青葉区版【4月10日(木)号】
工房の前に立つ玉田さんと風鈴の試作品

横浜あおば玉田ガラス工房 大阪万博に作品出展 新原料で環境負荷低減

 横浜あおば玉田ガラス工房(荏田西)のオーナー・玉田恭子さんが制作したガラス製の風鈴が、4月13日(日)から大阪で開催される「2025年大阪・関西万博」で展示される。ガラスの原料は(株)レブセル(都筑区)が開発した大気中の二酸化炭素をリサイクルする技術を活用したもの。玉田さんは「環境問題を考える上で大きな一歩となる原料」と期待を寄せる。

 作品が展示されるのは、週替わりで400社を超える中小企業やスタートアップ企業が新技術や製品を披露する大阪ヘルスケアパビリオン内の「リボーンチャレンジ」ブース。(株)レブセルらが出展するブースに、同社が開発した技術で制作したガラス製品の一つとして、7月1日(火)から7日(月)まで展示される。

 ブースでは同社が開発した大気中の二酸化炭素を回収する空気清浄機付き装置や玉田さんが制作した風鈴、他社のテーブルウェアや化粧品のビンなどを展示する。

 風鈴の製造過程では、ガラスが溶ける温度や冷える温度、混ぜ合わせる色ガラスとの膨張率の差が重要となる。「原料の配分のレシピには気を使ったが、完成したガラスの使い勝手は普段使っているものと遜色なかった」と玉田さん。

 レブセルの山本健二代表取締役には、ブース全体のディレクションも任された。玉田さんは「ガラス作品にはお客さんが触れないようにしないといけないなど制限もあるが、作品の魅力が最大限伝わるよう力を尽くしたい」と意気込む。

アメリカで武者修行

 武蔵野美術大学で工芸工業デザインを学んだ玉田さん。卒業後にデザイナーとして働いたが、「やったことがないものに挑戦したい」と当時、日本で主流ではなかったガラスに目を付けた。

 思い立って半年後にはガラスアートの最前線・アメリカに渡り、津々浦々の工房を訪問する旅に。「拙い英語で片っ端から”あなたの工房を見せて”と聞いて回った。1年の滞在のうち、ホテルに泊まったのは3日ほど。ほかは全部ホームステイさせてもらった」と快活な笑みを見せる。

 帰国後に工房を立ち上げ、1998年に青葉区に移転。その行動力はガラスの溶解炉まで自作してしまうほど。以来、体験教室などを開きながら、アート作品、受注生産などを手がけてきた。

 レブセルとの縁は、2023年のG7広島サミットから。山本代表取締役からの依頼で、同社のマスコットキャラクターの台座となる雪原をリサイクルガラスで制作し、会場で展示した。今回の万博でも同業者に声をかけ、環境負荷の低い原料を使用するという理念に共感する仲間を募った。

 玉田さんは「環境問題について自分も参加できる貴重な機会になった。”何か自分にできることを”と考えることを大事にしていきたい」と思いを語った。

優勝旗を受け取るメンバー=同チーム提供

ドッジボールチーム土竜島 全国の舞台で初優勝 随所で勝負強さ光る

 第34回春の全国小学生ドッジボール選手権が3月30日に福岡県で行われ、青葉区を拠点とするドッジボールチーム「土竜島」が優勝を果たした。設立19年目にして初の快挙。

 試合当日は全国から全48チームが集結。4チームごとに分かれ、予選リーグを争った。その後、勝ち抜いた上位2チームが決勝トーナメントで対戦。土竜島は予選を2位で通過した。

 トーナメント(1セット5分制)では、1回戦で8―7、2回戦で6―5、3回戦で8―4と危うい場面はあったものの、無事に勝利を飾った。準決勝(以降:3セット5分制)では1セット目を先取され、窮地に立たされたが、その後2セットを連取して勝負強さを見せつけた。

 決勝ではIKARUGAオールウィン=奈良県=と対戦。1―1ともつれ込んだ最終セットは土竜島が相手を全滅させ、幕を閉じた。

 試合を終えた原田洋之監督は「6年生の代は元々、全国優勝が目標だった。有言実行できたことを一人ひとりに誇ってほしい」と話していた。元キャプテンの山口雄志さんは「試合に集中していたら、気付けば優勝していた。練習が大変でやめたくなることもあったが、続けてきてよかった」とうれしさをにじませた。

 同チームは2024年度、公式大会に31回出場。優勝22回、準優勝3回、3位4回で、全276試合のうち237勝を挙げ、勝率86%と華々しい戦績を残している。

次世代に思いつなぐ

 4月2日には、引退する選手に向け「6年生を祝う会」が行われた。原田監督をはじめとする指導陣からチームを卒業する8人にエールが送られた他、寄せ書きの贈呈や1年を振り返るビデオの観賞、次期キャプテンの発表などが実施された。

相談員が書類作成などを補助

横浜市 「お悔やみ窓口」全区設置へ 秋から、遺族の手続き補助

 亡くなった人の区役所での手続きについて、横浜市は遺族の負担軽減を目的に、申請書作成の補助や案内などを行う専用窓口「お悔やみ窓口」を今年秋に全区設置することを決めた。現在、設置に向けて場所等の調整を行っているほか、4月から必要な手続きを1冊にまとめたハンドブックの配布も始めた。

 亡くなった人の区役所での手続きは、戸籍課での世帯主変更申請や保険年金課の介護保険の資格喪失など、個々のケースで異なり多岐にわたる。

 同窓口では、利用予約時の情報から必要な手続きを区役所側で調べて申請書を用意。窓口では書類作成を補助するほか、申請書提出の各課の窓口を案内する。

 同窓口は大分県別府市が先駆的に導入。国が2020年にガイドラインを作成したこともあり、全国で設置が進む。20ある政令指定都市では10市以上で実施。相模原市は昨年7月に、川崎市では同10月に設置した。

 横浜市では、昨年1月からモデル実施として鶴見区と瀬谷区で窓口を設置。平日1日4組の予約枠で試行してきた。

 この1年間での試行でそれぞれの区の死亡者数に対する利用率は鶴見区が11%、瀬谷区が20%。市の担当者は「利用率が低いとの指摘もあるが、一方で予約枠は5割程度で稼働している。必要な手続きをまとめたハンドブックを見てご自身で手続きする方も多かった」と分析する。また、利用者のアンケートでは「利用して良かった」と回答した人の割合が98%以上と高く、「求められているのは確か。全区実施にあたり周知にも力を入れたい」とする。

 横浜市会で3年前から窓口の設置を呼びかけてきたある市議は「遺族の負担軽減のためにもっと早く設置すべきだった。利用率の課題はあるが、利用者の満足度は高い。安心して相談できる場として、各区役所での設置場所など今後を見守っていきたい」と話す。市は全区での窓口設置に向けた場所等の調整を進めるほか、モデル実施でも好評だった「お悔やみハンドブック」の各区での配布を4月から始めた。

青葉台連合自治会の会長に就任した 小池 康喜さん 青葉台在住 85歳

心からつながる地域に

 ○…「どうぞ。狭い所だけど」。にこにこと目を細め、出迎えの声は温かい。就任半年で惜しまれて生涯の幕を閉じた斉藤秀樹氏の後を継ぎ、白羽の矢が立った青葉台連合自治会の会長職。青葉区がまだ「港北区」と呼ばれていた頃から、50年以上の付き合いのこの街で、「(選ばれたからには)やるしかないね。仕事が多くて大変だよ」と冗談めかして笑う。

 ○…東京都の高輪で生まれ育った。通信工事の会社に就職したものの、数年間で感じた「本当にこれでいいのか」という思い。「もっと成長したい」と、20代にして自分の会社を立ち上げた。「山あり谷あり、乗り越えてきたね」としみじみ。「そろそろマイホームを」と青葉台に居を構えたのは、そんな多忙な日々の中の事だった。

 ○…妻子とともに青葉台に移り住んだ1970年代の初め、時を同じくして青葉台二丁目自治会が立ち上がった。当時は泥道に街灯もなく、大雨が降れば、冠水した道に舟を出して移動した。「まずは道路の舗装と街灯の設置から。ほかの地域より早く、明るくきれいになったんじゃないかな」。自治会でおこした祭りは、形を変えて今も続いている。副会長を長く勤め、会社の引退と同時期に会長になった。会長歴は今年度で22年目、懐かしさはひとしおだ。

 ○…「向こう三軒両隣」。戦後、互いに助け合い、支え合う地域の在り方を見て育った。時代は変われど、「もっと心からのつながりがほしいよね」と思案顔。「とにかく顔を合わせる機会を作ること。顔見知りになるだけで意味がある。そこから自然と関りが深まっていくし、何かあった時に助け合えるからね」。南北に広い同連合自治会。駅前だけでなく端々まで気を配る。できることからコツコツと。

アイデアを模造紙に書き出す学生ら

桐蔭横浜大学 GXをテーマに越境学習 他大学と連携し、報告会

 桐蔭横浜大学は昨年12月から県内外の大学・高校と連携し、「GX(グリーントランスフォーメーション)による持続可能なまちづくり」についての越境学習を行ってきた。その最終報告会が同大学で3月26日に開催された。

 GXとは温室効果ガスの排出削減と経済成長の両立に向けた社会変革の取り組みのこと。越境学習ではこれまで、「各大学が所在するエリアでどのようにGX化を進めるか」が課題として挙げられ、学生らがアイデアなどを出し合ってきた。

 報告会では、その一例として「名産の焼酎の粕を利用した再生可能エネルギーの利用」「クリーンエネルギー、観光、まちづくり、三位一体のまちづくり」などの提案を学生らが発表。その後、挙げられた例をより具体的に進めるための討論が行われた。同大学は、「この学習を通じて、学生たちが持続可能なまちづくりに貢献できる人材へと成長することを期待する」としている。

「えにぃはんず」を開所した佐野さん

自閉症の子を持つ佐野さん 未経験から「B型事業所」 起業支援団体から輪広がる

 自閉症の2人の息子を持つ黒須田在住の佐野顕一郎さんが4月1日、就労継続支援B型事業所「えにぃはんず」を新石川で開所した。元IT企業勤めで業界未経験の佐野さんの起業の背景には、地元の起業支援団体「まちなかbizあおば」の支えがあった。

 以前は15年間、IT企業に勤めていた佐野さん。自閉症の2人の息子を育てながらの勤務は、会社の制度と自分の働き方との擦り合わせの毎日だったという。介護休暇の適用は会社で前例が無く、調べるだけでも大仕事。4歳離れた兄弟は中学と高校で送迎の時間が変わり、妻と時差出勤を使いながらやり繰りした。佐野さんは「自分もいつまでも一緒にいられるわけではない。一緒にいる時間を増やしつつ、同じ悩みを抱える人の力になりたい」と起業を決意した。

まちbizでの出会い

 とは言っても業界は未経験。昨年1月に参加した青葉区の起業セミナーで起業支援コミュニティー「まちなかbizあおば」を知った。交流会に積極的に参加し、業界の先輩たちに物件や人材の確保、認可書類などのアドバイスをもらい、「手続きは複雑で、とても一人ではできなかった」と佐野さん。そこで知り合った(株)KUKURUの松村恵輔代表の元では約半年間、職業相談員として修業を積んだ。松村さんは、「はじめは現場の厳しさを知ったら諦めてしまうだろうと思っていた。それが熱意を持って学んで、とうとう開所まで漕ぎつけた」と称賛を送る。

ゆっくり将来を考える場所に

 「えにぃはんず」では、知的・精神・身体障害者のほか、車いす利用者の相談も受け付ける。学校をイメージし、余暇や年間行事も充実。午前9時から午後5時までという比較的長い利用時間も、保護者の負担を軽減したいという思いから。佐野さんは「自分が亡くなった後を心配する保護者も多いはず。ここが利用者と一緒にゆっくり将来を考えられる場所になってくれれば」と思いを語った。

大学生サポーターを募集 イベント運営・企画など

 青葉区青少年の地域活動拠点あおばコミュニティ・テラスは現在、同テラスが行うイベントの企画や運営、中高生のまちづくり「あおば未来プロジェクト」などを手伝ってくれる大学生サポーターを募集中だ。それに伴い、同テラス(市ケ尾1153の2)で4月19日(土)の午後3時から4時まで説明会が実施される。「学年も学校も違う仲間と出会うことができます。中高生のサポートや地域活動に興味のある人はぜひ、ご参加を」と同テラス。

申し込み方法

 参加希望者は18日(金)までに専用フォームまたは、必要事項を記載して【メール】info@aobact.comから申し込みを。

(問)【電話】045・500・9254(開館時間/(月)・(水):3時から8時/(土):1時から6時)

CIMコンチェルトコンクールで優勝した松本さん=本人提供

米音楽院コンペで優勝 バイオリン・松本紘佳さん

 青葉区出身でアメリカ在住のバイオリニスト・松本紘佳さんが3月27日、クリーブランド音楽院(CIM)コンチェルトコンクールで優勝した。この結果を受け、松本さんは今年度、CIMオーケストラと共演する。

 名門音楽院として知られるCIMのコンチェルトコンクール。ピアノ、弦楽器、管楽器の奏者が出場し、学外から招かれた審査員によって審査される。18日に開催されたセミファイナルを通過したファイナリストはバイオリン、チェロ、フルートなど15人。松本さんはE・W・コルンゴルト作曲の『ヴァイオリン協奏曲』でファイナルに臨んだ。

 松本さんはオーストリアのウィーンに6年間留学していた経験から、「この曲にはウィーンの画家・クリムトの作品にみられるような色彩感や恍惚としたもの、古き良き時代への郷愁が感じられる。とても共感を持って演奏することができた」と振り返る。

 審査の結果、松本さんとピアニストの男性の2人が優勝に輝いた。

オーケストラへ期待

 松本さんがバイオリンを始めたのは4歳の時。「楽器店でバイオリンを顎に挟んだ時、”これが自分の楽器だ!”と思った」と懐かしむ。

 その数カ月後にはフィリアホールで初舞台を経験。ウィーンでの海外留学中も、青葉区の区制20周年記念公演のため一時帰国し、華やかな演奏で節目を彩った。

 松本さんはオーケストラとの共演を控え、「ファイナルと同じコルンゴルトの曲を演奏する。今からとても楽しみ」と期待を膨らませた。

谷本公園 グラウンドゴルフ大会 初心者歓迎 申込は14日〜

 「谷本公園 グラウンドゴルフ大会」が5月10日(土)、谷本公園北側の多目的運動広場(下谷本町31の10)で開催される。午前9時30分から午後0時30分(30分前受付)。参加費無料。事前申し込み制。主催は、緑とコミュニティーグループ。

 中学生以上対象、先着48人。経験問わず。持ち物はマイクラブ、マイボールなどの道具類。持っていない人には道具の貸し出しもある。同公園は「試しにやってみたい初心者の方も大歓迎です!」としている。

 申込期間は4月14日(月)から27日(日)まで。同公園窓口、または【電話】【FAX】045・511・7366へ、【1】氏名、【2】年齢、【3】連絡先、【4】経験の有無、【5】道具類の持ち込み有無を伝える。代表者による複数人分の申込可能。問合せは同公園へ電話を。

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エマージェンシーハウス(上)、2024年までの20年間の自然災害年表(右下)、模型を使って充放電を説明する黒田さん

東京ガスライフバル横浜北 「在宅の備え」アップデート EH(エマージェンシーハウス)をリニューアル

 青葉区と防災啓発活動に関する協定を結ぶ東京ガスライフバル横浜北(都筑区茅ケ崎中央)ショールーム内の「エマージェンシーハウス」が展示内容を大幅リニューアル。4月2日、メディアに公開された。

 「エマージェンシーハウス」は、東京ガス横浜中央エネルギー株式会社が、4年前にショールームの一画を壁で覆い、家屋内に見立て、開設した展示室。ハウス内は「7日間」をキーワードに、災害時の「在宅避難」に必要な備えを分かりやすく具現化している。同ハウスを使った防災啓発活動について、都筑区や青葉区、西区と協定を結んでいる。近隣の小学校や自治会、行政、企業などこれまでに3000人以上の見学実績がある。

 リニューアルは、壁面に掲示していた2000年から20年間の国内の自然災害を記していた年表を、授業の一環で訪れる小学生にとって一番身近な震災である「能登半島地震」を含めた04年から24年までの20年間にリニューアル。また、新たに段ボールベッド、給水タンク、非常用トイレなどの防災設備や、電気自動車の模型を使った充放電器のプラグの抜き差しなどが体験できるコーナーが新設された。

被災地を取材

 リニューアルを前に、同社GXプロジェクト部部長の黒田宏記さんらは昨夏、能登半島地震で震度7を記録した石川県志賀町を訪問。被災地の現状を自分たちの目で取材した。「給水車はすぐには来ない」「アナログの情報伝達も有用」など取材の経験から得た知見を紹介するパネルも新しく展示されている。黒田さんは「エネルギーを扱う会社として、地域の皆様に災害に備えるアイデアや情報を提供したい」と意義を語った。

もえぎ野小児童が見学

 4月18日(金)、もえぎ野小学校4年生の児童80人が同ハウスを見学する予定となっている。

 ハウスの見学は、日曜祝日を除く毎日。午前9時から午後5時。団体の場合は要事前予約。問合せはカスタマーセンター受付【電話】045・943・8880。

新入生と森朋子学長(下段左端)、安武監督(下段右端)

桐蔭横浜大学 サッカー部に21人 新入生を迎え、発進

 数多くのプロサッカー選手を輩出している桐蔭横浜大学サッカー部が4月2日、今年度同部へ入部した新入生の記者会見を行った。

 2025年度は選手18人、スタッフ3人が同部に。会見では、選手一人ひとりがそれぞれの展望や思いの丈を語った。また、同部OBで現在は川崎フロンターレに所属する山田新選手がビデオメッセージで「大学の4年間は身体的にも技術的にも伸びる年齢。時間を無駄にせず、自分が何になりたいかを常に考えて、4年間を過ごしてほしい」と後輩に激励の言葉を送っていた。

 安武亨監督は「選手についてはほぼ全員がプロになりたいと言ってくれた。人から応援される選手になってほしい」と期待を寄せた。

 新入生で桐蔭学園出身の田村陸人選手は「(同大学は)プロもたくさん出てるし、関東サッカーリーグ1部で戦える良い大学。『自分を出す』ことを意識してプレーしていきたい」と意気込んだ。なお、4月6日に行われた関東サッカーリーグの第1節で同部は3―2で勝利した。

青葉区役所 活動のスタートを応援 事業に補助金、11月まで

 青葉区は、区内の地域課題解決に取り組む活動を支援する「あおばスタート補助金」の2025年度募集を4月1日から開始した。この補助金は、自治会町内会と連携・協力して実施される事業を対象とし、地域に根ざした活動のスタートを応援することを目的としている。

 補助対象となるのは、青葉区内で実施される「地域課題の解決につながる事業」で、実施地域の自治会町内会との連携や協力が必須。また、これから始める事業だけではなく、既存の事業の改善や見直しも対象だ。

 補助金額は、初年度が上限30万円(補助対象経費の10分の9以内)、2年度目が上限15万円(同2分の1以内)となっており、継続的な取り組みを支援する。

 募集期間は今年の11月28日(金)までで、予算の上限に達し次第終了となる。申請にあたっては、事前に同区役所地域振興課地域力推進担当への相談が必須で、相談は11月7日(金)までに行う必要がある。

 対象となる団体や事業、経費、申請方法などの詳細は同区役所ホームページから確認を。(問)同区役所地域振興課【電話】045・978・2286

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国産材を活用した厚木・伊勢原店

神奈川スバル(株) 国産材でSDGsに貢献 飛騨市産の家具を初導入

 神奈川スバル(株)(本社横浜市港北区・中村亜人代表取締役社長)はこのほど、1月にリニューアルオープンした厚木・伊勢原店=伊勢原市高森=に岐阜県飛騨市の国産材を使った木製家具を初めて導入した。

 車の点検などの待ち時間を「ゆっくり過ごしてほしい」と同社では10年ほど前からショールームのリニューアルなどに併せてカフェコーナーを設置。これまでは市販の木目調の家具を導入していたが、国産材を有効活用することで自然を守りながら維持し、地球温暖化防止へもつながる取り組みを推進する飛騨産業(株)の想いに共感。同市産のブナ材のテーブルやイスなど約40点を導入した。「少しでも二酸化炭素削減につながる活動ができれば」と担当者。同社では今後も、店舗の改装時などに県産材を含めた国産材の家具を取り入れていく方針。

親子で参加 おはなし会 山内図書館で4月11日、25日

 親子で参加できる「空とぶじゅうたん絵本と語りおはなし会」が、4月11日(金)と25日(金)、山内図書館(青葉区あざみ野2の3の2)で開催される。申し込み不要。

 対象は1歳以上の子どもと保護者。各日午前10時30分〜50分まで。場所は同館内「やまちゃんおはなしの部屋」。

 4月27日(日)には一人で参加できる3歳以上の子どもを対象に、おはなし会を開催。午前10時30分〜11時。場所は児童書架おーぷんすぺーす。

(問)同館【電話】045・901・1225

 

 

大会を支えるボランティア(提供=横浜マラソン組織委員会)

横浜マラソン 大会支えるボランティア募集 家族での参加も

 10月26日に行われる「横浜マラソン2025」のボランティア募集が4月9日に始まる。

 ボランティアは大会前日、当日にランナーや応援者への案内、誘導を行う。今回は大会当日の集合場所の選択肢を増やし、アクセスしやすいように工夫。小学生・中学生とその保護者が一緒に参加できる「ファミリーボランティア」を新設し、幅広い層に参加してもらうようにした。活動に不安がある人向けに、研修やリーダーを目指す人向けの茶話会(ミーティング)を充実させる予定。募集人数はリーダー600人、メンバー2600人。

 募集期間は6月30日(団体、ファミリーは9月頃)までで、ボランティアウェアやキャップなどが支給される。申し込みは大会公式サイトから。参加ランナー募集も9日から始まる。問い合わせは事務局【電話】045・651・0666。



青葉区役所 反射材を配布 4月11日から

 青葉区役所は区のマスコットキャラクターである「なしかちゃん」がプリントされたオリジナル反射材を4月11日(金)から配布する。

 配布場所は同区役所4階の地域活動係74番窓口。先着100人で一人1個まで。

マルシェのチラシ

青葉の旬野菜を味わう 4月21日、青葉台でマルシェ

 横浜・青葉の旬を味わう「あおば GREEN MARCHE」が4月21日(月)、青葉台東急スクエア South-1 本館1階のアトリウムで開催される。午前10時から午後2時。主催は青葉区。

 採れたて新鮮な青葉区産のタケノコ、菜花などの旬野菜や小松菜、トマトなどの横浜野菜を販売。地元野菜をたくさん使ったピザなど、地産地消キッチンカーも多数出店を予定している。また、当日アンケートに回答した人には、先着50人限定で、自宅で気軽に野菜を栽培できる栽培キットのプレゼントもある。

 雨天実施。一部売り切れ次第終了。事前予約不要のため、当日は直接会場へ。問い合わせは、区政推進課企画調整係【電話】045・978・2216へ。

米国関税引き上げで横浜市が特別経営相談窓口

 米国の関税引き上げに伴い、横浜市は経営への影響が懸念される市内中小企業を対象にした「特別経営相談窓口」を4月4日に設置した。

 公益財団法人横浜企業経営支援財団(IDEC横浜)は経営全般、市経済局金融課は融資制度、横浜市信用保証協会は信用保証に関する相談に応じる。

 また、今年度、売上や利益率の減少を受ける中小企業向けの融資メニューも新設している。

 問い合わせはIDEC横浜(平日午前9時〜午後5時)【電話】045・225・3711。

青梅丘陵でハイキング 27日、長津田駅集合

 新緑の青梅丘陵を巡る青葉区民ハイクが4月27日(日)に開催される。

 集合は午前7時20分にJR長津田駅改札口前。コースは、JR長津田駅から青梅線宮ノ平駅、赤ぼっこ、天祖神社を経由し、青梅駅に至る約13Km。対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)で、参加費500円(交通費等は除く)。持ち物は雨具、手袋、ストック、軽登山靴、飲み物、弁当、保険証。雨天時は29日(火)に延期。

(問)区スポーツ協会ハイキング部柳さん【携帯電話】080・1361・8787

第304回 あおば音楽ひろば 4月16日 区民ホール

 「第304回お昼のミニコンサート・あおば音楽ひろば」が4月16日(水)、青葉区役所1階の区民ホールで開催される。午後0時15分から45分まで。観覧無料。

 区内在住のプロの音楽家による同コンサート。迫本章子さん、西畑久美子さんの2人が出演し、チェロとピアノで演奏する。曲目は『ハンガリー狂詩曲』他。

(問)同区役所地域振興課【電話】045・978・2295

桜木町駅前でチラシを配布する協会のメンバーら

「自閉症の特性を知って」 啓発デー、横浜市自閉症協会が企画

 国連が定めた「世界自閉症啓発デー」の4月2日、一般社団法人横浜市自閉症協会(事務局・中区、平下和子会長)が桜木町駅前で啓発イベントを行った。

 同協会は市内で自閉スペクトラム症がある人や家族の支援、啓発活動などを行っている。毎年、啓発デーに合わせてイベントを行っており、今回は当事者を含む約15人と中区のマスコットキャラクター「スウィンギー」が自閉スペクトラム症のシンボルカラーであるブルーのジャンパーなどを着て、市と同協会が作成した啓発チラシを配布した。チラシには「ひとりごとを声に出すことで自分の考えを整理したり、ストレスの高まりを鎮めている」といった自閉スペクトラム症の特性が書かれており、「あたたかく見守ってください」とのメッセージが添えられた。

 自閉スペクトラム症の当事者5人とともに参加した港南区上永谷の生活介護事業所「おもろ」の横山健太郎所長は「最近は自治会の行事に声をかけていただくなど、あたたかい目で接してくださる方が増えている」と話した。

 同協会の平下会長は「足を止めてチラシを受け取ってくれた方が多くて良かった。また、当事者が参加したことも意義がある」と喜んだ。

ブルーライトアップも

 横浜市は4月2日から8日までの「発達障害啓発週間」に合わせ、自閉スペクトラム症を含む発達障害に関する普及啓発を行っている。

 市役所1階などでは、市内4カ所の地域療育センターと横浜市総合リハビリテーションセンターに通う子どもたちがブルーの画用紙に描いた絵を「ブルーフラッグ」として展示。市役所では7日正午まで展示している。

 観光スポットなどをブルーにライトアップする企画も実施しており、市庁舎や横浜スタジアムが青い光に包まれている。

加藤悠院長

「国内承認された近視進行抑制点眼」 コラム【45】 悠先生のちょっと気になる目のはなし

 この4月に国内で製造・販売が初承認された近視の進行抑制を目的とする点眼液が国内メーカーより販売されます。

 この点眼液はアトロピンという成分の薬剤を調整したもので、これまでも個人輸入したり、院内で独自に調整するなどして販売されてきました。この点眼液を使用すると小児の近視進行を約38%抑制できるといいます。

 近年、ライフスタイルの変化から以前に比べて、特に小児の近視人口が増加の一途をたどっています。近視の進行は裸眼視力の低下により生活に不便を生じるだけではなく、網膜裂孔や近視性黄斑症など疾患の増加も引き起こすとされています。また、生涯で最も近視が進行するのは8歳〜13歳頃までとされていて、小児期に進行した近視は基本的に戻りません。そのため、この時期に点眼を使用することで効果的に近視進行を抑制できるとされています。

 しかし、販売は承認されましたが保険適応ではないため、現時点では自費診療となります。そのため薬代だけでなく検査診察代も自費です。また10%弱の方にまぶしさなどの副反応があったり、点眼を中止するとリバウンドで近視進行が点眼前に戻ってしまうなどの報告もあります。近視進行抑制は大きな現代課題です。気になる方はお近くのクリニックに相談してみてはどうでしょうか。

 市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

ポーズを決めるなつぽい選手  【プロフィール】1995年7月15日、横浜市都筑区出身。3歳からタレント活動を始め、2015年5月31日に19歳で「万喜なつみ」としてプロレスデビュー。2020年10月からリングネームを「なつぽい」に改め、2021年1月、スターダムに入団。2023年4月にはCDデビューも果たすなどリングの内外で活躍。2025年5月31日には大田区総合体育館でデビュー10周年を記念した興行「なつ&さおりー 来たよ。来たね。10周年。〜うちらの足跡〜」を安納サオリ選手とともにプロデュースする。

横浜「注目の人」インタビュー 都筑区出身 女子プロレス「スターダム」 なつぽい選手 プロレスの「プ」の字も知らない…から「リングの妖精」へ

 女子プロレス団体「スターダム」に所属するなつぽい選手(29)は横浜市都筑区出身。リング上での華麗なファイトはもちろん、SNSで発信するメークやファッションも注目を集め、新たなファン層を広げている。スターダムは4月27日に横浜アリーナでビッグマッチを行う。地元での大一番を前に「リングの妖精」の異名を持つなつぽい選手に話を聞いた。(取材=2025年3月)

◇ ◇ ◇

――プロレスラーになったきっかけを教えてください。

「3歳から芸能事務所に所属して、アイドルとして活動していたこともありました。プロレスラーになるきっかけは、スカウトされたことです。最初はプロレスの『プ』の字も分からなくてお断りしました。レスラーになる前は、プロレスというと、ジャガー横田さんや北斗晶さんのイメージが強かったです。でも、スターダムの試合を見て、入場からコスチュームまでみんなキラキラしていて、かわいくてきれいだと感じました。私は芸能界でみんなに見られるお仕事を目指していましたが、プロレスはリングを囲む360度、何千人もの観客が集中してリング上の1人、2人のことをずっと見ている。それがうらやましいと思うようになり、自分も出たい、そっち側に行きたいという気持ちになりました」

――都筑区で生まれ育ちましたが、どのような思い出がありますか。

「子どもの頃からバトントワリングに打ち込んでいて、12年間続けていました。毎朝、お父さんとセンター南駅付近を走ったり、悩んだ時も1人で走っていました。この前もセンター南駅あたりに行って、お店や建物が増えていて楽しかったですね。今でも実家には月に2、3回は帰っています。家族はとても仲が良くて、先日もたこ焼きパーティーをしました」

――仲の良さが伝わってきます。

「実は姉が先にスカウトされていて、後に妹がプロレスラーになっていたという(笑)。家族はビッグマッチの時にはいつも応援に来てくれます。ただ、私の親友は1度も見に来てくれなくて、理由を聞いたら、私がやられているところを見るのが怖いというので。デビュー10周年を迎えるので、1回は見に来てほしいと思っています」

――リングネームの由来を教えてください。

「中学生ぐらいの時、当時流行っていた『mixi』の中で『〜ぽん』という人が多くて、ちょっと変えて『ぽい』にしたら、みんながそう呼んでくれるようになりました」

――バトントワリングをやっていたことはどのようにプロレスにつながっていますか。

「いっぱいあって、バトンで培ったアクロバティックな動きはリングですごく役立っています。手をつかない側転を得意としていて、それで相手の技をかわすこともできます。一番の必殺技が『フェアリアル・ギフト』という、トップロープから側宙で踏み切ってダイビングプレスする技です。やっぱりこれもバトンで培ったものだと思います」

――バトントワリングとプロレスで共通する部分はありますか。

「バトンもプロレスも自分との戦いみたいなところがあって、常に戦い続けなければいけないっていうところはすごく似ています。両方を経験して、忍耐力とか根性みたいなところとかは、人よりも強いと思います」

――忍耐力や根性はどのような場面で発揮されますか。

「私は小さくて、やられることも多くて、『もうここでやめようかな』と思う時もあるんですけど、今やめたら終わっちゃうし、お客さんに勇気を与えることができないまま終わっていいのかなって思って立ち上がります。相手と打ち合うこともあり、本当に痛い中でも『お客さんが盛り上がっていて、今やめちゃダメだ』という気持ちで耐えています。そこは本当に気合ですね」

――会場のファンの声援はどのように力になっていますか。

「やられている時に『なつぽい!』と歓声が湧き上がることがあって、すごく嬉しかったです。アニメみたいに力が湧く瞬間があるので、声援はすごくありがたいです」

――プロレスを知らない人のために、どのようなことをされていますか。

「SNSの投稿はプロレスラーというより、美容などの内容が多く、若い子たちに『この子プロレスラーなの?』と思ってもらえるように意識しています。プロレスの動画は、YouTubeに上がっていると思うので、それとのギャップを見せられたらと思っています。SNSの美容の投稿で私を知った人たちが試合を見に来てくれることもあります。動画で試合を見て、実際見に来てくれる子が増えていて、イベントで中学生の女の子が『プロレスラーになりたい』って言いに来てくれたこともあります。夢を与える存在になれているのかなと思うとすごくうれしいですね」

――数多くのプロレス団体がある中で「スターダム」の特長や見どころを教えてください。

「スターダムには、新人を含めて約40人の選手がいます。これだけ多くの選手がいても、一人ひとりは個性が違って、知らずに見に行っても、推しが1人できると思います。上に行きたいという気持ちの子が多いので、プロレスのパフォーマンスはもちろん、SNSでも意識が高いというのを感じますね。人数が多い分、ストーリーがあるので、友情やライバル関係が見られるのも魅力だと思います」

――「リングの妖精」というキャッチフレーズですね。

「デビュー当時からこのキャッチフレーズです。妖精ってちょっといたずらっぽい、小悪魔みたいな感じがあり、小さくても華麗でピョンピョン飛び回るようなイメージです。『リングの妖精といえばなつぽい』と思われるように10年間やってきました」

――4月27日は横浜アリーナで大会です。

「横浜アリーナは憧れの場所です。私の対戦カードは決まっていませんが、あの大舞台で、たくさんの人に見てもらえるっていうのは本当にうれしいです」

――今後の目標を教えてください。

「まずは都筑区の自分の母校を訪れたいです。そこで子どもたちに夢を与えられたらいいですね」