足柄版【5月3日(土)号】
ヒントが書かれているチラシ

大雄山最乗寺 蛇を探し福を呼ぼう 干支に因んだ企画が好評

 大雄山最乗寺で、今年の干支である”へび”を境内敷地内で探すユニークな企画『幸運の蛇を探せ』が行われている。期間は12月31日(水)まで。誰でも参加可能で無料。

 1394年に創建された大雄山最乗寺。曹洞宗に属し、全国に4000余りの門流をもつ地域を代表する寺だ。

 山伏として修行をおさめ、最乗寺の創建に尽力した道了尊。両手両足には、幸運の遣いである蛇蛇を従え天狗に化身したとされる。境内には、その蛇をまとった道了尊像が設置され、参拝者を見守っている。

 ”福を呼び込もう”と企画されたこのイベントは、最乗寺ホームページや受付でもらえる案内チラシの画像をヒントに、境内敷地内にある道了尊像を探し出し、写真を撮影。見つけた写真を受付で提示すると、2種類のオリジナルコースターがプレゼントされるというもの。

 最乗寺によると企画開始以来、約2カ月間で、当初の予想を超えて、子どもから高齢者まで幅広い世代の500人以上が参加しているという。同寺では「最乗寺には、その他にもたくさんのパワースポットがあります。この機会に一緒に探してみてください」と話した。

松田町役場

松田町長多選自粛条例 廃止の直接請求、有効に 5月、臨時町議会開催ヘ

 松田町で町長の在任期間を3期12年までとする条例の廃止を求める直接請求が、町民有志から提出された。署名数が条例の法定数を超えたことから、町長は5月に臨時町議会を招集し付議する予定。(4月25日起稿)

 2013年に行われた町長選で初当選した本山博幸氏。町は14年3月に本山氏の任期に関する「松田町長の在任期間に関する条例」を制定。「町長は3期を超えて在任しないよう努める」と定めている。町によると制定当時、こうした条例は県内初となっていた。

 地方自治法で条例の改廃請求には有権者数(3月1日時点で9098人)の50分の1以上の署名が必要と定めている。

 町民有志(鍵和田時義代表)が2月26日、代表者証明書を町長に申請。3月5日からの1カ月間で423人の署名を集めた。町選管で審査の結果、有効署名総数が412人となり有効となった。今後は鍵和田代表に選管から署名簿が返却された後、代表者は5日以内に本請求を提出。提出から20日以内に町長は町議会を招集して付議、出席者の過半数の賛成があれば可決される。

 松田町の直接請求は、1969年の町長に対するリコール以来2度目となる。選管事務局は「地方自治法等関係法令に則って適切に取り扱います」と話した。

松田警察署の署長に就任した 鴨下 昭宏さん 大井町在住 57歳

「職務を好きになって」

 ○…神奈川県警第二機動隊長から、1市5町と広大な地域を管轄する松田署の警察署長に着任した。1カ月余りが過ぎ、松田警察署の印象を「地域住民と警察の間に壁がなく、ほどよい距離感を感じます」と話す。引き続き、現場第一主義で、特殊詐欺などの”防犯”と”交通安全”対策に力を入れていく方針だ。警察業務について「住民、行政、協力団体、警察の”四位一体”となった協力体制の確立が大切」と抱負を語る。

 ○…高校時代、テレビドラマ『はぐれ刑事純情派』の、安浦吉之助刑事のように人間味あふれる刑事に憧れて警察官を志した。県警本部、各署などを渡り歩き、今回、初の署長職に就いた。大任にも気負う様子はなく、自然体で飾り気なく話す。約140人の署員にまず伝えたのは、「自分の職務を好きになってほしい」ということだ。その心を問うと「好きなことは長続きしますし、何より前向きになれますからね」とにこやか。

 ○…相模原市出身。「目立たなくおとなしい子どもだった」と振り返る。1984年ロサンゼルスオリンピック「体操日本」の活躍に憧れ、中学、高校時代は器械体操に打ち込んだ。現在は「特別話せるような趣味はないんですね」と頭をかく。帰宅後、何も考えずに過ごす時間が、貴重なリフレッシュになっているという。

 ○…家族は妻と息子の3人。現在は初の単身赴任中で、「全て妻任せで、改めて世話になっていたんだと思い知らされています。誰もいない家に帰るのはさびしいものですね」と苦笑い。足柄地区の雄大な自然と穏やかな雰囲気は心地よく、すぐに好きになった。「天気が良い日には、どこにいても富士山が見られるのは、とてもぜいたくなことですね」

挨拶する神田組合長

個性打ち出し物価対策を 開成町飲食店組合が総会

 開成町飲食店組合(神田富男組合長/加盟38店舗)は4月22日、スナックシオン(開成町延沢)で「第62回総会」を開催した。総会には山神裕町長、杉本透神奈川県議会議員ら来賓のほか、組合員、関係者など30人余りが出席した。

 1964年に設立した同組合。あじさいまつりや阿波おどり、花火大会など、町内各種イベントへの出店といった活動を展開している。

 総会であいさつに立った神田組合長は、冒頭「会長職に就いて16年目を迎えました。町制70周年となり、飲食店組合も記念の年を盛り上げていきたい」とあいさつ。その後、「物価対策として個々のお店が個性あふれる店づくりを進め、開成を元気にしていきたい」と話した。

 山神町長は「70周年のイベントに協力いただきまして感謝しています。数年後には開成駅前の開発も始まりますので一緒に開成町を盛り上げましょう」と話し、杉本県議は「開成町の飲食店は元気が良いです。物価高騰、従業員不足など大変時期だと思いますが、この難局を協力して乗り切ってもらいたい」とエールを送った。

足柄茶が今年で100周年 大使に「かながわキンタロウ」

 神奈川県は4月17日、県PRキャラクター「かながわキンタロウ」が県茶業振興協議会の委嘱を受け、足柄茶100周年記念大使に就任したと発表した。期間は2026年3月31日まで。

 「足柄茶」は、関東大震災の復興作物として1925年(大正14)に山北町で栽培が始まり今年で100周年。今後イベント参加のほか、生産現場体験をSNS等で情報発信していくという。

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南足柄で移動スーパー 週1で運行開始へ

 マックスバリュ南足柄岩原店による同市での移動スーパー事業が5月7日(水)から始まる。同日には、市役所正面玄関前で車両のお披露目と出発式が予定されている。

 市は便利なまちづくり推進のため、マックスバリュ東海株式会社と連携。事業実施にあたり、スーパーマーケットから一定の距離がある地域の自治会役員らと話し合い、移動車の停車場所を選定していた。今後、毎週1回決まった曜日・場所(22自治会43カ所)に運行される。市は「今後、市民の皆さまのご意見を聞きながらより良い販売コースに見直しもしていく」としている。

 取扱品目は生鮮食品から家庭用品まで約500種類で、車に積んでいない商品は注文することもできるという。価格は店舗での販売価格に1品あたり税込11円の手数料が上乗せされる。支払いは現金のほか、WAONなどの電子マネーやクレジットカードにも対応。

セーリング観戦クルーズ オリンピアンの解説も

 神奈川県は5月24日(土)・25日(日)に江の島ヨットハーバーで開催される国内有数の歴史があるセーリングレース「Enoshima Olympic Week 2025」をクルーザー観戦する参加者を募集している。観戦クルーズは、午前9時〜11時と、午後1時〜3時の1日2回。県内在住者が対象で定員は各回40人(小学生以下は保護者同伴)。参加費無料。

 当日はパリ大会に出場した日本代表オリンピアンが同乗。ルールやレース状況を解説してくれる。応募は5月15日(木)午前9時まで(多数時は抽選)。荒天等で申込後、当日来場後に中止になる場合も有。

 申込みは神奈川県電子申請システムより。イベントに関する詳細は県ホームページ。

協定式に参加した山神町長(中央)ら

民間10社と協定 開成町が熱中症対策で

 夏の熱中症対策に開成町は4月24日、町内の民間事業者10社と「開成町指定暑熱避難施設に関する協定」を締結した。

 開成町は町民センター・福祉会館・開成水辺スポーツ公園の3公共施設を指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)に指定しているが、協定はこれを町内店舗等に拡大するもの。

 締結式では、熱中症特別警戒情報が発表された場合、クーリングシェルターとして住民等に開放するほか、官民で熱中症対策に取り組むことが確認された。今後は対象施設にポスターなどを掲示する予定。

 山神町長は、「熱中症対策に取り組んでいくので一層のご理解ご協力をお願いしたい」と述べた。事業者を代表して、さがみ信用金庫開成町支店の瀬戸秀恭支店長は、「熱中症は特に子どもや高齢者にとっては命に関わる問題。町や事業者が力を合わせる時期に来ています」と応じた。

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大井町 ひょうたん親善大使募集 5月12日締切

 大井町は、町の魅力を広く発信する「大井町ひょうたん親善大使」を募集している。

 年間を通して町のイベントに参加するほか、SNS等を通じてPR活動を行うのが主な役割。選出されると、旅行券10万円分と浴衣セットが贈られる。応募は5月12日(月)締切。詳細は町HP。

運転台への乗車

大雄山駅で鉄道イベント 100周年新グッズ販売も

 伊豆箱根鉄道株式会社による地域への感謝を込めたイベント「行くべーよ いずっぱこ大雄 キッズ&ファミリーフェスティバル」が5月6日(火)、大雄山駅構内と駅前の商業ビル・ヴェルミ2で開かれる(小雨決行)。午前10時から、入場無料。

 会場では、電車運転台や洗車中の車両、そして線路工事や保守に使うカートへの各乗車体験、工事車両の展示などを中心に、さまざまな企画が用意されている。南足柄市のキャラクター「よいしょ君」と、同市のヒーロー「キンタローマン」も駆けつけて会場を盛り上げる。

 当日は、大雄山線1日フリー乗車券「金太郎きっぷ」で来場した先着300人に100周年記念缶バッジがプレゼントされる。このほか、今年は大雄山線開業100周年ということもあり、この日に発売開始となる「新グッズ」も用意されているという。イベントに関する詳細は同社ホームページ。

社会福祉チャリティー 「新日」が八王子で大会 5月18日、読者20人を招待

 「新日本プロレス 八王子市スポーツ振興社会福祉チャリティー」が5月18日(日)午後5時から、エスフォルタアリーナ八王子で開催される。主催は(株)創。高橋ヒロム選手など新日本プロレス所属の人気選手が出場予定。

 本紙では読者20人に招待券をプレゼント。チケットは1人1枚。希望者はハガキに八王子大会観覧希望・住所・名前・年齢・職業を明記し、〒250-0034神奈川県小田原市板橋881の26(株)創 TN八王子大会読者プレゼント係へ。5月8日(木)当日消印有効。

 問い合せは(株)創【電話】0465・23・0905。

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