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公開日:2025.10.09
90歳・米沢さん(中希望が丘)
160回目の世界新
マスターズ水泳で快挙
旭区中希望が丘在住の米沢祥子さん(90歳/サンウェイ横浜)が日本マスターズ水泳選手権大会(9月17日〜21日、北海道)に出場し、90〜94歳の女子平泳ぎ200m・100m・50mの3部門で世界新記録を樹立した。米沢さんは65歳から各年齢区分で世界新を達成しており、今大会で累計160回目。
同大会は約2900人が参加し、長水路(50mプール)で競技が行われた。平泳ぎを主競技とする米沢さんは200mで4分29秒58、100mで2分3秒80をマーク。いずれも海外の選手が持っていた90〜94歳のマスターズ世界記録を上回り、特に200mは25秒近くタイムを更新した。
50mの世界記録は自身がマークしていたもので、54秒45と更新。「1度の大会で3個の世界記録を達成できて、うれしいです」と喜ぶ。
65歳から躍進
熊本県出身。小さい頃から泳ぐのが好きで、高校水泳部ではクロールの県高校新を達成するなど活躍していた。大人になってからは水泳と疎遠になっていたものの、仕事仲間から大会に誘われたことをきっかけとして50歳頃に再開した。
自身初の個人世界記録は65歳で、100m平泳ぎ(長水路)の1分38秒87だった。これまでに達成した160回の世界記録のうち、96回が個人、64回がリレーとなる。
今は三ツ境のスポーツクラブや横浜国際プールでトレーニングに励む。これまでに脊柱管狭窄症の手術を2回受け、足の痺れなど身体に問題を抱えているが、「水に入ると元気になる」と笑う。
水泳チーム・サンウェイ横浜の馬江治喜さん(83)は「年を経て体力が衰えるもの。長く活躍しているのは徹底した自己管理あってこそ」と、その姿勢を称える。同チーム所属で、米沢さんの練習や大会出場をサポートする佐伯圭子さん(71)も「マイナスな言葉を口にしない」と、その前向きさに感嘆。娘の和美さん(61)は「世界新なんて1回でも素晴らしい。これだけ続けて凄いの一言です」と話す。
今後の目標は、2026年に100m個人メドレーで女子90〜94歳の世界新記録を出すこと。「今はバタフライを練習しています。ぜひ達成したい」と米沢さん。また、「まずは95歳まで頑張りたい」と意気込む。
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