さがみはら緑区版【7月17日(木)号】

デジタルスタンプラリー 緑区の魅力 広く発信 機能追加で間口広がる

 地域の魅力を広く知ってもらうため、緑区が企画するデジタルスタンプラリー「魔法使いミウル〜ミウルの森が霧に覆われた!?」が10月15日(水)まで開催されている。緑区誕生15周年を記念するイベントの一つで、今回からGPSとAR機能を追加。バージョンアップしたスタンプラリーを楽しむことができる。

 区が企画するデジタルスタンプラリーは4回目となる。今回の設定は、緑区のイメージキャラクター「ミウル」の森が霧に覆われてしまい、霧を取り払うために魔法の石を持ったARこびとを探しに行くというもの。緑区内のスポット15カ所のほかに中央区、南区を含んだ限定スポットが数カ所設定され、巡ったスポットのポイントに応じてプレゼントに応募できる。

 GPSとAR機能を追加したことで、これまで使用してきた二次元コードを設置する必要が無くなり、スポット数をより増やすことが可能になった。さらに、緑区の魅力を中央区、南区の人にも知ってもらいたいと、気軽にスタンプラリーに参加できるように緑区以外の場所を限定スポットとして設定。参加者の間口を広げた。区地域振興課の担当者は「市内には橋本が中央区だと思っている人もいたり、南区の人にとって緑区は生活圏ではないため、来る機会がなかなかない。デジタルスタンプラリーがきっかけとなり緑区以外の人にも広く知ってもらえたら」と期待する。

参加はサイトから

 デジタルスタンプラリーへの参加は、緑区特設サイト「すもうよ緑区(https://midori.city.sagamihara.kanagawa.jp/)」などからイベント登録ページにアクセス。ニックネームと4桁のパスワードを設定すると登録完了。その後、各スポットへ行き、そこにいるARこびとと一緒に写真を撮るとスタンプをゲットできる。アンケートに回答すると、抽選でポイント数に応じたプレゼントが当たる。

 プレゼントの応募締め切りは10月16日(木)の正午。当選者の発表は11月中旬頃の予定。また、1カ所でもスポットを巡った参加者には、ミウルから参加賞のプレゼントもある。同課では「知らないスポットや行ったことのない場所に足を運ぶきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛ける。

 デジタルスタンプラリーの詳細は、特設ウェブページ「デジタルスタンプラリー2025魔法使いミウル」で確認できる。問い合わせは同課【電話】042・775・8801。

笑顔のYAMASEMI VICTORIESメンバー

小学生バレー(混合の部) ヤマセミが全国大会へ 発足10年、初の県代表に

 今年で発足10周年を迎え、津久井地区を拠点に活動する小学生バレーボールチーム・YAMASEMI VICTORIESが6月22日・29日に行われた「第45回全日本バレーボール小学生大会神奈川県大会」混合の部で準優勝し、8月に開催される全国大会への出場を決めた。夢の最高峰の大会で頂点を目指す。

 5月に開かれた地区予選を勝ち抜き、県大会に臨んだ同チーム。初戦の横須賀ファイターズを相手に2―0と快勝するも、2回戦のALBIREO Jr戦では第1セットを先取される厳しい展開に。何とか2セット目を奪取し、最終セットを15対11で競り勝った。山本浩史監督は「油断もあったのかもしれない。始めは集中力が欠けていたが、2セット目からは何とか集中を高められたので、勝つことができたと思う」と分析する。

チャレンジ精神で

 準決勝の相手は、強豪の湘南ドリーム。監督同士が知り合いで、何度も練習試合を行う、つながりの深いチームだ。今大会の開催地の一つである神奈川県は上位2チームが全国への切符を手にする。「あと1回勝てれば夢の全国」。その思いを胸にメンバー全員が心を一つにして戦った。「相手は王者、こっちはチャレンジャー。ミスしても失うものはない、当たって砕けろと呼び掛けました」と山本監督。

 1セット目を先制されたが気持ちで負けなかった同チーム。2セット目を21対15で奪い返すと、そのまま波に乗り、最終セットを15対10で逆転勝ちした。その瞬間、選手も監督も応援団も歓喜に沸いた。決勝の港南台ジュニアには2―0で敗れたが、その悔しさをバネに大舞台での飛躍を誓う。

 チームキャプテンの岩田汐里さん(内郷小6年)は「県大会では、絶対勝つ、ボールを落とさない気持ちを意識した。全国もオールヤマセミで勝ちにいく」と気合十分。ゲームキャプテンの渡辺朝陽さん(同)は「県ではガチガチに緊張したけれど『諦めるな』と声を出した。全国では暴れたい。優勝を目指す」と力強い。山本監督は「試合ごとに選手たちが強くなっていくのを感じた。夢の舞台でもチャレンジャーの気持ちで攻めてほしい」と語った。

 全国大会は8月4日(月)に開会する。同大会には市内から男子の部に北相ボーイズ(南区)、女子の部に北相チェリッシュ(同)が出場を決めている。

相模原市青年工業経営研究会(青工研)の会長に就任した 丹羽 勇介さん 南区在住 47歳

向き合い互いに成長を

 ○…市内の工業系企業の若手経営者らによって構成される「青工研」。46代目会長として、成果につながるかじ取りを任せられている。「建設業の経営者が会長になるのは今回が初と聞き、身の引き締まる思いです」と緊張感をあらわにする。「自分自身の成長が会社の成長に繋がる。会員にとって、人としても会社としても成長できるような会にしていきたい」

 ○…中央区上溝出身。父親の建設会社での勤務を通じてエクステリアの知識や技術を深め30歳で独立。きっかけは、会社の改善点を話していた時に「それなら自分でやれば」と周囲から背中を押されたこと。6年前に法人化。同時期に青工研に入会した。中心的な取り組みである、会員が担当役員らに自身の事業計画をプレゼンし、それを評価される「ブロック会」について、当初は他人の指摘にカッとしたが、その後は負けず嫌いな性格からより熱量を持って取り組むように。「学んだことを生かしていったら会社が大きくなった」と、感謝している。

 ○…家族は妻と愛犬1匹。犬は1人暮らしの頃からの相棒だが、「自分が帰ってきても喜ばない。奥さんにしか懐かない」と苦笑い。地元への愛着が強く、上溝の焼きそば屋「かみ家」には中学時代から足しげく通っているという。「今でも大好き。ずっと変わらず美味しくて、やみつきです」

 ○…改めて青工研について「人と向き合ってお互いに成長していきたい。いろいろな経営者と話すと今の自分が見えてくる」と考える。今年度のスローガンは「型にはまるな」。新しい考えを持たなければこれからの経営は難しいという思いを込めた。他団体やOBと積極的に交流し、境界を越えて互いの技術を磨き合っていく。

園児の前で踊るプロのバレリーナ

アトリエヨシノ 幼児が本物のバレエを体感 幼稚園で出張公演

 認定こども園つくしの幼稚園(南区新磯野)で7月9日、プロのバレエダンサーらによる幼児向けの出張公演が行われた。

 この出張公演は、バレエを中心としたレンタル衣装を手掛ける株式会社アトリエヨシノ(与瀬)が企画。同社では、バレエの裾野を広げるために小学校などへの出張公演事業を行っており、それを知った同園が「本物のバレエを自分の目で見ることで、子どもたちに臨場感や雰囲気を実際に感じてほしい」と依頼した。

 当日は同社の専属ダンサー2人と事業への思いに賛同したプロダンサー4人が幼児の前でバレエダンスを披露した。ダンスの合間にはポジションやマイムの解説、クイズなどを織り交ぜて進行。子どもたちは、きれいな衣装に身を包むダンサーの演技を食い入るように見つめていた。公演を見た幼児は「(くるみ割り人形の)兵隊とねずみが戦うシーンが楽しかった」「衣装がかわいかった」などと笑顔を見せた。

 川崎永園長は「素晴らしいステージだった。子どもにも丁寧に解説してくれたので、とても分かりやすかった。バレエを見るのが初めての子も多かったが良い経験になったと思う」と公演を振り返った。

 同社の吉野勝恵社長は「素敵な衣装を着用したプロバレリーナの表情、音楽に合わせた手足の動きの美しさは幼児から大人まで同じ感動を得ることができる。幼少の頃からのたくさんの感動は宝物になり、心豊かな成長には欠かせない。これからも多くの子どもたちに体感の機会を提供していきたい」と意欲を示した。

制作中の作品『魔の山』の前で話す上條さん。「相模原には市立美術館がないのが残念ですね。アートは子どもを笑顔にする力、平和や命の大切さを訴える力もあるんです」

戦地への思い、作品で表現 PHAP(パレスチナのハートアートプロジェクト)代表 上條陽子さん

 戦禍を憂い、一刻も早い終戦を願いながら『魔の山』を制作する、現代美術家の上條陽子さん(88・南区在住)。パレスチナ支援の画家と呼ばれる彼女の思いとは―。

 上條さんは1937年横浜生まれ。41歳で発表した作品『玄黄』で女性初の安井賞を受賞。50歳で大病を患い2度の開頭手術を経験。生死をさまよった先に見たのは「生命」への思いだった。

屋根のない刑務所

 上條さんが「屋根のない刑務所」とも称されるパレスチナ自治区・ガザを初めて訪れたのは99年。知人に誘われ、現地で開かれたグループ展へ参加したのがきっかけだった。高い壁に囲まれた地で多くの人が過酷な生活を強いられる姿に衝撃を受け、帰国後、仲間とPHAP(パレスチナのハート アートプロジェクト)を立ち上げた。以降、20年以上にわたり、絵画指導などの支援活動を続けている。

 2019年にはガザの画家3人の来日を実現、巡回展も成功させた。その後、21年に予定していた訪問がコロナ禍で延期に。コロナが明けたら現地を訪れるつもりでいたが、23年10月のイスラエル軍による侵攻で、ガザの状況は激変。戦況は悪化の一途を辿り、訪問できる見通しがつかない。今年1月に停戦合意が報じられたが、以降もイスラエル軍によるガザへの激しい攻撃は続き、ガザ地区の死者は5万7000人を超えている。「私ももう年だからこの先行けるかどうか」。苦悶の表情を見せる。

 戦乱の中、SNSなどで現地の画家たちと連絡を取り合い、日本でガザの子どもや画家たちの作品展を開く度に、現地の「今」を発信し続ける上條さん。今年1月には19年に来日した画家たちから「生活費を工面するために日本にある作品を売りたい」と相談があり、PHAPで要望をかなえた。上條さんは「戦争は犯罪」と語気を荒げ、「お互い仲良く、前よりいい方向に進んでほしい」と力を込めた。

8歳で空襲を経験

 上條さん自身も8歳の時に、空襲を体験。今もその様子は鮮明に脳裏に焼き付いている。「サイレンが鳴り響いて、B29の焼夷弾が家に4つ落ちた。怖かった」。戦後、自分の中で忘れかけていた記憶。その断片がパレスチナと携わることで再び呼び起こされた。「自分の戦争体験と重なることがある。まさかこんな時代が来るとは」。沈痛な面持ちで語る。

 現在制作中の作品『魔の山』はトーマス・マンの小説から発想を得た。「山には魔物が住んでいる」。キャンバスには実際に現地で出会った子どもたちの顔と黒く渦巻く山。「みんなのことを思いながら、子どもたちが魔物に食い殺されないよう願いを込めています」

戦争のない世界

 「現地の人は『戦争はもうたくさん。子どもが元気に学校へ行き、帰ってきてくれることだけが願い』だと言っています。日本の若い子は『戦争の怖さ』を知らない。それが怖い。戦争をゲームのように思っていないか。若い子たちはどう考えているのか。もっと世の中に関心を持って自分なりに『戦争のない世界』を考えてほしい」と切実な思いを訴えた。

(7月14日起稿)
現在、SC相模原がホームスタジアムとしている相模原ギオンスタジアム(南区下溝)

「海老名にスタジアム」波紋広がる SC相模原 Jリーグに計画を提出

 サッカーJ3・SC相模原が海老名市内に新スタジアムを整備する計画を発表したことについて、相模原市内では波紋が広がっている。7月2日に行われた本村賢太郎市長の定例記者会見では、市内外のメディアから市の対応やシティプロモーションへの影響を指摘する声が相次いだ。「相模原にプロチームを」という市民の声によって誕生したクラブの本拠地移転をめぐり、今後の動向が注視されている。

 SC相模原は2021年シーズンに、リーグの基準を満たすスタジアム整備の具体的な計画を提出することを条件にJ2ライセンスを取得した。クラブが現在ホームスタジアムとしている相模原ギオンスタジアム(南区下溝)の入場可能数は6259人で、J2の試合を開催可能な基準(入場可能数1万人以上)を満たしていない。

 クラブはこれまで、JR相模原駅北口の相模総合補給廠一部返還地を活用した多機能複合型スタジアムの整備を目指していた。21年には相模原市をホームタウンとする他の3つのスポーツチームと共に約10万4千筆の署名と要望書を本村賢太郎市長に提出。昨年11月には他チームと連名で同地区の土地利用計画に関する民間意見募集に提案書を提出した。

 しかし今年5月に相模原市が発表した同地区土地利用計画骨子にはスタジアム整備が含まれなかった。市は、民間募集で提出されたスタジアム建設に関する4件の提案は、いずれも市が条件としていた「民設民営」の条件を満たしていなかったとしている。

 リーグへの計画提出期限が6月末に迫る中、クラブはホームタウンである相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町の中で新たな候補地を模索。海老名市内に整備計画として提出できる場所が見つかったため、同市への打診を経て6月30日、計画提出に至ったという。

J1基準のスタジアム

 提出された計画は、J1基準の1万5000人を収容可能な多目的スタジアムを整備するというもの。具体的な場所は明かされていないが、クラブの担当者は「条件を満たすスタジアムを整備することが大前提だが、クラブの経営理念『地元の未来に必要なものをつくる』のもと、人が集まりシビックプライドの根源になるような場所を作りたいという意思はある」と話している。

 SC相模原の西谷義久社長は「海老名市は近年高い人口増加を示しており、首都圏において最も注目される街の一つ。この計画の推進を通じて、海老名市のスポーツ・文化の発展やシティブランドの向上に貢献していきたい」とコメント。

 海老名市の内野優市長は「ホームタウンでもある本市の発展性などを高く評価した上で、数ある都市の中から選定いただいたことに感謝。市民の理解を得ながら気運の醸成を図り、官民連携手法によりそれぞれの役割分担のもと、本市としてもできることは協力していく」としている。

本村市長「残念」

 相模原市の本村市長は7月2日の定例記者会見で、「創設時から密接に関わってきた中で市外での計画が出されたことは率直に残念に思う」と切り出したが、「海老名へ移転しても、市は今後もクラブを支え応援し続ける」と考えを示した。これまで市がクラブに寄り添いさまざまな対応を行ってきたとしつつも、「もっと寄り添って、半年前とか1年前から私たちからも話をするべきだったのかもしれない」と反省も口にした。その上で、市は複数の代替地を提示していたこと、既存スタジアムの改修も選択肢として提示していたことを明かし、「クラブが駅に近い立地を最優先とし、これらの提案に関心を示さなかったと認識している」と話した。本村市長に話が伝えられたのは、30日の午後5時9分だという。

ライセンス可否9月に

 クラブの担当者によると、今後スタジアム整備を共同で進めていく事業者や事業スキーム、具体的な構想はまだ決まっていないという。相模原市の他のホームタウンチームとの連携については「今後一緒に何かを進めていく可能性は考えられると思うが、今の段階では決まっていない」とし、「相模原」を冠するクラブ名の変更についても「まだその検討の段階にない」としている。

 リーグによる審査を経て、J2ライセンス交付の可否は9月に発表される見込み。交付された場合、リーグから計画の実現に向けた具体的な条件などが提示され、それを踏まえて共同で実施する事業者や資金調達、スキームなどの準備を年単位で進めていくことになるという。

* * *

 SC相模原は元サッカー日本代表の望月重良さんが2008年に神奈川県社会人リーグ3部のクラブとして創設した。14年にJリーグに参入し、23年に(株)ディー・エヌ・エーの連結子会社となった。

各自治会自慢の山車が競演

必見、お囃子の叩き合い 7月26・27日 つくい中野夏祭り

 つくい中野夏祭りが7月26日(土)、27日(日)に中野商店街通りを中心に開催される。

 重さ1tを超える大御輿の渡御と各自治会が誇る6台の山車が競演する中野地区の一大イベント。実行委員会では「夕刻には幻想的な提灯の明かりのもと、6台の山車による壮大なお囃子の叩き合いは必見です」と話す。御輿渡御は26日の午後3時から、山車運行は27日の午後3時から。

 問い合わせは実行委員会【携帯電話】080・1896・7580。

記念撮影に応じる同社スタッフ。前列中央で上場通知書を持つのが樋口社長。静岡県浜松市出身の樋口社長は大学卒業後、証券会社に勤務したのち、起業した

南区相模大野システム開発 樋口総合研究所が上場 市内7社目 東京PM

 南区相模大野のシステム開発「株式会社樋口総合研究所」(樋口総研)が7月4日、上場した。上場は市内企業で7社目。当日、東京証券取引所(東京都)で記念のセレモニーが開かれ、社員をはじめ関係者およそ50人が喜びを分かち合った。樋口陽平代表取締役社長(46)は「自分たちは相模原に育ててもらった。今後も地域への感謝を忘れず、持続的な成長を目指していきたい」と話した。

2010年設立

 上場市場は、プロ投資家向けとされる「東京プロマーケット」(東京PM)。樋口社長は「自社株の売出しを最小限にとどめながら、公開企業としての責任を果たせる」と考え選択したという。

 同社は2010年設立。本社を相模大野と渋谷区に構える。通信やソフト会社を主な取引先としシステムの開発、運用、保守、ITインフラの構築、プロジェクト管理などの事業を展開している。社員は210人。

6年前から着手

 樋口社長が「上場」を意識し始めたのは、今から6年前。当時、公益社団法人相模原青年会議所に在籍していた際、何代にもわたり続く企業の代表者たちと交流する中で、その成功哲学を自社の成長につなげていた。その一方で、起業家の集まりにも積極的に参加し、創業経営者たちから刺激を受けていくうちに、世界に影響を与える「パブリック企業」(株式を公開している企業)を目指す思いも次第に強まっていったという。

海外展開も視野

 セレモニーを終えた樋口社長は「途中、諦めかけたこともあったが、こうしてこの日を迎えられて良かった。もちろん私も嬉しいが、周りの人たちも喜んでくれているのがもっと嬉しい」と述べ、「今後はこの価値を発信し、採用競争に勝ち、相模大野、東京だけではなく日本、海外と拡大していきたい」と話した。

 市内の株式上場企業はアイダエンジニアリング(株)(緑区)、(株)昭和真空(中央区)、ブックオフグループホールディングス(株)(南区)、(株)オハラ(中央区)、(株)東京衡機(南区)、(株)サーティーフォー(緑区)がある。

けんぶんの夏休み 親子で楽しめる文化講座

 南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センター(けんぶん)で親子で夏休みに親子で楽しめる文化講座が開催される。同センターでは現在、参加者を募集している。

カブトムシを知る

 7月24日(木)に行われるのはカブトムシをテーマとしたもので、講師は緑区在住で「昆虫文化を子供たちに伝える会」の代表を務める三宅潔さん(元埼玉大大学院教授)=下写真。カブトムシの捕まえ方や育て方、昆虫を知ることの楽しさなど、三宅さんがスライドを使いながらわかりやすく紹介する予定。時間は午後1時30分から3時まで。

バルーンを作る

 8月7日(木)に行われるのは、風船をひねって組み合わせ色々なものを作っていく「バルーンアート」。講師は南区在住でバルーンパフォーマーの竹田望稔さん=上写真(本人提供)。竹田さんの指導のもと、自分だけのバルーンを創作する。持ち帰りOK。午前10時から11時30分まで。

参加費500円

 いずれも参加費500円。未就学児は無料だが保護者の同伴が必要。各回定員20人。申し込みは同センター【電話】042・747・3776。

明治維新以来の蚕を知る 7月27日 ユニコムプラザ

 「わがカイコ録! お蚕と共に89年!」と題した講演が7月27日(日)、ユニコムプラザさがみはら(小田急線相模大野駅前・ボーノ相模大野3階)で開催される。主催は相武歴史研究会。

 明治維新以来の養蚕について解説。講師は横浜にあるシルク博物館元館長の小泉勝夫さんが務める。

 時間は午後1時30分から。参加費500円。先着50人。申し込みは山田真也さん【携帯電話】090・4709・5585。

作成に携わった土屋さん

簡単野菜レシピを冊子に 市と3団体が連携

 相模原市はこのほど、味の素株式会社、ノジマステラ神奈川相模原、株式会社三和と連携し、手軽で健康的な野菜料理のレシピブックを作成した。

 食に関心を持ち健康的な食生活を送ることを目指した「食育」に関する取り組みの一つ。冊子にはノジマステラの選手が登場し、手軽に野菜を摂取できる「レンチンレシピ」を紹介している。メニューは「鶏ひき肉とキャベツのガリバタレンジ煮」など、簡単に作れて栄養価の高いものが中心。選手による試食コメントも添えられている。

 冊子の一部を監修した市健康増進課の土屋佳澄さんは「暑い季節は火を使って調理するのが億劫になるので、電子レンジだけで調理できるレシピを集めました」と話す。

 7月下旬までスーパーマーケット「三和」「フードワン」の全76店舗と市内の公民館などで入手可能。市HPからも閲覧できる。問い合わせは同課【電話】042・769・8274。

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共に助け合い

 社会福祉法人相模福祉村(中央区田名)による「第33回おらが村文化祭」が6月21日、市民会館で行われた。

 年に一度の施設利用者らの発表の機会として長年親しまれている。今年は「愛、燦燦と」をテーマに、保育園児によるダンス、障がい者支援施設利用者の演劇、そして地域文化団体による舞踊などが披露された。あいさつに立った赤間源太郎理事長=写真=は「共に助け合い支え合い、今日このひと時もそしてこれからも『相模福祉村がそばにいて良かった』と思ってもらえる組織にしていきたい」と述べた。

入場無料 大人気番組『シナぷしゅ』のイベントが相模原市で開催 7月21日、親子で楽しめる参加型ショー

 相模原市の住宅展示場「レジデンスサイト横浜町田」(南区上鶴間本町9-50)で7月21日(月)(祝)、テレビ東京系列で放送中の0〜2歳児向け番組『シナぷしゅ』の参加型イベント「シナぷしゅショー〜ぷしゅぷしゅと遊ぼう!」が開催される。

 人気キャラクターの「ぷしゅぷしゅ」と「にゅう」が登場し、テレビ番組の世界観そのままに、親子で一緒に歌やダンス、手遊びを楽しめる。ショーの終了後には各回先着30組限定で握手撮影会も実施される(撮影会の整理券は当日午前10時30分より会場で配布)。

 『シナぷしゅ』は2020年にテレビ東京が立ち上げた日本初の0〜2歳児向け地上波番組で、赤ちゃんの「はじめてのテレビ体験」をコンセプトに、ゆったりとしたテンポと温かい世界観が支持されている。

 イベントは2回公演で、第1回が午前11時30分から、第2回が午後3時から。雨天の場合内容の一部変更または中止の可能性あり。会場内が混雑した際は入場制限を行う場合あり。

 詳しくは同展示場【電話】042-705-6388(午前10時から午後6時まで)。

元気にボールを追う園児たち=6月24日

笑顔で ボール追いかけ 相模野幼でサッカー教室

 二本松の認定こども園相模野幼稚園で6月11日と24日の2日間、SC相模原アカデミーによるサッカー教室が行われ、園児たちが元気にグラウンドを駆け回った。

 地元のサッカークラブ・SC相模原が運営する同アカデミーは、ホームタウンの子どもたちを対象に教室を実施するなど、「相模原から世界をリードする人材の育成」を目指し、日々挑戦を重ねている。今までは小学生以上が主な対象だったが、今年度からは幼稚園や保育園の子どもたちまで幅を広げた。

 スクールマネージャーの田中智則さんは「サッカーを通じて体力づくりをするとともに、ルールを守る、人の話を聞くなどのライフスキルの向上にもつなげることができれば。今年度から徐々に活動を広げていく予定です」と述べた。

 子どもたちは3人のコーチの指導を受けながら、サッカーボールを使った体操や運動、ドリブル、チームに分かれて試合形式でゴールを目指すゲームなどを楽しんだ。園児からは「楽しかった。お家でもしたい」「いっぱい走って汗かいた」「サッカー好きになった」などの声があがっていた。

 角田徳久園長は「園児たちがコーチと一緒に活動し、期待していた身体を動かす楽しさを学ぶことができたと思う。実施して良かった」と振り返った。

特設ホームページよりキャンペーンロゴ

相模原市、ポイント還元キャンペーンを早期終了 7月18日(金)午後11時59分まで

 相模原市が実施しているスマートフォン決済を活用したポイント還元キャンペーン「“さがみはら”のお店を応援! 最大20%戻ってくるキャンペーン2025」が、当初予定していた7月31日(木)よりも早く、7月18日(金)午後11時59分で終了することが発表された。

好評につき予算上限に

 物価高騰の影響を受ける市内事業者と市民を支援するため実施されてきたが、好評につきポイント還元額が予算上限に達する見込みとなったため早期終了が決定された。

 このキャンペーンでは、期間中に対象の市内店舗でau PAY、d払い、PayPay、楽天ペイのいずれかのキャッシュレス決済を利用すると、決済金額の最大20%がポイントとして還元される。ポイント付与の上限は、1回の決済につき1,000ポイント、キャンペーン期間中を通じて各キャッシュレス決済ごとに2,500ポイントと設定されていた。

 キャンペーンの詳細については、特設ホームページ(下記にリンクあり)で確認できる。問い合わせはキャンペーン事務局【フリーダイヤル】0120-925-234。

ステージ上で女性活躍推進を宣言する本村市長

相模原市 女性が活躍する社会へ 機運醸成へ市長が宣言

 相模原市は、女性活躍推進の機運を高めるため7月8日、「女性活躍推進さがみはらAction2025宣言」を行った。

 同宣言は、性別に関わらず誰もが個性と能力を発揮するため、さまざまな分野において女性の活躍を推進するというもの。この日、市男女共同参画推進センター(ソレイユさがみ)で開催された記念シンポジウムの中で本村賢太郎市長が宣言した。本村市長は「相模原は次の世代へシビックプライドを醸成し、未来に向かって頑張れる社会をつくっていきたい」と思いを述べ、「女性活躍、男女共同参画の視点を持って行動することが大事」と強調した。

 シンポジウムでは一般社団法人日本ワーク&ライフエンゲイジメント協会代表理事の高野美代恵さんによる基調講演や、実際に女性の活躍を推進している市内企業が事例を紹介した。若手世代による仕事と家庭のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)についてのパネルディスカッションも行われ、参加者はそれぞれメモを取るなど、新たな気付きを得ていた。

威勢よく施設を回るお御輿

夏祭りで多世代交流 相模湖みどりの丘

 特別養護老人ホームの相模湖みどりの丘(寸沢嵐)で7月10日、入居者と学生らが交流する夏祭りが行われた。

 同施設は要介護3以上の高齢者が入居している。入居者に季節を感じてもらいたいと、当日は流しそうめん、射的、ヨーヨー釣りなどのアトラクションを企画。じゃがバター、かき氷、アイスクリームなどの飲食ブースも設置され、入居者は笑顔でイベントを楽しんでいた。

 さらに、帝京大学八王子キャンパスの介護等体験の学生、津久井高校の介護実習の生徒も参加し、企画を盛り上げた。お手製のお御輿を学生が威勢よく担いで施設を回ると、リズムに合わせて手を叩く入居者の姿も見受けられた。

 イベントを終え曽根浩次施設長は「学生さんの若いエネルギーを入居者さんも感じ取って普段よりも笑顔が多かった。入居者も職員も楽しめるイベントだった」と振り返った。