戸塚区・泉区版【5月1日(木)号】
舞岡高校の前に立つ宇田校長(左から2人目)と学校関係者と同窓会メンバー

舞岡高校 創立50周年へ 1万6千人余を輩出

 1976年に開校した神奈川県立舞岡高等学校(宇田雅則校長/生徒数973人・25年度4月時点)が、創立50周年を迎える。半世紀の間に輩出した卒業生は1万6千人を超えており、多方面で活躍する人も多い。6月13日には鎌倉芸術館で記念式典を開催。生徒、保護者、同窓生、学校関係者で祝う。

 生徒急増期に対応するため、県立高校を100校新設する計画の中で設立された同校。舞岡公園に隣接する自然豊かな環境の下、自由な校風を大切にしながら教育活動を続けてきた。卒業生には、俳優の妻夫木聡さん、プロ棋士の瀬川晶司さんなどがいる。

文武両道が特徴

 文武両道も特徴の一つ。誰もが自由に参加できる「勉強クラブ」を設置し、アプリを活用しながら生徒個々の学力を伸ばす工夫を続ける。部活動にも力を入れており、運動部では、男子バレーボール部や陸上競技部、野球部などが好成績を残す。文化部では、クッキング部や演劇部、フォークソング部なども活発。

同窓会が活発化

 50周年記念をけん引するのが同窓会の「桔梗会」だ。同校が開校する前、桔梗の花が咲く丘だったことから命名されている。1期生によって組織されたものの、長く活動は停止状態。そんな中、理事を務める3期生の杉本武さんが2年前、同校で同級生だった亡友のドキュメンタリー映画を制作したことで活動が活発化した。6期生で会長を務める益田典彦さんは「異業種で活躍する同窓生との触れ合いは刺激になる。さらに活動を広げたい」と話す。宇田校長は「これからも社会に貢献する人を育成する」と明るく語った。

洋式化した小学校のトイレ

市立学校 トイレ・空調5年で整備へ 新防災戦略受け加速化

 横浜市は今年度から、市立学校505校のトイレの洋式化と小中学校体育館空調の整備を加速させ、5年をめどに工事を完了させる方針だ。新防災戦略を受けたもので、従来の取組を前倒しする。教育委員会の担当者は「防災の観点からすると学校は地域の公共施設。教育現場に配慮して進めたい」と話す。

残りは3千基

 今回の取り組みは、市が今年3月に改定した「地震防災戦略」に盛り込まれたもの。同戦略では大規模地震の被害軽減を目的に、2029年度までの5年間を集中取組期間としている。今年度予算にも整備の加速が明記され、従来の計画を前倒しして2029年度までに完了する予定だ。

 トイレの洋式化はこれまでも市が重点的に取り組んできたもので、すでに505校中88%は完了。残る約3000基について、従来よりペースを上げて対応していく。

 教育委員会の担当者は「幼稚園や保育園も今はほとんどが洋式。子どもたちの使いやすさのためでもあると同時に、発災時には高齢者など地域の多くの人が使いやすくなるはず」とする。

避難所としても

 また避難所などにもなる小中学校体育館の空調については現在465校中115校(25%)が整備を完了。年に約20校ずつのペースだったものを前倒しして、こちらも5年間での完了をめざす。「夏場の利用などを想定した教育環境の整備が第一だが、能登半島地震を見ても避難所環境は重要。教育活動への影響を最小限にするために長期の休みを活用するなどして進めたい」という。

 今年度予算では22校の工事と80校の設計を盛り込み、次年度以降に80校の工事と80校の設計という計画で進めていく。

 地域施設としての学校の防災化としてはほかに、校庭の夜間照明の整備も行われている。市内25校に設置されており、このうち旧式の22校は順次、LED化と合わせて停電にも備えた防災対応のものに置き換えていくという。

 横浜市町内会連合会の馬場勝己会長は「避難所のトイレや空調は切実。早めてもらえるのならなにより」と話している。

横浜市消費生活総合センターのセンター長に就任した 小川 信也さん 港南区在勤 60歳

契約トラブルの相談役に

 ○…昨年度までは横浜市の職員として働き、今年度から契約トラブルなどを対象に市民からの相談対応などに取り組む市消費生活総合センターの責任者に就任した。直近の課題は「センターの知名度向上」だ。「悪質な訪問販売や不当な高額請求などをされた時、センターに相談してもらえるようにしたい」と市民の相談役として、役割を全うする姿勢を見せた。

 ○…大卒後、民間企業で2年間勤め、横浜市役所に入職。「当時の会社は利益を求める上でさまざまな無理をしているように感じた」と自治体職員へ。選挙管理委員会事務局などでの勤務を経て、東日本大震災の翌年から放射線対策担当課長に着任。当時、保護者などから寄せられた不安に応えるため、給食の野菜に対してはセシウムが検出されたら使用しないという独自基準の設定に関わった。「市民の不安を和らげるために必死だった」と振り返る。

 ○…日課は健康のために始めた散歩。15年以上、愛犬と歩いている。「最近だと桜の開花状況など、季節の移り変わりを感じながら歩くと気分転換できる」と表情を緩める。「毎日最低8000歩」というルールを設け、多い時は1万5000歩になることも。また、近年は筋トレに励むなど健康維持には抜かりがない。

 ○…「相談員がやりがいを持って働けるような職場にしたい」とセンター長としての目標を示す。そして「役職が上がると、周囲との会話が不足しがちだった。なので、積極的に声をかけている」とこれまでの経験から、職員との情報共有に力を注ぐ。また市民に対しては「今後も消費者が不安を感じた時、力になれる施設でありたい」と市役所時代と変わらない市民目線の姿勢で業務に取り組む。

しらかば幼稚園 春の味覚で自然にふれ 恒例のたけのこ掘り

 戸塚区矢部町の認定こども園しらかば幼稚園(成宮知恵子理事長)の年長園児が4月18日、恒例のたけのこ掘りを楽しんだ=写真。

 園児たちは大人たちがたけのこを掘るのを声で応援。園に戻ってからは味噌汁にして味わった。同園では季節ごとに自然と触れ合う体験を大事にしており、坂間猛園長は「今ではなかなか体験しないこと。思い出にも残るはず」と話した。

世界大会のコースの一部を走る© Shinji KAWATA Japan Triathlon Media

世界大会の場で「親子ラン」 5月17日、市が参加者募集

 横浜市は「世界トライアスロン横浜大会」の第15回記念企画として、5月17日(土)に親子向けの「ファミリーFUNラン」を行う。

 横浜大会は2009年に始まり、5月17、18日に行われる今年の大会で15回目を迎える。15回を記念し、未来を担う子どもに世界大会を身近に感じてもらおうと、初めてランニング企画を行う。

山下公園前から約1Km

 コースは横浜大会の一部である、ホテルニューグランド前から赤レンガ倉庫までの約1・25Km。対象は小学生とその保護者。定員は100組200人。参加費1組4千円(オリジナルTシャツ付き)。5月6日まで専用サイトで受け付け。大会情報は公式サイトで。

社会福祉チャリティー 「新日」が八王子で大会 5月18日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 八王子市スポーツ振興社会福祉チャリティー」が5月18日(日)午後5時から、エスフォルタアリーナ八王子で開催される。主催は(株)創。高橋ヒロム選手など新日本プロレス所属の人気選手が出場予定。

 本紙では読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚。希望者はハガキに八王子大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN八王子大会読者プレゼント係へ。5月8日(木)当日消印有効。

 問い合せは(株)創【電話】0465・23・0905。

熱湯に笹の葉を浸して、参列者の頭上に飛沫を振りかける「湯座」

吉田町東峯八幡大神 四半世紀ぶりの「湯立神楽」 地域から要望受け、復活

 東峯八幡大神(戸塚区吉田町1263)で4月16日、約25年ぶりに「湯立神楽」が行われた。

 湯立神楽とは、釜で煮えたぎらせた湯を使って神事を執り行い、無病息災や五穀豊穣を願うもの。現在、藤沢市の指定重要無形民俗文化財となっている。

 同社の椎木葉子宮司によると、氏子や地域住民から湯立神楽を復活させたいとの要望があり、今回の実施に至ったという。湯を沸かす釜は地域住民から奉納され、当日は藤沢湯立神楽保存会の協力で執り行われた。

 参列者は、熱湯に浸した笹の葉からしぶきを浴びて災難病魔を払いのける「湯座(ゆぐら)」や、弓を放って悪霊を退散させる「射祓(いはらい)」など、9つの神楽を順に見守った。

 椎木宮司は「毎年4月16日に行います。来年はより多くの人に訪れてもらえれば」と話した。

里山ガーデンフェスタ 春風感じる大花壇 5月6日まで

 春の息吹を感じる大花壇──。里山ガーデン(旭区上白根町・よこはま動物園ズーラシア隣接)では現在、同所を期間限定で公開する祭典「里山ガーデンフェスタ」を開催中。5月6日(祝)まで。午前9時30分から午後4時まで。

 今回のテーマは「はるかぜの丘」。市内最大級という1万平方メートルの大花壇=写真=で、ネモフィラやラナンキュラスなど約110品種、20万本の花を楽しむことができる。

 入園無料。イベントの問い合わせはNTTハローダイヤル【電話】050・5548・8686へ。

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秋葉中学校柔道部の部員たち

秋葉中柔道部 県学年別柔道大会で健闘 入賞者多数の躍進

 秋葉中学校(戸塚区)の柔道部の活躍がめざましい。3月に行われた第1回神奈川県学年別柔道大会では、上位入賞者が8人出るなど健闘を見せた。顧問の佐々木太一教諭は「結果に甘んじることなく、反省点を改善して今年は全員が満足いくような結果を出してほしい」と話す。

 同部は佐々木教諭の柔道への熱い思いから2021年に創部。部員の多くは中学校入学後から柔道をはじめたというが、昨年は関東大会に出場する部員も出るなど急成長を遂げてきた。

部員同士で高め合い

 重量級で2位となった3年生の小林希さん(14)は「結果を聞いてうれしかった。練習してきた立ち技がうまくできてよかった」と話す。「次回大会では今回負けてしまった相手に勝っていきたい」と関東大会出場への意欲をみせた。

 軽重量級2位の2年生・岩崎咲奈さん(13)は「練習していた組手がうまくいってよかった。県大会でメダルがほしい」と意気込んだ。

 佐々木教諭は今後について「まずは部員を増やしていきたい。部員が増えることで競争がうまれ、より部員同士が高めあえる」と語る。また「いろいろな個性が集まる部にしていきたい」と力を込めた。

泉区緑園 カップづくりを体験 5月17日 いずみ陶芸学院

 横浜いずみ陶芸学院(緑園7の6の9)で5月17日(土)、恒例の「春の陶芸まつり」が開催される。午前10時から午後4時まで(雨天決行)。

 当日は同学院の在校生による手作りの陶器作品が販売されるほか、ミニフリマや陶芸体験も実施。ビアカップづくりなどを体験することができる(要事前予約)。1点につき800円。【1】午前10時30分〜【2】正午〜【3】午後1時30分〜の3回実施で各回定員8人(所要時間約1時間)。

 予約は13日(火)午前10時から開始。問合せは同学院【電話】045・813・2402まで。

中学部活動 外部人材の活用進む 教員負担減へ、経験者指導

 教員の働き方改革を進める横浜市は、中学校の部活動顧問の負担軽減策として、教員以外が指導できる制度の活用を進めている。生徒らから指導を歓迎する声がある一方、教員以外が学校施設を使用することなどの課題もある。市は課題を整理し、「持続可能な部活動を目指したい」としている。

◇    ◇

学生や60代以降

 市は2018年度から部活動種目の指導経験がある人などを「部活動指導員」として配置する制度を導入。登録制で、市教育委員会によると、24年度は学校の依頼を受けた延べ1066人が活動した。

 ほぼ全校が制度を活用しており、学校運営において重要な役割を果たしている。指導員は学生や会社勤めを終えた60代の人が多く、野球やサッカー、吹奏楽の登録が多いという。活動には報酬が支払われる。

 これとは別に、21年度からは休日の部活動指導を民間スポーツクラブなどに委託する取り組みを試行しており、24年度は11校15部活で実施した。

 市教委は、いずれの制度に対しても「生徒や保護者から『経験のある人に指導してもらえる』との声が出ている」という一方、「教員ではない人が指導することに不安を覚える人もいる」という。さらに、技術だけではなく、教育的な視点での指導が必要なことや、活動中に個人情報が多く置かれている職員室や保健室に外部指導者がどこまで入室できるかなど、課題も多い。市教委は「課題は年々改善されている」と各校でルール整備が進んでいるという。

 市教委は今年3月、指導員らに指導者としての知識を学んでもらおうと、青少年のスポーツ振興を支援する「安藤スポーツ・食文化振興財団」と協定を締結。今後、同財団が指導員らに研修を行う。また、今年度から「企業版ふるさと納税」のメニューに「部活動支援」を盛り込み、寄付を募っている。

 市教委は「子どもたちがスポーツや文化・芸術に触れられる部活動を持続可能なものにしていきたい」としており、地域や外部との連携を深めながら、教員の負担軽減を図っていく。

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みなとみらいで開催された時の様子(上)/ポケモンピカピカ団キービジュアル

横浜市 ピカチュウで街ピカピカ 自治体主催は全国初

 横浜市は一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団と連携し、市内の美化推進重点地区で清掃イベント「ポケモンピカピカ団with横浜市」を開催する。第1弾は5月24日(土)に都筑区のセンター北駅・センター南駅周辺で行われる。

 参加者がピカチュウになりきり、ごみ拾いをする人気イベント。ビブスやトング、手袋など黄色いアイテムを身につけピカチュウになりきり、「街をピカピカに!」を合言葉に制限時間内でごみ拾いを行う。モンスターボールや、スーパーボール、ハイパーボールが印刷されたゴミ袋を使い、ゴミの分別も行う。

 同イベントは2023年から全国各地で開催されており、横浜でも同年8月に「ポケモンピカピカ団in横浜みなとみらい」が行われている。これまで同財団が主催してきたが、今回は横浜市が主催、同財団が協力するという、全国初の試みとして開催される。

第1弾は都筑区

 第1弾の開催場所は、センター北駅・センター南駅周辺。当日はセンター北駅前の芝生広場に集合。みなきたウォーク、センター南駅に移動し、同駅前のすきっぷ広場で解散となる。小雨決行。荒天の場合は5月25日(日)に延期。

 参加希望者は、横浜市電子申請・届出システムから事前申込み。5月2日(金)午後5時締切。定員100人で、応募多数の場合は市内在住者優先で抽選。参加の可否は5月12日(月)までに同システムのマイページで発表。

(左から)七理さん、坂井大臣、志村さん

(株)ペガサス七理さんら 坂井大臣を表敬訪問 中学生に防災教材配布

 中学生が防災を学ぶための横浜市との共創教育プロジェクトを運営する(株)ペガサス(港北区)の七理義明さんとアドバイザーの志村正泰さんがこのほど、坂井学防災担当大臣を表敬訪問した。

 同プロジェクトは2022年度から始まり、中学生が防災に関する知識や意識を積み重ねることで、自助・公助の力を向上させることが目的。

 防災週間に合わせて毎年中学1年生に副読本「はまっ子防災ガイド」や各区の「はまっ子防災マップ」(ハザードマップ)、付録の携帯トイレなどを配布している。毎年改訂版を刊行し、製作費は地元企業などの協賛で賄われており、年々協賛企業が増加。今年は170社以上が見込まれている。

「最先端」な取組み

 坂井大臣は「民間の方でここまで考えて実行されていることが国内でも最先端で珍しい。学年に応じた内容が整理されており画期的。横展開してほしい」と話した。

 七理さんは「評価していただきうれしい。横浜市に定着させて広がっていければ」と語った。教材は昨年度から藤沢市、今年度から東京都品川区でも配布されている。

横浜市民「週1回以上スポーツ」は53% 意識調査、微増も目標と差

 横浜市は2024年度の市民スポーツ意識調査の結果を4月23日に公表した。この中で週1回以上スポーツをしている人は53・0%で23年度から上昇したものの、市が26年度の達成目標としている70%には依然として差があることが分かった。

 調査は毎年実施しており、今回は18歳以上の約2千人からインターネットで回答を得た。

 調査結果によると、週1回以上のスポーツ実施率は20年度の64・5%をピークに23年度まで3年続けて減少し、半数を割り込んだが、やや上昇した。また、1年に1回以上の実施率は79・7%で、23年度から4・9ポイント増加したが、26年度目標の「100%に近づける」には差がある。

 30〜40代の働く世代・子育て世代の週1回以上の実施率は48・4%で、全体平均より低い。この傾向は過去の調査でも同様で、市は「成人全体の実施率向上には、この世代が運動しやすい環境整備が引き続き重要」としている。

 運動不足を感じている市民は77・8%で、23年度から6・5ポイント増加。一方、健康だと感じている市民は62・3%で、0・3ポイントの微増にとどまった。

 市内でのスポーツイベントを直接観戦したのは、35・9%で目標の30%を超えた。このことから、市は「スポーツが好きな層が実際に『する』『みる』『ささえる』活動に取り組めるような働きかけが重要」としている。また、「運動不足を感じて運動を実施した層が継続できるよう、運動・スポーツが健康に与える効果についての理解を高めていくことが必要」と分析している。

過去の留学の様子(市提供)

横浜市 高校生の長期留学支援を拡充 最大150万円補助 5月から申請受付開始

 横浜市は、高校生の留学を支援する補助金の申請受付を5月1日に始める。今年度から長期留学への補助金額を増額するなどし、世界を目指す高校生を後押ししていく。

 支援の対象は市内在住・在学の高校生。留学先への航空運賃や授業料などが補助対象となる。90日以上1年以下の長期留学については、補助上限額を昨年度までの40万円から150万円へ大幅に拡充した。市は「物価高が続いていることや費用面を理由に、留学へのハードルの高さを感じている人を支援するため」と増額の理由を説明している。昨年度は24人が審査を通過し、アメリカやカナダなどに渡航した。

 今年度から新たに、上限額20万円の14日以上90日未満の短期留学に対する補助制度を設けた。市は「留学期間についてのアンケートで、3カ月以内を望む声が半数を超えたため」としている。

 定員は長期留学が40人程度、短期留学が60人程度。申請は5月31日まで。6月中に書類による一次選考と面接による二次選考が行われる。対象者は7月中旬に決まる。

 応募方法の詳細は、市のサイトで。問い合わせは国際局政策総務課【電話】045・671・4700。

プレゼントされる限定ステッカーのイメージ

横浜開港月間に「パウ・パトロール」 パレード参加やステッカープレゼント

 横浜市は人気アニメ「パウ・パトロール」のキャラクターがイベントに参加するなどの企画「パウっと開港月間×横浜市」を5月3日から6月2日まで行う。

5月3日、キャラクター参加

 5月3日の「ザよこはまパレード」では、午前10時45分スタートの「キッズパレード」に子どもに人気のチェイスやマーシャルが参加。山下公園前から万国橋交差点までを行進する。

 期間中のイベントを紹介するA3判二つ折のマップを用意。5万部を横浜駅や桜木町駅の観光案内所、市内商業・観光施設などで配布。市内18区役所では4月30日に配布を始める。

 5月24日から6月2日までの10日間は、8種類の限定ステッカーがプレゼントされるキャンペーンを実施。MARK ISみなとみらい、横浜赤レンガ倉庫、横浜中華街などの160以上の対象店舗で指定の商品やサービスを購入した人に、横浜オリジナルデザインのステッカーがプレゼントされる。

 市は昨年6月、横浜市観光協会とともにパウ・パトロール製作委員会と連携協定を結び、都心臨海部を巡るスタンプラリーを開催。10万以上が参加し、市内回遊につながったとしている。

 「パウっと開港月間×横浜市」の詳細情報は特設サイト(https://www.welcome.city.yokohama.jp/hottopics/pawpatrol/)で順次更新される。

「ふるさと生活」を使った横浜市のふるさと納税サイト

横浜市 ふるさと納税の独自サイト開設 使い道、事業紹介に焦点

 横浜市は、ふるさと納税の寄付の使い道や事業紹介に焦点を当てた独自のサイト(https://yokohama.furusato-seikatsu.jp/)を4月1日に開設した。

 新しいサイトは、株式会社ワークシー=福岡市=が運営する自治体交流ファンサイト「ふるさと生活」を活用したもの。横浜市を含めた19自治体が登録されている。

 サイトでは寄付の活用先事業や取組状況を画像を使って紹介。寄付申込受付やクレジットカードによるオンライン決済機能も備わっているほか、返礼品なしの寄付のみにも対応する。市は「横浜市を身近に感じてもらい、全国の皆様から応援していただくことを目指している」としている。

 市は現在、12のふるさと納税ポータルサイトで返礼品を紹介。中区伊勢佐木町で100年続く茶屋「川本屋茶舗」の自家製スイーツなど、新しい返礼品も加わっている。

金子豊貴男氏

参院選 社民が金子氏擁立へ 75歳、元相模原市議

 社民党は夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を擁立することを決めた。

 金子氏は1991年から2023年まで相模原市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。4月25日の会見で「日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの帰路に立たされている。平和なくして福祉、文化はない」と述べた。

連合神奈川の林会長(右)の掛け声に合わせ、「団結ガンバロウ」と拳を突き上げる黒岩知事や山中市長ら

連合神奈川が臨港パークでメーデー 賃上げへ団結誓う

 神奈川県内最大の労働組織「連合神奈川」(林克己会長)による「第96回かながわ中央メーデー」が4月26日、西区の臨港パークで行われ、産業別の労働組合などが集まった。

 林会長はあいさつで「昨年を上回る賃上げが進んでいる一方で、産業間の格差も広がっている」と現状を説明。「持続的な賃上げを実現するには、中小企業を含むすべての企業で適正な価格転嫁が進むかどうかにかかっている」と今後の見通しを示した。

 式典には黒岩祐治知事や山中竹春市長のほか、連合が支援する立憲民主党と国民民主党の国会議員や地方議員、公明党や社民党の議員も参加した。

過去のパレードの様子

2800人が歩く「ザよこはまパレード」 5月3日、国際仮装行列

 横浜の大型連休の風物詩「ザよこはまパレード(国際仮装行列)」が5月3日(祝)に行われる。主催は横浜商工会議所などの実行委員会。

 63団体、約2800人の行進の列は、マリンタワーそばを午前10時45分に出発。馬車道、イセザキ・モールなどを進み、コースを鮮やかに彩る。吹奏楽やマーチングバンドのほか、イセザキ・モールや崎陽軒、ありあけなどからのフロートも注目される。

デジタルスタンプラリーも

 観光情報サイト「アットヨコハマ」ではパレードと連携したデジタルスタンプラリーを実施。コース沿道にある17カ所のスポットを回遊してスタンプを集めると、個数に応じてホテル利用券などが当たる抽選に参加できる。

 パレードは荒天中止。開催可否は【電話】050・3665・9938(当日午前7時〜午後3時)。

イベントのキービジュアル TM & (C)Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

みなとみらいで今年も「スター・ウォーズ」イベント 4月26日から

 人気シリーズ「スター・ウォーズ」のイベント「STAR WARS DAY YOKOHAMA MINATOMIRAI 2025」が4月26日から5月6日までみなとみらい周辺で開催される。

 イベントは昨年初めて開催され、大型連休中に約200万人が来場した。スター・ウォーズの名ゼリフ「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」の語呂合わせにちなみ、5月4日は「スター・ウォーズの日」とされている。この日を含む大型連休期間、ランドマークプラザやMARK ISみなとみらいを中心に、みなとみらいエリア全体がスター・ウォーズの世界に染まる。

 ランドマークプラザでは、18日から20日に幕張メッセで行われた「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン2025」向けに制作された浮世絵アートやレゴブロックで作られたスタチュー、模型愛好家による精巧なモデルキットの展示が行われる。

 MARK ISみなとみらいには、レゴブロックで再現したミレニアム・ファルコンのコックピットなどのフォトスポットが登場。5月5日には、家族で楽しめるドロイド塗り絵体験も実施される。隣接するグランモール公園でも、主要キャラクターに扮するファンが集まるフォトスポットが登場する。

 問い合わせはランドマークプラザ【電話】045・222・5015、MARK ISみなとみらい【電話】045・224・0650。

第115話 〜江戸から近代へ:その【2】郵便事業への展開〜 とつか歴史探訪

 戸塚郵便局前の歩道に「内田本陣跡」と書かれた「歴史案内板」が立っていますが、どう言うことなのでしょうか。

 明治元年(1868)、新政府の組織体制を示した政体書発布に伴い、行政部門の中に駅逓局が新設され、駅逓(交通運輸と郵便)に関する一切の事務を直接政府の手で扱うことになりました。翌2年、前島密が駅逓権正に任命されると、彼はヨーロッパの郵便制度に倣い「灯台・電信役所」を設け、郵便切手の発行などを行い、またモールス印刷機を輸入して貯金・為替業務も始めるなど郵便業務に関係するあらゆるものを積極的に採用しました。

 明治4(1871)年には郵便制度が官営となり、9月1日戸塚に郵便局が設けられましたが郵便物の集配は、当初は伝馬所(旧問屋場)で取り扱っていました。しかしこの制度は伝馬所が廃止されるのに伴い「手紙の民間輸送」も禁止され、半官半民の陸運会社に託されました。すなわち、陸運会社は人や荷物の輸送のほか、郵便にも関与する機関となったわけです。

 当初の郵便取扱人は、戸塚宿問屋役であった中出多兵衛が仰せつかりましたが、明治11(1878)年7月には中出に代わって内田本陣の末裔である内田善六が6等郵便取扱人となり、その後明治13(1880)年には4等郵便局、同14年には3等郵便局へと、郵便の取扱量の増加に応じて格が上がっていきました。戸塚宿問屋場跡にあった郵便局は昭和の時代に現在の戸塚郵便局に移転し今になっています。

渡邉仁史院長

お口の健康塾 5th Vol.14 神経疾患と歯科訪問診療

 進行性の神経疾患(パーキンソン、ALSなど)の場合、その方に必要な治療を優先します。近い将来、処置が必要になる歯であれば提案の上、被せ物やブリッジ、入れ歯で咬み合わせを安定させます。

 病気の進行とともに唾液を飲み込むことが困難になりますので、誤嚥リスクに対しても準備しておかなければなりません。必要に応じて内視鏡検査(VE)を組み込みながら、ご家族様や医療・介護スタッフと連携を取ってまいります。

 患者様、ご家族様は一人でご病気と戦っているわけではありません。歯科医師が一部でもお力になれればと考えています。

当院ではお一人での外出が困難な方を対象に、歯科訪問診療を行っております。むし歯や歯周病、差し歯、入れ歯、摂食嚥下機能評価(内視鏡検査)をご自宅で行っております。まずはご相談ください。

原宿わたなべ歯科診療所

戸塚区原宿3-8-6二八五番館1階

045-443-5519

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