中原区版【9月5日(金)号】
川崎市とKTPが示した新しい計画の見直し案=KTP提供

等々力緑地 再編整備計画を見直し 立体駐車場中止など発表

 川崎市と川崎とどろきパーク(株)(KTP)は8月29日、等々力緑地再編整備事業の計画見直し案を発表した。29日、30日にU等々力で説明会を開き、工事費等の高騰、市民要望を踏まえ、これまで計画していた立体駐車場2カ所を平面駐車場に変更するなどの計画見直し方針について市民に説明。今後、設計や環境評価などを踏まえ、詳細が決まる見込みだ。

 等々力緑地は、競技場をはじめとした大型スポーツ施設、豊かな緑と水を融合する、川崎市を代表する総合公園。一方で、施設の老朽化や防災対策、社会環境の変化への対応等が課題となっていた。

 これまでに示された再編整備計画では、現在の陸上競技場を球技専用スタジアムにし、新たに陸上競技場を整備。テニスコートを移設し12面に増設。市民ミュージアム跡地に、新とどろきアリーナを新設し、スポーツセンターやプールを併設。雨水や公園外からの溢水を集水する機能と水と親しめる「レインガーデン」や多摩川との連絡橋を新設。既存駐車場に加えて立体駐車場を設け、カフェなどが入る18棟の自由提案施設も設けるなどが挙げられた。総事業費は、当初の約633億円から資材や工事費等の高騰により、1232億円の増額になる見込みだった。

 今回の計画見直しでは、立体駐車場2カ所を平面駐車場に変更し、自由提案施設を18棟から10棟に変更。北側の多摩川連絡橋の整備中止、レインガーデンの設置を取りやめ、当初から計画していた「みんなのはらっぱ」を拡充し、現在のアリーナの場所に「こもれびの森」を新設するなど、広場やみどりの環境を見直し、釣池の管理棟の移動などが示された。これらの変更について、市の担当者は「工事費等の高騰、市民意見を反映した結果」だと話し、「まだ設計、環境アセスの前だが、約40億円削減できる方向」と工事費についても言及した。

 2日間行われた住民説明会には、延べ300人が参加。市やKTPの担当者の計画についての説明に耳を傾けた。

 幸区から訪れた男性は「市民のことを考えたよりよい施設になりそう。工事費があがってしまうのは致し方ないが、税金なのでしっかり計画してほしい」と話した。

 また市民団体によるアスベスト(石綿)や土壌汚染を環境評価書に盛り込むことへの要望については、市の担当者は「法令に基づいて対処していく」と話した。

 今年10月に市民ミュージアムの解体工事着手から順次着工し、29年度末に再編整備の完成を予定している。

川崎市総合防災訓練 避難所設営など「本番」並み 福田市長も細部を確認

 「防災の日」に合わせ、2025年度の川崎市総合防災訓練が8月31日、川崎総合科学高校と多摩川緑地(幸区)で開かれ、近隣住民ら約500人が参加し、避難所運営や防災トイレの設置などを本番さながらに取り組んだ。

 今回の防災訓練は幸区の総合防災訓練を兼ねて開催された。市消防局や神奈川県警、自衛隊による救出救護訓練や、地元消防団による放水体験会、同区の自主防災組織のメンバーらによる避難所運営訓練などを実施。福田紀彦市長も冒頭から参加し、防災トイレの仕組みの確認や、治療などが必要な避難者の「二次避難」の作業を担う「保健衛生福祉班」の実務内容などを見学し、疑問点などを細かく確認して回った。

 昨今の気象状況の影響か、校庭に設営された国土交通省の「降雨体験車」は、約100人分の体験枠が早々に埋まった。小学4年の息子と体験した幸区の女性は「豪雨の中の移動は、とても見通しが悪いことが分かった。体験できてよかった」と話していた。

「自助」の意識を

 今年度の国の「防災白書」では、冒頭に「国民の防災意識の向上」を掲げ、災害を自分事として捉えて防災・減災意識を高め自ら行動を起こすことで、「公助」(行政)ではなく「自助・共助」による防災意識を醸成することが「重要」と位置付けている。

 このうち「共助」である地域防災の一部を担うのが「自主防災組織」だ。災害時の近隣住民の状況の把握や避難所運営の補助など、役割は大きい。市内に769の組織があり、このうち町内会や自治会を母体としない組織は160ある。市の担当者によると、数は増えているが活動に対する補助金の利用実績を見ると「休眠組織」も半数近いという。同担当者は「実態を把握し、活動していただけるよう周知している」と話す。

 川崎市自主防災組織連絡協議会会長の川田和子さんは、「市内には174の避難所があるが、人口規模が大きいため『在宅避難』が基本。そのため一人一人が『自助』の意識を持ってほしい」と語る。

 協議会では今年1月、川田さんの地元である宮前区民を対象に避難所運営に関する講習会を開催した。「共助の担い手」としての啓発が狙いだった。川田さんは「一人ひとりが知識を持って防災対策を行うことで、地域防災力は高まる。取り組みを市全域に広げたい」と話していた。

10月11、12日に祭礼を行う中丸子神明大神の総代長を務める 野口 芳正さん 中丸子在住 67歳

神社がつなぐ郷土への愛

 ○…本家は地元で400年以上の歴史がある旧家。「初詣や祭りなど、子どものころから親しみ、神社はいつも身近にある存在でしたね」。30代で世話人になったのも自然な流れ。現在は9人いる総代の長として、行事や保持活動に努める役割を担う。毎月行う総代会の顔ぶれの中には幼なじみも多く、10月に実施する祭礼は5月から実行委員会を立ち上げて準備してきた。「頼りになるメンバーがそろっているので心強い限りです」

 ○…姉と弟がいる3人きょうだいで、長男としていずれ家の後を継ぐことは幼心にも感じてきた。玉川小、玉川中に通い、生田高校に進学。「内気な性格で、放課後は家に帰って風呂たき用のまき割りが日課でしたね」と昔を懐かしむ。大学も実家から通い、「いつも温かく見守ってくれている」と感じる大好きな地元を離れたいと思ったことは一度もない。

 ○…玉川小のPTA会長を務め、100周年のときは実行委員長にも就任。中原消防団・玉川分団では引退前に分団長として力を注いだ。30年以上続ける趣味のゴルフが息抜きの一つ。今でも月に2回はコースに出るほど。「自然の中でゆったり過ごしてリフレッシュできる。プレー後のお酒もおいしい」と笑う。

 ○…かつて夏休みには、子どもたちを神社に集めて星空の下で映写会を開いた。16mmフィルムの映写機を操作するために資格を取得するほど思い入れがあった。「最近は20代の若い人が初詣に来てくれる。あのときの子どもたちなのかなって思うんです」。自身の子どものころの祭りの思い出は、模擬店の型抜きに何度も失敗した悔しさ。「小さいころから神社が身近になれば、郷土への愛情も深まると思う」。総代長として、そんな機会をつくりたいと願う。

富士通スタで運動教室

 富士通スタジアム川崎は、隣接する「かわQホール」で、2つの新たな運動教室を開講する。現在参加者を募集中。

 「基礎から学べるキッズダンス教室」は、小学1年生から6年生が対象。9月11日から12月4日の毎週木曜、午後5時から6時、全13回で行われる。費用は8450円。初心者でも楽しめ、保護者向け発表会も予定。最終日には「ふろん太」からお菓子がもらえるかもしれないという。

 「リンパストレッチ教室」は毎週木曜、午前9時30分から10時30分。15歳以上(中学生除く)が対象で1回500円。事前申し込み不要で、当日会場で受け付け。筋肉をほぐし、むくみや疲れの改善を目指す。

 (問)同スタジアム【電話】044・276・9133

受講生らとゲイリー博士(画面右)、玉川講師(画面左)、落合隆教育長

市立川崎・橘高校生 米国大教育講座に挑戦 来年3月まで学び深め

 米国スタンフォード大学と連携し、多様性やアントレプレナーシップ(起業家精神)を学ぶ「Stanford e-Kawasaki」の開講式が、8月30日、川崎市役所本庁舎で行われた。受講する市立川崎高校、橘高校の生徒20人と、同講座の講師陣などが出席した。

 「Stanford e-Kawasaki」は、スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム(SPICE)と、市が共同で開発・提供する高校生向けのオンライン講座。市の「グローバル人材育成事業」の一つとして、2019年から実施している。受講生は来年3月まで、全5回の講座や課題提出、自らが選んだ研究テーマのプレゼンなどを行い、学びを深める。

 開講式では、SPICE所長のゲイリー・ムカイ博士がオンライン上であいさつし、関係者らに労いと感謝の言葉を伝えた。受講生に向けて「シリコンバレーで成功している起業家たちは、ほぼ全員が失敗を経験し、そこから学んでいる」と話し、「間違いを恐れずに、間違いから学んで前進して」とエールを送った。講師の玉川麻衣子氏からプログラムの説明が行われ、「安全圏から出て挑戦を大切に」「他者の意見を尊重する」などのルールと目標も示された。その後、受講生の英語による自己紹介が行われた。

 受講生の橘高校1年・松澤青蓮さんは、自身のルーツや中学時代ユネスコスクールに通った経験から、グローバルな課題に向き合いたいと感じていたという。「中学生の時から取り組みたいと思ってきたプログラムがやっと目の前にあると思うとワクワクする」と目を輝かせた。同校2年の北條莉央さんは「始まる前はすごく緊張していたけど、講師の二人の話を聞いて、間違えてもいいんだと前向きになれた。講座を通してビジネスについて学びたい」と期待を込めた。
みこしと境内=昨年

中丸子神明大神 舞台や模擬店、準備着々 10月11、12日 秋の祭礼

 中丸子神明大神(中丸子492)が10月11日(土)、12日(日)に祭礼を行う。11日の式典は午前11時、宵宮は午後4時30分から8時、12日の本宮が午前10時から午後5時。

 11日の4時から行うみこしは服装自由で誰でも参加できる。神楽殿の舞台では子どもたちによるダンス、プロの漫才、マジシャンによるショー、猿回し、日本舞踊などが楽しめる。合間には野球やドッヂボールチームによるPRタイムも。境内には射的などの模擬店が並び、駐車場にはキッチンカーも出店する。12日はみこしと山車が中丸子町内を練り歩き、地域住民の絆を深める。

 総代長の野口芳正さん(=人物風土記で紹介)は「中丸子住民が一体となって盛り上げますので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

小学校時代を振り返る石日分さん

戦後80年 戦禍の記憶【10】川崎区在住 石 日分(ソクイルブン)さん(94) 子ども心にも感じた差別 「ヘイトが戦争招く」

 「引っ込み思案で、周りの友だちより10センチほど背が高いのが嫌だった。朝鮮人ということにも劣等感を抱いていた」と子ども時代を振り返る。

 1931年に長崎県諫早で生まれた在日コリアン2世。韓国出身の父親は渡日後、建設・土木作業現場をまとめる親方だった。そんな父親のもとには、働く場を求めてやってきた同郷の人たちが集まった。飯場として、常に20〜30人の朝鮮人と共同生活を送り、工事が終わるたびに新しい仕事場へと移った。佐賀や大分、福岡など九州を転々とし、小学校4年生までに3回転校した。日本の植民地支配による「創氏改名」で当時の名前は石原桃子。本名を名乗るようになったのはずっと後年になってからだ。

 朝鮮人が徴用などでやってきた時代、小学校1クラス50〜60人の中に5〜6人の朝鮮人の子どもがいた。あまり日本語が話せない子は、いじめの対象となっていた。日本人とけんかになっても公平に叱らない教師もおり「子ども心に差別を受けていることを感じた」。キムチ入りの弁当は「臭い」と言われた。特に冬場はストーブの上に弁当を置いて温めていたため、「いくら食べ慣れているとはいってもあの臭いは強烈だった。日の丸弁当がうらやましかった。だけど母親に言いだすこともできないし、梅干を手に入れる方法もわからなかった」。

 足が速く、運動会の選手に選ばれたこともある。その翌日、選考から漏れた子の姉に呼び出され「新入りのくせに、朝鮮人のくせに」と5、6人に囲まれて蹴られた。家庭訪問では朝鮮人集落に住んでいたことで担任が訪れなかったこともある。仲良くしていた日本人の友だちの誕生会に誘われたのは6年生の時。「いつも可愛い洋服を着ている子でした。初めて日本の家庭に遊びに行きましたが、その子のお母さんからジロジロとみられていました」

 一方で分け隔てなく接し、お使いや大事な用事も任された教師は忘れられない。

 紛争や戦争が絶えない現在。日本でもヘイトスピーチが大きな社会問題となっている。「人種差別が戦争を招いている。差別に対し一人ひとりが良識を持って団結しなければ」と話す。

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今年で戦後80年。体験者が年々減少し、戦争の記憶が風化しつつある。当事者の記憶を後世に残すとともに平和の意義について考える。不定期で連載。

イベントのポスター

筋トレ教室で未病対策 プロレスラーが指導

 川崎市出身のプロレスラー・大原はじめさんが指導する「プロレスラーが教える筋トレ教室」が区内で開催される。9月20日(土)は、こすぎコアパーク(小杉町)で、午前9時から10時。雨天時は、コスギサードアヴェニュー4階で実施。10月5日(日)は、オズ通り商店街(木月)で、午前10時30分から11時30分。主催は中原区役所、中原区商店街連合会。参加費不要。

 ウオーミングアップ、健康トークのほか、大原さん発案の「ムイビエン体操」を実施。無理のない範囲で楽しく体を動かし、未病対策につなげる狙いもあるという。参加希望者は直接会場へ。

 問い合わせは、中原区役所まちづくり推進部【電話】044・744・3161。

準優勝のYAMAYURIメンバー=提供写真

女子学童野球県選抜 惜しくも準優勝 今井小・金城さんも活躍

 今井西町少年野球部に所属する金城詩恩さん(今井小6年)が参加した女子学童野球の神奈川県選抜チーム「YAMAYURI」が、8月14日から20日に岡山県で開催された全国大会「NPBガールズトーナメント2025全日本女子学童軟式野球大会」で準優勝に輝いた。

 2回戦から登場の「YAMAYURI」は、打線が爆発し、準々決勝までの3試合を二桁得点で圧勝。一転、投手戦となった準決勝は4投手の継投で相手を完封し、優勝した2018年以来の決勝に駒を進めた。

 決勝の相手は大会連覇を狙う大阪ベストガールズ。序盤からリードされるも1点差で食らいつき、最終回を迎えたが、四死球とエラーが重なり大量失点を喫し、惜しくも準優勝に終わった。

 金子末松監督はチームワークを準優勝の要因に上げ「毎日一生懸命に努力した結果」と選手たちをねぎらった。

「成長できた」

 金城さんは今大会、代打での出場が多く、2回戦で安打を放つなどチームに貢献。「決勝で負けて悔しかったけど、そこまで進むことができていい経験ができた」と振り返る。県内トップクラスの女子プレイヤーが集まる中で交流を深めた。「この経験を生かして、自チームで活躍したい。野球は小学生までと思っていたけど、今回楽しかったので、中学でも野球を続けていきたい」と目標を語った。

商店街にあふれる人出(上)と浴衣で参加した女児

新城北口はってん会 にぎわい生む夜店市 会員店らの模擬店多数

 新城北口はってん会(小池隆夫会長)が8月27日、恒例の夜店市を開催した。夏の終わりの水曜に商店街を歩行者天国にして大々的に行う一大イベント。同商店会主催、上新城町内会、わいわいクラブが協力。

 おととし4年ぶりに復活して以来、毎年規模が大きくなっている夏祭り。会員店による模擬店はたこ焼きやカレー、ホットドッグなどの飲食が軒を連ね、射的、占い、くじ引きには多くの子どもたちが列をつくった。

 母親と一緒に浴衣を着て来場した女児(6)は「おいしいものがいっぱいあって、お祭りは楽しい」と笑顔を見せた。

 小池会長は「若い人たちが祭りを盛り上げようと力を貸してくれて、多くの来場者をもてなすことができた。こんなにたくさんの人に足を運んでもらえて、商店街ににぎわいが生まれてうれしい」と話した。
賞状とメダルを掲げるメンバー=部提供

法政二高ハンドボール部 高校総体で全国準Ⅴ 国体でリベンジ目指す

 法政大学第二高校(木月大町)のハンドボール部が8月に岡山県で行われた全国高校総体で準優勝した。10月に滋賀県で開催される国体で優勝を目指す。

 2021年から4年連続で神奈川県予選を制し、全国高校総体に出場している同校。今年も県予選で優勝し、5連覇を達成。本大会出場を決めた。

 全国大会では、1回戦で大同大学大同高校(愛知県)、2回戦で浦添商業高校(沖縄県)、3回戦で利府高校(宮城県)、準々決勝で小松工業高校(石川県)に勝利し、準決勝へ。準決勝では地元の総社高校(岡山県)を相手に接戦を制し、決勝へと駒を進めた。

 決勝では、北陸高校(福井県)と対戦。序盤から試合を攻勢に進めるも、後半にペナルティスローで同点に追いつかれると、相手の勢いに押されて逆転を許し、33対36で敗れたものの、2度目の総体準優勝に輝いた。キャプテンの松本太朗選手は「決勝の舞台に立てたことはうれしかったけど、最後負けてしまって悔しかった」と振り返る。副キャプテンの岡田颯一郎選手は「ディフェンスや運動量、1試合戦い抜く練習をしてきた。監督の指示待ちではなく、コートの中で自分たちで考えられるようになってきた結果」と分析。もう一人の副キャプテンの菅沼匠選手は「一戦一戦成長できたし、やり切れた。ここまで来れたことにチームメイトや保護者に感謝したい」と充実感をにじませた。

「人財」を大切に

 1950年創部。過去に高校総体では優勝、準優勝が一度ずつ。全国選抜大会では準優勝が一度と、県内のみならず全国でも強豪として名をはせる同校。現在、指揮をとる寄修平監督は、選抜、総体、国体の全国三冠を達成した17年の翌年から監督に就任。ハンドボールだけでなく、勉強や日常生活も含めて人間形成として「人財」を合言葉に部を運営し、週に一度、メンタルトレーニングなども取り入れたミーティングを行っている。

 寄監督は「3年生は能力のある選手が集まり、個性豊か。一つ上の代の選手たちの協力もあって、経験を積むことができた。人間力もあがってきた」と評価する。

 3年生は10月に滋賀県で行われる国体が最後となり、今回の準優勝のリベンジを果たす機会となる。「残りの練習を集中して取り組み、『バチバチぶっ放す』つもりで、もう一度決勝の舞台に立って優勝したい」と抱負を語った。

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認知症を考える1日 9月20日 中原市民館で

 9月21日の「認知症の日」と9月の認知症月間に合わせた啓発イベント「自分らしく暮らせるまち〜認知症の日inかわさき〜」が9月20日(土)、中原市民館(新丸子東)2階で開催される。正午から午後4時。主催は川崎市。入場無料。

 オープニングセレモニーに続き、午後0時15分からは映画『エターナルメモリー』を上映する。アルツハイマーで記憶を失っていくジャーナリストの男性と支える妻の愛と癒しに満ちた日々を記録したドキュメンタリー作品。申し込み不要で、定員100人。

 会場内には、80〜90年代の音楽と自家製焙煎珈琲を味わえるオレンジカフェ、ピアノの伴奏で懐かしい歌を楽しむ歌声ひろば、クイズ形式で学ぶ「認知症サポーターってなぁに?認サポクイズ!」など、各種ブースが並ぶ。タブレットを使ってゲーム感覚で認知機能をチェックしたり、介護相談のコーナーも。

 (問)市健康福祉局【電話】044・200・0207

古文書を読み解く 10月11日から3回講座

 川崎市公文書館の「中級古文書講座」が10月11日(土)から25日(土)まで3週連続で、川崎市生涯学習プラザ(今井南町28の41)で行われる。時間は各回午後2時から4時。

 同館が所蔵する歴史資料をより多くの人に活用してもらうため、定期的に開催している同講座。今回は、古文書をある程度読解できる人を対象にした中級編。講師には、埼玉県立歴史と民俗の博物館学芸員の小松和史氏。江戸時代に「水車稼ぎ」として行われていた精米・製粉業に着目し、当時の米の流通に関わる古文書を読み解く。

 日程は10月11日、18日、25日。対象は、3回とも受講できる人で、応募多数の場合、抽選。抽選は市内在住者優先。受講料は2000円(全3回分)。

 応募方法は、往復はがきに住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記の上、〒211―0051中原区宮内4の1の1 川崎市公文書館 古文書講座担当宛まで郵送。または往復はがきを持参し同館受付か、市ウェブサイトの申込みフォームから。9月18日(木)必着。抽選結果は19日(金)に送付予定。

 問い合わせは同館【電話】044・733・3933(月曜・祝日休館)。

川崎市役所

有馬小でプールの水流出 市教委「防止策を確認」 文科省は負担軽減策推奨

 川崎市教育委員会は8月27日、市立有馬小学校(宮前区)でプールの止水作業を怠ったためプール約0・7杯分相当の167・2㎥を流出させた事案があったことを公表した。市教委は再発防止に向けた取り組みや、文部科学省が推奨するプール管理業務の外部化を推進していくとしている。

 経緯としては、7月17日午後にプールの水が半分程度であることに気づいた校長が、消防用水として満水にしておくよう教務に指示し、教務から指示をうけた教員が同日午後2時ごろから注水を開始したものの、止水作業の確認が漏れ、約17時間にわたり水が流出したもの。翌日朝に出勤した同校教員が、プールの水が流出していることに気づいた。

 流出量に基づく損害額は約14万円だが、参議院選挙関連の準備や校内工事に向けた業務などが立て込んでいたといい、市は諸事情を勘案し、関係者への損害賠償請求は行わない。市教委の担当者は「止水漏れ防止策が適切か否かなど、各校に注意喚起のうえで確認していく」としている。

9校で外部施設利用

 全国で続くプールの水の流出事案に関し、文部科学省は昨年7月に「学校における働き方改革に配慮した学校プールの管理の在り方について(依頼)」と題した文書を全国に通知した。この中で、学校プールの管理業務が教員の過度な負担につながる事態も見受けられ、管理を任された教師が過失の責任を問われ損害賠償を求められる状況を「望ましくない」とし、指定管理者制度の活用や民間業者への委託などを推奨している。

 市内でも現在、小学校9校が市営や民間の屋内プールを活用して水泳の授業を実施している。市教委の担当者は「屋内プールは天候に左右される心配がなく、プール管理の負担軽減にもつながる。取り組みを広げていきたい」と話している。

実証実験が重ねられるオンデマンドバス「のるーとKAWASAKI」

「総合都市交通計画」素案 川崎市 持続可能な環境整備へ パブコメ、10月6日まで

 川崎市は総合的な交通体系の構築に向けた「第2次川崎市総合都市交通計画」の素案をまとめ、9月5日からパブリックコメント(市民意見募集)を実施している。

 「総合都市交通計画」は、市の交通政策の基本的な考え方を示すもの。第2次計画では20年後の2045年に、市のイメージ調査で「川崎市が便利と感じる」市民が約55%となることを目指して計画を策定する。

 素案によれば、高齢化やバス運転手の担い手不足などの社会環境の変化に対応し、市民の暮らしやすさと移動しやすさを組み合わせた持続可能な交通環境の整備を目指す、としている。

 具体的にはまず、運転手不足による路線バスの減便などの課題に対応するため、鉄道やオンデマンド交通、電動キックボードなどの新世代モビリティといった複数の交通手段の中継拠点を整備し、地域公共交通ネットワークの構築を進める。市の担当者によると、「バス運転手に必要な大型第二種免許の取得者は減少する一方だが、(タクシー運転手に必要な)普通第二種免許の取得者はたくさんいる。この層にご協力いただきながら構造転換を図りたい」という。

 また素案では、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)エネルギーの供給拠点となる計画が進められている臨海部に関して、「首都圏を支えるエリアになる」(市担当者)ことを視野に入れた交通基盤ネットワークの形成を目指すとしている。

 素案は市のウェブサイトのほか、各区の区役所や図書館、市民館などで閲覧できる。パブコメは10月6日(月)までで、ネットかFAX、郵送のほか、市まちづくり局交通政策室(市役所本庁舎19階)に持参も可能。対面方式による説明会も、市内3カ所で実施する。詳細は交通政策室【電話】044・200・2760。

サードアヴェニュー 縁日で地域交流 9月27日 商店街も協力

 小杉町3丁目の複合施設コスギサードアヴェニューが「サードアヴェニュー縁日」を9月27日(土)、サウスパークで開催する。午後4時から7時。少雨決行。主催は同実行委員会。

 近隣の住民ボランティアらが案内などを行い、家族連れが楽しめる模擬店には法政通り商店街の各店舗が協力する。金魚すくいやヨーヨー釣りのほか、かき氷、玉こんにゃく、綿菓子、ビール、ラムネなどの飲食店も並ぶ。実行委員会のメンバーは「多くの人がボランティアで参加してくれる。地域住民と地元商店街が力を合わせて人々の交流をつくり、地域のにぎわいにつなげていきたい」と話した。

講演を行う南和友医師

運動・歌で認知症予防 9月29日 エポックで

 認知症予防を楽しく、わかりやすく、みんなで学び、体感できるようにと企画されたイベント「運動で歌で認知症予防SHOW」が9月29日(月)、エポックなかはらで開催される。午後2時から4時。参加無料。

 社会福祉法人ばなな会が主催する同イベント。運動が認知症予防に与える影響について、世界的に活躍する心臓・血管外科医の南和友医師が講演する。身体機能の維持向上を目指す運動療法「バナトレ」や音楽療法の体験、ロス・インディオスの10代目女性ボーカルのシンガーソングライター・奈月れいさんと、三崎一平さんによるスペシャル歌謡ショーも企画されている。

 申込みは二次元コード、またはevent@bananaen.com。当日、会場での受付も可(予約優先)。問い合わせは【電話】044・455・6119。

等々力で新・都市型フェス 9月6・7日 音楽など

 ダンスなどの都市型スポーツ、音楽、飲食をテーマにしたイベント「RHYTHM AND RIDE」が等々力緑地で9月6日(土)、7日(日)に開催される。午前11時から午後8時。

 都市型フェスティバルとして川崎とどろきパーク(株)が主催する同イベント。会場ではBONNIE PINKやOrijinal Loveらのアーティストが出演する有料の「リズムステージ」「ライドステージ」、地元住民も親しめる盆踊り、飲食等が楽しめる無料の「BONディスコステージ」が用意されている。主催する同社の担当者は「地域に住む人も、初めて訪れる人も特別なひとときをお過ごしください」と話す。

 イベントの詳細、チケット情報は公式ウェブサイト。

設置されたおむつ替えテント©川崎フロンターレ

GO!GO!!フロンターレ

ホーム戦でおむつ替えテント設置

 川崎フロンターレは東急電鉄と共催して、明治安田J 1リーグとJリーグYBCルヴァンカップのホームゲームで、小さな子どもを連れたサポーター向けに、おむつ替えのための専用テント「のるふろベビーステーション」を設置した。

 東急電鉄が沿線の子育て世帯や学生を応援する「東急スクラムプロジェクト」の一環として、共同で設置するもの。スタジアムでの観戦のハードルとなりがちな乳幼児のおむつ替えスペースを確保することで、より多くの家族に安心して観戦してもらうことを目指している。

 設置場所は、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuのメインスタンド前広場(ガチャガチャブース横)。おむつ台とジョイントマットを用意し、一組ずつ利用できる。時間はキックオフ3時間半前から30分前まで。

 同クラブの島貫篤さんは「小さなお子様がいるご家族に、少しでも快適に試合を観戦してもらえたら嬉しい。ご来場をお待ちしています」と利用を呼び掛けている。