町田版【10月23日(木)号】
【1】リメイク作業に励む手芸部の部員たち【2】在庫となっている衣料 【3】生まれ変わったリメイク品

社協 在庫衣料をリメイク活用 企業らと福祉還元目指す

 町田市社会福祉協議会が過去の事業によって在庫となった衣料からカードケースやミニポーチなどを制作し、その売り上げを社会事業に還元する取組みを先ごろ始めた。今年度中に計800個の制作を目標にしているといい、取組みを通じ市内経済を活発化させていきたい思いもあるという。

 社協が先ごろ始めたのが、「バザーでエール手芸部」事業。過去に子育て支援を目的に実施したバザー事業で市民から寄付されたものの、販売に至らなかった子ども用の衣料を活用するもので、その在庫を管理している原町田のせりがや会館が2027年3月に閉館することがきっかけになったという。

 在庫になっている衣料から制作するのはカードケースやミニポーチ、コードホルダーなど。それらを市内の企業に買い取ってもらい、ノベルティなどとして活用してもらう考えで、売上を乳幼児・高齢者向けサロンやフードバンクなどに還元していくという。「企業にとってはSDGsや社会貢献の取組みになると考えた。市内経済の活発化につながればとも思う」と社協担当者。在庫の衣料は海外に寄付する選択肢もあったというものの、「それでは地域の循環につながらないとなった。地域のために役立てられればと思う」と話す。

 一方で、社協には手芸部をボランティアや社会貢献活動に参加できる場として活用してもらいたいという思いもある。子育て・高齢世代などが共に活動することで、「異世代交流の場になれば。地域のつながりが生まれてほしい」と社協担当者は力を込める。

人手不足

 課題となるのが、企業へ安定供給だ。今年度中にリメイク品800個の制作を目標に掲げるが、人手が足りず、作業が進んでいないのが現状といい、「ミシンが苦手でも、布を裁断するだけの参加も大歓迎です」と社協担当者。現在、協力者を募集しているという。「膨大な数の衣類がリメイクを待っている。ぜひ力を貸してほしい」

エアーを決める冨高さん

町田出身冨高さん 現実味帯びる五輪メダル 女子モーグル

 町田市出身でフリースタイルスキー・女子モーグルの冨高日向子さん=中面・人物風土記で紹介=は来年行われるミラノ・コルティナ2026冬季五輪への出場が見込まれている。初めて出た北京五輪では19位。悲願のメダル獲得へ勝負の五輪シーズンに突入する。

 モーグルはコブのある斜面や途中2カ所のジャンプ台を滑り、ターンの精度やスピード、エアーと呼ばれるジャンプでの技の難易度を採点によって競う競技。

 冨高さんは小学4年の時に競技を始めると、中学3年でワールドカップに初出場。多摩大学3年だった2022年には北京五輪へ出場した。現在は同大学学生課の職員という立場だが、スキーがメインの活動で、ミラノ・コルティナ五輪を目指し世界各国でのワールドカップを戦っている。

 モーグルの日本代表には男女各4人の出場枠がある。五輪開催シーズンを含む直近2シーズンのワールドカップや世界選手権での成績が選考の基準。正式な内定は来年1月中旬だが、冨高さんは現在、女子選手で2番手の位置につけており、出場はほぼ確実な状況だ。

 北京では決勝にも手が届かなかったが、今年3月の世界選手権では銀メダルを獲得。着実に力をつけており、五輪でのメダルにも期待が高まっている。

あっという間の4年

 冨高さんは北京からの日々を「あっという間だった」と振り返る。だがこの間、「ターンより苦手」というエアーの練習に重点的に取り組み、「精度は確実に上がっている」という手ごたえを掴むに至った。また、ターンのスピードも強化され、2023年には初めてワールドカップで3位に。これまでは4位に留まることが多かったが、一皮むけてトップレベルで勝負ができるようになってきた。

ミラノこそ大一番

 冨高さんは元から「ミラノ・コルティナでのメダルを目標」と定めていたこともあり、北京では「まずは楽しもう」と思って滑ったという。

 五輪特有の緊張感も体験し、来年2月のミラノ・コルティナこそが競技人生をかける大一番の舞台となる。「メダルは狙いに行くが、気負いすぎてもいいことはない。一番いい滑りをしたい。それがメダルにつながる」と自然体で臨むつもりだ。

来年行われる冬季五輪モーグル競技でメダル獲得が期待される 冨高 日向子さん 町田市出身 25歳

気負わず目指す表彰台

 ○…初の五輪出場となった3年前の北京は19位。それでも「まずは楽しもうと思っていたし、良い滑りができた」とあっけらかんと振り返れるのは、初めから来年のミラノ・コルティナ五輪に照準を置いていたから。北京はあくまで通過点。この3年間で、ワールドカップや世界選手権では表彰台に上がった。集大成の舞台が近づいている。

 ○…両親に連れられスキーを始めたのは3歳。当初はレジャーだったが、小学生になると「圧雪された平らな斜面はつまらない」とコブ斜面に関心が向くようになった。4年生でクラブに入り競技者の道へ。冬になると毎週末、長野県白馬村に通い実力を磨いた。高校2年でワールドカップを回るようになってから、シーズン中は世界各地を転戦する日々だ。

 ○…肩書は母校である多摩大学学生課の職員。スキーをメインに活動しているが、オフシーズンは町田にいることも多いという。「リフレッシュはK―POPのライブに行くこと。あとは地元の友だちに会う。そういう時はスキーの話はしませんね」。山から降りれば、五輪選手も自然体に戻る。地元での思い出の場所は「近所のサイゼリヤ」。「中学時代に友だちとよく行きました」と懐かしく振り返る。

 ○…モーグルを30代まで続ける選手は稀。その先の将来像について「モーグルを広める活動はしたい」と漠然と思い描く。「1競技の中にコブとエアーの2要素があることが魅力」と感じているという。ただ、「来年が最後の五輪かは決めていない」と今は目の前の大会に集中。競技者の間は結果を出すことで、その面白さを伝える。「気負ってもいいことはない。いい滑りをすることがメダルにつながる」と静かに戦いに臨む。

犬猫のイベント、中町で11月1日 犬の譲渡会も

 中町の東京ガスライフバル町田まちだ店で11月1日(土)、犬や猫に関する企画が用意される「わんこ にゃんこマルシェ」=画像=が開かれる。グッズ販売や保護犬の譲渡会のほか、飲食ブースやキッチンカーも登場するイベントで、在宅避難を考える蓄電池やエネファームの紹介コーナーなどもある。時間は午前10時から午後2時。入場無料、雨天中止。駐車場あり。主催する同店担当者は「11月1日の犬の日に初開催します。お気軽にお立ち寄りいただければ」と話している。

25日にも

 同店は10月25日(土)に旭町などで開かれるイベント「まちだイイモノ○(まる)ごと祭」=関連記事あり=の会場の1つにも。親子で楽しめる催しや体験ブースを予定しているという。

町田の名産品、親子企画も 25日 旭町など4会場で

 町田の名産品が集まり、親子で楽しめる企画などが行われる催し「まちだイイモノ〇(まる)ごと祭2025」が10月25日(土)、旭町などを会場に開かれる。

 6回目となる今回は4会場で様々なイベントが開催される=告知(写真)。

 「名店にぎわいフェスタ」とする旭町・岡直三郎商店会場ではサンドイッチやソーセージなどの町田の名店がブースを出店。醤油や蜂蜜などの名産品も販売され、キッチンカーが来場者を出迎える。

 また、中町の東京ガスライフバル町田会場では「街づくり応援フェスタ」として、子ども向けのハンドメイド雑貨の販売店や射的コーナーなどが登場。キッズパフォーマンスもあるという。

 「つながるフェスタ」のこんどう整形外科会場(旭町)は、診察室が子どものための「お医者さん体験」スペースになるほか、リハビリ室がコンサート会場になる予定。さらにスーパーボールすくい等アトラクションも盛り沢山。生活クラブ館まちだ会場では、「たべる・はたらく・つながるフェスタ」と題して、野菜や果物の販売などが行われる。

抽選会も

 当日はゼルビーとドーラも会場へ駆けつけるほか、各会場の販売ブースで買い物をするとお楽しみ抽選会(景品が無くなり次第終了)に参加でき、お菓子がもらえるスタンプラリーも実施されるという。「まちだイイモノ〇ごと祭2025」は午前10時から午後4時まで。小雨決行。

出発を見送る五十嵐署長(手前)ら

全国地域安全運動 青パトが広報啓発に出発 町田署で式典

 全国地域安全運動(10月11日から18日)に合わせて10月11日、民間団体などが自分の車でパトロールを行う「青色防犯パトロール」の出発式が町田警察署講堂で行われ、実施団体などが集まった。

 町田市では2004年から青パトの活動を行っており、現在は8団体17車両が参加している。同運動に合わせて、10月に出発式が行われるのが通例だ。

 当日は参加団体に加え、町田防犯協会、市役所、管内の町内会・自治会など約20人が参加。式の冒頭、五十嵐真慈署長が「地域一丸となって安心安全な街を作りたい。(青パトは)警察がカバーできないきめ細やかなパトロールができる」と意義を訴えた。

 その後、町田市防災安全部市民生活安全課の大石悠馬担当係長が「青色防犯パトロール隊、広報啓発活動に出発します」と高らかに宣言。駐車場に移動し、五十嵐署長、山下幸光町田防犯協会会長、中一登町田市町内会・自治会連合会会長代行などが見送る中、青いパトランプを付けた車が街中へと出発した。

狂言会の告知

解説付き狂言会 11月29日 桜美林ホールで

 本町田の桜美林芸術文化ホールで11月29日(土)、狂言会が開催される。庶民のお笑いとして親しまれてきた狂言を事前解説を聞きながら楽しめるもので、桜美林大学の講師・野村万之丞らが出演。午後2時開演(受付、開場は1時30分から)、一般2千円で学生(6歳〜25歳)は千円。障害者1人につき、介助者のみ1人無料(障害者手帳を提示のうえ)。

 申し込みは来館または電話、ホールHPの申込みフォームから。支払いは当日か、事前にホール1階の窓口にて(現金のみ)。全席自由、未就学児の入場は不可。公共交通機関を利用のうえ。

昨年の第2弾

 同ホールは「昨年好評だった『ひなたやま狂言会』の第2弾。日本の伝統文化に触れてもらえれば」としている。申し込み・問い合わせ(平日午前10時から午後4時)は同ホール【電話】042・739・0071まで。

作品を手にする(左から)学芸員の渡辺眞弓さん、松浦さん、金井田さん、丸山さん

シルクメロン アート作品に 現在開催中の多摩美展で

 現在開催中の多摩美術大学90周年記念展に、町田市の特産品であるまちだシルク農園(小山ヶ丘)の「まちだシルクメロン」が登場している。

 メロンに見立てた風船や、学生たちがデザインした架空のメロン商品のパッケージなどのアート作品に形を変え、発案した情報デザイン学部3年の学生で構成されるチーム「3illi(ミリ)」(金井田誠悟さん、眞鍋咲紀さん、丸山竜司さん)は「地域とつながりを持ったものを作りたかった」と経緯を振り返る。

 実際に農園を訪れ、宙に浮くように実る水耕栽培の光景などから作品づくりにあたったといい、協力したまちだシルク農園の松浦真社長は「この取り組みが、子どもたちの記憶に残り、農業や地域の魅力に気づくきっかけになれば」と話している。

11月3日まで

 展覧会は、多摩美術大学BLUE CUBE(小山ヶ丘6の4の8)で、11月3日(月・祝)まで。開館は正午から午後5時、入場無料。丸山さんは「まちだシルクメロンを会場で浮かべに来てください」と呼びかけている。

清掃にあたる会員ら

シルバー会員ら市内清掃 恒例行事 ボランティアで

 町田市シルバー人材センターの会員らによる市内一斉美化清掃が18日、行われた。ボランティアで行われる恒例行事で、相原駅周辺ではほうきやちりとりなどを手にごみを拾う会員の姿がみられた。

 会員の一人は「たばこの吸い殻やプラスチックの不要物などがあったが、普段からごみ拾いにあたる人がいるようで、相原駅周辺は比較的きれいだった」と汗をぬぐい、一緒にごみ拾いにあたった会員は「雑草取りも行った」と笑顔をみせた。

生きがいつくる

 仕事を提供し高齢者の生きがいづくりを進めているシルバー人材センター。この日参加した会員のなかには普段の業務について、「チャレンジ精神をもって取組み、健康づくりにもつながっている」と話す人も。「これからも無理なく取り組んでいければ」と話している。

「絶対に聴き逃せない」公演 高橋・前川デュオ開催

 クラシックファンが待ちわびた歌声が、ホールに響き渡る。日本テノール界の第一線で活躍する前川健生さんが、満を持して町田に初登場。実力派ソプラノ・高橋さやかさんと共に、10月30日(木)に記念すべきデュオコンサートを披露する。

 ソプラノの高橋さんは、東京藝術大学の博士課程を修了後、奨学金を得てフランスに留学し国内外のコンクールで優勝・入賞を重ねてきた。一方の前川さんは、大ホールにも響き渡る輝かしく爽快な歌声が持ち味で、二期会本公演など大舞台での豊富な経験を誇る。

必聴の「マノン」

 プログラムは日本歌曲やイタリア歌曲、オペラなど多彩だが、中でも一番の聴きどころはフランスオペラ「マノン」のハイライトだという。主催の柴田さんは「待ちに待った前川さんの町田初登場が実現し、こんなに嬉しいことはありません。素晴らしい高橋さんとのデュオとなれば、これはもう絶対に聴き逃せない公演です。筆舌に尽くしがたい名演になることを確信しています」と熱く語る。

 午後2時開演(1時30分開場)。チケット3千円。会場は町田市民フォーラム3階ホール。予約・問合せは主催者・柴田さん【携帯電話】090・1734・8116へ。

「ここ、なんだろう?」町田の渦の中心で、新しい出会いが生まれる場所『はっとまちだ』 はっとまちだ青木さん 宮本さん

 町田駅前の賑やかな大通り。多くの人々が行き交うその一角に、まるで生き物のように渦を巻き、空へと伸びていく不思議な建物があります。「あれは何だろう?」-道行く誰もが足を止め、視線を奪われるこの場所が、町田の新たな交流拠点「はっとまちだ」です。コンセプトは「日常も特別も。あなたとまちをつなぐ。」。人と人が出会い、言葉を交わし、新しい何かが生まれる-そんな可能性に満ちた、まさに「生きている」場所です。今回は、「はっとまちだ」で活躍されている青木さんと宮本さんにお話を伺い、ここで紡がれる物語について探りました。※こちらの内容は町田市シティプロモーションサイト「まちだで好きを続ける」に公開されたものの一部です(9月18日更新)

 まず、「はっとまちだ」は、どのような場所なのでしょうか?

 「大きく分けて4つの顔があります。まず、町田のイベントやお店の情報を『知る』案内所としての顔。それから、地元のお店の美味しいものを気軽に『味わう』テイクアウトの顔。作り手の想いがこもった逸品に『感じる』物販の顔。そして最後に、誰もが自由に休憩したり待ち合わせたりと、思い思いの時間を『過ごす』フリースペースとしての顔です。この4つの機能を通して、皆さんとまちをつなぐお手伝いをしています」

 こうした多彩な顔で人々を迎え入れる「はっとまちだ」ですが、訪れた人がまず心惹かれるのは、そのユニークな姿かもしれません。空へと伸びる渦巻き状の屋根は、なんと高さ約8メートル。きらりと光る銅板は、時と共に色合いが変化し、まちと共に呼吸をしていきます。

 「オープンしてから、『ここ、民間交番だったよね?昔よく道を聞いてたんだよ』って声をかけてくださる方が本当に多いんです」

 そう、この場所はもともと「民間交番」として地域に親しまれていた場所でした。道案内をきっかけに、話が広がっていくことも多いそうです。

 「『昔はこうだったよ』『あそこのお店、新しくなったよ』『こんな活動をしている人がいるよ』など、逆に私たちが新しい情報を教えていただくこともたくさんあります」

 新しい建物は、人々の中にあるまちの記憶を呼び覚まし、過去と今、そして未来をつなぐ対話のきっかけになっていました。ここでは訪れる人から渡された知識のバトンが、また次の誰かへと手渡されていくのです。

 そんな「はっとまちだ」の店内には、町田の作り手たちが生んだ、こだわりの品々が並びます。ここで大事にされていらっしゃることは何でしょうか?

 「商品をただ並べるだけでなく、作り手の方がどんな想いで作られているのか、その背景にあるストーリーと一緒にお届けしたいと思っています。接客していると、お客様に『こんなかっこいいの町田にあったんだ?』って驚かれることも」

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フジバカマを見守る青木さん

「旅するチョウ」今年は? 相原・青木さん 花を植え、呼び込み

 相原町在住の青木学さんが「旅するチョウ」と称されるアサギマダラを相原地区に呼び込もうと取組みを進めている。

 このチョウが好むキク科の多年生植物であるフジバカマを植え呼び込む「作戦」で、構想を抱いてから3年目となった昨年の10月下旬に初めてアサギマダラが飛来。今年はフジバカマの数を増やして、昨年確認できた数より多くのチョウを呼び込みたいと考えているという。

 青木さんは「旅するチョウに興味を抱いたところ、町田市内のフジバカマがある場所にアサギマダラがやってきたことを知り、自分の畑にも植えてみた。2年前は花の数が少なく、来てくれなかったが、昨年飛来してくれた時は感激した」と笑顔をみせる。

10月下旬に

 今年も10月下旬から11月初旬にかけて飛来する可能性が高いと考えているといい、「楽しみ。いずれ相原エリアが長野県にある村のようにアサギマダラの里と呼ばれるようになれば。花の数を増やしていきたい」と話している。

 フジバカマが植えられた畑は青木さんが運営するアーチェリー場「花のやまフィールドアーチェリー」近く。見学自由という。

過去開催の様子

市民が彩る文化の祭典 29日から市民ホールで

 第47回町田市民文化祭が10月29日(水)から11月3日(祝)までの6日間、町田市民ホール(森野)で開かれる。主催は(一社)町田市文化協会。

 初日には記念式典に続き、午前10時30分から町田市出身のテノール歌手・鳥尾匠海さんによるウェルカムミニコンサートが開かれるほか、1階サロンでは午前10時から午後3時まで茶会も行われる(参加費700円)。期間中は、絵画、写真、書道、いけばな、陶芸といった多彩な作品展示に加え、舞踊、民謡、シャンソン、フラダンス、マンドリン演奏など、様々なジャンルの舞台公演も予定。

 最終日には「まほろ座 MACHIDA」でジャズライブも開催される。その他、映画上映会や陶芸体験、スタンプラリー、地場産野菜の即売会などの参加型企画も予定する。一部有料や事前申し込みが必要な催しも。問い合わせは町田市文化協会【電話】042・850・8422へ。

山下監督(右)と大学のたすきを掲げる佐藤さん

玉大女子駅伝チーム 関東5位、26日に全日本出場 4区佐藤さんが区間新記録

 玉川大学(玉川学園)・陸上競技部女子駅伝チームが4日、千葉県で開催された関東大学女子駅伝に出場。5位と好成績を残し、10月26日(日)に宮城県で行われる全日本大学女子駅伝への出場権を獲得した。

 玉大は今回、各選手がもつ5千mのタイムをもとにした前評判は高くなかったものの、「区間配置の妙」が生きた。全6区間のうち、最長区間で各大学のエースが集う3区8・6キロにチームで現在一番の力をもつ佐藤彩乃さんを配置せず、次の4区5・6キロへ。3区まで20チーム中、11位と苦戦していたが、たすきを受けた佐藤さんが4人抜きの好走を披露。7位まで押し上げ、5位入賞につなげた。

 山下誠監督は「選手一人ひとりの力を発揮させるための区間配置にした。佐藤を3区にしていたら、流れのなか挽回できなかったのではないかと思う。現在のチーム力では良い結果」と笑顔。好走が区間新記録の区間賞につながった佐藤さんは「前の選手が見えるところでたすきを渡してもらい、走りやすかった。目標にしていたタイムより速く、区間新記録であることを聞き驚いた」と話す。

 全日本大学女子駅伝への出場は4年連続23回目。玉大の過去最高成績は2001年の3位で、山下監督は「関東大会とは異なり、距離の長い全日本は強い選手を前半に投入して前の方をキープしなければ結果がついてこない。チームの状態は引き続きいい。がんばりたい」と意気込む。

 一方の佐藤さんは次回のシード権獲得となる8位がチームの目標と話し、「私個人としては強い大学の選手たちに負けない走りができればと思う」と話している。

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コニタンが三中で講演 命の大切さなど伝える

 本町田の町田第三中学校で先ごろ、俳優で「コニタン」の愛称で親しまれている小西博之さん=写真(第三中学校提供)=による講演が行われた。

 道徳の授業の一環として行われたもので、小西さんは自身の生き方や考え方を語り、「生きていれば100点満点以上、150点です」と命の大切さを伝えた。小西さんからのメッセージを受けた生徒からは感謝の言葉が聞かれ、講演を見守った同校の鈴木英顕校長は「熱く語っていただけた。このような機会がもてて何より。今回は公開授業として実施したが、開かれた学校教育を推進する目的もあった」と振り返っている。