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公開日:2025.08.15

高校生ゴルファー戸張美音選手
「プロジェクト第一号」飛躍
久地の練習場、支援結実

  • 父・尚明さん(左)と川邉代表が見守る中アイアンショットを練習する戸張選手

  • 川邉代表に活躍を誓いガッツポーズ

 高津区北見方在住のアマチュア女子ゴルフ選手・戸張美音さんが、8月20日(水)から埼玉県で開催される「日本ジュニアゴルフ選手権競技」に出場する。戸張さんは昨年、ジュニアゴルファーを支援する地元練習場のプロジェクトの「第一号」に選ばれており、早速結果を出した格好。飛躍の夏を迎え、健闘を誓っている。

 現在高校1年生の戸張さんは、4歳の時からアマチュア選手として活躍した父・尚明さんの手ほどきを受けクラブを握り、ゴルフ歴は既に10年以上。東高津中学校に通っていた昨年、県内アマチュア選手が競う最上位の試合で部門優勝し、国内における最高峰大会の一つ「日本女子アマチュアゴルフ選手権」にも出場するなど頭角をあらわし、さらにゴルフ競技におけるジュニア人材を育成する国内屈指のプロジェクトにも参画。将来を嘱望された有力なジュニアゴルファーたちと研鑽を重ねつつ「プロ選手になる」という目標に向かって着実にステップアップを続けている。

好環境に感謝

 時を同じくして昨年、地元の練習場「久地ゴルフガーデン」(川邉寛俊 代表取締役)が、ジュニア選手育成に着手。これは将来的にプロを目指すアスリート志向の選手や、その家庭の経済的な負担を軽減することを目的としたプロジェクトで、スポンサードする第一号の選手に戸張さんを選出した。川邉代表は、「アマチュア選手が将来的にプロテスト合格を目指す場合、用具代のほか遠征費などで月に10万円以上を要する事もある。練習代の負担をなくす事でジュニア世代の選手育成を応援していければ」と取組みの意図を説明。実際、スポンサー契約を締結以降、同所で1球約15円のボール代を気にすることなく、存分に練習できる環境を手に入れた戸張さんは、この1年の間に2万5千球(約30万円相当)をドライバーやアイアンのショット練習に充当。さらに「トラックマン」というスイングを詳細に分析するための弾道測定器を用いて「より正確な打球が打てるようなレベルアップにも注力できた。本当にありがたいですね」と感謝の言葉を口にする。また、こうした恵まれた環境に甘んじる事なく、著名な男子選手が手掛けるアカデミーに参加を志願し、主にパワーを養うトレーニングメニューに積極的にも取り組むなど、さらなる飛躍を誓い日々研鑽。地力が身に付くに連れ、スコアが安定し始め、7月に行われた「関東ジュニアゴルフ選手権」でも好成績を収め、20日からの大一番に駒を進めた。

 一方、川邉代表もジュニア選手育成プロジェクトの「サポート第一号選手」の活躍ぶりに「スポンサー冥利に尽きます」と、目を細めている。

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