旭区・瀬谷区版【10月23日(木)号】
チラシを手に来場を呼びかける青木会長(右)と商店街会員の諸根夕子さん

左近山SC月1イベント 26日に節目の「100回」 地域活性化目指し継続

 旭区の左近山ショッピングセンターによる月1回のイベントが、10月26日(日)の「秋まつり」で節目の100回目を迎える。地域活性化や商店街振興を目指して10年近く前から続けてきたもので、青木栄一会長は「会員やボランティアスタッフ、地域の方々の協力があってこそ」と感謝の気持ちを抱く。

 同センターは左近山団地の一街区にある商店街。1968年に発足し、現在は物販店やスーパー、飲食店、クリニック、健康・美容店など約20店舗が加盟する。

 「月イチ・イベント」は左近山連合自治会の後援を受けて、6月と12月をのぞく年10回、主に毎月第4日曜日に開かれている。7月は「地域で一番早い夏祭り」として第1週の金・土曜日に行われており、2日間の来場者数は約1万5000人と大いに賑わう。

 青木会長によると、第1回目は商店街プロレスが行われたという。現在では模擬店が多数出店し、夏に花火、秋にはハロウィーン、1月にはどんど焼きなど季節に合わせたさまざまなプログラムを企画している。音楽ステージも特徴の一つで、地域のバンドや左近山中学校の音楽部、和太鼓やダンス、舞踊などのグループが登場する。「出演したい」と打診されることもあり、地域住民らにとって身近な発表の場になっている。

 「初年度は一から企画を考える必要もあり、苦労しました。毎月続けて、気づいたら100回目になっていましたね」と青木会長。「次は何をやるの」とイベントを楽しみに待つ住民らの声が、大きな励みになっているという。  

秋の音楽フェス 

 100回目となる26日の「秋まつり」は午前11時から午後3時まで開催(雨天中止)。「秋の音楽フェス」と題してバンドなどが出演するほか、横浜国立大学の民謡研究会合唱団(11時〜)やフラダンスグループ「Hula halau o Kauikeolami」(0時30分〜)も登場する。恒例の三輪車レースでは、新たなマシンがお披露目。また、ハロウィーンのフォトスポットも設けられる(11時〜2時30分)。

 「ショッピングセンターは店舗に囲まれており、小さなお子さんも安心して遊べる場所」と青木会長。「祭りは多くの人が集まるため、新しい友人や仲間とも出会えます。ぜひ遊びに来てください」と呼びかけている。イベント詳細は同センターホームページ。
専用のテレビカメラを使用した調査=市提供

横浜市下水道管路 腐食やひび割れ確認 調査で対策必要0.8Km

 横浜市は、1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて実施した下水道管路の調査結果を9月17日に発表した。優先的に調査した約50Kmのうち、約35Kmの判定、評価が完了し、約0・8Kmで対策が必要だとした。

 調査は下水道管の破損が起因とされる八潮市の事故を受け、国が全国の自治体に要請したもの。

 市内には約1万2千Kmの下水道管がある。このうち、陥没現場と下水道管の地盤が類似していたり、構造的に腐食しやすい場所にある約50Kmを優先して3月26日から調査を開始。専用のテレビカメラを用いた調査と調査員がマンホールから管路に入って行う潜行目視調査を併用した。

 結果、陥没事故につながるような劣化は確認されなかったものの、腐食やひび割れが確認された箇所があった。

 対策が必要と見込まれる約0・8Kmのうち、速やかな対策が必要とされる0・7Kmでは原則1年以内に、残りの0・1Kmでは、応急措置を実施した上で5年以内に対策の実施を進める。劣化の状況に応じた状態の監視の継続と修繕、改築を行っていく。

 また、優先実施の対象の残りの15Kmの評価の取りまとめと、内径2m以上かつ設置後30年経過した約350Kmについても2025年度内を目途に調査を実施する予定だ。

 調査にかかる13億1160万円の事業費のうち、国庫補助事業で半額の6億5580万円が国から補助される。

進む老朽化

 市は、1960年代以降、短期的で膨大な下水道整備を行ってきた。コンクリートの標準耐用年数の50年を超える下水道管は、23年度末で約1500Km(市内に布設の約13%)で、20年後の43年度末には約1万Km(同84%)になる。

 急激な老朽化を見据え、市は22年度から、臨海部など古くから下水道が整備された区域を対象としてきた下水道管の再整備を全市域に拡大した。また、再整備のスピードアップやコストの縮減のため、道路を掘削せず既設管の中に新たな管を作る管更生工法を主体に工事を進めている。

今宿コミュニティガーデン友の会の代表を務める 徳留 佳之さん 旭区在住 68歳

「現代の原っぱ」を発信

 ○…住宅地の一角にある「今宿コミュニティガーデン」。横浜市が所有する土地を友の会が管理しており、季節ごとの花々が楽しめるほか、野菜や果物も栽培し緑豊か。20年前の設立時に、「園芸にあまり興味はなかったが、新しい試みに惹かれて」同会に参加し、広報やイベント担当に。「昔は雑草が生い茂りゴミも放棄される場所だった。今では地域の景観向上にも役立っているのでは」。小学校の「街探検」の会場として毎年訪問も受け入れ、地域にも根ざしている。

 ○…昔から本好きで、仕事で出版にも携わっていたことから「ぶっくる」を運営。ネットで古本の買取や販売を行うだけでなく、区内のイベントにも出店している。他にも天声人語塾や読書会を主宰し、本を通じたイベントを催す「旭区まちづくりポット」にも約10年前から参加。ビブリオバトルなどを開催し、読書推進活動にも積極的だ。「本の魅力発信だけでなく、新たなコミュニティづくりも広めていきたい」

 ○…25歳頃から始めたテニスに加え、「近年は卓球やバドミントンも始めてしまい」、現在でも週1回は運動を欠かさない。「やはりゲーム性がある球技は楽しい」。若い頃は、テニス大会を頻繁に主催していた。

 ○…2年前には、高齢化による当時の代表・副代表の引退や会員減により、市への土地返還も検討した。それでも「ここまで整備してきた土地をなくしてしまうのはもったいない」と、地元造園会社の協力も得て、新体制を構築。会員募集に力を入れるなど、なんとか運営を続けてきた。「自然がどんどん身近ではなくなっている。ここは雑草が生えれば虫も増え、まさに『現代の原っぱ』。そんな場所としての魅力も発信できたら」 

3商店会で楽しもう 25、26日にハロウィーン

 瀬谷駅南口近くの瀬谷銀座通り商店会といちょう通り商店会、三ツ境駅前の商店会と町内会が主催する「SEYA×MITSUKYO 2025 Halloween」が10月25日(土)と26日(日)に開かれる。

瀬谷

 25日(正午〜午後5時)は瀬谷銀座通りで商店街グルメを楽しめる。4時からはアホマイルド坂本やけんじるなどが出演するよしもとお笑いライブ、じゃんけん大会、仮装コンテストが予定されている。

 小学生以下を対象とした「お菓子マップ」が、旧東京ガスライフバル横浜西瀬谷店に隣接する特設本部で配布される(午後0時30分〜/なくなり次第終了)。

三ツ境

 26日(午後1時〜6時)の会場は三ツ境駅前商店会周辺。のぼり旗が目印の店舗で、「トリックオアトリート」を伝えるとお菓子をもらえる。

 ワークショップやアクセサリー販売のマルシェ(1時〜6時)、キッズ仮装コンテスト(1時〜受付・小学生以下先着20人)、ディスコハロウィーン 32K(5時〜9時/入場料1000円)も実施。瀬谷区内の人気マスコットキャラクターたちも来場予定。

スタンプラリーも

 3商店会が連携したスタンプラリーもあり、瀬谷銀座通りといちょう通りは25日、三ツ境駅前は26日に行われる。用紙は瀬谷銀座通りと三ツ境駅前の各特設本部で、いちょう通りは炉端焼き大関(1時〜3時)で配布される。

レッスンを受ける菊地さん(右)

横浜富士見丘学園中・高 アイドル輩出見据えて 外部講師招き、講座を開始

 旭区発のアイドルグループを目指して――。

 横浜富士見丘学園中学校・高等学校=旭区中沢1の24の1/永川尚文校長=で、9月頃から「K―POPダンススクール」と「韓国語講座」が開始されている。

 放課後学習の一環で、幅広いジャンルの文化に触れる機会を創出するための取組だ。

 K―POPダンススクールは、芸能事務所「LDH」が運営するエンターテイメントスクール「EXPG STUDIO」から、「EXILE」のバックダンサーを務めた経験もある講師を招いており、本格的な講座となっている。韓国語講座は、大学で語学講座の教鞭をとった経験のある韓国人が担当している。

 9月24日のK―POPダンススクールには、同校の高校2年・菊地こはるさんが参加した。ダンスで基本となるテクニックの「アイソレーション」の練習から始まり、その後は韓国のガールズグループの楽曲に合わせてダンス。

 講師からは「小さい動きでイメトレすれば、体力を使わずに練習できる」「アイソレーションができるようになれば、ダンスが楽しくなる」などのアドバイスが送られていた。

 菊地さんは「K―POPが好きで参加した。ダンスは初心者でリズムも速く大変だったが、レッスンを続けて踊れるようになりたい」と話した。

 取組をまとめている、同校の青木和仁教諭は「講座を受けた生徒たちによる、アイドル結成の構想もある。色々な可能性があり、幅広く活動していけたら」と今後の展望を語る。

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こども薬剤師やボッチャの体験コーナーも※昨年の様子

カワセ薬局 楽しみながら健康に 11月3日に恒例フェスタ

 旭区と瀬谷区にあるカワセ薬局=本店・旭区笹野台=による「健康フェスタ」が、11月3日(月・祝)に瀬谷公会堂で開催される。午前10時〜午後4時。

 地域住民の健康をサポートするため、さまざまな取組を行う同店。フェスタは今年で4回目を数える。

 当日は、子どもから大人まで楽しみながら健康について理解を深められるプログラムが数多く揃う。白衣を着用しながらお菓子を薬に見立てて調剤する「こども薬剤師」、お菓子釣りやお手玉投げゲームといった縁日遊び、誰でも気軽にプレーできる「ボッチャ」や「モルック」などを楽しめる。

 会場では血流や姿勢、野菜の摂取度を測定でき、健康や栄養相談も受け付ける。また、AED(自動体外式除細動器)について学ぶセミナー、同薬局や瀬谷区内の障害福祉事業所の商品も販売される。

 代表の川瀬淳さんは「フェスタを通じて、地域の皆さまに日頃の感謝を伝えるとともに、地域に貢献したい。ぜひ、来場してもらえれば」と呼びかけている。

 予約不要。雨天決行。問い合わせは【電話】045・366・3204(当日は【携帯電話】090・3520・2062)、またはメールa.kawase@kawase-pharm.co.jp

三ツ境自動車教習所 安全運転の意識高めて 11月7日 高齢者向け講習会

 三ツ境自動車教習所が地域貢献と高齢者の交通事故防止を目的とした「安全運転セミナー」を、11月7日(金)午後2時から3時に二ツ橋地域ケアプラザ=瀬谷区二ツ橋町83の4=で開く。対象は65歳以上。

 当日は、視野測定と危険予知トレーニングを通じ、加齢に伴う身体機能の変化を自覚し、安全運転を再確認する内容となっている。セミナーでは「最近視野が狭くなった」など、運転時の不安や変化を感じている人の声に応えるプログラムが用意されている。

 視野測定は、今後の運転に役立てるよう、視野の広さを計測し、危険を発見できるタイミングを知る。危険予知トレーニングでは、瀬谷区内の危険場面を確認し、参加者が「どんな危険が潜んでいるか」「どうすれば防げるか」を考え、安全確認の重要性を学ぶ。

 定員は先着20人で、参加費無料。問い合わせや申込は同所【電話】045・363・5441まで。

シテ「龍神」を舞う継之助さん

旭区在住 安藤継之助さん 能「岩船」で初の主役 小4で挑んだ舞台

 旭区内の小学校に通う安藤継之助(つぎのすけ)さん(4年)がこのほど、東京都にある銕仙会(てっせんかい)能楽研修所で行われた舞台で初主演を果たした。

 室町時代に成立した能は、650年を越える歴史を持つ、日本の代表的な古典芸能。主役であるシテ方(かた)、わきを演じるワキ方、子どもが演じる子方などの役がある。

 能「岩船」は、宝物を積んだ船「岩船」を漕ぐ天の女神・天探女(あめのさぐめ)が登場し、続いて金や銀、宝の玉を携えた龍神が現れる。神々は国の繁栄などを祝い、平和で豊かな時代の到来を喜ぶという作品で、宝をもたらす神々の姿を通じて、めでたさに満ちた世界を描く。

 「シテである『龍神』の衣装は特に重くて暑くて大変だったけど、がんばった」と継之助さん。稽古では、笛や太鼓とのタイミング合わせに苦労したが、繰り返し練習を重ね、本番では見事に舞い切った。衣装を着ての所作や、舞台上での回転など、見どころの多い演技だったという。

 これまでに子方として座っている場面が多かった継之助さんにとって、舞台に立ち続ける「岩船」のシテは大きな飛躍。4年間で10作品以上をこなしてきた舞台経験と反復練習で、初の主役を成功に収めた。見守ってきた母の佳奈子さんは「稽古の成果を出し切って舞台をやり通し、本当にすごいと思いました」と笑顔を見せる。

 これから出演する舞台は銕仙会定期公演の11月14日(金)「歌占」、12月12日(金)「邯鄲」(どちらも観世能楽堂/銀座)。

ステージに立つ悠木さん

廣松音楽事務所 11月6日に歌謡祭 悠木さんら出演

 瀬谷区を拠点に活動する歌手の悠木真湖さんなどが出演する「チャリティー39回廣松音楽事務所歌謡祭」が11月6日(木)に瀬谷公会堂で開かれる。午前11時開演(30分前開場)、午後4時頃に終演。

 20年近く歌手生活を続ける悠木さんは、作詩・作曲家の廣松亮介さんと二人三脚で活動。これまでに横浜開港150年記念の「横濱音頭」、GREEN×EXPO 2027を盛り上げる「2027 横浜花博花だより」などを歌ってきた。

 6日は「関東おんな節」や「むかい橋」など13曲を披露する。そのほか踊りや廣松音楽事務所の生徒のステージもあり、悠木さんは「歌、踊りと日頃の成果をご覧ください。ご来場をお待ちしています」と呼びかけている。

 入場無料。問い合わせは廣松さん【携帯電話】080・6890・5989へ。

社明運動作文コンテスト 瀬谷区の中学生25人表彰 小野さん(隼人)が区長賞

 社会を明るくする運動に関連した第30回 瀬谷区中学生作文コンテストの表彰式が9月29日、瀬谷区民文化センターあじさいプラザで開かれた=写真。瀬谷更生保護協会、瀬谷保護司会、瀬谷区更生保護女性会の主催。

 家庭や学校の中で体験したことをもとに、「犯罪や非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直り」について感じたことなどを区内中学生から募集。今年は95点が寄せられ、8点が特別賞に、17点が優秀賞に輝いた。受賞者は以下の通り(敬称略)。

 【特別賞】瀬谷区長賞/小野惺友那(横浜隼人中学校)、瀬谷警察署長賞/伊藤鷲真(東野中学校)、瀬谷区民生委員児童委員協議会会長賞/中島祐和(横浜隼人中学校)、瀬谷区PTA連絡協議会会長賞/木村帆花(東野中学校)、瀬谷更生保護協会会長賞/仙田夢栞(南瀬谷中学校)、瀬谷保護司会会長賞/大小原統真(横浜隼人中学校)、瀬谷区更生保護女性会会長賞/菅沼莉愛(南瀬谷中学校)、瀬谷区社会福祉協議会会長賞/今泉琴梨(横浜隼人中学校)

 【優秀賞】五十嵐隆志(原中学校)、坂入瑠南(同)、百瀬真心(南瀬谷中学校)、土田哲平(東野中学校)、田畑百惠(同)、片野一花(下瀬谷中学校)、小林柚菜(同)、横溝心真姫(同)、石井結都奈(同)、吉本芽生(横浜隼人中学校)、中島理(同)、岡部紗和(同)、村山心都莉(同)、永島椿季(同)、金冠成(同)、筏陽菜香(同)、遅野井結(同)

山中市長、高市内閣に物価高対策や子育て支援策を期待 新政権発足でコメント

 横浜市の山中竹春市長は10月21日、高市内閣の発足を受けてコメントを発表した。

 山中市長は、日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという高市首相の決意が打ち出された内閣だと評価し、期待感を示した。また、自民党と連立を組むことになった日本維新の会が主張する「副首都構想」に関連し、「多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待している」とした。

 山中市長のコメントは次の通り。

 「日本が直面する課題の解決に迅速に取り組むという、高市総理の決意が打ち出された内閣だと期待しています。高市総理におかれましては、「暮らしの安全安心の確保」と「強い経済の実現」に向けて、物価高対策やさらなる子育て支援施策の充実など、地方の声を踏まえた実効性ある取組を進めていただくことを期待しています。また、副首都構想を含む多様な大都市制度に関する国民的議論の推進を期待しています。横浜市では、1年半後に「GREEN×EXPO 2027」の開催を控えています。大阪・関西万博に続く我が国の万博の成功に向け、国とホストシティの横浜市との一層強固な連携をお願いいたします。

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横浜市役所(資料写真)

元水道局職員 工事で撤去の廃材を転売 在職時の行為で退職金不支給

 横浜市水道局は在職中に窃盗行為を行った元職員を免職相当として、退職手当を全額不支給にしたことを10月17日に発表した。

 元職員は技能職員として三ツ境水道事務所=瀬谷区=に在籍していたが、昨年10月から今年3月の定年退職までの間に計6回、水道工事で撤去した廃材を無断で持ち出した。知人を通じて廃材をリサイクル業者に転売し、合計8万1650円を得ていたという。

 4月に同事務所から瀬谷警察署に被害届が提出され、元職員は7月25日に送検された。転売で得た金額は全額、水道局に返納されている。

 市は元職員について、免職相当と判断し、退職手当を全額不支給とした。

 水道局は17日付で、居酒屋に職員を呼び出し、暴言などのパワハラを行った50代の職員を停職3カ月、職場の女性トイレに侵入し、スマートフォンで動画を撮影した20代の職員を停職6カ月の懲戒処分にしたことを同時に発表した。

 これらの不祥事に水道局は「公務員としてあるまじき行為であり、市民の信頼回復に向けて再発防止に取り組む」とコメントしている。

梶山さんのお気に入りの作品

横浜市瀬谷区在住 梶山さん 地域彩る一筆 10月29日まで ワンストロークペイント作品展 

 横浜市瀬谷区阿久和西在住の梶山美代子さん(74)が、自身初のワンストロークペイント作品展を長屋門公園蔵ギャラリー=瀬谷区阿久和東1の17=で29日(水)まで開催している。午前10時から午後4時(最終日は正午終了)。

 ワンストロークペイントとは、平筆に2色以上の絵の具を含ませ、一筆で美しいグラデーションや立体感を表現するアメリカ発祥の絵画技法。

 約30年前、梶山さんは友人からの誘いを受け絵画教室に通い始めた。師である谷野夏絵さんの提案もあり、認定講師の資格を取得。阿久和地域ケアプラザで長年ボランティアや、阿久和向原第二公園のトイレの壁面アートを手がけるなど活動してきた。「活動を通し、人生の先輩から学べる貴重な時間だった」と振り返った。

 同展を開催するにあたって、地域の人々から遠くに住む友人まで「見に行くね」とたくさん声をかけてくれたという。「人とのつながりの温かみを感じた」と梶山さんは語った。

 期間中は花や自然を板に描いたもの、薬手帳や雑貨に直接ペイントした作品を展示。「さまざまなものに絵を描けるワンストロークの醍醐味を楽しんでほしい」と来場者に呼びかけた。

昨年のスポーツフェスタ

横浜市瀬谷区のスポーツ協会とセンター 多彩な種目に親しんで 11月2日 車いすバスケ体験なども

 瀬谷スポーツセンター=瀬谷区南台2の4の65=と近くの南台公園グラウンドで11月2日(日)、「YOKOHAMA スポーツ・レクリエーションフェスティバル2025」と「瀬谷区スポーツ協会 第16回瀬谷区スポーツフェスタ」が開催される。午前8時30分〜午後5時。

 子どもからシニアまで幅広い世代に運動を楽しんでもらおうと、同センターと同協会が共同する事業。

 同センターでは、年齢関係なく楽しめるラケットスポーツ「ピックルボール」(事前申込のため要確認。小学1、2年生は保護者同伴/500円)などを実施。その他にも申込が必要なプログラムがあるため要確認。   

 音楽に合わせて楽しみながら体を動かす「ズンバ」(当日受付/500円)など当日受付のプログラムも行われる。また、特別企画として小学生4〜6年生を対象とした「車いすバスケットボール体験」(当日受付/無料)も開催。

 グラウンドではゲートボールやディスクゴルフ、サッカー、ストラックアウトなど様々なスポーツを無料体験できるほか、スピードガンによる球速測定にも挑戦できる。

 屋内スポーツは室内履きが必要。各プログラムのタイムスケジュールや対象など詳細は同センターのホームページで確認を。(問)同センター【電話】045・302・3301

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緑豊かな同所

横浜市旭区の今宿コミュニティガーデン 花摘みやさつまいも掘りで自然に親しむ 11月1日にイベント 飲食物の販売、音楽演奏も

 「今宿コミュニティガーデン」=横浜市旭区今宿2の20=で11月1日(土)、「いまコミまつり 2025」が開催される。午前10時から午後0時30分。入場無料。

 同所は、横浜市が所有する約600平方メートルの土地を、地域住民らによる今宿コミュニティガーデン友の会が管理。野菜や果物、花を栽培している。

 当日は、小学生対象のさつまいも掘り(10時〜)や、大衆歌謡バンド「トリオ松竹梅」による音楽演奏(11時〜)、ビンゴ大会(正午〜)などが催される。他にも飲食物、地元産野菜、雑貨、CDなどの販売や、ハーブの摘み取り体験も行われ、老若男女問わず楽しめる内容となっている。

 雨天中止。同所へは相鉄線二俣川駅北口バス乗り場から、旭高校入口行に乗車し、ニュータウン第6バス停で下車後、徒歩2分。問合せは友の会の徳留さん【携帯電話】090・4754・0900。

横浜市旭区の追分・矢指市民の森 薄紅色のコスモス一面に 10月いっぱいまで見頃

 菜の花やヒマワリなど四季折々の花を楽しめる、追分・矢指(やさし)市民の森=横浜市旭区矢指町=。ピンクや白、赤紫など色とりどりのコスモスが見頃を迎えている。=写真

 約3000平方メートルの敷地に、およそ2万本のコスモスが植えられている。同地を管理している「追分・矢指市民の森愛護会」の関水金作会長によると、10月いっぱいまでが見頃とのことだ。

 10月17日に町田市から訪れていた60代の男性は「初めて来たが、規模も大きくて見ごたえがある。今度は孫も連れて来たい」と話した。

対策が奏功

 昨年は、記録的な猛暑や雨の日が少なかった事が原因で、コスモスの多くが咲かなかった。強い日差しにより土の水分が蒸発したため、水分不足によりほとんど発芽しなかったという。

 関水会長によると、今年は例年より早い7月頭の梅雨時に種をまくことで水分不足を回避。これが功を奏し、開花にこぎつけた。

 同所へは相鉄線三ツ境駅から徒歩約25分か、若葉台中央行きバスで西部病院前で下車し、徒歩約10分。

横浜市瀬谷区 警察や交通安全団体が事故防止を訴え 「夕暮れから点灯を」

 相鉄線瀬谷駅北口広場で9月26日、「秋の全国交通安全運動」に合わせたキャンペーンが行われ、瀬谷警察署(木暮勝署長)、山岸秀之瀬谷区長をはじめ、関連団体が交通安全を呼びかけた。神奈川県警察音楽隊やカラーガード隊も参加し、会場を盛り上げた=写真。

 この日は関係者らが通行人に、夕暮れ時からライトを点灯することや、反射材のキーホルダーなどを配布し、夜間の事故防止を促した。自転車運転時のヘルメット着用も呼びかけ、自転車事故の被害軽減なども啓発した。

 木暮所長は「一人一人の交通ルール厳守が交通事故を防ぐことにつながります」と話した。 

横浜市役所(資料写真)

横浜市職員 月給1.3万円引き上げへ 人事委員会が勧告

 横浜市人事委員会は10月15日、2025年度の市職員給与について、月例給を平均1万3469円引き上げる勧告を行った。

 今年4月時点で規模100人以上の民間企業の給与は41万8549円で市職員は40万5080円だった。差額の1万3469円(3.33%)を埋めるために引き上げを勧告した。差額が3%を超えたのは、1991年以来34年ぶり。

 30歳代までの職員を中心に、全体を引き上げる。特別給(ボーナス)は0.05カ月分引き上げ、4.65カ月とする。

 勧告通りに改定されると、職員の平均年収(平均41.1歳)は現行の665万7千円から690万1千円へ24万4千円増加する。行政、消防、教育、医療職員を合わせた影響額は約80億3千万円に上る見込みだ。