逗子・葉山版【4月18日(金)号】
下田市の伊古奈桜=荒井議員提供

伊古奈桜 下田市から葉山町に寄贈 御用邸友好都市の証

 葉山町と御用邸つながりの友好都市・静岡県下田市発祥の「伊古奈桜」の苗木3本が町に寄贈され、3月に阿部倉山に植樹された。11月には新たに町内数カ所に20本前後が植樹される予定。桜の育成者である「伊古奈桜さかせ隊 下田」の金指資行(かなざしもとゆき)さん(71)は「友好都市である葉山からも桜の知名度を上げてもらいたい」と期待をよせる。

 伊古奈桜は2024年1月に品種登録されたばかりの下田市白浜発祥の桜。開花時期が河津桜よりも早く、花は直径4〜5cmと大きめ、色合いが華やかで、木はあまり高くならずに横に伸びる。これまで下田市から出たことがなかった。

 寄贈の話は葉山に住む、金指さんの知人が伊古奈桜を見て「葉山にも植えたい」と言ったことが始まりだった。桜を通じた民間での友好都市交流として金指さんも賛同。昨年4月頃からまちづくり活動を行うNPO法人葉山環境文化デザイン集団の高田明子さんらと意見交換し、植樹に適した11月をめどに寄贈をすることとなった。植樹場所として芝崎西公園、図書館、旧東伏見宮葉山別邸、阿部倉山、主馬寮公園、南郷上ノ山公園などが候補に挙がっている。

 一方、金指さんと親交のある下田市の中村敦市議会議長が昨年10月に行われた葉山町制100周年記念式典の際に、交流活動の後押しをしようと葉山町の議員に伊古奈桜の話を伝えた。中村議長は「本来、門外不出の下田オリジナルの桜が託されたのは友好の証。この桜を見て、葉山の方が下田を思い起こしてくれたうれしい」と語った。

 今年1月に6人の町議会議員が下田市へ行政視察を行った際、伊古奈桜の植林地を見学。2月に3本の苗木が金指さんから荒井直彦町議に託された。この3本は阿部倉山の麓に1本、頂上付近に2本植えられている。

観光資源の目玉に

 伊古奈桜は伊豆白浜の観光協会理事を務めていた金指さんが「冬の観光の目玉になるものを」と、同じ伊豆の河津桜に目を付け、品種改良を重ねたもの。開発から品種登録まで20年以上の歳月がかかった。愛着ある桜の寄贈について「本当の意味での友好都市だと思うね」と語った。
昨年の葉山海岸花火大会

花火大会 葉山町、規模縮小を決断 逗子市は協賛を募集

 葉山町は4月2日、一色海岸、森戸海岸を会場に過去57回行ってきた「葉山海岸花火大会」をこれまでの規模で開催することを当面の間休止すると発表した。時間短縮、打ち上げ場所分散など、規模を縮小しての開催に向け、現在調整を続けている。一方、逗子市の花火大会は5月22日(木)開催に向け、人件費高騰、物価高による予算不足を解消しようと一般協賛返礼席、カメラマン協賛席の受け付けを行っている。

 葉山海岸花火大会実行委員会事務局(都市経済部産業振興課)によれば3月25日の実行委員会で開催休止を決定したという。毎年約3万人ほどが来場し、町外からの観客も多い中、会場付近とJR逗子駅を結ぶ臨時のシャトルバスが出ていたが、「2024年問題」の影響で今年から運行できなくなった。昨年は臨時バスは11便運行し、約600人が利用した。実行委員会はこのことから交通の安全、近隣住民の夜間の治安の確保を第一に考え、これまで通りの規模での開催はできないと判断した。

 一方で、時間の短縮、開催場所の分散などによって規模を縮小しての開催は検討しており、今年実現する可能性もあるとしている。

5月22日開催

 逗子海岸花火大会は5月22日に開催される。開催に先駆け、実行委員会(山上良委員長)は4月4日、一般協賛返礼席とカメラマン協賛席の受け付けを開始。

 昨年の花火大会の総費用5100万円(内市からの補助金2000万円)に対し、今年は人件費や物価の高騰を受け400万円増の5500万円(同2325万円)になるという((株)コロワイドの協賛は別)。協賛金の目標額は970万円。6人まで座れるシート席は1万2千円、イス席は6000円、カメラマン席は1万5千円で受け付けている(全区画・席指定・金額は事前受付)。

 同日開かれた記者会見で山上委員長は「厳しい財政ではあるが、逗子市内最大のイベントであり、なにより子どもたちに楽しんでもらいたい。ぜひご協力を」と呼びかけた。

 申し込みは専用ウェブサイトか逗子市観光協会窓口(市役所2階)で。

第76代葉山警察署長に就任した 河野 朗さん 葉山町一色在住 59歳

正しく自覚持ち続ける

 ○…警察官としてのモットーは「正しくあること」。さらに「自覚を持ち続けることが大切だ」と強調する。3月の署長就任時には「署員全員が一枚岩となって町民のために仕事をしよう」と訓示。町民目線に立ち、事件や事故に巻き込まれないよう、情報発信に力を入れ、「まちの皆さんと一緒に住みやすい葉山町を作っていく」と意気込む。

 ○…警察は「正義の象徴」で、伯父や従兄が警察官だったこともあり、幼いころから漠然と憧れを抱いていた。佐賀県出身だが、高校卒業後、従兄も勤務していた神奈川県警入りし、三崎警察署でキャリアをスタート。機動隊など警備畑が長く、サッカーW杯や国体など大きな舞台での警備に従事してきた。警備は「何も起きなくて当たり前」。そのための準備が全てで、それは「どんな仕事にも通ずる」と熱く語る。また、スクーバ隊として湖で溺れた子どもの救出にあたった時は、泣き崩れる親の姿を見て、「自分たちの仕事の大切さを実感した」と当時を振り返る。

 ○…体を動かすことが好きで、中学では野球部、高校ではサッカー部で汗を流した。子どもが少年野球チームにいた時はノックをするなど一緒に楽しみもした。仕事の関係で長く家を空けることも多かったので、家族との時間は何より大切だった。「疲れは家族が喜ぶ顔を見れば吹き飛んだ」と笑顔を見せる。

 ○…葉山は御用邸の警護で何度も訪れていたが、まちを楽しむ余裕はなかった。今は地域を知るためにいろいろな場所に足を運び「森戸神社からの富士山、町役場の満開の桜など、いい場所だな」とまちの魅力を実感。一方で、犯罪被害に合う人を一人でも少なくしようと、警察人生集大成の地に目を光らす。

昭和天皇の素顔が知れる写真なども展示

葉山しおさい博物館 昭和天皇の研究を展示 5月11日まで

 葉山しおさい博物館(葉山町一色/葉山しおさい公園内)は5月11日(日)まで企画展示「昭和100年―昭和天皇の生物学御研究―」を開催している。

 生物学者としても知られる昭和天皇の研究を写真と標本、論文などの展示で知ることができる。1947─48年に葉山御用邸滞在中、葉山町沖の鮫島や名島で採集したウミウシが後にサメジマオトメウミウシやナジマオトメウミウシとして新種記載されたなどのエピソードがパネルで紹介されている。

 開館時間は午前8時30分〜午後5時。月曜日休館(祝日の場合は翌日)。無料(しおさい公園の入園料300円が必要)。

 問い合わせは同館【電話】046・876・1155。

サポートを受けているメーカーのセイル。ピンク色がビーチで映える

ウインドサーフィン 風を掴み波間に輝く 現役高校生プロ若狭さん

 ジャンプや回転技など海上でアクロバティックな技を繰り出すウインドサーフィン・フリースタイル競技の大会「FREESTYLE FESTA Zushi」が4月19(土)・20日(日)の両日、逗子海岸中央付近を会場に開かれる。ウインドサーフィンの中で最もエンターテインメント性の高い種目。観衆のいるビーチ際で演じる白熱の試合に地元勢として若狭夏希さん(山手学院高校1年)が出場する。

* * * *

 15歳の若狭さんは現役最年少プロ選手。マリンスポーツの専門学校に通っていた母親の三法子さんの影響もあり、小学1年生でウインドサーフィンを始めた。ホームゲレンデの逗子海岸は自宅の目と鼻の先。毎日のように海に出ることのできる恵まれた環境と世界を相手に戦う杉匠真選手の指導などもありメキメキ上達。中学生になるとコンテストシーンで頭角を現すようになり今春、プロ登録資格を獲得した。「波のあるコンディションが得意」と話す若狭さん。ジャンプをして空中に飛び出してから1回転するフォワードループと呼ばれる難易度の高い技も体得。今大会では練習中というトリックの数々ともに流れるような技を披露する。

 7月にはスペイン・カナリア諸島で開かれる世界大会をひと月かけてフォローする計画を立てている。語学の取得や自炊生活のための料理を学んでいる中で、学業も怠らない。「真面目で一生懸命が(夏希の)スタイル」と三法子さん。現役高校生プロとして新たなウインドライフをスタートさせている。

70周年記念誌の表紙

逗子市 市制70周年記念誌を刊行 ウェブサイトで閲覧可能

 逗子市は昨年4月から今年3月までの市制70周年記念事業や、直近10年間のできごとなどをまとめた「逗子市市制70周年記念誌」を刊行した。

 冊子は4部構成。第1部は70周年記念事業の記録で、昨年度中に行われた、市主催、市民主催合わせて46事業を写真と記事とで振り返った。

 第2部は2015年度から24年度の間の主な出来事として家庭ごみ処理有料化といった生活関連から、2019年台風15号・19号による被害、逗子葉山高校の開校、高橋睦郎さんの市民栄誉賞贈呈など25項目を挙げた。

 第3部は昨年46年ぶりに土地の一部返還のあった池子米軍家族住宅地区の動きをまとめ、第4部は10年間の年表となっている。

 市のウェブサイト上でPDFで見られるほか、市民交流センターなどで閲覧できる。

フォトブックの表紙

葉山町 まちの横顔いろいろ フォトブック第3弾配布中

 葉山町のインスタグラムフォトブック第3弾『Hayamanote2025』が完成し、配布が始まっている。

 昨年7月から募集を開始し、インスタグラムで「#葉山歩き」をつけて投稿された写真から153枚を選定し、町の公式写真と含めて178枚を掲載。

 「#Time」「#Activities」「#Fuji」など写真のジャンルを分け、葉山のまちのさまざまな横顔が収められている。

 A5判、100ページ。発行部数は1万部。公共施設では町役場2階政策課、図書館、葉山しおさい博物館(要入場料)で配布しているほか、町のHPでも電子ブックで見ることができる。17年、20年に発行された第1・2弾は在庫はないが、町のHPでは閲覧可能。

 町では設置・配布の協力店を募集している。

まんだら堂やぐら群

まんだら堂やぐら群 歴史遺構を限定公開 4月19日から6月1日まで

 逗子市と鎌倉市をまたぐ国指定史跡「名越切通」内にある「まんだら堂やぐら群」が4月19日(土)から6月1日(日)の土、日、月、祝日に公開される。同やぐら群は保存管理の都合上、毎年初夏と秋限定で公開されている。公開日以外入場不可だが、昨年は延べ7277人が訪れた。

 「やぐら」は中世の墳墓で鎌倉とその周辺地域に見られる特殊な遺構。まんだら堂やぐら群は150穴以上が集中して造られており、やぐら群としては最大級の規模を誇る。明確な資料がなく「まんだら堂」とは何か、いつ頃作られたのかなど不詳だが、発掘調査の結果、13世紀後半から作られ始め、15世紀いっぱい(一部16世紀まで)供養が行われていたと考えられている。

 午前10時から午後4時。入場無料だが、史跡維持管理のため任意の寄付を募っている。

 JR逗子駅からバス乗り場6番。亀が岡団地循環「亀が岡団地北」下車徒歩10分。「緑ヶ丘入口」下車徒歩15分。

 (問)市教育委員会社会教育課【電話】046・873・1111㈹

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前回の駅前寄席=松下さん提供

駅前寄席 逗子市民65歳以上を招待 受付5月5日まで

 NPO法人逗子葉山鎌倉駅前寄席(松下洋一郎理事長)は6月6日(金)、逗子文化プラザなぎさホール(逗子市逗子)で、65歳以上の逗子市民を無料招待する「第5回駅前寄席」を開催する。

 出演は落語家の雲龍亭雨花(真打)、雷門音助(二ツ目)、桂れん児(前座)。

 開場正午、開演午後1時。

 観覧希望者は逗子文化プラザホール1階窓口、小坪小学校区コミュニティセンター受付、沼間小学校区コミュニティセンター受付で、運転免許証、保険証など年齢・住所を確認できるものを提示し、無料招待券を受け取る。配布枚数は450枚。介助が必要な人は介助者1人も無料。受付は5月5日(月)まで。

 同団体は逗子葉山鎌倉にいながら本物の落語を高齢者に手頃な木戸銭で聞いてもらおうと、2007年に1回目の寄席を小坪自治会館で開催以来、90回の寄席を実施。18年に逗子文化プラザホール、逗子市が共催になったことから、65歳以上無料の敬老寄席を開催している。

 (問)同法人【携帯電話】090・6011・7061(松下さん)

過去の活動の様子=735style提供

ウニ拾いで磯焼け対策 735スタイルが呼びかけ

 逗子市の浪子周辺でビーチクリーンや磯焼け対策に取り組む地元サーファーらによるボランティア団体「735(なみこ)style」は4月29日(火)、磯焼けの原因の一つであるムラサキウニの駆除活動を行う。実施に伴い同団体は活動への参加を呼び掛けている。

 自由参加。午前10時30分に逗子海岸駐車場(ロードオアシス)に集合。トングやイソガネは貸出あり。採取したウニを入れるかごなどは持参。ウニのとげは刺さると大けがになる恐れがあるので、底がしっかりした靴やマリンブーツでの参加を推奨している。

 同取り組みは漁業組合などの許可のもと実施。通常、個人でのウニなどの採取、駆除は禁じられており、罰則の対象となるので注意。

 同団体はウニの採捕と磯焼けの状況調査を県水産技術センターと行い、地元漁協などと藻場再生に取り組んでいる。

 問い合わせは同団体【メール】735style.local@gmail.com

イベントをPRする玉田さん

ハングアウト ラオス障害作業所を応援 民族刺繡など展示販売

 葉山の就労継続支援B型施設「ハングアウト」(葉山町長柄1599の1・葉山ファクトリー内/玉田晋一代表)で5月3日(土)〜6日(火)、ラオスの障害作業所で生産された布製品や刺繡をあしらった雑貨、ラオスコーヒー、ハーブティーなどを展示販売する「白のラオス展」が開催される。主催はさまざまな困難に直面する世界の女性が、自信をもって自分らしく生き生きと暮らせるようサポートを行うNPO法人サポート・フォー・ウーマンズ・ハピネス(SWH/東京都/石原ゆり奈代表)。

 同イベントは2020年以降、コロナ禍でラオスの手織り布の流通がストップしたことをきっかけに、SWHが流通の支援を目的に日本各地で展示販売会を行い、これまでに42県50都市で開催(予定も含む)してきた。神奈川県内では鎌倉市に次いで2番目。

 玉田さんは以前から石原さんと知り合いで、同じく障害者支援を行っている立場から、その活動に協力したいと思っていたという。また、これまで世界94カ国を旅してきた経験から、「世界に目を向けることは大事なこと」と強調する。

 「入場は無料。フェアトレードなので買い物することが支援につながる。多くの人に知ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 時間は午前11時〜午後5時(最終日は3時)。

2日は講演会

 イベント前日の2日(金)は石原さんが「日本とラオスの福祉〜障がい者の自立を目指して」と題した講演会を行う。参加費は無料。限定20人。午後4時から。

 (問)ハングアウト【電話】046・813・2155(平日午前9時〜午後5時)

世界ものづくり万博

 葉山ファクトリーでは同3日〜6日に「世界ものづくり万博2025」が実施される。空き家レンジャーの主催。

 「食とアートの博覧会 葉山で世界とつながろう!」をテーマにした同企画は、日本、ラオス、コロンビア、ブラジル、カナダ、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、アメリカ、フランス、韓国、モロッコ、中国、ルワンダ、ドイツ、エジプトなどにまつわるブースが50店以上出店。

 午前11時〜午後5時。

 (問)空き家レンジャー【メール】akiyaranger@gmail.com

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公式ガイドで企画をチェック

葉山芸術祭 まち歩きでアート体験 4月19日〜5月11日

 市民によるアートの祭典、第33回葉山芸術祭が4月19日(土)から5月11日(日)まで開催される。

 葉山町とその周辺地域(逗子市・横須賀市・鎌倉市)を舞台に、地域住民が主体となる多彩なアートプロジェクトが繰り広げられる。

 葉山芸術祭は、住民が自宅やアトリエ、店舗などを会場に、展覧会、ワークショップ、ライブ、作品販売会などを独自に企画・運営する「みんなの企画」が特徴だ。

 観客は、公式ガイドやホームページ、SNSなどで情報を得て、新緑の葉山を散策しながら、思い思いのアート体験を楽しむことができる。

 特に、自宅やアトリエを公開する「オープンハウス」は、作家との距離が近く、アットホームな交流を楽しめる人気のスタイルである。

 実行委員会主催の企画も見逃せない。「Opening Day」(4月19日・20日、森山神社)では、若手アーティストによる音楽ライブやマーケットが展開され、祭りの幕開けを盛り上げる。

 最終盤の5月10日・11日には、全国のクラフト作家が集う「青空アート市」(森山神社)が開催。作品販売やワークショップなど、家族で楽しめるイベントだ。

 また、今年から葉山芸術祭の公式ホームページがリニューアル。ジャンル、エリア、日程などから企画を検索でき、目当てのイベントを見つけやすくなった。

 公式ガイドも刷新。情報量を確保しつつ、紙の削減にも取り組み、持続可能性に配慮している。葉山まちづくり協会、町立図書館、町役場(教育委員会)、県立近代美術館葉山、葉山しおさい公園・博物館、葉山一色郵便局などで配布中。

星座にまつわるエトセトラ 「土星の環の消失」

 2025年は土星の環が消失する年。消失とは言っても物理的に無くなるのではありません。土星の環の正体は小さな氷や石の粒。数センチメートルから数メートルのものが数十〜数百メートルの厚さになっています。環が見えなくなる要因は、地球から見て【1】環が真横になった時【2】土星の環の真横から太陽が当たったとき【3】環の反対側から太陽の光が当たったときの3パターン。3月24日は太陽に近くて見えませんでしたが【1】でした。5月7日は【2】のパターンです。そして、一番見やすい11月25日はまた【1】のパターンに近づきます。5月は早朝ですが、11月は夕方見える土星なので見やすくなります。実際には無くならない土星の環。しかし、最新の研究では土星の環を構成する氷の粒子は土星本体へ雨のように降り注いでいて、1億年以内に環が消えてしまうかもしれない、というのです。