茅ヶ崎・寒川版【8月8日(金)号】
市役所前に設置された「暑さ指数」表示板

熱中症対策 あの手この手 児童の声で注意喚起

 今年も猛暑が続くなか茅ヶ崎市消防署は、茅ヶ崎市と寒川町の小学生と連携し、消防車等が巡回する際に熱中症対策を呼びかける音声広報を開始した。また「暑さ指数」の表示板の設置も昨年に続き行われている。

 市消防によると、今年5月1日から7月30日までの熱中症患者の搬送数は120件、うち在宅時は52件(昨年の同時期は125件・在宅時44件)。依然として高い水準で推移しており担当者は「元気な高齢者が、外出先で具合を悪くすることが多い」という。

車両から呼び掛け

 そこで消防は、初の試みとして小学生の録音音声で熱中症予防を呼びかける消防・救急車両の巡回広報を8月1日から開始した。

 校長会と教育委員会に打診し、有志小学生(市18人・町9人)が録音。児童の声が消防車から流れることで注目を集め予防意識向上につなげるとともに、児童にとっても体験を通じ意識や責任感が育まれることに期待を寄せる。9月30日まで。

「暑さ」指数で表示

 茅ヶ崎市は昨年に引き続き、「暑さ指数」の表示板を市役所本庁舎前に設置した。

 これは人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、【1】湿度【2】日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境【3】気温-をもとにした暑さ指数(WBGT=Wet Bulb Globe Temperatureの略)がリアルタイムで表示されるもの。

 市環境政策課の担当者は「指数が高い日は、熱中症対策を適切にとってほしい」と呼び掛けている。稼働時間は午前7時から午後7時まで。測定は終日行う。天候等により一時的に撤去する場合もあるという。

群馬県の官衙遺跡の模型(上)と下寺尾官衙遺跡群で出土した馬の下顎骨=いずれも提供

茅ヶ崎市博物館 古代高座の実像に迫る 10月13日まで特別展

 茅ヶ崎市博物館で特別展「古代高座(たかくら)〜1300年の眠りからの目醒め〜」が開幕した。同市と神奈川県教育委員会との共催で、会期は10月13日(月・祝)まで。県内外の貴重な資料が展示され、茅ヶ崎市北西部と寒川町にまたがる遺跡で構成される下寺尾官衙遺跡群の実像に迫る内容となっている。

 同展は下寺尾官衙遺跡群の国史跡指定と本村居村遺跡出土木簡の市重要文化財指定10周年を記念して企画されたもの。

 今から約1300年前、茅ヶ崎から相模原にかけての相模川左岸一帯は、相模国の高座郡という一つの地域だった。

 その中心となる役所や寺院の跡が発見されているのが、下寺尾官衙遺跡群。今回の特別展では、当時どのような建物が建っていたかをイメージできるように、群馬県の官衙遺跡の復元模型の実物を展示しているほか、各地の官衙遺跡の想定図・復元建物などの画像を懸垂幕として掲出している。

 また同遺跡の出土品をはじめ、古代・高座郡の範囲で発見された出土品など、県内外の指定文化財全358点を展示。次第に明らかになりつつある古代高座の実態が紹介されている。

関連イベントも

 関連イベントとして、学芸員による展示解説「ギャラリートーク」が8月30日(土)と9月28日(日)に開催される。両日とも午前11時からと午後2時から。申し込みは不要。

 また、「発掘担当者とめぐる!下寺尾の古代遺跡」が10月5日(日)に実施される。午前9時から正午で、定員は20人(抽選)。申し込み締切は9月22日(月)。

 期間中の展示時間は午前9時から午後5時(最終入館4時30分)まで。月曜日休館で月曜日が祝日の場合は翌平日。観覧は無料。

 詳細は同館【電話】0467・81・5607へ。

8月31日まで、サザンビーチちがさき海水浴場の監視長を務める 甚内 優那さん 東海大学3年生 20歳

対話重ね安心な海に

 ○…この夏、サザンビーチちがさき海水浴場の監視長を務めている。同ビーチには消波ブロックや堤防など人工物も多く死角への注意は怠らない。また近年多いカツオノエボシやエイに刺される被害へのケアも。「子連れや子どもだけの来場者も多いのでしっかり目配りし、安心して遊べるようにしたい」

 ○…栃木県那須塩原で生まれ育った。友人に誘われ4歳から競泳を始めた。自由形の選手として活躍し、関東大会に何度も出場。中高ではタイムが伸びず悩んだこともあったというが「やるからには、とことんやるタイプ」と打ち込んだ。高校卒業で一旦区切りをつけ、東海大入学後は「泳力を生かせて、人のためにもなる」と、ライフセービングクラブの門を叩いた。約50人が所属する同部でこの夏、平塚や大磯、湯河原の海水浴場の監視を担う中から、「女子の競技レベルが高い茅ヶ崎」を選んだ。「技術を盗めるしやりたいことを存分にできる」

 ○…昨年の全日本ライフセービング選手権では、茅ヶ崎ライフセービングクラブの一員として出場し、ブイを回る速さを競うボードレースで6位に入るなどチームの総合3位に貢献した。「景色の変わらないプールでの競泳と違い、天候や風、潮の流れでも速度が変わる。『海なし県』で育ったから楽しくて」とにこり。今年の目標を「インカレの海の競技全てでメダル奪取」と意気込む。

 ○…監視長となり「ほとんどが下級生で引っ張る立場となり、不安な気持ちもある」という。だからこそ監視員同士だけでなく、他クラブとの練習の際も全員に声を掛けるなど、コミュニケーションに重きを置く。「関係を深めて来てよかったと思ってもらえる海水浴場に」

揚げパンに砂糖をまぶす様子

小学生が給食作り体験 食への意識向上目指す

 寒川学校給食センターで7月25日、児童生徒向け調理体験イベント「学校給食センターに入ろう〜揚げパン・釜混ぜ体験〜」が開催された。

 これは普段給食を作っているセンターに児童を招待し、実際に調理を体験してもらうことで、「食に対する意識の向上や地場産物の活用への理解を促進したい」と企画されたもの。

 当日は小学生約60人が参加し、センターの見学のほか、揚げパンに砂糖をまぶしたり、スープなどを作る大きな釜を混ぜたりする体験を行った。参加した児童らは「楽しい」「釜が大きくてすごい」と終始興奮した様子で取り組んだ。また、自分たちで作った揚げパンや寒川産の野菜を使用したスープの試食も行われ、「すごくおいしい」と笑顔を見せていた。同センター所長の中嶋裕子さんは「こうした経験が、少しでも子どもたちの食育につながれば」と話している。

高校生から送られた感想文を手にする箕輪さん

横浜大空襲の惨禍を目撃 茅ヶ崎市東海岸南 箕輪一郎さん(92)

 今年は終戦から80年の節目。タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室では地域に住む人たちの戦争体験や戦禍を語り継ぐ活動をシリーズで紹介する。今回は横浜大空襲を経験した箕輪一郎さん(92)=茅ヶ崎市東海岸南在住=に聞いた。

 横浜市中区千代崎町で生まれ育った箕輪さん。実家は代々続く地域の名士で「大きな屋敷で女中さんがいたり、今思えば裕福な暮らしをしていた」という。

 空襲があったのは1945年5月29日の朝。「ラジオから『かつてない規模の大空襲がある』という知らせが流れて、2歳上の姉と裏山に逃げ込んだ。雲が厚くて直接姿は見えなかったけれど、B29爆撃機の重苦しいエンジン音が腹にビンビンと響いてきた」

 1時間ほどで空襲は収まったが、戻ると家は骨組みだけを残して焼け落ちていた。さらに翌日、街に出ると衝撃的な光景を目にすることに。

 「1日経っても地面が熱かった。あちこちに真っ黒なものが散乱していて、それが焼け焦げた遺体だと分かった。なかには赤ん坊を背負ったまま亡くなっている若い母親も。大人たちが遺体を黙々とトラックの荷台に乗せている様子は一生忘れられない」

 この空襲では横浜の中心部に43万個以上の焼夷弾が投下され数千人が犠牲に、30万人以上が罹災したと言われる。

戦後の苦しい日々

 戦後は暮らしが一変し、日々の食糧にも事欠くようになった。「ひもじいということは本当に辛い。1日中『お腹が空いた』ということばかり考えているんだから。母が着物と引き換えに手に入れた食べ物を、警察に没収されたこともあった。戦争に駆り立てておきながら、苦しい時は助けてくれない。国家の酷薄さを思い知らされた」

 大学卒業後は、保険会社に就職。「モーレツ社員」として高度成長期を駆け抜けてきた。茅ヶ崎に住まいを持ったのは50年ほど前。「気候も人も穏やか。いい場所に住めた」と笑顔を見せる。

 時間を経ても戦禍の記憶が薄れることはなかった。戦後は横浜大空襲について新聞記事や資料を集め、自らの体験をたびたび新聞などに投稿してきた。5年前、戦後75年の年には、箱根への疎開体験を綴った投稿に対して東京都内の高校生4人が感想文を送ってきたこともあった。

 「自分の体験だけで戦争を語るのはおこがましいという気持ちはずっとある。それでも直接体験した人が少なくなるなか、後世に伝える義務があると思う。少しでも戦争の実態を伝えることができたら」と話した。
渡邉さん(左)と岡崎さん

中学生女子軟式野球県選抜 茅ヶ崎から2選手 8月22日から全国大会へ

 中学生女子軟式野球の神奈川県選抜チーム「神奈川やまゆりクラブ」に茅ヶ崎市から2選手が選ばれた。2選手はともに横浜隼人中学校野球部のチームメイトで、8月22日(金)から京都府で行われる全国大会に出場する。

岡崎璃乃さん

 今年の春と夏の選考会に連続で選出された岡崎さん(14)。選抜チームのコーチからは「代打で出したいので準備しておいて」と指示を受けたという。「選ばれてうれしかった。できることを頑張りたい」と意気込む。

 双子の弟の影響を受け、小学4年生から野球を始めた。室田小リトルアポロンズ所属時代は6年時に副主将で2塁手を務め、率先して声出しをするなどムードメーカー的な存在だったという。現在は捕手として守備の要を担い、日々の猛練習に励んでいる。「帰宅する時間が遅くて、ご飯を食べたら勉強して寝てしまう」と笑う。

 自身の課題は「守備はブロッキングを強化すること。打撃では狙い球をしっかり見極めたい」ときっぱり。大会では「試合に出られなくても声出しなどで貢献したい」と全力を尽くすつもりだ。

渡邉陽向さん

 今回で4度目の選出となった渡邉さん(14)。「選ばれてホッとした。やってやるぞという思い」と笑顔を見せる。

 浜見平ベースボール所属時代は6年時に主将で4番。当時、県女子学童野球チームに選出された際に初動の速さを評価され、以来2塁手に。今は野球漬けの毎日を送る中、練習で納得できない時は母の手も借りながら自宅でショートバウンドを捕球する練習を繰り返すなど守備には人一倍のこだわりを見せる。

 以前は苦手だった変化球にも「対応できてきた」と自信をのぞかせる。今後は「パワーをつけたい」と、筋力トレーニングにも励む考えだ。

 選抜チームのコーチからは「守備範囲を広くし、内野の中心として頑張ってほしい」との指示を受けた渡邉さん。「上位打線で流れをつくり、チームを引っ張りたい」と力を込める。

ベストアクション表彰を受け、茅ヶ崎商工会議所の亀井信幸会頭(左)から賞状を受け取った小菅茅ヶ崎YEG会長

能登復興支援で評価 茅ヶ崎YEGに表彰

 茅ヶ崎商工会議所青年部(以下茅ヶ崎YEG)がこのほど、関東商工会議所連合会からベストアクション表彰を受賞した。

 この表彰は、商工会議所事業の一環として、顕著な功績を残した活動を評価するもの。

 茅ヶ崎YEGは、昨年発生した能登半島地震での被害に対する支援活動として、地震発生の1週間後から支援物資の輸送を3回行ったほか、複数回にわたり茅ケ崎駅周辺で募金活動を実施。輪島市では炊き出しとしてバーベキューを行い、茅ヶ崎の名産品とともに被災住民らに振舞った。また、豪雨災害が発生した際にも清掃ボランティアとして有志が輪島市に向かい、土砂や泥のかき出し作業に協力したことなどが高く評価された。

 表彰を受け、茅ヶ崎YEG2025年度会長の小菅麻里菜さんは「受賞は復興支援にかかわった全てのYEGメンバーの思いと行動の賜物。今後も輪島の皆さんと連携し私たちに何ができるのか、必要とされているのは何かしっかり考えていきたい」と話している。

県大会で3位に入った萩園中の部員たち=提供

県大会でベスト4進出 萩園中ソフトボール部

 神奈川県中学校総合体育大会ソフトボール大会が7月28日から31日まで、横須賀市内の中学校などを会場に開催され、茅ヶ崎市立萩園中学校が3位に入った。

 茅ヶ崎市大会で優勝し進んだ湘南地区大会では、決勝で浜須賀中と対戦。今シーズン多くの大会で優勝を争う「ライバル対決」は、初回に浜須賀中が4点を先制した。

 しかし萩園中もその後は追加点を許さず、3回に1点、6回に4点を取って逆転すると、最終7回にはキャプテンで6番の今尾心愛さんが2ベースで出塁。7番山口乃音さんが送りバント、8番栁沼聖乃さんがスクイズを決めるなど3年生3人でダメ押しの1点をもぎ取り、優勝を決めた。顧問の松尾海斗教諭は「今年のチームは小学生時代に全国大会出場経験のある2年生が主力だが、未経験から始めた3年生がしっかり仕事をしてくれた」と振り返る。

 迎えた県大会は初戦となった2回戦で厚木・睦合東・小鮎合同チームを6対3で下すと、ベスト4をかけて末吉中(横浜市)と対戦した。

 試合は3回と4回に1点ずつを許す苦しい展開。それでも5回に4点を取って逆転すると、6回と7回にも1点ずつを加えた。最終回2アウト2、3塁のピンチを迎えたが、最後はショートフライに抑え、6対4で勝利した。

 準決勝では優勝した金沢中(横浜市)に0対8で敗れたが堂々のベスト4進出。松尾教諭は「1人1人が役割を自覚して、どの打順からでも得点が取れた。目標としていた関東大会にはあと一歩届かなかったが、胸を張ってほしい」とした。

 キャプテンの今尾さんは「私たち3年生は全員初心者で、最初はフライも取れないような状況でした。今回はいざという時に3年生が活躍できて成長を感じました。このメンバーで県3位という結果を残せて良かった」とし、副キャプテンの高橋凛さんは「大会を通してチーム全員の絆がより深まったことでここまでこれたと思います」と話していた。

絵本哲学カフェ 21日、長谷川書店で

 小学1〜6年生を対象にした絵本哲学カフェが8月21日(木)、長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店6階ギャラリーで開催される。午後2時から3時まで。

 哲学カフェを主宰する月子さんと一緒に『死について考える本』(あかね書房)を読む。同店では「なかなか答えのない『死』を考えることが、哲学の入口になれば」と話している。

 参加費は200円。申し込み、問い合わせは同店【電話】0467・88・0008へ。

藤沢法人会青年部会の部会長に就任した穴水大介さん

「楽しむ会」に 藤沢法人会青年部穴水新部会長に聞く

 藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町、約3500社が加盟する公益社団法人藤沢法人会。その青年部会の部会長に先ごろ、不動産会社(株)神明商事(藤沢市鵠沼神明)の専務、穴水大介さん(49)が就任した。任期は2年。113人の会員を擁する部会を「明るくフラットな関係」といい、「楽しむ会」を目指す。

 法人会は税務に関する民間団体の一つ。青年部会では、子どもたちへの租税教室の他、健康経営や会員企業同士の交流の促進など多岐にわたる活動を展開している。

 物価高や円安が続く現代において、経営の舵取りに困難を極める人も多い。事業承継を円滑に進めようと、後継者育成セミナーや異業種間での情報交換などを通じ、会員企業が直面する課題解決をサポート。観光や商業、ものづくりなどあらゆる産業が集積する湘南地域の経済活性化に向け、行政との強固な連携も視野に入れる。

 「人が自然と集まり、互いに見習い、高め合えるような会にしたい」と穴水さん。海の家閉鎖後に海岸を清掃するCSR活動もその一環で、参加のハードルを低くする環境づくりにこだわる。人手不足が深刻化する中、会員の子どもが他の会員企業で働くなど、会員間の交流が新たな雇用も生み出している。「売上を追い求めるだけでなく、地域と共創しながら事業を創造したい」と理想の経営者像を描く。

 健康経営の取り組みとして、フットサル大会やウォーキングキャンペーンなど、自身が好きなスポーツを通じた交流企画も準備中だ。「停滞は衰退につながる。あれもダメ、これもダメではなく、寛容な雰囲気から人材のあらゆる可能性を生み出していきたい」。穴水さんの下、青年部会の新たな挑戦が始まる。

DAIEI 「食堂」イベントで生活支援 14日 焼きそば300食など提供

 建設会社「DAIEI」(茅ヶ崎市円蔵2221)は8月14日(木)、地域イベント「ひと食堂企画」を行う。焼きそば300食、カレー50食、ドリンクなどを無料で提供するもので、午前10時から無くなり次第終了。雨天決行(荒天中止)。

 同社では「物価高騰で苦しんでいる人たちの力になれば」との思いから、「困ったときも困ってないときも助け合い」をテーマに企画した。準備に向けて10以上の企業、店舗が賛同し、食材の提供などで協力したという。実行委員長を務める同社の小川紋永(あやなが)専務は「地域の結束力の強化を目的に企画した。災害時の炊き出しなどの訓練としても考えているので、ぜひ多くの人に来てもらえたら」と話している。

 お替わりは自由だが、皿や椀などの器と箸が必要(持参できない際は100円で提供)。駐車場が無いため徒歩か公共交通機関の利用を。詳細は同社【電話】0467・87・1529。受付時間は午前8時から午後5時。

<PR>
【LINE読者限定プレゼント】
【LINE読者限定プレゼント】
毎月15名様に抽選で『Amazonギフト券1,000円分』をプレゼント!ギフト券以外のプレゼントもあるかも!是非チェックしてみてください。 (続きを読む)
<PR>
【中途募集】「タウンニュース」の記者として、街の力になりませんか?
【中途募集】「タウンニュース」の記者として、街の力になりませんか?
神奈川県と東京多摩地域で発行する地域情報紙「タウンニュース」。制作するタウンニュース社では、紙面、Webプロモーション、イベント企画運営、公共施設の管理業務など... (続きを読む)
「新しい盆踊り」を新調した法被を着て披露する関係者

バリアフリーイベに4千人 「新しい盆踊り」楽しむ姿も

 茅ヶ崎飲食店組合が主催する参加型のバリアフリーイベントが7月4日、茅ヶ崎市役所前広場で開催され、延べ4000人が来場した。

 会場には各種模擬店のほか、ゲームブースや多数のキッチンカーも並ぶなどにぎわいを見せていた。また、「障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるイベント」として、県立茅ケ崎支援学校の生徒、教諭らによる音楽グループ「湘南ともいきがかり」のパフォーマンスの発表、キャンドルナイトなども行われた。

 加えて、地元ハワイアングループの先導のもと、この日のために用意された「新しい盆踊り」を初披露。新調した法被を着用した関係者が小気味よく踊ると、周囲の注目を集めていた。

 初開催だった同イベントを振り返り、茅ヶ崎地区まちぢから協議会事務局長の古泉清さんは「ボランティアとして汗をかいて準備してくれた皆さんには感謝しかない」と述べた上で、「夕方から親子連れも多く来場していた。課題の多い1回目だったが、来年の開催に向けてまた企画していきたい」と話した。

旭が丘中の生徒と弓矢さん(左)、忰田さん=提供

「アニメ通して夢広げて」 旭が丘中でキャリア教育

 寒川町立旭が丘中学校で7月26日、キャリア教育講座「アニメーションの世界をのぞいてみよう」が開催された。

 同講座は文化部の生徒を対象とし、アニメ業界の多岐にわたる仕事内容や最先端の技術を伝えることで職業観を広げ、自身の興味や才能を発見するきっかけになればと、同町教育委員会によって企画されたもの。5年前から計画されていたがコロナ禍で延期となり、今回ようやく実施が決まったという。

 当日はイラスト文芸部、美術部、PC部の計30人の生徒が参加。講師には新海誠監督作品の「君の名は」など数多くの大ヒット映画の制作に携わったJR東日本企画の弓矢政法さんとアニメーション作品のプロデュースを手掛ける忰田純一さんを招き、アニメーション制作についての座学や企画を考えプレゼンテーションするワークショップが行われた。

 参加した生徒は「普段見ているアニメが作られるまでにたくさんの工程と時間がかかることを知った。すごくいい経験だった」と話した。

 講座を通して弓矢さんは「『面白い』のヒントは日常にたくさんある。発想を広げて夢を見つけてほしい」と話し、忰田さんは「アニメは海外需要も非常に高い。今のうちから外国語を勉強していると武器になる」とアドバイスを送った。

本番に向けて練習中=提供

新作どっこい音頭披露へ 本宿・赤松・赤松町盆踊り大会で

 本宿、赤松、赤松町の3自治会が共催する盆踊り大会が8月10日(日)、辻堂西口YU―ZUルームに隣接するチャレンジパーク赤松で開催される。午後6時から9時。

 このイベントで地域を盛り上げようと活動する有志団体「縁JOY」が中心となって新たに制作された「どっこい音頭」が披露される予定。

 作詞作曲を佐粧裕さん、歌を中村愛佐美さんが歌を担当するなど、いずれも地域住民が中心となって作られたもので、曲に合わせた踊りも考案され、練習を重ねている。同団体の豊田幸子さんは「茅ヶ崎と言えば浜降祭とお神輿。そのイメージにぴったりの曲ができたので、たくさんの人に聞いてもらいたい」と話している。

コミセン湘南 卓球開放

 コミュニティセンター湘南2階大会議室で8月11日(月・祝)と21日(木)、卓球開放DAYが行われる。湘南地区まちぢから協議会コミセン部会主催。無料。

 利用前に2階で受付を済ませる。3台を設置予定で、1台につき最大4人までで、30分利用できる。次の利用が無ければ継続可。事前予約不要でラケットやボールの貸し出し可能。

(問)同コミセン【電話】0467・57・5655

休日・夜間急患診療 受診の際は事前連絡を(歯科除く)

 茅ヶ崎市地域医療センター(茅ヶ崎市茅ヶ崎3の4の23)では、休日・夜間急患診療を行っている。

 日曜・祝日は、内科・薬局が午前9時から午後11時まで、小児科・外科・歯科が午前9時から午後5時まで、月曜から土曜は、内科・小児科・薬局が午後8時から11時までとなっている。受付は、歯科は診療終了まで、それ以外は診療終了30分前まで。

 問合せは同所(医科)【電話】0467・38・7532、(歯科)【電話】0467・38・8667へ。

茅ヶ崎市勤労市民会館 キャリアデザインを提案  8月23日に中高年対象講座 

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)が主催して8月23日(土)、「花田式でアプローチ『40代・50代・60代のキャリアデザイン』講座」が開催される。時間は午後1時30分から3時30分。

 「自分の働くかたちは自分で構築する」をテーマに、キャリアコンサルタントの花田順一さんが講師となって中高年のキャリアの描き方と、どの職種でも生かすことができる「持ち運びできるスキル」について考えていく。「労働人生が長くなる時代にはキャリアルートが一つではなくなってきている。これまでの働き方だけにこだわらず、自身の経歴と自分らしさも大切にしつつ、満足する未来への道筋につなげる機会になれば」と花田さん。

 同講座は在職中、離職中、または定年を迎えた人など誰でも受講できる。詳細・問い合わせは同館【電話】0467・88・1331へ。

昨年の様子=提供

高校生バンド応援企画 でっかいホールで演奏するぜ! 参加者募集中

 茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団では、茅ヶ崎みんなのアートフェス(10月18日(土)〜11月16日(日))の一環として11月2日(日)に開催される高校生バンド応援企画「でっかいホールで演奏するぜ‼」に出演する、高校生バンド・グループ5組を募集している。

 エントリーの条件は茅ヶ崎市在住または在学のメンバーが含まれること。楽曲の制限(オリジナル、コピー、インストゥルメンタル)の制限はなく、エントリー後、1分程度の演奏動画や写真、紹介文の提供が必要。1人につきエントリーは1回。保護者の同意が必要。

 茅ヶ崎市民文化会館大ホールで1グループ10〜15分のパフォーマンスができる。

 出演希望の場合は9月15日(月)午後10時までに同館ウェブサイト(https://www.chigasaki-hall.jp/news/15051.html)から申し込みを。応募多数の場合は抽選となる。

 またイベントを盛り上げるMC・司会を務める高校生(1〜2人)も同時に募集中。

 問い合わせは茅ヶ崎市民文化会館【電話】0467・85・1123へ。

津波防災を学ぶ 8月23日 Cの辺りで

 カムチャツカ半島付近を震源地とする地震により、7月30日に太平洋沿岸などに津波警報が発令されたのを受け、津波防災や環境問題について考えるイベントが8月23日(土)に開催される。会場はCの辺り(茅ヶ崎市中海岸3丁目12986の25浜磯ビル1F)で、時間は午前10時から正午。

 環境を守ることの重要性、津波から命を守るために必要な知識をテーマに考える防災イベント。講師は防災士で茅ヶ崎市と岩手県陸前高田市の2拠点生活で活動する、まこぴさんが務める。当日はビーチクリーンで集めたごみを活用してキャンドルづくりも実施する。

 参加費は3300円、子ども2人以上で参加の場合、2人目以降は1500円。定員は申し込み先着20人。希望者は申し込みフォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScmPyJkbxz0PsILupq56_rTGis3IFrBIKvT1pS7lKv1jBtgA/viewform)へ。

食品衛生責任者の養成講座 9月30日にラスカで

 公益社団法人神奈川県食品衛生協会では、県知事等から認められた食品衛生責任者になれる人を養成する講習会を開催。茅ヶ崎エリアでの参加者を募っている。

 茅ヶ崎ではラスカ茅ヶ崎で9月30日(火)、午前10時から午後5時に開催。食品衛生学2・5時間、公衆衛生学0・5時間、食品衛生法3時間、合計6時間を1日で行う。

 受講資格は、義務教育履修中の人を除く満15歳以上で、原則として日本語が理解できる人。定員145人に達し次第締め切り。

 申し込みは専用フォーム(https://www.fha-kanagawa.jp/workshopschedule/)から登録し、自動返信メールに記載された指定先に受講料1万2100円を振り込むと10営業日以内に受講票が届くので、当日本人確認ができる書類等と合わせて持参し会場へ。

 問い合わせは茅ヶ崎地区食品衛生協会事務局【電話】0467・85・1098へ。

昨年のイベントの様子=提供

寒川町 認知症を楽しく学ぶ 9月6日(土) 寒川総合体育館

 シンコースポーツ寒川アリーナ(寒川総合体育館)で9月6日(土)、認知症の理解啓発を目的としたイベント「さむかわオレンジフェスタ」が開催される。午前10時から午後3時までで、入場無料。さむかわ音楽広場実行委員会、寒川町共催。

 当日は演劇や座談会を通して認知症の理解を深めるほか、ワークショップやeスポーツ(ビデオゲームを使った競技)、物販ブース、昭和の遊びを体験できるコーナーなどが楽しめる。

 イベントは以下の通り。▽座談会「対談 認知症介護経験者の話を聞いてみよう」=午前11時10分から正午、▽演劇「寒川かしまし娘と認知症をへの理解を深めよう」10時40分から11時、▽音楽療法「夏海祥子先生によるオリジナル体操」=午後1時10分から1時30分。その他、健康チェックや認知症&健康相談窓口などもあり。

(問)【メール】samukawa.fes@gmail.com