茅ヶ崎・寒川版【10月3日(金)号】
マイナ保険証を使った訓練=市消防提供

茅ヶ崎市消防本部 「マイナ救急」周知を強化 SNSなどで仕組みを発信

 健康保険証と紐づいたマイナンバーカード、いわゆる「マイナ保険証」を活用し、医療機関への迅速な救急搬送につなげる「マイナ救急」が1日から、全国一斉に始まった。茅ヶ崎市消防本部ではすでに実証事業を昨年から行っているため、これを機にInstagramを使い、仕組みの周知やマイナ保険証への登録の呼び掛けを強化する方針だ。

 119番通報で駆けつけた救急隊員は現場で傷病者から名前や生年月日などの基本情報のほか、かかりつけ病院などの情報を聞き取りで確認しているが、病気やケガで説明できない場合がある。

 マイナ救急では、救急隊員がカードリーダーを使ってマイナ保険証を読み取り、患者の医療情報などを照会できるオンラインシステムから必要な医療情報を閲覧できる。また、本来は傷病者の同意を得て閲覧しているが、意識がない場合などには例外的に同意なしで閲覧できるという。

 市消防はマイナ救急の実証開始に伴い、昨年に引き続き、今年4月1日から9月25日の間、実証事業を実施。7940件の出動件数のうち、救急隊員がマイナ保険証の閲覧を必要と判断した事案は114件(全体の1・5%)あった。交通事故で意識のない傷病者や、服用薬を把握できていない高齢者の情報を閲覧し、持病などを確認した上で適切な医療機関に搬送できた事案が報告されている。今後はSNSなどで周知に努める方針。北畑晶久消防指令長は「マイナカードを随時携帯してもらい、保険証への登録を進めてほしい」と呼びかける。

 マイナンバーカードの保有率は茅ヶ崎市が81・0%(8月末時点)、寒川町が92・47%(同)。

県立高校再編計画 寒川と西浜 統合へ 新校は2030年度開校

 神奈川県教育委員会は9月26日、県立高校の再編計画案を公表し、寒川高校(寒川町一之宮)と茅ケ崎西浜高校(茅ヶ崎市南湖)を、2030年度に統合する方針を明らかにした。

 少子化の進行を受けて県が進める県立高校の「適正配置」に向けた取り組みの一環で、この日、県議会文教常任委員会で報告された。

 統合後は西浜高校の敷地と施設を活用。各校の資料や物品などの財産は引き継ぎ、保管スペースの確保と整備を行う。

 新たに誕生する学校の名称は、29年度中に発表される予定。寒川高校では、28年度以降の生徒募集を行わず、28年度は2・3年生、29年度は3年生のみが在籍する。

 寒川町内から高校が無くなることについて、木村俊雄町長は「県から正式な通達がないため、コメントはできない」としている。

 西浜高校は1980年に第1期生が入学。各学年9クラス。また、寒川高校は78年創立で、各学年6クラス。(9月30日起稿)

八木重吉詩碑建立20年を受け、記念の会を開いた八木重吉を語る会会長の 川井 盛次さん 茅ヶ崎市菱沼海岸在住 84歳

「重吉を後世に」情熱燃やす

 ○…3千余りの詩を残し、結核により29歳の若さで茅ヶ崎市で生涯を閉じた詩人・八木重吉。その功績をたたえようと活動する「八木重吉を語る会」の会長を務める。同会は20年前、高砂緑地に詩碑を建立。10月2日には記念の会を開き、重吉の詩の朗読などを行った。当時に思いを馳せ、「多くの企業や団体、個人の協力で詩碑が完成した。今でも感謝の気持ちでいっぱい。もっと重吉と茅ヶ崎のつながりを知ってほしい」と願う。

 ○…茨城県出身。高校教員免許の取得とともに茅ヶ崎に居を構えた。国語教師を務める傍ら大学院に通い、定年後は大学で万葉集の講義を行ってきた。同会には知人からの紹介で23年前に入会。会の活動や講義などで多忙な日々を送っていたが4年前、自身が師事する歌人の馬場あき子さんの発表会に向かう途中に転倒。左腕と腰の骨を折る大けがを負う。歩行困難となり、それを機に糖尿病も患った。それでも、「仲間と共に絶対に会を残したい」と活動を続けてきた。

 ○…短歌作りが日課。日常、ふと浮かんでくる言葉の数々を丁寧に紡ぐ。短歌には人をひきつける魅力があるという。創作に、会の活動にと意欲が衰えないもう一つの理由は、「妻のおいしい手料理。食べることが生きがいだね」と感謝を込める。

 ○…詩碑に刻まれた重吉の詩「蟲(むし)」には自身が魂を揺さぶられる一節がある。「いま ないておかなければ もう駄目だというふうに鳴いてる」。自らも病魔に立ち向かった重吉のこの言葉が励みになった。「詩碑建立からの20年は病にケガと戦いの連続だったが、そのたびにこの詩がよみがえってきた。多くの市民にもっと重吉を知ってもらえるようにこれからも頑張りたい」

青柳氏=提供

茅ヶ崎市 新教育長に青柳氏

 茅ヶ崎市の教育長に、青柳和富氏が10月1日付で就任した。任期は2028年9月30日までの3年間。

 茅ヶ崎市議会定例会本会議で9月29日、全会一致で承認されたもの。

 青柳氏は1964年生まれの61歳で、常盤町在住。横浜国立大学を卒業し、茅ヶ崎市立浜須賀小教諭、赤羽中教頭、浜之郷小校長、浜須賀小校長を歴任してきた。

江戸時代村の事件簿 立正大講座

 江戸時代村の事件簿と題した講座が11月12日(水)、茅ヶ崎市立図書館会議室で開催される。午後2時から4時まで。参加無料。

 茅ヶ崎市と立正大学の共催。同大学文学部史学科の栗原健一さんが、古文書などの歴史資料をもとに、地域で起きた事件を取り上げる。

 定員40人で多数の場合抽選。ZooMでも配信(20人)。詳細は市文化推進課【電話】0467・81・7148へ。

リサイクルついて学ぶ参加者

現場で学ぶ資源循環 町の美景も堪能

 寒川町観光協会主催の「リサイクルの現場が繋ぐ美しいさむかわ」が、9月23日に寒川広域リサイクルセンターで開催され、18人が参加した。

 この催しは、ごみ分別と資源循環の仕組みを学ぶことを目的としており、当日はセンター統括所長による説明や施設見学、プラスチック手選別作業室での匂い体験などが行われた。

 終盤には、同センターが「ダイヤモンド富士」のビュースポットであることから、解説付きの鑑賞会を開催。同日は天候の関係でみられなかったものの、参加者は展望台からの景色を楽しんだ。

 同協会担当者は「町の美しい景観はリサイクル現場や、自主的なごみの分別が支えているということを実感してもらえたのでは」と話した。

初の全国グランプリ受賞 女声合唱団 湘南はまゆう

 茅ヶ崎市を拠点に活動する女声合唱団「湘南はまゆう」が、8月に山形県で開催された「全日本おかあさんコーラス全国大会」に出場し、最優秀となるグランプリを受賞した。6度目の出場で初の栄冠に関係者は「このような大きな賞をもらえてうれしい。同じように歌い続けている人たちの希望になれたら」と話している。

 「アマチュア女声合唱の祭典」として知られ、今年で48回目を迎えた同大会。全国から各地区の予選を勝ち抜いた68団体が2日間に分かれて出場し、優秀賞やグランプリを決定する。

 同合唱団は初日の23日に登場し「いきゅんにゃかな(別離の歌)」「いんね すぃりすぃり(収穫の歌)」「いきすこまる(まりつき唄)」の3曲を披露した。いずれも奄美の民謡や歴史・伝承をベースとしたもので、5月の定期演奏会で披露した後、大会に向けて磨きをかけてきた。

 本番では「曲の表情、喜怒哀楽をうまく表現できた」(代表の鈴木理恵子さん・71)と納得の歌声を披露。また同大会は「表現したいことを自由に」をコンセプトとしており、多くの団体が衣装や小道具に工夫を凝らし振付も入れている。同合唱団も海をイメージした青い衣装で登場し、最後のまりつき唄では、まりをキャッチするパフォーマンスなどで観客を沸かせた。結果発表では、まず優秀賞にあたる「ひまわり賞」を受賞。直後にグランプリが告げられると「みんなで涙を流して喜び合った」という。

37年前に発足

 同合唱団は、浜見平団地に住む女性たちが結成していた団体を前身として、1988年に合唱指揮者の松村努さんの指導を受けるようになったことをきっかけに活動がスタートした。

 現在は30人が所属。茅ヶ崎市民文化会館や茅ヶ崎市勤労市民会館などで週1回の練習を行っており、2年に1度の定期演奏会やコンクールへの出場を続けている。

 総務を務める青山道代さん(67)は、中・高・大学と合唱部に所属していたものの就職や結婚、子育てで音楽から離れていたという。30年ほど前、子どもが同じ幼稚園に通っていた友人から誘われて、同合唱団の練習を見学。「音色の美しさに衝撃を受けました。松村先生の指導も素晴らしく、自分の人生が変わるかもしれない、と感じたことを覚えています」

 今回のグランプリに青山さんは「結果はもちろんですが、年齢を重ねても目標や挑戦できる機会があることがうれしい。これからも心を合わせていい合唱を目指したい。活動を続けるために新しいメンバーにも参加してもらえたら」と話している。メンバー募集の詳細はウェブサイトで。

アンバサダー募集のチラシ

「茅ヶ崎の盛り上げ役」募集 番組出演や広報活動に参加

 茅ヶ崎エフエムでは、茅ヶ崎の魅力を発信するアンバサダーを募集している。

 アンバサダーに選ばれると、同局でのラジオ出演や同局主催のイベントの広報活動などの役割が与えられる。

 募集対象は、歌唱力やダンスパフォーマンスはもとより、「けん玉」「縄跳び」「手品」「早口言葉」などの芸が得意な人。同局の担当者は「歌などにとどまらず、さまざまな種類の『得意』をぜひ披露してもらえれば。皆さんのご応募をお待ちしています」と話している。

 応募方法は「茅ヶ崎エフエムアンバサダーの公式LINE」に「お友達登録」をし、トークで3分以内のアピール動画や、自己紹介などの必要事項を送る。締切は10月15日(水)。

11月にオーディション

 11月15日(土)には書類審査、二次通過者を集めた公開オーディションをラスカ茅ヶ崎屋上庭園で開催する。午後1時30分から3時30分。司会はイシバシハザマの石橋さん、ゲストにはもしもし☆コールミーテレフォンの2人が出演する。当日は同会場から同局の生放送も行われる予定になっている。

 募集などに関する詳細は同局のホームページで確認を。

見どころの一つステージパフォーマンス=提供

交流育む子どもイベント 13日 VR体験にステージも

 茅ヶ崎市内青少年育成団体が行政・地域と共に子どもたちの育成と団体の周知・交流を育むイベント「青少年フェスティバル・子どもふれあいまつり」が10月13日(月・祝)、茅ヶ崎市役所本庁舎1階ふれあいプラザと市役所前広場で開催される。入場無料で、午前10時から午後3時。主催は同実行委員会、茅ヶ崎市教育委員会が共催。

 エッグドロップコンテスト、ロボットアーム作り、VR体験、3Dプリンター体験教室、レゴロボットプログラミング教室などのワークショップのほか、総勢300人の子どもたちによるダンスステージなど盛りだくさんの内容。市役所前広場にはフードトラックも並ぶ。実行委員会担当者は「子どもに限らず、大人も楽しめる内容になっていて、ステージなども充実させている。家族連れでご来場いただければ」と話している。

 詳細は同イベントのホームページへ。

入賞した子どもたち=提供

マイクラ市長杯 3チーム8人を表彰 作品のプレゼンも

 「茅ヶ崎市長杯マイクラで茅ヶ崎海岸づくり」の表彰式が9月16日、茅ヶ崎市役所市長室で開催された。

 同大会は7月27日に高砂コミュニティセンターで開催され、小学4年生から中学3年生までの30人が参加。人気ゲーム「マインクラフト」で茅ヶ崎の未来の海岸をテーマに作品を制作し、審査は佐藤光市長を委員長とする6人が行い、最優秀賞をはじめ、各賞が決定した。

 表彰式では、3チーム8人の受賞者たちが作品の工夫やアイデアを発表。佐藤光市長は「これほど完成度の高い成果が生まれたことに感銘を受けた。実際の海岸づくりに役立つ発想もありとても意義深い」と話した。

明治・大正の笑い楽しむ 12年目の音貞オッペケ祭

 音貞オッペケ祭が9月27日と28日の2日間、茅ヶ崎市役所前広場で開催された=写真。

 茅ヶ崎に居を構えた川上音二郎・貞奴夫妻の功績を称えようと行われており、12年目。音貞が明治・大正期に実際に演じた演目を当時の台本そのままに復刻して人気の野外劇では、商用でロンドンを訪れた日本人の双田がカルチャーギャップからさまざまな騒動を引き起こす『英旅行』を上演。観客は約100年前の笑いを楽しんでいた。

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本紙のインタビューに答えた東横イン・黒田社長(右)と茅ヶ崎エフエム・中西社長=9月20日、東横INN茅ヶ崎市役所

東横イン×茅ヶ崎FM 5日から新番組スタート 「出発日和」 両社長が思い語る

 茅ヶ崎FM(エボラジ/89・2MHz)で10月5日(日)から新ラジオ番組「東横イン出発日和」の放送がスタートする。東横インの黒田麻衣子社長と同局の中西正樹社長がそろってラジオ出演し、番組への思いを語った。

 東横INN茅ヶ崎市役所1階の「地域貢献スペース」を借りる形で2023年に同局が開局するなど、元々縁があった両者。今回の番組は東横インが2026年に創立40周年を迎えるに当たり、「社員全体で何か盛り上がることができるものを」と同局に話を持ちかけたのがきっかけとなった。中西社長が「タイミングも、市役所の隣という場所も運命の出会いだった」と話すように、そのつながりから両者で「いつか一緒に面白いことができたら」と話していたという。黒田社長は「この茅ヶ崎で番組が始まることにわくわくしている」と話す。

スタッフが日替わり出演 

 番組では日本はもとより、海外に367店舗(10月3日時点)を展開する東横インのホテルスタッフが毎日、店舗ごとに日替わりで1年間にわたって出演。その土地ならではの情報をや店舗のお勧めを紹介しながら、「いってらっしゃいませ」の締めのセリフでさまざまなリスナーの1日の出発を応援する内容となっている。

 全国の東横INNでも、朝食の時間に放送が流れるといい、「少しでも皆さんの耳に残ってくれたらうれしい」と黒田社長。中西社長は「各地の魅力を地元の皆さまにお届けすることができる。全国から茅ヶ崎に迎えられることは画期的なこと。番組を聴いて、茅ヶ崎に遊びに行きたいと思ってもらえたら」と期待を込める。

 放送は毎朝午前7時49分15秒から8時まで。

下寺尾遺跡で「現地説明会」

 下寺尾西方遺跡(茅ヶ崎市下寺尾字西方529付近)で10月26日(日)、第25次確認調査現地説明会が開催される。

 第1部が午前10時30分から11時30分、第2部が午後1時30分から2時30分。確認調査の成果を学芸員が解説、弥生時代の環濠や奈良・平安時代の建物跡が確認できる。誰でも参加可。申し込み不要。小雨決行、荒天時は中止。詳細は市社会教育課【電話】0467・81・7226へ。

 また同日は下寺尾遺跡文化祭(小出まちぢから協議会)、下寺尾遺跡ガイド(茅ヶ崎丸ごとふるさと発見博物館の会)も行われる。

(上)このほど掲示された相模川沿いの掲出用看板(下)制作した今宿小4年生

粗大ごみ処理施設建設工事 原画掲示しリサイクル推進 今宿小4年生が制作協力

 茅ヶ崎市の粗大ごみ処理施設の老朽化により、市内萩園で先端の廃棄物処理システムを備えた新施設の建設工事が進む中、リサイクルなど市民意識の啓発を目的とした「アートプロジェクト事業」としてこのほど、原画が掲示された。

 同事業は啓発原画を通じて施設への市民の関心を高めることや、「ごみの発生抑制・再使用・再生利用の推進」の醸成、また茅ヶ崎市環境基本計画の政策目標である「資源を大切にするまち」の実現を目的としている。

 環境にかかわる、「ごみを少なくする」「ごみを分別する」「4Rの推進」をテーマに、同施設に近い今宿小学校の協力のもと、4年生3クラスが7月から制作を開始。家庭から持ち寄ったペットボトルのキャップや古紙などを使ったユニークな絵や、「リサイクル」をイメージしたオリジナルのキャラクターを描くなど独自性にあふれる原画3枚を手掛けた。現在、環境事業センター5階の見学者通路に掲示され見学することもできる(要予約/市環境事業センター【電話】0467・58・4299)。

新入社員も活躍

 こうした中、同事業に尽力したのが工事の請負業者の一つである、亀井工業(茅ヶ崎市南湖)の宮山光さん(23)。今年4月入社の新卒社員だ。

 宮山さんは前任から引き継ぐ形で工事担当者らと事業に参加。今宿小に足を運んで協力を要請するとともに、原画の作成に当たっては描いてほしいイメージを詳細に伝えるなど交渉を重ねたといいい、「発案から形にしていくことの難しさを感じた」と振り返る。

 それだけに8月に原画が完成した際は、「感動した。モノづくりはこうしてできていくのだと学ぶことができた」と手ごたえを口にした宮山さん。同事業については「市環境基本計画の政策目標の達成に向けて、その一助になれたのでは」と話している。

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マッスルコンテストの優勝者=提供(上)新居浜市のPRブースを訪れた佐藤市長と主催したアンドリアッチさんら

マッスルビーチ盛況に 茅ヶ崎で初開催

 マッスルビーチ湘南2025が9月27日、カルペソールスポーツパークで開催された。

 フィットネスやエクササイズで世代や地域を超えた交流を促進しようという市民参加型イベント。茅ヶ崎市浜竹などでフィットネススタジオを経営するアンドリアッチ・カウアンさんが愛媛県新居浜市で3年前から開催している人気イベントを「逆輸入」するかたちで初めて開催された。

 当日はフィットネスやヨガの体験のほか、ものまね、ストリートフットボールのパフォーマンスなども行われた。

 また、新居浜市のPRブースも設置され、会場を訪れた佐藤光市長が名産のみかんジュースを試飲する姿も。佐藤市長は「イベントを通じて『山の湘南』もどんどんPRしてほしい」とし、アンドリアッチさんは「今後も継続して人と地域を元気にしていくとともに、茅ヶ崎と新居浜の交流も生み出せたら」と話していた。

参加者と議論を交わす河野代議士と桝県議

国会議員と居酒屋で議論 参加者から質問相次ぐ

 一般社団法人ローカルイノベーション湘南は9月19日、河野太郎衆議院議員、脇雅昭参議院議員、桝晴太郎県議会議員をゲストに招いて「ビール片手に語ろう湘南の未来」と題したトークイベントを茅ヶ崎市の焼鳥トサカで開催した。

 主催する「ローカルイノベーション湘南」は地域のさまざまな課題の解決に向けて活動し、持続可能な開発目標・SDGsの実現を目指す団体。

 同イベントでは、参加者が焼鳥を楽しみながら3人の議員と「茅ヶ崎のこれから」について語り合った。中には現在の政治情勢のほか、茅ヶ崎はもとより、湘南全体のこれからの在り方などについて質問が飛ぶなど白熱した議論が展開され、盛り上がりを見せた。同団体の相田幸規雄さんは「また開催してほしいというお言葉をいただいた。ぜひ機会をつくれたら」と話した。

子どもたちを笑顔にする催しがいっぱいの同園

10月15日願書配布 創造から成長「できる」を育む 湘南幼児学園 園児募集

 地方裁量型認定こども園「湘南幼児学園」では、2026年度の園児を募集する。

 創造から成長を促し、子どもたちの「できる」の育成に注力している同園。1日楽しく過ごせて多くの体験ができる環境を整え、健康で明るく、「自分の思っていることを自由に言えたり、行動できる」子どもづくりを60目指し、丁寧な教育を提供している。

 願書配布は10月15日(水)から、受付は平日の午前10時〜午後4時(1部200円)。募集対象は3歳児(3年保育)2022年4月2日〜2023年4月1日生が70人、4歳児(2年保育)2021年4月2日〜2022年4月1日生が4人。願書受付は11月1日(土)午前9時〜11時30分(紹介者ありの方のみ)、または午後1時〜3時。出願手数料は5千円。

 詳細・問い合わせはリンク先または同園【電話】0467・83・2079へ。

学校創立者・賀川豊彦氏について説明する児童

平和学園小学校 「平和」について考える 全学年が講堂で発表

 平和学園小学校で9月26日と27日、平和について学んだことを全学年が発表する「平和とともに」が開催された。

 これは、児童が日々体験し、感じている平和について改めて考え、学年ごとに発表する行事で、今年で17回目の開催となる。

 1日目は1年生と2年生が歌や呼びかけ、3年生は手紙形式、4年生が難民についての紹介で、自分たちの考える平和について訴えた。また5年生は学校創立者で反戦を訴えノーベル平和賞の候補にもなった賀川豊彦氏について学習したことを発表。「この学校に通っていることを誇りに思う」「この発表を通して平和が広がれば」などと語った。

 2日目は6年生が、修学旅行で訪れた沖縄で学んだ「沖縄戦と平和」をテーマに発表。「命の大切さ」について強く訴えていた。

 同校の小林直樹校長は、「一人ひとりが平和について考え、言葉で思いを伝えてくれた。これからも平和のバトンを一緒に受け継いでいってもらえたら」と話した。

生徒らの前でパフォーマンスする内野選手

BMⅩ世界王者 内野選手 寒川東中学生に熱いメッセージ

 BMⅩフリースタイル・フラットランドの世界大会で12回の優勝経験を持つ内野洋平選手が9月24日から26日まで、寒川町の中学校と高校を訪れ、児童生徒らにスペシャルパフォーマンスと講演の特別授業を行った。これは、世界で活躍するストリートスポーツの選手を町内の学校に招き、夢や目標を持つきっかけを提供したいと同町が主催したもの。

 初日に訪れたのは寒川東中学校。生徒らが待ち望む中、パフォーマンスをしながら入場すると、会場は一気に熱気に包まれた。講演は好きなことをやり続けることや夢を見つけることをテーマとし、トップアスリートとしての目線で、挑戦することの大切さや、好きなことをやりぬく覚悟などについて話した。最後には、「たくさん遊び、たくさん経験して好きなことを見つけていってほしい」とエールを送った。

 また授業終盤は、同校出身のBMⅩフラットランド選手である森谷天斗さんも登場。2人の迫力あるパフォーマンスが披露され、生徒からは歓声と拍手が沸き起こった。

 生徒会長の内田虹呼(にこ)さんは「普段テレビでみていたパフォーマンスが生で見れてうれしかった。講演を聞いて、自分も好きなことを突き詰めて、続けていきたいと思った」と笑顔で話した。

今年5月に行われたこどもフェスタ=提供

茅ヶ崎市勤労市民会館 恒例の「こどもフェスタ」 12日 プロレスも 

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)が主催して10月12日(日)、「こどもフェスタ」が開催される。午前10時から午後3時まで。

 「おいしい、楽しい、わくわくがいっぱいの1日」をテーマに、ちがさきプロレスによるマットプロレス(無料)、パソコンで体験するゲームプログラミング、書道教室、ものづくりワークショップ(5店舗出店)など多彩なプログラムを用意。さらに、駄菓子、綿菓子、ヨーヨー釣りなどのコーナーも。参加費は10円〜600円程度。詳細は同館のホームページやInstagramで確認を。

(問)茅ヶ崎市勤労市民会館【電話】0467・88・1331

協議会約60人が集結

交通安全60人が訴え 秋の全国キャンペーン

 秋の全国交通安全運動キャンペーンが9月22日、JR茅ケ崎駅北口ペデストリアンデッキで行われた。

 茅ヶ崎市交通安全対策協議会メンバーの約60人が、茅ヶ崎地区交通安全協会提供のチラシと共にキーホルダーやポケットティッシュなどの啓発品を通行人に手渡しながら、交通ルールを守ることの重要性を訴えた。

 茅ケ崎警察署の鈴木健二署長は「交通事故が前年に比べ増加しており、その中でも自転車と高齢者が関係するものが多い」と注意を呼びかけ、佐藤光市長は「自転車利用の多い茅ヶ崎市において、来年4月から反則金制度が始まることもあり、より一層の自転車の交通ルールの周知啓発が重要」と話した。

貴重な実践発表で盛り上がりを見せた同イベント=同会提供

翔の会 日々の実践を報告 関係者、一般ら130人超参加

 社会福祉法人翔の会が主催する実践発表会が9月7日、茅ヶ崎市コミュニティホールで開催された。

 当日は専門職、市職員、地域福祉に関心のある市民ら130人を超す参加者が詰めかけた。

 言葉での会話が難しい人と支援者がソフトウェアなどを使ったコミュケーションの取り組みについての発表では、ICTアクセシビリティー(デジタルを活用して相互に近づきやすくすること)による「指伝話」を使い、当事者が会場の参加者にあいさつする場面も。実際の機器を使った発表に参加者からは感嘆の声が上がっていた。

 また、「社会に出ることへの不安がある」といった理由からすぐに職に就くのが難しい人のための「就労準備支援」の取り組みでは、現地で働いている当事者への質疑応答のほか、担当者が事例を説明。あきらめずにステップアップしようと奮闘する姿が報告されると、大きな拍手が送られていた。担当者は「内容の濃い発表会となり、好評だった」と話した。

お絵描きを楽しむ親子

寒川町 チョーク祭りが大盛況 約900人が来場

 寒川町役場の北側公用車駐車場で9月23日、「チョーク祭り」が開催された。

 これは、子どもたちの要望から生まれた催しで、自由にチョークでお絵描きができるというもの。子どもたちに町への愛着を持ってもらうことを目的に2023年から年に2回行っており、今年で6回目の開催となった。当日は3時間で親子連れなど約900人が訪れ、思い思いにお絵描きを楽しんでいた。またキッチンカーや働く車の乗車体験、駄菓子屋や体験教室などのイベントもあり、終始盛り上がりを見せていた。

 主催者の佐藤龍二さんは、「こうして子どもたちが喜んでくれてうれしい」と笑顔をみせた。次回の開催は春分の日を予定している。

講師を務める南雲さん

タイ式ヨガ体験募集 茅ヶ崎市勤労市民会館で全5回

 茅ヶ崎市勤労市民会館(茅ヶ崎市新栄町13の32)で11月27日(木)から12月25日(木)まで、「ルーシーダットン タイ式ヨガ体験講座」が開催される。毎週木曜日の全5回にわたり行われるもので、定員は30人程度(申し込み制・先着順)。参加費は1回500円(全5回で2500円)。時間は午後7時から8時。現在、参加者を募集中で、応募の締切は参加希望日の当日午後3時まで(定員に達し次第受付を終了)。

 ルーシーダットンとはタイに古くから伝わる健康法のことで、ヨガもその一つ。ゆっくりとしたポーズを取りながら呼吸法によって自律神経を整えていく。茅ヶ崎市出身のインストラクターの南雲佑子さんが指導する。

 詳細・申し込みは同館に直接か事務局【電話】0467・88・1331へ。

小中学生対象にメンタル講座 11月1日から全6回

 茅ヶ崎市と市スポーツ協会は「心と身体のスポーツアカデミ―果敢に挑戦し続けられるメンタルを鍛える―」の参加者を募集している。

 市内在住・在学の小中学生を対象に夢や目標に挑戦し続けるためのメンタルを養ってもらおうと、市内でスポーツジムなどを営む事業者などの協力を得て実施される。

 11月1日(土)から12月6日(土)までの全6回、茅ヶ崎市総合体育館などで。定員20人で運動初心者も歓迎。参加費6000円。申し込みは10月9日(木)午後5時までにリンク先から。応募多数の場合は抽選となる。(問)市スポーツ推進課【電話】0467・81・7149

使わないおもちゃを循環 子どもフリマ 10月4日サンノイチで

 第4回子どもフリーマーケットが10月4日(土)、ブランチ茅ヶ崎2(茅ヶ崎市浜見平3の1)サンノイチで開催される。第1部は午前11時から正午、2部は午後1時30分から2時30分まで。

 子どもたちによる子どもたちのフリーマーケット。使わなくなったおもちゃを循環させる。

 今回は年中から小学校3年生までが店長を担い、レイアウトや何を売るかなどを自身で考えた。

 子どもフリマ実行委員会の担当者は「大切な思い出を循環させよう。お店屋さんもお客さんもハッピーに過ごせる1日になりますように」と話している。

 問い合わせはinstagramアカウント(@CHIAFULU37)へ。

お絵描きを楽しむ親子

寒川町 チョーク祭りが大盛況 約900人が来場

 寒川町役場の北側公用車駐車場で9月23日、「チョーク祭り」が開催された。

 これは、子どもたちの要望から生まれた催しで、自由にチョークでお絵描きができるというもの。子どもたちに町への愛着を持ってもらうことを目的に2023年から行っており、今年で6回目の開催となった。

 当日は3時間で約900人ほどの親子連れが訪れ、思い思いにお絵描きを楽しんでいた。またキッチンカーや働く車の乗車体験、駄菓子屋や体験教室などのイベントもあり、終始盛り上がりを見せていた。

 主催者の佐藤龍二さんは、「こうして子どもたちが喜んでくれてうれしい」と笑顔をみせた。次回の開催は春分の日を予定している。