平塚・大磯・二宮・中井版【5月16日(金)号】
土屋小の校舎と児童(提供写真)

平塚市立土屋小学校 小規模特認校に指定 市内全域から児童受け入れ

 平塚市はこのほど、2026年度から土屋小学校(五十嵐透校長/土屋3004の2)を小規模特認校として指定し、学区を越えて市内全域からの入学生・転入生を受け入れると発表した。

 小規模特認校制度とは、特定の学校を「小規模特認校」として指定し、少人数での教育の良さを生かしたきめ細やかな指導や、特色ある教育を行うもの。児童と保護者が「このような環境で学びたい、学ばせたい」と希望する場合に、一定の条件のもとで通学区域を越えて、市内全域から入学・転入学を認める。

年々児童数が減少

 土屋小学校は、1989(平成元)年には290人だった児童数が年々減少し、2016(同28)年には100人を切り99人となり、25(令和7)年4月7日時点では71人。文科省によると、全校で12〜18学級が標準とされており、同校は学級数が保てなくなっていた。

 昨年7月から地域・教育委員会・学校の3者で土屋小の未来を考えるための懇話会を実施。25年3月までに3回話し合いが行われ、小規模特認校への移行が決定した。

 同校の特色は、教師だけでなく、他の児童とも教え合い、全員が課題を達成できるように取り組む学習の在り方だ。自分で学習方法を選択し、必要に応じて他者と関りをもつことで主体的に学習に取り組む姿勢を育てる。その他、異学年交流やセーフティプロモーションスクール認証校なども特色となっている。

事前見学会を実施

 同校では受け入れに先立ち、6月26日(木)に事前見学会が実施される。就学できるのは以下の条件全てを満たす人。【1】26年4月1日時点で平塚市内に住所を有しているまたは前日までに平塚市への転入を予定している【2】土屋小学校の教育活動に理解・賛同し、土屋地域との交流活動に積極的に参加・協力できる【3】通学は指定された登下校時刻に合わせ、保護者の責任と負担において行う【4】児童の心身の状況が、学区外通学に耐えることができる【5】原則として、卒業まで通学することができる【6】その他、土屋小学校が定めるルールを守ることができる。募集対象は新1年生から新6年生まで(26年4月1日時点)。

 事前見学会では、授業の参観や概要の説明を予定している。時間は午後1時45分から。参加希望者は、6月23日(月)までに同校(【電話】0463・58・1414)へ連絡を。五十嵐校長は「土屋小学校の児童全員が幸せになれる学校を目指しています。子どもたちの『今』の幸せだけでなく、『生涯にわたって』幸せな人生を歩んでほしいと願っています。そのために、多様な人たちとよい関わり合いを持ちながら、自己決定していくことのできる人になってほしい」と話している。

同施設のカフェスタッフメンバー

嬉々‼クリエイティブ 花で飾るダイバーシティ 障害の有無超え100点展示

 平塚でダイバーシティを実現しようと活動する福祉施設・アトリエ「嬉々‼CREATIVE」(明石町)のギャラリー・カフェで5月30日(金)まで、「嬉々‼のFlower Carnival」が開催されている。同アトリエ所属アーティストのほか、公募された作品も並び、障害の有無を超えた展示となっている。

 同施設は2022年4月に設立された、障害のあるアーティストがクリエイティブ活動を行うアトリエ。現在、約80人が所属し、制作活動を行っている。

 プロダクトデザインやパッケージデザインとして、フェアトレード商品や大手生花店など企業へのイラストライセンス許諾事業も行っており、その使用料は工賃や画材費としてアーティストに還元される仕組みだ。

 今回の展示では、100点以上のアクリル画や色鉛筆画、塩絵、クレヨン画、墨画などが、生花と共に並んでいる。天井から吊り下げられた金魚や花々のアクリル作品は同施設所属の飯塚月(るな)さんが手掛けており、フォトスポットとしても楽しむことができる。

 展示されているほとんどのアート作品は購入も可能。利用者の工賃につながることから、今回の展示では来場者に気に入った作品を気軽に購入してもらえるよう、価格を抑えた小さな作品も数多く並べたという。同施設スタッフは「作品を購入してもらうことで、利用者のモチベーションにもなっている」と話し、好循環が生まれているという。

 同施設ではカフェの接客のほか、パンケーキの調理やコーヒー豆から挽いて淹れる工程を、障害のある利用者が担っている。オーダーをとるために顧客と会話をすることや、自分が制作した作品の「ファン」と交流することで、社会とつながる機会や、利用者一人ひとりの個性や人柄を知ってもらう機会を生み出す。

 開場時間は午前10時30分〜午後3時30分。月曜、日曜、祝日、第2・4土曜日は休み。詳細はInstagram。

平塚犯罪被害者支援ネットワークの3代目会長に5月16日に就任した 井出 真太郎さん 平塚市松風町在住 40歳

市民と専門家の架け橋に

 ○…犯罪被害者とその家族、遺族の尊厳や権利が守られる社会の実現を目指し活動している平塚被害者支援ネットワーク。設立25年の節目に3代目の会長に就任した。「相談場所があることを被害者にしっかり周知し、専門家との架け橋になることが役割」と力を込める。今年は、平塚市が「平塚市犯罪被害者支援条例」が制定したこともあり、「今後の活動の一層の推進が期待されている」と語る。

 ○…平塚市で生まれ育った。父親と同じ理容師を目指し、技術と語学習得のために23歳から27歳までイギリスへ留学。「日本と髪質の違う海外のお客様にも対応できるようになった」と手応えをつかみ帰国した。30歳で理美容室の経営やヘアスタイリスト養成校を運営する(株)玄の代表取締役社長に就任。顧客だけでなく従業員の満足度を向上されること、日本の技術や文化を学びに来た海外の学生を受け入れることにも力を入れている。

 ○…2023年からは、県警の業務運営に市民の声を反映させるために様々な職種が集まり意見を交わす「神奈川県平塚警察署協議会」の会長も務めている。「市民と平塚警察署の橋渡しとしての役割を担いたい」といい、八幡交番が廃止された際は、移動式交番に重点的に回ってもらえるように掛け合った。

 ○…平塚被害者支援ネットワークの会長を引き受けたきっかけは、平塚警察署少年補導員をしている父親の背中を見てきたことが大きい。「地域をつくるのは人だということを感じるし、留学したことで、自分が地元が大好きだということが分かった」と話す。誰一人取り残さないため、「被害者が一人で抱え込むことがないよう、気軽に相談できる体制を築きたい」と今後の展望を語った。

健康麻雀しよう

 健康マージャン大磯の見学・体験会が5月28日(水)、大磯町生涯学習館(高麗2の14の20)で開催される。午後1時〜4時。無料。

 町内で活動している団体の見学や体験ができる「OISOまなび体験会」の一環。

 26日(月)申し込み締め切り。

 問い合わせは町教育委員会生涯学習課【電話】0463・61・0255。

大磯町 学ぼう こどもの権利 5月31日に講演会

 大磯町は5月31日(土)、こどもまんなか講演会を保健センターで開催する。午前10時30分〜正午。「こどもの権利」をテーマに認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの菅原萌子さんが講師となる。

 町内在住、在勤、在学者対象で定員50人。申込みは子育て支援課【電話】0463・61・4100。

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平塚で「手に職」を
平塚駅すぐの厚生労働大臣指定養成校「湘南ビューティーカレッジ」では、美容科、理容科の生徒を募集している。早期特典付きのAO入試は6月2日(月)〜受付。オープンキ... (続きを読む)
選考合宿に参加した茂田さん

卓球日本代表に選出 神田小2年茂田さん

 平塚市立神田小学校2年の茂田悠稀さん(卓球クラブ・タナカ卓球所属/小田原市矢作)がこのほど福岡県で行われた日本代表の選考合宿に参加し、U―8日本代表に選出された。

 選考合宿には全国から14人が参加。リーグ戦と学力テスト、体力測定の3種目の結果から2人が選ばれる方式で行われた。茂田さんは昨年12月の選考合宿にも参加するも、最後の試合で惜敗。悔しさを胸に今回の合宿に向けてトレーニングを積んできた。

ライバルに雪辱

 学力テストで1位、体力テストでは6位となった茂田さん。リーグ戦では、3連勝と好スタートを切るも、その後2連敗。高岩真志コーチとのミーティングで勝ちへの思いを再確認し、その後の試合では連勝を重ねた。10勝2敗で迎えた最終戦では、12月の選考合宿の最終試合で敗れた相手と再び対戦した。前回苦戦した相手サーブに対し、レシーブを返し、鋭いフォアハンドも決めるなど接戦を制し勝利。3種目の結果から代表に選ばれた。

目指すはベスト32超え

 今後は、9月と来年3月に行われる合宿に参加し、日本代表コーチの指導を受ける。今後について茂田さんは「ライバルたちに大会で負けないように頑張りたい」と意気込んだ。

 7月に行われる全日本選手権バンビの部で、昨年のベスト32を超える成績を目指す。

総会の様子(提供写真)

港拠点に観光充実 25年度計画を総会で承認

 大磯町商工会や観光協会など町内に活動拠点をもつ事業者ら32団体でつくる「大磯らしい潤いづくり協議会」(芦川博昭会長)の総会が4月25日、町立福祉センターさざれ石で開催された。

 海水浴場開設140周年を記念し、打ち上げ花火や、浜辺を使った映画上映などを夏に予定しているほか、大磯まつり(11月8日)や9月下旬にはオクトーバーフェストも検討しているという。また、観光親善大使に町の観光キャラクターのいそべぇ・あおみが推薦され、承認された。

臼井照人市議

平塚市議会 フォーラム絆に臼井氏合流 単独第2会派に

 5月1日付で平塚市議会の会派「湘南フォーラム」に臼井照人議員(64)=自民党・当選6回=が入会し、会派名を「湘南フォーラム絆」に変更した。同会派は組合系や立憲民主党、日本維新の会の議員で構成。所属は6人となり、最大会派の清風クラブ(8人)に次ぐ勢力となった。

 臼井氏は「特定の政党では叶えられない市民の要望にも寄り添うため、同会派に合流することにした」と話した。

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ふわふわ遊具お披露目 大磯運動公園内に設置

 大磯町は2024年12月に着工した大磯運動公園(大磯町国府本郷)の遊具リニューアルが完了したとして、4月12日にお披露目会を実施した=写真(大磯町提供)。池田東一郎町長のほか、大磯町議会議員、近隣住民、保護者らが見守る中、お披露目会に参加した子どもたちが、飛び跳ねて遊ぶことができる「ふわふわドーム」で「初遊び」をした。

 同事業は、大磯町の子どもの居場所、遊び場整備の一環。遊具の選定に当たっては、アンケート調査を実施した。ふわふわドームの他に、障がいの有無に関わらず遊ぶことができる回転系のインクルーシブ遊具が新たに設置された。

 大磯町では24年度に大磯運動公園と池田公園の施設更新を行っている。

院内保育室の様子

湘南大磯病院 女性活躍に保育室設置 医師や看護師ら利用

 産休や育休でキャリアを諦めなくてもいいようにと、医療法人徳洲会 湘南大磯病院に4月1日、院内保育室「バンビの山保育園」が開設された。現在、同病院に勤務している女性の医師と看護師2人が利用しているといい、6カ月〜2歳の子どもの預かりを実施しているという。

 院内保育室は、もともと看護師の休憩場所だった部屋を改装して設置された。今は医師と看護師の子どもが対象だが、今後整備が進めば、医療医務などの職員の子どもも利用が可能になるという。

 同院の事務部長で、保育園の園長を務める佐藤篤さんは「医師や看護師が不足する中、雇用を確保する意味でも院内保育は重要。職員にまで対象が広がり、受け入れ人数が増えれば、待機児童の解消などにも寄与できるのでは」と期待する。

 院内保育を利用している30代の医師は「お迎えの時間がかからないので気持ちが楽。キャリアを中断することなく仕事に専念できる」と話す。20代の看護師は「慣らし保育の時に様子を見に行くことができた」と話し、「子どもと離れるのが嫌だなという気持ちもあったので、一緒にいる時間をしっかり確保できるのがありがたい」と話していた。

リチウムイオン電池が入った電子タバコ

リチウムイオン電池 不適切廃棄で思わぬ火災 電子タバコも注意

 スマートフォンや電動アシスト自転車、電子タバコなどのバッテリーに使われているリチウムイオン電池の不適切な廃棄が火災や発火事故の原因となり、全国的に問題となっている。平塚市などの各自治体では、分別の徹底を呼び掛けている。

 リチウムイオン電池には可燃性の有機溶剤が使用されており、一般ごみと一緒に捨てると、強い衝撃や圧力が加わる収集車やごみ処理施設で火災となる場合がある。

 平塚市では、リチウムイオン電池に起因する火災が2023年に2件、24年に6件発生している。市収集業務課は、「ごみ収集車の火災は、車両の損害や収集時間の遅延だけでなく、周囲の皆さまや収集作業員の命にかかわる重大な事故につながる可能性があります」と注意喚起する。

 市内でごみ収集業務を請け負っている業者は「最近は電子タバコが一般ごみと一緒に捨てられることが多く危険を感じる」と話す。

回収方法各自治体で異なる

 リチウムイオン電池は平塚市では、JBRC認定の回収協力店や平塚市役所本館1階と5階、平塚市役所別館収集業務課に持ち込める。

 大磯町では同電池を回収してくれるリサイクル協力店を、町内に4カ所に設置。二宮町、中井町は自治体で回収していないため、量販店等に設置のある専用のリサイクルボックスや専門の処理業者を利用する必要がある。なお、二宮町では7月から回収できるよう準備を進めている。

車内放置も危険

 リチウムイオン電池は高温に弱いことから、独立行政法人製品評価技術基盤機構は「暑くなるこれからの時期は、バッテリー搭載のものを自動車内や直射日光が当たる窓際などに放置すると発火の危険がある」と呼び掛けている。

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片倉章博会長

平塚経進会会長に片倉氏 40周年記念事業を企画

 平塚市・大磯町・茅ヶ崎市による有志で構成される平塚経進会の20代目の会長に、平塚市議会議員の片倉章博氏(61)が4月16日付けで就任した。同会の会員数は、現在56人。会員の年齢層を広げるため、この4月から40歳以上だった入会規約を、35歳以上に引き下げた。

 今年は同会40周年の節目の年。これまでのゴルフ例会と一般例会に加え、5月17日に小泉進次郎氏を招き記念講演会を開催するほか、11月には歌手の沢田知可子さんをゲストにチャリティーディナーショーも企画。会員向けには、年明けにサンクスツアーも予定しているという。

 そのほか、年に2回ほど厚木経進会と合同例会を実施するなど、近隣地域との連携も図っていく。

 また5月7日と8日には、平塚市内の小学6年生を対象にした劇団四季の出張公演「こころの劇場」も実施。15年前から継続している事業だ。

 片倉会長は「今年は40周年の節目の年なので、一般の方向けの事業を多く開催し、広く会のことを知ってもらえる機会にしていければ。会員の年齢層も上がってきているので、会員増強に取り組んでいきたい」と意気込んだ。

平塚白門会 20周年祝う総会 特殊詐欺についての講演も

 中央大学学員会平塚白門会の支部設立20周年総会が6月1日(日)、平塚プレジールで開催される。午後4時〜。

 行事報告や決算報告などの総会の後、午後5時からは第3回中央大学学術講演会を実施する。講師を務めるのは同大法学部の法学博士・只木誠教授。「特殊詐欺と刑事法 特殊詐欺に対応する刑事法・裁判所の動き」をテーマに、専門家の視点で講演する。

 また、20周年記念事業として、平塚市立勝原小学校の通級指導教室から希望のあった、児童が使うための大型の積み木を寄贈する。贈呈式は午後6時からを予定。

 ビュッフェ式の懇親会(午後6時30分〜)の後、校歌と応援歌を歌って閉会となる。

 出席対象者にははがきを送付済み。参加希望者は、平塚白門会事務局【電話】0463・33・8880【FAX】0463・35・0033(府川さん)。5月20日締切。当日参加も可能。

ジモティースポット開所式の様子

ジモティースポット平塚 譲り合いでごみ削減 ユーミーネットが運営

 地域情報サイトを運営する(株)ジモティー=東京都=が4月25日、地域で不要品を譲り合う店舗「ジモティースポット平塚」を平塚市四之宮に開設した。同日、開所式が実施された。

 平塚市との協定に基づく取り組みで、運営は湘南エリアを中心に建設や不動産事業を展開するユーミーらいふグループの株式会社ユーミーネットが担う。粗大ごみなどのリユース(再使用)を促す仕組みを整えることで、ごみ削減にも期待がかかる。

 ジモティースポットは「不要になったけれどもまだ使えるもの」を地域コミュニティ内で譲り合うサービス。提供者はリユース品を、予約不要で店舗に持ち込める。譲り受けたい人は同社のアプリや掲示板サイト「ジモティー」で持ち込まれた品を検索し、店舗で引き取る。対象は使用可能な家具や家電、子ども用品、レジャー用品、衣類・食器・本など。リーズナブルな価格、または無料で譲り受けることができるという。

 松崎光店長は開所式で「大きな責任と期待がある。地域交流を振興したい」と話していた。

 (株)ジモティーはこれまでに、川崎市や横浜市などでジモティースポットを開設。神奈川県内では4店舗目となる。営業時間は午前10時〜午後6時。(問)ジモティースポット平塚【電話】0463・74・6600

まつり会場に集まる多くの来場者

湘南ひらつか七夕まつり 暑さ対策のミスト設置へ クラファン目標100万円

 平塚市は、「第73回湘南ひらつか七夕まつり」で、暑さ対策を強化するため、7月3日(木)までクラウドファンディングを活用した資金調達を実施している。

 熱中症などで体調を崩す人が出てしまうことから、霧を送風機で噴霧することで周辺の温度を下げるミストファンによる暑さ対策を行う。

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を通じて行われ、目標金額は100万円に設定されている。目標金額に満たない場合でも、集まった資金に応じて可能な範囲で暑さ対策は実施されるという。

 寄付者への返礼品として七夕短冊の飾り出し、地元の名産品であるくずバーセット、七夕おどり体験、七夕飾りを制作できる体験、七夕飾りのデザイン提案権などが用意されている。

 詳細や寄付の方法についてはふるさとチョイスで見ることができる。

(問)市商業観光課【電話】0463・35・8107

チラシ

ペットのためのフェス 要法寺で5月24日

 「ペットと楽しむフェスティバル」と題したイベントが5月24日(土)、要法寺(平塚市平塚4の10の10)で初開催される。午前10時〜午後3時。入場無料。主催はお寺deマルシェ実行委員会。

 ペットに関連する手作りグッズやおやつが並ぶブースのほか、プロカメラマンによるペットの撮影会、ペットの保険相談会、キッチンカーの出店が楽しめる。

 同寺の守屋宣成住職によるペット供養祭や供養の相談会が午前11時から同時開催される。

 雨天決行、荒天中止。(問)同実行委員会の手塚さん【携帯電話】090・8058・8855

イマドキの高校事情おしゃべり会

 フリースペースいろえんぴつ(平塚市西八幡)で6月7日(土)、「おとなのおしゃべり会」が開催される。午後1時30分〜3時30分。テーマは「イマドキの高校事情〜登校に不安のある子の進路選び〜」。保護者、家族、関心のある人が対象。参加費500円(大人1人)。申し込みは【メール】fs.iroenpitsu@gmail.comまたは【携帯電話】080・5923・1127。

平塚でそば学ぶ 中央公民館 5月24・25日

 そば打ちの技術やそばの歴史・文化を学べる「第5回一般公開そば大学in平塚」が5月24日(土)と25日(日)、平塚市中央公民館で開講される。(一社)全麺協が主催。

 24日は午前11時30分〜午後5時で、東洋大学大学院講師の田中公明氏、登山家の三戸呂卓也氏、信州大学名誉教授の井上直人氏による講演と対談「東方文化の潮流(そばと曼荼羅)」(2時50分〜)などが行われる。

 25日は午前8時30分〜午後4時20分で、基調講演「手打ちそばと食品衛生について」(午前10時30分〜)などが開かれる。入場無料。

(問)同団体事務局【電話】03・3512・7112か【メール】zenmen.honbu@gmail.com

碑前に集まる出席者

湘南平で登山の父偲ぶ 岡野金次郎の碑前祭

 日本の近代登山の先駆者で、晩年を平塚で過ごした岡野金次郎(1874〜1958)の功績を讃えた碑前祭が5月10日、顕彰碑が建立されている湘南平(万田)で開催された。

 岡野金次郎は横浜で生まれ育ち、登山家・小島烏水(うすい)とともに日本人で初めて槍ヶ岳の登頂や日本山岳会の設立に貢献するなど、近代登山史に影響を与えてきた。岡野は平塚に住まいを構える前から、高麗山から千畳敷(湘南平)を縦走するコースを楽しんでいたという。

 同祭には、岡野の孫にあたる岡野眞さんをはじめとした子孫や、小島烏水の子孫、日本山岳会員など約50人が参加。献花やフルートの演奏、合唱などで岡野を偲んだ。眞さんは「みなさんが祖父を語り継いでくれることに感謝している」とあいさつした。

建立のきっかけ

 『孤高に生きた登山家―岡野金次郎評伝―』(山と渓谷社)の共著者である鈴木遥さんは式典の中で、当時の市長・戸川貞雄らの尽力によって顕彰碑が平塚市の文化事業として1961年に建立されたと紹介。当初は平塚市ゆかりの曾我兄弟の碑を建てることが平塚市議会で立案されていたが、茅ヶ崎市の書物研究家・斉藤昌三(1887〜1961)が平塚に暮らし、スポーツ登山の振興に貢献した岡野を推薦したというエピソードなどが披露された。

チラシ

チャリコンで昭和の名曲 6月1日 平塚で

 国際ソロプチミスト平塚(原扶美子会長)主催のチャリティーコンサート「昭和100年の名曲」が6月1日(日)、ホテルサンライフガーデン5階江陽の間で開催される。午後2時開演(1時30分開場)。

 Tarn(サーカス叶高さん)とピアニストで作曲家の森丘ヒロキさんさんが出演し、『Mr・サマータイム』『天城越え』『真夏の果実』『シェルブールの雨傘』などの昭和の名曲の演奏を予定している。

 チケット代5000円。コンサートの収益は、平塚市社会福祉基金や地域活動支援センター「ひのき」などに寄付される。

 申し込み、問い合わせは実行委員長の小野さん【携帯電話】090・9368・8968。

決勝戦の様子。沢目選手のブロックが光った

伊藤・沢目ペアが優勝 ビーチバレー平塚大会

 「ジャパンビーチバレーボールツアー2025 第1戦 平塚大会 荒井商事杯」の決勝戦が4月29日、湘南ベルマーレひらつかビーチパークで開催され、同パークで練習を行っている伊藤桜選手と沢目繭選手ペアが優勝を飾った。

 国内の男女トップ選手が集う同ツアー。平塚大会は市内に本社を置く荒井商事株式会社(荒井亮三代表取締役社長)の協賛で、2016年から開催している。1戦目となる平塚大会には、16チームが出場した。

 決勝では、白幡亜美選手・福田鈴菜選手ペアと対戦。沢目選手のブロックが決まるなど、21対11で第1セットを先取するも、第2セットを逆転負け。ファイナルセットまでもつれ込み、15対7で伊藤選手・沢目選手ペアが接戦を制した。

 伊藤選手は「応援が力になる。ビーチバレーの魅力を伝えていきたい」とし、沢目選手も「まだ8戦あるので、応援に来て」と呼びかけた。

健康麻雀しよう

 健康マージャン大磯の見学・体験会が5月28日(水)、大磯町生涯学習館(高麗2の14の20)で開催される。午後1時〜4時。無料。

 町内で活動している団体の見学や体験ができる「OISOまなび体験会」の一環。

 26日(月)申し込み締め切り。

 問い合わせは町教育委員会生涯学習課【電話】0463・61・0255。

12人が立候補を表明 今夏参院選 本紙調べ

 任期満了(7月28日)に伴う夏の参議院選挙で、神奈川県選挙区(改選定数4)には本紙の調べでこれまでに現職3人、新人9人の12人が立候補の意向を示している。(5月9日起稿)

 自民党は2019年の前回改選時にトップ当選した島村大氏が23年に死去したことを受け、公募を実施。元神奈川県局長の脇雅昭氏(43)を選んだ。「県で働く中で国だからできることがあると感じた。行政のデジタル化を進めたい」と話す。

 立憲民主党の牧山弘惠氏(60)は07年に初当選し、4期目を目指す。「物価高から生活を守るための具体的な提案を行う。食料品に掛かる消費税をゼロに引き下げ、暫定税率の早期廃止でガソリン価格を25円引き下げる」と述べる。

 22年の合併選挙で欠員枠の5位で初当選し、任期が約3年だった立憲民主党の水野素子氏(55)は「物価高対策はもちろん、大学までの所得制限のない授業料無償化の推進など、未来を担う人材の育成や産業発展にも力を注ぎたい」と語る。

 13年に初当選し、現在、党女性局長を務め、3期目を目指す公明党の佐々木さやか氏(44)は「物価高克服のための減税や給付、中小企業支援などで給料アップ、全世代を守る社会保障の充実を求めていく」とコメントする。

 日本維新の会からは参議院議員秘書の千葉修平氏(52)が挑む。1999年から八王子市議を1期務め、03年から松沢成文氏の秘書を務める。「首相公選制の実現や飲食店の禁煙化などの受動喫煙対策を訴えていきたい」としている。

 共産党は党県委員会副委員長の浅賀由香氏(45)を擁立する。参院選に過去3回挑戦しており、「賃金の引き上げによる8時間働けば普通に暮らせる社会の実現や、大学をはじめとする高等教育の学費無償化を進めていきたい」と語る。

 国民民主党は元農林水産省官僚の籠島彰宏氏(36)を立てる。13年に農水省に入省し、20年から23年に経済協力開発機構へ出向していた。「日本を守るため、給料が上がる経済が必要。手取りを増やし、再び日本を強くしたい」と語る。

 れいわ新選組は元外務官僚の三好諒氏(39)を擁立する。21年に外務省を退職後、山本太郎参議院議員の秘書を務め、24年の衆院選では神奈川2区から立候補していた。「消費税廃止や社会保険料の減免などを訴えたい」と話す。

 社民党は元相模原市議の金子豊貴男氏(75)を立てる。1991年から2023年まで市議を8期務め、基地問題などに取り組んできた。「今の日本は平和を維持できるか、戦争国家に進むかの岐路に立たされている」と訴える。

 参政党は警備会社顧問の初鹿野裕樹氏(47)を立てる。警視庁に約23年間勤務し、24年衆院選で神奈川11区から出馬していた。「消費税や社会保険料を下げ、可処分所得を増やしたい。また、警察官など公安職の待遇改善を求めたい」という。

 日本改革党からはダンスインストラクターの畠山貴弘氏(45)が出馬意向。23年の南足柄市議選に立候補していた。「国民生活が苦しい中、消費税は5%にし、最終的には廃止。ガソリン暫定税率と再エネ賦課金の即刻廃止」と訴える。

 このほか1人が立候補の意向を示している。

踊る歌う ジャズフェス 5月18日 ひらしんホール

 第18回湘南ひらつかジャズフェスティバルが5月18日(日)、ひらしん平塚文化芸術ホール(見附町16の1)で開催される。午後1時15分開場、2時開演。入場無料。

 第1部に平塚ウィンドオーケストラとNKダンスラボラトリー、第2部にボーカルほか小編成の演奏、第3部にSHJF(湘南ひらつかジャズフェスティバル)ビッグバンドが出演予定。定員1100人。全席自由。

(問)公益財団法人平塚市まちづくり財団文化事業課【電話】0463・32・2237

中井町 防災を考える仲間募集 来年3月まで活動

 中井町は、防災訓練や行事に参加して、防災対策などの意見を出し合う「防災モニター」を募集している。任期は今年6月から来年3月。

 今年度の主な防災事業は、8月30日(土)に「防災のつどい」、11月16日(日)に「中井町総合防災訓練」、12月13日(土)と14日(日)には井ノ口小学校で指定避難所宿泊訓練などが予定されている。

 町は参加したモニターからの意見を今後の訓練などに生かしたい考えだ。

 応募資格は、町内在住または在勤の人で、年間の防災事業に意欲的に参加できる人。すべての事業に参加できなくても可。募集人数は7人程度。応募多数の場合は選考が行われ、結果は6月上旬に通知される。

 5月30日締切。住所、氏名、性別、年齢、職業、連絡先、応募理由を電話などで申し込む。

 問い合わせは町地域防災課【電話】0465・81・1110。

参加者募集 相模川をきれいにしよう 5月11日 柳島集合

 相模川河口で5月11日(日)に開催される相模川クリーンキャンペーンの参加者を募集中だ。午前9時から11時。

 桂川・相模川流域協議会と相模川湘南地域協議会が主催。海に漂流するプラスチックごみの削減を目指して河口のゴミを拾う。

 集合場所は、柳島下水処理場西側路上。湘南大橋茅ヶ崎側の「柳島」信号から側道に下り、湘南シーサイドゴルフ練習場入口を左折した場所。

 当日は、ごみ袋と軍手が支給される。砂浜で作業ができる服装。自家用車での参加希望者は事前に連絡が必要。また、は検温や連絡先等の記入に協力が求められる場合がある。雨天中止。

 問い合わせは神奈川県湘南地域県政総合センター環境保全課【電話】0463・22・2711。当日雨天の場合は担当者の峯谷さん【携帯電話】090・9340・6453。

ホーム浦和戦ではVARで取り消し幻のゴールもあった奥野選手が、東京ヴェルディ戦で決勝点を決めた(写真中央、別試合の写真)

ベルマガ通信 4月29日ホーム湘南0-0福岡5月3日アウェー湘南0-4G大阪5月7日ホーム湘南0-1広島5月11日アウェー湘南2-0V東京 ベルマーレは攻撃に課題GWをきっかけにできたか J1第13〜16節vs福岡、G大阪、広島、東京V

 「ゴールデンウイークに弱い湘南ベルマーレ」。そんな声をSNSで見かけ、調べてみました。コロナ禍以降のGW開催の試合では、2勝4分5敗。確かに分が悪い傾向にあるようです。今年はどうだったのでしょうか。

 アビスパ福岡戦では、約1年ぶりのホーム平塚でのスコアレスドローと悪くない結果に始まるも、続くアウェーのガンバ大阪戦では前半だけで4失点の完敗。我らが谷晃生選手(元ベルマーレ)のガンバ復帰戦に、町野修斗選手(元ベルマーレ)が前半だけで4得点の2023年をやり返されたような試合。

 ホームのサンフレッチェ広島戦は、移籍した田中聡選手の凱旋試合でしたが、序盤のPK失点、田中聡選手も目立つことなく、湘南自体も低調なまま終わりました。

 勝利なしで終わりそうなGW、直近6試合で1得点と攻撃力に大問題が起きており、GWに弱い湘南という印象を強めてしまいそうな状態で、アウェー東京ヴェルディ戦を迎えました。

 前半はヴェルディのペースとなるも、ゼロゼロで後半を迎え、湘南が主導権を握ります。セットプレーでの得点をあまり見かけない近年の湘南ですが、コーナーキックから奥野耕平選手がJ1初得点。「ゴールは一生に一度かもしれない」と奥野選手が笑ったJ1出場124試合目の初得点は、フィールドプレーヤーとしては記録的です。

 さらにアディショナルタイムには、ルイス・フィリッピ選手が湘南でのJ1初得点も記録。4月6日の名古屋グランパス戦以来の複数得点の勝利で、GWを締めくくりました。(ベルマガ編集長 有坂玲)