中原区版【10月10日(金)号】

川崎市長選 現新6人の争いか 10月12日告示、26日投開票

 任期満了に伴う川崎市長選が10月12日に告示される。本紙の調べでは10月6日の時点で現職と新人の計6人が出馬に向けて準備を進めている。投票は26日に即日開票され、13日から25日まで期日前投票が行われる。

 立候補の意思を示すのは、表明順に会社員の國谷涼太氏(25)、現職の福田紀彦氏(53)、社会福祉法人理事の野末明美氏(60)、出版社CEOの宮部龍彦氏(46)、前市議会議員の山田瑛理氏(42)、清掃員の関口実氏(67)。いずれも無所属での立候補を表明している。

 國谷氏は「若者・子育て世代から選ばれるまち」「ビジネスのまち」「安全・安心のまち」を重点施策に掲げる。子育て世帯向け「アフォーダブル住宅」の供給、市民税の減税、地域活動のデジタル化などを訴える。

 4選を目指す福田氏は、人づくりや健康づくり、住まいなどの「7つの循環」を掲げ、卓越スクール(高専)の設立や子育て支援住宅の実証の開始に取り組む。また、特別市の実現に向けた法改正にも意欲をみせる。

 野末氏は共産党の推薦を受けて挑戦。「市民の子育て・くらし・福祉優先」を掲げ、18歳までの子ども医療費・窓口負担ゼロや中学校給食までの無償化を強調。等々力緑地の緑の保全、公共施設の市の直営化を唱える。

 8月に出馬表明した宮部氏は、事務事業評価で啓発事業を整理し、税金の使い道を正すと強調。SDGsなどの「理念先行」の啓発事業を整理対象に挙げる。最終目的として、ヘイトスピーチ禁止条例の廃止を掲げる。

 山田氏は9月に川崎市議を辞職し、自民党に離党届を提出した。2児の母親目線と庶民感覚をいかした市政運営を掲げる。学校ルールの一斉点検と必要な見直しや、歩道整備などのインフラ対策などに意欲をみせる。

 関口氏は9月下旬に挑戦を表明した。国籍や性別、障害の有無にかかわらず「差別のない、多様性のある社会」づくりを目指すと明言。ヘイトスピーチの対策強化や、南海トラフ地震への防災力に向けた強化を掲げる。

本紙がアンケート

 タウンニュースは市長選立候補予定者に最も訴えたい政策などのアンケートを実施。回答を政治情報サイト「政治の村」で公開している。

(10月6日起稿)

ポスターと冊子を手にする新丸子路地裏連合の久門代表

新丸子駅周辺 地域一体で「文化祭」 10月15日から 初の試み

 新丸子駅周辺で10月15日(水)から11月15日(土)までの1カ月間、街全体を舞台にした「まちの文化祭」が初めて開催される。主催するのは、新丸子路地裏連合。さまざまな模擬店に加え、アートや音楽の発表など、街一体となって企画。同連合代表の久門易さんは「店舗や人、人と人がつながる機会にし、新丸子を楽しいまちにしていきたい」と期待を込める。

 「まちの文化祭」は、新丸子駅周辺の個人店や会社だけでなく、個人で活動する人やボランティア、地域の施設、店舗の顧客も参加、発表できるイベント。30以上の店舗や会社、個人が参加し、作品展、缶バッジづくりや編み物のワークショップ、ハンドメイド作家の作品展、フラダンスの体験会、飲食店での外国語教室、コーヒーの入れ方体験や講座などが予定されている。そのほかにも、子育て相談、職業体験、川崎市重要歴史記念物の鑑賞会など、大人から子どもまで楽しめる40以上の企画が満載だ。

 加えて、日本医科大学武蔵小杉病院や山王祭りとも連携するほか、番外編として、西丸子小学校と上丸子小学校で開催されるPTA主催の秋期イベントでは、同イベントの参加店舗が出張で特別講座を行うという。また参加者に楽しんでもらえるように、文化祭オリジナルグッズがもらえるスマホを使ったスタンプラリーも実施する。

「人がつながる企画に」

 主催する新丸子路地裏連合は、新丸子駅周辺の個人店有志が集まって2019年に結成。商店街の枠組みを超え、会社や福祉施設、個人で活動する人らと連携し、「街を楽しく、盛り上げる」をテーマに活動。2020年から「新丸子のお店・つまみぐいまつり」と題してスタンプラリーを5回開催し、24年には39店舗が参加し、まちゼミ「つまみぐいゼミ」を実施した。一方で、まちゼミで講師をすることのハードルが高いなどの課題や、店舗のことを知ってもらう、再来店につながらないといった本来の狙いとは異なるイベントになっていたという。

 そこで企画したのが、今回の「まちの文化祭」だ。「店舗とお客さんが密に関わり、店やサービス、知識などを得られるものにしたい。店と参加者、参加者同士といった人と人がつながれるようなイベントにしたい」と久門さん。例えば、ワークショップなどを通じて参加者と店舗がつながり、発表する場を設けるなどの工夫も。「どこでも、誰でも気軽に話ができる。新丸子をそんな楽しいまちにしていきたい」と話している。

 「まちの文化祭」の各企画の詳細は、同公式ウェブサイト。

「木月庵を大切にする会」で30回目の茶会を開催した 長谷川 宗江さん(本名 長谷川 喜代江) 宮前区在住 86歳

「させていただく」の精神で

 ○…川崎市国際交流センターの一角、日本庭園にたたずむ茶室「木月庵」で開催している茶会が、節目の30回を迎えた。「木月庵は茶道を通じて、市民文化や国際交流の場としての役割を担ってきたが、決して一人ではできなかった。協力してくれる方たちのおかげ」と周囲への感謝を忘れない。

 ○…「小2で川崎に戻ってきたが一面焼け野原だった」。川崎区出身で、疎開先の徳島県内で空襲を経験した。焼夷(しょうい)弾から身を守ろうと、必死に川へ逃げ込んだ記憶は今も鮮明。市内の小学校に招かれることもあるが、講演する際には日本の文化だけでなく、命の尊さも伝える理由だ。中学では放送部に所属。NHKの放送コンテストで入賞した感動が忘れられず、高校卒業後、銀行員として働きながら専門学校でアナウンスを学び直した。朗読ボランティアの経験を買われ、かわさきエフエムで10年間パーソナリティーを務めたことも。「502人の社長さんを招いた番組。出会いが私の財産」

 ○…茶道は高校の部活動がきっかけ。「お菓子が魅力的だったの」と当時を振り返る。指導歴は60年以上。現在は茶道裏千家の正教授・名誉師範として約30人のまな弟子を抱えながら、日本文化の普及に努めている。木月庵では留学生への指導も行っており、このたび川崎市国際交流協会から感謝状が贈られた。

 ○…「のどかな雰囲気が気に入った」と約50年前から東有馬で暮らす。フラワーコーディネーターとしての顔も持ち、市内の病院や公共施設に寄贈。奉仕団体・国際ソロプチミスト川崎の会長としても活躍した。「『させていただく心』は母から受け継いだ。木月庵を川崎の有形文化財にして次世代に受け継いでいきたい」と夢を語った。

県大会に優勝し、結果報告で川崎市議会を訪問した選手ら

AC等々力 県制覇し、初の関東へ 市議会で議長らに報告

 15歳以下の神奈川県U-15女子サッカー選手権大会の決勝戦が9月20日、県立スポーツセンター球技場(藤沢市)で行われ、中原区を拠点に活動する女子サッカーチーム・AC等々力(斉藤公秀監督)が初優勝した。

 川崎市のチームが同大会で優勝するのは初。予選リーグを勝ち上がったAC等々力は、準々決勝でVER-DA FCに4対0で快勝し、準決勝では川崎フロンターレSSガールズに2対1で勝利した。迎えた決勝は日体大SMG横浜U-15 Biene Aobaと対戦し、2対2の同点からPK戦の末、県内の15歳以下女子サッカー30チームの頂点に立った。この結果、チームは10月18日(土)から始まる関東大会に出場。初戦でシーマ高崎シティユナイテッド(群馬県)と対戦する。キャプテンの横山未來さん(中3)は「県大会優勝を目標に走り込みを強化したり、きつい練習にみんなで耐えてきた。関東大会でも目立つプレーでチームを引っ張り、全国大会を目指したい」と力を込めた。斉藤監督は「下部組織からチームに残ってくれたメンバーが中心で結束も堅い。関東大会でもきっとやってくれると信じている」と話した。

 9月30日に市議会を訪問した選手らは、原典之議長から激励を受けた。

(上)投げ初め式の篠山選手(下)記念撮影=DeNA提供

若者文化の新拠点 カワサキ文化公園が開業 Shigekixも祝福

 アーバンスポーツの新たな拠点となる「カワサキ文化公園」(幸区)が9月21日に開業し、同日午後にはオープニングイベントが開かれた。川崎市の福田紀彦市長や公園の運営事業者である(株)ディー・エヌ・エー(DeNA)の元沢伸夫取締役会長らが出席したほか、ブレイキンの世界的パフォーマーであるShigekix(本名・半井重幸さん)もサプライズ登場した。

 バスケットボールやダンスなどを楽しめる場として約8万人に親しまれた「カワサキ文化会館」の閉館に伴い、幸町の国道用地に「会館」の機能を移設。スケートボードの専用施設や、アクロバティックな自転車競技「BMX」のエリアなど、設備を拡充した。

 イベントには市民ら約600人が駆けつけた。DeNAのスポーツ・スマートシティ事業本部川崎拠点開発室室長も務める元沢会長は、「バスケやダンスなどの若者文化は『川崎カルチャー』。この公園で様々なパートナーとサステナブルな取り組みを行い、川崎カルチャーとサステナビリティの二つを強力に推進していく」と語り、福田市長は「素晴らしい施設を作っていただいた。川崎市が応援するアーバンスポーツやカルチャーをここから発信していきたい」と述べた。

 続いてパリ五輪のブレイキン日本代表選手で川崎市在住のShigekixがサプライズゲストとして登場し、パフォーマンスで会場を沸かせた。川崎ブレイブサンダースの篠山竜青選手も「投げ初め式」で華麗なシュートを決め、閉会のあいさつで「この公園でいっぱいチャレンジして失敗して、たくましく元気に育ってほしい」と、集まった子どもたちにメッセージを送った。

 「カワサキ文化公園」の営業時間は、平日午後2時から午後8時までと、土日祝日は午前10時から午後8時までで、営業時間内はスタッフが常駐する。初回利用時に利用登録のうえ、入退場にはパスが必要になる。

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北海道美唄市コンテナショップ
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高津区久地であす11日(土)、フェア
チョーク等の製造販売を手掛ける日本理化学工業(大山隆久社長)の敷地内にある、北海道美唄(びばい)市の魅力を発信する「コンテナショップ」(高津区久地2の15の10... (続きを読む)
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診断士会 セミナー開催
2025年度・持続化補助金
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25年度、2回目となる小規模事業者持続化補助金の申請受付へ向け、川崎中小企業診断士会では小規模事業者や個人事業主を対象に10月17日(金)、川崎区富士見にある川... (続きを読む)
喜ぶ「陣二」の選手ら=提供

ドッジボール 「陣二」が三連覇 地域の児童15チーム参加

 中原区子ども会連合会(小笠原茂春会長)の秋季ドッジボール大会が9月28日、宮内小学校で行われ、陣屋二丁目(陣二)が春夏秋の大会を制し、三連覇を達成した。

 小学生の15チームが参加し、白熱した試合が繰り広げられた同大会。決勝戦は陣二と八幡町が対戦した。大会屈指といわれるアタッカーを擁する八幡町は攻撃力で挑んだが、陣二が真っ向から受け止め2対0で勝利。陣二のキャプテン・糸賀みつきさん(中原小)は「チーム全員でボールに食らいつき、1セットも落とすことなく優勝できた。三連覇できてとてもうれしい。これからの試合も全力で頑張ります」と笑顔で話した。

 準優勝は八幡町、3位は宮内で、新城中央が敢闘賞を受賞した。

花魁道中、商店街練り歩く 向河原駅前通りにぎわう

 「花魁道中で、ございまーす」。先導役の掛け声とともに、あでやかな着物姿の女性たちが駅前通りを練り歩く――。地域活性化を目的としたイベントとして初めて行われた「花魁道中」が、10月4日に向河原駅前通りを車両通行止めにして開催された。主催は三社宮奉賛会。

 朝から曇り空の微妙な天気の中、出発直前の約30分ぐらい前から雨が降り出して開催が心配されたが、沿道を埋め尽くした多くの人たちの願いが天に届いた。予定時間を5分過ぎたころ、主催者から「本日の花魁道中は実行します」という声があがり、周囲から拍手がわいた。出演するチーム歌留多の座長を務める中野亜美さんが華やかな花魁姿で登場すると、観衆の盛り上がりも最高潮に。先導役を前に、子どもたちが扮した見習いの遊女、女中役と行列が続き、厚底の高げたを履いた花魁が八の字を描くようにゆっくりと歩を進めた。三社宮へ続く沿道からは「かっこいい」「きれいね」などと歓声があがり、祝儀を着物の胸元に挟む様子も見られた。行列を見届けた70代の夫婦は「花魁の姿はため息が出るほど美しかった。まさか地元でこんなに良いものが見れるなんて」と笑顔で話した。

団子をこねる幼児(上)、かつお節を削る児童

大戸こ文 月見団子づくりに挑戦 児童ら32人が参加

 子どもたちに日本の伝統文化に触れてもらうためのイベント「お月見団子をつくろう!食べよう! にっぽんのでんとうぶんか〜かつぶしけずりたいけん」が10月4日、大戸こども文化センターで行われた。主催は地域と子ども達の未来を育む会(横澤昌代表)。

 未就学児から小学生までの子ども32人とボランティアスタッフらが参加。十五夜の話や、団子を供える意味などの説明を受けた後、だしアンバサダーによるかつお節の講演があり、実際にかつお節を削って香りや味を確認した。2年生男児は「削るのは難しくなかったし、やってみて楽しかった」と笑顔を見せた。

 後半は粉から団子づくりに挑戦。少しずつ水を注ぎながら生地をつくり、手でこねて一口サイズの団子にした。子どもと参加した母親は「季節の行事を体験する機会は少ないので、今日を楽しみにしていた」と話した。月見の撮影スポットも用意され、最後は写真を撮りながら交流。横澤代表は「子どもたちが楽しみながら参加でき、大人も成長できるような『やってみたいことに挑戦できる地域』の企画をこれからも考えていきたい」と思いを込めた。
ナシを手渡す鹿島会長(写真上右)と菅署長ら

交通事故死「ゼロ」願い 交差点でナシ配布

 中原警察署、中原区、中原交通安全協会、神奈川県ディーラー交通安全対策推進協議会は「交通事故死0(ゼロ)を目指す日」の9月30日に合わせ、府中街道沿いの中原区役所交差点でドライバーや通行人に栃木産のナシ50個を配布した。

 当日は中原交通安全協会・鹿島義久会長の発案によりナシを配って「交通事故による死亡者をナシに」という思いを込めて、関係者ら約20人が参加。交通量の多い交差点に的を絞り、赤信号で止まった車の運転者や、通行人にナシと啓発物などを配布した。

 鹿島会長は「交通ルールの遵守とマナーについて多くの人に周知してもらいたい。昨年に続いて実施したが、皆さんに笑顔で受け取ってもらえた」と喜んだ。中原警察署の菅健司署長は「秋の全国交通安全運動の最終日に、管内の死亡事故が0になるよう皆さんと取り組むことができてよかった」と話した。

平間地区 地域一丸でプラ製品回収 企業ら連携し実証実験

 平間地区でプラスチック資源回収の実証実験が10月と11月に行われる。

 10月14日(火)、11月11日(火)午前11時から午後3時、平間銀座商店街さわやか信用金庫平間支店前と上平間第3町会会館で、30cm以下のプラマークのない製品プラスチックを回収。また、平間小学校では10月8日から同校児童や施設開放団体などの同校利用者を対象に回収を行っており、11月末までに計4回回収する。川崎工科高校でも同様に10月と11月に2回、在校生徒を対象に実施する。

質と割合を検証

 今回の実証実験は、平間地区の商店街、学校、町内会が、大手の飲料メーカーや化学メーカーなどの企業48社で構成された(株)アールプラスジャパン(RPJ)と連携して実施。同社は、アメリカで開発したプラスチックを化学的に分解して元の材料に戻し、再びプラスチックにつなぎわせる技術「ケミカルリサイクル」を導入した工場を2030年代に国内で設立を予定している。

 同社は全国の都市で同様な実証実験を行っており、今回は川崎市と1年かけて準備を進めてきた。今年6月には平間小学校で出前授業を実施。平間銀座商店街等が製品プラについて回収に協力し、地域一体で実証実験を行うこととなった。

 川崎市では昨年からプラスチック資源の分別回収を開始し、今年4月から中原区でも実施。今回の実証実験では、回収するプラスチックの品質を向上させる告知を行うことで、通常の回収との違いを検証することが狙い。同社の担当者は「川崎市とは異なる回収方法で、質と割合の違いを検証したい」と話す。今後は、実証実験に参画している小学校などに回収したプラ製品で生まれ変わった製品を寄贈することなども検討しているという。「プラ製品を回収し、リサイクルするには『正しく出すこと』が必要。多くの人にそうした意識を持ってもらうための啓発も今後行っていきたい」と話している。

活動に参加したメンバーら

巽ライオンズ 新城で盲導犬募金 駅利用者らに呼び掛け

 川崎巽ライオンズクラブ(LC・原輝男会長)は10月4日、「ライオンズ奉仕デー」に合わせてJR武蔵新城駅前で盲導犬募金活動を行った。

 街頭募金活動には、LCのメンバー7人や関係者らが参加し、駅利用者に向け盲導犬事業への支援を呼び掛けた。例年活動を共にしている盲導犬については、負担を考慮して午後の部のみとした。約5時間の活動で集まった募金5万5990円は、全額を(公財)日本盲導犬協会に寄付。募金した60代男性は「以前、犬を飼っていたので応援したい」と話した。

 原会長は「献血と盲導犬募金はクラブの奉仕活動の柱。これからもメンバーと一緒に行っていきたい」と力を込めた。

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渡し舟の乗船体験 10月13日「丸子の渡し祭り」

 丸子の渡し復活協議会が主催する「丸子の渡し祭り」が10月13日(月・祝)、丸子橋第一広場と多摩川丸子橋緑地(大田区)で開催される。午前10時から午後3時30分。

 かつて東京と神奈川を結ぶ交通機関だった「丸子の渡し」。その渡し舟が体験できる同イベント。乗船券は、午前10時からと午後1時から川崎市側、大田区側の両方で受付。片道中学生以上500円、小学生300円、未就学児無料。川崎市側では、おはやしや阿波踊り、バルーンアート体験など、大田区側ではパネル展示、ミニ水族館が行われる。

 詳細は、とどろき水辺の楽校のウェブサイト。

昨年打ち上げられた花火

多摩川の安全祈願に 10月18日「丸子の渡し花火」

 「第6回丸子の渡し花火」が10月18日(土)、上丸子天神町野球場付近で打ち上げられる。午後6時30分から30分程度を予定。荒天の場合、11月2日(日)に順延。

 主催は、丸子地区連合町内会で組織する丸子多摩川観光協会内の同実行委員会。

 現在の中原区と対岸の大田区を結ぶ交通や物流の手段として利用された舟「丸子の渡し」。今年は、川崎市制の新たな100年に向けて希望、生まれ育つ地元地域での子どもたちの思い出づくり、台風シーズン到来にあたっての多摩川の安全祈願を目的に花火が打ち上げられる。

 松川正二郎実行委員長は「多方面より、開催を待ち望む声も多く寄せられてきた。秋の夜空を彩る大輪の花火が皆さまの心の安らぎと感動をもたらし、日本の文化の素晴らしさを改めて感じていただけたら」と呼び掛けている。

 荒天時の開催の有無は、同花火の公式ウェブサイトで確認を。

2025年度・持続化補助金 診断士会 セミナー開催

 25年度、2回目となる小規模事業者持続化補助金の申請受付へ向け、川崎中小企業診断士会では小規模事業者や個人事業主を対象に10月17日(金)、川崎区富士見にある川崎市教育文化会館でセミナーを開催する。

 時間は午後3時から。質疑応答も入れ約2時間程度、要予約、無料(協力・タウンニュース)。

 セミナーでは、決算書や事業計画書など、申請に関する書類の説明、直近の採択事例などを参考にポイントなどを解説するほか、専門家による相談会も行う。

 診断士会では「申請については、先々の見通しも含めた事業の計画が非常に大切」と話し「書類の形式要件を満たすことは最低条件だが、事業の強みを活かした計画が重要」と説明。「興味のある事業者はぜひ、参加を」と呼び掛けている。

 希望者は10月15日(水)午後6時までに、タウンニュース営業推進部【電話】045・913・4141まで申し込み。

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1人1台のスマホ時代。企業広告・商品サービスPRにおいて「デジタル化」は避けては通れないテーマといわれている。「日本の広告費」(電通調べ)によると、2024年の... (続きを読む)
(上)2017年の川崎フロンターレの始球式(下)フロンターレの観客席で応援する3人=いずれも©KAWASAKI FRONTALE

川崎ゆかりのバンド SHISHAMO「終了」 フロンターレ「大切な存在」

 3ピースロックバンド「SHISHAMO」が9月27日、来年6月のライブを最後に活動終了することを発表した。川崎市制100周年記念イベントや川崎フロンターレのイベントに出演するなど、川崎との縁が深いアーティストの「終了」を惜しむ声が各方面から上がっている。

 9月27日、SHISHAMOの公式ホームページに「大切なお知らせ」がアップされた。「2026年6月13日・14日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力陸上競技場)でワンマンライブを開催します。そして、そのライブをもって、SHISHAMOは活動を終了します」

 メンバー3人で「これからのSHISHAMO」について話し合った結果、「完結に向かおう」という結論に至ったことを知らせる内容だった。

 SHISHAMOは10年に川崎市立川崎総合科学高校の軽音部で結成され、卒業後に本格的な活動を始め、13年にデビューした。日本武道館などでの大型ライブやNHK紅白歌合戦出場なども果たす一方で、川崎フロンターレの始球式やハーフタイムショーを務めたり、昨年6月の川崎市制100周年記念イベント「かわさき飛躍祭」にも出演した。

 3人の発表をうけ、川崎フロンターレは「ともに川崎を盛り上げていく同志のような存在であり、音楽の力で後押ししてくれる大切な存在。数多くの活動に協力していただいた」とコメントを発表した。フロンターレ後援会の会員向けにSHISHAMOのラストライブチケットの先行発売を始め、コラボグッズもJリーグの試合会場で販売。第1弾は「SHISHAMOコラボキーホルダー」計400個を完売し、10月18日の清水戦で追加販売する。

 川崎総合科学高校教諭で軽音部顧問の菊田直史さん(52)は、練習熱心な教え子たちが成長する姿をファンとしても見守ってきた。「(発表には)驚いたが『長い間よく頑張った。本当にお疲れ様』という思い。彼女たちの今後がどんな形であれ応援していく」とねぎらった。

 高津区のとんかつ店「華家」はファンの間で「聖地」として知られ、全国からファンが訪れる。常連客の菊田さんが「教え子自慢」をしたところ音楽関係者の耳に入り、SHISHAMOのデビューへとつながった現場だ。店主の天谷信元さん(52)は「全国からファンがここに来て音楽でつながり、自分も多くの出会いに恵まれてきた。心からありがとうと伝えたい」と、満面の笑顔で感謝を述べた。

制作中のミューラルアートの前に立つDragon76

聖地ミゾノクチの象徴 「ブレイキン」が壁画に 世界的アーティストが制作

 世界的なダンサーたちが巣立った「ブレイキンの聖地」として知られる「ミゾノクチ」を象徴する壁画制作が、JR南武線武蔵溝ノ口駅の南北自由通路で進んでいる。世界で活躍する日本人ミューラル(壁画)アーティスト、Dragon76が来日し、10月11日(土)までの完成を目指して制作中だ。

 JR武蔵溝ノ口駅の改札前通路はブレイキンのダンサーが集まることで国内外に知られ、パリ五輪の金メダリスト・AMI(本名・湯浅亜実さん)や世界で活躍するSHIGEKIX(本名・半井重幸さん)もここで技を磨いた場所だ。

 そんな特別な空間を地域のプライドとして形にしようと、高津区内の団体や学校、ダンス関係者が「高津区ブレイキン・モニュメント制作委員会」を結成。中心メンバーで川崎市出身のダンサー「KATSU ONE」こと石川勝之さんが、友人のミューラルアーティストであるDragon76をニューヨークから招聘し、ブレイキンをイメージした壁画の制作を依頼。9月下旬から制作が始まった。

 Dragon76は2019年と20年に、市役所本庁舎の工事現場の仮囲いに巨大なミューラルアートを制作した実績があり、川崎での壁画制作は3度目。今回のテーマは「ニューヨークで生まれたブレイキンの文化が日本独自の発展を遂げ、再び世界に広がるイメージ」という。

 完成する11日には、午後5時から壁画前で完成記念セレモニーがある。

ピンク色に照らし出された川崎市役所(川崎市提供)

10月はピンクリボン月間 がん検診の受診率向上 市役所をライトアップ

 乳がんの早期発見・早期治療を目指して普及啓発を行う10月の「ピンクリボン月間」に伴い、川崎市では2日から9日までの8日間、市役所本庁舎(川崎区)をピンク色にライトアップした。

 国はがん予防の指針となる「第4期がん対策推進基本計画」を改定し、全国のがん検診受診率の目標値を50%から60%に引き上げた。これを受けて市でも目標値を60%に引き上げ、啓発活動を続けている。

 市によると、全体的に市民のがん検診受診率は上がっており、市が40歳以上の女性を対象に実施する乳がん検診の受診率は2023年度の実績で19%と2割以下だが、職場などで受診可能な市民も含めた全体の受診率をまとめた22年度の「国民生活基礎調査」によれば、乳がん検診の受診率は前回の19年度より2・9%プラスの51・4%だった。

 ほかのがん検診も、肺がん54・8%(4・3%増)、大腸がん51・3%(4%増)、胃がん53・8%(0・3%増)、子宮がん49・1%(0・6%増)と、受診率は軒並みアップしている。

 市は肺がんや胃がんなど各種のがん検診を実施しており、70歳以上や住民税非課税世帯などの市民は無料で受診できる。問い合わせは【電話】044・982・0491。

全国学力・学習状況調査 全教科で平均を上回る 自己肯定感も上昇

 川崎市総合教育センターはこのほど、今年4月に国が実施した今年度の全国学力・学習状況調査に関する市内分の分析結果をまとめ、公式ウェブサイトで公表した。小中学校とも、全教科で全国平均を上回った。

 国の「全国学力・学習状況調査」は、教育施策の成果と課題を検証することを目的に、毎年春に全国の小学6年生と中学3年生を対象に実施している。川崎市では、小学校115校と特別支援学校1校(小学部)の6年生1万1387人と、中学校52校と特別支援学校1校(中学部)の3年生8962人が対象となった。

 7月末の速報値を市教委が分析した結果、小学生、中学生とも国語・算数(数学)・理科のいずれの教科でも全国平均を上回った。また、国語の「読むこと」「書くこと」などの学習指導要領の内容に基づく設問の正答率も、いずれの教科でも全国を上回った。

塾など学習時間長め

 生活習慣などを尋ねた「児童生徒質問調査」では、「自分にはよいところがあると思う」と答えた小学児童は88・4%(全国86・9%)、中学生徒は85・7%(同86・2%)。10年前の調査と比べると小学児童が11ポイント、中学生徒が18・1ポイント高くなっており、市内の児童生徒の自己肯定感が確実に上がったことが分かる。

 また学習習慣を尋ねる設問では、校外での勉強時間が「2時間以上」の小学児童は37・6%(24・9%)、中学生徒が43・6%(30・8%)で、塾などの学習時間が長い傾向にあった。

 センター担当者は「川崎の子どもたちが頑張って勉強している結果が出ている」と評価した。

10月13日はスポーツの日 川崎市 持続可能な部活動へ 生徒の代表者会議も開催

 10月13日(月)は「スポーツの日」。部員減で学校の部活動が存続できない地域があることから、国は地方自治体に対して部活動の「外部化」などの対策を講じるよう求めている。川崎市でも、将来的に少子化に転じる可能性があるとして準備を進めている。

 今年8月、部活動の当事者である生徒たちの意見を集めるため、川崎市教育委員会が「部活動生徒代表者会議」を開催した。市内52校の中学2年生ら計95人が市役所の本庁舎(川崎区)に集合。「将来の後輩たちに向けて」という前提で「持続可能な部活動にするために必要な工夫」をテーマに議論し、生徒からは「部への参加スタイルを自分で決める」「自分たちでメニューを決める」といった意見やアイデアが出た。市教委ではこれを受けて2018年策定の「川崎市立学校の部活動に係る方針」を今年度内に改定する予定だ。

 市が「方針」の改定を進める背景には国の意向がある。文化庁とスポーツ庁は22年12月、少子化の影響で部活動が存続できないケースが増えているため、生徒がスポーツや文化・芸術活動に継続的に親しめる環境整備を目指す「総合的なガイドライン」を策定し、地方自治体に通知。23年度から25年度までを部活動に関する「改革推進期間」に指定し、状況に応じた取り組みを求めている。

部活動に充足感

 川崎市内の市立中学校の部活動の状況としては(24年5月時点)、52校で計749の部活動があり、内訳は運動部が520、文化部は229。全生徒2万9922人のうち約82%にあたる2万4659人が部活動に参加しており、市教委によれば、これまでのところ人員減で部を廃止したケースはないという。

 生徒にとっての部活の位置づけとしては、23年11月〜12月に実施した「中学校の部活動に関するアンケート」で、生徒が学校生活で「充実している」と感じる時間のトップは「休み時間」だったが、「部活動」が2位にランクインした。一方で部活動に関連した心配事や悩みを尋ねる設問では(複数回答可)、生徒の50・3%が「勉強との両立」、51・4%の保護者が「部活動と学業の両立」と回答。教員に負担感を尋ねた設問では「感じる」と「どちらかと言えば感じる」が合計で8割近かった。

 市の担当者は、「市も将来的に少子化となり、部活動の機能を地域で担う必要が生じるかもしれない。将来的な課題として、準備を進めていく」と話している。

ファンサうちわで生観戦 11月22日 推し活店で教室   

 中原区商店街連合会と中原区主催の「はじめての推し活!ファンサうちわでNECレッドロケッツ川崎を応援!」が11月22日(土)に開催される。

 中原区商店街連合会では、中原区役所と連携して商店街の店舗を活用してさまざまな教室を実施している。今回は、北谷町通り商店会の「CLip's文具と推し活のお店」でファンサうちわを作成し、参加者全員で同チームの試合を観戦する。時間は、午前9時、10時30分の2回(試合は午後2時5分から)。有料。定員各8人。申込締切は11月7日(金)。申込は区ウェブサイト。問い合わせは区地域振興課【電話】044・744・3161。

 

 

 

無料のジャズコンサート 10月30日 中原市民館ホール

 身近な場所で気軽に本格的な音楽が楽しめる「中原区役所コンサート」が10月30日(木)、中原市民館(新丸子東)ホールで行われる。午後0時10分から0時50分(午前11時30分開場)。

 出演は、昭和音楽大学のビッグバンドジャズサークル「Liiy Jazz Orchestra」。2015年に結成し、「第54回ヤマハ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト」で最優秀賞を受賞したこともある実力派のビッグバンドだ。『ルパン三世のテーマ』『THE JAZZ POLICE』などを演奏する。先着300人で観覧無料。事前申し込み不要で、入退場自由。問い合わせは地域振興課【電話】044・744・3324。

渡し舟の乗船体験 10月13日「丸子の渡し祭り」

 丸子の渡し復活協議会が主催する「丸子の渡し祭り」が10月13日(月・祝)、丸子橋第一広場と多摩川丸子橋緑地(大田区)で開催される。午前10時から午後3時30分。

 かつて東京と神奈川を結ぶ交通機関だった「丸子の渡し」。その渡し舟が体験できる同イベント。乗船券は、午前10時からと午後1時から川崎市側、大田区側の両方で受付。片道中学生以上500円、小学生300円、未就学児無料。川崎市側では、おはやしや阿波踊り、バルーンアート体験など、大田区側ではパネル展示、ミニ水族館が行われる。

 詳細は、とどろき水辺の楽校のウェブサイト。

 

 

ずらりと並ぶコラボメニューの数々

GO!GO!!フロンターレ

マルコメとのコラボメニュー販売

 川崎フロンターレオフィシャルカフェ「FRO CAFE」で、オフィシャルパートナーのマルコメ(株)とコラボしたメニューの発売が始まった。10月31日(金)までの期間限定。

 期間中は、同社の発酵食品や大豆ミートなどを使った、体に優しく美味しいメニューが楽しめる。ピリ辛の味付けが食欲をそそる「大豆ミートの台湾混ぜ飯」や、西京焼き用みそのマヨネーズソースが決め手の「塩糀ローストポークのピタパンサンド」、「濃厚味噌の鶏団子汁定食」などが並ぶ。いずれも1100円(税込)。

 ドリンクには同クラブの練習拠点、麻生グラウンドで選手にも提供されているスムージーを、カフェ風にアレンジした「米糀ミルクのベリーバナナスムージー」も登場。トップチームの選手も愛飲する一杯を味わうことができる。

 担当者は「マルコメさんの商品を使った、こだわりのメニューがそろいました。ぜひこの機会にご賞味ください」と来店を呼びかけている。問い合わせは併設のアズーロ・ネロ【電話】044・767・6111。

画像はいずれも川崎フロンターレ

検証 福田市政㊦ まちづくり、輸送力強化に課題 特別市は市民理解不可欠

 10月12日告示、26日投開票の川崎市長選挙。3期目・4年間の福田市政検証の2回目のテーマは防災対策やまちづくり、特別市などについて。

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 2024年1月1日に発生した能登半島地震を受け、福田紀彦市長は「被災直後から衛生面で重要な課題となる」との認識を示し、川崎市の災害時におけるトイレ対策を転換する方針を決めた。長期の断水により、災害時のトイレ対応の重要性が浮き彫りになったことを受け、川崎市は下水道管に接続して利用できるマンホールトイレを市内156カ所に整備、携帯トイレの備蓄も推進した。加えて、市内のコンビニエンスストア208店舗へAEDの設置を進める。一方で市民救命士の養成は課題だ。

 まちづくりの取り組みでは、京急川崎駅や武蔵小杉駅をはじめ、市内各地で整備計画を進めてきた。福田市長は「50年先を見据えた都市整備」を行うとしている。登戸、鷺沼、新百合ヶ丘などの駅周辺での再開発は、人口増加につながることも期待されている。交通インフラでは、川崎の南北を縦断するJR南武線で連続立体交差事業が進められているが、ラッシュ時の混雑問題はいまだ解消されていない。JR東日本は今春、南武線のワンマン運転を開始。ただ、遅延問題は度々発生している。輸送力増強に向けた市としての働きかけは、いっそう求められている。

 ふるさと納税で福田市長は「本格的に取り組み、流出分を取り返したい」との決意のもと、ポータルサイトを3サイトから14サイトに増やし、返礼品も24年度の約400品から倍以上の約850品目へと増やすなど、力を入れてきた。こうした取り組みが功を奏し、寄付受入額は、過去最大の約26億円に達した。もっとも、2024年度における同制度経由の市税減収額は、過去最大の約138億円に上り、歯止めがかからないのが現状だ。川崎市は市の税収で財政をまかない、国から地方交付税の交付を受ける必要がない「地方交付税不交付団体」であるがゆえ、ふるさと納税による住民税の減収分が補填されず、市民サービスの低下の懸念が生じている。

 福田市長が主張し続けているのが「特別市」の実現だ。政令市を都道府県から独立し、行政サービスを一括して担う制度。実現により、都道府県との連携強化に加え、市町村との水平連携が推進・強化され、「行政サービスの充実などの成果を市民、近隣自治体を含めた圏域、日本全体に還元できる」と福田市長は力を込める。「東京一極集中」の打開にもつなげたい考えでもある。法制化に向けて福田市長は音頭を取り推進する一方で、市民に「分かりづらい」との声はつきまとう。こうした中、福田市長は地方自治制度を「スマホの本体」、まちづくりや福祉、防災など個々の政策を携帯電話内の「アプリ」と例えてしきりに説明を行う。「いくら良いアプリ(政策)だとしても、携帯電話が古ければ使うことはできない」と抜本的改革の必要性を訴える。特別市実現に向けては市民の理解度を上げていくことは欠かせない。