレードを行う。午後4時から。

 パレードは、4月6日から15日の「春の全国交通安全運動」の一環。青木選手は、パレードをしながら啓発品を配布。一緒に記念撮影も行える。

 問い合わせは、都筑区地域振興課【電話】045・948・2232へ。

地域貢献企業 新たに市内5社 10年表彰は54社

 地域貢献活動に取り組む企業を横浜市などが認定する「横浜型地域貢献企業」の2024年度後期の新規認定企業5社が3月21日に発表された。

 地域貢献企業制度は、企業の持続的な成長や発展を支援する目的で07年に始まったもの。

 後期の新規認定企業は、株式会社アウトソーシングトータルサポート=都筑区=、株式会社錦光園=都筑区=、株式会社新正園=神奈川区=、株式会社ホリプロジェクト=青葉区=、有限会社森田設備=旭区=の5社。各企業は子どもや高齢者の見守り活動、障害者支援、町内会行事への協力などを展開している。これにより、認定企業は481社になった。

 同時に取り組みを10年間継続する「10年表彰企業」の54社も発表された。

都筑スポセン 約1年ぶりに再開 4月14日から

 天井の改修工事のため昨年6月から休館していた都筑スポーツセンター(池辺町2973の1)の再開が4月14日(月)に決まった。

 再開を記念し、19日(土)には、横浜ビー・コルセアーズのバスケット教室やフレイル体力測定体験教室、エアロビックボクシング教室などさまざまな企画が行われる。横浜マラソンチャレンジランニングクリニックに参加すると、10月26日開催の横浜マラソン2025の出走権が得られる。

 19日開催の教室の申込みは4月1日(火)から。

 参加対象や定員、費用など詳細は同センター【電話】045・941・2997。

 

牧野造園 「桑畑に井戸を」 クラファン開始

 佐江戸町で造園業を営む株式会社牧野造園(牧野幸太代表取締役社長)が、桑畑に井戸を掘る資金をクラウドファンディングで募っている。期間は4月末まで。目標金額は300万円。

子どもたちに養蚕の体験を

 養蚕は、かつて横浜を代表する産業の一つで、多くの小学校で蚕の飼育を行っていた。しかし市内に養蚕業者、桑栽培農家は無くなり、飼育する小学校も年々減少傾向にある。

 同社では改めて養蚕に光を当て、子どもたちが養蚕・製糸体験ができる場づくりを目指すため、プロジェクト「シルクウッズ横濱」というプロジェクトを立ち上げた。

 昨年3月に旭区の休耕地に、桑の苗木を400本植え、桑畑に。夏には高さ2mを超えるほどに成長する木もあり、今年も苗木を増やし、2026年から養蚕を開始する予定でいる。

 一方で、畑には上下水道が通っておらず、桑の葉の洗浄や今後予定している体験施設で使用するのに欠かせない水を確保するため、井戸を掘ることを決意。そのための資金をクラウドファンディングで協力を求めるという。井戸掘りは今年8月の着工、11月の完成を目指す。

 寄付に対するリターンは金額に応じ、ホームページへの名前掲載や同社製造の竹炭、絹製品など。牧野社長は「教育の観点からも日本のシルク文化の継承のためにも」と協力を呼び掛ける。問合せは牧野造園【電話】045・941・4764。

 

花植えをする参加者

園芸博まであと2年 彩りガーデンに「彩り」 機運醸成でイベント

 横浜市で開かれる「国際園芸博覧会」まで残り2年になるのを受け、3月20日、「キッズガーデニング教室」が行われた。

 イベントには20組の親子が参加。昨年11月にリニューアルした区役所入口近くのガーデンに、キンギョソウやネモフィラの花を植えた。ガーデンは愛称を区民投票で募集しており、今月「つづき彩りガーデン」に決定。また、卵の殻でできたフィルムプランターに絵を描き、ベビーサラダミクスの種をまいた。

 参加した那須彩葉さん(8)は「花の植え方や種のまき方を分かりやすく、教えてもらい、楽しかった」と笑顔を見せた。

 

千葉修平氏

参院選 維新が千葉氏擁立へ 52歳、喫煙対策など訴える

 日本維新の会は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に参議院議員秘書の千葉修平氏(52)を擁立することを決めた。

 千葉氏は八王子市議を1期務め、2003年から松沢成文知事(当時)の秘書となり、松沢氏が参議院議員に転身後も秘書を務める。本紙の取材に「首相公選制の実現や飲食店の禁煙化などの受動喫煙対策を訴えていきたい」としている。

©B─CORSAIRS

TO THE BONE横浜ビー・コルセアーズ vol.18 勝利へ市民の後押しを

 B1リーグの横浜ビー・コルセアーズは、ホームタウンの横浜市各区と連携したイベントをホームゲームで開催している。

 これまではホームアリーナの横浜国際プールがある都筑区を中心に市北部エリアで区民デーを展開してきたが、今シーズンは練習拠点のたきがしら会館がある磯子をはじめ、神奈川、西、中の各区で初企画=写真。各区民らへのチケット優待や、会場で各区の魅力を発信するイベントも行っている。

今季は全勝

 今季に行った都筑・青葉・緑・神奈川の区民デーでは、全て勝利を挙げている。港南区出身の須藤昂矢選手は「これからも皆さんに応援へ来てもらえるように、良い試合をしていきたい」と話す。