旭区・瀬谷区版【10月9日(木)号】
部屋には数多くのメダルが並ぶ。米沢さん(中央)を支えている佐伯さん(右)と和美さん

90歳・米沢さん(中希望が丘) 160回目の世界新 マスターズ水泳で快挙

 旭区中希望が丘在住の米沢祥子さん(90歳/サンウェイ横浜)が日本マスターズ水泳選手権大会(9月17日〜21日、北海道)に出場し、90〜94歳の女子平泳ぎ200m・100m・50mの3部門で世界新記録を樹立した。米沢さんは65歳から各年齢区分で世界新を達成しており、今大会で累計160回目。

 同大会は約2900人が参加し、長水路(50mプール)で競技が行われた。平泳ぎを主競技とする米沢さんは200mで4分29秒58、100mで2分3秒80をマーク。いずれも海外の選手が持っていた90〜94歳のマスターズ世界記録を上回り、特に200mは25秒近くタイムを更新した。

 50mの世界記録は自身がマークしていたもので、54秒45と更新。「1度の大会で3個の世界記録を達成できて、うれしいです」と喜ぶ。

65歳から躍進

 熊本県出身。小さい頃から泳ぐのが好きで、高校水泳部ではクロールの県高校新を達成するなど活躍していた。大人になってからは水泳と疎遠になっていたものの、仕事仲間から大会に誘われたことをきっかけとして50歳頃に再開した。

 自身初の個人世界記録は65歳で、100m平泳ぎ(長水路)の1分38秒87だった。これまでに達成した160回の世界記録のうち、96回が個人、64回がリレーとなる。

 今は三ツ境のスポーツクラブや横浜国際プールでトレーニングに励む。これまでに脊柱管狭窄症の手術を2回受け、足の痺れなど身体に問題を抱えているが、「水に入ると元気になる」と笑う。

 水泳チーム・サンウェイ横浜の馬江治喜さん(83)は「年を経て体力が衰えるもの。長く活躍しているのは徹底した自己管理あってこそ」と、その姿勢を称える。同チーム所属で、米沢さんの練習や大会出場をサポートする佐伯圭子さん(71)も「マイナスな言葉を口にしない」と、その前向きさに感嘆。娘の和美さん(61)は「世界新なんて1回でも素晴らしい。これだけ続けて凄いの一言です」と話す。

 今後の目標は、2026年に100m個人メドレーで女子90〜94歳の世界新記録を出すこと。「今はバタフライを練習しています。ぜひ達成したい」と米沢さん。また、「まずは95歳まで頑張りたい」と意気込む。

75歳以上市内高齢者 免許返納が4割増 敬老パス施策が影響か

 横浜市内における75歳以上の高齢者による運転免許証の自主返納件数が、今年8月末までの暫定値で昨年1年間合計の1・4倍以上に増加していることがわかった。横浜市が今年度から、75歳以上の自主返納者に敬老パスを3年間無料交付する事業を始めた影響があるとみられる。

 神奈川県警察によると、横浜市内における75歳以上の返納件数は2019年の8848件をピークとして、2023年には5424件まで4年連続で減少していた。しかし、2024年は5712件と増加に転じ、今年は8月末までの暫定値で8316件で、統計開始以降最多を更新するのは確実な状況だ。

無料申請約6300人

 この背景にあるとみられるのが、横浜市が今年度から始めた敬老パスに関する新制度。今年4月1日以降に75歳以上で運転免許証を自主返納した人に3年間敬老パスを無料交付するもので、制度開始から9月3日までの申請数が約6300人だったことが横浜市への取材で分かった。

 敬老パスは、70歳以上の市民を対象に、市営・民営バスや市営地下鉄などで利用できる乗車証。今年10月からは一部の地域交通も半額程度で利用できるようになった。

 パスは10月1日を基準日として有効期間は1年間。世帯所得等に応じて無料から最大2万500円の負担金がある。昨年度の交付者数は約40万人で、交付率は51%。今年度導入された3年間無償化制度は返納日から次の10月1日を基準として、3年間無料交付となる。

 所管の健康福祉局は過去の返納者数の平均から年間申請者を7千人と想定していた。担当者によると、基準日の10月1日に向けて申請増が見込まれることから、「想定よりは多くなっているという認識」だという。その一方で申請数の上限は設けず、条件さえ満たせば無償交付の対象と説明した。

 申請が多い状況に、ある市議は「申請者が予想外に多いということは予算切迫にもつながる。今後、財政負担の課題を注視する必要がある」と指摘する。

横浜ビー・コルセアーズのキャプテンを務める 森井 健太さん 横浜市在住 30歳

挑戦続ける海賊の主将

 ○…バスケの名門・京都府の洛南高校から早稲田大学を経て、2016年に新潟アルビレックスBBでプロキャリアをスタート。粘り強いディフェンスや相手の意表を突く鋭いパスなどを武器に、ポイントガードとしてチームをけん引する。横浜には20年から所属し、今季で在籍6シーズン目。「どんな時、どんな相手でも、ファイトするのがビーコルらしさ。まずは自分がその姿勢を見せたい」。先頭に立ち、勝利のために戦う。

 ○…石川県出身。小さい頃から髪を切ってもらっていた美容師がミニバスのコーチでもあり、誘いを受けて小学1年からバスケを始めた。「そこで髪を切っていなかったら、たぶん今バスケをしていない」。すぐにのめり込み、地元出身のプロ選手によるクリニックをきっかけに、自身もプロを目指すように。中高時代から全国大会を経験し、一つずつステップアップして夢を実現させた。「次は僕が子どもたちの目標や夢につながることができれば」と、自らも数年前から地元でクリニックを開催。育ててもらった地元への感謝も込め、子どもたちに経験や技術を伝えている。

 ○…「6年ずっと住んだ場所は石川県以外にない」と明かし、今では横浜は第二の地元と言える場所になった。「観光地も多く、横浜は友人に自慢できる街。甲子園を見ていると、石川県だけでなく、自然と横浜高校の結果が気になっていた」

 ○…キャプテンを務めるのは4シーズン連続。戦う姿勢だけでなくコミュニケーションも大切にしながら、チームを先導する。「選ばれた人しかできない経験だと思うので、プラスに考えて自分やチームと向き合いたい」。自身の成長も追い求めながら、今シーズンもチームのために全力を尽くしていく。

ペットの災害対策学ぶ 山下公園 19日にフェス

 ペットの災害対策などを学べる「動物愛護フェスタよこはま2025」が10月19日(日)、山下公園おまつり広場=横浜市中区山下町279=で開催される。動物愛護フェスタよこはま実行委員会と横浜市医療局の共催。

 動物の愛護と適正な飼養への関心を深めてもらう目的の同イベント。当日は、ペットと災害時の避難体験ができる「わんちゃんと一緒に体験コーナー」(午前10時30分から午後2時)のほか、日本補助犬協会による補助犬デモンストレーション(2時から2時30分)、日本動物福祉協会横浜支部による「わんニャンお悩み相談室」、横浜ペット霊園協会によるペット葬儀の生前相談などさまざまな面で学びを深められる。またステージも設けられ、地元中学校の吹奏楽部による演奏やマーチングのほか、ドッグダンスも楽しめる。

 午前10時から午後3時。天候により中止、縮小の可能性あり。当日の開催可否などについての問合せは市コールセンター【電話】045・664・2525(当日午前8時から)。

来場を呼びかける目黒会長(左)と竹村さん

二俣川銀座商店会 13日にフォルテ祭 まぐろの解体ショーも

 二俣川駅北口の二俣川銀座商店会(目黒惠一会長)の「フォルテ祭 2025〜つなげよう 人・街・地域〜」が、10月13日(月・祝)の10時から18時まで開かれる(小雨決行・荒天中止)。

 約30年の歴史があるフォルテ祭。今年はステージパフォーマンス(10時〜16時)に和太鼓、タヒチ・チア・フラのダンス団体などが出演するほか、大道芸人でパフォーマーの「たっきん」さんが登場する。恒例の阿波踊り(14時〜16時)では市内で活動するグループが練り歩く。飲食ブースには商店会の屋台に加え、模擬店とキッチンカーも並ぶ。

 子どもが楽しめる企画も多く、「三輪車レース」は3歳から小学校6年生までが対象で、3人1組のレースを行う(10時から受付・30組)。また、旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」と横浜FCのオフィシャルマスコット「フリ丸」も遊びに来る予定だ。

 人気リゾートのペアチケット分旅行券など豪華景品が当たり、はずれ無しの抽選会も実施。祭りの登録店舗・ブースで買い物すると、先着1500人に抽選券が配布される(10時〜配布、12時〜15時抽選)。

 今年はまぐろの解体ショー・販売会(16時30分〜18時/無くなり次第終了)もステージ近くで予定されており、実行委員長の竹村美帆さんは「初の試み。多くの人に来場して欲しい」と呼びかける。また、目黒会長は「晴天のもと、フォルテ祭と商店会での買い物を大いに楽しんでもらえれば」と話していた。

 詳細はホームページ(フォルテ祭 2025で検索)、またはメールforte-fes@overcom.jp

自慢の声を披露する相撲甚句※過去の様子

全国愛好者大会 相撲甚句、楽しんで 30日に神奈川区で

 相撲甚句の愛好者が集う「第4回チャリティー 全国相撲甚句愛好者大会」が10月30日(木)の午前11時30分から午後4時20分まで、かなっくホール=神奈川区=で開催される。主催は(一社)横浜相撲甚句会。

 相撲甚句は江戸時代から続く伝統芸能。力士の活躍や地方の名所などを盛り込んだ七五調の歌で、「あ〜どすこい、どすこい」という独特の合いの手が特徴だ。

瀬谷の団体も

 当日は同会や瀬谷相撲甚句会を含めて12団体、約80人が出演。「名所」から「お笑い」まで幅広いテーマの甚句に加えて、旧上瀬谷通信施設で行われる「GREEN×EXPO 2027」にちなんだ甚句も披露される。また、講談師・田辺鶴遊(かくゆう)さんによる演目「横綱谷風と橋場の長吉」も予定されている(3時〜)。来場者参加企画として相撲甚句教室(1時20分〜)を実施。一般参加者が歌うコーナー(1時45分〜/要申込)も行われる。

 入場無料。定員は200人で先着順。会場に募金箱が設置され、集まった支援金は災害被災地支援に役立てられる。

 瀬谷区下瀬谷在住の菅野藤雄会長は「哀愁ある相撲甚句を聞いて、歌って、楽しんでください」と呼びかけている。一般参加コーナーの申し込みや問い合わせは菅野会長【携帯電話】090・7800・6559。

若葉台団地 秋の夜空に2千発の花火 11日 恒例の祭り

 ショッピングタウンわかば=旭区=の中央ふれあい広場、わかばの広場、若葉台公園多目的広場で10月11日(土)に「第42回 若葉台秋まつり」(主催/若葉台連合自治会、若葉台秋まつり実行委員会)が行われる。午前10時から午後8時30分まで(予定)。

 同イベントでは、午前10時から子どもみこし、午後3時から各種模擬店や和太鼓演奏やダンス、歌などのステージショー、6時から輪踊り、7時から2000発以上の花火が打ち上がる大花火大会など企画が盛り沢山。荒天の場合は12日(日)に順延。

あさひくんスタンプラリー 全部集めて景品ゲット

 旭区のマスコット・あさひくんのスタンプを集める、「あさひくんスタンプラリー」が今年も10月19日(日)、旭ふれあい区民まつり(午前10時〜午後3時、鶴ヶ峰駅周辺)の会場で行われる。

 5カ所(あさひくんののぼりが目印)でスタンプを集めると、景品がもらえる(先着順)。さらに、豪華賞品のプレゼント抽選にも応募できる。

 景品交換所は、鶴ヶ峰商店街協同組合駐車場とみなくる(ココロット鶴ヶ峰4階)の2カ所。押印・景品交換は当日の午後2時45分まで。

呼びかけを行う生徒ら

行方不明から34年 両親と地元生徒、呼びかけ 野村香さんを探して

 野村香さん(当時8歳)が旭区本宿町で行方不明になって今年の10月1日で34年。9月19日には香さんが通うはずだった本宿中学校の生徒らが中心となり、香さんの両親や旭警察署とともに、二俣川駅北口デッキで情報提供を求める呼びかけを行った。当日は警察も含め約50人が参加し、母・郁子さん(72)は「地域の方の協力は非常に有難い」と語った。

 今回の活動では、40歳の香さんのプロファイル画を掲載したチラシを配布した。香さんの父・節二さん(77)は「何か手がかりを得られればと長年続けてきた。体が動く内は活動を続けていきたい」と思いを口にした。

 郁子さんはビラを受け取った人に「諦めないで頑張って」と声をかけられたことが励みになったと笑顔を見せた。

 呼びかけに参加した、本宿中学校3年の今坂浬菜さんは「今年で3度目の参加になります。活動が続いていくことで解決につながり、活動しなくても大丈夫になる日が来ることを願っています」と振り返った。

 旭警察署の小林三季署長は「県警として諦めてはいけない事件だと思う。活動から1件でも手がかりを」と訴えた。情報提供は、旭警察署特別捜査本部【電話】045・361・0110まで。

日産スタジアム

日産スタジアム 契約更新方針を「再検討」  山中市長「見通し甘かった」

 港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)に関し、横浜市と命名権(ネーミングライツ)を保有する日産自動車が来年3月から1年間限定で5千万円で契約更新する方針を市が再検討することになった。9月26日の定例会見で山中竹春市長が「見通しが甘かった」として、担当局に再検討を指示したことを明らかにした。

 日産は2005年に同競技場の命名権を取得し、「日産スタジアム」と命名。21年から5年間は、ほかの2施設と合わせて総額6億円で契約していた。

 経営再建中の日産は、来年3月以降の契約に関し、年間5千万円の1年契約を市に求め、市はこれに応じる方針を示していた。この方針を9月19日の市会常任委員会で報告したが、市議から「年間5千万円は安すぎる」などの批判的な意見が出ていた。

 会見で山中市長は名称変更後に案内看板の付け替えや地域への説明が生じることを踏まえ、「もっと早い対応をしなければならなかった」と手続きに問題があったとの認識を示した。その上で「ネーミングライツは市民の財産。市民にとって一番良い方法が何なのかを再検討したい」と述べた。会見時点では、再検討の意向を日産に伝えていないという。

 市会で方針が示されてから1週間での「再検討」に、市議からは「まずは議会に説明すべき」、「市長が部下である職員に責任を押し付けるのは良くない」などの声が出ている。

大勢の人で賑わう会場※写真は過去の様子

旭ふれあい区民まつり 子ども向けコーナー充実 19日、鶴ヶ峰駅周辺で

 旭区の伝統行事「第35回旭ふれあい区民まつり」が10月19日(日)の午前10時から午後3時まで、相鉄線鶴ヶ峰駅周辺の旭区役所や鶴ヶ峰商店街協同組合駐車場などで開かれる。旭ふれあい区民まつり実行委員会の主催、旭区役所の共催。

 今年は昨年に引き続き、子どもたちが楽しめるイベントが盛り沢山で、旭区役所地下駐車場では毎年恒例の三輪車レースを開催。同組合駐車場では竹細工や手芸の教室、キックターゲットなどが行われる。また、同駅直結の商業施設「ココロット鶴ヶ峰」4階の旭区市民活動支援センター「みなくる」でもバルーンアートの体験、折り紙金魚すくいなどの幼児向け縁日コーナー、絵本の読み語り(10時30分〜、午後0時15分〜、1時45分〜)が予定されている。

各種団体が参加

 同組合の駐車場では恒例のミニ商店街もあり、さまざまな料理やスイーツ、ドリンクを堪能できる。そのほか、各会場でGREEN×EXPO 2027の特設ブース、奉仕団体・横浜旭ロータリークラブによる「防災機能付きエコバッグ」の展示とアンケート調査、(一社)横浜建設業協会旭区会による高所作業車体験などが行われる。

 小雨決行・荒天中止。当日の開催有無は旭区役所ホームページ(朝7時以降)、または市コールセンター【電話】045・664・2525(同8時以降)で確認を。問い合せは旭区地域振興課【電話】045・954・6095。

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色づく大花壇※9月26日撮影

里山ガーデン(旭区) 100品種15万本の大花壇 19日まで公開

 里山ガーデン=旭区=を花々が彩る「秋の里山ガーデンフェスタ」が10月19日(日)まで開かれている。午前9時30分〜午後4時。入場無料。

 フェスタは横浜市と(公財)横浜市緑の協会の主催で、春と秋に行われている。今秋のテーマは「夕焼け色の丘」。市内最大級という約1万平方メートルの大花壇では、コスモスやサルビア、ジニア(百日草)など約100品種15万本の花々を楽しめる。期間中は軽食やスイーツなどのキッチンカーも出店。「GREEN×EXPO 2027」のフォトスポットなども用意されている。

 9月26日に近隣から訪れていた2人は、「何度も来場している。毎回、凝った作りの花壇を観ることが楽しみ」「初めて来ました。花がきれいで写真映えしますね」とそれぞれ楽しんでいた。

 里山ガーデンは、よこはま動物園ズーラシアに隣接。相鉄線の鶴ケ峰駅と三ツ境駅、JR横浜線・市営地下鉄の中山駅から「よこはま動物園」行きバス終点下車。里山ガーデン正面入口までは徒歩15分、または無料シャトルバス。問い合わせは【電話】050・5548・8686。

横浜市の障害福祉事業所によるマルシェ 相鉄沿線で利用者手作りの製品を販売 20日から5日間、二俣川・瀬谷・緑園都市・星川の4駅で

 障害福祉事業所の自主製品が並ぶ「相鉄沿線駅前マルシェ」が10月20日(月)から24日(金)まで、相鉄線二俣川駅、瀬谷駅、緑園都市駅、星川駅で開かれる。午前11時〜午後2時(二俣川は3時まで)。

 横浜市内の障害福祉事業所では利用者が食べ物や布製品、革小物といった自主製品を製作、販売。一般就労に向けたスキルや工賃の向上などを目指している。

 マルシェは4区(旭・瀬谷・泉・保土ケ谷)の障害者自立支援協議会が、横浜市や相模鉄道(株)、(株)相鉄ビルマネジメントの協力を受けて開催。5日間で約60事業所が出店し、パンや焼き菓子、日替わり弁当、手工芸品、アクセサリー、陶器などが並ぶ(参加事業所や商品は会場や開催日で異なる)。

 詳細は「相鉄沿線駅前マルシェ」を検索。

山中竹春市長(資料写真)

山中市長、高市氏に「地方の声を汲み取って」 自民党総裁選出でコメント

 横浜市の山中竹春市長は10月6日、自民党の新総裁に高市早苗氏が選ばれたことについてコメントを発表した。コメントは次の通り。

 「このたび、高市早苗衆議院議員が自由民主党総裁に選出されましたこと、心からお祝い申し上げます。高市新総裁におかれましては、これまで総務大臣や経済安全保障担当大臣をはじめ数々の要職を歴任してこられた御経験のもと、国民・市民の皆様の安心・安全な暮らしを守るために、物価高対応をはじめ、地方の声を汲み取っていただくことを期待しております。そして、1年半後に迫った『GREEN×EXPO 2027』の成功に向けて、開催都市として一体となって取り組んでまいりたいと思います」

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各種相談などが行われる健康フェア(写真は過去)

相鉄線鶴ヶ峰駅近くで10月19日 「健康フェア」で悩みを相談しよう 横浜市旭区の保健・衛生団体が参加

 10月19日(日)の旭ふれあい区民まつりに合わせ、今回も「健康フェア」が行われる。会場は鶴ヶ峰商店街協同組合駐車場と旭区役所本館1階。午前10時〜午後3時。

 同フェアは健康づくりの一環として、保健・衛生に関する各種団体が協力して開催。健康に関する相談や体験などさまざまな催しが行われる。参加団体は旭区医師会・旭区在宅医療相談室、旭区保健活動推進員会、旭区歯科医師会、旭区薬剤師会、旭区食品衛生協会、旭区獣医師会、旭区食生活等改善推進員会、旭スポーツセンター、旭区保健活動推進員会・旭区福祉保健課。

昨年の講演会(市提供)

犯罪被害者支援 遺族の弁護士講演から考える 市が11月14日、鶴見区で

 犯罪被害について、当事者が語る講演会が11月14日(金)午後1時から4時まで、鶴見公会堂で行われる。講演会は横浜市が犯罪被害者週間(11月25日〜12月1日)に合わせて毎年行っている。

 講師は犯罪被害者の遺族で弁護士の伊東秀彦さん。伊東さんは1994年に米国留学中の兄が銃殺され、この経験から司法の道を志し、2005年に弁護士になった。以来、多くの犯罪被害者の裁判を担当し、支援活動を続けている。

 伊東さんの講演の後は、白梅学園大学の尾崎万帆子准教授がコーディネーターを務め、伊東さんと神奈川県警察、横浜市の職員がパネルディスカッションを行う。

 参加無料。定員400人。申し込みは10月14日(火)から電話、インターネットなどで受け付ける。伊東さんの講演のみ、オンライン視聴が可能。市は「犯罪被害にあったとき、どのような支援が必要なのか、一緒に考えてみませんか」と呼びかける。申し込み、問い合わせは市市民局人権課【電話】045・671・3117。

横浜市のせや・ガイドの会が企画 川崎宿の史跡巡り 10月18日、京急「雑色駅」からスタート

 名所旧跡などを巡る「せや・ガイドの会」(竹見修二会長)が10月18日(土)、ウオークイベント「旧東海道を歩く シリーズ3(川崎宿)」を開く。後援に瀬谷区役所。

 江戸時代に旅の疲れを癒す場所だったという川崎宿を巡る半日のコース(約7Km)。当日は京浜急行線雑色駅の駅前広場で、午前9時30分から15分間参加を受付。六郷神社をはじめに、川崎宿の史跡である万年屋跡や稲毛神社、佐藤本陣跡を巡る。また、川崎宿の当時の街並みを体験できる東海道かわさき宿交流館にも足を運ぶ。京浜急行線八丁畷(なわて)駅で解散予定。

 申込不要、参加費1人300円(資料・保険料など・当日集金)。飲物などは持参。歩きやすい靴、服装で参加する。当日午前7時台のNHKテレビで、横浜の午前中の降水確率が60%以上の場合は中止。

 (問)竹見会長【携帯電話】090・3900・6469

横浜市立鶴ケ峯小学校の児童 旭警察署長を訪問 自転車県大会の優秀成績受け、招待受ける

 7月の「第53回交通安全こども自転車神奈川県大会」で優勝し、8月に東京都で開催された全国大会にも出場した、旭区の横浜市立鶴ケ峯小学校Aチーム。優秀な成績を収めたことから、所属する児童のうち4人が9月18日、招待を受けた旭警察署の小林三季署長を訪問した。=写真

 当日は権藤由紀子区長も訪れ、「鶴ケ峯小学校の近辺は道が狭くアップダウンもあり危ない。交通安全の技術や意識を高めたのは素晴らしいこと」と児童たちをねぎらった。また「大会に挑戦したきっかけはなんですか。練習など大変でしたか」と問うと、児童たちは「楽しそうだと思って」「全国より県大会の方が緊張した」などと答え、終始和やかなムード。

 小林署長は「夏休みの良い思い出になったのでは。警察として、自転車の安全な乗り方を学んでいるのはありがたい。後輩たちにも伝えていってもらえたら」と語った。

 同大会では、交通規則や自転車の安全な乗り方を問う学科テスト、正しい乗り方と安全な走行について評価する安全走行テスト、乗り方の熟練度を評価する技能走行テストの点数を競った。

■インフルエンザの9月22日から28日までの区別の定点あたり患者報告数

横浜市内 インフルエンザの流行始まる

 横浜市は10月3日、市内でインフルエンザが流行期に入ったことを発表した。

 市の感染症発生動向調査によると、9月22日から28日までの1週間で、市内の定点医療機関あたりの患者報告数が1・64人となり、流行開始の目安となる1・00人を超えた。患者報告数は9月上旬から3週連続で増加しているが、伸び幅が大きくなっている。

15歳未満が約8割

 年齢別では15歳未満が全体の78%を占めており、子どもを中心に感染が広がっている。すでに小学校や中学校など7校で学級閉鎖があった。区別では、緑区が最多の6・25人で以下、都筑区と港南区が3・20人。

 市は予防のポイントとして、流水と石けんによるこまめな手洗いや「咳エチケット」の徹底、室内のこまめな換気などを挙げている。重症化予防のためのワクチン接種も推奨し、高齢者向けの予防接種は10月から始まっている。

自民党総裁選 小泉進次郎氏 決選投票で高市早苗氏に敗れる 県内党員票は最多

 石破茂首相(総裁)の後任を決める自民党総裁選挙が10月4日に行われ、高市早苗前経済安全保障担当大臣が当選した。昨年に続き2度目の挑戦となった小泉進次郎農林水産大臣(衆院11区=横須賀市・三浦市)は決選投票で高市氏に敗れた。

 神奈川県内の党員票では、小泉氏が得票数の約48%となる1万8650票でトップだった。2位が高市氏の1万3782票だった。

 高市氏、小泉氏を含めて5人の争いとなった総裁選。1回目の投票で小泉氏は国会議員票では最多の80票を獲得したが、党員票では高市氏の119票に次ぐ2位の84票にとどまった。高市氏と小泉氏の決選投票では、国会議員票では高市氏が149票、小泉氏は145票とほぼ互角だったが、都道府県連票は高市氏が36票で、小泉氏は11票と大きく差が付いた。

締結式に参加した(左から)WPROのピウカラ地域事務局長、黒岩知事、ME-BYOグローバル戦略センターの松本代表理事

神奈川県、WHO西太平洋地域事務局と覚書 アジアの健康課題解決へ

 神奈川県はアジアの健康課題解決へ向けて、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(WPRO)と9月30日に覚書を締結した。今後、両者は高齢化や生活習慣病の増加などの課題に研究支援や政策開発を通して取り組んでいく。

 WPROはWHOの6つの地域事務局の一つ。フィリピン・マニラに本部を置き、日本を含む38の国と地域の公衆衛生向上を支援している。

 県とWPROは、ヘルスケア関連企業などで構成される一般社団法人「ME-BYOグローバル戦略センター」と連携し、企業が持つ技術やサービスを生かしながら、課題解決につなげていく。

 黒岩祐治知事は9月30日の覚書締結式で「西太平洋地域の健康な高齢化を目指したい」と語り、WPROのサイア・マウ・ピウカラ地域事務局長は「日本は高齢化の課題に最も直面している国。日本や神奈川には課題解決への経験や実績があり、ともに歩んでいきたい」と述べた。同センターの松本洋一郎代表理事(東京大学名誉教授)は「産官学の連携で重要な任務を果たしていきたい」と抱負を語った。