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中原区 スポーツ

公開日:2025.09.05

法政二高ハンドボール部
高校総体で全国準Ⅴ
国体でリベンジ目指す

  • 賞状とメダルを掲げるメンバー=部提供

 法政大学第二高校(木月大町)のハンドボール部が8月に岡山県で行われた全国高校総体で準優勝した。10月に滋賀県で開催される国体で優勝を目指す。

 2021年から4年連続で神奈川県予選を制し、全国高校総体に出場している同校。今年も県予選で優勝し、5連覇を達成。本大会出場を決めた。

 全国大会では、1回戦で大同大学大同高校(愛知県)、2回戦で浦添商業高校(沖縄県)、3回戦で利府高校(宮城県)、準々決勝で小松工業高校(石川県)に勝利し、準決勝へ。準決勝では地元の総社高校(岡山県)を相手に接戦を制し、決勝へと駒を進めた。

 決勝では、北陸高校(福井県)と対戦。序盤から試合を攻勢に進めるも、後半にペナルティスローで同点に追いつかれると、相手の勢いに押されて逆転を許し、33対36で敗れたものの、2度目の総体準優勝に輝いた。キャプテンの松本太朗選手は「決勝の舞台に立てたことはうれしかったけど、最後負けてしまって悔しかった」と振り返る。副キャプテンの岡田颯一郎選手は「ディフェンスや運動量、1試合戦い抜く練習をしてきた。監督の指示待ちではなく、コートの中で自分たちで考えられるようになってきた結果」と分析。もう一人の副キャプテンの菅沼匠選手は「一戦一戦成長できたし、やり切れた。ここまで来れたことにチームメイトや保護者に感謝したい」と充実感をにじませた。

「人財」を大切に

 1950年創部。過去に高校総体では優勝、準優勝が一度ずつ。全国選抜大会では準優勝が一度と、県内のみならず全国でも強豪として名をはせる同校。現在、指揮をとる寄修平監督は、選抜、総体、国体の全国三冠を達成した17年の翌年から監督に就任。ハンドボールだけでなく、勉強や日常生活も含めて人間形成として「人財」を合言葉に部を運営し、週に一度、メンタルトレーニングなども取り入れたミーティングを行っている。

 寄監督は「3年生は能力のある選手が集まり、個性豊か。一つ上の代の選手たちの協力もあって、経験を積むことができた。人間力もあがってきた」と評価する。

 3年生は10月に滋賀県で行われる国体が最後となり、今回の準優勝のリベンジを果たす機会となる。「残りの練習を集中して取り組み、『バチバチぶっ放す』つもりで、もう一度決勝の舞台に立って優勝したい」と抱負を語った。

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