秦野版【3月28日(金)号】
優勝を喜ぶチームのメンバー

小学生バレーボール 湘南ドリームが県優勝 「全国大会へ一歩前進」

 「全国共済・モルテンカップ 第3回神奈川県小学生バレーボール新人大会」の決勝戦が3月8日、横須賀市南体育会館で開催。混合の部で、秦野市の湘南ドリームスポーツ少年団(大西淳(あつむ)監督)が優勝した。

 同大会は、一般財団法人神奈川県バレーボール協会と神奈川県小学生バレーボール連盟が主催する県大会。小学5年生以下が対象の新人大会でもある。県下8地域(川崎・横浜・横須賀・藤沢・平塚・小田原・県央・相模原)で行われた地区予選を通過したチームのみが出場権を得る。上位入賞チームが所属する地域には、2025年度全日本バレーボール小学生大会神奈川県大会でのシード権と優先出場枠が与えられる。

 一昨年同大会で準優勝、昨年は4位の結果で悔し涙を飲んだ同チーム。優勝を目指し、6チームが所属する平塚地区予選で1位で通過。県大会は1回戦、2回戦ともに2セット先取で快勝した。

 準決勝は県央地域代表のALBIREOJrと対戦。1セット目は21対7で難なく獲得。2セット目は追い上げられるも23対21で勝利し、決勝へ駒を進めた。

決勝は接戦に

 決勝戦の相手は、横浜地域代表の港南台ジュニア。1セット目を9対21で落とし、2セット目に突入。接戦を制し21対19で2セット目を獲得。1対1で運命の3セット目を迎えた。必死にボールをつなぎ、15対12で3セット目を取得。2対1で大会優勝を果たした。

 手の甲に勝利を願う文字を書き、心を一つにして大会に臨んだチームのメンバー。キャプテンの飯塚琉那(るな)さん(鶴巻小5年)は、「決勝戦の2セット目を乗り越えて勝ててすごく嬉しかった。全国ベスト8を目指して練習していきたい」と意気込む。大西監督は「2年ぶりの全国大会へ一歩前進の県新人大会優勝。全国大会優勝まで、課題を克服して良い準備をして6月の予選に挑みます」と話す。

カナガワビエンナーレで特別賞を受賞した作品(左・事前撮影した作品の写真)とエコ絵画コンクールでの賞状(右)を持つ安藤さん

北小4年安藤さん 絵画コンクールでW入賞 国際児童画展では特別賞

 北小学校4年生の安藤結苺(ゆい)さんが「第23回カナガワビエンナーレ国際児童画展」と「第22回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」の2つのコンクールで入賞を果たした。

 カナガワビエンナーレ国際児童画展は、神奈川県在住・在学及び日本全国の外国人学校、海外在住の子どもたちを対象に2年に1回行われているコンクール。3月6日に審査結果が公表され、安藤さんは『ねこのリラックス』という作品で特別賞「(公財)日本ユニセフ協会会長賞」を受賞した。

 小さい頃から絵を描くのが大好きだという安藤さん。動物をテーマにすることが多く、今回も伸びをしている猫の姿を作品にした。試行錯誤を繰り返しながら、昨年11月の申し込み期限ギリギリまで描いていたという。

 「お花や猫の背中の模様が目立つように描きました。コンクリートの壁の影を描くのが大変でしたが、うまくいきました」と笑顔の安藤さん。国際児童画展という大きなコンクールでの特別賞は「びっくりだった」と話す。

 一方、ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールは、全国の小学生以下の子どもを対象にしたコンクール。安藤さんは『仲良く冬支度』というタイトルでリスを描き、「エコ絵画賞」を受賞した。入賞作品は『ねこのリラックス』の後に描いた作品で、リスの毛並みがさらに細かく描き込まれている。「目がクリクリしていたので大きく描き、紅葉もマーブル模様になるように工夫しました」と話す。

 小2から指導を行っている久保寺絵画教室の久保寺こずえさんは「色や絵の具の使い方が上手な子。負けず嫌いで、一生懸命描いています。実力があるので、自分の絵を信じてこれからも描いてほしい」と話す。

 将来は「画家になりたい」と力強く宣言する安藤さん。「次は街をリアルに描けるようになりたい」と目標を語った。

4月13日に頭高山八重桜の里花見会を開催する頭高山を愛する会の会長を務める 岡部 誠さん 千村在住 62歳

頭高山整備し30年

 ○…1994年に地元有志で結成された頭高山を愛する会。「タバコ耕作が終わり荒れ果てた頭高山をきれいにしよう」と、人力で整備し地元資源である八重桜の植樹を始めた。翌年から秦野丹沢ライオンズクラブが協力し、秦野ロータリークラブも創立40周年記念事業として植樹を行っている。「メンバーだけでなく、こうした団体の力があって30年以上続いている」と感謝を述べる。

 ○…会発足から3年ほどして入会。父や見知った人たちが行う活動に興味を持ち、会社勤めをしながら活動に参加してきた。副会長を経て昨年、8代目の会長に。定期的な草刈に、生い茂った木や竹林の伐採、ヤマビル対策、菜の花やコスモスの種まき、獣害・台風対策を繰り返し、整備した広さは2町歩(約2万平方メートル)にもなる。「八重桜の時期になると、ハイカーや地元の人が喜んでくれるのが嬉しい」とやりがいを語る。

 ○…千村で生まれ育つ。西小・西中出身で、高校を卒業し就職。結婚し、2人の子どもに恵まれた。今もサラリーマンとして働いている。趣味はもっぱら里山での活動。会の仲間は神輿会「白山睦会」でも共に活動しているそうで、「みんないい人たちばかりでコミュニケーションが楽しい」と笑顔を見せる。

 ○…行政の協力で道やトイレが整備されるなど環境は整ったが、一方で高齢化による実働人数減少が深刻な問題。いかに若い人たちに参加してもらい、次の世代につなげるかが大きな課題となっている。「活動が途切れれば、山の再整備は恐らく難しい」。そのため、同会では千村外からも広く参加者を募っている。「東の弘法山の桜に並び、西は頭高山の八重桜と言われるようなものにしたい」と語る瞳には、地元愛が溢れていた。

目録を手渡す北村理事長(左)と竹田代表

中栄信用金庫 「子どもは地域の財産」 地元14団体に応援金寄付

 地域の子どもたちを取り巻く課題解決に向けた「子どもの未来応援プロジェクト」に取り組んでいる中栄信用金庫(本店・秦野市元町/北村圭一理事長)が「なかしん子ども食堂応援金」を地元14団体に寄付。同金庫本店で3月15日、北村理事長から応援金寄付団体を代表して「めぐみキッチン」を運営する(株)めぐみ不動産コンサルティングの竹田恵子代表取締役に目録が手渡された。

 応援金は、同金庫が昨年11月から12月に取り扱っていた地域貢献(寄付型)定期預金「子どもの未来応援定期預金」の預金残高0・01%相当額(上限100万円)を地域の子どもたちの健全な育成と成長を応援するため、地元の子ども食堂などに寄付する取り組み。同金庫の担当者によれば、今回は秦野市、伊勢原市、平塚市、厚木市、南足柄市、中井町の14団体に各7万1500円、合計100万1000円の寄付を行った。

 竹田代表は「助成金など受けずに運営しているので本当にありがたく、うれしく思う。『いつでも来られるこども食堂』を目指し、今後も活動していきたい」と感謝の言葉を語った。北村理事長は「子どもは地域の財産。今後も支援を継続していきたい」と話した。

自閉症を啓発 2日、イオンSC

 4月2日(水)の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、秦野市自閉症児・者親の会(山口一美会長)が啓発活動を行う。

 会場はイオン秦野SC正面玄関口周辺。午前10時45分から、同会メンバーや秦野市民生委員、神奈川県発達障害支援センター「かながわエース」職員らが自閉症を理解するためのリーフレットや記念品の配布を行う(無くなり次第終了)。

3年1組の児童と、新たに設置された看板

サワガニの里に看板設置 渋沢小の児童が提案

 千村在住の小野薫さんが整備しているサワガニの里入口に、渋沢小3年1組(白井まり子教諭)の児童が描いた看板が設置された。3月13日には児童らが現地を訪れ、看板や里の生き物、設備を改めて見学した。

 同クラスは1月16日に、総合的な学習でサワガニの里の生き物や植物を観察した。この時に里が好きになった児童たちが「どうしたらサワガニの里をもっとPRできるか」を考えた。

 出た案は「チラシを作って配布する」「看板をデザインし提案する」「小さい子でも安全に遊べる遊具を提案する」の3点。チラシは1人1枚制作し、他のクラスに持ち込み教室に貼ってもらったほか、残り2つは児童が各3つの候補に絞り来校した小野さんに提案を行った。

 「遊具に関しては地形を生かすという小野さんの方針に合わないであろうことはわかっていたが、児童の話を聞いてもらった上でそれを小野さんに説明してもらいました」と白井教諭。一方で看板は、小野さんが気に入ったデザインが採用され、設置されることとなった。

 見学の当日、前回訪れた時よりも豊富な生き物が活動しているサワガニの里を、児童らは小野さんの話を聞きながら楽しそうに観察していた。

鶴巻の彫刻・歴史を巡る デジタルスタンプラリー

 「彫刻&まち巡りデジタルスタンプラリー」が4月1日(火)から13日(日)まで行われる。第6回秦野丹沢野外彫刻展「OMOTAN Sculpture Award」マケット展に合わせて行われる同イベント。鶴巻温泉駅北口やNITTANパークおおねに設置された野外彫刻や歴史スポットなど全10カ所を巡り、デジタルスタンプを集める。

 全てのスタンプを獲得すると、先着50人に特製彫刻缶バッジのプレゼントも。缶バッジの交換場所は宮永岳彦記念美術館。参加方法は秦野市HPへ。問い合わせは市文化振興課【電話】0463・86・6309へ。

西小学校6年生への出張授業(上)と東中学校1・2年生への出張授業

歌い継ぐ"市民の心" 「丹沢讃歌」の出張授業

 「春は浅く山里けむり雪とけて大地は明ける――」。丹沢の山開きや丹沢音楽祭で市民・岳人に歌い継がれている「丹沢讃歌」。ふるさと秦野の自然と人々を称えるこの歌を「全ての市民に歌えるようになってほしい」と今年度、クアーズテック秦野カルチャーホールは西小学校6年生と東中学校1・2年生に出張授業を行った。授業での取り組みとともに、秦野市の財産である丹沢讃歌について紹介する。

「ふるさとの歌」誕生

 秦野市最大の音楽祭「丹沢音楽祭」の幕開けと共に、1984年に誕生した丹沢讃歌。丹沢を心のふるさととする音楽愛好者らの情熱により誕生・献呈され、秦野市文化会館(現・クアーズテック秦野カルチャーホール)でのオープニングセレモニーで発表された。作詞は市内在住の児童文学者森一歩氏、作曲は秦野市出身・在住で東京室内管弦楽団指揮者等を歴任し、当時秦野市音楽協会会長を務めていた加藤正二氏が担当。市制施行50周年の2005年には歌碑が作成され、県立秦野戸川公園の風の吊り橋付近に建立されている。歌碑には、「市民の誇りである丹沢の山々や自然、その水、土、緑、風など丹沢の四季を讃え、そこで生きる人々を表現した楽曲『丹沢讃歌』を通して、丹沢の自然を愛する心を、つないでいきたいと願っています」と綴られている。

 時代や町なみが変わっても、そこにあり続ける丹沢。その雄大な姿は、秦野市民共通の原風景といっても過言ではない。秦野市ゆかりの楽曲は数多くあれど、誕生の経緯や題材を踏まえ丹沢讃歌ほど「ふるさとの歌」にふさわしい楽曲は他にないと言える。

シビックプライド醸成に

 秦野市を代表する郷土の歌である丹沢讃歌だが、「歌える」市民は一部に限られているのが現状だ。せっかくある素晴らしい歌を、生かさない手はない――。秦野市の文化拠点であるクアーズテック秦野カルチャホールは、「全ての市民に丹沢讃歌を歌えるようになってほしい」との思いから、市内小中学校への丹沢讃歌の出前授業を企画提案した。「丹沢讃歌は、シビックプライド(=郷土愛)の醸成にもつながる雄大な歌。作詞の森一歩さん、作曲の加藤正二さんは市内の小中学校の校歌も手がけており、小中学校で歌うのにふさわしい」と同館は語る。秦野市教育委員会もまた、地域の特色を生かした独自のカリキュラムを昨年4月から「秦野ふるさと科」と名付けて推進してきた経緯がある。「ふるさと秦野」への両者の思いが合致し、今年度出張授業の実施が実現した。

合唱連盟と協働開催

 出張授業は、同館と秦野市合唱連盟(加藤雅彦理事長)との協働開催となった。同連盟の有志のメンバー約60人が協力し、模範合唱など指導にあたる。指揮を務めたのは玉置清明氏。秦野市内の高等学校で音楽教諭を務め、これまでも合唱部の顧問や市内外のコーラス団体の指導に尽力。丹沢の山開き式では丹沢讃歌の指揮者を務める。

 ピアノ伴奏を担当したのは、秦野市出身のピアニスト渡邊純子氏。07年から国内唯一のプロ合唱団である東京混声合唱団のピアニストを務め、全国各地での一般公演・文化庁主催の学校公演などで活躍する。

 丹沢讃歌を広めるべく、秦野の音楽シーンを担う人材が駆け付けた。

初の実施は西小で

 初の出張授業は昨年11月27日、西小学校で行われた。対象は6年生約100人。あらかじめ音楽教諭の指導のもと、授業で丹沢讃歌の夏パートを練習し、児童らは準備を整えてきた。授業冒頭では、丹沢讃歌が誕生した経緯など概要を説明。同館が製作した歌詞付きのビデオで丹沢讃歌を流した後、歌唱練習の流れとなった。

 主に歌唱指導を担ったのは玉置氏。「冬のパートは最初、フォルテから勢いよく始まる。くっきりした青空と雪が目の前にばっと広がるイメージ。びっくりするくらい始めは強く歌おう」。「自然を歌っているようだけれど秦野の人の活動も歌っているね」。歌唱の仕方だけでなく、歌詞から広がる情景についても解説。時にユーモアも交えた巧みな説明で、楽曲の魅力・意義を余すことなく伝えていた。

 12月11日には、東中学校の1・2年生約180人を対象に授業を実施。生徒らは前もって練習でソプラノ・アルト・テノールの3パートに分かれており、小学生よりも発展した内容に挑戦。当日は、玉置氏の指導に加え合唱連盟会員がそれぞれのパートの指導にあたった。出張授業は両日とも、最後には児童・生徒と合唱連盟会員で合唱して幕を閉じた。玉置氏は「みなさんと楽しい時間を過ごすことができました。高い歌唱力で素晴らしい歌声でした」と絶賛。加藤理事長は「丹沢讃歌は丹沢音楽祭と山開き式で必ず歌います。また一緒に歌える日を楽しみにしています」と出張授業を締めくくった。

 体育館に響く児童・生徒の伸びやかな歌声が印象的だった出張授業。この歌声が、秦野市中から聴こえる日は遠くないかもしれない。

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頭高山で八重桜花見会 愛する会が4月13日開催

 頭高山を愛する会(岡部誠会長=人物風土記で紹介)が4月13日、「頭高山八重桜の里花見会」を開催する。午前11時開会。入場自由。

 秦野丹沢ライオンズクラブ協賛のもと、30年以上、頭高山で八重桜の管理と整備を行っている同会。その八重桜を楽しんでもらおうと1994年から祭りを行っている。

 当日、会場ではよさこいや歌謡ショー、カラオケなどが行われる。「約200本の八重桜が咲き誇る頭高山を、ぜひ一度見に来てください」と同会。問い合わせは岡部会長【携帯電話】090・2417・3683へ。

昨年行われた菊花展での作品展示

出雲大社相模分祠 菊作り教室の参加者募集 4月開始、11月に展示も

 出雲大社相模分祠(秦野市平沢1221)で4月から開催される、「菊作り教室」の参加者募集が行われている。今年で32回目。受講料は無料。教材費は5回分で3700円(鉢代含む)。申し込みは4月20日(日)まで。全5回開催。初回は4月27日(日)午後2時から、その後、5・6・8・10月にそれぞれ1回開催される。出来上がった作品は11月に同神社の境内で行われる「菊花展」で展示される予定。講師は昨年に引き続き吉田孝雄さんが務める。申し込み・問い合わせは、出雲大社相模分祠【電話】0463・81・1122へ。

当日のバザーの様子

国際ソロプチミスト秦野 チャリティーで女性支援

 国際ソロプチミスト秦野(上瀬節子会長)が3月8日の国際女性デーに合わせ、3月9日に本町公民館多目的ホールで「チャリティーバザー&ステージ」を開催した。

 国連によって「女性の社会参加と地位向上を訴える日」として制定されている国際女性デー。国際ソロプチミスト秦野では、これに合わせた取り組みを毎年実施している。

 昨年に続き、今年もチャリティーバザーとステージを実施。当日は午前10時の開場前から来場者が並び、約230人が訪れた。

 会場には国際ソロプチミスト秦野の食器・洋服・雑貨・ハンドメイド品などのバザーに加え、農家の野菜、パン、惣菜、菓子、ぬいぐるみなども出店。ステージではピアノやマジック、フラ、民謡など市民によるパフォーマンスが行われ、午後には高橋昌和市長が視察に訪れた。

 バザーでの収益金は、女性と女児を支援する活動の資金として活用していくという。

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コンニャクの花を前に笑顔の井上さん(写真:井上さん提供)

物置からコンニャクの花 清水町の井上さん宅で

 秦野市清水町の井上はつさん(97)宅で、コンニャクの花が咲いているのが発見された。

 コンニャクの花は4年以上作付けされた芋に咲くもので、珍しいとされている。通常は5月中旬から6月上旬が、花の時期となる。

 今回、井上さんの家で花をつけたのは、昨年の秋に知人からもらったコンニャクイモ。大きいものはコンニャクに、小さいものは作付けに使おうと家の物置にしまっておいた。

 3月15日に物置から異臭がすることに気づき見に行くと、このコンニャクイモから1・7mほどの花が2本伸びていたという。「まさか物置で花が咲くとは思わず驚きました。家の中で温かかったから、この時期に花をつけたのでは」と井上さんは話した。

昨年の楽器体験の様子

秦高生と楽器・演劇体験 4月12日 広畑プラザ

 広畑ふれあいプラザ世代間交流事業「ふれあい学級〜秦高の弦楽合奏と演劇を楽しもう!」が4月12日(土)、広畑ふれあいプラザ(秦野市下大槻174の4広畑小学校内)多目的ホールで開催される。時間は午後1時から2時30分の予定。

 当日は県立秦野高校の弦楽合奏部の演奏と演劇部のパントタイムを鑑賞。合わせて、楽器体験と演劇の基本(柔軟体操、発声練習など)を学ぶ。参加できるのは、小学1年から大人まで30人(小学3年以下は保護者同伴のこと)。入場無料。予約制(定員になり次第締切)。

 申込みと問合せは、同プラザ【電話】0463・77・6061へ。

万葉の湯 はだの館 4月イベント案内

 万葉の湯はだの館では、4月に以下のイベントを開催する。

 ◎月曜日「レディースデー」女性入館料1850円◎火曜日「シニアデー」60歳以上入館料1850円※年齢確認あり◎水曜日「サウナイベント開催」◎木曜日「ポイント入館優待デー」※1250Pで入館◎金曜日「メンズデー」男性入館料1850円◎土曜日「ちびっこデー」小学生/幼児入館料400円引※価格は全て税込み

 ▽13日(日)/17時30分〜:男性サウナ「熱風祭ロウリュ隊」▽16日(水)/14時〜先着15人:みずき小夜子カラオケ教室▽20日(日)/10時〜21時:男女石風呂「フラワーバス」▽22日(火)/14時〜:歌謡ショー♪みずき小夜子さん▽26日(土)/風呂の日「ポイント3倍デー」▽27日(日)/15時〜先着12人:ヨガ体験教室

 各催しに人数制限あり。状況により「中止」「日程変更」「出演者変更」の可能性あり。

 (問)同館【電話】0463・85・4126

秦野観光和太鼓

4月12日サタフェス再開 会場は「噴水広場」11時から

 4月12日(土)、音楽とパフォーマンスを楽しめる地域交流イベント「サタデーフェスティバル」(通称サタフェス)が再開する。会場はカルチャーパーク内の「噴水広場」(バラ園、テニスコートのそば)。演奏は午前11時から午後1時(キッチンカーは午後2時まで)。観覧無料。

 出演は以下の通り(変更の場合あり)。秦野観光和太鼓、プレイバック70、秦野少年少女ラッパ鼓隊、南京玉すだれ保存会、中学生マジシャン大志さんほか。観覧用の椅子も用意される。キッチンカーも来場予定。雨天中止。問い合わせは、クアーズテック秦野カルチャーホール内サタフェス事務局【電話】0463・81・1211へ。

山口さんの作品(上)と、千田さんの作品(下)

秦野の2人 平塚市展大賞 写真と立体物作品で

 市内在住の山口勇さんの作品「初霜」と、千田肇さんの作品「ヘイトファージ」が、第47回ひらつか市展で大賞を受賞した。

 山口さんが市展大賞をとったのは、写真の部。「茶畑一面に降りた霜が美しい絵を作り出している」ところや、「一筋の朝の陽ざしが単調になりがちな光景に変化をもたらし、自然のドラマが立ち上がっている」ところが評価された。

 千田さんの作品は、絵画・彫刻の部で市展大賞を受賞。背筋をピンと伸ばした姿勢が機械的な組織を連想させる立体作品で、「ロボットの冷静さと人間らしさの融合が印象的で、見る者に新たな視点を提供する」との評価を得た。

球技特化の走り方教室 ハピネスACが主催

 秦野市の陸上クラブ「HappinessAC」が4月15日(火)・22日(火)、カルチャーパーク陸上競技場で球技を行う小学生向けの走り方教室を行う。午後5時から6時まで。参加無料。

 今年のはだのっ子駅伝で男女ダブル優勝し、全国レベルの選手を輩出している同クラブ。サッカー・野球・バスケットボール・ハンドボールなど球技に取り組む小学生向けに「Sprint for Ballers Academy」を新規開講。無料の体験会を実施する。

 2日間の参加が原則だが、1日のみの参加も可。当日は水分補給用の飲料を持参し、動きやすい服装・シューズで参加を(スパイクは使用不可)。担当コーチの古藤涼平さんは「私自身、少年野球チーム秦野南ジャガーズの卒業生でもあります。お気軽に参加ください」と話している。

 申し込みは同クラブホームページの専用予約フォームから。

秦野市 4月1日付人事を発表 課長級以上は45人が異動

 秦野市は4月1日付人事異動を発表した。2025年度は、市制施行70周年の記念事業を展開するとともに、「総合計画はだの2030プラン前期基本計画」の最終年度として「ふるさと秦野」の未来に向けた取り組みを行う年に位置づけ。性別を問わず「職員の力を最大限引き出すことができる人事配置を行った」としている。課長級以上の異動は、部長級が5人(うち昇任・昇格5人)、参事級が14人(同9人)、課長級26人(同16人)。また、4月1日からの部課数は13部72課161担当で、職員数は1089人(前年比8人減)となった。

 課長級以上の人事及び降任者、退職者は次の通り(敬称略・カッコ内は前職)。

 【部長級】▽こども健康部長兼福祉事務所長(政策部参事兼財政課長)守屋紀子▽環境産業部はだの魅力づくり担当部長(環境産業部はだの魅力づくり担当参事兼はだの魅力づくり推進課長)猪野好春▽環境産業部専任参事兼環境共生課長(環境産業部参事兼環境共生課長)谷芳生▽会計管理者兼会計課長(くらし安心部参事兼戸籍住民課長)鈴木美紀▽監査事務局長併公平委員会事務局長(文化スポーツ部参事兼文化振興課長)小泉誠

 【参事級】▽政策部参事兼財政課長(文化スポーツ部参事兼スポーツ推進課長)北口慶太▽総務部参事兼財産管理課長(総務部財産管理課長)吉田浩成▽くらし安心部参事兼防災課長(くらし安心部防災課長)大森淳▽くらし安心部参事兼戸籍住民課長(政策部参事兼広報広聴課長)船村通広▽文化スポーツ部参事兼生涯学習課長(文化スポーツ部生涯学習課長)水島一葉▽文化スポーツ部参事兼スポーツ推進課長(こども健康部こども育成課長)長島秀樹▽福祉部参事兼国保年金課長(福祉部国保年金課長)横溝善教▽こども健康部参事兼こども政策課長(都市部交通住宅課長)大嶋崇志▽こども健康部参事兼こども家庭支援課長(こども健康部参事兼こども政策課長)深川やよい▽環境産業部参事兼産業振興課長(環境産業部産業振興課長)久保田亨▽建設部参事兼建設総務課長(建設部建設総務課長)小清水智▽建設部参事兼道路管理課長(建設部参事兼建設管理課長)振原征人▽消防本部参事兼消防総務課長(消防本部参事兼警防課長)三川敏明▽総務部参事・秦野市伊勢原市環境衛生組合参事兼総務課長(総務部人事課専任主幹・秦野市伊勢原市環境衛生組合総務課長)大庭孝浩

 【課長級】▽政策部広報広聴課長(環境産業部農業振興課課長代理/農業支援・鳥獣対策担当)遠崎将一▽政策部広報広聴課広聴担当課長(福祉部福祉事務所地域共生推進課課長代理/福祉総務担当)中村武史▽総務部人事課研修・健康管理担当課長(議会局議事政策課課長代理/議会総務担当)原洋子▽総務部債権回収課長(建設部公園課長)北村正臣▽くらし安心部市民相談人権課長(政策部広報広聴課広聴担当課長)吉門佳美▽文化スポーツ部文化振興課長(総務部人事課研修担当課長)久保谷敏行▽文化スポーツ部図書館長(くらし安心部市民相談人権課長)山本正則▽こども健康部保育こども園課専任技幹兼つるまきこども園長(こども健康部保育こども園課つるまきこども園長)持田由美▽こども健康部保育こども園課専任技幹兼ひろはたこども園長(こども健康部保育こども園課ひろはたこども園長)横山幸枝▽こども健康部保育こども園課専任技幹兼みどりこども園長(こども健康部保育こども園課みどりこども園長)荒井淑栄▽こども健康部こども育成課長(総務部人事課専任主幹・秦野市伊勢原市環境衛生組合施設課長)小島正之▽環境産業部はだの魅力づくり推進課長(環境産業部はだの魅力づくり推進課課長代理/表丹沢魅力づくり担当)吉田健智▽都市部交通住宅課長(総務部市民税課課長代理/市民税担当)野呂大介▽建設部建設総務課専任主幹(環境産業部生活環境課課長代理/生活環境担当)北村和之▽建設部道路管理課専任技幹(建設部建設管理課課長代理/保全担当)松本貴昭▽建設部道路整備課用地・狭あい担当課長(建設部建設総務課課長代理/建設総務担当)久保田督▽建設部公園課長(建設部公園課課長代理/公園緑地担当)及川和也▽建設部国県事業推進課長(建設部道路整備課用地・狭あい担当課長)高橋秦一郎▽教育部教育総務課学校整備推進担当課長(教育部教育総務課課長代理/施設管理担当)内田和裕▽教育部教育総務課専任主幹兼本町幼稚園長(教育部教育総務課専任主幹兼ほりかわ幼稚園長)仲原千鶴子▽教育部教育総務課専任主幹兼西幼稚園長(教育部教育総務課西幼稚園長)大塚政美▽消防本部警防課長(消防本部消防管理課長)二宮淳▽消防本部消防管理課長(消防本部消防署警備第一課専任主幹)稲毛真二▽消防本部消防署警備第一課専任主幹(消防本部消防署警備第二課課長代理/西第二担当)加藤明宏▽総務部人事課専任主幹・秦野市伊勢原市環境衛生組合施設課長(環境産業部産業振興課課長代理/工業振興・労政担当)小金井瑞樹

 【管理監督職上限年齢制による降任】3月31日付▽(監査事務局長併公平委員会事務局長)志村高史▽(会計管理者兼会計課長)高橋晶司▽(こども健康部参事兼こども家庭支援課長)池田幸枝▽(教育部教育総務課専任主幹兼本町幼稚園長)小宮郁美

 【退職】3月31日付▽(こども健康部長兼福祉事務所長)古尾谷明美▽(環境産業部はだの魅力づくり担当部長)磯崎篤▽(文化スポーツ部参事兼図書館長)山本英範▽(消防本部参事兼消防総務課長)大津良昭▽(総務部債権回収課長)目黒輝夫▽(こども健康部保育こども園課専任技幹兼しぶさわこども園長)和田千登勢▽(建設部国県事業推進課長)箱崎徹

秦野商工会議所 佐野前会頭の叙勲祝う 280人集い、箱根で祝賀会

 昨秋、旭日小綬章を受章した、秦野商工会議所前会頭の佐野友保氏(十全堂(株)・代表取締役会長)の祝賀会が3月16日、湯本富士屋ホテル(箱根町)で開催された。

 佐野氏は2006年から同商工会議所副会頭を3期9年間、その後、会頭を3期9年間務めた。地域の産業振興に貢献してきた功績が評価され、受章につながった。

 当日は石井時明会頭ら同商工会議所関係者、高橋昌和市長、地元選出の議員、地域団体関係者ら約280人が出席。食事や演奏で佐野氏の功績を祝った。

 佐野氏は多くの出席者を前に「本日は、このような盛大な祝賀会を開催していただき、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます」と感謝の言葉を口にした。

創和会・市民クラブ 防災への政策を提言 市議会会派として初

 秦野市議会の会派「創和会・市民クラブ」(福森真司代表)が3月18日、高橋昌和市長に政策提言を行った=写真。同市議会局によると、会派による政策提言は初めてとなる。

 当日は福森代表をはじめ、同会派所属の横溝泰世市議、阿蘇佳一市議、大野祐司市議、八尋伸二市議、小山田良弘市議、大塚毅市議が高橋市長を訪問。市民が安心して暮らしていくための最重要施策を防災と位置づけ、「議員代表の災害対策本部へのオブザーブ参加」「災害時の地域での市担当職員と議員との連携強化」「電子やアナログを駆使したリアルタイム情報の共有」「避難者の健康維持に欠かせない学校施設の空調整備」「安心して避難所生活を送るための情報の共有化」「企業のノウハウを生かすための連携協定の締結推進」を盛り込んだ提言書を高橋市長に手渡した。

 福森代表は「市長や執行機関に対する問題提起だけに留まらず、課題解決に向けた提案を積極的に行い、市民生活の向上、安全・安心と秦野のさらなる発展につながるように会派一丸となり活動に取り組んでいます」と思いを語った。高橋市長は「提案内容はとても実践的です。どのように生かせるか検討し、計画に反映させていきたい」と話した。

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◆風邪の症状に「抗生物質」が効果的と聞いたのですが...?

 これは間違いです。風邪は、ほとんどの場合、ウイルス感染ですので抗生物質は効きません。

 先進国ではまず、風邪の症状を訴える患者さんに抗生物質を処方するような医師はいません。にも関わらず、我が国の、とある調査では、47%の国民が「風邪に抗生物質は有効」と回答しているのです。実際に抗生物質の処方が必要なケースは「明らかな細菌性の扁桃炎併発」と、この症状に起因する「肺への細菌性の二次感染」が加わった時だけなのです。

 常日頃から抗生物質を使い過ぎると、こうした細菌性の肺炎等を発症した際、体内に耐性菌が増加してしまい、本当に必要な時に薬が効かなくなるので注意が必要です。

 秦野市大秦町にある「栄枝皮膚科」の院長・栄枝 重典氏(日本専門医機構認定/皮膚科専門医)が、自身の見識を基に健康に関する様々な情報を本紙読者に分かりやすく教えてくれるコーナーです(不定期掲載)