大和版【10月10日(金)号】
公募を開始した引地台公園=10月8日

大和市 「命名権」の募集を開始 引地台公園・温水プール

 大和市は7日、自主財源の確保や地域活性化などを目的に、引地台公園と引地台温水プールの2施設でネーミングライツ(命名権)のスポンサー公募を開始した。来年4月1日から愛称の使用開始を予定している。

 ネーミングライツは、施設に企業名や商品名を愛称として付ける権利。企業や団体側にとっては自社のPRが期待でき、市はネーミングライツ料が得られるメリットがある。施設の正式名称に変更はない。

 スポンサーを公募するのは、大和市スポーツ・よか・みどり財団が指定管理する引地台公園と引地台温水プール。市によると2施設は指定管理者に申し込みの意向がないことを確認し、公募に至った。ネーミングライツ料は引地台公園が年額200万円、温水プールは100万円。契約年数は5年間。

 大和市では、今年4月から大和ゆとりの森(福田)でネーミングライツを初めて導入し現在、「F・マリノス 成城石井パーク」の愛称で利用者に親しまれている。

 この時は指定管理者を務める「やまとスポレク・パートナーズ」の構成企業が手を挙げたため、公募は行われなかった。そのため、命名権スポンサーの公募は今回が初めてとなる。

計9施設で導入の方針

 市では、今回公募する2施設を含む9施設でネーミングライツを導入する方針を9月22日に発表している。

 対象は引地台公園と温水プールのほか、やまとみらいが指定管理するシリウス、つきみ野学習センター、桜丘学習センター、渋谷学習センター、ポラリスと同施設に隣接し市が管理する星の子広場、同財団が指定管理する大和スポーツセンター。

 これらの施設は、指定管理者に命名権スポンサーの意向がない場合、希望額などを調整した後公募を開始する予定。ネーミングライツ料は、各施設の維持管理費に充てられる。
来場を呼びかける児玉さん=3日・ポラリスで

県立高校校歌祭 大和市で初の開催 大和高校ほか25校参加

 県立高校の同窓会が一堂に会し、母校の校歌を披露するイベント「青春かながわ校歌祭」(主催/かながわ校歌振興会)が10月18日(土)、シリウスメインホールで開催される。校歌祭は今回で20回目となり、大和市で開かれるのは初めて。市内からは大和高校同窓会(片山政明会長)が出演を予定している。

 校歌祭は2006年10月、県立高校の同窓会員でつくる「かながわ校歌振興会」の主催で第1回大会が県立青少年センターホールで開催された。湘南高校や希望ケ丘高校など、旧制中学を中心に22校で始まった。

 大和高校同窓会は19年の第14回大会から出演を予定していたが、この時は台風で校歌祭が中止に。続く第15・16回大会も新型コロナウイルスの影響で中止となった。22年の第17回大会は開催されたものの、同会では新型コロナを考慮して出演を見送った。

 同会の初出演は23年。およそ30人の会員たちが県立青少年センターのステージに上がり、校歌のほか、高校野球の応援でも歌われた「宇宙戦艦ヤマト」を合唱した。

 この時のステージを経験した児玉勝道さん(76)は同校の3期生にあたる。現在は同窓会の常任幹事長を務め、かながわ校歌振興会の総会などにも同校を代表して出席している。

 中止となった第16回大会は当初、シリウスで開催が予定されていた。4年越しに大和市での開催が実現することもあり、児玉さんによると、同会の会員たちも練習に熱が入っているようだ。

 児玉さんは今大会もステージに上がる予定。同校出身の長女も出演するといい、「ぜひ多くの卒業生や市民の皆さんにお越しいただきたい」と呼びかけている。

 入場無料。午前11時30分開場、正午開演。

早稲田大学同窓会「大和稲門会」の会長を務める 児浦(こうら) 義文さん 下鶴間在住 80歳

笑顔ににじむ充実感

 ○…早稲田大学の卒業生からなる「大和稲門会」には現在、およそ60人の会員がいる。今年2月、周囲に請われ第5代の会長に就任。「魅力ある会づくり」を標榜し、活動している。その一環としてバーベキュー大会を企画した。他大学の同窓会を招き、参加者たちは束の間の交流を楽しんだ。「皆が笑顔だった。企画してくれた新企画委員会のメンバーたちに感謝」とうれしそうだ。

 ○…終戦の年、長崎県に生まれた。原爆投下の少し前に両親の郷里である鹿児島県へ。「赤ん坊だった私は親に抱えられ防空壕を転々とした」と後に聞かされた。中高は県内有数の進学校に進み、勉学のかたわら加山雄三や石原裕次郎にのめり込み、市街地の映画館へよく通った。卒業後は早稲田大学法学部へ。当時、学園闘争の只中で「覚えたての麻雀に明け暮れた」と振り返る。

 ○…卒業後は政府系金融機関に就職した。大阪を皮切りに鹿児島や北海道、福岡など全国を渡り歩いた。大和に移ったのは42歳の時。姉が住んでいたこともあり、土地を購入し新居を構えた。現在、3人の子どもは独立し、妻と暮らしている。縁あって大和稲門会に入ったのは、今から16年ほど前。ゴルフコンペやカラオケ会など各種行事に進んで参加していくなか、自然と周囲から慕われる存在になった。

 ○…同窓会のかたわら、趣味の絵画にも力を入れる。毎月教室に通い、今月15日にシリウスで開かれる「やまと芸術祭」に水彩画を初めて出品する。そんな充実の日々を支える健康の秘けつはウォーキング。毎日朝夕の2回に分け、計1万歩を目標に続ける。「母は104歳まで生きた。私もその年齢まで頑張りたい」とにっこり。トレードマークの笑顔で一日一日を歩んでいる。

あいさつする児浦会長

各校同窓会と親睦 大和稲門会

 早稲田大学の卒業生で構成される同窓会「大和稲門会」(児浦義文会長=「人物風土記」で紹介)が主催するバーベキュー大会が4日、座間市内で開催された。

 横のつながりを強くしていこうと企画された。当日は慶應義塾大学「大和三田会」、日本大学「大和桜門会」、「明治大学校友会大和地域支部」の会員らが招かれ、互いに親睦を深めた。

 稲門会の児浦会長は「これからも交流の輪を大切にしていきたい」と話した。

スタートの様子

109人が躍動 ジュニアTRYアスロン

 小学3〜6年生を対象にした鉄人レース「やまとジュニアTRYアスロン」(主催/(公財)大和市スポーツ・よか・みどり財団)が9月27日、引地台温水プールと引地台公園を会場に行われ、109人が出場した。

 参加した選手たちは、水泳(120メートル)、自転車(650メートル)、ラン(1キロ)で優勝を争った。

 沿道では白熱のレースを見届けようと集まった保護者らが選手たちに温かい声援を送っていた。

 入賞者とタイムは次の通り(敬称略)。

【3年生】▽1位/石丸太智(10分29秒)▽2位/中園塔子(10分34秒)▽3位/水谷奏翔(10分43秒)【4年生】▽1位/宮下隼大(9分37秒)▽2位/小島紗恵(10分03秒)▽3位/関春征(10分11秒)【5年生】▽1位/神原一翔(8分55秒)▽2位/井上裕視(9分09秒)▽3位/石橋秋里(9分14秒)【6年生】▽1位/森岡華光(9分23秒)▽2位/水谷咲良(9分44秒)▽3位/松村勇輝(10分00秒)

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第25回美術講演会 17日シリウスで

 市が主催する第25回「美術講演会」が10月17日(金)、シリウス1階サブホールで開かれる。時間は午後2時〜4時。入場無料で予約不要。大和美術協会(明吉美智子会長)の主管。

 当日は絵画と彫刻を扱う白日会会員の佐藤陽也さんを講師に招き、「絵から教わる挑戦することの愉しさ」をテーマとした講演が実施される。

 明吉会長は「少しでも絵画に興味がある人は、ぜひお越しください」と話している。

 問い合わせは【携帯電話】080・5963・1885(明吉会長)へ。

古谷田市長に報告した簗田さん(左)と高村さん(右)=提供

全国での活躍誓う 市長を表敬訪問

 大和市内を中心に活動する防具空手道場「誠志会館」(人見龍誠館長)の選手2人がこのほど、大和市役所で古谷田力市長を表敬訪問した。

 これは、6月に宮城県で開催された第3回「JKKF関東・東北硬式空手道選手権大会」で優秀な成績を収めたとして、行われた。市役所を訪れたのは、一般女子型の部で優勝した簗田実玖さん(座間総合高校2年)と男子中学生(中学1〜3年)型の部で3位入賞した高村悠陽さん(鶴間中3年)。

 今月に福岡県で開催される全国大会へ向け、簗田さんは「練習の成果を出して、まずは入賞を目指したいです」と話した。高村さんは「踏み込みを強化し、優勝を目指して頑張りたいです」と意気込みを語った。

 古谷田市長は「ぜひ優勝して、世界大会に挑戦してください」と激励の言葉を送った。

成年後見を学ぶ 16日に市民講座

 市民講座「成年後見はじめの一歩」が10月16日(木)、市民交流拠点ポラリスで開催される。午後2時〜3時30分。主催は大和市成年後見支援センター。

 当日は司法書士の大滝良子氏を講師に招き、成年後見制度の基礎知識について学ぶことができる。

 参加無料で定員は30人。参加希望者は電話で申し込みを。(問)同会【電話】046・260・5634(平日午前8時30分〜午後5時15分)
善意を呼びかける市担当者  =6日・大和市役所

台湾東部花蓮県豪雨 救援募金を開始 4市連携で30日まで

 大和・海老名・座間・綾瀬の4市は6日、台風18号により甚大な被害を受けた台湾東部の花蓮県を支援するため、救援募金を開始した。

 募金活動は日台高座友の会(橋本吉宣会長)の働きかけにより実施された。台湾は東日本大震災など日本が大きな被害を受けた際、行政だけでなく市民らも募金などを通じて惜しみない支援を日本に寄せた経緯がある。

 大和市によると、浄財は同会とともに台北駐日経済文化代表処横浜分処を通じ台湾の被災地に届けられる。

 募金箱は市役所、保健福祉センター、シリウス、市立病院に設置されている。海老名・座間・綾瀬の3市では市役所1階にそれぞれ設置されている。設置は10月30日(木)まで。

家族で楽しむマルシェ 11日鶴間駅そばで

 第4回「にじいろYamatoMARCHE」が10月11日(土)、鶴間駅そばの二条通り商店街で開催される。主催はNPO法人lagraineラグレーヌ。午前10時〜午後3時。雨天時は12日(日)に順延。

 当日はハンドメイド雑貨や採れたて野菜の販売、子どもたちによるダンスステージなどが実施される。焼きそばやラーメン、たい焼きなどのキッチンカーもある。

 主催者は「商店街を盛り上げるイベントです。ぜひお越しください」と話している。問い合わせは同法人【携帯電話】070・6407・5456へ。

優雅な踊りを披露する

海老名で越中おわら節 四季の会が発表会

 海老名市を拠点に風の盆で知られる「越中おわら節」の練習に取り組む海老名おわら四季の会が11月16日(日)、海老名市文化会館(海老名駅西口から徒歩5分)で発表会を開く。午後1時開演(正午開場)、3時30分終演。入場無料。

 越中おわら節は富山市八尾地域の郷土芸能。公演では相模の情景を織り込んだ唄と演舞を合わせた創作おわらが披露される。(問)【電話】046・232・8182若山さん。

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第115回上映会が実施 22日シリウスで 

 大和市立図書館映画上映会が10月22日(水)、シリウス1階サブホールで開催される。開演は午後2時(開場は1時30分)で、大和市文化創造拠点などを指定管理している「やまとみらい」が主催。

 第115回目を迎える今回は、ダニエル・キイス原作の洋画「アルジャーノンに花束を」を上映する。

 定員は200人で、料金は無料(自由席)。同館4階カウンターにて整理券が配布されているほか、当日は1階サブホール前でも配られる予定だ。整理券は一人3枚までで、定員に達し次第、配布は終了となる。

 問い合わせは同館【電話】046・263・0211へ。

 

 

 

過去開催の様子

秋空の下 楽しく歩こう 第14回かねしろウォーク

 大和市と相模原市にあるかねしろ内科クリニック(金城瑞樹理事長)主催の散策イベント「第14回かねしろウォーク」が10月30日(木)、横浜市「こどもの国」(青葉区奈良町700)で行われる。

 今回は「歩く門には福来る」と題し、配布されるカードを参加者やクリニックのスタッフらと交換するゲームも実施。ウォーキングと交流を楽しむ仕様になっている。

 時間は午前9時30分から11時30分で雨天中止。参加費500円(入園料+保険料)。申し込み不要で参加費は当日徴収。詳細は鶴間かねしろ内科クリニック(ウォーク担当)【電話】090・1270・6221。

カワイレトログランドピアノ(左)とFUKUSHIMAPIANO(右)

音色に酔いしれる 戦前のピアノ復元

 大和アートライオンズクラブ(北嶋恭子会長)主催の「時を奏でるピアノたち〜戦前のピアノの復元展〜」がこのほど、「Musica Hidratante(ムシカ イドゥラタンテ)」(K―sax Music Support内)で開催された。

 戦前に製造された「カワイレトログランドピアノ」と「FUKUSHIMAPIANO」を、「大和楽器」の杉本由紀代表が復元。同イベントでは、この2台のピアノの展示会が行われた。

 さらに、倉本卓さんや石井扶美代さん、山崎香さんによる演奏会も実施。来場者は、時を越えてよみがえったピアノの音色に酔いしれていた。

 北嶋会長は「コンサートで使用する機会を設けるほか、開放日などを作りたい」と話していた。

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「幸せな えんそう会」

いろいろな世界集まる 国際アートフェスタ

 やまと国際フレンドクラブ(長谷部美由紀会長)が主催する絵画コンクール、第18回「やまと国際アートフェスタ『世界はいろいろ』」の展示が9月26日〜28日にかけてシリウス1階ギャラリーで行われた。

 市内の小中学生から307点の応募があり、投票で選ばれる「やまと国際フレンドクラブ(IFC)賞」と「インターナショナル賞」に、それぞれ2作品が選出された。

 受賞作品は次の通り(敬称略)。▽IFC賞/易揚星天(林間小4年)「幸せな えんそう会」、佐藤珠亜(大和東小6年)「色で決まること?」▽インターナショナル賞/バトトゥルノミン(上和田小6年)「世界にはいろんな人やものがある!」、平本杏珠(林間小4年)「愛と平和の樹」

交通安全を呼び掛ける網代さん(左)

高校生が一日署長 アマボウラー網代さん

 大和警察署(松本和彦署長)は9月22日、イトーヨーカドー大和鶴間店で秋の全国交通安全運動キャンペーンを実施した。一日警察署長として、桜ヶ丘ボウリングセンター(深見)のアマカスアカデミーに所属するアマチュアボウラー網代羅夢さん(大和東高校3年)に委嘱した。

 網代さんが在学している大和東高校は、神奈川県教育委員会と県警が推進する交通安全教育推進活動「スタートかながわ」の対象校。ボウリングの全国大会で優勝するなど活躍をみせる網代さんに同署が依頼して実現した。

 制服姿に一日署長と書かれたタスキを掛けた網代さんは、同店の2階連絡通路でチラシや反射材などの啓発グッズを配布。店舗利用者らに「交通事故に気をつけてください」などと、安全を呼び掛けた。

 網代さんは「交通事故が増えているので、友だちにも伝えたい」と話し、松本署長は「若い人たちにも交通事故について考えるきっかけになってもらえたら」と期待を寄せた。

一枚ずつ真剣に審査する会員たち

大和RC 個性豊かな428点集まる 児童絵画コンクール

 奉仕団体の「大和ロータリークラブ」(武田茂会長)が主催する第7回「やまと児童絵画コンクール」の審査会が9月30日、大和商工会議所で実施された。

 同コンクールは毎年実施されている恒例行事で、子どもたちに絵画を通して学びを得てもらうことを目的としている。

 「行ってみたいな‼」をテーマに、市内の小学校に通う1〜3年生から作品を募集。今年は428点の力作が寄せられた。

 審査会では大和RCの会員らが1点1点を真剣な眼差しで審査。投票による1・2次選考を行った。最終的に金賞4作品、銀賞10作品、銅賞15作品の計29作品が選出された。武田会長は「個性豊かな作品にふれ、私たちも元気をもらえる。多くの人に見てもらえたら」と話していた。

 入賞作品の展示会及び表彰式は11月16日(日)、シリウス1階ギャラリーで開催される。