平塚犯罪被害者支援ネットワークの3代目会長に5月16日に就任した 井出 真太郎さん 平塚市松風町在住 40歳
市民と専門家の架け橋に
○…犯罪被害者とその家族、遺族の尊厳や権利が守られる社会の実現を目指し活動している平塚被害者支援ネットワーク。設立25年の節目に3代目の会長に就任した。「相談場所があることを被害者にしっかり周知し、専門家との架け橋になることが役割」と力を込める。今年は、平塚市が「平塚市犯罪被害者支援条例」が制定したこともあり、「今後の活動の一層の推進が期待されている」と語る。
○…平塚市で生まれ育った。父親と同じ理容師を目指し、技術と語学習得のために23歳から27歳までイギリスへ留学。「日本と髪質の違う海外のお客様にも対応できるようになった」と手応えをつかみ帰国した。30歳で理美容室の経営やヘアスタイリスト養成校を運営する(株)玄の代表取締役社長に就任。顧客だけでなく従業員の満足度を向上されること、日本の技術や文化を学びに来た海外の学生を受け入れることにも力を入れている。
○…2023年からは、県警の業務運営に市民の声を反映させるために様々な職種が集まり意見を交わす「神奈川県平塚警察署協議会」の会長も務めている。「市民と平塚警察署の橋渡しとしての役割を担いたい」といい、八幡交番が廃止された際は、移動式交番に重点的に回ってもらえるように掛け合った。
○…平塚被害者支援ネットワークの会長を引き受けたきっかけは、平塚警察署少年補導員をしている父親の背中を見てきたことが大きい。「地域をつくるのは人だということを感じるし、留学したことで、自分が地元が大好きだということが分かった」と話す。誰一人取り残さないため、「被害者が一人で抱え込むことがないよう、気軽に相談できる体制を築きたい」と今後の展望を語った。
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