高津区版【8月15日(金)号】
藤井会長(左端)から認定店の証を受け取り笑顔をみせる店主ら

高津区食品衛生協会 「五つ星」新たに3店舗 高い衛生意識などを評価

 川崎市食品衛生協会(小柴英一会長)は先月、高津区内の飲食店3店舗を、高い衛生意識を持って経営する食品業者を証す「五つ星店」として認定。「登録プレート」を授与した。

 この認定登録制度は、消費者が安心して食事や買い物をする目安にしてもらおうと、日本食品衛生協会が全国で実施しているもの。今回、高津区食品衛生協会(藤井博会長)の管内から「北海寿し」(二子)、「ニコルーチェ」(二子)、「芳欄」(下作延)の3店舗が認定、登録された。高津区食協からの認定は、初の登録店となった「HOTEL ARU KSPレストラン グランキッチン」(坂戸)に次ぐもの。

「5項目」を徹底

 「五つ星プレート」の授与式は7月30日に高津区役所1階にある保健ホールで行われ、藤井会長が出席。新たに認定された3店舗の店主ら関係者に登録店の証を手渡し、笑顔をみせていた。

 五つ星店は食品衛生管理の国際基準HACCP(ハサップ)に加え、「従業員の健康管理」や「食品衛生講習会の受講」「害虫駆除の実施」など計5項目を徹底することが必要。1年ごとの更新制で、食品衛生指導員が毎年店を訪れ、取り組み状況を確認する。

父・尚明さん(左)と川邉代表が見守る中アイアンショットを練習する戸張選手

高校生ゴルファー戸張美音選手 「プロジェクト第一号」飛躍 久地の練習場、支援結実

 高津区北見方在住のアマチュア女子ゴルフ選手・戸張美音さんが、8月20日(水)から埼玉県で開催される「日本ジュニアゴルフ選手権競技」に出場する。戸張さんは昨年、ジュニアゴルファーを支援する地元練習場のプロジェクトの「第一号」に選ばれており、早速結果を出した格好。飛躍の夏を迎え、健闘を誓っている。

 現在高校1年生の戸張さんは、4歳の時からアマチュア選手として活躍した父・尚明さんの手ほどきを受けクラブを握り、ゴルフ歴は既に10年以上。東高津中学校に通っていた昨年、県内アマチュア選手が競う最上位の試合で部門優勝し、国内における最高峰大会の一つ「日本女子アマチュアゴルフ選手権」にも出場するなど頭角をあらわし、さらにゴルフ競技におけるジュニア人材を育成する国内屈指のプロジェクトにも参画。将来を嘱望された有力なジュニアゴルファーたちと研鑽を重ねつつ「プロ選手になる」という目標に向かって着実にステップアップを続けている。

好環境に感謝

 時を同じくして昨年、地元の練習場「久地ゴルフガーデン」(川邉寛俊 代表取締役)が、ジュニア選手育成に着手。これは将来的にプロを目指すアスリート志向の選手や、その家庭の経済的な負担を軽減することを目的としたプロジェクトで、スポンサードする第一号の選手に戸張さんを選出した。川邉代表は、「アマチュア選手が将来的にプロテスト合格を目指す場合、用具代のほか遠征費などで月に10万円以上を要する事もある。練習代の負担をなくす事でジュニア世代の選手育成を応援していければ」と取組みの意図を説明。実際、スポンサー契約を締結以降、同所で1球約15円のボール代を気にすることなく、存分に練習できる環境を手に入れた戸張さんは、この1年の間に2万5千球(約30万円相当)をドライバーやアイアンのショット練習に充当。さらに「トラックマン」というスイングを詳細に分析するための弾道測定器を用いて「より正確な打球が打てるようなレベルアップにも注力できた。本当にありがたいですね」と感謝の言葉を口にする。また、こうした恵まれた環境に甘んじる事なく、著名な男子選手が手掛けるアカデミーに参加を志願し、主にパワーを養うトレーニングメニューに積極的にも取り組むなど、さらなる飛躍を誓い日々研鑽。地力が身に付くに連れ、スコアが安定し始め、7月に行われた「関東ジュニアゴルフ選手権」でも好成績を収め、20日からの大一番に駒を進めた。

 一方、川邉代表もジュニア選手育成プロジェクトの「サポート第一号選手」の活躍ぶりに「スポンサー冥利に尽きます」と、目を細めている。

川崎のグルメインフルエンサーとして活動する たくぽんさん(本名:佐藤 卓(すぐる)さん) 28歳

人とお店の架け橋に

 ○...幸区の企業に勤めていた2年前、SNSで川崎の飲食店の紹介を始めた。元々スマートフォンの周辺機器などを発信するアカウントを運用していたが、物の紹介では人とのつながりが生まれにくいのが課題だった。「勤めている場所という縁もあるし、グルメ系なら食べ物を通じて人とつながることができると思った」と振り返る。現在SNSの総フォロワー数は3万7千。登戸の洋食屋から新丸子の和菓子まで、その投稿は多くの人の元に届き、お腹を満たす一助となっている。

 ○...撮影は食べ物だけでなく、飲食店の内観・外観、スタッフの様子と多岐にわたる。カメラの角度や被写体の色味にも気を遣い、見る人の没入感を高める。もちろん、撮影から編集まですべて一人でこなす。「一番難しいのは投稿し続けること。見てくれている人に情報を届けたい、つながりたいという熱意が大事」と秘訣を語る。フォロワーは市内在住の30〜50代のママ世代が多く、「よくママ会ができる場所を聞かれるんです」と楽しそうに笑う。

 ○...大のサッカー好きで、国内では川崎フロンターレ、海外ではイングランドのリーグをネットで観戦する。中でも強豪リヴァプールFCのことは、高校生の頃から応援している。「来季は三笘選手、田中碧選手、高井選手とフロンターレ出身の選手が多いリーグになる。今から楽しみ」と目を輝かせる。

 ○...昨年、川崎市が主催するグルメイベント「かわさき推しメシ」のアンバサダーに就任。9月にはフォロワーや支援する飲食店と交流する対面イベントを企画するなど、活動の幅はネットを飛び出して広がっている。「飲食店の認知度向上に貢献しながら、フォロワーには川崎をもっと好きになってほしい」

ダンスに挑戦する子どもたち

ストリート文化の祭典 盛況 溝口が熱気に沸く

 溝口のキラリデッキで先ごろ、音楽やダンスなどを堪能するヒップホップ発祥の祭りとして知られる「ブロックパーティー」を模した催し「NOKUCHI JAM」が開かれた。

 当日は、ヒップホップをルーツとするストリートダンスの一種「ブレイキン」のパフォーマンスが行われたほか、小学生向けのダンス体験教室も開かれ、講師の指導のもと、子どもたちが楽しそうにステップを学んでいった。

 また、DJ体験教室やグラフィティアート教室にも多くの人が参加。普段は触れる機会の少ないストリートカルチャーを体験していた。

 催しの担当者は「今回の体験が、参加者にとってストリート文化の魅力を知るきっかけとなれば」と語った。
昨年と同様、予算要望には岩谷産業のスタッフが登壇

「体育館に冷暖房を」 ガス関係者の市陳情、続く

 神奈川県LPガス協会の川崎北支部と南支部が、市内の小中学校「体育館」への空調設備(冷暖房)の整備を求める市への陳情を続けている。

 大規模災害発生時に避難所としても利用される体育館の在り方がクローズアップされる中「一刻も早い対応を」と切に願う関係者の、心中は―。

必要性を強調

 川崎市に対し同協会支部では、小中学校体育館への空調設備(冷暖房)の整備を求める陳情活動を継続して展開。今年も先月上旬、中嶋千治・川崎北支部長や岩瀬友伸・川崎南支部長、さらに県LPガス協会の副会長を務める関口淳也氏など関係者が市役所を訪問。地元選出の議員団が実施する「令和8年度予算要望ヒヤリング」に臨んだ。

 このヒヤリングは、次年度の予算編成を前に、業界団体などからの要望や陳情を広く聞き入れるもの。同協会支部はこの中で「災害時、停電しても使える自立型電源を持つ『GHP(ガスエンジン・ヒートポンプ)エアコン』の市内小中学校体育館への設置を」と呼び掛け予算を要望。昨年同様、カセットボンベの取扱いなどで知られる岩谷産業株式会社のスタッフがプレゼンテータとして登壇し、その必要性等について熱心に説明した。

必要性を強調

 協会関係者は「災害発生時、避難所として利用されるのは学校の体育館。にもかかわらず川崎市内の小中学校では体育館の空調設備(冷暖房)がしっかり整備されていないのが実情」と説明。「猛暑が続いている近年、体育の授業や部活動における熱中症対策として、また大きな災害が発生した際は避難された方のストレスを軽減するためにも、自立型電源を有するGHPエアコン設備は体育館に絶対必要」と強調し、早期の要望実現を望んでいる。

選手からレシーブを学ぶ中学生

NECレッドロケッツ川崎 中学生に直接指導 市内6校から93人が参加

 NECレッドロケッツ川崎は8月2日、NEC玉川事業場内体育館で「中学生バレーボール教室」を実施し、同チームの選手11人が市内6校の中学バレー部に所属する93人に直接指導した。

 同教室は、2012年度から同チームが実施する地域貢献活動の一つで、現役選手やコーチが部活動に励む子どもたちに直接指導している。

 今回、教室に参加したのは田島中、西高津中、南加瀬中、菅中、宮前平中、平間中の6校の部員たち。1校に2、3人の選手らがつき、見本を見せたり、個別にアドバイスをしながら指導した。一通りの練習を終えた後は中学生対選手らで5点マッチのゲームを実施。ハンデとして、通常6人のコートを選手側は3人で守ることに。中学生は、選手の鋭いスパイクにもくらいつき、ラリーにつなげたほか、フェイントで隙を突き、得点する場面もあり、会場は大いに盛り上がった。その後行われた振り返りでは「狙ったところにサーブを入れるにはどうしたらいいか?」などの質問に、選手は「打ちたい方向に手のひらを向ける」など時間の許す限り丁寧に回答した。

 田島中3年の永田小夏さんは「選手がわかりやすく教えてくれて、この日だけでも成長できた」と笑顔を見せた。地元出身の長谷部奈香選手は「中学生から元気と勇気をもらえて、明日からの練習も頑張ろうと思えた」と話し、自身も中学時代に同教室に参加したことがある甲萌香選手は「この教室は上達するきっかけにもなった。今後も地域のために続けたい」と期待を込めた。

熱心に耳を傾ける高津小の6年生

薬物乱用「ダメ・ゼッタイ」 東高津小で防止教室

 東高津小学校の6年生約200人を対象にした「薬物乱用防止教室」が先ごろ、同小学校で開かれた。

 当日は、北見方町会の会長で、元保護司の藤原忠興さんや、保護司会犯罪予防部の渡辺光祥さん、大場隆督さんが登壇。薬物乱用防止ビデオなどを活用しながら、その危険性や、もたらされる弊害を子どもたちに教えていった。

 途中、児童からは「違法薬物が名前を変えてネットショップで販売されていると聞きましたが、本当ですか」「大学のスポーツ選手が、大麻の使用で逮捕され、退学したと報じられることがあります。なぜですか」など質問があり、藤原さんたちは「確かに、別の名前で売られていることがある。興味本位で手を出した人は、使用を止められない依存症になってしまい、深みにはまってしまう」と解説した。

 最後に子どもたちは「薬物乱用はダメ・ゼッタイ」と声を揃え、恐ろしさを心に刻んだ。

「教育」の重要性を訴える吉田さん

戦後80年 戦禍の記憶【9】 高津区北見方在住 吉田 豊さん(92) 教師の変節に呆れ、教師に 「日本は負ける」が言えず

 「アメリカは技術も文化も進んだすごい国。そんな国に戦争を仕掛けても、日本が勝つわけなかった」--。終戦後、12歳の時に見た教師の変節ぶりに、開いた口が塞がらなかった。「あれほどアメリカを敵視するよう言い聞かせていた教師の言葉とは思えなかった。言葉巧みに教え子を戦地に送り出したというのに、戦争が終わった途端にこれか」と、理解できなかった。

 戦時中通っていた高津国民学校(現・高津小学校)では、敵兵に見立てたわら人形に竹槍を突き立てたり、爆弾を持ち敵軍の戦車へ特攻する想定の訓練もしていた。「当時は恐ろしいことをしているということも分からず、これが当たり前のことだと考え、日本の勝利を聞くたびに大喜びしていました」。祖父の代から続く瓦屋も、焼く時に出る煙が「敵機の標的になる」と許されず、家業は開店休業状態に。それでも「日本が勝つ」と信じ、自宅の敷地で野菜を育て、飢えをしのいだ。

 国民学校を卒業し、県立川崎工業学校(現・川崎工科高校)に入学する日の前日に空襲があり、最寄りの駅から電車が使えなくなったため、入学式に歩いて向かった。この時「本土が攻撃されるほどに追い詰められているなら、日本が勝っているはずがない」と感じたが、戦争についてネガティブな発言をすれば憲兵に捕まる可能性があり、口にすることはできなかった。「言葉にできなかっただけで、みんなも同じことを思っていたのだと思う」 

 考えを発することを禁じられ、情報で目を欺かれてきた戦時中の教育への疑問。それが、人生の選択に強く影響した。家業を継がずに、小学校教師の道を選んだ。教え子たちには一貫して「教師の言葉もうのみにするのではなく、目の前のことに疑問を持ち、自分の頭で考えることが大切だ」と伝え続けた。

 あれから80年経った今も、その言葉とともに「教育」と「言論の自由」の大切さを胸に刻む。「自由に考え、発言できるのは幸せなこと」と今の日本の社会を一定評価しつつ、言論が統制され、体制を批判した途端に拘束される他国の話を聞くと、やるせない思いを抱く。「かつて経験した戦時下を思い出してしまう」

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今年で戦後80年。体験者が年々減少し、戦争の記憶が風化しつつある。当事者の記憶を後世に残すとともに平和の意義について考える。不定期で連載。
過去の選考の様子

地元NPO法人 子どもの絵画作品を募集 テーマは「楽しい時間」

 手洗い習慣を海外に広めようと取り組んでいる、NPO法人「手を洗おう会aphw(古屋典子理事長)」は、現在「第22回 子供絵画募集」を実施しており、参加者を募っている。

 例年さまざまなテーマを決め、作品を受け付けている同法人。今年のテーマは「楽しい時間」で、担当の樋口愛さんは「国内外各地で起こる痛ましい出来事を乗り越えるための力、笑顔を大切にと、テーマを決めました」と話す。

 募集対象は小学6年生まで。応募締切は11月末だが例年、個人単位で夏休みの宿題として絵画制作に取り組む子どもも多いという。画用紙サイズは八つ切り(38×27センチ)で画材は色鉛筆、絵の具など何でも可。

 応募作品は今後、同会が開く絵画展などで展示される予定。企画についての詳細・問合せは樋口さん【携帯電話】090・4841・3443、または手を洗おう会のホームページへ。

川崎市子ども会議 夏合宿で楽しく議論 「時間かけて話し合えた」

 川崎市の課題を子どもたち自身が考える「川崎市子ども会議」の夏合宿が、8月2日と3日の2日間、「川崎市青少年の家」(宮前区)で開催され、小学4年生から高校3年生までの計23人が参加した。

 子ども会議の夏合宿は、毎月の定例会議よりもリラックスした雰囲気で議論し、レクリエーションを通じて子ども同士が交流を深める場として毎年開催されてきた。コロナ禍の間は中断したが、一昨年に再開した。

 今年度の子ども会議では、かねて市職員などの大人が決めてきた会議の進め方や議題などを、できる限り子どもたちが決めることに。今回の合宿も、議題やレクリエーションの内容を、子どもたちが考えて決定した。

 話し合いの時間では3チームに分かれた。「本音を言えない子が発言しやすくなる方法」を話し合う「交流チーム」と、子ども会議のテーマ候補だった「きれいなまちづくり」に取り組む方法を考える「環境チーム」、そして子ども会議の拡大版「カワサキ☆U18」の今後の進め方を考える「U18チーム」が、それぞれ白熱した議論を展開した。

 「環境チーム」は会場となった「青少年の家」の職員に、「ごみのことで一番困ること」をインタビュー。通行人のポイ捨てやごみの分別など、職員からの具体的な回答をホワイトボードに書き出し、対処方法を話し合っていた。

 最も人数が多かった「交流チーム」に参加した中学1年の女子生徒は、約2時間の議論を終え、「かなり時間がかかったけれど、みんなで細かいことも意見を出し合って、しっかり話し合えたと思う」と満足げ。中学1年から子ども委員を務める高校3年の女子生徒(麻生区)は、「子ども会議に参加できるのも今年で最後。みんなをリードしつつ、合宿の楽しい雰囲気を楽しみたい」と話した。

ふるさと納税寄付受入額 川崎市 過去最高の26億円 流出額も拡大、138億円に

 川崎市は8月1日、2024年度のふるさと納税寄付受入額が過去最高の約26億円に達し、全国の自治体中91位となり、初めて「トップ100入り」したと発表した。一方で継続的な課題だったふるさと納税制度経由の市税減収額も歯止めがかからず、約138億円と過去最大だった。

 市によると、24年度のふるさと納税寄付受入金額は23年度より約10億円多い26億円となり、全国の自治体1741市町村の納税寄付受入額の順位でも91位と、前年度の153位から大きく順位を伸ばした。

市長「奪還」を表明

 ふるさと納税の返礼品競争の激化に伴い、川崎市は「市税流出額」にあたる市税控除額が全国トップクラスとなる一方で、寄付受入額が伸び悩んでいた。そのため福田紀彦市長は昨年4月の記者会見で「本格的に取り組み、流出分を取り返したい」と述べ、「税収奪還」に向けた決意を表明した。

 24年度から市ではふるさと納税関連の担当者を増やして全庁的な取り組みを続け、ふるさと納税ポータルサイトを3サイトから14サイトに増やし、いわゆる「4大サイト」も網羅した。返礼品も約400品から倍以上の約850品に増やし、「藤子・F・不二雄ミュージアム」(多摩区)の来館者を登戸駅から運ぶ直行バスだった「バス小型車」を返礼品とするなど、話題づくりにも力を入れた。

 市によると、物価高の影響でトイレットペーパーや洗剤などの日用品を返礼品として選ぶ納税者が急増したことに加え、新規に返礼品に加えた電化製品が、増収額を支えたという。中国の家電メーカー「ハイセンス」の日本法人「ハイセンスジャパン」(幸区)の家電製品を返礼品に加える際には、製造拠点が海外でも企画や設計が市内であれば「地場産品」として返礼品にできる仕組みを利用した。

「さらに体制を強化」

 一方で、ふるさと納税制度で市外に流出した市税減収額は、前年度から約15億円増の約138億円。寄付受入額との差額は5億円増の約112億円となり、こちらも過去最高額だった。

 市は「受入額の増収は体制を強化し、返礼品の充実に取り組んだ結果。今年度はさらに組織体制を強化し、市場分析や中長期的な戦略検討を進めていく」としている。

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文化公園のイメージ(上下とも。DeNA提供)

アーバンスポーツ新拠点 「文化公園」9月に始動 スケボー用設備を新設

 川崎市が「若者文化創造発信拠点」として京急川崎駅前に整備した「カワサキ文化会館」の閉館に伴い、新たな拠点となる「カワサキ文化公園」が9月21日(日)にオープンする。バスケットコートやダンススタジオなど「文化会館」の機能に加え、BMXやスケートボードの設備など、機能を拡充するという。

 バスケットボールやダンスなどを楽しめる空間として地域に定着した「カワサキ文化会館」は、地域の再開発事業のために9月の閉館が決まっている。そのため川崎市は昨年6月に新たな拠点として幸区内の国道用地への移設を決め、今年6月には新拠点を運営する事業者を(株)ディー・エヌ・エー(DeNA、本社・東京)に選定。同社が新施設の整備を進めていた。

著名選手も練習に

 DeNAの担当者によると、「カワサキ文化公園」は約1660平方メートルのスペース内に、屋根付きのセンターコートなど3種類のバスケットエリアと、1度に3人がスケートボードを楽しめる専用設備「ランプ」などを整備する。

 ダンスやブレイキンなどの練習ができる屋内ダンススタジオは大、小3種類の空間を整備し、大スタジオは一部をガラス張りにするため、中の様子が見られる。担当者は「『文化会館』には著名選手もよく練習に来るので、施設全体のアピールにつながると思う」と期待を込める。

 同社は現在、男子バスケットボール・Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースのアリーナを中心とする複合施設の開業を目指す「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」に関しても、京急電鉄と共に事業を推進している。担当者は「5年後の新アリーナの開業を見据え、バスケはもちろんBMXやダンスなど、川崎のアーバンスポーツカルチャーを醸成する拠点にしていきたい」と話している。

不定期連載コーナー SELFフレンドシップ(船)へようこそ! Vol.34 「株式会社富士通ゼネラル」について

 第34回目は、株式会社富士通ゼネラルさんをご紹介いたします。

 富士通ゼネラルさんは、武蔵溝の口と武蔵新城の間(JR・南武線沿い)に本社があり、エアコンや家電製品を作っている会社です。富士通ゼネラルさんとのお付き合いは、2015年から、富士通ゼネラルさんの福利厚生施設「富士通ゼネラル体育館」の施設管理の委託を引き受けたのがきっかけでした。

 この体育館は老朽化に伴い2年前に閉館しましたが、利用していた社員の方々と現在も交流しており、おかげさまで

良好な関係を保っています。

 富士通ゼネラルさんは、地域を大切にし、未来ある子ども達に夢を与える活動を積極的に行っており、SELFも一緒に出来る事は惜しみなく協力しています。8月20日、21日は「富士通ゼネラルサマーフェスティバル」が開催されます。フェスティバルが盛り上がるよう、アトラクションに出演します!

 これからも共に地域を盛り上げていきましょう!引き続きよろしくお願いします。
国境を越えて楽しくプレー

GO!GO!!フロンターレ

ベトナムでサッカー教室開催!

 川崎フロンターレは7月4日〜6日、ベトナム中部の都市ダナンで行われた「ダナン市日越文化交流フェスティバル2025」に参加し、サッカー教室を開催した。

 サッカーの普及と、アジアにおける同クラブの認知度向上を目的としたもので、今回で7回目。5日に行われたサッカー教室には、地元の小学生75人が参加。同クラブのスクール・普及コーチの指導のもと、ドリブルやパスといった基礎技術の練習や、試合形式のトレーニングで汗をかいた。同日の夕方には、ベトナムプロサッカーリーグ所属の2チームなどとフロンターレのコーチ・スタッフが、7人制の日越サッカー親善試合を実施し、交流を深めた。

 6日はダナン市内にある児童養護施設「SOS村」を訪問。1週間前から同クラブの訪問を楽しみにしていたという30人の子どもたちと、試合を行った。現地の担当者は「これからもベトナムの子どもたちが少しでも笑顔になるような取り組みを継続していきたい」と力強く語った。

画像はいずれも川崎フロンターレ